JP3275543B2 - 炊飯器の蓋体 - Google Patents
炊飯器の蓋体Info
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Description
に使用される炊飯器としてその蓋部の構成に関するもの
である。
勝手および優れたデザインが要求されている。このため
その構造が複雑となり、外観品位の面等で必ずしも満足
できないものが見受けられる。
をワンタッチで開放操作ができるフックレバーを設けた
ものとしては、図5に示すようなものが知られている。
すなわち、図において、炊飯器本体1はボディー2と、
その内側に設けた内枠3、および上部の上枠4により構
成されている。そして内枠3の内底部には炊飯加熱用の
発熱体5と炊飯完了を検知するサーモスタット6を設
け、さらに前記発熱体5には着脱自在に炊飯鍋7を載置
している。8は蓋体で、略箱状の外蓋9と外蓋カバー1
0とシールパッキン11とで構成され、前記外蓋カバー
10には内蓋12を保持して備えている。また前記蓋体
8は炊飯器本体1の一側に設けたヒンジ部13で軸ヒン
ジ14によりボディー2に開閉自在に軸支されていると
ともに、常に蓋体8を開放する方向に付勢する開放バネ
15を設け、かつヒンジ軸14の近傍には蓋体8の開放
時のショックを緩和するためのダンパー16とダンパー
バネ17を設けている。
対する炊飯器本体1の内側には、前記蓋体8を前記開放
バネ15に抗してボディー2を閉鎖して係合するフック
レバー18が軸19および付勢バネ20を用いて装着さ
れている。前記フックレバー18には操作部21を設
け、炊飯器本体1の側壁より外部に臨ませている。また
フックレバー18に対向する蓋体8には前記フックレバ
ー18との係合用のフック22を設けている。つまり前
記操作部21を押圧することによりこのフックレバー1
8とフック22の係合をはずし、蓋体8が開放されるも
のである。
の構成では、外蓋9および外蓋カバー10ともに熱可塑
性樹脂で形成されており、成形時の反りや、発熱体5の
通電加熱時における温度上昇による蓋体8の一時的熱変
形等により、上枠4とのスキマが発生しやすいものであ
った。この場合、ヒンジ部13は比較的堅固に固定され
ており、変形しにくく、特に外蓋カバー10が、熱およ
び炊飯鍋7の内圧上昇に伴い中央部を上に押圧されるよ
うになり、外蓋カバー10、および外蓋9が中央付近で
変形し、上枠4とのスキマが大きくなるという不具合点
があった。
みを大きくして、剛性をアップさせたり、変化しにくい
形状例えば丸形状にしたりして対策を施す必要性があ
り、デザイン面での制約が多いという不具合点があっ
た。
1とで炊飯鍋7から発生する蒸気等をシールしている
が、炊飯鍋7とシールパッキン11との間に米粒等の異
物が付着した場合、蒸気漏れを起こし、フック22付近
に結露した水がフックレバー18を伝って炊飯器本体1
内に進入し、電装部品(図示せず)に滴下して不安全モ
ードになる危険性があった。
た構成で剛性のある炊飯器の蓋体を提供することを第一
の目的としている。また第二の目的は表面の成形仕上が
りを向上させた炊飯器の蓋体を提供するものである。さ
らに第三の目的はより生産性の高い蓋体を提供するもの
である。
るための本発明の第一の手段は、被加熱調理物を加熱す
る鍋と、前記鍋を着脱自在に収納する炊飯器本体と、前
記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う外蓋と、前
記外蓋には前記鍋を気密的にシールする鍋パッキンを備
える円周リングを設けるとともに、前記外蓋の円周リン
グの根元には前記外蓋成形時にガス注入して設けた中空
部を備えて構成したものである。
段は、炊飯器本体の上面開口部を前記炊飯器本体に軸支
して開閉自在に覆うとともにその先端には前記炊飯器本
体に 係合するフックを備える外蓋と、前記外蓋には前記
鍋を気密的にシールする鍋パッキンを備える円周リング
の根元及び外蓋の外周に前記外蓋成形時にガス注入して
設けた中空部を備え、前記それぞれの中空部は前記フッ
ク近傍で連通した連通部を設けて構成したものである。
手段は、前記炊飯器本体の上面開口部を前記炊飯器本体
に軸支して開閉自在に覆うとともにその先端には前記炊
飯器本体に係合するフックを備える外蓋と、前記外蓋に
は前記鍋を気密的にシールする鍋パッキンを備える円周
リングの根元及び前記外蓋の外周に前記外蓋成形時にガ
ス注入して設けた中空部を備え、前記それぞれの中空部
は前記フック近傍で連通した連通部を設け、前記連通部
の近傍には中空部または連通部と連通してガス注入孔を
設けて構成したものである。
の根元に前記外蓋成形時にガス注入して設けた中空部を
備えたことにより、発熱体の通電加熱時においても変形
に耐えうる口形構成とすることができる。また第二の手
段によれば、特に炊飯器本体の通電加熱時に前記鍋内の
圧力上昇による前記外蓋の開放力を支える前記フックに
おいては、外蓋の円周リング及び外蓋の外周それぞれの
中空部と連通部の構成によりその剛性が高まり、その結
果前記円周リングに備えられた鍋パッキンの鍋に対する
気密性を高めることができ、また炊飯器本体と前記外蓋
の隙間が維持できる。さらに第三の手段によれば、前記
連通部の近傍には前記中空部または連通部と連通してガ
ス注入孔を設けたことにより、前記外蓋成形時にガス注
入が可能となるものである。
る。図1〜図4において、31は炊飯器本体であり、上
面を開口したボディー32と、前記ボディー32の内側
に位置して水平方向に伸張したフランジを有する鍋33
の収納部を構成する内枠34と、前記ボディー32の上
面開口部に載置する上枠35と、前記内枠34の裏面部
に設けられ、前記鍋32に作用して加熱する誘導コイル
36と、炊飯温度を検知する温度センサー37とにより
構成されている。
閉自在に覆う蓋体であり、前記蓋体38はヒンジ部39
の軸40により開閉自在に軸支されている。
して、前記上枠35に設けられるフックレバーであり、
前記フックレバー41は前記上枠35に回動自在に軸支
されている。
合爪であり、前記フックレバー41に設けられたバネ4
3により、前記フックレバー41を蓋体38側に付勢す
る。また前記ヒンジ部39には軸40に巻き付けてヒン
ジバネ44を設けている。以上が炊飯器本体31と蓋体
38を係合あるいは解除する係合手段である。つまり前
記バネ43に抗してフックレバー41を回動し、フック
レバー41と蓋体38の係合片42の係合を離脱して前
記ヒンジバネ44のバネ力で蓋体38を開放する。
と、前記鍋33をフランジで閉塞する放熱板46および
この放熱板46の外周に備えた鍋パッキン47を備えて
構成される。
6を締めつける複数個のボス部50と、このボス部50
の外周でかつ前記外蓋45近傍に設けられ前記鍋パッキ
ン47を前記放熱板46とで挟持する円周リング51
と、前記複数個のボス部50および円周リング51の根
元、すなわち鍋パッキン47の根元部に設けられた複数
個のボス中空部52およびリング中空部53と、外周に
連続的に設けた外周中空部54と、前記円周リング51
の内側でヒンジ軸48側より遠ざけて設けられ前記リン
グ中空部53および外周中空部54と連通するガス注入
孔55と、前記放熱板46の裏面に設けた保温ヒーター
56のリード線を引き出すために前記円周リング51に
設けた配線孔57により構成される。なお前記複数個の
各ボス中空部52はその外周に設けられたリング中空部
53とそれぞれ接続され、つまり前記ガス注入孔55と
リング中空部53を介して連通する。また前記リング中
空部53は前記配線孔57部を閉塞して、また前記外周
中空部54は蓋ヒンジ部58を閉塞して設けている。前
記放熱板46の下面には内蓋59を設けている。
いて動作を以下に説明する。発熱体36が加熱される
と、蓋体38は熱変形しようとするが、外蓋45の外周
および外周近傍にそれぞれ連続的に設けられた外周中空
部54およびリング中空部53により、それらの中空部
が構成する口形形状により強度が保たれ変形の発生は見
られない。
3内では炊飯が進むこととなるが、鍋33の上部は、外
蓋45のリング中空部53および円周リング51と放熱
板46および鍋パッキン47とで気密が高まりまた断熱
構成となる。
種のガス注入孔55を備えたものにおいては、金型内に
成形材料を射出しこの成形材料が冷えて収縮する寸前に
前記ガス注入孔55からガスを送り射出成形の材料収縮
を抑えてヒケを防止するものであるが、前記1つのガス
注入孔55から連通する外蓋中空部54およびリング中
空部53のヒンジ軸40側、つまり前記ガス注入孔55
から最先端部にそれぞれ閉塞部を設けたため、1つのガ
ス注入孔から各中空部先端までの距離が概略均一化さ
れ、蓋体成形時に各中空部上の表面の樹脂成形圧をほぼ
一定とするものである。
の外周には外周中空部54、また鍋パッキン47の根元
部にはリング中空部53をそれぞれ連続的な中空部とし
て構成することにより、それらの中空部が構成する口形
形状により外蓋45の強度が保たれ、特に炊飯時におけ
る熱による変形を防止をすることができる。
の中空部53は、鍋パッキン47で気密的にシールする
鍋33のフランジ径に近似して設けて構成したもので、
鍋33の上部は、外蓋45のリング中空部53および円
周リング51と放熱板46および鍋パッキン47とで気
密また断熱構成となり、熱効率を高めることができる。
通する外蓋中空部54およびリング中空部53のヒンジ
軸48側つまり前記ガス注入孔55から最先端部にそれ
ぞれ閉塞部を設けたため、1つのガス注入孔55から各
中空部先端までの距離が概略均一化され、蓋体成形時に
各中空部上の表面の樹脂成形圧をほぼ一定とすることが
でき、その結果、外観の良い外蓋を得ることができる。
また1つのガス注入孔で可能としているため生産設備コ
ストの低減が図れ、より生産性を高めることができる。
加熱する鍋と、前記鍋を着脱自在に収納する炊飯器本体
と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う外蓋
と、前記外蓋には前記鍋を気密的にシールする鍋パッキ
ンを備える円周リングを設けるとともに、前記外蓋の円
周リングの根元には前記外蓋成形時にガス注入して設け
た中空部を備えて構成したことにより剛性を高めること
ができる。
蓋の外周に前記外蓋成形時にガス注入して設けた中空部
を備え、前記それぞれの中空部はフック近傍で連通した
連通部を設けて構成したことにより、フック近傍の剛性
が高まり、特に炊飯器本体の通電加熱時に前記鍋内の圧
力上昇による前記外蓋の浮きを受け止め、前記外蓋と炊
飯器本体との隙間を維持することができる。
は連通部と連通してガス注入孔を設けて構成したことに
より、より外蓋の生産性を高めることができる。
成を示す断面図
構成図
Claims (3)
- 【請求項1】 被加熱調理物を加熱する鍋と、前記鍋を
着脱自在に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上
面開口部を開閉自在に覆う外蓋と、前記外蓋には前記鍋
を気密的にシールする鍋パッキンを備える円周リングを
設けるとともに、前記外蓋の円周リングの根元には前記
外蓋成形時にガス注入して設けた中空部を備えてなる炊
飯器の蓋体。 - 【請求項2】 被加熱調理物を加熱する鍋と、前記鍋を
着脱自在に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上
面開口部を前記炊飯器本体に軸支して開閉自在に覆うと
ともにその先端には前記炊飯器本体に係合するフックを
備える外蓋と、前記外蓋には前記鍋を気密的にシールす
る鍋パッキンを備える円周リングの根元及び前記外蓋の
外周に前記外蓋成形時にガス注入して設けた中空部を備
え、前記それぞれの中空部は前記フック近傍で連通した
連通部を設けてなる炊飯器の蓋体。 - 【請求項3】 被加熱調理物を加熱する鍋と、前記鍋を
着脱自在に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上
面開口部を前記炊飯器本体に軸支して開閉自在に覆うと
ともにその先端には前記炊飯器本体に係合するフックを
備える外蓋と、前記外蓋には前記鍋を気密的にシールす
る鍋パッキンを備える円周リングの根元及び前記外蓋の
外周に前記外蓋成形時にガス注入して設けた中空部を備
え、前記それぞれの中空部は前記フック近傍で連通した
連通部を設け、前記連通部の近傍には前記中空部または
連通部と連通してガス注入孔を設けた炊飯器の蓋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14627194A JP3275543B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 炊飯器の蓋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14627194A JP3275543B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 炊飯器の蓋体 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0810143A JPH0810143A (ja) | 1996-01-16 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP14627194A Expired - Fee Related JP3275543B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 炊飯器の蓋体 |
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JP (1) | JP3275543B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14627194A patent/JP3275543B2/ja not_active Expired - Fee Related
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