JP6583724B2 - 圧力式炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、鍋内を加圧状態にして炊飯を行う圧力式炊飯器に関する。
炊飯器は、一般に、炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体を備えている。この蓋体は、通常、一端部をヒンジ部に回動自在に取り付けられ、ヒンジ部を中心として回動することにより炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆うように構成されている。
この構成では、蓋体が回動する際の遠心力により、ヒンジ部の近傍部分に大きな負荷がかかる。ヒンジ部は、通常、樹脂材料により構成されるため、当該負荷によりヒンジ部の近傍部分が破壊又は変形することが起こり得る。
このため、例えば、特許文献1(特開2004−344568号公報)に開示された炊飯器のように、ヒンジ部に金属製の補強板を設けて、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形を抑えるように構成された炊飯器が知られている。
特開2004−344568号公報
しかしながら、従来の構成を圧力式炊飯器に適用すると、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形を十分に抑えることができないことが起こり得る。従来の構成は、この観点において未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形をより一層抑えることができる圧力式炊飯器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る圧力式炊飯器は、炊飯器本体と、
調理物を収容する鍋と、
前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋を収納する保護枠と、
平面視において前記保護枠の上面開口部と前記炊飯器本体の上面開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
前記上枠の上方後部に配置されたヒンジ部と、
前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
前記ヒンジ部を補強するヒンジ補強部材と、
前記ヒンジ補強部材から前記保護枠まで前記上枠の内面に沿って延在するように設けられ、前記上枠を補強する上枠補強部材と、
をさらに備える、ように構成されている。
本発明に係る圧力式炊飯器によれば、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形をより一層抑えることができる。
本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器を前方斜め上方から見た斜視図である。 図1の圧力式炊飯器の断面図である。 図1の炊飯器の蓋体を取り外した状態を示す平面図である。 鍋収納部の構造を後方斜め上方から見た斜視図である。 鍋収納部から上枠を取り外した状態を後方斜め上方から見た斜視図である。 上枠補強部材を取り付けた上枠を斜め下方から見た斜視図である。 第1補強部材を斜め上方から見た斜視図である。 第2補強部材を斜め上方から見た斜視図である。 ヒンジ補強部材と上枠補強部材とを組み合わせた状態を斜め下方から見た斜視図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形をより一層抑えるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
圧力式炊飯器は、鍋内を加圧状態にして炊飯を行うものである。圧力式炊飯器においては、鍋内の圧力が大気圧よりも高くなるため、鍋の上方に位置する蓋体の部分が持ち上げられるように強い圧力がかかる。その結果、ヒンジ部の近傍部分には、湾曲するように強い圧力がかかり、破壊又は変形し易くなる。
また、圧力式炊飯器においては、鍋内の圧力を調整する機構が蓋体内に設けられている。このため、蓋体の重量が重くなって、蓋体が回動する際の遠心力が大きくなり、ヒンジ部の近傍部分にかかる負荷も一層大きくなる。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、ヒンジ補強部材から高剛性を有する保護枠まで上枠の内面に沿って延在するように上枠補強部材を設けることで、圧力式炊飯器においても、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形を十分に抑えられることを見出した。この新規な知見に基づき、本発明者らは以下の発明に至った。
本発明の第1態様によれば、炊飯器本体と、
調理物を収容する鍋と、
前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋を収納する保護枠と、
平面視において前記保護枠の上面開口部と前記炊飯器本体の上面開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
前記上枠の上方後部に配置されたヒンジ部と、
前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
前記ヒンジ部を補強するヒンジ補強部材と、
前記ヒンジ補強部材から前記保護枠まで前記上枠の内面に沿って延在するように設けられ、前記上枠を補強する上枠補強部材と、
をさらに備える、圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記上枠補強部材の一部は、前記ヒンジ補強部材に取り付けられ、
前記上枠補強部材の他部は、前記保護枠と前記上枠との隙間に位置している、
第1態様に記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記上枠補強部材の一部は、前記ヒンジ補強部材に取り付けられ、
前記上枠補強部材の他部は、前記保護枠の外面に取り付けられている、
第1態様に記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記上枠補強部材の他部は、前記保護枠の外面に沿って設けられ、前記上枠の内面と前記保護枠の外面とが成す角度を保持するように構成されている、第3態様に記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記上枠補強部材は、
一部が前記ヒンジ補強部材に取り付けられ、他部が前記保護枠と前記上枠との隙間に位置する第1補強部材と、
一部が前記ヒンジ補強部材又は第1補強部材に取り付けられ、他部が前記保護枠の外面に沿って設けられ、前記上枠の内面と前記保護枠の外面とが成す角度を保持するように構成された第2補強部材と、
を備える、第1態様に記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記上枠補強部材は、前記上枠よりも剛性が高い金属材料で構成されている、第1〜5態様のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記上枠補強部材は、金属板を折り曲げ加工して構成されている、第1〜6態様のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器を提供する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
《実施形態》
図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器を前方斜め上方から見た斜視図である。図2は、図1の圧力式炊飯器の断面図である。本実施形態に係る圧力式炊飯器は、炊飯時に鍋内の圧力を大気圧以上の加圧状態(例えば、1.2気圧程度)にして炊飯する圧力式炊飯器である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る圧力式炊飯器は、略有底筒状の炊飯器本体1と、炊飯器本体1の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体2とを備えている。
蓋体2の上面には、炊飯コース、炊飯時間などの各種情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示部3と、白米コースや玄米コース、白米(柔らかめ)コースなどの複数の炊飯コースの中から特定の炊飯コースを選択可能な操作部4とが設けられている。操作部4は、炊飯コースの選択の他、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を指示できるように、炊飯開始ボタンなどの複数のボタンで構成されている。ユーザーは、表示部3の表示内容を参照しつつ、操作部4にて特定の炊飯コースを選択し、炊飯開始を指示することができる。
また、蓋体2の上面には、炊飯器本体1の内部に収納される鍋5内の空間と連通し、当該空間から発生する蒸気を外部に放出するための蒸気筒6が設けられている。
蓋体2は、図2に示すように、炊飯器本体1の上方後部(図2の左上側)に配置されたヒンジ部H1に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部H1を中心として回動することにより、炊飯器本体1の上面開口部を開閉自在に覆うように構成されている。また、蓋体2は、炊飯器本体1の上方前部(図2の右上側)に係合可能に構成されている。蓋体2は、図1に示すように蓋体2の上方前部に設けられた開ボタン7が押圧されることで、炊飯器本体1の上方前部との係合が解除され、炊飯器本体1の上面開口部を開放するようにヒンジ部H1を中心として回動する。
蓋体2の内部には、鍋5内の圧力を調整する圧力調整機構(図示せず)が設けられている。圧力調整機構については公知の構造であるので、ここでは説明を省略する。
炊飯器本体1の内部には、図2に示すように、鍋5を着脱自在に収納する有底筒状の鍋収納部8が形成されている。鍋5には、米と水とを含む調理物が入れられる。鍋収納部8は、保護枠(コイルベースともいう)9と上枠10とで構成されている。
保護枠9は、鍋5を収納する部分であり、鍋5の形状に対応して有底筒状に形成されている。また、保護枠9は、鍋5の外周面に対して所定の隙間が空くように、鍋5よりも少し大きく形成されている。また、保護枠9は、耐熱性を有する樹脂で構成され、上枠10よりも高剛性を有する部材である。
保護枠9の外周面には、鍋5の外周面と対向するように配置されて鍋5を誘導加熱する鍋加熱装置11が配置されている。鍋加熱装置11は、リング状の底内コイル11aと、リング状の底外コイル11bとを備えている。底内コイル11aは、保護枠9を介して鍋5の底部の中央部周囲に対向するように配置されている。底外コイル11bは、保護枠9を介して鍋5の側底部(コーナー部)と対向するように配置されている。
保護枠9の底部の中央部分には、開口部9bが設けられている。開口部9bには、鍋5の温度を測定するための鍋温度センサ12が、鍋収納部8に収納された鍋5の底部に当接可能に配置される。鍋5の温度は鍋5内の調理物の温度と略同じであるので、鍋温度センサ12が鍋5の温度を検知することで、鍋5内の調理物の温度を検知することができる。
図3は、本実施形態に係る炊飯器の蓋体2を取り外した状態を示す平面図である。図3及び図4に示すように、上枠10は、環状に形成され、炊飯器本体1の上面開口部を形成する上端部1aから内方へ向かう平面を有するように形成されている。上枠10の内周部10aは、図2に示すように、保護枠9の上端部9aに取り付けられている。すなわち、上枠10は、図3に示すように、平面視において保護枠9の上面開口部と炊飯器本体1の上面開口部との間を覆うように設けられている。
炊飯器本体1と鍋収納部8とで囲まれた空間には、図2示すように、鍋加熱装置11の加熱動作を制御する制御装置13が搭載されている。制御装置13は、操作部4に入力された情報と鍋温度センサ12の検知温度とに基づいて、鍋加熱装置11の加熱量(通電率、加熱温度、加熱時間、又は加熱出力)を制御し、炊飯工程を行う。また、制御装置13は、別途設けられた計時部(図示せず)により炊飯工程中の各工程(予熱、昇温、沸騰維持、蒸らし)の所要時間も制御する。
制御装置13は、鍋加熱装置11の加熱動作を制御する電子部品14が実装された制御基板15を備えている。制御基板15は、略矩形板状に形成され、垂直方向に延在するように配置されている。制御基板15の下端部には、電子部品14を冷却するためのヒートシンク16が取り付けられている。ヒートシンク16は、例えば、アルミニウムにより構成されている。ヒートシンク16の下方には、冷却風を送風する冷却ファン17が取り付けられている。
次に、ヒンジ部H1の近傍部分の構造についてより具体的に説明する。図4は、鍋収納部8の構造を後方斜め上方から見た斜視図である。図5は、鍋収納部8から上枠10を取り外した状態を後方斜め上方から見た斜視図である。
図4に示すように、上枠10の後部(図4の左下側)には、ヒンジ部H1が配置されている。本実施形態において、ヒンジ部H1は、上枠10の上面後部から上方へ突出し、蓋体2に設けられたヒンジ軸2Aを回動自在に保持するように構成されている。ヒンジ部H1は、樹脂により構成されている。ヒンジ部H1は、図2に示すように、外部に露出しないようにカバー18によって覆われている。
ヒンジ部H1には、ヒンジ部H1を補強するヒンジ補強部材21が取り付けられている。ヒンジ補強部材21は、ヒンジ部H1よりも剛性が高い金属材料で構成されている。また、ヒンジ補強部材21は、所定の形状の金属板を複数回折り曲げ加工して構成されている。
本実施形態において、ヒンジ補強部材21は、図4及び図5に示すように、略U字型の形状を有している。ヒンジ補強部材21は、ヒンジ軸2Aに対して平行な鉛直面上に配置された鉛直板部21aと、鉛直板部21aの左右上端部から上方へ延設され、ヒンジ軸2Aに係合するフック部21b,21bとを有している。フック部21b,21bは、鉛直板部21aの左右上端部から上枠10に対して平行になるように90度屈曲し、鉛直板部21b及び上枠10に対して直交するように上方へ90度段階的に屈曲するように形成されている。鉛直板部21aには、左右対称に複数のネジ穴21cが設けられている。ヒンジ補強部材21は、複数のネジ穴21cを通じてネジ(図示せず)がヒンジ部H1にネジ込まれることにより、ヒンジ部H1に固定される。
ヒンジ補強部材21には、上枠10を補強する上枠補強部材22が取り付けられている。上枠補強部材22は、ヒンジ部H1よりも剛性が高い金属材料で構成されている。また、上枠補強部材22は、所定の形状の金属板を複数回折り曲げ加工して構成されている。本実施形態において、上枠補強部材22は、第1補強部材23と、第2補強部材24とで構成されている。
図6は、上枠補強部材22を取り付けた上枠10を斜め下方から見た斜視図である。図7は、第1補強部材23を斜め上方から見た斜視図である。図8は、第2補強部材24を斜め上方から見た斜視図である。図9は、ヒンジ補強部材21と上枠補強部材22とを組み合わせた状態を斜め下方から見た斜視図である。
第1補強部材23は、図5〜図7に示すように、ヒンジ軸2Aに対して平行な鉛直面上に配置された鉛直板部23aと、鉛直板部23aの左右両端部23aa,23aaから保護枠9まで延設された水平延設部23b,23bと、水平延設部23b,23bから上方へ延設され、ヒンジ軸2Aに係合するフック部23c,23cとを有している。
鉛直板部23aの水平方向の中央部には、保護枠9から離れる方向に突出する出っ張り部23abが設けられている。この出っ張り部23abの外面に、ヒンジ補強部材21の鉛直板部21aの内面が接触するように配置される。出っ張り部23abには、鉛直板部21aに設けられた複数のネジ穴21cと対応する位置にそれぞれネジ穴23acが設けられている。第1補強部材23は、ネジ穴21c及びネジ穴23acを通じてネジ(図示せず)がヒンジ部H1にネジ込まれることにより、ヒンジ補強部材21及びヒンジ部H1に固定される。また、鉛直板部23aの左右両端部23aaの近傍には、ネジ穴23ad,23adが設けられている。第1補強部材23は、ネジ穴23adを通じてネジ(図示せず)がヒンジ部H1にネジ込まれることにより、ヒンジ部H1により強固に固定される。
水平延設部23b,23bは、鉛直板部23aの左右両端部から保護枠9に向けて90度屈曲し、その上部が上枠10の内面10bに沿うとともに互いに近づく方向に更に90度屈曲するように形成されている。上枠10の内面10bには、略格子状に配置された複数のリブ10cが設けられている。
各水平延設部23bの先端部23baは、保護枠9と上枠10との隙間に位置するように設けられている。各水平延設部23bの先端部23baは、互いに隣接するリブ10c,10cの間に配置されている。各水平延設部23bの先端部23baには、ネジ穴23bbが設けられている。第1補強部材23は、保護枠9に設けられたネジ穴(図示せず)及び水平延設部23bのネジ穴23bbを通じてネジが上枠10にネジ込まれることにより、保護枠9及び上枠10に固定される。これにより、第1補強部材23は、上枠10の内面10bが湾曲又は屈曲するのを抑えるように機能する。
フック部23c,23cは、水平延設部23bの鉛直板部23aとの接続部分の近傍から上方へ延設され、ヒンジ軸2Aに係合するように形成されている。また、フック部23cは、ヒンジ軸2Aに対してヒンジ補強部材21のフック部21bとは異なる方向から係合するように形成されている。すなわち、本実施形態において、第1補強部材23は、ヒンジ部H1を補強するヒンジ補強部材としての機能も有するように構成されている。
第2補強部材24は、図6及び図8に示すように、ヒンジ軸2Aに対して平行な鉛直面上に配置された鉛直板部24aと、鉛直板部24aから保護枠9まで延設された水平延設部24bと、保護枠9の外面9cに沿うように水平延設部24bから延設された鉛直延設部24cとを有している。
鉛直板部24aは、略矩形板状に形成されている。鉛直板部24aの下端部には、保護枠9から離れる方向に90度屈曲する2つの係合片24aa,24aaが設けられている。係合片24aa,24aaは、図9に示すように、第1補強部材23の鉛直板部23aの下端部から保護枠9に近づく方向に90度屈曲する2つの係合片23ae,23aeと係合するように設けられている。各係合片24aaには、ネジ穴24abが設けられている。第2補強部材24は、ネジ穴24ab及び第1補強部材23の係合片23aeに設けられたネジ穴(図示せず)を通じてネジ(図示せず)がヒンジ部H1にネジ込まれることにより、第1補強部材23及びヒンジ部H1に固定される。
水平延設部24bは、図6に示すように、鉛直板部24aから保護枠9に向けて90度屈曲するように形成されている。水平延設部24bは、略矩形板状に形成され、互いに隣接するリブ10c,10cの間に配置されている。また、水平延設部24bは、第1補強部材23の水平延設部23b,23bの間に配置されている。
鉛直延設部24cは、図6に示すように、水平延設部24bから保護枠9の外面9cに沿うように90度屈曲するように形成されている。鉛直延設部24cは、略矩形板状に形成されている。保護枠9の内面及び外面には、図5に示すように、複数のリブ9dが形成されている。
また、鉛直延在部24cの両下端部には、保護枠9に設けられた段部(図示せず)に係合するように90度屈曲する2つの係合片24ca,24caが設けられている。各係合片24caには、ネジ穴24cbが設けられている。第2補強部材24は、ネジ穴24cb,24cbを通じてネジ(図示せず)が保護枠9にネジ込まれることにより、保護枠9に固定される。第2補強部材24は、上枠10の内面10bと保護枠9の外面9cとが成す角度(例えば、90度)を保持するように機能する。
本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、第1補強部材23及び第2補強部材24が、ヒンジ補強部材21から高剛性を有する保護枠9まで上枠10の内面10bに沿って延在するように設けられている。この構成によれば、ヒンジ部H1の近傍部分の破壊又は変形をより一層抑えることができる。また、この構成によれば、ヒンジ部H1の近傍部分を、高剛性を有する金属などで構成する必要がなく、従来に用いられている樹脂製の保護枠をそのまま使用することができ、コストの増加を抑えることができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、第1補強部材23の先端部23baが保護枠9と上枠10との隙間に位置するように設けられている。この構成によれば、ヒンジ部H1と保護枠9との間における上枠10の破壊又は変形をより確認に抑えることができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、第2補強部材24が係合片24caにより保護枠9の外面9cに取り付けられている。この構成によれば、ヒンジ部H1と保護枠9との間における上枠10の破壊又は変形をより確認に抑えることができる。
また、本実施形態に係る圧力式炊飯器によれば、第2補強部材24が上枠10の内面10bと保護枠9の外面9cとが成す角度を保持するように機能するので、上枠10の破壊又は変形をより確認に抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、上枠補強部材22を第1補強部材23及び第2補強部材24の2つの部材で構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。上枠補強部材22は、第1補強部材23及び第2補強部材24の少なくともいずれか一方で構成されればよい。
また、前記では、第1補強部材23に水平延設部23b及びフック部23c,23cの両方を設けて、上枠10の内面10bが湾曲又は屈曲するのを抑える機能と、ヒンジ部H1を補強する機能の2つの機能を有するように構成したが、本発明はこれに限定されない。上枠10の内面10bが湾曲又は屈曲するのを抑えるように機能する部材と、ヒンジ部H1を補強する機能を有する部材とをそれぞれ別の部材としてもよい。
なお、ヒンジ部H1は、上枠10に設けられてもよいし、炊飯器本体H1に設けられてもよい。また,前記では、蓋体2がヒンジ軸2Aを備え、上枠10の上方後部に設けたヒンジ部H1がヒンジ軸2Aを回転自在に保持するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ヒンジ部H1がヒンジ軸を備え。蓋体2が当該ヒンジ軸を回転自在に保持するように構成されてもよい。
また、前述したヒンジ補強部材21及び上枠補強部材22の構成は、単なる例示であって、屈曲角度やネジ穴の位置等の具体的な構成については適宜変更可能である。
本発明に係る圧力式炊飯器は、ヒンジ部の近傍部分の破壊又は変形をより一層抑えることができるので、家庭用の炊飯器のみならず、業務用の炊飯器などにも有用である。
1 炊飯器本体
1a 上端部
2 蓋体
2A ヒンジ軸
3 表示部
4 操作部
5 鍋
6 蒸気筒
7 開ボタン
8 鍋収納部
9 保護枠
9a 上端部
9b 開口部
9c 外面
9d リブ
10 上枠
10a 内周部
10b 内面
10c リブ
11 鍋加熱装置
11a 底内コイル
11b 底外コイル
12 鍋温度センサ
13 制御装置
14 電子部品
15 制御基板
16 ヒートシンク
17 冷却ファン
18 カバー
21 ヒンジ補強部材
21a 鉛直板部
21b フック部
21c ネジ穴
22 上枠補強部材
23 第1補強部材
23a 鉛直板部
23aa 端部
23ab 出っ張り部
23ac,23ad ネジ穴
23ae 係合片
23b 水平延設部
23ba 先端部
23bb ネジ穴
23c フック部
24 第2補強部材
24a 鉛直板部
24aa 係合片
24ab ネジ穴
24b 水平延設部
24c 鉛直延設部
24ca 係合片
24cb ネジ穴
H1 ヒンジ部

Claims (6)

  1. 炊飯器本体と、
    調理物を収容する鍋と、
    前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋を収納する保護枠と、
    平面視において前記保護枠の上面開口部と前記炊飯器本体の上面開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
    前記上枠の上方後部に配置されたヒンジ部と、
    前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
    前記ヒンジ部を補強するヒンジ補強部材と、
    前記ヒンジ補強部材から前記保護枠まで前記上枠の内面に沿って延在するように設けられ、前記上枠を補強する上枠補強部材と、
    をさらに備え、
    前記上枠補強部材の一部は、前記ヒンジ補強部材に取り付けられ、
    前記上枠補強部材の他部は、前記保護枠と前記上枠との隙間に位置している、
    力式炊飯器。
  2. 炊飯器本体と、
    調理物を収容する鍋と、
    前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋を収納する保護枠と、
    平面視において前記保護枠の上面開口部と前記炊飯器本体の上面開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
    前記上枠の上方後部に配置されたヒンジ部と、
    前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
    前記ヒンジ部を補強するヒンジ補強部材と、
    前記ヒンジ補強部材から前記保護枠まで前記上枠の内面に沿って延在するように設けられ、前記上枠を補強する上枠補強部材と、
    をさらに備え、
    前記上枠補強部材の一部は、前記ヒンジ補強部材に取り付けられ、
    前記上枠補強部材の他部は、前記保護枠の外面に取り付けられている、
    力式炊飯器。
  3. 前記上枠補強部材の他部は、前記保護枠の外面に沿って設けられ、前記上枠の内面と前記保護枠の外面とが成す角度を保持するように構成されている、請求項に記載の圧力式炊飯器。
  4. 炊飯器本体と、
    調理物を収容する鍋と、
    前記炊飯器本体の内部に設けられ、前記鍋を収納する保護枠と、
    平面視において前記保護枠の上面開口部と前記炊飯器本体の上面開口部との間を覆うように設けられた上枠と、
    前記上枠の上方後部に配置されたヒンジ部と、
    前記ヒンジ部に回動自在に取り付けられ、当該ヒンジ部を中心として回動することにより、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    を備え、前記鍋内を加圧状態して炊飯を行う圧力式炊飯器であって、
    前記ヒンジ部を補強するヒンジ補強部材と、
    前記ヒンジ補強部材から前記保護枠まで前記上枠の内面に沿って延在するように設けられ、前記上枠を補強する上枠補強部材と、
    をさらに備え、
    前記上枠補強部材は、
    一部が前記ヒンジ補強部材に取り付けられ、他部が前記保護枠と前記上枠との隙間に位置する第1補強部材と、
    一部が前記ヒンジ補強部材又は第1補強部材に取り付けられ、他部が前記保護枠の外面に沿って設けられ、前記上枠の内面と前記保護枠の外面とが成す角度を保持するように構成された第2補強部材と、
    を備える、圧力式炊飯器。
  5. 前記上枠補強部材は、前記上枠よりも剛性が高い金属材料で構成されている、請求項1〜のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器。
  6. 前記上枠補強部材は、金属板を折り曲げ加工して構成されている、請求項1〜のいずれか1つに記載の圧力式炊飯器。
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