JP2011229642A - 炊飯器 - Google Patents

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健一 辻
Keiji Takenouchi
啓寿 竹之内
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Abstract

【課題】従来よりも結露を抑制することができる炊飯器を提供する。
【解決手段】本発明に係る炊飯器100は、上周縁にフランジ部108bを有し、当該フランジ部108bの下方に凹部を有する内鍋108と、内鍋108を開閉自在に覆う蓋体103と、内鍋108を収納する内ケース111と、断熱部である凸部111aと、を備え、内鍋108が内ケース111内に収納され、かつ内鍋108が蓋体103により密閉された状態において、フランジ部108bの上周面108b1が凸部111aの最上端の高さ以下となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、炊飯器に関する。
従来、炊飯および炊飯後の保温を行う炊飯器が使用されている。このような炊飯器に関して、日々研究開発が行われている。
例えば、特許文献1には、次のような炊飯器が開示されている。この炊飯器は、内ケース及び外ケースからなり、円形の開口部を有する本体と、開口部から内ケース内に着脱自在に収容される内鍋と、開口部を開閉自在に覆うように本体に支持された蓋体と、本体内に配置され内鍋を加熱する加熱部と、開口部の周縁部を形成する本体の肩部の周方向の複数個所に分散して設けられた、熱絶縁性の弾性体からなる内鍋支持部材とを備える。
上記炊飯器において、内鍋が内ケース内に収容されたときに、内鍋上縁のフランジ部が、内鍋支持部材に支持されるように構成される。内鍋支持部材の間の領域における肩部は、内鍋支持部材の上面の高さより低い凹部を有するとともに、内鍋支持部材の上面の高さより低く凹部よりも高い遮蔽部を形成する。
また、特許文献2には、次の保温釜が開示されている。この保温釜は、蓋体と本体との隙間に対向する本体の内部に、この本体の上面から突出させてコードヒータなどからなる発熱手段が設けられる。この発熱手段を鍋の上端のフランジ部で覆うようにして、このフランジ部の下面に形成した凹部を発熱手段の上面にほとんど隙間のない状態で載置する。フランジ部の上面には、蓋体の下面に設けた蓋パッキンが当接する。炊飯後鍋内のご飯の温度が保温温度に低下するまでの期間を含む保温時と、保温時に一時的に鍋内のご飯を再加熱する期間に、発熱手段を発熱させる。
特開2009−247545号公報 特開2002−010905号公報
しかしながら、上記従来の炊飯器においては、内鍋のフランジ部と蓋体との隙間をパッキンにより密閉する構造を採用することにより外気の浸入を防いでいるが、より美味なご飯を食したいという顧客ニーズに応えるため、結露をさらに抑制する必要がある。
本発明の目的は、従来よりも結露を抑制することができる炊飯器を提供することである。
(1)一の局面に従う炊飯器は、上周縁にフランジ部を有し、当該フランジ部の下方に凹部を有する内鍋と、内鍋を開閉自在に覆う蓋体と、内鍋を収納する内ケースと、断熱を行う断熱部と、を備え、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、フランジ部の上周面が断熱部の最上端の高さ以下であるものである。
一の局面に従う炊飯器においては、内鍋は上周縁にフランジ部を有し、当該フランジ部の下方に、炊飯するための凹部を有する。内鍋は蓋体により開閉自在に覆われる。当該内鍋は本体の内ケースに収納される。内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、フランジ部の上周面は断熱部の最上端の高さ以下となる。
この場合、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、フランジ部の上周面が断熱部の最上端の高さ以下となることによって、フランジ部の上周面が内ケース(カタとも言う)の上周面の高さを超えている従来の構造に比べ、外気が内鍋と内ケースとの間に流入し難いので内鍋の上周部が外気の影響を受け難い。それにより、断熱効果を向上することができる。これにより、内鍋の内周面における結露の発生を従来よりも抑制でき、ご飯のべたつき等の不具合を防止できる。また、結露を著しく抑制できるので、ご飯の保温状態が安定し、省電力効果もある。さらに、内ケースの断熱部が凸形状となっているため、蓋体を開けた時に当該蓋体から落ちる水滴が内ケースまたは内鍋へ浸入することを防止できる。
(2)断熱部は上向きの凸部からなり、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、フランジ部の上周面が凸部の最上端の高さ以下であることが好ましい。
この場合、例えば内ケースに凸部(断熱部)を一体的に形成することで、部品点数および組立て工数ならびにこれらを原因とする部品コストおよび作業コストを抑制することができる。
(3)断熱部は、中空部材からなり、当該中空部材の内部空間に断熱材が設けられてもよい。この場合、断熱効果をさらに向上できる。これにより、結露をさらに抑制できる。
(4)炊飯器は、蓋体と内鍋との隙間を密閉する環状のパッキンをさらに備え、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、パッキンは、フランジ部および断熱部の両方に当接することが好ましい。
この場合、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、パッキンは、フランジ部および断熱部の両方に当接することにより、断熱効果をさらに向上でき、内鍋からの放熱を抑制できる。
(5)内ケースは、当該内ケースの上周面よりも低い凹部を有し、内鍋は、凹部に対応する取っ手部を有し、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、取っ手部の上端面は、断熱部の最上端の高さ以上に位置し、パッキンは、フランジ部、断熱部および取っ手部の上面に当接することが好ましい。
この場合、内鍋が内ケース内に収納され、かつ内鍋が蓋体に覆われた状態において、取っ手部の上端面が断熱部の最上端の高さ以上に位置し、パッキンは、フランジ部、断熱部および取っ手部の上面に当接することによって、内鍋全周に亘って断熱効果を向上することができる。これにより、内鍋の全内周面における結露の発生を抑制できる。また、内鍋が取っ手部を有することで、使用者が内鍋を取り出し易くなる。
本発明に係る炊飯器によれば、断熱効果を向上することができる。これにより、内鍋の内周面における結露の発生を従来よりも抑制でき、ご飯のべたつき等の不具合を防止できる。また、結露を著しく抑制できるので、ご飯の保温状態が安定し、省電力効果もある。さらに、内ケースの断熱部が凸形状となっているため、蓋体を開けた時に当該蓋体から落ちる水滴が内ケースまたは内鍋へ浸入することを防止できる。
本実施形態に係る炊飯器の構成を示す模式的正面図である。 図1の炊飯器の模式的縦断面図である。 図2の所定領域の拡大図である。 内ケースの上方部分を示した模式的斜視図である。 図4のA−A線断面図であり、パッキンがフランジ部および当該フランジ部に取り付けられた取っ手部に当接する状態を示した模式的断面図である。 炊飯時または保温時において従来の構成における内鍋の内周面の状態を示す模式図である。 フランジ部近傍における断熱構造の他の例を示す模式的断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る炊飯器について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る炊飯器100の構成を示す模式的正面図であり、図2は図1の炊飯器100の模式的縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る炊飯器100は、本体101、底板102、蓋体103、外蓋104、クランプボタン105、蒸気口106および操作パネル107を含む。なお、詳細については後述するが、本体101は外ケース110(図2)および内ケース111(図2)を含む。
本体101は、後述する内鍋108(図2)を収納する。本体101の底部には、炊飯器100の底面外郭を形成する底板102が嵌合されている。蓋体103は、本体101の上方に、ヒンジユニット(図示せず)を介して開閉自在に設けられ、後述の内鍋108(図2)の開口部を覆う。蓋体103は、外郭を形成する外蓋104を備える。
クランプボタン105は炊飯器100の前方に設けられる。当該クランプボタン105によって蓋体103が炊飯器100の本体101に係止される。また、蒸気口106は、蓋体103の上方中央に設けられ、炊飯時等に内鍋で発生する蒸気を外部に放出する。
操作パネル107は、本体101の面上に設けられ、炊飯器100の使用者により炊飯時および保温時等における各種設定操作において用いられる。
操作パネル107には、炊飯スイッチ、保温スイッチ、各種メニューを設定するメニュースイッチおよびタイマースイッチ等のスイッチ群107aならびに炊飯器100の動作状態等を表示する液晶表示部107bが含まれる。
以下、本実施形態に係る炊飯器100の主な内部構成について図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る炊飯器100の本体101は、外ケース110および内ケース111を有する。外ケース110は例えば合成樹脂等からなる成型品であり、当該外ケース110の内部に内ケース111が配設される。
内ケース111により形成される凹部空間内に内鍋108が着脱自在に装填される。内ケース111は、一般にカタと呼ばれる上周縁部111cと内鍋108の外周を保護する保護枠111dとで構成される。内ケース111の上周縁部111cには、後述の凸部111a(図3)が一体的に形成されている。内鍋108は例えばアルミニウム等の熱伝導性の良好な材料からなり、当該内鍋108には発熱体108aが配設されている。なお、発熱体108aとして磁性金属を用いるのはもちろんのこと、例えば薄膜の銀等を用いることもできる。発熱体108aは例えば多層鋼のクラッド材または金属溶射等により形成される。また、内鍋108の上周縁には、水平方向外側に延出するように形成されたフランジ部108bが設けられる。
内ケース111の底部中央には挿入孔112aが形成されている。当該挿入孔112aにサーミスタからなる温度センサ112が挿入され配設されている。また、内ケース111の外側には、内鍋108を所定温度に加熱するための誘導コイル113が設けられている。
炊飯時および保温時に、上記の誘導コイル113に高周波電流が供給されることにより当該誘導コイル113から発生する交番磁界によって、内鍋108の発熱体108aが発熱する。それにより、内鍋108が加熱される。また、保温時には、温度センサ112の検出温度に応じて、誘導コイル113による加熱の強度が調節される。これにより、内鍋108の温度が一定温度(例えば約73℃)に保持される。
上述したように、本体101の上方において、内鍋108の開口部108cを覆う蓋体103が開閉自在に設けられている。
蓋体103は、例えば合成樹脂からなりその外周面を構成する外カバー103a、当該外カバー103aに嵌合された内カバー103b、当該内カバー103bの下方に設けられた放熱板103c、内カバー103bの下方に設けられ、例えばシリコーンゴムまたはフッ素ゴム等の弾性部材からなる環状のパッキン103dおよびボール状の逆止弁114を主として含み、中空の断熱構造となっている。なお、逆止弁114の役割は、蓋体103が閉じた状態で、内鍋108の内圧が逆止弁114の弁圧を超えた場合に、内部の蒸気を蓋体103の外部に放出させるものである。
なお、図示はしてないが、本実施形態に係る炊飯器100の内部には、誘導コイル113への通電制御を行うインバータ等を含む電源回路が搭載された電源基板および制御基板等が配設されている。
次に、内鍋108のフランジ部108b、内ケース111の上周縁およびパッキン103dの位置関係について説明する。図3は図2の領域R1の拡大図である。
本実施形態では、フランジ部108bの所定位置には、後述する複数の取っ手部125が取り付けられている。なお、取っ手部125については後で詳述する。
図3に示すように、内鍋108が内ケース111に収納され、かつ内鍋108が蓋体103で密閉された状態において、パッキン103dは、フランジ部108b、内ケース111の凸部111aおよび後述の取っ手部125の上端面に当接して密着する。また、内ケース111の上周面には、中空の凸部111aが一体的に形成されている。これにより、内鍋108と内ケース111との隙間を塞ぐことができ、フランジ部108bが外気の影響を受けるのを抑制または防止できる。
ここで、内鍋108が内ケース111に収納された状態において、フランジ部108bの上周面108b1の高さh1が、凸部111aの最上端の高さh2以下となる。なお、高さh1、h2の基準は例えば設置面である。
また、上記の凸部111aの内部空間には、例えばグラスウール、発泡樹脂または発泡材等からなる断熱材120が設けられる。
図4は内ケース111の上方部分を示した模式的斜視図であり、図5は図4のA−A線断面図であり、パッキン103dがフランジ部108bおよび当該フランジ部108bに取り付けられた取っ手部125に当接する状態を示した模式的断面図である。
図4に示すように、内ケース111は、凸部111a(内ケース111の上周面)よりも高さが低い複数(本実施形態では2つ)の凹部111bを有している。なお、凹部111bの幅は、凸部111aの幅よりも小さい。
図5に示すように、フランジ部108bの所定位置には、複数(本実施形態では2つ)の取っ手部125が取り付けられている。取っ手部125は、使用者が内鍋108を内ケース111(それぞれ図2参照)に収納する場合、または当該内ケース111に収納された内鍋108を取り出す場合に、使用者により持たれる。なお、図5では、片方の取っ手部125の図示を省略している。
使用者により、フランジ部108bに取り付けられた各取っ手部125が各凹部111b上に配されることによって、内鍋108が内ケース111内に適切に収納される。
このように、取っ手部125が凹部111b上に配された状態(内鍋108が内ケース111内に適切に収納された状態)において、当該取っ手部125の上端面125aの高さが、内ケース111の凸部111aの高さh2以上となる。なお、図5においては、取っ手部125の上端面125aの高さと凸部111aの高さh2とが同じである場合が示されている。
そして、上記の状態(内鍋108が内ケース111内に収納された状態)で、内鍋108が蓋体103に密閉された場合に、パッキン103dは、フランジ部108b、内ケース111の凸部111a(図3)および取っ手部125の上端面125aに当接して密着する。これにより、内鍋108の全周において、当該内鍋108と内ケース111との隙間を塞ぐことができる。
次いで、本実施形態に係る炊飯器100における結露の程度と従来の構成における結露の程度との比較について説明する。なお、ここで言う従来の構成とは、内鍋108が内ケース111に収納され、かつ内鍋108が蓋体103で密閉された状態において、フランジ部108bの上周面が、内ケースの最上端の高さを超えている構成を意味する。
図6は炊飯時または保温時において従来の構成における内鍋108の内周面の状態を示す模式図である。
図6に示すように、従来の構成では、炊飯時または保温時において、米飯RCの存在領域の上方における内鍋108の内周面において広範囲に至る露TUが生じる。
下記の表1に示すように、米飯量を3合とし、保温時間を11時間とした場合に、比較例(従来例)の構成では、露TUの付着量が1.1gであるのに対して、本実施形態に係る炊飯器100の実施例では、露TUの付着量は0.2gとなった。また、比較例の露TUの付着量を1とした場合に、当該比較例に対する実施例における露TUの付着量の比率は0.18となり、結露が非常に抑制されていることが確認できる。
(本実施形態における効果)
本実施形態では、内鍋108が内ケース111内に収納され、かつ内鍋108が蓋体103により密閉された状態において、フランジ部108bの上周面108b1が内ケース111の凸部111aの最上端の高さ以下となることによって、フランジ部108bの上周面108b1が内ケース111の上端面の高さを超えている従来の構造に比べ、外気が内鍋108と内ケース111との間に流入し難いので内鍋108の上周部(フランジ部108bを含む)が外気の影響を受け難い。それにより、断熱効果を向上することができる。これにより、内鍋108の内周面における結露の発生を従来よりも抑制でき、ご飯のべたつき等の不具合(一般的に、白ボケと呼ぶ)を防止できる。また、結露を著しく抑制できるので、ご飯の保温状態が安定し、省電力効果もある。
また、本実施形態では、内鍋108が内ケース111内に収納され、かつ内鍋108が蓋体103により密閉された状態において、パッキン103dが、フランジ部108bおよび凸部111aの両方に当接することにより、内鍋108と内ケース111との隙間を塞ぐことができ、フランジ部108bが外気の影響を受けるのをより抑制または防止できる。それにより、断熱効果をより向上することができる。また、内ケース111の断熱部が凸部111aとなっているため、蓋体103を開けた時に当該蓋体103から落ちる水滴が内ケース111または内鍋108へ浸入することを防止できる。
また、凸部111aが内ケース111に一体的に形成されることにより、部品点数および組立て工数ならびにこれらを原因とする部品コストおよび作業コストを増加させることを防止できる。
また、中空部材からなる凸部111aの内部空間に断熱材120を設けることにより、断熱効果をさらに向上できる。これにより、結露をさらに抑制または防止できる。
さらに、本実施形態では、内鍋108が内ケース111内に収納され、かつ内鍋108が蓋体103により密閉された状態において、取っ手部125の上端面125aが凸部111aの最上端の高さ以上に位置し、パッキン103dは、フランジ部108b、凸部111aおよび取っ手部125の上端面125aに当接する。それにより、フランジ部108bに取っ手部125を設けた場合でも、内鍋108の全周に亘って断熱効果を向上することができる。これにより、内鍋108の全内周面における結露の発生を抑制または防止できる。
(請求項の各構成要素と上記実施形態の各部との対応関係)
上記実施形態においては、炊飯器100が炊飯器に相当し、フランジ部108bがフランジ部に相当し、内鍋108が内鍋に相当し、蓋体103が蓋体に相当し、内ケース111が内ケースに相当し、内ケース111の凸部111aが断熱部に相当し、フランジ部108の上周面108b1がフランジ部の上周面に相当し、断熱材120が断熱材に相当し、パッキン103dがパッキンに相当し、内ケース111の凹部111bが凹部に相当し、取っ手部125が取っ手部に相当し、取っ手部125の上端面125aが取っ手部の上端面に相当する。
(変形例)
以下、変形例について説明する。図8はフランジ部108b近傍における断熱構造の他の例を示す模式的断面図である。図8(a)に示すように、フランジ部108bには、環状の断熱材130が予め取り付けられている。
上記の断熱材130が取り付けられたフランジ部108bを有する内鍋108が内ケース111に収納された状態において、断熱材130の下端面130bが内ケース111に密着する。
そして、上記の状態で、内鍋108が蓋体103(図2)により密閉されると、パッキン103dは、フランジ部108bの上周面108b1および断熱材130の上端面130aに当接して密着する。このような構成により、内鍋108と内ケース111との隙間を塞ぐことができ、フランジ部108bが外気の影響を受けるのを抑制または防止できる。
また、図8(b)の例では、パッキン103dに環状の断熱材135が予め取り付けられている。
本例では、内鍋108が内ケース111に収納され、かつ内鍋108が蓋体103(図2)により密閉された状態において、断熱材135の下端面135bが内ケース111に密着するとともに、パッキン103dがフランジ部108bの上周面108b1に当接して密着する。このような構成により、内鍋108と内ケース111との隙間を塞ぐことができ、フランジ部108bが外気の影響を受けるのを抑制または防止できる。なお、断熱材135を蓋体103に取り付けてもよい。この場合でも、図8(b)と同様の効果が奏される。
さらに、図8(c)の例は、図8(a)の例においてパッキン103dがフランジ部108bの上周面108b1にのみ当接して密着する構成を示している。このように、パッキン103dが断熱材130の上端面130aに当接せずに、フランジ部108bの上周面108b1にのみ当接する場合でも、内鍋108と内ケース111との隙間を塞ぐことができ、フランジ部108bが外気の影響を受けるのを抑制または防止できる。
また、上記実施形態では、蓋体103が図示しないヒンジユニットを介して開閉自在に設けられる構成を採用したが、これに限定されるものではなく、蓋体103を置き蓋としてもよい。
また、上記実施形態では、フランジ部108bに取っ手部125を取り付けた構成について説明したが、これに限定されるものではなく、当該取っ手部125がなくてもよい。
さらに、本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 炊飯器
103 蓋体
103d パッキン
108 内鍋
108b フランジ部
108b1 フランジ部の上周面
111 内ケース
111a 凸部
111b 凹部
120 断熱材
125 取っ手部
125a 取っ手部の上端面

Claims (5)

  1. 上周縁にフランジ部を有し、当該フランジ部の下方に凹部を有する内鍋と、
    前記内鍋を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記内鍋を収納する内ケースと、
    断熱を行う断熱部と、を備え、
    前記内鍋が前記内ケース内に収納され、かつ前記内鍋が前記蓋体に覆われた状態において、前記フランジ部の上周面が前記断熱部の最上端の高さ以下であることを特徴とする炊飯器。
  2. 前記断熱部は上向きの凸部からなり、
    前記内鍋が前記内ケース内に収納され、かつ前記内鍋が前記蓋体に覆われた状態において、前記フランジ部の上周面が前記凸部の最上端の高さ以下であることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記断熱部は、中空部材からなり、
    前記中空部材の内部空間に断熱材が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炊飯器。
  4. 前記蓋体と前記内鍋との隙間を密閉するパッキンをさらに備え、
    前記内鍋が前記内ケース内に収納され、かつ前記内鍋が前記蓋体に覆われた状態において、前記パッキンは、前記フランジ部および前記断熱部の両方に当接することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 前記内ケースは、当該内ケースの上周面よりも低い凹部を有し、
    前記内鍋は、前記凹部に対応する取っ手部を有し、
    前記内鍋が前記内ケース内に収納され、かつ前記内鍋が前記蓋体に覆われた状態において、前記取っ手部の上端面は、前記断熱部の最上端の高さ以上に位置し、前記パッキンは、前記フランジ部、前記断熱部および前記取っ手部の上面に当接することを特徴とする請求項4に記載の炊飯器。
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