JP6607761B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された技術は、上加熱体および下加熱体をグリル庫内に配置した両面焼きグリル装置である。この両面焼きグリル装置は、下加熱体の上方を覆うように設けられた熱容量の大きな均熱加熱プレートと、均熱加熱プレートに載置する調理皿(調理用加熱プレート)と、が設けられている。そして、均熱加熱プレートが下加熱体から熱放射および対流によって加熱され、均熱加熱プレートから伝熱された調理皿に被調理物を載せて調理を行う。
(加熱調理器の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100を示す斜視図である。
まず、加熱調理器100の構成について説明する。図1に示すように、加熱調理器100は、本体110と、本体110の上面に配置されたトッププレート120と、を備えている。本体110には、魚などの被調理物の調理を行うためのグリル庫130が収容されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100の内部を示す説明図である。
図2に示すように、トッププレート120の下方には、各加熱口150に対応して加熱コイル200が配置されている。
加熱コイル200の下方には、グリル庫130が配置されている。グリル庫130は、本体110の前面に開口し、この開口を覆うようにグリル扉131を有している。グリル扉131は、前方に引出可能になっている。グリル扉131は、中央部の透明窓132によってグリル庫130の内部を目視可能に設けられている。
グリル庫130内の加熱時に排出される煙などの排気風は、本体110の後方奥部に設けた上方に延びるグリル煙突133を介した排気口170から排気される。
上加熱体10および下加熱体20は、グリル庫130に内蔵され、給電されると抵抗加熱されてジュール熱を発生する線状のヒータである。上加熱体10および下加熱体20は、水平面上に前後方向で中央部分が中心に接近する形状の輪になっている。
図2に示すように、上加熱体10と調理皿30との間は、空間になっている。また、下加熱体20と調理皿30との間は、空間になっている。上加熱体10と調理皿30との間の空間は、被調理物を収納可能なように下加熱体20と調理皿30との間の空間よりも広い。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器100のグリル庫130の調理皿30と下加熱体20との関係を示す斜視図である。
図2、図3に示すように、調理皿30は、被調理物を載置する載置部31を有している。載置部31は、矩形形状である。調理皿30は、載置部31の前後左右の外周に立壁32が設けられている。立壁32の高さは、全周にわたって同じである。なお、立壁32の高さを前後左右で変更してもよい。
また、調理皿30は、立壁32の上部に水平方向に外側に延びるフランジ33を有する。図2、図3では、立壁32の上端に水平方向に外側に延びるフランジ33を有している。フランジ33は、調理皿30の立壁32の形成された全周にわたって形成されている。なお、フランジ33は、立壁32の上端ではなく、上端から下方に間隔を空けた位置に設けられるものでもよい。
調理皿30は、たとえば、金属や耐熱陶器などで形成されている。
ここで、下加熱体20の直上部分31aは、完全な直上だけでなくその一部周辺をも含む概念である。
また、下加熱体20の直上部分31aは、グリル扉131が閉まり、調理皿30がグリル庫130に完全に収納されたときの対応部分である。つまり、図3に示すように、下加熱体20が前後方向で中央部分が中心に接近する形状をしているので、調理皿30は、グリル庫130に収容された状態で下加熱体20が直上に投影されるように、この下加熱体20と同様に前後方向で中央部分が中心に接近する形状で載置部31の載置面31cとは反対側の下面31dを突出させている。
以上の構成を備えている加熱調理器100のグリル庫130では、調理皿30の載置部31の載置面31c上に魚などの被調理物を載置する。そして、グリル扉131を閉じ、電源スイッチ142をONし、操作ダイヤル144でグリル庫130の火力を調整して調理を行う。
調理皿30は、下加熱体20との間に部品を介在させず、空間を隔てているだけである。そして、調理皿30は、下加熱体20の直上部分31aの厚みAが、下加熱体20の非直上部分31bの厚みBよりも厚くなっている。そのため、下加熱体20が通電されて発熱すると、調理皿30は、下加熱体20の直上部分31aの厚みAが厚く伝熱し難く、厚みが薄い下加熱体20の非直上部分31bと均一に加熱される。すなわち、調理皿30は、下加熱体20によって直接加熱されると共に、下加熱体20の直上か否かによらずむらなく均一に温度上昇する。これにより、調理時間を短縮させつつ下加熱体20の消費電力を低下させることができる。また、調理皿30と下加熱体20との間に部品を介在させないため、部品点数を削減してコストを低減することができる。
実施の形態2では、調理皿は、載置部の下加熱体の非直上部分の厚みが、グリル庫の前方側を後方側よりも厚くしている。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、その特徴部分のみ説明する。
図4に示すように、調理皿30は、載置部31の下加熱体20の非直上部分31bの厚みB1、B2、B3が、部分的に異なる。具体的には、調理皿30は、載置部31の下加熱体20の非直上部分31bの厚みB1、B2、B3が、グリル庫130の前方側を後方側よりも厚くしている。ここでは、前方側の厚みB1は、前後方向中央側の厚みB2および後方側の厚みB3よりも厚くしている。前後方向中央側の厚みB2は、前方側の厚みB1よりも薄く、後方側の厚みB3よりも厚くしている。この厚みB1、B2、B3は、主に載置部31の下面31dを突出させることで形成されている。このため、載置部31の載置面31cは、実施の形態1と同様に凹凸形状34に均された面である。
なお、載置部31の下加熱体20の非直上部分31bの厚みB1、B2、B3は、連続的に下面31dを傾斜させて形成してもよいし、所定間隔で下面31dを段になって突出して形成してもよい。
実施の形態3では、調理皿は、載置部の下加熱体の直上部分の載置面が、下加熱体の非直上部分の載置面よりも凹んだ凹形状である。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、その特徴部分のみ説明する。
調理皿30は、載置部31の下加熱体20の直上部分31aの載置面31cが、下加熱体20の非直上部分31bの載置面31cよりも下方に凹んだ凹形状35である。凹形状35が形成されているため、載置面31cは、凹凸形状34のある部分と凹形状35のある部分とで形状が異なっている。
なお、調理皿30は、載置部31の下加熱体20の直上部分31aの載置面31cが凹形状35となっていても、載置部31の下加熱体20の直上部分31aの厚みAが、下加熱体20の非直上部分31bの厚みBよりも厚くなっている。
そして、実施の形態2と同様に、グリル庫130では、グリル扉131の透明窓132から熱気が逃げてしまう。このため、調理皿30は、載置面31cの凹形状35が、グリル庫130の後方側を前方側よりも凹み量を大きくし、調理皿30のグリル庫130の前方側の熱容量を大きくし、調理皿30のグリル庫130の前方側を後方側よりも温度が低下し難くしている。
実施の形態4では、下加熱体に誘導加熱コイルを用いたものである。その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、その特徴部分のみ説明する。
図6、図7に示すように、下加熱体20は、給電されて励磁される誘導加熱コイルである。
調理皿30と下加熱体20との間に上面が平面のプレート40が設けられている。プレート40は、たとえば、非磁性体などである誘導加熱され難い材質で形成されている。プレート40は、平板状である。
プレート40は、固定されていて、プレート40とは個別に調理皿30がグリル扉131と共に前方に引出可能である。調理皿30は、取付部に取り付けられ、プレート40から浮き上がった状態に維持されていてもよい。
調理皿30は、少なくとも下加熱体20を直上部分31aは、たとえば渦電流の発生する磁性体などである金属製の誘導加熱される材質で形成されている。実施の形態4では、調理皿30のすべてが金属製の誘導加熱される材質で形成されている。すなわち、調理皿30は、プレート40よりも誘導加熱され易い材質で形成されている。調理皿30は、誘導加熱コイルである下加熱体20によってプレート40上にて直接加熱される。
また、実施の形態1〜3では、調理後に上加熱体10および下加熱体20がグリル庫130内で放熱して冷却され、グリル庫130の温度がすみやかに低下する。実施の形態4では、下加熱体20が誘導加熱コイルであり、それ自体は発熱せず、グリル庫130の温度がすみやかに低下する。これにより、調理後のグリル庫130の温度を早期に低下させることができる。
Claims (8)
- 上方から加熱する上加熱体および下方から加熱する下加熱体を内蔵したグリル庫を備え、
前記グリル庫は、前記上加熱体と前記下加熱体との間に配置された調理皿を有し、
前記調理皿には、被調理物を載置する載置部が設けられ、
前記調理皿は、前記載置部の前記下加熱体の直上部分の厚みが、前記下加熱体の非直上部分の厚みよりも厚く、
前記調理皿は、前記載置部の被調理物を載置する載置面が、凹凸形状を有し、
前記調理皿は、前記載置部の前記下加熱体の直上部分の前記載置面が、前記下加熱体の非直上部分の前記載置面よりも下方に凹んだ凹形状である加熱調理器。 - 前記調理皿は、前記載置部の前記下加熱体の直上部分の厚みが、部分的に異なる請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記調理皿は、前記載置部の前記下加熱体の非直上部分の厚みに関して、前記グリル庫の前方側を後方側よりも厚くしている請求項1または2に記載の加熱調理器。
- 前記調理皿は、前記下加熱体の直上部分の前記載置面の前記凹形状が、部分的に凹み量を異ならせている請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 前記調理皿は、前記載置部の外周に立壁が設けられた請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
- 前記調理皿は、前記立壁の高さが全周にわたって同じである請求項5に記載の加熱調理器。
- 前記調理皿は、前記立壁の上部に水平方向に外側に延びるフランジを有する請求項5または6に記載の加熱調理器。
- 前記下加熱体は、誘導加熱コイルであり、
前記調理皿と前記下加熱体との間に上面が平面のプレートが設けられ、
前記調理皿の少なくとも一部は、前記プレートよりも誘導加熱され易い材質で形成された請求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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