JP6856584B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器に係り、特に使い勝手を向上した炊飯器に関するものである。
炊飯器は、炊飯後に鍋(内鍋)や放熱板ユニット(内蓋)などを取り外して洗浄する必要があり、炊飯時には、取り外した鍋や放熱板ユニットを炊飯器本体に取り付けて炊飯を行う必要がある。
下記に示す特許文献1は、取り外した放熱板ユニットの取り付け忘れを防止するために、放熱板ユニットを取り外した状態では、操作スイッチの回動範囲が、放熱板ユニットを取り付けた状態と比較して大きくなり、操作スイッチが蓋の内側に陥没した状態になる。そのため、蓋を閉めなくても内蓋の有無を外観から確認することができる。
また、内蓋がない状態に外観で気づかずに、蓋を閉めようとした場合にも、蓋のツメが内釜のフランジに当るが、内釜のフランジはツメを開く方向に傾斜していないため、蓋を閉める抵抗が大きいために内蓋が取り付けられていないことに気付く。
特開2016−43210号公報
特許文献1に記載の炊飯器では、内蓋が取り付けられていないことには気づけるが、内蓋が正しい位置に取り付けられていない場合に気づかない。内蓋が正しい位置に取り付けられていない場合は蓋が閉まらない。一方、内蓋が正しい位置に取り付いてないと気付いたとしても、正しく取り付け直す必要がある。
その場合、内蓋の取り付けには、内蓋の凸部固定片を外蓋の凹部に挿入してからロックレバーで固定しなければならない。
本発明の目的は、内蓋が正しい位置に取り付いていない場合でも、簡便な操作で内蓋を装着することが可能な炊飯器を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本体部内部に設けられ有底円筒形状の内釜収容部と、前記本体部の上方を覆い該本体部と回転自在のヒンジ部で支持される外蓋と、前記内釜収容部に収納され該内釜収容部の端部にてフランジ部が保持される内釜と、該内釜の上部開口部を覆う内蓋と、前記本体部と前記外蓋との開閉を行うとともに、前記外蓋の上面と側面の両方の面の位置に略合わせて、前記両方の面にまたがる略L字状の操作スイッチと、を備え、前記内蓋と前記外蓋の一方につめ部を形成し他方に係止部を形成して勘合する勘合部を有し、前記つめ部と前記係止部は勘合される前に相対的に変位可能に弾性力で付勢され、前記勘合部は、前記内蓋に設けられた前記つめ部である凸部固定片と、前記操作スイッチ側に設けられた前記係止部である凹型可動部と、によって構成され、前記操作スイッチの内側の略角部近傍に回動可能となる支点および前記側面側に爪部を内側に突出して形成した可動片と、前記支点を支持する軸と、前記操作スイッチの側面を内側に付勢する付勢部材と、が設けられ、前記内蓋を取り付けた状態で前記外蓋を開成した場合、前記操作スイッチは、前記凸部固定片に押された凹型可動部の端面に当接するとともに、該操作スイッチの表面が前記外蓋の上面と側面の面と略同一面となる位置に付勢され、前記外蓋に前記内蓋を付け忘れた状態では、前記付勢部材の付勢力によって、前記操作スイッチの上面端部が前記外蓋の上面よりも上方に突出し、前記操作スイッチの側面端部が前記外蓋の側面よりも内側に陥没した状態となり、前記外蓋に前記内蓋を付け忘れた状態で前記外蓋を閉めた場合、前記爪部が前記フランジ部に当接した状態になり、前記勘合部は前記内釜を挟んで反対側に互いに相対して配置されるか、或いは、所定の間隔をおいて3か所以上に配置されるように構成する。
本発明によれば、内蓋が正しい位置に取り付いていない場合でも、簡便な操作で内蓋を装着することが可能となり使い勝手が向上する。
外観斜視図 蓋体開時の斜視図 全体断面図 係止部断面のスイッチ平時を示す図 係止部断面のスイッチ押下時を示す図 可動部断面の内蓋無を示す図 蓋体の斜視図 外蓋の図 凹型可動部の図 内蓋の図 内蓋の図 全体断面の蓋体閉時を示す図 全体断面の蓋体開時を示す図
次に、本発明の実施形態に係る炊飯器について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、内釜を加熱する加熱手段として電磁誘導式のものを例に挙げて説明するが、電気ヒータなどの別の加熱手段を適用することもできる。
図1は、本実施形態に係る炊飯器1を示す外観斜視図である。
図1に示すように、炊飯器1は、炊飯ユニット10と加熱ユニット20とを備えて構成されている。
炊飯ユニット10は、本体部11と、この本体部11の上部を覆う蓋体12と、ハンドル13と、を備えて構成されている。本体部11と蓋体12とで構成される外観は、おひつを模した形状を呈している。蓋体12には、本体部11と蓋体12とのロックおよびロック解除を行う略L字形状の操作スイッチ80とが設けられている。
加熱ユニット20は、略円錐台形状を呈する加熱部21を有し、この加熱部21の上面に炊飯ユニット10が載置されるように構成されている。このように加熱部21を略円錐台形状とすることにより、炊飯ユニット10を安定して支持することができる。
また、加熱ユニット20は、加熱部21の正面(前面)に、周面に沿って操作パネル22が設けられている。操作パネル22は、各種設定を行うスイッチ類22a、運転状態などを表示する表示部22bなどを備えている。また、加熱ユニット20は、加熱部21の後方に、略四角箱形状を呈する制御回路収容部23が設けられている。この制御回路収容部23から電源コード24が引き出されている。
図2は、炊飯器1の蓋体12を開けた状態を示す斜視図である。図12は全体断面の蓋体閉時を示す図である。図13は全体断面の蓋体開時を示す図である。
図2に示すように、炊飯ユニット10の本体部11には、有底円筒状の内釜14(釜)が収容されている。内釜14は、例えば、鉄などの強磁性金属を含む磁性金属と非磁性金属の複合材で形成され、上部開口14aの全周に略90度外周方向に曲げたフランジ部14bを有している。また、内釜14は、有底円筒形状の内釜収容部32(図3参照)に着脱可能に収容され、内釜収容部32の有底円筒形状の開口側端部32bにて内釜14のフランジ部14bを直接的・間接的に保持している。
蓋体12は、内釜14の上部開口14aを開閉するものであり、外蓋12aと内蓋12bとで構成されている。また、蓋体12は、本体部11の後端部において、ヒンジ部12dを介して回動自在に支持されている。ヒンジ部12dは、本体部11の平面視円形状の内側に位置するように配置され、また蓋体12を開く方向に付勢させるコイルバネ(図示なし)が設けられている。
外蓋12aは、略円盤形状を呈し、下面に内蓋12bを収容する凹部12a1を有している。また、外蓋12aの前端には、上面から側面にかけてL字状に形成された操作スイッチ80が取り付けられている。操作スイッチ80には、蓋体12を閉めて保持するために、後記するロック部90と係合してロックする爪部80b1が下部に設けられている。
内蓋12bは、外周縁部の全体にわたって設けたパッキン12b1と操作スイッチ80側に設けた凸部固定片12b5(図3)とロックレバー12c、またそれに取り付けられた外蓋12aの内側壁側に広がって固定する板バネ(可動部)12c1が設けられている。設けられたパッキン12b1は、蓋体12を閉じたときに、内釜14の上部開口14aを覆い、内釜14の内部を略密閉状態に保つようになっている。また、凸部固定片12b5と板バネ(可動部)12c1は、内蓋12bを外蓋12aに固定するもので、一方は板バネ(可動部)12c1と外蓋ツメ固定部12gからなる係止部Aにより固定され、もう一方は、凸部固定片12b5と外蓋12aの操作スイッチ80側に設けられた支持部12eの上に取り付けられた凹型可動部12fのつめ12f1からなる係止部Bで固定される(図9につめ12f1の詳細を示す)。取り外しの際はロックレバー12cを内側に倒すことで板バネ(可動部)12c1がゆるみ内蓋12bを取り外すことが可能となる。また各係止部は次のように固定されている。係止部Aは、図7、図8、図10、図11に示されるように、内蓋12bを押し込み板バネ(可動部)12c1と外蓋ツメ固定部12gが接したときに、外蓋ツメ固定部12gにより板バネ(可動部)12c1の山折り部が押し上げられ内蓋12bは奥に入る。外蓋ツメ固定部12gが板バネ(可動部)12c1の山折り部を越え、板バネ(可動部)12c1のバネ力により、板バネ(可動部)12c1が元の位置に戻ることで外蓋ツメ固定部12gと板バネ(可動部)12c1の山折り部が係合し固定される。係止部Bは、内蓋12bを押し込み凸部固定片12b5とつめ12f1の斜面同士が接触したときに、内蓋12bを押す力が凹型可動部12fを押し上げる。凸部固定片12b5がつめ12f1の斜面を越え、凸部固定片12b5が凹部に入ると押し上げていた力が解放され、80dのバネ力により12fが元の位置に戻り、12f1の平らな面と12b5の平らな面が係合し、固定される。
凹型可動部12fは、操作スイッチ80により外蓋12a側からつめ12f1を内側へ突き出しており、内蓋12bを取り付け時に凹型可動部12fが内蓋12bの凸部固定片12b5に押されて外側にスライドして、内蓋12bが通るスペースを広げる。取り付け後は操作スイッチ80bに押されてつめ12f1が内蓋12bの凸部固定片12b5にかかって固定する。
内蓋12bの凸部固定片12b5と板バネ(可動部)12c1を取り付ける順序は、板バネ(可動部)12c1を固定してから、凸部固定片12b5を固定することや、内蓋の12bを押して同時に取り付けることができる。さらに、凸部固定片12b5のもう一つの働きと、内蓋12bの板バネ(可動部)12c1と外蓋12aに取り付ける凹型可動部12fをそれぞれ設けることによるもう一つの働きについては後述する。
本体部11は、略円柱形状を呈し、内釜14を収容する内釜収容部32(図3参照)を有している。また、本体部11には、内釜14の外周に沿って延在する略環状の縁部11aが形成されている。この縁部11aの幅は、前端部11a1が最も狭く形成され、左右両側から後端部11a2に向けて徐々に広くなり、後端部11a2が最も広くなるように構成されている。
また、縁部11aの前端部11a1には、操作スイッチ80と係合してロックするロック部90(勘合部90aと背面部90bで構成)が内釜収容部32の端部32bもしくは端部32b側に設けられている。ロック部90は、爪部80b1と係合する勘合部90aと勘合部90aの先端側(本体部11外側)を低く傾斜した断面が略三角形状(図3参照)となる背面部90bを有している。
そして勘合部90a側には、勘合部90aに付勢し勘合部90aの先端より本体部11外側にその一部を突出して設けられた再掛防止部材91が設けられている。
ヒンジ部12dは、縁部11aの後端部11a2の幅内に略収まるように構成されている。これにより、蓋体12を閉じたときに、円柱形状を呈する炊飯ユニット10の周面からヒンジ部12dが突出しないようになっている。
図3は、炊飯ユニット及び加熱ユニットが分離した状態での断面図である。なお、図3では、一部を簡略化(断面の奥側に見える一部分を省略)して図示している。
図3に示すように、本体部11の下面には、凹部11bが形成されている。この凹部11bは、本体部11の直径よりも短く形成され、凹部11bの周囲に環状の支持部11cが形成されている。
支持部11cの幅は、前記した縁部11aと同様に、前端部が最も狭く形成され、左右両側から後端部11a2に向けて徐々に広くなり、後端部11a2が最も広くなるように構成されている。なお、支持部11cの複数個所には、ゴム製の滑り止め部材が嵌め込まれ、炊飯ユニット10のテーブルに載置したときの滑りを防止している。
また、凹部11bの天井板11eの中心部には、窪み部11sが形成されている。この窪み部11sは、天井板11eを上下方向に貫通する円形の円筒部11fと、この円筒部11fを塞ぐ伝熱板38とを組み合わせて構成されている。なお、窪み部11sの詳細な形状については後記する。
また、凹部11bは、上方に向けて縮径するように、円錐台形状の空間を有している。また、凹部11bの側面(周面)には、径方向外側に向けて凸となる位置決め凹部11gが形成されている。この位置決め凹部11gは、炊飯ユニット10と加熱ユニット20との取付方向を決めるものである。
また、本体部11の背面(後面)には、後方に向けて突出するハンドル支持板11hが設けられている。このハンドル支持板11hは、略三日月板状に形成され、ハンドル13が後ろ向きの水平位置で支持される高さ位置に取り付けられている。なお、ハンドル13は、その両端部が本体部11の左右側面側に回動自在に支持されており、前向きから後向きまでの範囲で回動するように構成されている。
加熱ユニット20は、加熱部21の上面に略円錐台形状の凸部21aを有している。この凸部21aは、前記した凹部11bの空間に沿う形状である。この凸部21aの上面21bの中央には、略円筒形状の突起部21cが形成されている。この突起部21cの円筒の内側には、温度センサ25が挿通され、突起部21cの上部開口21eから温度センサ25の上端部(上端面)が突出している。
また、凸部21aの側面(周面)には、径方向外側に向けて突出する位置決め凸部21dが形成されている。この位置決め凸部21dが、本体部11の位置決め凹部11gと嵌合することにより、炊飯ユニット10と加熱ユニット20との取付方向が決定される。すなわち、ヒンジ部12dが後端(奥側)に位置した状態で炊飯ユニット10が加熱ユニット20上に載置される。なお、位置決め凸部21dについても、前記した位置決め凹部11gと対応するように、前方や側方など他の方向に凸となるように構成してもよい。
また、凸部21aの周囲には、炊飯ユニット10の支持部11cが当接する環状の当接面が形成されている。この当接面についても、支持部11cと同様に、前端部が最も狭く形成され、左右両側から後端部に向けて徐々に広くなり、後端部が最も広くなるように構成されている。
以上、炊飯ユニット10を上方に持ち上げることで、炊飯ユニット10を加熱ユニット20から取り外すことができるようになっている。このように、本実施形態の炊飯器1では、炊飯後に、炊飯ユニット10のみを取り外してテーブル(食卓)に置くことができるようになっている。
制御回路収容部23は、略四角箱形状を呈し、加熱部21の後方に設けられている。また、制御回路収容部23の上面23bは、加熱部21の上面21bよりも上側に位置している。
制御回路収容部23の上面23bは、支持板11hの下方に位置し、上面23bは、支持板11hの下面と若干の隙間を有して配置されている。このように、制御回路収容部23を高くすることで、炊飯ユニット10を加熱ユニット20にセットする際のガイド部材として機能させることができ、炊飯ユニット10を加熱ユニット20にセットすることが容易になる。また、制御回路収容部23を高くすることで、制御回路23cを収容する空間を後方に向けて過度に突出させるのを防止できる。また、ハンドル13が支持板11hによって制御回路収容部23の上方で支持されるので、炊飯ユニット10を加熱ユニット20に載置する際に、ハンドル13が邪魔になることがない。
また、加熱ユニット20の下面には、複数の脚部26が設けられ、これらの脚部26によって加熱ユニット20を支持している。また、加熱ユニット20の側面下部には、図示していないが、吸気口が形成されている。なお、吸気口とは左右反対側の加熱ユニット20の側面下部には、排気口が設けられている。
本体部11は、外郭を構成する有底円筒形状の胴体部31と、内釜14を収容し内釜14のフランジ部14bを直接的・間接的に保持する内釜収容部32と、内釜収容部32の周囲に巻回される断熱材33と、を含んで構成されている。なお、内釜収容部32は、耐熱性を有する合成樹脂などで形成されている。
本体部11の下面側に形成された窪み部11sは、凹部11bの天井板11eに形成された円筒部11fと、円筒部11fを塞ぐ伝熱板38とによって凹状に形成されている。円筒部11fは、内釜収容部32の底部32aを貫通している。
伝熱板38は、アルミニウム合金などの熱伝導性の良好な金属によって断面視凹状に形成され、円筒部11fの開口11f1を覆うようにして閉塞している。また、伝熱板38の上部は、内釜収容部32内に露出している。また、伝熱板38には、径方向外側に突出する抜け止め用のフランジ部38aが形成されている。また、伝熱板38は、上下方向に可動できるように天井板11eと底部32aとの間に空間が形成されている。
また、円筒部11fの下部(凹部11b側)は、下方に向けて拡径するように構成されているので、突起部21cを窪み部11s内に容易に案内することができ、炊飯ユニット10を加熱ユニット20に載置することが容易になる。
内釜収容部32は、有底円筒形状を呈し、内釜収容部32の底部32aが凹部11bの天井板11eの内面(上面)に固定されている。
内釜14の底部14cは、中央部に上方に隆起した隆起部14dを有している。隆起部14dの中央部の下面には、伝熱板38が接触する。このように伝熱板38によって円筒部11fを塞ぐことにより、内釜14の熱が円筒部11fを通して下方に逃げるのを防止できる。
断熱材33は、真空断熱材で構成され、内釜収容部32の周囲全体を囲むように構成されている。また、断熱材33は、例えば、ガラス繊維を金属箔で挟み込み、内部を真空引きして構成したものである。このような断熱材33を適用することにより、炊飯器1を軽量化でき、炊飯ユニット10を持ち運ぶ際の運搬性を向上できる。また、断熱材33を設けることにより、炊飯後の熱が外部に逃げにくくなり、保温性能を向上できる。なお、断熱材33に替えて真空容器を適用してもよい。
また、本体部11の内部には、炊飯ユニット10の位置検出用の磁石16が設けられている。この磁石16は、胴体部31の後方の内壁面に固定されている。
加熱部21には、凸部21aの上面21bの下面(内面)に加熱コイル27が設けられている。この加熱コイル27は、例えば、リッツ線を巻回して平面環状に構成されている。また、加熱コイル27は、コイル保持部28上に載置されている。
温度センサ25は、円柱形状を呈し、軸方向(上下方向)の中間部につば部25aが形成されている。つば部25aと、加熱部21内に形成された受け部21gとの間にコイルばね39が介装され、このコイルばね39の付勢力によって、温度センサ25を上方(上部開口21eから突出させる方向)に付勢している。
制御回路収容部23の内部には、制御回路23cが収容されている。この制御回路23cは、基板に加熱コイル27に電力を供給するインバータ制御回路などを備えて構成されている。また、制御回路23cは、温度センサ25が検出した温度情報や制御プログラムに応じて、加熱コイル27へ供給する電力を制御する。
また、制御回路23cには、炊飯ユニット10側の磁石16の磁気を検出する検出部23dが設けられている。この検出部23dは、例えば、ホール素子で構成され、位置決め凹部11gと凸部21dとが嵌まり合う状態で炊飯ユニット10が加熱ユニット20に載置された場合に磁石16と対向するようになっている。この磁石16と検出部23dとが対向することで、炊飯ユニット10が加熱ユニット20の所定位置に載置されていることが制御回路23cによって検知され、このような状態の場合のみ炊飯器1が作動するよう
になっている。
加熱ユニット20は、制御回路収容部23内の空間R1と加熱部21内の空間R2とが互いに連通して、冷却風路を構成している。この空間R1と空間R2とにまたがるように冷却ファン40が配置されている。炊飯時に冷却ファン40が作動すると、図示していないが、吸気口から吸気された空気が、白抜き矢印で示す方向に流れることで、制御回路23cおよび加熱コイル27が冷却されるようになっている。冷却後の空気は、加熱ユニット20に設けられた図示しない排気口から外部に排出される。
なお、本実施形態では、制御回路収容部23には、空間R1と連通する孔が形成されていないので、仮に加熱部21や制御回路収容部23に対して上方から水などの液体が降りかかったとしても、制御回路23cに不具合を生じさせることがない。なお、突起部21cの上面開口21eについては、加熱部21の空間内において加熱コイル27側の空間と遮断されている。
炊飯ユニット10を加熱ユニット20に載置すると、加熱部21の凸部21aが本体部11の凹部11bと嵌合することで、炊飯ユニット10が傾くことなく、加熱ユニット20に載置される。また、凹部11bの周囲の支持部11cが凸部21aの周囲の当接面に当接することで、炊飯ユニット10が加熱ユニット20に支持される。このとき、温度センサ25が突起部21cの上面開口21eから突出するように、コイルばね39によって付勢されているので、温度センサ25の先端上面を伝熱板38の下面に密着させることができる。また、伝熱板38は、内釜14に密着するので、温度センサ25によって、内釜14の温度、換言するとご飯の温度を精度よく検出することができる。
また、本体部11の凹部11bの空間と加熱部21の凸部21aとが略円錐台形状に形成されているので、凸部21aを凹部11bに挿入し易くなり、炊飯ユニット10を加熱
ユニット20に載置し易くなる。
断熱材33は、内釜14の周囲に円形に配置されている。また、断熱材33の中心は、内釜14の中心に対して後方に偏心して配置されている。すなわち、前端における内釜14と断熱材33との間隔が最も狭く、後端における内釜14と断熱材33との間隔が最も広く、前端から後端に向けて徐々に間隔が広くなっている。このように後ろ側が広くなっているのは、ヒンジ部12dが設けられていることによる。よって、断熱材33を後ろ側の幅に合わせて全体を間隔で配置するよりも、断熱材33を内釜14に対して偏心して配置することで、炊飯ユニット10の外形を小さくすることができ、炊飯器1の小型化を図ることができる。
内蓋12bは、内釜14の内部の蒸気の排出を制限して所定圧力に保つ調圧弁12b2を有している。調圧弁12b2を通過した蒸気は、蒸気通路12b3を通って、蓋体12(外蓋12a)に設けられた蒸気口12b4から炊飯器1の外部に排出される。
操作スイッチ80は、外蓋12aの上面と側面の両方の面(表面)の位置に略合わせて、両方の面にまたがる略L字状の形状を呈し、表面には意匠を施した部材80aと、その略L字形状の内側の略角部近傍にW方向に回動可能とする支点と外蓋12aの側面側に釣り針形状の爪部80b1を有した可動片80bと、前記支点を支持する軸80cと、操作スイッチ80をW1方向(内側)に付勢する付勢部材80d(例えばコイルバネ)が設けられている。
爪部80b1は、可動片80bの下部から内側に突出し、後述するように勘合部90aと勘合(ロック)する形状であればよい。つまり、爪部80b1は可動片80bの下端に付いていなくてもよい。
操作スイッチ80は押し下げることにより、ある支点で回転可能であればよいので、本実施例の操作スイッチ80のように略L字状の縦断面形状に限られない。例えば、湾曲形状や円弧形状、多角形状でもよい。同様に、可動片80bも略L字状の縦断面形状に限られない。
凸部固定片12b5のもう一つの働きは、この操作スイッチ80の回転可動する範囲を規制するものである。内蓋12bを取り付けた状態で蓋体12を開成すると、図4に示すように、操作スイッチ80は、凸部固定片12b5に押された凹型可動部12fの端面に当接し、この状態では、操作スイッチ80の略L字形状の表面は、蓋体12の上面と側面の面と略同一面となる位置で付勢される。この状態で蓋体12を閉めていくと、爪部80b1の下面とロック部90の背面部90bとが当接し、蓋体12を閉める方向に押し込むことにより、釣り針形状の爪部80b1は、背面部90bの斜面を下降することで操作スイッチ80をW2側にスムーズに回転し、勘合部90aの先端まで降下した後、今度は、再掛防止部材91の突出部に当接し、更に蓋体12を押し込むことで、再掛防止部材91を押し下げ、勘合部90aと再掛防止部材91との間に隙間が発生し、その隙間に操作スイッチ80の爪部80b1が付勢部材80dの力によって入り込み、勘合部90aと爪部80b1が勘合(ロック)して蓋体12が閉成する。
また、蓋体12を開ける場合には、操作スイッチ80の上面を押圧することにより、蓋体12が下方に押されると同時に、操作スイッチ80が軸80cを支点としてW2方向に回動することで、勘合部90aと爪部80b1の勘合(ロック)が解除される。該解除と同時に蓋体12はヒンジ部12dに設けられているバネの力によって開成し、また前記解除と同時に再掛防止部材91が勘合部90aに付勢することで、爪部80b1が勘合部90aに再掛することは無く、蓋体12はスムーズに開成する。
次に、内蓋12bを付け忘れた時の動作について図5及び図6を参照して説明する。
内蓋12bを付け忘れた状態では、操作スイッチ80がW1側に回転可能な範囲を規制する凸部固定片12b5が無いため、操作スイッチ80は更にW1側に回転して停止する。そのため、蓋体12が開成している場合、操作スイッチ80の略L字形状の上面端部は蓋体12の上面より上方に突出し、側面端部は蓋体12の側面より内側に陥没した状態となる。そのため、使用者は蓋体12が開成している状態で、外観を見るだけで異常に気付くことが可能となる。
また、内蓋12bを付け忘れたことに気づかず、この状態で蓋体12を閉めていくと、爪部80b1の下方側が内釜14のフランジ部14bに当接する。フランジ部14bは、勘合部90aの背面部90bのような傾斜を備えていないため、スイッチ80をW2側に回転させる力が働き難い。そのため、一定の力で蓋体12を閉めていくと、蓋体12が途中までしか閉まらないことで、使用者は、内蓋12の付け忘れを知ることが可能となる。
内蓋12bの板バネ(可動部)12c1と外蓋12aに取り付ける凹型可動部12fをそれぞれ設けることによるもう一つの働きは、各可動部12c1/fのうち、少なくとも2ヶ所以上の取り付けが十分であれば残る係止部が浮いていた場合でも、蓋体12を閉じるとパッキン12b1が内釜14と接触し、内蓋12bを外蓋12aに押し付けることで、浮いていた各可動部12c1/fが所定の位置に上がり、固定される。そのため、使用者は内蓋12bの取り付けが不十分であっても、蓋体12を閉じることで内蓋12bが正しい位置に取り付けられ、使用者は内蓋12bを取り付け直す必要がなく、正しい位置で落下する危険もなく使用できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
本実施形態では、特に操作スイッチ80の構成において、意匠を施した部材80aを表面に設けているが、部材80aと可動片80bが一体的に設けられても良く、また部材80aは無くても良い。
また、ロック部90の勘合部90aと背面部90bは一体でも別体でも良い。特に勘合部90aは強度を必要とするので金属で構成し、背面部90bを樹脂で整形しても良い。また、断面を略三角形にする必要もなく、例えば先端部を釣り針形状に曲げた(成型した)部材一点でも良い。またロック部90は内釜収容部32と別体に設けられていても良い。
また、本実施形態では可動部12c1/fは、外蓋12aに1ヶ所と内蓋12bに2ヶ所を設けているが、外蓋12aと内蓋12bのどちらか一方だけに複数ヶ所設けても良い。
これら係止部の位置は、2ヶ所であれば約180度(±10度)の間隔が、3ヶ所以上であれば、2ヶ所の係止部の間隔が等間隔以上に開いており、最も開いた間隔が180度未満の必要がある。例えば、3ヶ所であれば、2ヶ所が120度以上180度以内であり、4ヶ所の場合は、90度以上180度以内となる。
さらに、外蓋12aに取り付けた凹型可動部12fは操作スイッチの可動片80bで押されて固定されているが、独立したバネ材などで固定しても良い。
さらに、炊飯ユニット内に加熱ユニット組み込まれた一体の炊飯器でも良い。
上記した本実施例によれば、外観を見ることで内蓋の有無の確認ができるため使い勝手が向上し、更に小型化可能な炊飯器を提供できる。
1 炊飯器
10 炊飯ユニット
11 本体部
12 蓋体
12a 外蓋
12b 内蓋
12b5 凸部固定片
12c ロックレバー(内蓋)
12c1 板バネ(可動部)
12d ヒンジ部
12f 凹型可動部(外蓋)
12f1 可動部つめ部
12g ツメ固定部(外蓋)
12e 支持部
14 内釜(釜)
14c フランジ部
20 加熱ユニット
21 加熱部
22 操作パネル
80 操作スイッチ
80b 可動片
80b1 爪部
90 ロック部
90a 勘合部
90b 背面部
91 再掛防止部材

Claims (1)

  1. 本体部内部に設けられ有底円筒形状の内釜収容部
    前記本体部の上方を覆い該本体部と回転自在のヒンジ部で支持される外蓋
    前記内釜収容部に収納され該内釜収容部の端部にてフランジ部が保持される内釜
    該内釜の上部開口部を覆う内蓋
    前記本体部と前記外蓋との開閉を行うとともに、前記外蓋の上面と側面の両方の面の位置に略合わせて、前記両方の面にまたがる略L字状の操作スイッチと、を備え、
    前記内蓋と前記外蓋の一方につめ部を形成し他方に係止部を形成して勘合する勘合部を有し、前記つめ部と前記係止部は勘合される前に相対的に変位可能に弾性力で付勢され、
    前記勘合部は、前記内蓋に設けられた前記つめ部である凸部固定片と、前記操作スイッチ側に設けられた前記係止部である凹型可動部と、によって構成され、
    前記操作スイッチの内側の略角部近傍に回動可能となる支点および前記側面側に爪部を内側に突出して形成した可動片と、前記支点を支持する軸と、前記操作スイッチの側面を内側に付勢する付勢部材と、が設けられ、
    前記内蓋を取り付けた状態で前記外蓋を開成した場合、前記操作スイッチは、前記凸部固定片に押された凹型可動部の端面に当接するとともに、該操作スイッチの表面が前記外蓋の上面と側面の面と略同一面となる位置に付勢され、
    前記外蓋に前記内蓋を付け忘れた状態では、前記付勢部材の付勢力によって、前記操作スイッチの上面端部が前記外蓋の上面よりも上方に突出し、前記操作スイッチの側面端部が前記外蓋の側面よりも内側に陥没した状態となり、
    前記外蓋に前記内蓋を付け忘れた状態で前記外蓋を閉めた場合、前記爪部が前記フランジ部に当接した状態になり、
    前記勘合部は前記内釜を挟んで反対側に互いに相対して配置されるか、或いは、所定の間隔をおいて3か所以上に配置されることを特徴とする炊飯器。
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