JP5754571B2 - 調理プレート及びその調理プレートを備えた加熱調理器 - Google Patents
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Description
複数列の前記表面側突条が、隣接間に前記貫通孔を形成した状態で配置され、
前記裏面側突条が、少なくとも前記表面側突条に対応する箇所に、隣接間に前記貫通孔を形成した状態で配置される複数列の第1裏面側突条を備えて形成され、
前記裏面側突条が、前記第1裏面側突条とは別に、前記第1裏面側突条に対して交差する箇所に、少なくとも隣接する前記第1裏面側突条同士を連結する第2裏面側突条を備えて形成され、
前記裏面側において、前記電熱ヒータが鋳込み形成された部位には、前記電熱ヒータが被覆された被覆部と、前記電熱ヒータが露出する露出部とが、前記基準裏面から突出形成され、
裏面側視で、前記露出部が、前記第1裏面側突条、前記第2裏面側突条及び前記被覆部により囲繞された領域であって且つ前記貫通孔が形成された領域から区画された貫通孔非形成領域内に配置される点にある。
そして、このような構成において、裏面側視で、電熱ヒータの露出部が、第1裏面側突条、第2裏面側突条及び被覆部により囲繞された領域であって且つ貫通孔が形成された領域から区画された貫通孔非形成領域内に配置される。このため、電熱ヒータの露出部は、裏面において、貫通孔が形成された領域(基準裏面)よりも突出する第1裏面側突条、第2裏面側突条及び被覆部により囲繞されて貫通孔から区画されることとなり、露出部の周囲には貫通孔が存在しない状態となる。これにより、液状物が貫通孔を介して裏面に流下した場合でも、液状物は、一旦、第1裏面側突条、第2裏面側突条及び被覆部に接触することとなり、露出部への直接的な接触を防止することができる。従って、熱容量の増加を図ることができる第1裏面側突条及び加熱効率の増加を図ることができる被覆部を利用して、貫通孔から流下した液状物が比較的高温となる露出部に接触することを防止し、煙の発生や電熱ヒータの汚損を防止することができる。
従って、断面視で、被覆部に面する部位以外の露出部の周囲と貫通孔との間は、少なくとも貫通孔側から順に、基準裏面(貫通孔)、基準裏面よりも突出する第1裏面側突条及び第2裏面側突条の何れか一方或いは両方、基準裏面、基準裏面よりも突出する露出部が位置することとなる。
これにより、貫通孔を介して裏面(基準裏面)に流下した液状物は、基準裏面(貫通孔)から第1裏面側突条及び第2裏面側突条の何れか一方或いは両方に流下し、自重によりそのまま下方に滴下することはあっても、被覆部に面する部位以外の露出部の周囲を囲繞する基準裏面に遡上(上昇)することはない。すなわち、貫通孔から流下した液状物が、露出部の周囲のうち被覆部に面する部位以外の部位から露出部に接触することを防止できる。
よって、調理により生じた液状物が電熱ヒータの露出部に付着することを、より確実に防止することができる。
従って、断面視で、露出部の周囲において被覆部に面する部位と貫通孔との間は、少なくとも貫通孔側から順に、基準裏面(貫通孔)、基準裏面よりも突出する被覆部、基準裏面よりも突出し且つ被覆部よりも窪んだ(突出しない)露出部が位置することとなる。
これにより、貫通孔を介して裏面(基準裏面)に流下した液状物は、基準裏面(貫通孔)から被覆部に流下し、自重によりそのまま下方に滴下することはあっても、被覆部より窪んだ(突出しない)露出部に遡上(上昇)することはない。すなわち、貫通孔から流下した液状物が、露出部の周囲のうち被覆部に面する部位から露出部に接触することを防止できる。
特に、本特徴構成に加えて、上述の特徴構成で説明した、裏面側視で、露出部の周囲のうち被覆部に面する部位以外の部位が基準裏面により囲繞される構成を採用すると、貫通孔を介して流下した液状物が露出部に接触することを、露出部の周囲のうち全ての周囲について防止することができるので好ましい。
これにより、少なくとも表面側突条及び電熱ヒータを一体的に鋳込み形成した調理プレートを採用して、加熱効率の低下及び調理時の温度低下を確実に抑制し、しかも、調理により生じた液状物が電熱ヒータの露出部に付着することを確実に防止することができる加熱調理器を得ることができた。
図1及び図2に示すように、調理器本体1は、平面視で概略矩形(四隅が曲線で形成され、丸みを帯びた長方形状)に形成され、断面視で深皿状に形成された耐熱性の樹脂部材により構成されている。調理器本体1の下面には、上下方向に連通する下面開口部(図示せず)が形成され、机などへ載置するための合計4個の載置脚(図示せず)が当該下面開口部の周囲に配設されている。
電熱ヒータ4を調理プレート3に一体的に鋳込み形成する際には、電熱ヒータ4を支持具等(図示せず)により鋳型(図示せず)に支持固定した状態で鋳型内に金属を流し込み、一体的に成型される。このため、図4〜図6に示すように、調理プレート3には、裏面側において、電熱ヒータ4が鋳込み形成された部位に、電熱ヒータ4が金属により被覆された被覆部3aと電熱ヒータが露出する露出部4a(鋳込み時に、支持具等により支持された部位)とが形成されている。電熱ヒータ4が鋳込み形成された部位は、主に被覆部3aによって形成され、露出部4aは鋳込み形成のために必要最小限な部分にのみ形成されているので、電熱ヒータ4により発生した熱を、電熱ヒータ4を被覆する被覆部3aに効率よく伝熱させ調理プレート3の加熱効率を向上することができ、しかも、露出部4aの存在による加熱効率の低下は最小限に抑制されている。
図4〜図6に示すように、調理プレート3の裏面側には、裏面側視で、電熱ヒータ4の露出部4aが、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aにより囲繞された領域であって且つ貫通孔8が形成された領域から区画された貫通孔非形成領域W内に配置されている。
具体的には、第1露出部4a1の周囲には、例えば右回り(図6において、白丸を出発点として、実線の矢印で示す軌跡)で説明すると、被覆部3a、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、被覆部3a、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、最初に記載の被覆部3aが記載順に配設される。これら第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aは、基準裏面BRから下方に突出形成されている。従って、第1露出部4a1は、これら第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aにより囲繞された領域内に位置し、一方で、貫通孔8は、これら第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aにより囲繞された領域の外側に位置することとなるため、第1露出部4a1は、貫通孔非形成領域W内に位置するのである。
具体的には、第2露出部4a2の周囲には、例えば右回り(図6において、白丸を出発点として、破線の矢印で示す軌跡)で説明すると、被覆部3a、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、被覆部3a、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b、第1裏面側突条7a、最初に記載の被覆部3aが記載順に配設される。これら第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aは、基準裏面BRから下方に突出形成されている。従って、第2露出部4a2は、これら第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aにより囲繞された領域内に位置し、一方で、貫通孔8は、これら第1裏面側突条7a、第2裏面側突条7b及び被覆部3aにより囲繞された領域の外側に位置することとなるため、第2露出部4a2は、貫通孔非形成領域W内に位置するのである。
その後、所望の温度に加熱された調理プレート3の複数列の表面側突条6上に、食品を載置して加熱調理する。
(1)上記実施形態においては、加熱調理器の一例として調理プレート3を備えたホットプレートHを例として説明した。しかし、当然ながら本発明が適用可能な加熱調理器としては、ホットプレートH(鉄板焼き器)のみならず、他の加熱調理器を例示することができる。すなわち、表面側に基準表面BAから突出する表面側突条6と、裏面側に基準裏面BRから突出する裏面側突条7及び電熱ヒータ4とが一体的に鋳込み形成され、基準表面BAから基準裏面BRに貫通する貫通孔8を備えた調理プレート3を用いた加熱調理器として、焼き肉器、グリル鍋等に適用することができる。
また、表面側突条6の基準表面BAからの突出高さについても、食品を適切に加熱調理できるのであれば、必要に応じて適宜変更することができる。
3 調理プレート
3a 被覆部
4 電熱ヒータ
4a 露出部
4a1 第1露出部(露出部)
4a2 第2露出部(露出部)
6 表面側突条
7 裏面側突条
7a 第1裏面側突条(裏面側突条)
7b 第2裏面側突条(裏面側突条)
8 貫通孔
H ホットプレート(加熱調理器)
BA 基準表面
BR 基準裏面
W 貫通孔非形成領域
L1 第1裏面側突条の突出高さ
L2 第2裏面側突条の突出高さ
L3 被覆部の突出高さ
L4 露出部の突出高さ
Claims (6)
- 表面側に基準表面から突出する表面側突条と、裏面側に基準裏面から突出する裏面側突条及び電熱ヒータとが一体的に鋳込み形成され、前記基準表面から前記基準裏面に貫通する貫通孔を備えた調理プレートであって、
複数列の前記表面側突条が、隣接間に前記貫通孔を形成した状態で配置され、
前記裏面側突条が、少なくとも前記表面側突条に対応する箇所に、隣接間に前記貫通孔を形成した状態で配置される複数列の第1裏面側突条を備えて形成され、
前記裏面側突条が、前記第1裏面側突条とは別に、前記第1裏面側突条に対して交差する箇所に、少なくとも隣接する前記第1裏面側突条同士を連結する第2裏面側突条を備えて形成され、
前記裏面側において、前記電熱ヒータが鋳込み形成された部位には、前記電熱ヒータが被覆された被覆部と、前記電熱ヒータが露出する露出部とが、前記基準裏面から突出形成され、
裏面側視で、前記露出部が、前記第1裏面側突条、前記第2裏面側突条及び前記被覆部により囲繞された領域であって且つ前記貫通孔が形成された領域から区画された貫通孔非形成領域内に配置される調理プレート。 - 裏面側視で、前記被覆部に面する部位以外の前記露出部の周囲が、前記貫通孔非形成領域内において、前記第1裏面側突条及び前記第2裏面側突条が形成されていない前記基準裏面により囲繞される構成である請求項1に記載の調理プレート。
- 前記被覆部の前記基準裏面からの突出高さが、前記露出部の前記基準裏面からの突出高さよりも大きく形成される構成である請求項1又は2に記載の調理プレート。
- 前記表面側突条が、前記調理プレートの長手方向に沿って配設され、前記第1裏面側突条が、前記調理プレートの長手方向に沿って配設された請求項1から3の何れか一項に記載の調理プレート。
- 前記表面側突条が、前記調理プレートの端部に亘って配設され、前記第1裏面側突条が、前記調理プレートの端部に亘って配設された請求項1から4の何れか一項に記載の調理プレート。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載の調理プレートが、調理器本体上に着脱自在に載置されてなる加熱調理器。
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