JP2003038341A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2003038341A
JP2003038341A JP2001227427A JP2001227427A JP2003038341A JP 2003038341 A JP2003038341 A JP 2003038341A JP 2001227427 A JP2001227427 A JP 2001227427A JP 2001227427 A JP2001227427 A JP 2001227427A JP 2003038341 A JP2003038341 A JP 2003038341A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯器本体の上面開口部を覆い、付勢ばねに
より開放方向に付勢する蓋を有する炊飯器において、長
期使用や熱応力により蓋と炊飯器本体との隙間が生じた
ときでも、左右の隙間の差を少なくして外観の見栄えを
よくする。 【解決手段】 炊飯器本体1内に鍋2を着脱自在に収納
し、炊飯器本体1内に鍋2を加熱する誘導コイル4を設
け、炊飯器本体1の上面開口部をヒンジ軸8により開閉
自在に軸支した蓋5により覆い、ヒンジ軸8に設けた複
数の付勢ばね22により蓋5を開放方向に付勢する。炊
飯器本体1の正面から見て左側および右側にそれぞれ少
なくとも一つの付勢ばねを設け、正面から見て左側の付
勢ばねの付勢力と右側の付勢ばねの付勢力に差を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器本体の上面
開口部を覆い、付勢ばねにより開放方向に付勢する蓋を
有する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の炊飯器は、付勢ばねを設
けて、炊飯器本体の上面開口部を覆う蓋をワンタッチで
開放できるよう構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
炊飯器では、蓋を閉めたときに、蓋は常に開放方向に付
勢されているため、長期の使用や、炊飯時と使用してい
ないときとの温度変化等により、蓋が変形して蓋と炊飯
器本体との間の隙間が大きくなることがある。このと
き、蓋の剛性の左右差や、重心の左右どちらかへの偏
り、蓋への左右不均等な応力の加わり、あるいは、蓋の
軸支部分の強度の左右差等多くの条件の違いにより、蓋
を閉めたときの蓋と炊飯器本体の隙間に左右差が生じ、
見苦しくなるという問題があった。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、長期使用や熱応力により蓋と炊飯器本体との隙間が
生じたときでも、左右の隙間の差を少なくして外観の見
栄えをよくすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、炊
飯器本体内に鍋を加熱する加熱手段を設け、炊飯器本体
の上面開口部を軸支部により開閉自在に軸支した蓋によ
り覆い、軸支部に設けた複数の付勢ばねにより蓋を開放
方向に付勢するよう構成し、炊飯器本体の正面から見て
左側および右側にそれぞれ少なくとも一つの付勢ばねを
設け、正面から見て左側の付勢ばねの付勢力と右側の付
勢ばねの付勢力に差を設けたものである。
【0006】これにより、長期使用や熱応力により蓋と
炊飯器本体との隙間が生じたときでも、左右の隙間の差
を少なくすることができ、外観の見栄えをよくすること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納
される鍋と、前記炊飯器本体内に設け前記鍋を加熱する
加熱手段と、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い軸支部
により開閉自在に軸支した蓋と、前記軸支部に設けた前
記蓋を開放方向に付勢する複数の付勢ばねとを備え、前
記炊飯器本体の正面から見て左側および右側にそれぞれ
少なくとも一つの付勢ばねを設け、正面から見て左側の
付勢ばねの付勢力と右側の付勢ばねの付勢力に差を設け
たものであり、蓋と炊飯器本体の隙間が大きくなる方の
付勢ばねを弱くでき、長期使用や熱応力により蓋と炊飯
器本体との隙間が生じたときでも、付勢ばねの付勢力の
差により蓋と炊飯器本体の隙間の左右差を少なくするこ
とができ、外観の見栄えをよくすることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、複数の付勢ばねは、ばね定数をほ
ぼ等しくし、ばね角度を変化させて付勢力に差を設けた
ものであり、蓋を閉めたときの付勢ばねの付勢力の差を
大きく、蓋を開いたときの付勢力の差を小さくすること
ができ、このため、蓋が閉まって蓋に大きな付勢力がか
かり蓋と炊飯器本体の隙間が不均一になる状態では、付
勢ばねの付勢力の差を大きくして、蓋と炊飯器本体の隙
間を均一化させることができる。蓋を開いた状態では、
蓋の剛性や重心の左右不均衡の影響をほとんど受けない
ため、付勢力の差があれば蓋を開いたときの傾きの原因
となるため、付勢ばねの蓋に加わる付勢力の差を小さく
して、傾きの少ない蓋の開放状態を得ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、複数の付勢ばねは、ばね角度をほ
ぼ等しくし、ばね定数を変化させて付勢力に差を設けた
ものであり、蓋を閉めたときの付勢ばねの付勢力の差を
大きく、蓋を開いたときの付勢力の差も大きくすること
ができ、このため、蓋が閉まって蓋に大きな付勢力がか
かり蓋と炊飯器本体の隙間が不均一になる状態では、付
勢ばねの付勢力の差を大きくして、蓋と炊飯器本体の隙
間を均一化させることができるとともに、蓋を開いたと
きに蓋の軸支部の強度の左右差や、がたつきの左右差等
により蓋を閉めたときの蓋と炊飯器本体の隙間の左右差
と同じ方向に蓋を開いたときの傾きがある場合には、蓋
を開いたときの付勢力の差も大きくなるため、蓋を開い
たときの傾きを補正して、傾きの少ない蓋の開放状態を
得ることができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、複数の付勢ばねの内少なくとも1
つは、ばね角度を蓋の開き角度より小さく設定したもの
であり、蓋を閉めたときの付勢ばねの付勢力の差によ
り、長期使用や熱応力により蓋と炊飯器本体との隙間が
生じたときでも、左右の隙間の差を少なくして外観の見
栄えをよくすることができるとともに、蓋の開き角度よ
りばね角度を小さく設定した付勢ばねのばね角度以上に
蓋が開くと、開く方向とは反対側の力が働き、蓋の開き
にブレーキが掛かり、蓋の開きによる衝撃を和らげるこ
とができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、炊飯器本体と、
前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記炊
飯器本体内に設け前記鍋を加熱する加熱手段と、前記炊
飯器本体の上面開口部を覆い軸支部により開閉自在に軸
支した蓋と、前記軸支部に設けた前記蓋を開放方向に付
勢する1つの付勢ばねとを備え、前記付勢ばねを正面か
ら見て炊飯器本体の左右方向の中心よりずらして設けた
ものであり、付勢ばねが1つの場合でも、蓋を開く付勢
力に左右差を設けることができ、蓋と炊飯器本体の隙間
の左右差を少なくして外観の見栄えをよくすることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1に示すように、炊飯器本
体1は、上面が開口し、内部に鍋2の収納部である保護
枠3を配設し、この保護枠3の外側に加熱手段である誘
導コイル4を設けている。蓋5は炊飯器本体1の上面開
口部を覆うもので、この蓋5は炊飯器本体1の上部を構
成する上枠6の上部に一体成形されたヒンジ部7にヒン
ジ軸(軸支部)8を介して開閉自在に支持している。
【0014】外蓋カバー9は、蓋5の内側に固定し、こ
の外蓋カバ−9に発熱体である放熱板10と鍋パッキン
11を備えた放熱板ユニット12を着脱自在に取付けて
おり、放熱板10の上部に外蓋カバー9に支持されてい
る蓋加熱手段である蓋誘導コイル13が位置している。
この蓋誘導コイル13の電磁作用により放熱板10が発
熱する。
【0015】また、鍋パッキン11は、蓋5を閉じたと
きに鍋2のフランジ14に圧接してその鍋2を密閉する
ようになっている。
【0016】蒸気筒15は蓋5に着脱自在に設け、この
蒸気筒15の下部に磁気性のあるフロート16を炊飯時
のおねばにより移動するように設けており、蓋5内のフ
ロート16に対向する位置にリードスイッチ17を配し
ている。おねばがフロート16部分まで達するとフロー
ト16が移動し、リードスイッチ17が検知し加熱手段
である誘導コイル4への出力を制御し、おねばが外部に
吹きこぼれるのを防止している。
【0017】また、蒸気筒15を取り付けていないとき
には、リードスイッチ17が検知して通電を停止する安
全機構を備えるとともに、蓋5の開閉に際しても移動す
るように構成されており、蓋5の開閉検知も兼ねてい
る。さらに、蓋5内の炊飯器本体1の正面からみて左側
には放熱板10の温度を検知する蓋センサー18を放熱
板10に押圧して設けている。
【0018】操作基板19は蓋5の天面前側に設け、こ
の操作基板19には操作状態や運転状態を表示する液晶
表示部20および操作ボタン21を設けている。操作ボ
タン21は、図3に示すように、右手で操作したときに
液晶表示部20が手で隠れないように液晶表示部20の
右側に配置している。
【0019】また、ヒンジ部7には蓋5を開放方向に付
勢するキックばね構成の付勢ばね22を設けている。こ
の付勢ばね22は、図2に示すように、左側付勢ばね2
2aを炊飯器本体1の向かって左側に設け、右側付勢ば
ね22bを炊飯器本体1の向かって右側に設けている。
ヒンジ部7と対向する炊飯器本体1の正面側に蓋5と係
合するフックボタン23を設け、フックボタン23を押
すと蓋5との係合が解除され、左側付勢ばね22aおよ
び右側付勢ばね22bの付勢力により蓋5が開いて鍋2
の取り出しや、鍋2内のご飯をよそうことができる。
【0020】本実施例では、蓋センサー18を炊飯器本
体1の左側に設けているため、蓋5を閉めた状態では、
蓋センサー18の押圧力により蓋5の左側を上に持ち上
げようとする力が働く。また、操作ボタン21が炊飯器
本体1の右側に多くあるため蓋5内の部品が右側に多く
集中することとなり、蓋5の重心が右側に片寄る。した
がって、蓋5の下側への荷重が右側に偏る構成となって
いる。このように、操作性や部品の最適配置の関係等に
より、蓋5に働く応力に左右差が生じることがある。
【0021】そこで、本実施例では、蓋5が閉まってい
るときの左側付勢ばね22aと、右側付勢ばね22bの
付勢力の左右差と、蓋センサー18の押圧力、および蓋
5の重心の偏りによる蓋5に働く力が打ち消し合い、全
体として蓋5にかかる応力が左右でほぼ等しくなるよう
に、左側付勢ばね22aの付勢力を弱く、右側付勢ばね
22bの付勢力を強く調整することにより、炊飯器本体
1の上部を構成する上枠6と蓋5の隙間をほぼ均一とす
ることができる。
【0022】また、内部部品の配置や形状の関係で、蓋
5や外蓋カバー9の剛性に左右差が生じた場合や、外蓋
カバー9の成形時の残留応力等の影響がある場合、蓋5
を閉めたときの蓋5を持ち上げようとする力が左右で同
じであっても、長期の使用や、炊飯時と使用していない
ときとの温度変化等により、蓋5の左右の剛性の違いや
残留応力の左右差により蓋5の変形量が異なり、蓋5と
上枠6との隙間が左右で違ってくるため外観の見栄えが
悪くなったり、隙間の大きい方で鍋2のフランジ14と
鍋パッキン11の間に隙間が生じて炊飯中に蒸気が漏れ
る恐れがある。
【0023】このため、予め、剛性が弱く隙間大きくな
る方の付勢ばね22を弱くし、反対側の付勢ばね22を
強く設定して、長期の使用や、炊飯時と使用していない
ときとの温度変化等により隙間が変化してきたときでも
隙間の左右差を少なくして外観の見栄えをよくするとと
もに、炊飯中に蒸気が漏れにくいようにすることができ
る。
【0024】また、本実施例では、左側付勢ばね22a
と右側付勢ばね22bは、ばね定数に差を設け、ばね角
度をほぼ等しくして付勢力に差を設けている。付勢力と
なるばねのモーメントは、ばね定数とばねのねじれ角の
積となるため、図4に示すように、蓋5を閉めた状態
(蓋開き角度0゜)から開いていくと、左側付勢ばね2
2aの付勢力m1と、右側付勢ばね22bの付勢力m2の
差は小さくなる。なお、蓋5が開いた状態は蓋開き角度
は90゜である。
【0025】このため、蓋5を閉めた状態で付勢力の差
を大きくして、長期の使用や、炊飯時と使用していない
ときとの温度変化等により蓋5と上枠6の隙間が変化し
てきたときでも、隙間の左右差を少なくして外観の見栄
えをよくするとともに、蓋5が開いた状態では蓋5の剛
性や重心の左右不均衡等の影響をほとんど受けないた
め、付勢力の差を小さくして傾きのすくない蓋5の開放
状態を得ることができる。
【0026】なお、本実施例では、長期の使用や、炊飯
時と使用していないときとの温度変化等により蓋5と上
枠6の隙間が正面から見て左側の方が大きくなる構成の
ため、左側付勢ばね22aの付勢力を弱く、右側付勢ば
ね22bの付勢力を強くしているが、蓋5と上枠6の隙
間が右側の方が大きくなる場合には、左側付勢ばね22
aの付勢力を強く、右側付勢ばね22bの付勢力を弱く
することとなる。
【0027】(実施例2)図2に示す左側付勢ばね22
aと右側付勢ばね22bは、ばね角度に差を設け、ばね
定数をほぼ等しくして付勢力に差を設けている。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0028】これにより、図5に示すように、蓋5を閉
めた状態(蓋開き角度0゜)での左側付勢ばね22aの
付勢力m3と右側付勢ばね22bの付勢力m4の差を大き
く、蓋5を開いた状態(蓋開き角度90゜)での左側付
勢ばね22aの付勢力m3と右側付勢ばね22bの付勢
力m4の差も大きくすることができる。
【0029】このため、長期の使用や、炊飯時と使用し
ていないときとの温度変化等により蓋5と上枠6の隙間
が変化してきたときでも、隙間の左右差を少なくして外
観の見栄えをよくするとともに、蓋5が開いた状態でも
ヒンジ部7の強度の左右差や、ヒンジ軸8のがたつきの
左右差等により蓋5の傾きを補正して傾きの少ない開放
状態を得ることができる。
【0030】(実施例3)図2に示す左側付勢ばね22
aと右側付勢ばね22bは、ばね角度に差を設け、ばね
定数をほぼ等しくして、図6に示すように、付勢ばね2
2aの付勢力m5と右側付勢ばね22bの付勢力m6に差
を設け、付勢力の弱い左側付勢ばね22aのばね角度を
蓋5の開き角度約90度より小さく設定している。他の
構成は上記実施例1と同じである。
【0031】これにより、左側付勢ばね22aのばね角
度より蓋5が開くと、左側付勢ばね22aは蓋5を開く
方と反対側の力が働き、蓋5の開きにブレーキが掛か
り、蓋5の開きによる衝撃を和らげることができる。
【0032】なお、本実施例でも、長期の使用や、炊飯
時と使用していないときとの温度変化等により蓋5と上
枠6の隙間が正面から見て左側の方が大きくなる構成の
ため、左側付勢ばね22aの付勢力を弱く、右側付勢ば
ね22bの付勢力を強くしているため、左側付勢ばね2
2aのばね角度を蓋5の開き角度約90度より小さく設
定しているが、蓋5と上枠6の隙間が右側の方が大きく
なる場合には、左側付勢ばね22aの付勢力を強く、右
側付勢ばね22bの付勢力を弱くし右側付勢ばね22b
のばね角度を蓋5の開き角度約90度より小さく設定す
ることとなる。
【0033】(実施例4)図7に示すように、付勢ばね
24は、ヒンジ部7に蓋5を開放方向に付勢するように
設けている。この付勢ばね24は、正面から見て炊飯器
本体1の左右方向の中心よりずらして設けている。他の
構成は上記実施例1と同じである。すなわち、長期の使
用や、炊飯時と使用していないときとの温度変化等によ
り蓋5と上枠6の隙間が正面から見て左側の方が大きく
なる構成となっている。
【0034】本実施例では、付勢ばね24を炊飯器本体
1の正面から見て右側にずらして配置し、付勢ばね24
の付勢力が右側の方が大きくなるように構成し、付勢ば
ね24の炊飯器本体1の中心よりずらす位置を調整する
ことで、長期の使用や、炊飯時と使用していないときと
の温度変化等により生じる蓋5と上枠6の隙間が左右で
ほぼ均等となるようにすることができ、したがって、外
観の見栄えをよくすることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱
自在に収納される鍋と、前記炊飯器本体内に設け前記鍋
を加熱する加熱手段と、前記炊飯器本体の上面開口部を
覆い軸支部により開閉自在に軸支した蓋と、前記軸支部
に設けた前記蓋を開放方向に付勢する複数の付勢ばねと
を備え、前記炊飯器本体の正面から見て左側および右側
にそれぞれ少なくとも一つの付勢ばねを設け、正面から
見て左側の付勢ばねの付勢力と右側の付勢ばねの付勢力
に差を設けたから、蓋の剛性の左右差や、重心の左右ど
ちらかへの偏り、蓋への左右付均等な応力の加わり等が
ある状態で、長期の使用や、炊飯時と使用していないと
きとの温度変化等により蓋が変形して蓋と炊飯器本体と
の間の隙間が大きくなってきたときでも、付勢ばねの付
勢力の差により蓋と炊飯器本体の隙間の左右差を少なく
することができ、外観の見栄えをよくすることができ
る。
【0036】また、請求項2に記載の発明によれば、複
数の付勢ばねは、ばね定数をほぼ等しくし、ばね角度を
変化させて付勢力に差を設けたから、蓋を閉めたときの
付勢ばねの付勢力の差を大きく、蓋を開いたときの付勢
力の差を小さくすることができ、このため、蓋が閉まっ
て蓋に大きな付勢力がかかり蓋と炊飯器本体の隙間が不
均一になる状態では、付勢ばねの付勢力の差を大きくし
て、蓋と炊飯器本体の隙間を均一化させることができ
る。蓋を開いた状態では、蓋の剛性や重心の左右不均衡
の影響をほとんど受けないため、付勢力の差があれば蓋
を開いたときの傾きの原因となるため、付勢ばねの蓋に
加わる付勢力の差が小さくして、傾きの少ない蓋の開放
状態を得ることができる。
【0037】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数の付勢ばねは、ばね角度をほぼ等しくし、ばね定数を
変化させて付勢力に差を設けたから、蓋を閉めたときの
付勢ばねの付勢力の差を大きく、蓋を開いたときの付勢
力の差も大きくすることができ、このため、蓋が閉まっ
て蓋に大きな付勢力がかかり蓋と炊飯器本体の隙間が不
均一になる状態では、付勢ばねの付勢力の差を大きくし
て、蓋と炊飯器本体の隙間を均一化させることができる
とともに、蓋を開いたときに蓋の軸支部の強度の左右差
や、がたつきの左右差等により蓋を閉めたときの蓋と炊
飯器本体の隙間の左右差と同じ方向に蓋を開いたときの
傾きがある場合には、蓋を開いたときの付勢力の差も大
きくなるため、蓋を開いたときの傾きを補正して、傾き
の少ない蓋の開放状態を得ることができる。
【0038】また、請求項4に記載の発明によれば、複
数の付勢ばねの内少なくとも1つは、ばね角度を蓋の開
き角度より小さく設定したから、蓋を閉めたときの付勢
ばねの付勢力の差により、長期使用や熱応力により蓋と
炊飯器本体との隙間が生じたときでも、左右の隙間の差
を少なくして外観の見栄えをよくすることができるとと
もに、蓋の開き角度よりばね角度を小さく設定した付勢
ばねのばね角度以上に蓋が開くと、開く方向とは反対側
の力が働き、蓋の開きにブレーキが掛かり、蓋の開きに
よる衝撃を和らげることができる。
【0039】また、請求項5に記載の発明によれば、炊
飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される
鍋と、前記炊飯器本体内に設け前記鍋を加熱する加熱手
段と、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い軸支部により
開閉自在に軸支した蓋と、前記軸支部に設けた前記蓋を
開放方向に付勢する1つの付勢ばねとを備え、前記付勢
ばねを正面から見て炊飯器本体の左右方向の中心よりず
らして設けたから、付勢ばねが1つの場合でも、蓋を開
く付勢力に左右差を設けることができ、蓋と炊飯器本体
の隙間の左右差を少なくして外観の見栄えをよくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器の縦断面図
【図2】同炊飯器の一部切欠した背面図
【図3】同炊飯器の正面図
【図4】同炊飯器の付勢ばねの付勢力と蓋開き角度の関
係特性図
【図5】本発明の第2の実施例の炊飯器の付勢ばねの付
勢力と蓋開き角度の関係特性図
【図6】本発明の第3の実施例の炊飯器の付勢ばねの付
勢力と蓋開き角度の関係特性図
【図7】本発明の第4の実施例の炊飯器の一部切欠した
背面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 鍋 4 誘導コイル(加熱手段) 5 蓋 8 ヒンジ軸(軸支部) 22 付勢ばね 22a 左側付勢ばね 23a 右側付勢ばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱
    自在に収納される鍋と、前記炊飯器本体内に設け前記鍋
    を加熱する加熱手段と、前記炊飯器本体の上面開口部を
    覆い軸支部により開閉自在に軸支した蓋と、前記軸支部
    に設けた前記蓋を開放方向に付勢する複数の付勢ばねと
    を備え、前記炊飯器本体の正面から見て左側および右側
    にそれぞれ少なくとも一つの付勢ばねを設け、正面から
    見て左側の付勢ばねの付勢力と右側の付勢ばねの付勢力
    に差を設けた炊飯器。
  2. 【請求項2】 複数の付勢ばねは、ばね定数をほぼ等し
    くし、ばね角度を変化させて付勢力に差を設けた請求項
    1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 複数の付勢ばねは、ばね角度をほぼ等し
    くし、ばね定数を変化させて付勢力に差を設けた請求項
    1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 複数の付勢ばねの内少なくとも1つは、
    ばね角度を蓋の開き角度より小さく設定した請求項1記
    載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱
    自在に収納される鍋と、前記炊飯器本体内に設け前記鍋
    を加熱する加熱手段と、前記炊飯器本体の上面開口部を
    覆い軸支部により開閉自在に軸支した蓋と、前記軸支部
    に設けた前記蓋を開放方向に付勢する1つの付勢ばねと
    を備え、前記付勢ばねを正面から見て炊飯器本体の左右
    方向の中心よりずらして設けた炊飯器。
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JP2014213056A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 タイガー魔法瓶株式会社 炊飯器
JP2016049887A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 マツダ株式会社 車両の開閉ルーフ構造

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