JPH01236594A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高周波加熱及び電磁誘導加熱の機能を備えた
加熱調理器に関するものである。

従来の技術 従来のこの種の加熱調理器においては、例えば実公昭５
８−２９６０３号公報に示されているように、高周波加
熱を行なう調理庫の上部外方に電磁誘導加熱装置を備え
ていた。

発明が解決しようとする課題 従来の加熱調理器においては、高周波が調理庫外へ漏洩
しないように金属板等で調理庫を前面が開口した略箱状
に形成し、かつこの調理庫の接合部をスポット溶接等で
シールドしていた。このため、電磁誘導加熱装置を調理
庫の下部に設けた場合、調理庫を形成する材質によって
は、調理庫自体を加熱したり、また調理庫によって電磁
波を遮断し、鉄鍋等の加熱ができなかったりするもので
あった。また調理庫の下面をセラミック板等の非金属物
で囲った場合、電磁誘導加熱装置は正常に動作するもの
の、高周波はセラミック板を通過するため、その漏洩を
防止することは非常に困難であった。従って、電磁誘導
加熱器は調理庫の上部外方に設けるのが常であり、した
がって、これを調理庫内の調理物の加熱に用いることは
できなかっだ０ 本発明は、仁のような課題に鑑み、高周波の漏洩を防止
し、かつ電磁誘導加熱装置を調理庫の下方に設け、調理
庫内の調理物に対して、高周波加熱と電磁誘導加熱の両
虎熱を可能とした加熱調理器を提供することを目的とす
るものである。

さらに本発明は、電磁誘導加熱により加熱プレートを加
熱し、焼き物調理の加熱源としたり、部分加熱ができる
加熱調理器を提供することも目的としている。

課題を解決するだめの手段 上記目的を達成するために、本発明の加熱調理器は、金
属板にて形成された調理庫と、この調理庫に収納した調
理物に高周波エネルギーを供給する高周波発生器とを備
え、前記調理庫の底部外方に電磁誘導加熱器を配設し、
かつ前記調理庫の底面を、表面に金属コーティングを施
した非金属製の保護プレートで構成したものである。

まだ前記保護プレートは、少なくとも片面に薄膜の金属
蒸着を施したものである。

さらに前記調理庫の下面には、略中央部が開口し、かつ
フランジ部を有する絞り部を形成し、この絞り部のフラ
ンジ部に金属コーティング部が当接するように前記保護
プレートは設置されている。

さらにまた、保護プレートの上面には、熱伝導性の良い
金属材料と磁性材料とを複数層に圧延してなる金属板を
断面略凹凸状にプレス加工した加熱プレートを載置し、
この加熱プレートを調理物を加熱する熱源としている。

また、電磁誘導加熱器の加熱コイルは略四角形状または
略だ円形状に巻き加工し、かつ加熱プレートを調理庫の
有効面積より若干率さい略四角形状または略だ円形状に
形成している。

さらに、前記加熱コイルは、大コイルと、小コイルの複
数個からなり、大コイルと小コイルへの電流供給をそれ
ぞれ単独供給または同時供給するようにしている。

また、加熱コイルの巻き中心と、調理庫内に収納され、
かつ調理物を載置するターンテーブルの回転中心とはず
らして設けている。

作用 上記のように構成された加熱調理器に加熱通電を行なう
と、高周波は保護プレートに施した金属コーティングに
より反射されるため、調理庫外へ高周波が漏れることは
ない。また金属コーティングは薄膜であるため、ジュー
ル熱が発生せず、その結果、保護プレート自体が電磁誘
導加熱されることはなくなるため、高周波加熱と、電磁
誘導加熱を単独に用いたり、あるいは併用して用いるこ
とができる。

また、加熱プレートを保護プレートの上面に載置すると
、それが調理物を加熱する熱源となるため、面状ヒータ
的な役割を果たすことができる。

さらに、加熱コイルを略四角形状やだ円形状に巻き、か
つ加熱プレートを調理庫の有効面積より若干率さい四角
形状やだ円形状に形成しているため、有効加熱面積は広
まり、かつ加熱ムラも少邊くなる。

まだ、加熱コイルを複数個に分割することにより、局部
加熱や部分加熱を行なわせることができる０ さらに、加熱コイルの巻き中心と、調理物を載置するタ
ーンテーブルの回転中心とはずらして設けているため、
加熱プレートの熱分布にバラツキがあっても、調理物に
は均一に熱を与えることができ、これにより、調理のス
ビードアッグもはかれるものである。

実施例 以下、本発、明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図〜第５図において、１はステンレス板等の金属板
によって略箱状に形成された内筒体で、この内筒体１は
調理庫２を形成している。そしてこの内筒体１の底面部
３の略中央部には、開口部４と、この開口部４の外周を
形成する７う７９部５を有する絞り部６を形成している
。７は前記内筒体１の側壁８に貫通させて保持した上ヒ
ーターで、この上ヒータ−７は電熱線９をセラミツクツ
くイブ１０で囲い、かつ両端を碍子１１で保持すること
により構成されており、そして内筒体１の側壁８に上下
方向に高さ位置が変えられるように取り付けられている
。１２は高周波発生器で、この高周波発生器１２は金属
板等で角管状に形成した導波管１３を介して調理庫２へ
高周波エネルギーを供給する。

１４は内筒体１の底面部３に備えた保護プレートで、こ
の保護プレート１４はセラミック等で板状に形成され、
かつ片面にはアルミニウムまたはクロム等の金属物を２
〜１０オングストロームの膜厚で蒸着加工することによ
り、金属コーティング部１６を形成している。そしてこ
の金属コーティング部１６が前記フランジ部５に接合す
るように保護プレート１４は導電コンパウンドを介在さ
せて絞り部６に装着されている。なお、保護プレート１
４の上面と底面部３とは同一高さとなっている。１６は
つば部１７を有した金属製の保護パイプで、この保護パ
イプ１６は前記保護プレート１４の略中央部に設けた穴
部１８に貫通して挿入されている。１９は前記保護プレ
ート１４の下部に設けた電磁誘導加熱用の加熱コイルで
、この加熱コイルは略円形状に巻き加工されている。

２０は保護プレート１４の上に載置される加熱プレート
で、この加熱プレート２ｏは例えば、５ＵＳ４３０−ム
ｌ−８ＵＳ４３０等の熱伝導材料（人ｌ）を磁性材料（
ＳＵＳ４３ｏ）で三層に圧延加工した金属板で前記加熱
コイル１９の形状にほぼ等しくなるように形成されてい
る。そしてこの加熱プレート２ｏは、加熱コイル１９の
巻き線上は凹形状に、また加熱コイル１９の中央部及び
外周部の上方は凸形状になるようにプレス加工され、そ
して中央部には貫通穴２１を設けるとともに、凸形状部
には複数個の脚２０＆を備えている。

２２はターンテーブル用のモーターで、このモーター２
２は加熱コイル１９の下方に設置され、かつ回転軸２３
は前記保護パイプ１６に挿入され、そして焼き網状のタ
ーンテーブル２４の軸部２６と係合しており、このター
ンテーブル２４を回動させる。２６は前記高周波発生器
１２や加熱コイル１９及び上ヒータ−７への通電を制御
する制御部であり、２７は外かくを形成する外筐体、２
８は扉である。

上記構成からも明らかなように、本発明の一実施例にお
いては、保護プレート１４の片面に、２〜１０オングス
トロームの薄膜蒸着で金属コーティング部１６を施して
いるため、高周波発生器１２から発振された高周波は反
射され、かつ加熱コイル１９から発生した電磁波は透過
する。また保護プレート１４は金属コーティング部１６
が内筒体１の底面部３に設けたフランジ部６に接合する
ように圧着させて絞り部６に装着されているため、高周
波が漏洩することはない。従って、同一の調理庫２内に
おいて、高周波加熱による内部加熱や、電磁誘導加熱に
よる容器の直接加熱ができ、また磁性処理を施した容器
を用いて高周波加熱と電磁誘導加熱を併用することもで
きるため、調理スピードや加熱効率の向上がはかれると
ともに、調理に合わせた適切な加熱方法を与えることが
できる。

また保護プＩ／−）１４を例えば透明のセラばツクプレ
ートで構成し、このセラミックプレートに金属蒸着を施
した場合は、鏡面仕上げとなるため、外観的にも非常に
高級感が出るものである。

さらに、保護プレート１４上に加熱プレー）２０を載置
すれば、面状ヒーターとしての役割を果たすため、焼き
物加熱器の熱源や、非磁性体の容器を用いた時の加熱熱
源とすることができる。この場合、加熱プレート２ｏは
、熱伝導の良好なアルば等の金属を板厚の中央部に配設
しているため、熱分布が良くなる。また高温になる加熱
コイル１９の直上部は、調理物から遠ざけ、やや低温部
となる加熱コイル１９の中央部及び外周近傍部の直上は
、調理物に近づけるように、加熱プレート２゜を断面凹
凸形状にしているため、加熱分布はさらに良くなるもの
である。なお、非磁性体の容器を加熱する場合は、加熱
プレート２ｏを反転させて用いれば、高温部が容器の底
に当接するため、加熱効率は良好となる。この時、保護
プレート１４と加熱プレー）２０の凹部との隙間は、反
転させても同一隙間になるように脚２０１Ｌの高さを設
定している。

また第６図〜第８図に示すように、加熱コイル３９を内
筒体１の底面部３より幾分小さい略四角形状に巻き加工
し、そしてこの加熱コイル３９の形状に合わせて、加熱
プレート３０を底面部３より若干率さい略四角形状に形
成し、これらを前述のように断面凹凸形状にプレス加工
すると、調理庫２の有効面積のほぼ全面近くを加熱源と
することができるため、底面積の広い調理物や、容器を
均一に加熱するのに効果的である。この時、加熱コイル
３９は略四角形状に巻き加工しているため、コーナ一部
には磁束が集中することになって、熱分布が悪くなるも
ので、これを防止するために、コーナ一部は若干の隙間
をあけて巻き加工を施している。

さらに第９図、第１０図に示すように、加熱コイル４９
を大コイル４９！Ｌと小コイル４９ｂに分割し、それぞ
れの加熱コイル４９Ｌ　、４９ｂへの電流供給を任意に
単独供給または同時供給することにより、調理物や容器
が小さい場合は小コイル４９ｂでの局部加熱が行なえ、
また保温的役割を果たす大コイル４９！Ｌでの外周加熱
も行なえ、さらには両コイル４９ａ　、４９ｂの同時加
熱による調理庫２内の有効面積のほぼ全面加熱が可能と
なるもので、これによシ、使用幅が拡大するとともに、
省エネルギーにもつながるものである。

また第１１図、第１２図に示すように、加熱コイル５９
を内筒体１の底面部３よシ幾分小さい略だ円形状に巻き
加工すると、第６図〜第８図に示した略四角形状の加熱
コイル３９と比較してコーナ一部の磁束集中を防止する
ことができるとともに、調理庫２内の有効面積の大部分
を加熱源とすることができる。

さらに第１３図、第１４図に示すように、加熱コイル６
９の巻き中心と、ターンテーブル２４用のモーター２２
の軸２３の中心とをａ寸法ずらして設けることにより、
ターンテーブル２４０回転中心をずらして設置すると、
加熱プレート６０の熱分布が悪くても、調理物は異なる
軸中心で回転するため、均一加熱を行なうことができ、
また加熱効率も上がるため、調理のスビードアッグにつ
ながる。また前述のことから、加熱グレー）６０の形状
は、熱分布の向上を考慮する必要がないため、非常に簡
単な形状にすることができるものである。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
高周波加熱を行なう調理庫の底面を、表面に金属コーテ
ィングを施した非金属製の保護プレートで構成し、かつ
前記調理庫の底部外方に電磁誘導加熱器を配設している
ため、高周波は金属コーティングにより反射されること
になり、その結果、高周波が調理庫外へ漏れることはな
くなるため、調理庫内部の調理物に対して高周波加熱と
、電磁誘導加熱の両加熱を併用することができ、したが
って従来の加熱調理器と比べて調理スピード・加熱効率
の向上がはかれるとともに、調理方法の拡大や、調理物
に合致した適切な加熱調理が可能となるものである。

また保護プレートの金属コーティングは、少なくとも片
面に金属蒸着により施し、かつ薄膜であるため、ジュー
ル熱が発生することはなく、これにより、保護プレート
自体が電磁誘導加熱されることはなくなり、しかもこの
金属コーティングは高周波漏洩の防止に対して非常に効
果的なものであり、かつ外観上も良好となるものである
。

さらに保護プレートは、調理庫の下面に形成した絞り部
のフランジ部に金属コーティング部が当接するように設
置しているため、高周波漏洩防止に対してより効果的で
ある。

また、保護プレートの上面には、熱伝導性の良い金属材
料と磁性材料とを複数層に圧延してなる金属板を断面略
凹凸状にプレス加工した加熱プレートを載置しているた
め、この加熱プレートを加熱ムラの少ない焼き物別熱の
熱源とすることができる。

さらに電磁誘導加熱器の加熱コイルを略四角形状または
略だ円形状に巻き加工し、かつ加熱プレートを調理庫の
有効面積よシ若干小さい略四角形状または略だ円形状に
形成しているため、調理庫のほぼ全面近くを加熱源とす
ることができ、この場合、底面積の広い調理物や容器を
均一に加熱するのに効果的である。

また加熱コイルは大コイルと、小コイルの複数個に分割
し、それぞれの加熱コイルへの電流供給を任意に単独供
給または同時供給するようにしているため、調理物に合
わせて加熱部分や加熱量を選択できるもので、これによ
り、使用幅が拡大するとともに、省エネルギーにつなが
る○さらに加熱コイルの巻き中心と、調理庫内に収納さ
れ、かつ調理物を載置するターンテーブルの回転中心と
をずらして設けているため、調理物に対する加熱分布が
良好となり、また加熱効率も向上するため、調理のスピ
ードアップがはかれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の縦断面図
、第２図は同加熱調理器における加熱コイルの上面図、
第３図は同加熱調理器における加熱プレートの上面図、
第４図は同加熱調理器の要部の縦断面図、第６図は同加
熱調理器の斜視図、第６図は同加熱調理器における加熱
コイルの第２の実施例を示す上面図、第７図は同加熱調
理器における加熱プレートの第２の実施例を示す上面図
、第８図は同加熱調理器の要部の縦断面図、第９図は同
加熱調理器における加熱コイルの第３の実施例を示す上
面図、第１０図は同加熱調理器の要部の縦断面図、第１
１図は同加熱調理器における加熱コイルの第４の実施例
を示す上面図、第１２図は同加熱調理器の要部の縦断面
図、第１３図は同加熱調理器における加熱コイルの上面
図、第１４図は同加熱調理器の要部の縦断面図である。 ２・・・・・・調理庫、３・・・・・・底面部、４・・
・・・・開口部、５・・・・・・フランジ部、６・・・
・・・絞り部、１２・・・・・・高周波発生器、１４・
・・・・・保護プレート、１６・・・・・・金属コーテ
ィング部、１９，３９．４９，５９．６９・・・・・・
加熱コイル、４９＆・・・・・・大コイル、４９ｂ・・
・・・・小コイル、２０．３０．６０・・・・・・加熱
プレート−２４・・・・・・ターンテーブル。 ２−訓理膚 ３−）’ｆｓ、畑舒 キーーー開口脅 ５−〜−フラジ′Ｌ＠ Ｃ−〜一般り畜や １５−−一者名３−テ４ンゲ舒 １９−．１０ｉ　ゴ’＋ル ２０−・−ｊＪｒＪＪシシフ゛Ｌ−■ 第５図 第６図 第１２図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属板にて形成された調理庫と、この調理庫に収
   納した調理物に高周波エネルギーを供給する高周波発生
   器とを備え、前記調理庫の底部外方に電磁誘導加熱器を
   配設し、かつ前記調理庫の底面を、表面に金属コーティ
   ングを施した非金属製の保護プレートで構成した加熱調
   理器。
2. （２）金属コーティングは、保護プレートの少なくとも
   片面に薄膜の金属蒸着により施してなる特許請求の範囲
   第１項記載の加熱調理器。
3. （３）調理庫の下面に、略中央部が開口し、かつフラン
   ジ部を有する絞り部を形成し、この絞り部のフランジ部
   に金属コーティング部が当接するように保護プレートを
   設置した特許請求の範囲第１項記載の加熱調理器。
4. （４）保護プレートの上面に、熱伝導性の良い金属材料
   と磁性材料とを複数層に圧延してなる金属板を断面略凹
   凸状にプレス加工した加熱プレートを載置し、この加熱
   プレートを調理物を加熱する熱源とした特許請求の範囲
   第１項記載の加熱調理器。
5. （５）電磁誘導加熱器の加熱コイルを略四角形状または
   略だ円形状に巻き加工し、かつ加熱プレートを調理庫の
   有効面積より若干小さい略四角形状または略だ円形状に
   形成した特許請求の範囲第１項または第４項記載の加熱
   調理器。
6. （６）電磁誘導加熱器の加熱コイルは、大コイルと、小
   コイルの複数個からなり、大コイルと小コイルへの電流
   供給をそれぞれ単独供給または同時供給するようにした
   特許請求の範囲第１項記載の加熱調理器。
7. （７）電磁誘導加熱器の加熱コイルの巻き中心と、調理
   庫内に収納され、かつ調理物を載置するターンテーブル
   の回転中心とをずらして設けた特許請求範囲第１項記載
   の加熱調理器。