JP3604540B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジやオーブン調理器のような、被調理物を加熱する加熱調理器に係り、特には、その加熱室を形成するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、加熱調理器、たとえば電子レンジにおいては、マグネトロンとヒータとを備え、マグネトロンによる高周波加熱、あるいはヒータ加熱の単独使用、あるいは双方使用により調理を行うようにしたものが提供されている。
【0003】
図4は、この種の従来の電子レンジの断面図である。
【0004】
図4に示すように、キャビネット8の内部には、所定の容積を有する加熱室14が設けられており、この加熱室14は、壁体3で囲まれてなる。
【0005】
この壁体3は、板材を曲げ加工、スポット溶接、カシメ接合などすることで箱型に一体成型して、底面部3a、上面部3b、後面部3c、前面部3d、および左右の側面部3e,3eが形成されている。
【0006】
壁体3の上面部3bには、マグネトロン(図示せず)から発信される高周波を導く導波管19が固着され、高周波が給電口5より加熱室14内に照射される。
【0007】
加熱室14内の上部には、上部ヒータ6と、上部ヒータ6を覆いかぶさるように上部ヒータ6の幅射熱を反射させる反射板7が設けられている。
【0008】
加熱室14の下方には、調理物をのせるターンテーブル用の受け皿20が設けられているとともに、この受け皿20の下部に下部ヒータ23が配置されており、被調理物が良好な仕上がり状態になるようにしている。
【0009】
この電子レンジでは、マグネトロンによる高周波加熱、あるいはヒータ6,23による加熱のそれぞれ単独、あるいは双方の加熱を行うことで、被調理物の種類に応じた加熱調理をすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような電子レンジにおいて、たとえば、ステーキ、魚、冷凍ピザといった被調理物を調理する場合には、単に高周波による加熱だけでなく、ヒータ加熱によってある程度の焦げ目をつけたいという要望がある。
【0011】
このように、高周波加熱だけでなく、ヒータ6,23も同時に使用した加熱調理を行った後、被調理物を取り出すためにドア1を開くと、マグネトロンおよびヒータ6,23への通電がいずれも停止されているため、加熱室14内の温度が急激に低下する。
【0012】
特に、被調理物を次々に調理する必要がある業務用の電子レンジにおいては、被調理物を出し入れするたびに、加熱室14内の温度が低下すると、被調理物の仕上がり時間が全体的に長くなって、極めて効率が悪くなる。
【0013】
さらに、従来のものでは、加熱室14を構成する壁体3の内面が汚れた場合には、被調理物を乗せる受け皿20を取り外して、この受け皿20や下部ヒータ23を清掃する作業が必要になり、清掃の手間がかかって面倒である。
【0014】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、被調理物を次々と出し入れする場合でも、調理の仕上がり時間を短くでき、また、加熱室内が汚れた場合でも、簡単に清掃できるようにすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る加熱調理器は、上記の課題を解決するため、次のようにしている。
【0016】
請求項1の発明は、加熱室を構成する壁体と、キャビネットの底板との間に設けた断熱材とを備えるとともに、前記壁体の底面部とこの底面部の下方に位置する断熱材部分との間の空間に蓄熱型熱源体を設けた加熱調理器であって、前記蓄熱型熱源体の底部に、該蓄熱型熱源体を支持する複数の脚部を設け、前記キャビネットの底板に設けた貫通孔を通して前記キャビネット外側からネジ付きの脚を前記脚部に螺合して、前記蓄熱型熱源体を前記キャビネットに一体に固定したことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1は、この実施形態1に係る電子レンジの全体を示す概略斜視図、図2は、図1の縦断面図であり、図4に示した従来例に対応する部分には同一の符号を付す。
【0024】
図1に示すように、キャビネット8の前面には開閉自在な縦開きドア1と、メニューの選択や加熱時間を設定するために操作パネル2が設けられ、また、キャビネット8の内部には、所定の容積を有する加熱室14が設けられており、この加熱室14は、壁体3で囲まれてなる。
【0025】
この壁体3は、板材を曲げ加工、スポット溶接、カシメ接合などすることで箱型に一体成型して、底面部3a、上面部3b、後面部3c、前面部3d、および左右の側面部3e,3eが形成されている。
【0026】
上記の壁体3の底面部3a下面には、蓄熱型熱源体4が固着されており、この蓄熱型熱源体4は、蓄熱材12の内部に下部ヒータ23を埋設してなる。
【0027】
上記の蓄熱材12は、例えば、亜鉛、アルミ、鉄、ステンレス等のダイカストからなる金属製のもので、その板厚は、その蓄熱量を大きくするために、壁体3の各部3a〜3eの板厚よりも十分に厚くなるように設定されている。
【0028】
さらに、壁体3を構成する各部3a〜3eの内面は、非粘着性被膜(例えばフッ素樹脂被膜)で被覆されており、これにより、被調理物のこびりつきを防止すると共に、清掃性を良くしている。
【0029】
蓄熱型熱源体4の下部には温度センサ10が取り付けられており、図示しないマイクロコンピュータ等の制御手段は、この温度センサ10の検出出力に基づいて、底面部3aの温度が常に一定になるように制御する。
【0030】
さらに、蓄熱材12の底部には、これを支持する複数の脚部12fが形成されており、キャビネット8の底板8aに設けられた貫通孔8dを通してキャビネット8外側からネジ付きの脚16を脚部12fに螺合することで蓄熱型熱源体4がキャビネット8に一体に固定されている。これにより、組立作業を容易に行えるとともに、壁体3および蓄熱型熱源体4の重量を安定して支えることができ、キャビネット8の底板8aの強度も強くなる。
【0031】
また、この実施形態1では、壁体3とキャビネット8との間の空間内に断熱材9が敷き詰められており、これによってキャビネット8の外面が高温になるのを防ぐとともに、加熱室14内が有効に保温されるようにしている。
【0032】
上記の電子レンジにおいて、調理中は、下部ヒータ23に通電して蓄熱材12を加熱することで、高周波の給電効率と調理物の仕上がりの均一性を良くすることができる。また、従来のような受け皿20を使用せずに直接に底面部3a上に被調理物を載せるため、受け皿20の放熱がなくて熱効率がよい。
【0033】
一方、調理後において、被調理物を取り出すためにドア1を開くと、加熱室14内の温度が一時的に低下するが、次の被調理物を入れてドア1を閉めれば、蓄熱型熱源体4を構成する蓄熱材12の蓄熱作用によって、加熱室14内の温度を従来よりも短時間の内に上昇させることができるため、消費電力を削減することができる。
【0034】
さらに、業務用においては、予熱継続モードが設定された場合には、ドア1の開閉にかかわらず、下部ヒータ23を常に通電状態して、蓄熱型熱源体4の予熱が継続されるようにしておけば、ドア1の開閉に伴う加熱室14内の温度の低下を軽減できるため、被調理物を次々と連続して調理しても、各被調理物の仕上がり時間の短縮を図ることができる。
【0035】
また、この実施形態1では、下部ヒータ23は蓄熱材12内に埋設されているので、従来のように、下部ヒータ4を清掃性する必要がなく、清掃の手間を省くことができる。
【0036】
実施形態2
図3は、この実施形態2に係る電子レンジの縦断面図である。
【0037】
上記の実施形態1では、箱型の壁体3の底面部3aに蓄熱型熱源体4を別途接合しているが、この実施形態2では、底面部3aを省略して、下方が開口した箱型の壁体3を設け、この壁体3の下部に蓄熱型熱源体4を接合することで加熱室14が形成されており、これによって、加熱室14の軽量化ならびに、加熱効率の向上が図られている。
【0038】
具体的には、後面部3cと左右の側面部3eの下面に対向する蓄熱材12の周縁部に、これらの各部3c,3eへの熱伝達を防止するために薄肉に形成された熱伝導阻止部としてのフランジ部12aが形成されており、このフランジ部12aの上面には所定のピッチ間隔でもって複数の突起12dが突設されている。そして、後面部3cと左右の側面部3eの下方縁部に形成された複数の透孔3gを各突起12dに嵌合してカシメ接合されている。
【0039】
同様に、壁体3のドア1側の蓄熱材12の前面部3dの下面に対向する蓄熱材12の前縁部には、前面部3dへの熱伝達を防止するために薄肉に形成された熱伝導阻止部としてのフランジ部12bが形成されており、このフランジ部12bの下面には所定のピッチ間隔でもって複数の突起12eが突設されている。そして、前面部3dを加熱室14内方に折り曲げた部分に形成された複数の透孔3hに突起12eを嵌合してカシメ接合されている。
【0040】
これにより、壁体3と蓄熱型熱源体4とを極めて容易に接合することができる。
【0041】
また、この実施形態2の場合も、蓄熱材12の表面に非粘着性被膜(例えばフッ素樹脂被膜)が被覆されており、この被膜によって被調理物のこびりつき防止と清掃性を良くしている。ただし、蓄熱材12のフランジ部12a,12bが各部3c、3d,3eと接合する面は、非粘着性被膜が付着しないようにマスキングすることで、電気的導通を確実にして電波漏れを防いでいる。
【0042】
その他の構成は、上記の実施形態1の場合と同様であるから、詳しい説明は省略する。
【0043】
なお、上記の各実施形態1,2では、電子レンジを例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、オーブン調理器のようなものにも適用可能である。
【0044】
また、各実施形態1,2では、加熱室14内の保温用として蓄熱型熱源体4を加熱する下部ヒータ23のみを設けているが、後面部3cや側面部3eに保温用のヒータをさらに配設した構成とすることも可能である。さらに、上部ヒータ6を着脱可能に構成すれば、清掃性を一層改善することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果を奏する。
【0046】
(1)請求項1記載の発明では、組立作業を容易に行えるとともに、壁体および蓄熱型熱源体の重量を安定して支えることができ、キャビネットの底板の強度も強くなることに加え、キャビネットの外面が高温になるのを防ぐとともに、加熱室内が有効に保温される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子レンジの外観を示す斜視図である。
【図2】図1の電子レンジの縦断面図である。
【図3】発明の他の実施形態に係る電子レンジの縦断面図である。
【図4】従来の電子レンジの縦断面図である。
【符号の説明】
1…ドア、2…操作パネル、3…壁体、3a…底面部、3b…上面部、3c…後面部、3d…前面部、3e…側面部、4…蓄熱型熱源体、6…上部ヒータ、8…キャビネット、9…断熱材、10…温度センサ、12…蓄熱材、12a,12b…フランジ部(熱伝導阻止部)、14…加熱室、23…下部ヒータ。

Claims (1)

  1. 加熱室を構成する壁体と、キャビネットの底板との間に設けた断熱材とを備えるとともに、前記壁体の底面部とこの底面部の下方に位置する断熱材部分との間の空間に蓄熱型熱源体を設けた加熱調理器であって、
    前記蓄熱型熱源体の底部に、該蓄熱型熱源体を支持する複数の脚部を設け、前記キャビネットの底板に設けた貫通孔を通して前記キャビネット外側からネジ付きの脚を前記脚部に螺合して、前記蓄熱型熱源体を前記キャビネットに一体に固定したことを特徴とする加熱調理器。
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