JP5142404B2 - 電気加熱調理器 - Google Patents
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Description
特許文献1には、電気ポットにおけるバンド状ヒータ2(バンド状のヒータ)の取付構造に関する考案が開示されており、この文献に開示の技術では、バンド状ヒータ2の両端部位間を、取付金具17、板バネ25及びビス24で弾性的に締付ける構造を採用し、バンド状ヒータ2の緩みによる脱落を防止する。
特許文献2には、電気保温ポットに関する考案が開示されており、バンド状ヒータ2の両端部に屈曲部3を設け、これら屈曲部3の離間移動を阻止する一対のL字補強板4を設け、バンド状ヒータ2の締付けが緩むのを防止している。
これら両文献に開示の技術は、共に、バンド状のヒータと一体に取り付けられる取付け金具を設けることで、バンド状のヒータの締付け緩みを防止する。
容器の外周に巻かれるバンド状のヒータ及び前記容器を収容する調理器本体を備え、
前記容器に前記バンド状のヒータが巻かれた巻付け状態で前記バンド状のヒータの両端部間を近接させて前記バンド状のヒータを前記容器の外周に締付ける締付け機構を、前記バンド状のヒータの両端部間に備え、前記バンド状のヒータの発熱により内容物を加熱調理又は保温する電気加熱調理器の特徴構成は、
前記バンド状のヒータの拡径を阻止する拡径阻止機構を、前記容器又は前記調理器本体或いは前記調理器本体に固定して設けられる前記バンド状のヒータ及び前記締付け機構以外の部材の何れか一種若しくは複数から支持して設け、
前記バンド状のヒータの両端部は径方向に延出される径方向延出部をそれぞれ有するとともに、
前記締付け機構が前記径方向延出部を近接保持して前記バンド状のヒータを前記容器の外周に締付ける構成で、
前記拡径阻止機構が前記径方向延出部の離間移動を阻止する離間阻止部を備えて構成されていることにある。
拡径阻止機構を構成するに、この機構に外径当接面を設けることで、バンド状のヒータの外径側からバンド状のヒータの拡径を容易に阻止できる。この場合、従来、占有されていなかった前記バンド状のヒータ若しくは前記径方向延出部に対して外径側となる部位に阻止用の部材を配設すればよく、空き空間を有効利用しながらバンド状のヒータの拡径を阻止できる。
離間間隔を1から2mmとすることで、組立て時等におけるバンド状のヒータの挿入操作を容易としながら、拡径を阻止でき落下し難い構成を達成できる。
拡径阻止機構を構成するに、この機構に落下当接面を設けることで、下側からバンド状のヒータの落下を阻止できる。また、拡径阻止機能を備えた拡径阻止機構に落下当接面を設けることで、拡径阻止による落下防止と、下支えによる落下防止との両方を、一の拡径阻止機構で実現できる。
この実施形態で示す電気加熱調理器は、具体的には、お粥調理器1である。このお粥調理器1は、内鍋2内に米と所定量の水(内容物の一例)とを入れ、主操作ボタン3aをON操作すると、所定のシーケンスに従ってバンド状のヒータ4により加熱調理又は保温され、適切に調理されたお粥を得ることができる。このお粥調理器1は、図3に示すように内鍋2と外鍋5とを備えて構成されており、図4に示すように、外鍋5内に水をいれて加熱することで、間接加熱状態で調理を行うことができる。
バンド状のヒータの締付け
図7、図8に示すように、外鍋5の外周底部近傍は、その上部より一段外径が小径とされており、その部位にバンド状のヒータ4を締付けて巻きつけ可能に構成されている。図8に示す、外鍋5にバンド状のヒータ4が巻かれた巻付け状態で、バンド状のヒータ4は、締付けにより発生する外鍋5とバンド状のヒータ4との間に発生する摩擦力で落下することはない。
さらに具体的には、バンド状のヒータ4の両端部は、肉薄の径方向に延出される径方向延出部4aをそれぞれ有している。そして、前記締付け機構10が、対を成す径方向延出部4aを近接保持してバンド状のヒータ4を外鍋5の外周に締付ける構成が採用されている。図示する形態では、一対の径方向延出部4aを近接方向に移動自在に、離間方向で、その移動を規制する移動規制板10aをそれぞれ設け、これら移動規制板10aの一方に規制ボルト10bが貫通する貫通孔101、他方にこの規制ボルト10bが螺合する螺号孔102を設け、これら移動規制板10a間に渡って貫通する規制ボルト10bを貫通・螺号させることで、径方向延出部4a間が離間移動するのを防止し、この規制ボルト10bを締付けることで、バンド状のヒータ4が外鍋5の外周に締付けられる構成が採用されている。
上記の締付け機構10を設けることで、バンド状のヒータ4は外鍋5の外周に充分な締付け力を有して巻きつけられるため、バンド状のヒータ4が拡径・落下することはない。しかしながら、先にも説明したように、上記の規制ボルト10bによる規制が緩くなったり、バンド状のヒータ4が、その幅方向(図7、図8の上下方向)に何らかの理由により断裂することがある。
本願に係るお粥調理器1では、このような緩み、断裂時に、バンド状のヒータ4が拡径或いは落下しないように構成されている。以下、この構成に関して説明する。
外鍋5と調理器本体6を成す底部材6aとの間には、図4に示すように、電子制御基板7が配設されるとともに、その上側に本願独特の拡径・落下防止部材11が配設されている。
電子制御基板7は底部材6aから支持されている。一方、拡径・落下防止部材11は、
容器5にスポット溶接されており、底部材6aに拡径・落下防止部材11をネジ止めすることで、容器5、拡径・落下防止部材11がともに固定支持されている。
そして、拡径阻止機構が径方向延出部4aの離間移動を阻止する離間阻止部110を備え、バンド状のヒータ4が締付け機構10による締付け状態から拡径した状態で、径方向延出部4aの外周部が当接して、バンド状のヒータ4の拡径が阻止される外径当接面が、拡径阻止機構に備えられている。
さらに、この状態で、径方向延出部が落下した場合には、この径方向延出部4aが当接して、バンド状のヒータ4の落下が阻止される落下当接面が、拡径阻止機構に備えられている。
1. 上記の実施の形態では、電気加熱調理器がお粥調理器である例を示したが、本願構成は、加熱調理又は保温用のバンド状のヒータを備えた電気加熱調理器一般に採用することができる。例えば、温泉たまご調理器、電気ポット、スープジャー等にも採用できる。本願にあっては、湯を得るための水も本願にいう内容物に含むものとする。
2. 上記の実施の形態では、拡径・落下防止部材を外鍋の底面から支持する構成を採用したが、バンド状のヒータ及びこれに装備される締付け機構以外の部材で支持する構成を採用できる。即ち、バンド状のヒータ及びこれに装備される締付け機構が落下するとしても、拡径・落下阻止部材の原位置が維持されるのであれば、その支持構造を問うものではない。例えば、先に示した例の場合、底部材から支持しても良いし、調理器本体の何れかの部位から支持するものとしてもよい。
3. 上記の実施の形態では、拡径時、外径当接面は径方向延出部に当接する例を示したがバンド状のヒータのヒータ機能部に当接するものとしてもよい。
4. 上記の実施の形態では、落下時、落下当接面は径方向延出部に当接する例を示したがバンド状のヒータのヒータ機能部に当接するものとしてもよい。
5. 上記の実施の形態では、内鍋、外鍋を備え、間接加熱可能な電気加熱調理器の例を示したが、内鍋を備えない直接加熱型の構成としてもよい。
6. 上記の実施形態では、拡径・落下防止部材が拡径阻止機構を構成するとともに、落下防止機構をも構成する例を示したが、これら機構部位の機能を別々に果たす別部材で構成してもよい。
7. 上記の実施の形態では、バンド状のヒータが、その平面視(調理器の上面視)で、環状の加熱機能を有するヒータ機能部を備え、その両端部に径方向延出部を備えた構成を示した。しかしながら、上記のヒータ機能部は、平面視で六角形状或いは四角形状等、環状以外の形状となっていてもよい。このような環状以外の構成を採る場合にあっても、本願のバンド状のヒータは、その両端部に径方向延出部を備えた構成とする。この場合、径方向延出部は、ヒータ機能部の基本形状に対して、その外側に延出されている部位となる。なお、上記のヒータ機能部が環状以外の構成を採る場合において、拡径とは、バンド状のヒータが容器に巻き付けられた巻付け状態よりも、容器とは反対側(外側)に移動した状態をいう。
4 バンド状のヒータ
4a 径方向延出部(端部)
5 外鍋(容器)
6 調理器本体
10 締付け機構
11 拡径・落下防止部材(拡径阻止機構・落下防止機構)
110離間阻止部
S1 外径当接面
S2 落下当接面
Claims (4)
- 容器の外周に巻かれるバンド状のヒータ及び前記容器を収容する調理器本体を備え、
前記容器に前記バンド状のヒータが巻かれた巻付け状態で、前記バンド状のヒータの両端部間を近接させて前記バンド状のヒータを前記容器の外周に締付ける締付け機構を、前記バンド状のヒータの両端部間に備え、
前記バンド状のヒータの発熱により内容物を加熱調理又は保温する電気加熱調理器であって、
前記バンド状のヒータの拡径を阻止する拡径阻止機構を、前記容器又は前記調理器本体或いは前記調理器本体に固定して設けられる前記バンド状のヒータ及び前記締付け機構以外の部材の何れか一種若しくは複数に支持して設け、
前記バンド状のヒータの両端部は径方向に延出される径方向延出部をそれぞれ有するとともに、
前記締付け機構が前記径方向延出部を近接保持して前記バンド状のヒータを前記容器の外周に締付ける構成で、
前記拡径阻止機構が前記径方向延出部の離間移動を阻止する離間阻止部を備えて構成されている電気加熱調理器。 - 前記バンド状のヒータが前記締付け機構による締付け状態から拡径した状態で、前記バンド状のヒータ若しくは前記径方向延出部の外周部が当接して、前記バンド状のヒータの拡径が阻止される外径当接面を、前記拡径阻止機構に備えた請求項1記載の電気加熱調理器。
- 前記バンド状のヒータが前記締付け機構により締付けられた締付け状態で、前記バンド状のヒータ若しくは前記径方向延出部の外周部と前記外径当接面との離間間隔が1から2mmに設定されている請求項2記載の電気加熱調理器。
- 前記バンド状のヒータが前記締付け機構による締付け状態から拡径した状態で、前記バンド状のヒータ若しくは前記径方向延出部が落下した場合に、前記バンド状のヒータ若しくは前記径方向延出部が当接して、前記バンド状のヒータの落下が阻止される落下当接面を、前記拡径阻止機構に備えた請求項1〜3のいずれか一項記載の電気加熱調理器。
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