JP2014213056A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造、且つ大幅なコストアップなしに蓋体の再掛かりをなくすことのできる再掛かり防止構造を提供すること。
【解決手段】外郭を形成する本体と、前記本体上部にヒンジ軸を介して取り付けられる蓋体と、ロック機構と、前記本体内に収納される内鍋と、前記本体内に設けられる加熱源を有する炊飯器において、前記ヒンジ軸に複数のヒンジばねを設け、開蓋時、前記蓋体を閉鎖状態から所定開度まで前記複数のヒンジばねのばね力で開蓋し、前記所定開度後は前記複数のヒンジばねより少ないヒンジばねのばね力で開蓋する炊飯器。
【選択図】図1

Description

本願発明は、炊飯器の蓋体の再掛かり防止構造に関する。
近時、炊飯器(含む炊飯ジャー)の需要が増え、それにつれて多くの機能が付加されるようになり、例えば、加熱手段としてワークコイルを用いた誘導加熱方式が採用され、緻密で効率的な炊飯制御並びにその後の長時間に渡る保温制御を確実に行うことができる等、炊飯器は、使い勝手の良い製品の一つとして広く利用されている。
ところで、炊飯器の本体上方に設けられる蓋体は、本体上端部の肩部材の後方に取り付けられるヒンジ軸に取り付けられており、炊飯器の前方に設けられるロック機構の係合が解除されると同じくヒンジ軸に取り付けられるヒンジばねのばね力により自動的に開放される。
ところで、蓋体の開放速度は、ヒンジばねのばね力によって決まり、ばね力を強くすると蓋の開放速度が速くなり便利な反面、蓋体が急激に開放する結果、炊飯器が動いたり或いは後方に倒れたりする等の弊害が生じる恐れがある。このような弊害をなくすためにヒンジ軸にダンパーを設け、蓋体の開放速度を低減させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、そのようなものは構造が複雑になり、生産コストが高騰するという新たな弊害が生じる。
そのような弊害をなくすためにヒンジばねのばね力を弱くすることが考えられる。ところで、炊飯器には、蓋体の上面にロック機構の一部であるロックレバーを設け、ロックレバーを押して蓋体を開放させるものがあるが、このようなものはロックレバーを押し下げた後、指等を離さない限り蓋体が開放しない。そのため、指等を離すタイミングが遅れると再度蓋体と本体とがロック状態になる所謂蓋体の再掛かりが生じることがある。
そのような弊害をなくすために、ロックが解除されると即座にシャッター部材が係止爪と係止溝間に侵入して蓋体の再掛かりを防止するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、そのようなものもやはり構造が複雑になり、生産コストが高騰するという新たな弊害が生じる。また、そのようなものは、蓋体の開蓋時、シャッター部材が外部に露出し見ばえがよくないとともに、手入れがし難くなるという新たな弊害も生じる。
特開2005−211322号公報 特開2012−249990号公報(0040参照)
本願発明の目的は、このような課題を解決するものである。即ち、簡単な構造、且つ大幅なコストアップなしに蓋体の再掛かりをなくすことのできる再掛かり防止構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、外郭を形成する本体と、前記本体上部にヒンジ軸を介して取り付けられる蓋体と、ロック機構と、前記本体内に収納される内鍋と、前記本体内に設けられる加熱源を有する炊飯器において、前記ヒンジ軸に複数のヒンジばねを設け、開蓋時、前記蓋体を閉鎖状態から所定開度まで前記複数のヒンジばねのばね力で開蓋し、前記所定開度後は前記複数のヒンジばねより少ないヒンジばねのばね力で開蓋する構成。
なお、例えばコイルばねの場合、ばね力を作用するコイル部と、コイル部の一端から伸びて蓋体側に係合する端部と、コイル部の他端から伸びて本体側に係合する端部と、を有するもの(例えば、図3に示すもの)を1個のヒンジばねとする。そのため、後記する図9に示すものは2個のヒンジばねになる。即ち、複数のヒンジばねは、別体のものは勿論のこと、一体になっていてもよい。
請求項2に係る発明では、前記所定開度後は、一部のヒンジばねの前記蓋体に作用するばね力を零にし、残りのヒンジばねのばね力で前記蓋体を開蓋する構成。
請求項3に係る発明では、前記一部のヒンジばねは、前記蓋体の全開位置の所定開度手前で前記蓋体の開放速度を遅らせるように作用する構成。
請求項1、2に係る発明では、蓋体の閉鎖状態から所定開度までは強いばね力で蓋体を開放することができるようになる。即ち、簡単な構造、且つ大幅なコストアップなしに蓋体の再掛かりをより確実になくすことができるとともに、以後の開放を従来のものと同様にスムーズにすることができる。
また、従来のシャッター部材のように、付加するヒンジばねは外部に露出しないため見ばえが悪くなったり、手入れがし難くなるという新たな弊害は生じない。更に、所定角度までの開放が早くなるため、蓋体の下面に取付けられる内蓋に付着したつゆを内鍋内に振るい落とすことができ、本体へのつゆ垂れを低減することができる。
請求項3に係る発明では、所定開度後にフリーになるヒンジばねを、蓋体の全開位置の所定開度手前で蓋体の開放速度を遅らせるように作用させる、即ち、ブレーキをかけさせることにより、蓋体全開時の衝撃を緩和することができる。
本願発明の炊飯器の全体断面図 蓋体の一部の平面図 蓋体の蓋上部材を取り除いた状態を示す平面図 蓋体を斜め上方から見た斜視図 蓋体全閉時の一部拡大断面図 蓋体略30°開放時の一部拡大断面図 蓋体略67°開放時の一部拡大断面図 蓋体全開時の一部拡大断面図 コイルばねの変形例を示す概略図
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施例について述べる。図1は炊飯器の全体断面図、図2、図3は蓋体の一部平面図であり、図4は蓋体のヒンジ部の斜視図であり、図5〜図8は補助コイルばねの作用を示す図である。なお、図1において操作部がある左側を前方とし、その反対側のヒンジ軸がある右側を後方とし、上側を上方とし、下側を下方とし、前後方向に直交する方向を左右方向とする。
炊飯器20(含む炊飯ジャー)の略全体を図1に示す。炊飯器20は、本体21及び蓋体40からなる。本体21は、合成樹脂製の一体成形品からなる外ケース22を有し、この外ケース22の内部には、金属鍋或いは土鍋等の内鍋23が着脱自在にセットされるとともに、この内鍋23の外側には当該内鍋23の形状に沿った保護枠である内ケース24が設けられる。
この内ケース24は、例えばポリエチレンテレフタレート等の耐熱性の合成樹脂製のもので、その底部中央にはサーミスタからなる温度センサ25を臨ませるためのセンサ挿入孔を有する。
内ケース24の上端は、外ケース22の上端と肩部である肩部材26を介して一体に結合される。内ケース24の底部外面及び底部から側部にかけての湾曲部外面には、内鍋23を誘導加熱する加熱手段である底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28が設けられる。これら底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28は、内ケース24の底部及び湾曲部の各位置に、内ケース24の底部中央を中心として同心円状に設けられる。なお、肩部材26は本体21と一体であっても別体であってもよい。
これら底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28の下方には合成樹脂製のコイル支持台29を有し、このコイル支持台29がネジ等で内ケース24に取り付けられることにより、底部ワークコイル27及び側部ワークコイル28は図示する所定位置に位置決め固定される。
前記外ケース22の底部は側部と一体に形成されており、全体で上方に開口を有する容器を形成する。外ケース22の後方の内部には、肩部材26から垂下する形態で、制御基板32が設けられる。
この制御基板32には、底部ワークコイル27、側部ワークコイル28等の加熱手段を制御するためのマイコン及び電源回路等の電気部品が搭載される。なお、制御基板32の後方側にはコード巻取器33が設けられる。
前記蓋体40は、外周面を形成する樹脂製の蓋上部材41と、蓋下部材42を有する。蓋上部材41の前方側には、ロック機構43が設けられる。ロック機構43は押圧ボタンでもあるロックレバー43a及び係止部43b(図1参照)を有し、ロックレバー43aを上方から押すと、ロックレバー43aの下方に位置する係止部43bが本体21の上端部に設けられる係止部との係合が解除される。すると蓋体40は後記するヒンジばねであるコイルばね62及び補助コイルばね63のばね力により開蓋する。
また、蓋上部材41の前方側には、炊飯ボタン、予約ボタン、取消ボタン及びメニューボタン等からなる各種操作ボタン44及び表示部45が設けられ、ユーザーは各種操作ボタン44を押して所望の調理を実行する。そして、操作されたメニュー等が表示部45に表示される。
前記蓋下部材42は、蓋上部材41と同様に樹脂製の部材であり、蓋下部材42の中央且つ後方よりには楕円形の蒸気孔46が設けられ、この蒸気孔46にはおねば回収室47aを有する蒸気孔ユニット47の先端が蒸気パッキン50を介して着脱自在に嵌合されており、内鍋23内の蒸気は、球状弁48が開くと黒塗りの矢印で示すように流れて、蒸気孔ユニット47のおねば回収室47a内に流入し、おねばを分離後、蓋上部材41に設けられる蒸気口49より外部に放出される。
蓋下部材42の上面には、図3で示すような補強部材55が複数本のビスで上方から取り付けられている。この補強部材55は、左右端に位置するとともに、前後方向に伸び、下方開放の断面門状の隆起部55a、55aと、隆起部55a、55aの下端部間を連結し、一部切欠穴55cを有する水平部55bとからなる金属製の部材であり、蓋体40の上面を補強する。このような補強部材55を設けることにより圧力をかけての炊飯使用を可能にしている。
補強部材55の水平部55bの後端は、切り掛かれ第1切り起こし片56が形成されている。この第1切り起こし片56は、矩形状の垂直部56aと、この垂直部56aの上端から後方に突き出る矩形状の水平部56bとを有し、この水平部56bの下面で後記補助コイルばね63の長端部63aを支持する。
また、補強部材55の水平部55bには、同じく垂直部と水平部とを有する2つの小さな第2切り起こし片57が左右方向に所定距離離れて形成されており、後記する2つのコイルばね62、62の長端部62a、62aのそれぞれを支持する。
蓋下部材42の後方部には、金属製のヒンジ軸60が設けられる。前記補強部材55の隆起部55a、55aの後端部には、それぞれ軸支持孔61、61が形成されており、前記ヒンジ軸60の両端は、それぞれの軸支持孔61、61に回転不能に取付けられる。
このヒンジ軸60には、左右対称で且つ同ばね力を有し、且つ長さの長い長端部62aと長さの短い短端部62bをそれぞれ有する2つのコイルばね62、62と、2つのコイルバネ62、62のそれぞれより弱いばね力を有し、長さの長い長端部63aと長さの短い短端部63bを有する補助コイルばね63が挿通される。なお、以後、補助コイルばね63は、2つのコイルバネ62、62のそれぞれより弱いばね力を有するものとして説明するが、2つのコイルバネ62、62のそれぞれのばね力と同じであっても、それぞれのばね力より強いものでもよい。
また、このヒンジ軸60には、ヒンジ軸60回りを補強するための蓋補強部材65が挿通され、蓋体40の後方側を補強する。この蓋補強部材65は図4に示すように略T字状の金属製板体であり、横方向に細長い矩形状の本体部66及び矩形状の垂下部67を有する。
前記本体部66の左右端は、前方側に直角に折り曲げられており、その中央に軸貫通孔66a、66aを有する。また、本体部66には、2つのコイルばね62、62の長端部62a、62aの根元近傍部及び1個の補助コイルばね63の長端部63aの根元近傍部が侵入可能な3つの切欠溝66b、66b、66bが設けられ、蓋体40の全開時までの各ばねの移動を可能にしている。
前記垂下部67は、本体部66の下方の中央部から下方に垂下する形態で設けられる一体成形の板状部材であり、2つのねじ穴67a、67aを有し、図示しない肩部材26にネジ固定される肩補強部材にネジ固定される。即ち、蓋補強部材65を上記のような形状にすることにより、蓋体40の後方側を補強し、且つ蓋体40の開蓋を可能にする。
また、この垂下部67の前方側の面(図4で見えている面の反対側の面)には、2つのコイルばね62、62の短端部62b、62bと、補助コイルばね63の短端部63bとが当接する。この当接の形態は、2つのコイルばね62、62の短端部62b、62bは、単に当接するだけであるが、補助コイルばね63の短端部63bは、垂下部67の前方側の面に形成される小さな第3切り起こし片67b(別途取り付けてなる取付片でもよい。)に嵌合固定される。
その理由は、2つのコイルばね62、62の短端部62b、62bは、常時垂下部67方向の力が作用する形態で取付けられるためであり、また、補助コイルばね63は、蓋体40の開蓋途中でフリー、即ち蓋体40を開放するばね力が零になり、その長端部63aは蓋体40(実際には第1切り起こし片56)から離れるが、蓋体40の全開時近傍で長端部63aを再度蓋体40に当接させて蓋体40にブレーキ力を付与することを可能にするためである。
ヒンジ軸60の組立は以下のように行われる。図4に示すように前記補強部材55の隆起部55a、55aの後端部に形成される軸支持孔61、61の間に、蓋補強部材65を置き、蓋補強部材65内の中央に補助コイルばね63を、左右にコイルばね62、62をそれぞれ置き、軸支持孔61の一方からヒンジ軸60を挿入する。
そして、挿入するヒンジ軸60の先端を蓋補強部材65の一方の軸貫通孔66a、コイルばね62、補助コイルばね63、コイルばね62、蓋補強部材65の他方の軸貫通孔66a、他方の軸支持孔61の順に挿通し、挿通後にヒンジ軸60を図示しない固定手段により蓋下部材42に固定する。
そして、2つのコイルばね62、62の短端部62b、62bを垂下部67の前方側の面に当接し、補助コイルばね63の短端部63bを垂下部67の前方側の面に形成される第3切り起こし片67bに嵌合固定しておく。
その後、2つのコイルばね62、62の長端部62a、62aを、補強部材55の水平部55bに形成される第2切り起こし片57、57に支持させ、補助コイルばね63の長端部63aを、補強部材55の水平部55bの後方に形成される第1切り起こし片56の水平部56bの下面に支持させてヒンジ軸60等を一体に組み込んでなる蓋体ユニットを完成させる。
そして、その後、蓋補強部材65の垂下部67を肩部材26にネジ固定される図示しない肩補強部材にネジ固定して蓋体40を本体21に対して回動自在に取付ける。
本願発明の作用について説明する。図5に蓋体40全閉時の補助コイルばね63の状態を示し、図6に蓋体40の略30°(本願請求項1の所定開度の一例に相当)開蓋時の補助コイルばね63の状態を示し、図7に蓋体40の略67°(全開時が90°とすると略23°が本願請求項3の所定開度の一例に相当)開蓋時の補助コイルばね63の状態を示し、図8に蓋体40全開時の補助コイルばね63の状態を示す。
図5に示す蓋体40全閉時の状態では、2つのコイルばね62、62のばね力と、2つのコイルばね62、62のばね力よりも弱い(小さい)補助コイルばね63のばね力が蓋体40を開放方向に付与しており、この状態で蓋体40の上面に設けられるロックレバー43aを押し下げると、ロックレバー43aに連動する係止部43bが前方側に移動し、本体21側の係合部との係合が解除される。
すると、補助コイルばね63の長端部63aの先端部は図5で示すように、第1切り起こし片56の水平部56bの下面に当接しており、従来の2つのコイルばね62、62のばね力に補助コイルばね63のばね力が付加された従来より強い(大きい)ばね力で蓋体40を早急に開方向に回動する。
そのため、ロックレバー43aから指を離しても係止部43bが本体21側の係合部と再係合する弊害が防止される。なお、新たに付加される補助コイルばね63のばね力は、ロックレバー43aから指を離し係止部43bが本体21側の係合部と再係合する位置にまで戻る時間よりも早く蓋体40を開放する強さ以上である。
蓋体40が急激に開放し、図6に示す蓋体40の開度が略30°の位置まで至る。すると、補助コイルばね63は伸びきり、フリーになり付勢されるばね力が零になる。即ち、補助コイルばね63のばね力は、蓋体40の開度が略30°の位置までに設定されている。
なお、この略30°の所定角度は、この角度であれば蓋体40の再掛かりが確実に防止できる好ましい角度であるが、必ずしもこの角度でなくてもよい。しかし、この略30°であると、蓋体40の下面に付着する露を内鍋23内に適切に振るい落とすことができる。
蓋体40が略30°開放して補助コイルばね63のばね力が零になると、補助コイルばね63の長端部63aの先端部は、第1切り起こし片56の水平部56bの下面から離れてフリーになり、以後の開放は2つのコイルばね62、62のばね力によって行われる。
その開放は、補助コイルばね63のばね力を合わした開放速度より遅い速度であるが、図7に示す略67°の所定角度までは2つのコイルばね62、62のばね力によって行われる。なお、略67°も一例であり、それより小さくても大きくてもよい。
そして、蓋体40が略67°開放すると、図7に示すように補助コイルばね63の長端部63aの先端部が蓋下部材42の上面に当接する。すると、補助コイルばね63の短端部63bは蓋補強部材65の第3切り起こし片67bに係合しているため、補助コイルばね63の長端部63aの先端部が蓋体40を閉鎖する方向に作用するようになる。別言すれば、蓋体40に対してブレーキ力を作用するようになる。
その結果、図7から図8の蓋体40の全開時まで、蓋体40の補助コイルばね63の反ばね力により開速度が徐々に弱められ、蓋体40の全開時の衝撃が低減する。このような形態にすることにより、別途のブレーキ構造を不要にすることができる。なお、蓋体40の全開時を90°としているが、この開度は単に一例である。
図9に変形コイルばね70を示す。この例は、ばね力の異なる2個のばねを一体に形成してなるものである。即ち、コイルばね70は、ばね力の強い第1コイルばね71とばね力の弱い第2コイルばね72を、連結部73で一体に連結してなるものである。
第1コイルばね71は、ばね力の強いばねであって、長端部71aと短端部71bを有し、第2コイルばね72は、ばね力の弱いばねであって、長端部72aと短端部72bを有し、短端部71bと短端部72bとは連結部73で連結される。
そして、第1コイルばね71の長端部71aは、上記した例と同様に水平部55bの第2切り起こし片57に支持し、第2コイルばね72の長端部72aは、上記した例と同様に第1切り起こし片56に支持し、連結部73を蓋補強部材65の第3切り起こし片67bに支持する。
第1コイルばね71及び第2コイルばね72は、蓋体40の全閉から略30°の開度まで開方向に作用し、略30°〜略67°までは第1コイルばね71は開方向に作用し、第2コイルばね72はフリーになり、それ以上の開度では、第1コイルばね71は開方向に作用し、第2コイルばね72は閉方向に作用する。即ち、この例のものも上記した別体のものと同様の作用効果を奏する。
本発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であり、例えば、上記炊飯器は、圧力式のものとして説明したが、圧力式でないものでもよく、また、ロックレバーが本体側にあるものでもよい。
20…炊飯器 21…本体
22…外ケース 23…内鍋
24…内ケース 25…温度センサ
26…肩部材 27…底部ワークコイル
28…側部ワークコイル 29…コイル支持台
32…制御基板 33…コード巻取器
40…蓋体 41…蓋上部材
42…蓋下部材 43…ロック機構
43a…ロックレバー 43b…係止部
44…操作ボタン 45…表示部
46…蒸気孔 47…蒸気孔ユニット
47a…おねば回収室 48…球状弁
49…蒸気口 55…補強部材
55a…隆起部 55b…水平部
55c…切欠穴 56…第1切り起こし片
56a…垂直部 56b…水平部
57…第2切り起こし片 60…ヒンジ軸
61…軸支持孔 62…コイルバネ
62a…長端部 62b…短端部
63…補助コイルばね 63a…長端部
63b…短端部 65…蓋補強部材
66…本体部 66a…軸貫通孔
66b…切欠溝 67…垂下部
67a…ネジ穴 67b…第3切り起こし片
70…コイルばね 71…第1コイルばね
71a…長端部 71b…短端部
72…第2コイルばね 72a…長端部
72b…短端部 73…連結部

Claims (3)

  1. 外郭を形成する本体と、前記本体上部にヒンジ軸を介して取り付けられる蓋体と、ロック機構と、前記本体内に収納される内鍋と、前記本体内に設けられる加熱源を有する炊飯器において、
    前記ヒンジ軸に複数のヒンジばねを設け、開蓋時、前記蓋体を閉鎖状態から所定開度まで前記複数のヒンジばねのばね力で開蓋し、前記所定開度後は前記複数のヒンジばねより少ないヒンジばねのばね力で開蓋することを特徴とする炊飯器。
  2. 前記所定開度後は、一部のヒンジばねの前記蓋体に作用するばね力を零にし、残りのヒンジばねのばね力で前記蓋体を開蓋することを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 前記一部のヒンジばねは、前記蓋体の全開位置の所定開度手前で前記蓋体の開放速度を遅らせるように作用することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
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