JP3265754B2 - 炊飯器の蓋体 - Google Patents

炊飯器の蓋体

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善行 山根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭などで日常的
に使用される炊飯器の蓋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、炊飯器には多くの機能とその使い
勝手および優れたデザインが要求されている。このため
その構造が複雑となり、強度の面等で一部課題を残して
いる。
【0003】従来の炊飯器において、炊飯器本体に蓋体
をワンタッチで開成操作ができるフックレバーを設けた
ものとしては、図4に示すようなものが知られている。
すなわち、図において、炊飯器本体51はボディー52
と、その内側に設けた内枠53及び、上部の上枠54に
より構成されている。そして内枠53の内底部には炊飯
加熱用の発熱体55と炊飯完了を検知するサーモスタッ
ト56を設け、さらに着脱自在な炊飯鍋57を備えてい
る。58は蓋体で、略箱状の外蓋58aと外蓋カバー5
8bとシールパッキン58cとで構成され、この外蓋カ
バー58bには内蓋59を保持して備えており、かつヒ
ンジ部60で軸61により炊飯器本体51の一側で開閉
自在に軸支している。また、前記軸61に関連して常に
蓋体58を開成する方向に付勢するバネ62を設け、か
つ軸61の近傍には蓋体58の開成時のショックを緩和
するためのダンパー63と、ダンパーバネ64を設けて
いる。
【0004】一方蓋体58を開閉自在に軸支した側と反
対側に位置する炊飯器本体51の内側には、蓋体58を
開成状態で係合するためのフックレバー65が軸66お
よび付勢バネ67を用いて装着され、そしてこのフック
レバー65は一部を押圧操作する操作部68として炊飯
器本体51の側壁より外部に臨ませている。またフック
レバー65に対向する蓋体58には係合用のフック69
を設けている。そして前記操作部68を押すことによ
り、フックレバー65とフック69の係合がはずれ、蓋
体58が開成されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、外蓋58a及び外蓋カバー58bともに熱
可塑性樹脂で形成されているため、成形時に反りが発生
したり、発熱体55の通電加熱時に温度上昇を起こして
蓋体58が一時的に熱変形をおこし、一方ヒンジ部60
は比較的堅固に固定されているため、変形しにくく、特
に外蓋カバー58bが、熱及び炊飯鍋57の内圧上昇に
伴い中央部を上に押圧されるようになり、外蓋カバー5
8b及び、外蓋58aが中央付近で変形し、これにより
蓋体58を閉じた場合でもこの蓋体58と上枠54との
間に隔間が発生してしまうという不具合点があった。
【0006】そして、このスキマを防止するためには、
蓋体58の厚みを大きくして、剛性をアップさせたり、
変化しにくい形状例えば円形状にしたりして対策を施す
必要があるという不具合点があった。
【0007】又、炊飯器の操作部及び表示部(図示せ
ず)は、前述のごとく蓋体58の形状が制約されてお
り、例えば、蓋体58内に収納すると、蓋体58の厚み
がさらに大きくなり、又炊飯器本体51の側面に収納す
ると、操作性が悪化するという欠点があった。
【0008】又、通常は炊飯器57とシールパッキン5
8cとで炊飯器57から発生する蒸気等を遮断している
が、炊飯鍋57とシールパッキン58cとの間に米粒等
の異物が付着した場合、蒸気モレを起こし、フック69
からフックレバー65をつたって露結水が炊飯器本体5
1内に進入し、電装部品(図示せず)に滴下して炊飯器
の動作不良を引きおこすおそれがあった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、蓋体の厚みを大きくしたり蓋体を円形状にしなくと
も上枠との間に隔間が生じなく、また閉じたときに鍋内
からもれ出た蒸気を封止でき、さらに蓋体表面の成形品
の表面側のヒケを防止できる炊飯器の蓋体の実現を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、炊飯器本体と、この炊飯器本体の上面開口
部を覆う外蓋と、この外蓋の略外周部に樹脂で一体成形
された外周中空部と、前記外蓋に設けられ、前記炊飯器
本体に収納される鍋に圧接するパッキンとを備え、前記
外蓋に設けられるボスを外蓋表面側の中空部と一体成形
したものである。
【0011】
【作用】上記手段によって、発熱体の通電加熱時等に蓋
体が熱変形しようとしても、蓋体に設けられた中空部に
より、強度が保たれ、変形が防止される。また、中空部
を蓋体に設けたことにより、蓋体表面のヒケが防止され
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0013】図1〜図3において、1は炊飯器本体であ
り、上面を開口したボディ2と、前記ボディ2の内側に
位置し鍋3を収納する内枠4と、前記ボディ2の上面開
口部に設置する上枠5とより構成されている。
【0014】7は前記ボディー2の上面開口部を開閉自
在に覆う蓋体であり、前記蓋体7はヒンジ部8の軸9に
より開閉自在に軸支されている。
【0015】11は前記ヒンジ部8の略反対側に位置し
て、前記上枠に設けられるフックレバーであり、前記フ
ックレバー11は前記蓋体7に固定されたフックレバー
軸14により回動自在に軸支されている。
【0016】11aは、前記フックレバー11の先端に
設けられた爪である。11bは前記フックレバー軸14
を中心に、前記フックレバー11を時計回転方向に付勢
するバネである。フックレバ−11により炊飯器本体1
と蓋体7が係合あるいは解除されるのである。
【0017】前記蓋体7は、外面を形成する外蓋15
と、放熱板17とで構成されている。16はボス部16
bの外蓋15表面側に設けたボス中空部である。16a
は放熱板17を外蓋15に固定する台座としての円筒リ
ング中空部で、外蓋15表面側に設けられている。ボス
部16bはヒンジ部8付近に2か所、外蓋15に6か所
設けられている。17aは外蓋15に有するボス部16
bに螺着することで放熱板17と外蓋15とを固定する
ビスである。
【0018】18は、前記放熱板17の下面に設けられ
た内蓋である。19は前記放熱板17の外周に設けら
れ、前記蓋体7を閉塞状態にした時、前記鍋3に圧接す
る鍋パッキンである。20は中空部を形成するため、外
蓋15の成形材料を射出成形するときに任意のタイミン
グで空気を入れるガスゲ−トである。射出成形の材料が
冷えて固まるときに収縮しようとするが、この収縮する
少し前にガスゲ−ト20より空気を注入し、収縮すると
きのヒケを防止するものである。21はこの空気が通る
ガス通路である。13も21と同様のガス通路であり、
蓋体7の外周中空部を形成する。円筒リング中空部16
aは、例えば外周中空部13より通路13a,13aを
通じてリング状に形成される。
【0019】22は前記炊飯器本体1の内底部に設けら
れた炊飯加熱用の発熱体である。23は、炊飯完了を検
知するサーモスタットである。
【0020】以上のように構成された炊飯器の蓋体につ
いて動作を以下に説明する。発熱体22が通電加熱する
と、蓋体7は熱変形しようとするが、外蓋15に設けら
れた外周中空部13により強度が保たれ、変形が防止さ
れる。また、ボス中空部16、リング中空部16aは樹
脂材料が硬化の時に収縮しようとするが、この中空部に
ガスを通し、このガス圧により樹脂が外に広げられるた
め外蓋15のヒケは防止される。
【0021】以上のように本実施例によれば、上面を開
口した炊飯器本体1と、前記上面開口部に取り付けられ
た上枠5と、前記上面開口部を開閉自在に覆う蓋体7
と、前記蓋体7を、前記炊飯器本体1の一方で、開閉自
在に軸支するヒンジ部8と、前記ヒンジ部8の略反対側
に位置し、前記上枠5に設けられ、前記炊飯器本体1と
前記蓋体7とを係合するフックレバー11という係合手
段による蓋の解除構成とを備え、前記蓋体7に形成した
中空部と、前記蓋体のボス部に取り付けられる放熱板
と、被加熱調理物を加熱する鍋と、この鍋と前記蓋体に
固定され、鍋と蓋体との間に設けられ蒸気モレを防止す
るパッキンとよりなり、また外周中空部を外蓋外周部に
設け、あるいは、ボス中空部を蓋体のボス部の蓋体表面
側に設け、あるいは、パッキンが固定される蓋体の蓋体
表面側にリング中空部により蓋体の変形を防止するよう
に設けられている。既に良く知られている様に中空部を
有する四角形構成あるいは三角形状は曲げに対する剛性
が非常に大きく、熱と内部圧力による応力に充分耐え得
るのである。
【0022】また外蓋15と放熱板17をビス17aで
一体に取り付け固定しているので、外蓋15と放熱板1
7とはより強固に固定され、反り強度に対してもさらに
強くなるものである。以上の構成により従来使用してい
る外蓋カバ−58bを無くすことができ、また外蓋表面
のヒケ防止を無くすことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外蓋に中
空部を設けているので、蓋体の反り強度を低下させずに
薄くでき、形状的にも制約が少なくなる。
【0024】また、環状の中空部を外蓋に設けた場合に
は、外蓋の熱時応力変形や外蓋のヒケを防止でき、そし
て蓋体のボス部の表面側に中空部を設けた場合には上記
効果をいっそう高めるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の炊飯器の蓋体の要部の内部
構成を示す側断面図
【図2】本発明の一実施例の炊飯器の蓋体の外蓋の平面
【図3】本発明の一実施例の炊飯器の断面図
【図4】従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体 3 鍋 5 上枠 7 蓋体 8 ヒンジ部 11 フックレバ− 13 外周中空部 15 外蓋 16 ボス中空部 16a リング中空部 17 放熱板 19 鍋パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 善行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−99515(JP,A) 実開 昭63−5919(JP,U) 実開 昭63−39389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯器本体と、この炊飯器本体の上面開口
    部を覆う外蓋と、この外蓋の略外周部に樹脂で一体成形
    された外周中空部と、前記外蓋に設けられ、前記炊飯器
    本体に収納される鍋に圧接するパッキンとを備え、前記
    外蓋に設けられるボス部を外蓋表面側の中空部と一体成
    形した炊飯器の蓋体。
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