JP2015194291A - 調理容器および加熱調理器 - Google Patents

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勝紀 玉村
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Abstract

【課題】下皿と上皿とがロックされた状態で、加熱調理器への出し入れを行うことができる調理容器を得る。【解決手段】下皿110と、下皿110の開口部を覆う上皿120と、下皿110に設けられた下皿ロック機構と、上皿120に設けられた上皿ロック機構と、を有し、下皿ロック機構と上皿ロック機構とが組み合わせられて、下皿110と上皿120とのロックが行われることを特徴とする。【選択図】図7

Description

この発明は、加熱室で調理を行うための調理容器および当該調理容器が設置される加熱調理器に関する。
従来、加熱室で調理を行うための調理容器としては、例えば、下記の特許文献1に示すように、容器本体と蓋体とを有する調理容器に調理物を入れて該調理容器を加熱庫内に収容させるようにし、上記加熱庫の前面開口に配置するドアの開閉動作に連動して上記調理容器を加熱庫に出し入れさせる容器出し入れ機構を設けると共に、上記加熱庫内において上記調理容器の蓋体を保持可能とする蓋体保持機構を設け、上記調理容器は、容器本体と蓋体との重ね合せ部を容器引き出し方向の前部に向かう程高く傾斜させるようにしたものが知られている。従来技術の調理容器では、蓋体が設けられているため、加熱庫内が汚れにくくなっており、さらに、加熱庫のドアを開けると、蓋体が開けられた状態で調理容器を取り出すことができる構成にしていた。
特開2005−291578号公報(第3頁、図2および図9)
しかしながら、従来の調理容器では、蓋体が加熱調理器の本体に設けられたロック機構によってロックされていた。このため、従来の調理容器では、加熱庫のドアを開けると、自動的に、蓋体が開けられた状態で、調理容器が取り出される構成であった。その結果、加熱庫のドアを開けたときに、加熱調理によって発生した蒸気がユーザに触れるおそれがあった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、下皿と上皿とがロックされた状態で、加熱調理器への出し入れを行うことができる調理容器および当該調理容器が設置される加熱調理器を得ることである。
この発明に係る加熱室で調理を行うための調理容器は、下皿と、前記下皿の開口部を覆う上皿と、前記下皿に設けられた下皿ロック機構と、前記上皿に設けられた上皿ロック機構と、を有し、前記下皿ロック機構と前記上皿ロック機構とが組み合わせられて、前記下皿と前記上皿とのロックが行われることを特徴とする。
この発明によれば、下皿と上皿とがロックされた状態で、加熱調理器への出し入れを行うことができる調理容器を得ることができる。その結果、加熱調理によって発生した蒸気がユーザに触れるおそれが低減されている。
この発明の実施の形態1に係る加熱調理装置の設置状態を示す斜視図である。 図1に記載の加熱調理装置の斜視図である。 図2に記載のロースターを引き出した状態を示す斜視図である。 図1に記載のロースターの断面を概略的に記載した概略断面図である。 図4に記載のロースターを引き出して、調理容器を載置した状態を示す概略断面図である。 図5に記載のロースターを収納させた状態を示す概略断面図である。 この発明の実施の形態1に係る調理容器の斜視図である。 図7に記載のロック機構のロック解除状態を示す拡大図である。 図7に記載のロック機構のロック状態を示す拡大図である。 図7に記載の下皿を下側から見た斜視図である。 図2に記載の焼き網の斜視図である。 図6に記載のロースターの扉を外した状態の正面図である。 図7に記載の下皿の使用例を示す斜視図である。 図13に記載の下皿に上皿を被せてロースターに設置した状態を概略的に記載した概略断面図である。 図7に記載の調理容器の変形例を示す斜視図である。 図7に記載の調理容器の他の変形例を示す斜視図である。 図11に記載の焼き網の変形例を示す斜視図である。 図11に記載の焼き網の他の変形例を示す斜視図である。 図8に記載のロック機構の変形例を示す模式図である。 図19に記載のロック機構のロック準備状態を示す模式図である。 図20に記載のロック機構のロック状態を示す模式図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
この実施の形態に係る加熱調理装置5は、図1に示すように、キッチンキャビネット1に組み込まれるビルトインタイプのものである。キッチンキャビネット1は、例えば、前面側にキャビネット扉2を有するキャビネット本体3と、キャビネット本体3の上に設置されたキッチンカウンタートップ4とを含む。以下の説明では、キッチンキャビネット1にビルトインされる加熱調理装置5について説明するが、この実施の形態に係る加熱調理装置は、据置タイプのものであっても良い。
加熱調理装置5は、図1〜図3に示すように、天板6を有する上部ユニット7と、ロースター8、操作部9および表示部11を有する下部ユニット10と、を含む。なお、ロースター8は、この発明における「加熱調理器」に対応する。ユーザは、操作部9を操作して、例えば、調理メニューの選択および加熱手段の制御等を行うことができる。表示部11は、加熱調理装置5の動作状態、操作部9への入力内容等を表示するとともに、ユーザに加熱調理装置5の状態等を報知する報知手段である。なお、操作部および表示部は、上部ユニット7に設けられても良い。
上部ユニット7は、天板6の下側に、図示を省略してある加熱手段を有する。加熱手段は、例えば誘導加熱コイルである。天板6の加熱手段に対応した位置には、調理容器の載置部12、13、14が設けられている。ユーザは、載置部12、13、14に調理容器を載置して、調理を行うことができる。天板6の後方には、図2および図3に示すように、吸気口24および排気口25が設けられており、これらの上面には、図1に示すように、スリット形状のカバー15が設置されている。
下部ユニット10のロースター8は、前面に扉30を有する。ユーザは、図3に示すように、扉30を前方に引き出すことによって、加熱室20内に収納された受皿31および受皿31の上に載置された焼き網40を引き出すことができる。なお、焼き網40は、加熱室20の前後方向に沿って延びるパターン(棒状部材42)を有する。ユーザは、扉30を前方に引き出した状態で、焼き網40または受皿31の上に、調理容器100を載置する。ユーザは、焼き網40または受皿31の上に、調理容器100以外の被調理物を載置しても良い。なお、調理容器100の構成については後述する。
ユーザは、扉30を後方に押し込むことによって、受皿31および焼き網40を、加熱室20内に収納することができる。扉30を後方に押し込んで、受皿31および焼き網40を加熱室20内に収納すると、扉30は加熱室20の前面開口部を閉鎖する(図2を参照)。扉30が閉鎖された状態で加熱調理が行われる。
図4に示すように、この実施の形態に係るロースター8は、上ヒータ21、下ヒータ22、温度検出手段23および排気ダクト25Aを有する。加熱手段である上ヒータ21および下ヒータ22は、例えば、抵抗発熱体のシーズヒータであり、加熱室20の内部に設置されている。なお、加熱手段は、上ヒータ21または下ヒータ22の何れか一方であっても良く、または、熱風を供給するコンベクションヒータ等の他の加熱手段を有する構成であっても良い。
上ヒータ21は、焼き網40の上方に設置され、加熱室20を上方から加熱するものである。下ヒータ22は、焼き網40の下方に設置され、加熱室20を下方から加熱するものである。上ヒータ21および下ヒータ22は、幅方向および奥行き方向に複数回折り曲げられた形状を有しており、加熱室20内を広範囲に好適に加熱することができる。なお、上ヒータ21および下ヒータ22は、それぞれ単一のヒータによって構成される必要はなく、その何れか、または双方が複数のヒータによって構成されても良い。
温度検出手段23は、加熱室20内で温度を検出するものである。温度検出手段23は、例えば、熱電対で構成され、上ヒータ21と下ヒータ22との間で、加熱室20の背面側から前面側(扉30側)に向かって突出するように設置されている。温度検出手段23は、好適には、高さ方向に、被加熱物が載置される焼き網40の載置面の上側で、被加熱物と概略同じ高さ位置に設置される。
温度検出手段23は、例えば、ユーザによって選択された調理メニューに基づいて、図示を省略してある駆動部によって前後方向に移動される。
温度検出手段23は、例えば、加熱室20に調理容器100が設置されたときに、第1位置23Aに位置する。温度検出手段23は、第1位置23Aで、加熱室20に設置された調理容器100に当接して、調理容器100の温度を検出する。
また、温度検出手段23は、第1位置23Aよりも加熱室20の背面側の第2位置23Bに位置する。温度検出手段23は、第2位置23Bで、調理容器100またはその他の被調理物に接触しないように配置されており、加熱室20の室内温度を検出する。
なお、温度検出手段23は、図示を省略してある付勢手段によって、加熱室20の前面側に付勢されていても良い。温度検出手段23を加熱室20の前面側に付勢させることによって、温度検出手段23と調理容器100とを好適に接触させることができる。
排気ダクト25Aは、図2および図3等に記載の排気口25に連通している。
次に、図5および図6を用いて、この実施の形態に係る調理容器100を加熱室20に設置する例について説明する。ユーザは、図5に示すように、扉30を前方に引き出して、加熱室20内に収納された受皿31および焼き網40を引き出す。ユーザは、例えば、焼き網40の上に調理容器100を載置する。なお、調理容器100は、受皿31の上に直接的に載置されても良い。
ユーザは、焼き網40の上に調理容器100を載置した後に、図6に示すように、扉30を押し込む。扉30を押し込むと、焼き網40の上に載置された調理容器100は、焼き網40とともに、加熱室20の背面側に移動する。扉30が加熱室20の前面開口部を閉鎖する位置まで押し込まれると、調理容器100は、温度検出手段23の先端に当接する。
上記のように、この実施の形態では、調理容器は、加熱室の背面から前方に突出した温度検出手段に当接した位置で位置決めされる。このため、加熱室の背面に形成される他の構成は、その機能を好適に発揮することができる。なぜなら、温度検出手段が調理容器に当接しているため、加熱室の背面と調理容器との間に空間が形成される。加熱室の背面に形成される他の構成は、例えば、加熱室の排気を行うための排気口、または、加熱室に熱風を供給する供給口等である。
さらに、調理容器は、加熱室内で位置決めされているため、調理容器は、加熱手段によって好適に加熱される。その結果、調理容器内の被調理物に、加熱ムラ等が発生しないので、調理を好適に行うことができる。
さらに、温度検出手段が調理容器に当接しているため、調理容器の正確な温度を検出しながら、加熱手段の火力を調整して調理を行うことができる。その結果、調理容器の温度に基づく火力調整を行って、調理を好適に行うことができる。
次に、この実施の形態に係る調理容器100について説明する。図7に示すように、調理容器100は、概略円柱形状であり、側面に一対の取っ手102を有する。一対の取っ手102には、ロック機構104が設けられている。調理容器100は、下皿110と上皿120とで構成される。下皿110および上皿120は、耐熱性、強度および熱伝導率等を考慮して、例えば、鉄、ステンレスまたはアルミニウム等の金属で構成される。下皿110および上皿120は、好ましくは、耐熱性に優れ、強度が高く、熱伝導率が高い材料で構成される。ユーザは、下皿110の収容部に被調理物を入れて、下皿110の開口部を上皿120で覆った状態で調理を行う。なお、上皿120に被調理物を入れて、上皿120の開口部を下皿110で覆って調理を行っても良い。
下皿110は、下皿取っ手112および下皿ロック機構114を有する。下皿取っ手112は、下皿110と一体的に形成される。または、下皿取っ手112は、下皿110とは別途の部材であり、下皿110に取り付けられる。下皿ロック機構114は、下皿取っ手112に設けられる。下皿ロック機構114は、下皿取っ手112以外の下皿110の他の場所に設けられても良い。
上皿120は、上皿取っ手122および上皿ロック機構124を有する。上皿取っ手122は、上皿120と一体的に形成される。または、上皿取っ手122は、上皿120とは別途の構成であり、上皿120に取り付けられる。上皿ロック機構124は、上皿取っ手122に設けられる。上皿ロック機構124は、上皿取っ手122以外の上皿120の他の場所に設けられても良い。
ユーザは、下皿110の下皿ロック機構114と上皿120の上皿ロック機構124とを組み合わせて、下皿110と上皿120とのロックを行う。下皿110と上皿120とのロックが行われると、上皿取っ手122と下皿取っ手112とが位置決めされる。上皿取っ手122および下皿取っ手112は、調理容器100の取っ手102を構成する。ユーザは、下皿110と上皿120とがロックされた状態で、調理容器100を加熱室20に設置し、または調理容器100を加熱室20から取り出す。
図8および図9に示すように、この実施の形態の調理容器100では、下皿ロック機構114であるダボ(突起)と、上皿ロック機構124であるダボ穴(穴)とを組み合わせて、下皿110と上皿120とのロックを行う。
下皿ロック機構114は、柱状部114Aと頭部114Bとを有したダボである。頭部114Bは、柱状部114Aよりも大きい径に形成されている。
上皿ロック機構124は、第1穴124Aと第2穴124Bとが連続した概略ひょうたん形状の穴である。第1穴124Aは、下皿ロック機構114の頭部114Bよりも大きい径に形成されている。第2穴124Bは、下皿ロック機構114の柱状部114Aよりも大きい径であり、且つ下皿ロック機構114の頭部114Bよりも小さい径に形成されている。
ユーザは、図8に示すように、上皿ロック機構124の第1穴124Aに、下皿ロック機構114の頭部114Bおよび柱状部114Aを挿入させる。その後に、ユーザは、例えば、上皿120を回動させて、図9に示すように、柱状部114Aを第2穴124Bに挿入させる。このようにして、下皿110と上皿120とのロックが行われる。
この実施の形態に係る調理容器では、下皿の下皿ロック機構と上皿の上皿ロック機構とを組み合わせて、下皿と上皿とのロックが行われる。このため、ユーザは、下皿と上皿とがロックされた状態で、調理容器を加熱室に設置し、または調理容器を加熱室から取り出すことができる。その結果、加熱調理後の調理容器を加熱室から取り出したときに、加熱調理によって発生した蒸気がユーザに触れるおそれが低減されている。
また、下皿と上皿とが確実に組み合わせられた状態で、調理を行うことができる。
さらに、加熱調理中に、仮に、被加熱物が膨張した場合であっても、下皿と上皿とがロックされているので、調理中に被調理物が調理容器から溢れ出ないように構成されている。
また、この実施の形態に係る調理容器では、ロック機構が取っ手に設けられている。このため、例えば、取っ手の強度を高くして、取っ手にロック機構を設けることができる。
さらに、ロック機構が取っ手に設けられているため、下皿および上皿には、ロックを行う際に大きな応力が掛からないように構成されている。その結果、下皿および上皿の材質、厚さおよび形状等を、被加熱物の調理に適するように選択することができる。
また、下皿と上皿とをロックしたときに、下皿取っ手と上皿取っ手とが位置決めされるため、下皿と上皿とのロック状態を確認することが容易である。
図10に示すように、下皿110の下面には、直線状の複数の溝116が形成されている。下皿110の溝116は、一対の下皿取っ手112が突出する方向と交差する方向に形成されている。焼き網40は、図11に示すように、被加熱物の載置面を構成する複数の直線状の棒状部材42を有する。焼き網40が、加熱室20に設置されると、図3に示すように、棒状部材42は、加熱室20の前後方向に沿って伸びるように配置される。すなわち、加熱室20に設置された焼き網40は、加熱室20の前後方向に沿って延びるパターン(棒状部材42)を有する。
下皿110が、焼き網40の上に載置されると、下皿110の溝116と、焼き網40の棒状部材42とが組み合わせられる。その結果、下皿110は焼き網40の上で左右方向に位置決めされる。例えば、下皿110が加熱室20の左右方向に、焼き網40の中心位置で位置決めされるように、焼き網40の下皿110が設置される位置と他の位置とで、パターンの幅を変えてあり、またはパターンの高さを変えてあっても良い。
ここで、下皿110の直線状の複数の溝116と、加熱室20の前後方向に延びる直線状の棒状部材42とが組み合わせられているため、下皿110は、加熱室20内で前後方向にスライド自在である。したがって、例えば、調理容器100を、焼き網40の後ろ側に載置しておけば、扉30を押し込むのみで、調理容器100が加熱室20の前後方向に自動的に位置決めされる(図5および図6を参照)。なぜなら、扉30を押し込む過程で、調理容器100が、温度検出手段23に当接する。温度検出手段23に当接した状態で、調理容器100は、加熱室20の前後方向に位置決めされ、さらに扉30を押し込むと、調理容器100は、焼き網40の上でスライドする。このときに、例えば、棒状部材42の後ろ側に突起を設けておくことによって、ユーザは調理容器100を載置する際に、焼き網の突起に当接させて、調理容器100の位置出しを行う。調理容器100は、温度検出手段23に当接して、焼き網40の前方にスライドしながら、加熱室20内で位置決めされる。
調理容器100が、加熱室20内に設置されると、図12に示すように、一対の取っ手102は、加熱室20の左右方向に突出する。なぜなら、下皿110の溝116は、下皿取っ手112が突出する方向と交差する方向に形成されており、下皿110の溝116と組み合わされた焼き網のパターン(棒状部材42)は、図3等に示すように、加熱室20の前後方向に延びている。
このときに、調理容器100の一対の取っ手102は、上ヒータ21および下ヒータ22よりも側方に突出するように設置されている。その結果、取っ手102は、加熱調理中に、加熱手段によって直接的に加熱されないため、ユーザは、取っ手102を持って調理容器100を加熱室20から取り出すことができる。さらに、取っ手102が直接的に加熱されないため、取っ手102および取っ手102に設けられたロック機構が変形するおそれが低減されている。
図13に示すように、この実施の形態に係る調理容器100では、下皿110に調理網130を設置して、調理網130の上で調理を行うことができる。例えば、調理網130の下に、水を張って蒸し調理を行うことができる。このときには、例えば、図14に示すように、蒸気排出穴126が形成された上皿120Aを使用する。蒸気排出穴126は、蒸気を排出するための穴であり、1つの穴または複数の穴で構成される。蒸気排出穴126は、上皿120Aの外周に沿って、一対の上皿取っ手122の中間位置に対応する位置に形成されており、蒸気排出穴126から排出された蒸気が、上皿取っ手122に直接的に触れないように構成されている。このため、ユーザは、取っ手102を持って調理容器100を加熱室20から取り出すことができ、且つ取っ手102および取っ手102に設けられたロック機構が変形するおそれが低減されている。
さらに、図14に示すように、蒸気排出穴126を排気ダクト25Aに向けて、調理容器100が設置されるため、蒸気排出穴126から排出された蒸気を効率よく逃がすことができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、上記の実施の形態では、概略円筒形状の調理容器100についての説明を行ったが、調理容器の形状は、美観性および伝熱性等を考慮して、選択されることができる。例えば、図15に示すように、概略直方体形状の調理容器100Aであっても良く、図16に示すように、概略円盤形状の調理容器100Bであっても良い。図15に示す概略直方体形状の調理容器100Aでは、取っ手102Aにロック機構104Aが設けられ、図16に示す概略円盤形状の調理容器100Bでは、例えば、鍔部102Bにロック機構104Bが設けられる。
また、調理容器の受皿に形成された溝と焼き網のパターンとの組み合わせは、種々に選択されることができる。例えば、図17に示すように、図11に記載の焼き網40と比較して、棒状部材42Aに調理容器の位置決めを行うための複数の突起44Aが形成された焼き網40Aであっても良い。突起44Aに合わせて調理容器を設置するのみで、調理容器の位置決めを行うことができる。または、図18に示すように、加熱室20の左右方向に沿って延びるパターン(棒状部材42B)を有し、調理容器の位置決め用の突起44Bを有する焼き網40Bであっても良い。または、下皿の格子状の溝と、焼き網の格子状のパターンとを組み合わせて、調理容器と焼き網との位置決めを行う構成であっても良い。
また、上皿に設けられるロック機構と下皿に設けられるロック機構とは、調理容器の形状、用途等に応じて適宜選択される。例えば、図19〜図21に示すように、下皿取っ手112の下皿ロック機構118と上皿取っ手122の上皿ロック機構128とを組み合わせて、上皿と下皿とのロックが行われる。この例では、まず、図20に示すように、下皿ロック機構118を持ち上げて、下皿ロック機構118のロック部118Aを、上皿ロック機構128の爪128Aに対応する位置に移動させる。その後に、図21に示すように、下皿ロック機構118を下げると、下皿ロック機構118のロック部118Aが上皿ロック機構128の爪128Aに係合して、下皿ロック機構118と上皿ロック機構128とのロックが行われる。
1 キッチンキャビネット、2 キャビネット扉、3 キャビネット本体、4 キッチンカウンタートップ、5 加熱調理装置、6 天板、7 上部ユニット、8 ロースター、9 操作部、10 下部ユニット、11 表示部、12 載置部、13 載置部、14 載置部、15 カバー、20 加熱室、21 上ヒータ、22 下ヒータ、23 温度検出手段、23A 第1位置、23B 第2位置、24 吸気口、25 排気口、25A 排気ダクト、30 扉、31 受皿、40 焼き網、40A 焼き網、40B 焼き網、42 棒状部材、42A 棒状部材、42B 棒状部材、44A 突起、44B 突起、100 調理容器、100A 調理容器、100B 調理容器、102 取っ手、102A 取っ手、102B 鍔部、104 ロック機構、104A ロック機構、104B ロック機構、110 下皿、112 下皿取っ手、114 下皿ロック機構、114A 柱状部、114B 頭部、116 溝、118 下皿ロック機構、118A ロック部、120 上皿、120A 上皿、122 上皿取っ手、124 上皿ロック機構、124A 第1穴、124B 第2穴、126 蒸気排出穴、128 上皿ロック機構、128A 爪、130 調理網。

Claims (12)

  1. 加熱室で調理を行うための調理容器であって、
    下皿と、
    前記下皿の開口部を覆う上皿と、
    前記下皿に設けられた下皿ロック機構と、
    前記上皿に設けられた上皿ロック機構と、を有し、
    前記下皿ロック機構と前記上皿ロック機構とが組み合わせられて、前記下皿と前記上皿とのロックが行われることを特徴とする調理容器。
  2. 当該調理容器は、前記下皿と前記上皿とがロックされた状態で、前記加熱室に設置され、または前記加熱室から取り出されることを特徴とする請求項1記載の調理容器。
  3. 前記加熱室の焼き網の上で調理が行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調理容器。
  4. 前記下皿には、前記焼き網のパターンに合わせた溝が形成されており、
    前記下皿の溝と前記焼き網のパターンとを合わせて、前記下皿が前記焼き網の上に載置されることを特徴とする請求項3記載の調理容器。
  5. 前記溝は直線状に形成されており、
    前記下皿は、前記加熱室の前後方向に沿って延びる前記焼き網のパターンに支持されて、前記加熱室の前後方向にスライドするように載置されることを特徴とする請求項4記載の調理容器。
  6. 前記下皿は、前記焼き網の上方に突出して形成された突出部によって位置決めされることを特徴とする請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の調理容器。
  7. 前記下皿は、前記下皿の側方に突出する一対の下皿取っ手を有し、
    前記上皿は、前記上皿の側方に突出する一対の上皿取っ手を有し、
    前記下皿と前記上皿とをロックしたときに、前記一対の下皿取っ手と前記一対の上皿取っ手とが位置決めされることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の調理容器。
  8. 前記下皿ロック機構は、前記一対の下皿取っ手のそれぞれに設けられ、
    前記上皿ロック機構は、前記一対の上皿取っ手のそれぞれに設けられたことを特徴とする請求項7記載の調理容器。
  9. 前記一対の下皿取っ手および前記一対の上皿取っ手は、前記加熱室に設置された加熱手段よりも側方に突出するように設けられたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の調理容器。
  10. 前記上皿には、前記上皿の外周に沿って、前記一対の上皿取っ手の中間位置に対応する位置に、蒸気排出穴が形成されたことを特徴とする請求項7〜請求項9の何れか1項に記載の調理容器。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の調理容器が設置される加熱調理器であって、
    前記加熱室の背面から前記加熱室の前面側に突出し、前記加熱室内で温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記加熱室に前記調理容器を設置したときに、前記温度検出手段が前記調理容器に当接することを特徴とする加熱調理器。
  12. 前記温度検出手段は、前記調理容器の温度を検出する際に、前記温度検出手段の先端が、前記調理容器の設置位置で前記調理容器に当接する第1位置と、前記加熱室の室内温度を検出する際に、前記温度検出手段の先端が、前記第1位置よりも前記加熱室の背面側に位置する第2位置とで移動することを特徴とする請求項11記載の加熱調理器。
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JP2021017987A (ja) * 2019-07-17 2021-02-15 三菱電機株式会社 加熱調理器

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