JP5322831B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本願発明は、誘導加熱技術を利用した誘導加熱調理器、およびオーブンまたはグリルに当該誘導加熱調理器を採用したIHクッキングヒータに関するものである。
従来のオーブン機能やグリル機能を備えた調理器などにおいて、グリル庫内に投入された食材への加熱は、一般的にシーズヒータや石英管ヒータなどの抵抗式の加熱手段によって庫内の空気を加熱することにより行っている。庫内に置かれた食材は、たとえばグリル庫の底面に配置された抵抗式の加熱手段から伝導する熱と、グリル庫の上面から輻射した熱と、庫内で対流する高温の空気から伝わる熱との組み合わせにより調理が行われる。
一方、食材の加熱に誘導加熱技術を応用したものが、これまでにも数多く提案されている。炊飯器やIHクッキングヒータなどがその代表例として挙げられる。IHクッキングヒータや炊飯器は、鍋や釜を誘導加熱により加熱し、容器内の食材を加熱調理するものである。
たとえば特許文献1によれば、誘導加熱体が配置された開閉自在のレンジ扉を有し、食材をオーブンレンジ内に収容してレンジ扉を閉じた状態でマイクロ波により調理する一方、開いたレンジ扉の上に食材を載置して電磁誘導により加熱するオーブンレンジが教示されている。
また、たとえば特許文献2によれば、磁性金属で構成された容器の外側に加熱コイルを巻き廻し、容器内部の液体や気体を加熱する加熱装置が提案されている。
さらに特許文献3では、食材を加熱するものではないが、誘導加熱応用技術を適用した別の加熱装置として陶芸炉が記載されており、金属で形成された炉を電磁誘導により加熱し、内部の雰囲気温度を上昇させることで、炉の内部の加熱対象を高温加熱する装置が教示されている。この陶芸炉は、金属で形成された炉(発熱体)の外周に巻き廻したコイルに高周波電流を供給することにより、発熱体の両端開口面を貫通し内部を通過する交番磁束により生じる誘導電流により発熱体を加熱するものである。発熱体が加熱されると、炉の内部温度が上昇し、内部の陶土が高温に加熱され、陶器を焼成する。このとき発熱体である炉の周囲には断熱材が配置され、断熱材を介して高周波電流が供給されているので、炉自身は周囲から断熱されている。
実開昭61-046302号公報 特開平11-3770号公報 特開平11-029352号公報
従来のシーズヒータや石英管ヒータなどによってグリル筐体内の温度を上昇させ、グリル筐体内に投入された食材を加熱するような調理器では、グリル筐体内にヒータ部が露出し、ヒータ設置スペースによる庫内容積、特に高さに制約が生じ、嵩高の食材が投入できないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、食材を収容する筐体の容積を増大させた調理器を得るものである。
本願発明に係る誘導加熱調理器は、食材を収納する筐体と、食材を出し入れするための開閉可能なドアと、前記筐体内で食材を支持する受け皿と、前記筐体の外部に設けた断熱部を介して配置された少なくとも1つの誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給する駆動回路と、高周波電流量を制御する駆動制御部とを備え、前記誘導加熱コイルが前記筐体の少なくとも一部を誘導加熱し、前記筐体内部の雰囲気温度を上昇させて、食材を加熱調理する誘導加熱調理器であって、前記誘導加熱コイルは、前記筐体の上面、側面および下面に沿って前記筐体の周りに捲回され、食材を出し入れする前記ドア付近の誘導加熱コイルの巻線の間隔が、前記筐体の奥行き側の巻線の間隔よりも密となるように構成したことを特徴とするものである。
本願発明によれば、食材を収容する筐体の容積を増大させた誘導加熱調理器を実現することができる。
本願発明に係る誘導加熱調理器(グリル加熱部)を採用したIHクッキングヒータを概略的に示す斜視図である。 図1のII−II線から見たときのグリル加熱部の断面と、その周辺回路構成を示す概略図である。 本願発明に係るグリル加熱部により食材が調理されていく様子を示すものであり、(a)で魚に焼き色がつき始め、その後(b)で焼き色が進行した状態を示す。 実施の形態2に係るグリル加熱部の図2と同様の概略図である。 実施の形態3に係るグリル加熱部の図4と同様の概略図である。 実施の形態4に係るグリル加熱部の図2と同様の概略図である。 実施の形態5に係るグリル加熱部の図4と同様の概略図である。 実施の形態6に係るグリル加熱部の図4と同様の概略図である。 実施の形態7に係るグリル加熱部の図4と同様の概略図である。 実施の形態8に係るグリル加熱部の図4と同様の概略図である。 実施の形態9に係るグリル加熱部の概略的な斜視図である。 実施の形態9に係るグリル加熱部の概略的な側面図である。
以下、添付図面を参照して本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態を説明する。各実施の形態の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(たとえば、「上方」および「下方」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものでない。
実施の形態1.
図1〜図3を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態1について以下詳細に説明する。図1は本願発明に係る誘導加熱調理器10を採用したIHクッキングヒータ1の全体を概略的に図示する斜視図である。図1において、IHクッキングヒータ1は、概略、筐体2、その上側表面のほぼ全体を覆うガラスなどで形成されたトッププレート3、左右に配置された一対のIH加熱部4a,4b、ラジエント加熱部5および筐体2内に配設された本願発明に係る誘導加熱調理器(以下、「グリル加熱部」という)10を有する。(ただし、図1ではグリル加熱部の開閉式ドアのみが図示されている。)
なお、ここでは本願発明に係る誘導加熱調理器が採用されたIHクッキングヒータ1を図示したが、これに限定されるものではなく、本願発明の誘導加熱調理器は任意のグリルまたはオーブンに同様に適用することができる。
図2は、図1のII−II線から見たときの実施の形態1に係るグリル加熱部10の断面と、その周辺回路構成を示す概略図である。実施の形態1のグリル加熱部10は、概略、天板12、底板14および側板16からなる箱状(矩形状)のグリル筐体18と、その周りに配設された断熱部20と、グリル筐体18を誘導加熱するために、グリル筐体18の下方および上方に配設された誘導加熱コイル22,24とを有する。実施の形態1の誘導加熱コイル22,24は、巻線を平面状に捲回して形成されたものである。
実施の形態1のグリル筐体18は、たとえば鉄などの磁性金属からなり、断熱部20は、たとえばガラス繊維体などの非金属で構成されるが、グリル筐体18が誘導加熱されて高温となったときにグリル筐体18から誘導加熱コイル22,24へ伝わる熱を断熱するものであれば任意の構成材料を用いて形成することができる。このように実施の形態1に係るグリル加熱部10においては、下側および上側の誘導加熱コイル22,24は、断熱部20を介してグリル筐体18の下方および上方に配置されている。
また、本願発明に係るグリル加熱部10は、その前方(図2の手前側)には食材Fを出し入れするための開閉可能なドア26(図12)が設けられ、グリル筐体18は、図示のように、その内部においてグリル筐体18に固定された支持部材28と、支持部材28に着脱可能に取り付けられる受け皿30とを有し、任意ではあるが、受け皿30の上方に載置される網32をさらに有する。受け皿30は、食材Fを支持するとともに、食材Fから流出する油分等を受けるものである。
さらに図示のように、このグリル加熱部10は、下側および上側の誘導加熱コイル22,24のそれぞれに高周波電流を供給するように接続された駆動回路34,36と、各駆動回路34,36を独立して制御するための駆動制御部38とを有する。駆動制御部38は、誘導加熱コイル22,24の入力電流(入力電力)および出力電流(出力電力)、ならびにグリル筐体18の内部温度などのさまざまな駆動パラメータを検知する検知回路40を有し、検知回路40で得られた情報に基づいて(フィードバックして)適正な駆動条件で各誘導加熱コイル22,24を駆動するように構成されている。すなわち駆動回路34,36が下側および上側の誘導加熱コイル22,24に供給する高周波電流は、通常、20kHz〜100kHz程度の繰り返し周波数成分を有し、駆動制御部38は、検知回路40で得られた結果に基づき高周波電流の周波数や電流の大きさ、通電時間などを制御する。
グリル加熱部10の動作において、駆動回路34,36が誘導加熱コイル22,24に高周波電流を供給すると、誘導加熱コイル22,24の周囲に交番磁界が形成され、これに隣接するグリル筐体18の底板14および天板12において渦電流が形成されることにより、グリル筐体18が加熱される。このように誘導加熱によりグリル筐体18が加熱され続けると、その内部の雰囲気(空気等)が加熱され、ひいてはグリル筐体18の内部に配置された食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。
図3(a),図3(b)は、食材F(たとえば魚)がグリル筐体18の内部の高温の雰囲気により調理されていく様子を示すものであり、図3(a)で魚に焼き色がつき始め、さらに時間が経過すると図3(b)に示すように焼き色が進行する。
本願発明に係るグリル加熱部10は、上記のように、誘導加熱コイル22,24を耐熱温度以下で使用するために、断熱部20をグリル筐体18の周囲に配置して、グリル筐体18から誘導加熱コイル22,24へ伝わる熱を遮断するように構成されているが、これに加えて冷却ファンなど(図示せず)により、誘導加熱コイル22,24に送風するなどしてさらに積極的に冷却してもよい。このとき、グリル筐体18内の雰囲気は、より高い温度で食材Fを加熱するために、誘導加熱コイル22,24を形成する巻線の耐熱温度より高いことが好ましく、積極的に誘導加熱コイル22,24の巻線を冷却することが好ましい。
下側および上側の誘導加熱コイル22,24は、駆動制御部38により独立して制御可能な各駆動回路34,36から高周波電流を供給することができるので、グリル筐体18の内部の下側の雰囲気温度を高くしたい場合には下側の誘導加熱コイル22により多くの高周波電流を供給し、逆に、上側の雰囲気温度を高くしたい場合には上側の誘導加熱コイル24により多くの高周波電流を供給することによりグリル筐体18内の雰囲気温度を容易に調節することができる。
詳細図示しないが、検知回路40がグリル筐体18内の雰囲気温度を検知して、駆動制御部38がその温度情報に基づいて適正にフィードバックし、電力量を精度よく制御するように構成することもできる。
このように、グリル筐体18内の雰囲気温度を上昇させる手段として誘導加熱技術を用い、加熱源をグリル筐体18そのものとし、さらに誘導加熱を行うための誘導加熱コイル22,24をグリル筐体18の外部に配置することで、グリル筐体18内のスペース、とりわけ高さ方向のスペースを十分に確保することができるので、嵩の高い食材Fを調理することができる。また、下側および上側の誘導加熱コイル22,24を個別に制御できるようにしたので、片面焼きや両面焼きなど、食材Fや調理方法に応じてグリル筐体18内の温度を自在に調整することができる。
また、グリル筐体18内においてシーズヒータなどの突起物を排除したので、清掃性を格段に向上させることができる。
実施の形態2.
図4を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態2について以下詳細に説明する。実施の形態1のグリル加熱部10においては、誘導加熱コイル22,24がグリル筐体18の下側および上側の両方にそれぞれ配設されていたのに対し、実施の形態2に係るグリル加熱部10においては、誘導加熱コイルがグリル筐体18の下側および上側のいずれか一方にのみ配設されている点を除き、実施の形態1のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
図4(a)に示すグリル加熱部10の誘導加熱コイル22は、上述のように、断熱部20を介してグリル筐体18の下方にのみ配置されている。すなわち、このグリル加熱部10において、磁性金属からなる箱状(矩形)のグリル筐体18は断熱部20により包囲され、グリル筐体18の下方に配置された誘導加熱コイル22は、駆動回路34により高周波電流が供給される。
なお、図4(a)には示していないが、図2と同様、駆動回路34は検知回路40を含む駆動制御部38により制御されており、誘導加熱コイル22に供給する高周波電流を調節することができる。
グリル加熱部10の動作において、グリル筐体18は、下方に配置された誘導加熱コイル22に高周波電流が供給されると、これに隣接するグリル筐体18の底板14に渦電流が形成されることにより加熱される。こうしてグリル筐体18の底板14が加熱され続けると、その内部の雰囲気(空気等)が加熱され、グリル筐体18内の食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。このとき誘導加熱コイル22に供給される高周波電流を駆動制御部38により制御することにより、グリル筐体18内の雰囲気温度を適正に調節することができる。また、実施の形態2のグリル加熱部10は、実施の形態1と同様、検知回路40による検知結果に基づき、グリル筐体18内の雰囲気温度制御や電力制御を精度よく行うことができる。さらに実施の形態2に係るグリル加熱部10は、実施の形態1と同様、下側の誘導加熱コイル22が断熱部20を介してグリル筐体18の下方に配置されているので、グリル筐体18から誘導加熱コイル22への伝熱を遮断することができる。
このように、グリル筐体18内の雰囲気温度を上昇させる手段として誘導加熱技術を用い、加熱源をグリル筐体18そのものとし、さらに誘導加熱を行うための誘導加熱コイル22をグリル筐体18の外部に配置することで、グリル筐体18内のスペース、とりわけ高さ方向のスペースを十分に確保することができるので、嵩の高い食材Fの調理が可能となる。
また、実施の形態2によれば、誘導加熱コイル22をグリル筐体18の下方にのみ配置し、誘導加熱コイルおよび駆動回路の部品点数を削減したので、実施の形態1に比して生産コストを抑制することができる。
なお、実施の形態2では、誘導加熱コイル22がグリル筐体18の下方にのみ配置されたものを示したが、図4(b)に示すように、誘導加熱コイル24をグリル筐体18の上方にのみ配置してもよく、同様の効果を実現することができる。
実施の形態3.
図5を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態3について以下詳細に説明する。実施の形態2のグリル加熱部10が誘導加熱コイル22を有し、その他の加熱手段を有さないのに対し、実施の形態3に係るグリル加熱部10は、概略、抵抗式ヒータ42をグリル筐体18内に別途設けた点を除き、実施の形態2のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
図5(a)に示すグリル加熱部10は、断熱部20を介してグリル筐体18の下方に設けられた誘導加熱コイル22と、上述のように、グリル筐体18の内部であって、その天板12に隣接して配設された抵抗式ヒータ42とを有する。抵抗式ヒータ42は、たとえば電流量や通電時間などに応じて発熱量が変化する発熱体であって、シーズヒータやセラミックヒータなどの任意の抵抗式のヒータであってもよい。
なお、図5(a)には示していないが、図2と同様、駆動回路34は検知回路40を含む駆動制御部38により制御されており、誘導加熱コイル22に供給する高周波電流を調節することができる。同様に、図示しないが、グリル加熱部10は抵抗式ヒータ42の発熱量を制御するための電力調節部を備えている。
グリル加熱部10の動作において、グリル筐体18は、実施の形態2と同様、下方に配置された誘導加熱コイル22に高周波電流が供給されると、これに隣接するグリル筐体18の底板14に渦電流が形成されることにより加熱され、継続的に加熱されると、底板14が発する熱によりグリル筐体18内の雰囲気(空気等)が加熱され、グリル筐体18内の食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。
さらに実施の形態3によれば、誘導加熱コイル22による誘導加熱に加えて、グリル筐体18の天板12近くに設けた抵抗式ヒータ42の通電加熱による輻射熱により、網32に載置された食材Fを直接的に加熱することができる。
このように構成したことで、グリル筐体18の誘導加熱により高温に熱せられた雰囲気で食材Fの調理を行うと同時に、抵抗式ヒータ42による輻射熱で食材F表面を高温で焼くことができ、実施の形態2に比してより幅広い調理手法を実現することができる。たとえば抵抗式ヒータ42が遠赤外線を発生するものであれば、食材Fの内部から均一に温める効果、いわゆる遠赤効果を得ることができる。
なお、実施の形態3のグリル加熱部10は、グリル筐体18の下方に設けられた誘導加熱コイル22と、グリル筐体18の天板12に隣接して設けた抵抗式ヒータ42とを有するものとして説明したが、図5(b)に示すように、断熱部20を介してグリル筐体18の上方に設けられた誘導加熱コイル24と、グリル筐体18内の受け皿30と網32の間に配設した抵抗式ヒータ44とを有するものであってもよい。すなわち図5(b)に示すグリル加熱部10によれば、網32に載置された食材Fは、誘導加熱により高温に熱せられた雰囲気で加熱されると同時に、網32の下方に配置された抵抗式ヒータ44による輻射熱で食材Fを加熱することにより、実施の形態3と同様の効果を実現することができる。
実施の形態4.
図6を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態4について以下詳細に説明する。実施の形態4のグリル加熱部10は、概略、グリル筐体18の内部の上方隅に一対の抵抗式ヒータ46,48を追加した点を除き、実施の形態1と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
図6に示すグリル加熱部10は、断熱部20を介してグリル筐体18の下方および上方に設けられた誘導加熱コイル22,24と、上述のように、グリル筐体18の天板12および側板16に隣接して(すなわちグリル筐体18内の隅部または角部に隣接して)配設された一対の抵抗式ヒータ46,48とを有する。抵抗式ヒータ46,48は、たとえば電流量や通電時間などに応じて発熱量が変化する発熱体であって、シーズヒータやセラミックヒータなどの任意の抵抗式のヒータであってもよい。
なお、駆動回路34,36は検知回路40を含む駆動制御部38により制御されており、誘導加熱コイル22,24に供給する高周波電流を調節することができる。同様に、グリル加熱部10は抵抗式ヒータ46,48の発熱量を制御するための電力調節部を備えている(図示せず)。
グリル加熱部10の動作において、グリル筐体18は、実施の形態1と同様、下方および上方に配置された誘導加熱コイル22,24に高周波電流が供給されると、これに隣接するグリル筐体18の底板14および天板12に渦電流が形成されることにより加熱される。こうしてグリル筐体18の底板14および天板12が加熱され続けると、その内部の雰囲気(空気等)が加熱され、グリル筐体18内の食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。
実施の形態4によれば、誘導加熱コイル22,24による誘導加熱に加えて、グリル筐体18の天板12近くに設けた抵抗式ヒータ46,48の通電加熱による輻射熱により、網32に載置された食材Fを直接的に加熱することができる。
また、抵抗式ヒータ46,48をグリル筐体18の上方隅に配置したので、グリル筐体18の中央部における高さ寸法を増大させることができるので、より嵩の高い食材Fを載置し調理することができる。
なお、実施の形態4に係るグリル加熱部10は、誘導加熱コイル22,24がグリル筐体18の下方および上方の両方に配置されるもの(図6)として説明したが、実施の形態2で示したように誘導加熱コイルがグリル筐体18の下方および上方のいずれか一方に配置されるものであってもよい。
実施の形態5.
図7を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態5について以下詳細に説明する。実施の形態5のグリル加熱部10は、概略、グリル筐体18の内部の上方隅に設けた一対の第1の抵抗式ヒータ46,48と、受け皿30と網32の間に配設した第2の抵抗式ヒータ50とを追加した点を除き、実施の形態2のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
図7に示すグリル加熱部10は、断熱部20を介してグリル筐体18の上方(または下方)に設けられた誘導加熱コイル24と、グリル筐体18の上方隅に配設された一対の第1の抵抗式ヒータ46,48と、受け皿30と網32の間に配設した第2の抵抗式ヒータ50とを有する。第1および第2の抵抗式ヒータ46,48,50は、たとえば電流量や通電時間などに応じて発熱量が変化する発熱体であって、シーズヒータやセラミックヒータなどの任意の抵抗式のヒータであってもよい。
なお、図7には示していないが、図2と同様、駆動回路36は検知回路40を含む駆動制御部38により制御されており、誘導加熱コイル24に供給する高周波電流を調節することができる。同様に、図示しないが、グリル加熱部10は第1および第2の抵抗式ヒータ46,48,50の発熱量を制御するための電力調節部を備えている。
このグリル加熱部10の動作において、グリル筐体18の上方隅に配設された一対の第1の抵抗式ヒータ46,48と、受け皿30と網32の間に配設した第2の抵抗式ヒータ50とにより、グリル筐体18内に載置された食材Fを直接的に加熱することができる。一方、実施の形態5に係るグリル加熱部10は、グリル筐体18を誘導加熱しグリル筐体18内の余熱を行うものである。グリル筐体18を誘導加熱することで、金属で構成されたグリル筐体18の天板12から全体(側板16および底板14を含む)が加熱され、グリル筐体18内の雰囲気温度を全体的に上昇させることができる。また誘導加熱コイル24は、従来式の抵抗式ヒータによる局所加熱に比較して、グリル筐体18内の雰囲気温度を均一かつ全体的に上げることができるため、むらのない余熱を実現することができる。
さらに、実施の形態5のグリル加熱部10によれば、駆動回路36により誘導加熱コイル24に供給される高周波電流量を制御することで、グリル筐体18内の温度上昇速度を容易に制御することができる。すなわち、より多く高周波電流量を供給すると、誘導加熱コイル24の加熱による温度上昇が大きくなり、グリル筐体18内の温度がより迅速に上昇する。逆に、より少ない高周波電流量を供給すると、誘導加熱コイル24の加熱による温度上昇がより緩やかとなる。このように高周波電流量を制御することによって余熱時間を容易に制御することができる。
また、第1の抵抗式ヒータ46,48をグリル筐体18の上方隅に配置したので、グリル筐体18の中央部における高さ寸法を増大させることができるので、より嵩の高い食材Fを載置し調理することができる。
なお、実施の形態5に係るグリル加熱部10は、誘導加熱コイル24がグリル筐体18の上方に配置されるもの(図7)として説明したが、実施の形態2で示したように誘導加熱コイル22がグリル筐体18の下方に配置されるもの、あるいは実施の形態1で示したようにグリル筐体18の下方および上方の両方に配置されるものであってもよい。
実施の形態6.
図8を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態6について以下詳細に説明する。実施の形態6のグリル加熱部10は、概略、グリル筐体18が誘導加熱に適した金属材料からなる底板14、非磁性の金属からなる側板16および天板12から構成される点を除き、実施の形態2のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
上述のように、実施の形態6のグリル筐体18は、鉄などの誘導加熱に適した金属材料からなる底板14と、アルミニウムなどの非磁性の金属からなる側板16および天板12から構成される。また図7(a)に示すグリル加熱部10は、断熱部20を介してグリル筐体18の下方に設けられた誘導加熱コイル22を有する。すなわち、実施の形態6のグリル加熱部10は、グリル筐体18の底板14のみを誘導加熱する。このときの底板14は誘導加熱に最適な厚みを有するものであって、さらに熱伝導を良好にする厚みを有するものであってもよい。
グリル加熱部10の動作において、グリル筐体18の底板14は、下方に配置された誘導加熱コイル22に高周波電流が供給されると、渦電流が形成されることにより加熱される。こうしてグリル筐体18の底板14が加熱され続けると、その内部の雰囲気(空気等)が加熱され、グリル筐体18内の食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。このとき誘導加熱コイル22に供給される高周波電流を制御することにより、グリル筐体18内の雰囲気温度を適正に調節することができる。また、実施の形態6のグリル加熱部10は、実施の形態1と同様、検知回路40による検知結果に基づき、グリル筐体18内の雰囲気温度制御や電力制御を精度よく行うことができる。
択一的には、耐熱性を有する非金属を用いて、グリル筐体18の側板16および天板12を構成し、グリル筐体18の側板16および天板12と、その周囲の断熱部20とを一体に構成して、グリル筐体18の底板14と誘導加熱コイル22との間にのみ断熱部20を設けるようにしてもよい。さらに炭素を含む耐熱性材料を用いてグリル筐体18の側板16および天板12を構成すれば(ともに図示せず)、いわゆる遠赤外効果を得ることも期待できる。
また図8(b)に示すように、実施の形態6のグリル加熱部10は、実施の形態3と同様、断熱部20を介してグリル筐体18の下方に設けられた誘導加熱コイル22に加えて、グリル筐体18の内部の天板12に隣接して配設された抵抗式ヒータ42を有するものであってもよい。こうして、抵抗式ヒータ42による輻射熱(赤外線)で食材F表面を高温で焼く(焼き色をつける)ことができ、より幅広い調理手法を実現することができる。抵抗式ヒータ42がたとえば遠赤外線を発生するものであれば、食材Fの内部から均一に温める効果、いわゆる遠赤効果を得ることができる。
さらに図8(c)に示すように、このグリル加熱部10は、実施の形態4と同様、グリル筐体18の上方隅に配設された抵抗式ヒータ46,48を有していてもよく、グリル筐体18の中央部における高さ寸法を大きくすることにより、より嵩の高い食材Fを載置し調理することができる。
実施の形態7.
図9を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態7について以下詳細に説明する。実施の形態7のグリル加熱部10は、概略、グリル筐体18が非金属材料からなる底板14と、非磁性の金属材料からなる側板16および天板12とから構成され、グリル筐体18内の受け皿30が誘導加熱に適した金属材料で構成される点を除き、実施の形態6のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
図9(a)に示す実施の形態7のグリル筐体18は、非金属材料からなる底板14、非磁性の金属材料からなる側板16および天板12から構成され、グリル加熱部10は、断熱部20を介してグリル筐体18の下方に設けられた誘導加熱コイル22を有する。そして実施の形態7のグリル筐体18内には、誘導加熱に適した鉄などの金属材料で構成された受け皿30が着脱可能に配置される。すなわち実施の形態7の誘導加熱コイル22は、グリル筐体18内の受け皿30を直接的に誘導加熱し、受け皿30(または網32)の上方に載置された食材Fを加熱するものである。
グリル加熱部10の動作において、グリル筐体18は、下方に配置された誘導加熱コイル22に高周波電流が供給されると、グリル筐体18内の受け皿30に渦電流が形成されることにより加熱される。こうしてグリル筐体18内の受け皿30が加熱され続けると、その内部の雰囲気(空気等)が加熱され、グリル筐体18内の食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。また、食材Fが受け皿30に直接載置されている場合は、例えばフライパン調理のように直接加熱調理される。このとき誘導加熱コイル22に供給される高周波電流を制御することにより、グリル筐体18内の雰囲気温度を適正に調節することができる。また、実施の形態7のグリル加熱部10は、実施の形態1と同様、検知回路40による検知結果に基づき、グリル筐体18内の雰囲気温度制御や電力制御を精度よく行うことができる。
このように、グリル筐体18内の雰囲気温度を上昇させる手段として誘導加熱技術を用い、加熱源を受け皿30とし、さらに誘導加熱を行うための誘導加熱コイル22をグリル筐体18の外部に配置することで、グリル筐体18の内部のスペース、とりわけ高さ方向のスペースを十分に確保することができるので、嵩の高い食材Fの調理が可能となる。
また、受け皿30をグリル筐体18から着脱可能としたので、グリル筐体18の内部の清掃性が向上するという効果を期待することができる。
また図9(b)に示すように、実施の形態7のグリル加熱部10は、実施の形態3と同様、断熱部20を介してグリル筐体18の下方に設けられた誘導加熱コイル22に加えて、グリル筐体18の内部の天板12に隣接して配設された抵抗式ヒータ42を有するものであってもよい。こうして、抵抗式ヒータ42による輻射熱(赤外線)で食材F表面を高温で焼く(焼き色をつける)ことができ、より幅広い調理手法を実現することができる。抵抗式ヒータ42がたとえば遠赤外線を発生するものであれば、食材Fの内部から均一に温める効果、いわゆる遠赤効果を得ることができる。
さらに図9(c)に示すように、このグリル加熱部10は、実施の形態4と同様、グリル筐体18の上方隅に配設された抵抗式ヒータ46,48を有していてもよく、グリル筐体18の中央部における高さ寸法を大きくすることにより、より嵩の高い食材Fを載置し調理することができる。
実施の形態8
図10を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態8について以下詳細に説明する。実施の形態8のグリル加熱部10は、誘導加熱コイル72がグリル筐体18内である底板14と受け皿30との間に設けられている点を除き、実施の形態7のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
図10に示す実施の形態8のグリル筐体18は、非金属材料からなる底板14、非磁性の金属材料からなる側板16および天板12から構成され、グリル筐体18内には、誘導加熱に適した鉄などの金属材料で構成された受け皿30が着脱可能に配置される。そして、実施の形態8のグリル加熱部10は、底板14と受け皿30との間に設けられた誘導加熱コイル72を有する。誘導加熱コイル72は、グリル筐体18内の受け皿30を直接的に誘導加熱し、受け皿30(または網32)の上方に載置された食材Fを加熱するものである。
グリル加熱部10の動作において、グリル筐体18は、誘導加熱コイル72に高周波電流が供給されると、グリル筐体18内の受け皿30に渦電流が形成されることにより加熱される。こうしてグリル筐体18内の受け皿30が加熱され続けると、その内部の雰囲気(空気等)が加熱され、グリル筐体18内の食材Fが加熱された雰囲気により加熱調理される。また、食材Fが受け皿30に直接載置されている場合は、例えばフライパン調理のように直接加熱調理される。このとき誘導加熱コイル72に供給される高周波電流を制御することにより、受け皿30の温度を適正に調節することができる。また、実施の形態8のグリル加熱部10は、実施の形態1と同様、検知回路40による検知結果に基づき、受け皿30の温度制御や電力制御を精度よく行うことができる。
このように、グリル筐体18内の雰囲気温度を上昇させる手段として誘導加熱技術を用い、加熱源を受け皿30とし、さらに誘導加熱を行うための誘導加熱コイル72を受け皿30に近づけることで、効率的に受け皿30を加熱することができる。また、平面状に捲回された加熱コイル自体の厚さは数mm程度と薄いので、グリル筐体18の内部のスペース、とりわけ高さ方向のスペースを十分に確保することができるので、嵩の高い食材Fの調理が可能となる。
実施の形態9.
図11および図12を参照しながら、本願発明に係る誘導加熱調理器の実施の形態9について以下詳細に説明する。これまで説明したグリル加熱部10が平面状に捲回された誘導加熱コイル22,24を採用するものであったのに対し、実施の形態9のグリル加熱部10は、概略、断熱部20を介して箱状のグリル筐体18の全体周囲に捲回された誘導加熱コイル52を採用する点を除き、上記実施の形態のグリル加熱部10と同様の構成を有するので、重複する内容については説明を省略する。なお図中、同様の構成部品については同一の符号を用いて参照する。
すなわち、実施の形態9のグリル加熱部10は、誘導加熱に適した材料で構成された箱状(矩形)のグリル筐体18と、その周囲に配設された断熱部20と、断熱部20を介して全体に巻線が連続的に捲き回された誘導加熱コイル52とを有する。したがって、図11において、誘導加熱コイル52が駆動回路34により高周波電流が供給されると、グリル筐体18全体が誘導加熱され発熱する。このように構成することで、グリル筐体18全体を大きく設計することが可能となり、グリル筐体18内の容積を充分に確保することができる。またグリル筐体18全体を加熱するため、すなわち天板12および底板14のみならず、側板16をも加熱するため、グリル筐体18内の雰囲気温度をより均一にすることができる。
さらに、グリル筐体18の外周に捲き回した誘導加熱コイル52の巻線の間隔の広狭を調整することにより、グリル筐体18の領域に応じて温度上昇に勾配をつけることができる。たとえば、図12に示すように、グリル筐体18のドア26付近の前方領域Aにおいては、食材Fを出し入れする際、あるいは調理中に食材Fの加熱状態を確認するためにドアを開閉する際に外気に触れて放熱し、グリル筐体18の後方領域Bに比して低くなる傾向がある。そこで、図12に示すグリル筐体18の領域Aにおける誘導加熱コイル52の巻線の間隔が、グリル筐体18の領域Bにおける誘導加熱コイル52の巻線の間隔よりも密となるように設計され、領域に比較して、磁束の発生量をより増加させることで、グリル筐体18のドア26付近の前方領域において、より多くの熱を発生させ、ドア26の開閉に伴うグリル筐体18の内部の不均一な温度上昇を改善することができる。
択一的には、詳細図示しないが、同様の巻線間隔を有する独立した2つの誘導加熱コイルをグリル筐体18の領域Aおよび領域Bにおいて捲回し、異なる駆動回路を用いて駆動し、グリル筐体18の領域Aにおける温度上昇が領域Bよりも大きくなるように各誘導加熱コイルを駆動してもよい。さらに駆動制御部38は、ドア26の開閉を検出する手段を有し、ドア26の開閉に応じて、グリル筐体18の領域Aにおける温度上昇が領域Bよりも大きくなるように各誘導加熱コイルのための駆動回路を制御するようにしてもよい。
1:IHクッキングヒータ、2:筐体、3:トッププレート、4:IH加熱部、5:ラジエント加熱部、10:誘導加熱調理器(グリル加熱部)、12:天板、14:底板、16:側板、18:グリル筐体、20:断熱部、22,24:誘導加熱コイル、26:開閉可能なドア、28:支持部材、30:受け皿、32:網、34,36:駆動回路、38:駆動制御部、40:検知回路、42〜50:抵抗式ヒータ、52,72:誘導加熱コイル、F:食材。

Claims (11)

  1. 材を収納する筐体と、
    食材を出し入れするための開閉可能なドアと
    前記筐体内で食材を支持する受け皿と、
    前記筐体の外部に設けた断熱部を介して配置された少なくとも1つの誘導加熱コイルと、
    前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給する駆動回路と、
    高周波電流量を制御する駆動制御部とを備え、
    前記誘導加熱コイルが前記筐体の少なくとも一部を誘導加熱し、前記筐体内部の雰囲気温度を上昇させて、食材を加熱調理する誘導加熱調理器であって、
    前記誘導加熱コイルは、前記筐体の上面、側面および下面に沿って前記筐体の周りに捲回され、食材を出し入れする前記ドア付近の誘導加熱コイルの巻線の間隔が、前記筐体の奥行き側の巻線の間隔よりも密となるように構成したことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 筐体内の温度を検知する検知手段と、
    誘導加熱コイルへの投入電力を検知する手段とを備え、
    駆動制御部は、前記筐体内の温度および前記誘導加熱コイルへの投入電力に基づいて高周波電流量を制御することを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 筐体の少なくとも一部は磁性金属で形成され、誘導加熱コイルが前記筐体を直接的に誘導加熱し、前記筐体内部の雰囲気温度を上昇させることを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 筐体の複数の面を加熱する複数の誘導加熱コイルを有し、
    前記各誘導加熱コイルは独立して制御可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 受け皿は筐体内に着脱可能な金属板であって、
    誘導加熱コイルが前記金属板を直接的に誘導加熱し、前記筐体内部の雰囲気温度を上昇させることを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  6. 筐体の少なくとも一部は非磁性金属で形成されていることを特徴とする請求項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 筐体内の雰囲気または食材を加熱するために、前記筐体内に配置された抵抗式ヒータをさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の誘導加熱調理器。
  8. 筐体から誘導加熱コイルに伝わる熱を遮断するために、前記筐体と前記誘導加熱コイルとの間に設けられた断熱部をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  9. 筐体内部の温度は、誘導加熱コイルを形成する巻線の耐熱温度より高いことを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  10. 誘導加熱コイルは、平面状に捲回されて平坦な主面を有し、筐体の上面または下面に対向するように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  11. 請求項1〜10のいずれか1に記載された誘導加熱調理器を採用したIHクッキングヒータ。
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