JP7355997B2 - 圧力式炊飯器 - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態にかかる炊飯器100の全体構成について説明する。図1には、炊飯器100の外観を示す。炊飯器100は、主として、本体110と、蓋体140とで構成されている。蓋体140は、本体110の上方の開口部を開閉可能な状態で覆っている。
本体110は、主として、筐体111、枠部材170、内鍋130、ヒンジ機構(ヒンジ部)150、取っ手112、断熱材(図示せず)、誘導加熱コイル113、フェライトコア組立体121、送風ファン115、ヒートシンク116、操作パネル117、電源回路基板118、制御回路基板119、および電源コードユニット120などを備えている。以下、これらの構成要素について詳述する。
筐体111は、本体110の外形を主に構成している。筐体111は、主な構成部材として、側壁(側面部材)111aと、底壁(底部材)111bとを有している。
図5には、枠部材170の各構成部材を分解した状態で示す。枠部材170は、主な構成部材として、肩部材111c、保護枠111d、および基板支持部材111eを有している。
内鍋130は、上方に開口する椀状の鍋であって、肩部材111cの開口に挿通されると共に、保護枠111dの内鍋収容部PAに所定の隙間をもって収容される。内鍋130は、種々のアルミニウム合金およびステンレス合金の多層体(クラッド材)で形成される。内鍋130は、誘導加熱コイル113によって誘導加熱され得る。
ヒンジ機構150は、蓋体140が本体110に対して回動自在となるように蓋体140を本体110に取り付けている。このヒンジ機構150は、蓋体140を開方向に向かって付勢している。ヒンジ機構150は、本体110の背面側の上方に配置されている。
取っ手112は、使用者が炊飯器100を手で持ち運ぶために設けられている部材である。取っ手112は、両側の端部に軸部112bを有している。軸部112bは、側壁111aの長手方向中央の上部に形成される孔Px(図6参照)を通って、保護枠111dに嵌合されている。
断熱材は、保護枠111dの内鍋収容部PAの側壁および誘導加熱コイル113の外周に巻き付けられており、炊飯時において内鍋130から生じる熱が内鍋収容部PAの外側に流出するのを抑制する役割を担っている。
誘導加熱コイル113は、内鍋130を誘導加熱する誘導加熱源であって、保護枠111dの内鍋収容部PAの底壁部および側壁下端部の外側に配設されている。
フェライトコア組立体121は、誘導加熱コイル113の周囲に配設されている。フェライトコアは、通電時に誘導加熱コイル113から発生する電磁波が外部に漏れ出るのを抑制する役目を担っている。
送風ファン115は、上述の通り、筐体111の底壁111bに形成される吸気口Os1の直上に配設されている(図3参照)。送風ファン115が駆動されると、外部の空気が吸気口Os1から吸い込まれて筐体111内に流入し、そのまま上方に向かって送られる。上方に向かって送られた外部の空気は、ヒートシンク116を通って電源回路基板118および制御回路基板119などに供給されて、それらの部材等を冷却する。
ヒートシンク116は、外部の空気と効率よく熱交換を行わせる部品である。
操作パネル117は、炊飯器100の運転方法を決定して実行するためのものである。図1に示されるように、操作パネル117は、主に、パネル本体117aおよび押圧ボタンBT等から構成されている。上述したように、操作パネル117は、肩部材111cの前方上側に配設されている。
電源回路基板118は、電源回路を構成する基板であって、いくつかの発熱部品を実装している。電源回路基板118は、筐体111内の前側空間SPfに収容されている(図3参照)。
制御回路基板119は、制御回路を構成する基板であって、マイクロコンピュータ等の電子部品を実装している。制御回路基板119は、筐体111の前側空間SPfにおいて、ヒートシンク116の上方に配置されている(図3参照)。制御回路基板119は、操作パネル117の下側に配設される基板支持部材111eに支持されている。
電源コードユニット120は、筐体111の後側の空間に配置されている。電源コードユニット120は、コードリール(電源コード)131を有している。コードリール131は、電源コードおよび自動巻取機構などを有している。電源コードは、電源プラグOPおよび電気線から構成されている。電源プラグOPは、電気線の先端に配設されている。電気線は、伸展自在に自動巻取機構に巻回されている。
蓋体140は、主な構成部材として、外装体141、開閉ボタン142、圧力調整機構(図示せず)、および内蓋145などを備えている。蓋体140は、ヒンジ機構150を介して本体110に回動自在に取り付けられている。
続いて、電源コードユニット120のより具体的な構成について説明する。図6には、炊飯器100の本体110から底壁111bを取り外した状態での本体110内の下方部分の構成を示す。図6では、肩部材111cおよび取っ手112の図示は省略している。また、図6では、連結部材161の図示も省略している。
続いて、連結部材161の詳細な構成について説明する。図7には、枠部材170の保護枠111dに対して連結部材161を取り付けた状態を示す。図7では、炊飯器100の下方側から保護枠111dを見た状態で図示している。また、図8には、本体110からコードリール131の取り付けまたは取り外しを行う様子を示す。図8では、本体110の外形を構成している側壁111aおよび肩部材111cなどの図示を省略している。
本実施形態では、連結部材161は、細長い軸状(柱状)の形状を有しているが、連結部材161の形状は柱状に限定されない。連結部材161は、金属性の薄板で形成することもできる。薄板状の連結部材を誘導加熱コイル(誘導加熱部)113とコードリール131との間に配置することで、電磁波をより確実に遮蔽することができる。これにより、誘導加熱コイル113において発生する電磁波の影響で、コードリール131の電気線にノイズが生じる可能性をより低減させることができる。
110 :本体
111 :筐体
111a:側壁(側面部材)
111b:底壁(底部材)
111c:肩部材(枠部材)
111d:保護枠(枠部材)
113 :誘導加熱コイル(誘導加熱部)
120 :電源コードユニット
130 :内鍋
131 :コードリール(電源コード)
140 :蓋体
150 :ヒンジ機構(ヒンジ部)
161 :連結部材
165 :コードリール支持部(抱え込み部)
170 :枠部材
171 :補強板
Claims (4)
- 側面部材と底部材とを有する筐体と、
前記筐体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、
前記筐体の内部に配置される内鍋と、
前記筐体の内部において前記内鍋を保持する枠部材と、
前記枠部材に取り付けられ、前記蓋体を回動可能に支持するヒンジ部と、
前記ヒンジ部の下方において、前記枠部材と前記底部材とを連結する連結部材と、
前記ヒンジ部の下方に位置している電源コードと
を備え、
前記電源コードは、前記側面部材と前記連結部材との間に収容され、前記連結部材の面のうち前記電源コードと対向する側の面に沿うように前記連結部材に近接して配置される、圧力式炊飯器。 - 前記底部材が取り外された状態で、前記電源コードの下方は開放状態となる、請求項1に記載の圧力式炊飯器。
- 前記内鍋の外側には、前記内鍋を加熱する誘導加熱部が備えられており、
前記連結部材は、前記電源コードと前記誘導加熱部との間に配置されている、
請求項1または2に記載の圧力式炊飯器。 - 前記側面部材の内面には、前記電源コードを抱え込む抱え込み部が設けられている、
請求項1から3の何れか1項に記載の圧力式炊飯器。
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