JP7371356B2 - モータ速度検出器及びインバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ速度検出器及びインバータ装置に関する。
ハイブリッド自動車等の電動車両に用いられるインバータとモータからなる電機システムにおいて、システムを構成する部品に何等かの不具合が生じた場合や衝突などの緊急時に、インバータを構成する半導体スイッチの動作を制御して、モータ巻線を短絡させる短絡モードに切り替える技術、インバータ主回路のコンデンサに蓄積された電荷を放電する技術が知られている。これら技術を実現する回路をフェイルセーフ回路と呼ぶ。このフェイルセーフ回路を搭載する目的は、システムを継続的な損傷から保護すると共に、電動車両の乗員の安全を確保することである。従って、フェイルセーフ回路の動作には高い信頼性が要求される。
電機システムでは、通常、例えば12Vなどの低圧の電力供給減である第1電源から、フェイルセーフ回路を含むインバータ制御回路(例えば、モータ制御CPUやモータ回転速度、電流センサ等)への電源供給(電力供給)が行われる。この第1電源が故障等により喪失した場合、フェイルセーフ回路が動作不能となる。一方、フェイルセーフ回路は乗員の安全を確保する観点からフェイルセーフ回路が動作不能となる事象は避けなければならない。この要求に応えるべく、特許文献1には、第1電源とは異なる第2電源を設けて、第1電源と第2電源との何れかによるフェイルセーフ回路への電力供給を可能にする技術が開示されている。
フェイルセーフ技術のうちモータ巻き線を短絡させる技術がある。これを実現するためには、インバータ主回路を構成する上アーム又は下アームのスイッチング素子を全オンすることが必要となる。第1電源が喪失した場合にモータ巻き線を短絡する処理の流れは次のようになる。フェイルセーフ制御回路にて、モータ回転速度が高くインバータ主回路で許容される誘起電圧を超える場合、上アーム又は下アームのゲートオン信号を生成してモータ巻き線短絡を実施する。一方、低速度で牽引される場合はモータ巻線が短絡状態であると、回生トルクが発生して電動車両の牽引の妨げになるだけでなく、連続して短絡電流が生じるため発熱によりインバータ、モータなどの破損を招くおそれがある。このため、インバータ主回路で許容される誘起電圧以下ではモータ巻線短絡を解除することが必要となる。上述の動作をさせるためには、第1電源の電源が喪失した事象でもモータ回転速度を検出する必要がある。これは特許文献1に示した冗長化電源技術で実現可能である。
特開2000-14184号公報
しかしながら、モータ回転速度を検出するためには、レゾルバ励磁信号生成回路を備えると共に、当該回路からの励磁信号にて2次巻線に誘起される振幅変調された2つの交流信号から角度を求める必要がある。これを実現するには、当該機能が内蔵されたモータ制御用マイコンを適用する場合がある。すなわち、フェイルセーフ動作時に当該マイコンを含む制御回路に電力を供給しなければならない。このため、冗長電源容量が増加しこれを構成する電源回路のコスト及び大きさが増大する。また、前記マイコンが故障した場合も第1電源の喪失した事象と同様にフェイルセーフ動作を行う必要があるが、前記マイコンに内蔵する当該機能が喪失するとモータ速度を検出できなくなる。このため、機能安全を考える上で前記マイコンを含め冗長化するなどし、安全系を構成する必要がある。この結果、制御回路においても回路規模が増大しコスト、大きさが増大する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で信頼性を向上できるモータ速度検出器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係るモータ速度検出器は、励磁コイルと前記励磁コイルに対する相互インダクタンスをもつ2次コイルとを具備し、前記相互インダクタンスがモータの回転角に応じて変化するモータ角度検出器の、前記励磁コイルに励磁電流を入力する励磁回路を備える。モータ速度検出器は、前記2次コイルに誘起される電圧の値を示す電圧検出値に基づき、前記モータの回転角度を表すモータ角度を演算する角度演算器を備える。モータ速度検出器は、所定の条件で前記励磁電流が交流から直流に切り替えられた状態で、前記2次コイルに誘起される電圧の周波数に基づき、前記モータの回転速度を表すモータ速度を演算する速度演算器を備える。
本発明によれば、簡易な構成で信頼性を向上できる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るモータ速度検出器10を備えるインバータ装置100の構成例を示す図 モータ速度検出器10の構成例を示す図 速度演算器17の構成例を示す図 速度演算器17に入力される電圧(2次コイル出力電圧)の波形を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係るモータ速度検出器及びインバータ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は本発明の実施の形態に係るモータ速度検出器10を備えるインバータ装置100の構成例を示す図である。インバータ装置100は、高圧(VH)バッテリである第2電源200から供給される電力によってモータ300を駆動するためのインバータ主回路110を備えた装置である。モータ300は、例えば電動車両(電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車など)に搭載される主電動機である。なおインバータ装置100は、インバータ主回路110を備えたものであれば電動車両用のインバータに限定されず、例えば列車に搭載される主電動機を駆動する装置でもよい。
インバータ装置100は、正極側直流母線20及び負極側直流母線21を介して、第2電源200から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路110と、インバータ主回路110の動作を制御するインバータ制御回路120とを備える。正極側直流母線20は、コンタクタ24を介して第2電源200の正極側に接続される。負極側直流母線21は第2電源200の負極側に接続される。
インバータ主回路110は、3相ブリッジ接続された複数のスイッチング素子111~116を備える。複数のスイッチング素子111~116は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などである。スイッチング素子111~113のそれぞれは、正極側直流母線20を介して第2電源200の正極側に接続されるハイサイドスイッチング素子(上アーム)である。スイッチング素子114~116のそれぞれは、負極側直流母線21を介して第2電源200の負極側に接続されるロウサイドスイッチング素子(上アーム)である。複数のスイッチング素子111~116は、それぞれ、ゲート駆動回路4から入力されるPWM信号(ゲート駆動信号)に従って、オン又はオフ状態となる。以下では、複数のスイッチング素子111~116を、特に区別しない場合には、単にスイッチング素子と称する場合がある。
モータ300には、レゾルバであるモータ角度検出器400が設けられる。モータ角度検出器400は、励磁コイルである1次コイルと、励磁コイル401に対して相互インダクタンスをもつ複数の2次コイルとを備える。図1では、インバータ制御回路120とモータ角度検出器400との関係を示すため、モータ角度検出器400を拡大したものがインバータ制御回路120の内部に示される。励磁コイルに交流電圧が加えられると2次コイルに電圧が発生して、位相のずれた波形(2相の交流電圧:アナログ信号)が発生する。この波形はモータ300の回転角度の検出に利用される。
インバータ制御回路120は、冗長電源回路5、例えば12Vなどの低圧の第1電源1、モータ制御回路2、フェイルセーフ回路3、ゲート駆動回路4、及びモータ速度検出器10を備える。
冗長電源回路5は、入力側が直流母線(正極側直流母線20)に接続され、第2電源200から供給される電力又は平滑コンデンサ23に蓄えられた電力に基づき、フェイルセーフ回路3などを駆動するための非常用電源電圧VEM(Voltage EMergency)を生成するバックアップ電源回路である。図1には冗長電源回路5からの電力が供給される範囲が「冗長電源供給範囲」として記される。非常用電源電圧VEMは、フェイルセーフ回路3、上アーム制御回路41、下アーム制御回路42、モータ速度検出器10を構成するカウンタ6、モータ速度検出器10を構成するコンパレータ17aなどに印加される。
モータ制御回路2は、CPU(Central Processing Unit)などのマイクロプロセッサで構成される。モータ制御回路2は、第1電源1を基準電位として、上位装置からのトルク指令値に基づき、モータ300の回転を制御するためのPWM信号を生成する。PWM信号には、上アームPWM信号及び下アームPWM信号が含まれる。
フェイルセーフ回路3は、第1電源1又は冗長電源回路5から供給される電力により動作し、上アームPWM信号及び下アームPWM信号を入力する。
ゲート駆動回路4は、上アーム制御回路41及び下アーム制御回路42を備える。上アーム制御回路41は、第1電源1又は冗長電源回路5から供給される電力により動作し、上アームPWM信号を、スイッチング素子111~113を駆動可能な値の電圧の信号であるゲート駆動信号に変換して、スイッチング素子111~113に入力する。下アーム制御回路42は、第1電源1又は冗長電源回路5から供給される電力により動作し、下アームPWM信号を、スイッチング素子114~116を駆動可能な値の電圧の信号であるゲート駆動信号に変換して、スイッチング素子114~116に入力する。
図2を用いてモータ速度検出器10の構成例を説明する。図2はモータ速度検出器10の構成例を示す図である。モータ速度検出器10は、第1励磁回路30、第2励磁回路31、角度演算器13、第1スイッチ群14、速度演算器17及び第2スイッチ群18を備える。図2には、健全動作時に動作する回路と、フェイルセーフ動作時に動作する回路とがそれぞれ破線で囲まれている。健全動作時とは、第1電源1からの電圧がモータ制御回路2などに印加されているときである。フェイルセーフ動作時とは、第1電源1がなんらかの異常で停止し、冗長電源回路5からの電圧がフェイルセーフ回路3などに印加されているときである。
第1励磁回路30は、交流励磁信号を発生する第1励磁信号源11と、第1励磁信号源11からの交流励磁信号を増幅してモータ角度検出器400の励磁コイル401に第1励磁電流(交流電流)として入力するオペアンプ12とを備える。
角度演算器13は、励磁コイル401に対して相互インダクタンスをもつ2次コイル402に誘起される電圧の値を示す電圧検出値に基づき、モータの回転角度を表すモータ角度(θ_det)を演算する。
第1スイッチ群14は、健全動作時にはオン状態であり、フェイルセーフ動作時にはオフ状態に変化する複数のスイッチを有する。健全動作時にこれらのスイッチがオン状態になることで、オペアンプ12の出力が励磁コイル401に入力され、また2次コイル402に誘起される電圧が角度演算器に入力される。
第2励磁回路31は、フェイルセーフ動作時に直流励磁信号を発生する第2励磁信号源15と、直流励磁信号を増幅して励磁コイル401に第2励磁電流(直流電流)として入力するオペアンプ16とを備える。
速度演算器17は、所定の条件で励磁電流が第1励磁電流から第2励磁電流に切り替えられた状態で、2次コイル402に誘起される電圧の周波数又は当該電圧の振幅に基づき、モータ300の回転速度を表すモータ速度を演算する。
第2スイッチ群18は、第1スイッチ群14と相補的に動作する複数のスイッチを有する。これらのスイッチは、健全動作時にはオフ状態であり、フェイルセーフ動作時にはオン状態に変化する。フェイルセーフ動作時にこれらのスイッチがオン状態になることで、オペアンプ16の出力が励磁コイル401に入力され、また2次コイル402に誘起される電圧が速度演算器17に入力される。
図3A及び図3Bを用いて速度演算器17の構成と動作を説明する。図3Aは速度演算器17の構成例を示す図である。図3Bは速度演算器17に入力される電圧(2次コイル出力電圧)の波形を示す図である。
速度演算器17のコンパレータ17aに入力される電圧va及びvbは、2次コイル402に誘起される電圧(2次誘起電圧)であり、図3Bには、コンパレータ17aの出力波形が示される。コンパレータ17aは2次誘起電圧のゼロクロス点を基準にした矩形波信号に変換する。2次誘起電圧の周波数はモータ速度に比例するため、この矩形波信号のHi又はLowの時間幅をカウンタで計測することによってモータ速度を検出することができる。なお、2次誘起電圧の振幅はモータ速度に比例するため、速度演算器17は、2次誘起電圧の振幅の値に基づきモータ速度を検出するように構成してもよい。
このように構成した場合、例えばモータ300が高速で回転しているときに第1電源1に何らかの故障が発生した場合、フェイルセーフ回路3は、第1電源1の電圧が所定値以下に低下したことを検出すると、冗長電源回路5から供給される電力で動作を継続する。そしてフェイルセーフ回路3は、例えばモータ速度が所定の速度以上であるか所定の速度未満であるかを判断する。
モータ速度が所定の速度以上の場合、モータ300が発生する誘起電圧がインバータ主回路110の耐圧を超えることを防止するため、フェイルセーフ回路3は、上アーム又は下アームを全てオン状態にするゲートオン信号を生成する。これにより、インバータ主回路110への電流の流入が抑制されてインバータ主回路110の破損を防止できる。
また、上アーム又は下アームを全てオン状態のときにモータ速度が低下して所定の速度未満となった場合、フェイルセーフ回路3は、上アーム又は下アームを全てオフ状態に制御する。電動車両が低速度で牽引されるような状況でモータ巻線が短絡状態、すなわち上アーム又は下アームを全てオン状態になっていると、回生トルクが発生して電動車両の牽引の妨げになるだけでなく、連続して短絡電流が生じるため発熱によりモータ300などが破損するおそれがある。上アーム又は下アームを全てオフ状態に制御することで、このようなことを防止できる。
以上に説明したように本実施の形態に係るモータ速度検出器10は、励磁コイル401と励磁コイル401に対する相互インダクタンスをもつ2次コイル402とを具備し、相互インダクタンスがモータの回転角に応じて変化するモータ角度検出器400(レゾルバ)の、励磁コイル401に励磁電流を入力する励磁回路(第1励磁回路30、第2励磁回路31)を備える。またモータ速度検出器10は、2次コイル402に誘起される電圧の値を示す電圧検出値に基づき、モータ300の回転角度を表すモータ角度を演算する角度演算器13を備える。またモータ速度検出器10は、所定の条件で励磁電流が交流から直流に切り替えられた状態で、2次コイル402に誘起される電圧の周波数に基づきモータ速度を演算する速度演算器17を備える。
この構成により、フェイルセーフ動作時に、モータ制御回路2を構成するマイクロコンピュータに電力を供給しなくともモータ速度を演算できるため、モータ制御回路2を含む全ての回路にバックアップ用電力が供給される場合に比べて、冗長電源回路5の定格容量を小さくすることができる。従って冗長電源回路5の製造コスト及び大きさが増大することを抑制できる。
また、モータ制御回路2とは別に、フェイルセーフ動作専用の機能(第2励磁回路31、速度演算器17など)を設けることによって、モータ制御回路2が故障した場合でも、第1電源1の喪失したときと同様にフェイルセーフ動作を行うことができる。
また、モータ制御回路2を冗長構成にした場合、回路規模が増大して製造コストや大きさが増大するだけでなく、モータ制御回路2の構成が複雑化することで信頼性の低下や製造時の歩留まり低下が懸念される。これに対して、本実施の形態によれば、既存のモータ制御回路2に改良を加える必要がないため、モータ制御回路2の改良に伴う設計工数の増加を抑制できると共に、モータ制御回路2の製造コストや大きさが増大することを抑制できる。またモータ制御回路2の信頼性が低下することも抑制できる。さらにインバータ制御回路120の設計の自由度が向上する。
また、本実施の形態に係るモータ速度検出器10では、所定の条件で励磁電流が交流から直流に切り替えられるため、フェイルセーフ動作時は簡易な構成でモータ300の回転速度を演算できる。従って、フェイルセーフ動作時の回路の演算処理が簡素化され、バックアップ用電源の消費電力を低減できる。従って、冗長電源回路5の容量を小さくでき、インバータ制御回路120の製造コストを低減できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 :第1電源
2 :モータ制御回路
3 :フェイルセーフ回路
4 :ゲート駆動回路
5 :冗長電源回路
6 :カウンタ
10 :モータ速度検出器
11 :第1励磁信号源
12 :オペアンプ
13 :角度演算器
14 :第1スイッチ群
15 :第2励磁信号源
16 :オペアンプ
17 :速度演算器
17a :コンパレータ
18 :第2スイッチ群
20 :正極側直流母線
21 :負極側直流母線
23 :平滑コンデンサ
24 :コンタクタ
30 :第1励磁回路
31 :第2励磁回路
41 :上アーム制御回路
42 :下アーム制御回路
100 :インバータ装置
110 :インバータ主回路
111 :スイッチング素子
112 :スイッチング素子
113 :スイッチング素子
114 :スイッチング素子
115 :スイッチング素子
116 :スイッチング素子
120 :インバータ制御回路
200 :第2電源
300 :モータ
400 :モータ角度検出器
401 :励磁コイル
402 :2次コイル

Claims (5)

  1. 励磁コイルと前記励磁コイルに対する相互インダクタンスをもつ2次コイルとを具備し、前記相互インダクタンスがモータの回転角に応じて変化するモータ角度検出器の、前記励磁コイルに励磁電流を入力する励磁回路と、
    前記2次コイルに誘起される電圧の値を示す電圧検出値に基づき、前記モータの回転角度を表すモータ角度を演算する角度演算器と、
    所定の条件で前記励磁電流が交流から直流に切り替えられた状態で、前記2次コイルに誘起される電圧の周波数に基づき、前記モータの回転速度を表すモータ速度を演算する速度演算器と、
    を備えるモータ速度検出器。
  2. 前記速度演算器は、前記周波数に替えて、前記2次コイルに誘起される電圧の振幅値に基づき前記モータ速度を演算する請求項1に記載のモータ速度検出器。
  3. 請求項1又は2に記載のモータ速度検出器を備えると共に、低圧の第1電源と前記第1電源より高圧の第2電源とを電力供給元とするインバータ装置であって、
    前記第2電源の電圧が印加される直流母線に接続される複数のスイッチング素子で構成される上下アームと、
    複数の前記スイッチング素子を駆動するゲート駆動回路と、
    前記第1電源を基準電位として上位装置からのトルク指令値に基づき複数の前記スイッチング素子を制御するオンオフ信号を生成して前記ゲート駆動回路に入力するモータ制御回路と、
    前記第1電源の喪失を含む所定条件が発生し、かつ、前記モータ速度が所定の速度以上のとき、上アーム又は下アームを全てオン状態にするフェイルセーフ回路と、
    を備えるインバータ装置。
  4. 前記フェイルセーフ回路は、前記第1電源の喪失を含む所定条件が発生し、かつ、前記モータ速度が所定の速度未満のとき、上アーム又は下アームを全てオフ状態にする請求項3に記載のインバータ装置。
  5. 励磁コイルと前記励磁コイルに対する相互インダクタンスをもつ2次コイルとを具備し、前記相互インダクタンスがモータの回転角に応じて変化するモータ角度検出器の、前記励磁コイルに励磁電流を入力する励磁回路と、
    前記2次コイルに誘起される電圧の値を示す電圧検出値に基づき、前記モータの回転角度を表すモータ角度を演算する角度演算器と、
    所定の条件で前記励磁電流が交流から直流に切り替えられた状態で、前記2次コイルに誘起される電圧の周波数に基づき、前記モータの回転速度を表すモータ速度を演算する速度演算器と、
    を備え、
    前記励磁回路は、前記励磁電流として交流電流である第1励磁電流を入力する第1励磁回路と、前記励磁電流として直流電流である第2励磁電流を入力する第2励磁回路と、を備え、
    前記速度演算器は、前記所定の条件で前記励磁電流が前記第1励磁電流から前記第2励磁電流に切り替えられた状態で、前記モータ速度を演算する、
    モータ速度検出器。
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