JP6358969B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、米飯を炊飯、保温する炊飯器に関する。
従来、内釜の上方に鍔形状を有し、その鍔形状により本体に保持される炊飯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−65456号公報(第3頁、図1)
特許文献1に記載の炊飯器では、内釜の上端は鍔形状から更に上方に突出していて、蓋
体内部に突出部が収容されている。本体内には主加熱部、鍔形状を保持する箇所には抵抗線ヒーターが設けられており、それにより内釜は加熱される。
しかし、鍔形状から更に上方に突出した内釜の突出部を収容している蓋体には、内釜の突出部外周面を加熱する加熱手段が設けられていないため、鍔形状から更に上方に突出した内釜の突出部は温度が上昇しにくく、内釜の鍔形状より下の部分との温度差が大きくなることから、鍔形状から更に上方に突出した内釜の突出部の内周は結露しやすい、という問題があった。
また、蓋体を閉じた状態でも、本体と蓋体との間には外気と通気可能な隙間があるため、外気の影響を受けやすく、外気によって鍔形状から更に上方に突出した内釜の突出部は、より冷やされる虞があり結露を助長する、という問題があった。
結露は、炊飯の炊き上がり、保温に影響を及ぼす虞があり、特に保温時に発生する結露は内釜の内周に沿って保温中のご飯に到達し、ご飯がふやけてしまうことから大きく食味を損なってしまう。
本発明は、かかる課題を解決するために、鍔形状から更に上方に突出した内釜の突出部と、内釜の鍔形状より下の部分との温度差を低減し、結露の発生を抑制してご飯の食味を損なうことがない炊飯器を提供することを目的とする。
課題を解決する本発明に係る炊飯器は、上方が開口した本体と、本体開口から本体内に出し入れ自在に収納される上端が開口した内釜と、本体に回動自在に設けられ、内釜の上端開口を覆う蓋体と、本体内に設けられ、内釜を加熱する本体側加熱手段と、を備え、内釜には、内釜の上端開口よりも下方で、内釜の高さの半分よりも高い位置の外周面全周から、本体開口の内周よりも外側へ延びた鍔形状が設けられ、本体開口に内釜を収納したとき、内釜の鍔形状から上部は本体上面開口から上方へ突出していて、蓋体には、鍔形状から上部の内釜外周面と対向するように蓋体側加熱手段が設けられており、蓋体側加熱手段は、蓋体を構成する複数の部品で挟持され固定されているものである。
本発明によれば、蓋体に、内釜の鍔形状から上部の内釜外周面と対向するように蓋体側加熱手段を設けたので、内釜の鍔形状から上部の突出した部分を加熱することができ、鍔形状から更に上方に突出した内釜の突出部と、内釜の鍔形状より下の部分との温度差を低減することにより結露の発生を抑制できることから、ご飯の食味を維持することができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の内部構成を示す前側から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。
実施の形態1.
(全体の構成)
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の概略構成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の内部構成を示す前側から見た断面図である。図1から図2により、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の概略全体構成を説明する。
図1に示すように、100は本発明の実施の形態1に係る炊飯器であり、本体1と蓋体2で構成されている。本体1と蓋体2はそれぞれ用途に応じた樹脂素材からなり、例えば樹脂成形により形成されているが、必ずしも樹脂素材に限定されるものではなく、本体1及び蓋体2の外装に金属板を加工したものを使用してもよい。
蓋体2には、図1に示すように蓋上面カバー2aを有しており、蓋体2の前方寄りに操作結果や動作状況を表示するための表示パネル8の表示内容を視認できる透過性のある表示窓4が設けられている。また、図2に示すように蓋上面カバー2aの下方には蓋体2の内部空間である基板室2cが設けられている。
表示窓4の周辺には、炊飯器100を操作するために、それぞれ炊飯、保温、予約等の機能が与えられた各種の操作キー(詳細図示せず)を有する操作部3が設けられていて、表示パネル8の表示内容を見ながら操作ができるようになっている。
基板室2cには操作表示基板9が収容される。操作表示基板9には操作部3の操作キーの入力を行うための図示しないスイッチや、前述の表示パネル8が耐熱性の樹脂で形成された保持部材10を介して搭載されている。また、操作表示基板9は図示しない制御基板と図示しないフラットケーブルで電気的に接続されている。
また、蓋体2の後方寄りには、炊飯時に発生する蒸気を排出する排気口2bが設けられている。なお、本発明の実施の形態1では、蒸気を本体外に排出するタイプの炊飯器で説明しているが、蒸気を本体外に排出しないタイプの炊飯器でもよく、その場合では蒸気の排気口は設けられない。
蓋体2は、蓋体2に設けられた図示しない係合部と、本体1に設けられた図示しない係止部が係合することで本体1の上面を閉塞している。本体1の前側に設けられた係止解除ボタン5を押込むことにより、図示しない係合部と係止部との係合が外れ、本体1の後側に設けられた図示しない回動軸を中心にして、開放方向への付勢力を蓋体2に与えている図示しない付勢手段により、所定の位置まで回動し開放される。
図2に示すように、本体1上面は開口しており、被炊飯物である水と米を収容する内釜6が着脱自在に収納される。内釜6は、被炊飯物である水と米を収容可能に上端が開口しており、図示していないが円形になっていて、内釜の上端開口よりも下方で、内釜6の全高の半分よりも高い位置の外周面から外側へ延びた鍔形状6bが全周に設けられている。
鍔形状6bは本体1の上面開口の内周よりも外側まで延びており、本体上側部材1cとシールパッキン保持部材1bで挟持され本体1の上面開口全周に設けられた本体側シールパッキン1aに、鍔形状6bの下部が載置されて内釜6は保持される。この保持状態で、内釜6の鍔形状6bから上部となる内釜上端部6aまでは本体1の上面開口から突出している。
内釜6は鍔形状6bが突出している周辺から、内釜上端部6aに向かって肉厚が厚くなっている。これは熱を保ちやすくするためと、鍔形状6bが突出している周辺の強度を高めるためである。本発明の実施の形態では、内釜6を焼成した炭素材料(カーボン)で形成したものとしているため、強度を高める構造をしている。
だが、内釜6の素材は炭(カーボン)の他にも、土、金属等により形成可能で、用途に応じて選択可能であり、例えば、炊飯器100の加熱手段が誘導加熱によるものであれば、磁性材である炭素材料(カーボン)や磁性の金属であるステンレスを選択することができる。金属により形成された内釜6であれば、多少の衝撃では損壊することはないので全体を均一の肉厚で形成してもよい。
蓋体2の、内釜6の上端部6aと対向する面には内蓋7が、蓋体2から取り外し自在に設けられている。内蓋7の上方の蓋体2には、内蓋7に結露することを抑制するための内蓋ヒーター7bが設けられている。また、内蓋7の外周全周にはシールパッキン7aが設けられており、図2に示すように蓋体2が閉塞された状態で、内釜上端部6aとシールパッキン7aが全周にわたって接触しシールされる。
図2に示すように、本体内底部材1dには内釜6を加熱し、収容した米を炊飯する、あるいは炊き上がったご飯を保温するための、それぞれ本体側加熱手段である誘導加熱コイル11a、11b、11cが設けられている。なお、本実施の形態では加熱手段として誘導加熱コイルを図示したがこれに限定されるものではなく、例えばシーズヒーターのような輻射式の加熱手段でもよい。
また、鍔形状6bの下方となる内釜6の外周(胴部6d)を取り囲むように、本体側加熱手段の1つである側面(胴部)ヒーター13が設けられている。側面(胴部)ヒーター13は本体上側部材1cと本体内底部材1dにより挟持され保持されている。
本体上側部材1cと本体内底部材1dはそれぞれ樹脂成形により形成され、図示しない例えばネジのような締結部品で固定される。側面(胴部)ヒーター13は炊飯時及び保温時に通電され、炊飯及び保温の温度調整に利用される。
また、側面(胴部)ヒーター13は本体1の側面外郭に近いため、本体1の側面外郭の温度が高くならないよう、本体1の側面外郭と側面(胴部)ヒーター13の間には断熱層となる空間aが全周に設けられている。
さらに、本体1の側面外郭の温度が高くなることを抑制するため、本体上側部材1cに全周リブ状の遮熱構造20を、本体内底部材1dに全周リブ状の遮熱構造21を、それぞれ側面(胴部)ヒーター13を覆うように設けている。なお、遮熱構造20は本体上側部材1cと、遮熱構造21は本体内底部材1dと、それぞれ一体的に設けられている。
前述のように本体上側部材1cとシールパッキン保持部材1bで挟持され本体1の上面開口全周に設けられた本体側シールパッキン1aに、鍔形状6bの下部が載置されて内釜6は保持されているが、このように本体1上面の開口を本体側シールパッキン1aと内釜6の鍔形状6bで閉塞することで、温度を維持、保温するための空間bが設けられる。
さらに説明すると空間bは本体上側部材1c、本体内底部材1d、側面(胴部)ヒーター13、本体側シールパッキン1a及び内釜6によって構成される。この空間bが構成されることで、炊飯時や保温時に内釜6の外周から熱が逃げることを抑制でき、炊飯、保温性能の向上が図れる。
加熱コイル11aの内側には、内釜6の底部外側中央部と接触するように温度センサー12が設けられている。温度センサー12は炊飯時の内釜6の温度を検出し、炊飯の制御に利用される。
(蓋体の構成)
ここから図3及び前出の図2を使い、蓋体2の構造をさらに詳しく説明する。図3は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。
蓋体2は、外観となる蓋体外郭2dと、側壁において蓋体外郭2dと添うように、その内部に設けられた樹脂成形により形成された蓋体内部部材2eとで側壁部分が2重になるように形成されている。蓋体外郭2dと蓋体内部部材2eは、図示しない例えば爪形状のような係合構造で固定される。
また、蓋体2を閉じた状態で底部となる樹脂成形により形成された蓋体底部部材2fが、図示しない例えばネジのような締結部品で蓋体内部部材2eに固定される。内蓋7は、蓋体内部部材2eに取り外し自在に取り付けられている。
さらに、蓋体底部部材2fの外周に樹脂成形により形成された蓋体底部外周部材2gが設けられている。蓋体底部外周部材2gは、図示しない例えば爪形状のような係合構造あるいはネジのような締結部品で蓋体底部部材2f、あるいは蓋体内部部材2e、蓋体外郭2dと固定される。
蓋体2には蓋体側加熱手段14が設けられている。蓋体側加熱手段14は、シーズヒーターあるいはニクロム線ヒーターのような輻射式の加熱手段が用いられる。但し、これらに限定されるものではなく、誘導加熱コイルのような誘導加熱式の加熱手段を用いてもよい。
蓋体側加熱手段14は、内釜6の鍔形状6bから上部の内釜外周面と対向する位置に、蓋体底部部材2fと蓋体底部外周部材2gで挟持され保持されている。図示していないが、蓋体底部部材2fと蓋体底部外周部材2gで蓋体側加熱手段14を挟持するときに、蓋体底部部材2fと蓋体側加熱手段14の間、蓋体底部外周部材2gと蓋体側加熱手段14の間にそれぞれシール材が挟みこまれていて、断熱材16の側にある図示しない蓋体側加熱手段14の電気的接続部へ炊飯時の蒸気が回り込まないようになっている。
鍔形状6bから上部の内釜外周面と対向する位置に蓋体側加熱手段14を配置して加熱することで、内釜6の本体1の開口から突出している鍔形状6bから上部と下部の温度差が大きくなることを抑制し、鍔形状6bから上部の鍔形状上部内釜6cの内周面が結露しにくくなる。
また、蓋体側加熱手段14が加熱するときの熱が蓋体2の側壁外郭に伝わらないよう、遮熱、断熱が図られている。蓋体底部部材2fに全周リブ状の遮熱構造22が、蓋体底部外周部材2gには全周リブ状の遮熱構造23が、それぞれ蓋体側加熱手段14を覆うように設けられている。なお、遮熱構造22は蓋体底部部材2fと、遮熱構造23は蓋体底部外周部材2gと、それぞれ一体的に設けられている。
さらに、蓋体側加熱手段14と遮熱構造22及び遮熱構造23との間の空間には断熱材16が挿入されている。なお、空間にも断熱効果があるので、断熱材16を挿入するよりは効果が低下するが断熱材16を挿入せずこの空間を断熱空間としてもよい。
それから、遮熱構造22及び遮熱構造23と蓋体内部部材2eとの間に、空間cが設けられており、この空間cが断熱空間となって、さらに蓋体側加熱手段14が加熱するときの熱が蓋体2の側壁外郭に伝わらないようにしている。
また、蓋体側加熱手段14と、遮熱構造22及び遮熱構造23を挟んで対向する蓋体2の側壁内側である蓋体内部部材2eに金属で形成された遮熱板15が設けられており、さらに蓋体側加熱手段14が加熱するときの熱が蓋体2の側壁外郭に伝わらないように配慮している。
以上のように本発明の実施の形態1によれば、内釜6の鍔形状6bから上部の内釜外周面と対向する位置に蓋体側加熱手段14を配置したので、内釜6の本体1の開口から突出している鍔形状6bから上部と下部の温度差を低減でき、鍔形状6bから上部の内釜6の内周面が結露することを抑制できる。これによりご飯の食味を損なうことがない。
また、蓋体側加熱手段14を蓋体底部部材2fと蓋体底部外周部材2gの、複数の部品で挟持するようにしたので、蓋体側加熱手段14自体をネジ等使わずに安価で確実に固定でき、安定して鍔形状6bから上部の鍔形状上部内釜6cの外周面を加熱することができる。
さらに、遮熱構造22及び遮熱構造23、断熱材16、断熱のための空間c、遮熱板15を設けることにより、使用者が触れる蓋体2の側壁が蓋体側加熱手段14の加熱で温度が高くなることを抑制することができる。
実施の形態2.
(蓋体の構成)
本発明の実施の形態2に係る炊飯器は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器に対し、蓋体2の構造が一部異なる。炊飯器の本体構成は本発明の実施の形態1に係る炊飯器と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図4により本発明の実施の形態2に係る炊飯器が本発明の実施の形態1に係る炊飯器と異なる箇所について説明する。図4は本発明の実施の形態2に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。
本発明の実施の形態2に係る炊飯器の蓋体2の外観となる蓋体外郭2hの一部に、蓋体外郭2hの最も外側の面よりも一段低くなっている凹形状24が設けられている。凹形状24は、遮熱板15が取付けられた位置の外側となる位置に、蓋体側加熱手段14の上下方向の高さよりも上下に大きくなっている。
以上のように本発明の実施の形態2によれば、本発明の実施の形態1により奏する効果に加え、蓋体外郭2hの最も外側の面よりも一段低くなっている凹形状24が設けられているので、蓋体側加熱手段14が配置されている箇所の蓋体外郭2hに少しでも触れにくくなり、また、蓋体2の側壁外郭が同じ面で構成されるよりも、使用者に蓋体2が軽そうな印象を与えることができる。
実施の形態3.
(蓋体の構成)
本発明の実施の形態3に係る炊飯器は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器に対し、蓋体2の構造が一部異なる。炊飯器の本体構成は本発明の実施の形態1に係る炊飯器と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図5により本発明の実施の形態3に係る炊飯器が本発明の実施の形態1に係る炊飯器と異なる箇所について説明する。図5は本発明の実施の形態3に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。
本発明の実施の形態3に係る炊飯器の蓋体2に設けられた蓋体側加熱手段25は誘導加熱コイルからなる誘導加熱式の加熱手段である。輻射式の加熱手段に対し、被加熱物となる内釜6を直接加熱するので加熱効率がよい。
ただし、磁気が外部へ漏れると加熱効率が悪くなるので、防磁する必要がある。そのため、遮熱板26を非磁性材の金属で形成している。これにより、遮熱と防磁を兼ねることができる。
次に、蓋体2の外観となる蓋体外郭2Jの一部に、蓋体外郭2Jの最も外側の面よりも一段低くなっている凹形状が設けられ、その凹形状に非磁性材の金属板27が設けられていて、金属板27の最も外側の面は蓋体外郭2Jの最も外側の面よりも一段低くなっている。
金属板27は、遮熱板26が取付けられた位置の外側となる位置に、蓋体側加熱手段25の上下方向の高さよりも上下に大きくなっている。金属板27により、遮熱板26に加え一段と防磁性能が向上するとともに、遮熱効果も向上する。
なお、金属板27の取付けは、蓋体外郭2Jを樹脂成形するときにインサート成形としてもよいし、蓋体外郭2Jに接着するようにしてもよく、取付け方法は特に限定されるものではない。
以上のように本発明の実施の形態3によれば、本発明の実施の形態1により奏する効果に加え、蓋体側加熱手段25が誘導加熱式の加熱手段であるので内釜6の加熱効率が向上する。
また、遮熱板26を非磁性材の金属で形成しているので、遮熱と防磁を兼ねることができる。さらに蓋体外郭2Jの一部に、蓋体外郭2Jの最も外側の面よりも一段低くなっている凹形状が設け、その凹形状に非磁性材の金属板27が設けられているので、遮熱板26に加え一段と防磁性能が向上するとともに、遮熱効果も向上する。
それから、金属板27の最も外側の面は蓋体外郭2Jの最も外側の面よりも一段低くなっているので、蓋体側加熱手段25が配置されている箇所の金属板27に少しでも触れにくくなり、また、蓋体2の側壁外郭が同じ面で構成されるよりも、使用者に蓋体2が軽そうな印象を与えることができる。
実施の形態4.(蓋体の構成) 発明の実施の形態4に係る炊飯器は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器に対し、蓋体2の構造が一部異なる。炊飯器の本体構成は本発明の実施の形態1に係る炊飯器と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図6により本発明の実施の形態4に係る炊飯器が本発明の実施の形態1に係る炊飯器と異なる箇所について説明する。図6は本発明の実施の形態4に係る炊飯器の要部(A部)断面拡大図である。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器と同様、蓋体側加熱手段14は蓋体底部部材2nと蓋体底部外周部材2pの、複数の部品で挟持するようにしている。蓋体底部部材2nに一体的に設けられている遮熱構造28と、蓋体底部外周部材2pに一体的に設けられている遮熱構造29は、蓋体側加熱手段14の直ぐ横に形成されていて、断熱材16はその外側に配置されている。
断熱材16と遮熱構造28、29の並び順が本発明の実施の形態1に係る炊飯器と異なっても断熱、遮熱性能は同様に確保される。当然ながら本発明の実施の形態1に係る炊飯器と同様の並び順にしてもよい。
蓋体底部部材2nは、蓋体内部部材2mに接触するところまで延設されていて、これにより閉塞された空間dが形成される。空間dは閉塞されているので空気の移動が行われないため、より断熱空間として機能することになる。
蓋体底部外周部材2pは、その一部が蓋体2の側壁の外郭の一部を兼ねる構成となっている。蓋体2の側壁を、蓋体外郭2kと蓋体底部外周部材2pの複数の部材で構成することで蓋体2の一塊感からくる重量感を軽減できるようになる。
また、蓋体外郭2kと蓋体底部外周部材2pは、異なる色調で構成されることが望ましい。同質材で色調を変えてもよいし、材質を変えることによる色調の違いをだすようにしてもよい。蓋体外郭2kと蓋体底部外周部材2pの色調が異なることで、蓋体2の一塊感がさらに抑制され重量感を軽減できるようになる。
蓋体底部外周部材2pには、シールパッキン30が設けられており、蓋体2を閉じると鍔形状6bの上面と全周で接触するようになる。これにより蓋体側加熱手段14の周辺には閉塞された空間eが形成される。これにより内釜6の鍔形状6bから上部の内釜6の外周面の保温性が向上し、鍔形状6bから上部の内釜6の内周面がより結露しにくくなる。
以上のように本発明の実施の形態4によれば、本発明の実施の形態1により奏する効果に加え、蓋体底部外周部材2pの一部が蓋体2の側壁の外郭の一部を兼ねる構成としたので、蓋体外郭2kと蓋体底部外周部材2pの複数の部材で構成することで蓋体2の一塊感からくる重量感を軽減できる。
また、蓋体2を閉じたときに鍔形状6bの上面と全周で接触するシール材であるシールパッキン30を設けたので内釜6の鍔形状6bから上部の内釜6の外周面の保温性が向上し、鍔形状6bから上部の内釜6の内周面がより結露しにくくなる。
1 本体、1a 本体側シールパッキン、1b シールパッキン保持部材、1c 本体上側部材、1d 本体内底部材、2 蓋体、2a 蓋上面カバー、2b 排気口、2c 基板室、2d 蓋体外郭、2e 蓋体内部部材、2f 蓋体底部部材、2g 蓋体底部外周部材、2h 蓋体外郭、2J 蓋体外郭、2k 蓋体外郭、2m 蓋体内部部材、2n 蓋体底部部材、2p 蓋体底部外周部材、3 操作部、4 表示窓、5 係止解除ボタン、6 内釜、6a 内釜上端部、6b 鍔形状、6c 鍔形状上部内釜、6d 胴部、7 内蓋、7a シールパッキン、7b 内蓋ヒーター、8 表示パネル、9 操作表示基板、10 保持部材、11a 誘導加熱コイル、11b 誘導加熱コイル、11c 誘導加熱コイル、12 温度センサー、13 側面(胴部)ヒーター、14 蓋体側加熱手段、15 遮熱板、16 断熱材、20 遮熱構造、21 遮熱構造、22 遮熱構造、23 遮熱構造、24 凹形状、25 蓋体側加熱手段、26 遮熱板、27 金属板(非磁性材)、28 遮熱構造、29 遮熱構造、30 シールパッキン(シール材)、100 炊飯器。

Claims (11)

  1. 上方が開口した本体と、
    前記本体開口から前記本体内に出し入れ自在に収納される上端が開口した内釜と、
    前記本体に回動自在に設けられ、前記内釜の前記上端開口を覆う蓋体と、
    前記本体内に設けられ、前記内釜を加熱する本体側加熱手段と、を備え、
    前記内釜には、前記内釜の上端開口よりも下方で、前記内釜の高さの半分よりも高い位置の外周面全周から、前記本体開口の内周よりも外側へ延びた鍔形状が設けられ、
    前記本体開口に前記内釜を収納したとき、前記内釜の前記鍔形状から上部は前記本体上面開口から上方へ突出していて、
    前記蓋体には、前記鍔形状から上部の前記内釜外周面と対向するように、蓋体側加熱手段が設けられており、
    前記蓋体側加熱手段は、前記蓋体を構成する複数の部品で挟持され固定されていることを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蓋体側加熱手段と、前記蓋体の側壁との間に断熱空間が設けられていることを特徴とする請求項に記載の炊飯器。
  3. 上方が開口した本体と、
    前記本体開口から前記本体内に出し入れ自在に収納される上端が開口した内釜と、
    前記本体に回動自在に設けられ、前記内釜の前記上端開口を覆う蓋体と、
    前記本体内に設けられ、前記内釜を加熱する本体側加熱手段と、を備え、
    前記内釜には、前記内釜の上端開口よりも下方で、前記内釜の高さの半分よりも高い位置の外周面全周から、前記本体開口の内周よりも外側へ延びた鍔形状が設けられ、
    前記本体開口に前記内釜を収納したとき、前記内釜の前記鍔形状から上部は前記本体上面開口から上方へ突出していて、
    前記蓋体には、前記鍔形状から上部の前記内釜外周面と対向するように、蓋体側加熱手段が設けられており、
    前記蓋体側加熱手段と、前記蓋体の側壁との間に断熱部材が設けられていることを特徴とす炊飯器。
  4. 上方が開口した本体と、
    前記本体開口から前記本体内に出し入れ自在に収納される上端が開口した内釜と、
    前記本体に回動自在に設けられ、前記内釜の前記上端開口を覆う蓋体と、
    前記本体内に設けられ、前記内釜を加熱する本体側加熱手段と、を備え、
    前記内釜には、前記内釜の上端開口よりも下方で、前記内釜の高さの半分よりも高い位置の外周面全周から、前記本体開口の内周よりも外側へ延びた鍔形状が設けられ、
    前記本体開口に前記内釜を収納したとき、前記内釜の前記鍔形状から上部は前記本体上面開口から上方へ突出していて、
    前記蓋体には、前記鍔形状から上部の前記内釜外周面と対向するように、蓋体側加熱手段が設けられており、
    前記蓋体側加熱手段と、前記蓋体の側壁との間に金属材から成る遮熱板が設けられていることを特徴とす炊飯器。
  5. 前記蓋体の少なくとも蓋体側加熱手段と対向する側壁は2重となるように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項何れか1項に記載の炊飯器。
  6. 前記蓋体側加熱手段を挟持して固定する前記複数の部品の、少なくとも1つの部品の一部が前記蓋体の側壁を構成することを特徴とする請求項1、2、および、請求項1または2に従属する請求項5何れか1項に記載の炊飯器。
  7. 上方が開口した本体と、
    前記本体開口から前記本体内に出し入れ自在に収納される上端が開口した内釜と、
    前記本体に回動自在に設けられ、前記内釜の前記上端開口を覆う蓋体と、
    前記本体内に設けられ、前記内釜を加熱する本体側加熱手段と、を備え、
    前記内釜には、前記内釜の上端開口よりも下方で、前記内釜の高さの半分よりも高い位置の外周面全周から、前記本体開口の内周よりも外側へ延びた鍔形状が設けられ、
    前記本体開口に前記内釜を収納したとき、前記内釜の前記鍔形状から上部は前記本体上面開口から上方へ突出していて、
    前記蓋体には、前記鍔形状から上部の前記内釜外周面と対向するように、蓋体側加熱手段が設けられており、
    前記蓋体の側壁は、蓋体側加熱手段と対向する箇所で前記蓋体側加熱手段の上下方向の寸法よりも上下方向に大きい、一段低くなった凹形状が設けられていることを特徴とす炊飯器。
  8. 前記蓋体の側壁の凹形状内に金属板を設けたことを特徴とする請求項に記載の炊飯器。
  9. 前記内釜は磁性材料から成り、前記蓋体側加熱手段は誘導加熱コイルで、前記遮熱板は非磁性材であることを特徴とすることを特徴とする請求項に記載の炊飯器。
  10. 前記内釜は磁性材料から成り、前記蓋体側加熱手段は誘導加熱コイルで、前記蓋体の側壁の凹形状内に設けた金属板は非磁性材であることを特徴とする請求項に記載の炊飯器。
  11. 上方が開口した本体と、
    前記本体開口から前記本体内に出し入れ自在に収納される上端が開口した内釜と、
    前記本体に回動自在に設けられ、前記内釜の前記上端開口を覆う蓋体と、
    前記本体内に設けられ、前記内釜を加熱する本体側加熱手段と、を備え、
    前記内釜には、前記内釜の上端開口よりも下方で、前記内釜の高さの半分よりも高い位置の外周面全周から、前記本体開口の内周よりも外側へ延びた鍔形状が設けられ、
    前記本体開口に前記内釜を収納したとき、前記内釜の前記鍔形状から上部は前記本体上面開口から上方へ突出していて、
    前記蓋体には、前記鍔形状から上部の前記内釜外周面と対向するように、蓋体側加熱手段が設けられており、
    前記蓋体の底面に前記鍔形状の上面と接触するシール材を設けたことを特徴とす炊飯器。
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