JP2621379B2 - 誘導加熱炊飯器 - Google Patents

誘導加熱炊飯器

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JP2621379B2 JP63175722A JP17572288A JP2621379B2 JP 2621379 B2 JP2621379 B2 JP 2621379B2 JP 63175722 A JP63175722 A JP 63175722A JP 17572288 A JP17572288 A JP 17572288A JP 2621379 B2 JP2621379 B2 JP 2621379B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘導加熱を用いた炊飯器に関するものであ
る。
従来の技術 従来のこの種の誘導加熱を用いた炊飯器は、実開昭53
−58871号公報または実開昭53−164964号公報の誘導加
熱を用いた炊飯器(図示せず)が知られている。上記炊
飯器は調理物である米や水を入れる容器としての釜の底
面と側面に対向する位置に各々加熱コイルを設ける構成
である。そして前者は底面の加熱コイルのみで調理(炊
飯動作)を行い、釜内の調理物の保温は側面の加熱コイ
ルと底面の加熱コイルの両方で行うもので、また後者
は、調理の最初は側面の加熱コイルのみで行い、釜が一
定の温度に達すれば底面の加熱コイルで加熱するように
切り替えるようにしたものである。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、一方の加熱コイルのみで
調理を行うので、釜の温度分布が悪くなり、出来むらが
発生するという課題があり性能上好ましくなかった。
本発明は上記課題を解決するもので、被加熱物の調理
中の温度分布を改善し、出来むらを改善することを第1
の目的とする。また、加熱コイルから発生する磁力線に
よる電波障害を防止することを第2の目的とする。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明の第1の技術
的手段は、調理物を入れる容器と、前記容器を誘導加熱
する加熱コイルと、前記加熱コイルへの電力供給を制御
する制御部とを備え、前記加熱コイルは前記容器の底面
中央付近に配した第1の加熱コイルと、前記第1の加熱
コイルと間隙を介して前記容器の底面のコーナー部に配
した第2の加熱コイルとで構成し、前記第1の加熱コイ
ルおよび第2の加熱コイルを前記容器の外周部に沿って
設け、前記制御部は加熱時に前記両加熱コイルとも動作
させる構成としたものである。また、上記第2の目的を
達成する本発明の第2の技術的手段は、上記第1の技術
的手段に加え前記第2の加熱コイルに対向する外部周辺
に環状の金属板を設けたものである。
作用 まず第1の技術的手段では、容器の底面中央付近と対
向して配された第1の加熱コイルは容器の底中心部を加
熱し、容器の底面の外周部および側面下方部に設けられ
た第2の加熱コイルは容器の底外周部および側面下方部
のコーナー部を中心にそれぞれ同時に加熱する。
ここで、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイルを
各々容器の外周部に沿って設けているので、第1の加熱
コイルおよび第2の加熱コイルと各々対向する容器の底
面部および側面下部を均一な発熱分布にすることができ
る。すなわち、調理時、容器底部および側面下部が均一
な温度分布になるため、調理の出来むらがなくなり、調
理物がおいしく出来上がるものである。特に、加熱コイ
ルでは容器に到達する磁束密度を均一にしなくては均一
な温度分布が得られないため、第1および第2の加熱コ
イル間に隙間を設け、容器底部の到達磁束密度を均一に
している。また、第2の加熱コイルを容器の底面外周部
および側面下方部に設けているので、容器の側面全体に
熱伝導、熱対流で一様に熱が伝わりおいしく調理できる
ものである。
さらに第2の技術的手段では、第2の加熱コイルに対
向して外部周辺部に環状の金属板を設けているので、炊
飯器本体から外部への漏れ磁束を低減でき、電界雑音の
低減と加熱効率の向上および容器の温度分布の改善が行
えるものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図において、1は本発明の一実施例を示す誘導加
熱を用いた調理器本体で、内部に調理物を入れる容器で
ある釜3を収納する収納部2を設け、本体1の上部は上
蓋9で開閉自在に覆う構成で、前記釜3を上蓋9を開閉
することにより取り出しできるようにしている。4は上
記釜3の底面中心部と対向する位置に配置され前記釜3
の底面中心部を誘導加熱する第1の加熱コイル、5は上
記釜3の底面外周部および側面下方部と対向する位置に
配置され、前記釜3の底面外周部および側面下方部を誘
導加熱する第2の加熱コイルで、各々の第1の加熱コイ
ル4および第2の加熱コイル5は収納部2の外側で上記
釜3の外周部に沿って設けているとともに、各加熱コイ
ル4,5は間隙を介して支持台6上に載置され、前記支持
台6の下側には漏れ磁束を吸収するフェライトコアー7
が放射状に複数個設けられている。
10は釜3の有無を検知する検知装置で、釜3の底面中
心部に接触するように設けられている。この鍋検知装置
10の信号は制御部13に入力される。制御部13は第1の加
熱コイル4および第2の加熱コイル5に高周波電流を供
給する調理器本体1の底部に設けたインバータ回路部8
の発振を制御するとともに、調理器本体1の上部に設け
た操作表示部11の制御を行う。
第2図から第6図に、釜3と第1の加熱コイル4およ
び第2の加熱コイル5の配置関係を示す。
第2図において、釜3の底面および側面の外周部と第
1の加熱コイル4および第2の加熱コイル5の上面との
距離dがともにどの地点でも常に一定、例えば4〜6mm
になるように配置したものである。
第3図において、第1の加熱コイル4と第2の加熱コ
イル5の巻数が、例えば共に10〜12ターンのようにほぼ
同じ巻数にしたものである。
第4図において、第1の加熱コイル4と第2の加熱コ
イル5のコイル巻幅aが、例えばともに30〜32mmのよう
にほぼ同じにしたものである。
第5図において、第1の加熱コイル4の外径を釜3の
底面部の外径rのほぼ1/2にしたものである。
第6図において、第2の加熱コイル5の下端部を第1
の加熱コイル4の上面とほぼ同一の高さ、あるいは若干
tだけ高くしたものである。
また、第7図に他の実施例を示す。第7図において、
第2の加熱コイル5の外部周辺部に第2の加熱コイル5
を囲むように第2の加熱コイル5に沿って環状の金属板
12、例えばアルミの環状板を設けたものである。
次に、各実施例における動作を説明する。釜3が収納
部2に挿入されると収納部2の底中心部に設けられた釜
の検知装置10が作動し、制御部13はインバータ回路部8
に加熱開始信号を送り加熱スタンバイ状態になる。そし
て操作表示部11の調理メニューキーで調理モードが設定
されると、制御部13はインバータ回路部8の発振を制御
して加熱コイル4および5に高周波電流を供給し、加熱
コイル4および5は釜3を誘導加熱し調理が開始され
る。
ここで第1図のように加熱コイルを釜3の底面を誘導
加熱する第1の加熱コイル4と、前記釜3の側面下方お
よび底面外周部を誘導加熱する第2の加熱コイル5とで
構成し、前記第1の加熱コイル4および第2の加熱コイ
ル5を各々前記釜3の外周部に沿って設けるように構成
されているので、第1の加熱コイル4と第2の加熱コイ
ル5は各々自身の加熱コイルと対向する釜3の部分をそ
れぞれ誘導加熱する。したがって、釜3の底面全体およ
び側面下方部は一様に均一加熱できる。特に、加熱コイ
ル4,5は間隙を介して配しているため、加熱コイル4,5か
らの磁束密度が高くなる部分(一般に間隙を設けなけれ
ば、その部分が高くなる)をなくしほぼ均一にすること
ができ、より一層の温度分布の均一化が図れる。
さらに、上記構成に加えて、第2図のように釜3の底
面および側面の外周部と加熱コイル4および5の上面と
の距離dがともに加熱コイルのどの地点でも常に一定か
つ同じ、例えば4〜6mmになるように構成されているの
で、加熱コイル4および5は釜3の底面および側面の外
周部をそれぞれ同等に効率よく均一に誘導加熱するた
め、上記構成よりもより一層釜3の底面および側面の外
周部全体を均一な温度分布にすることができる。
また第3図のように、第1図の構成に加えてさらに第
1の加熱コイル4と第2の加熱コイル5の巻数が、例え
ば共に10ターンのようにほぼ同じ巻数になるように構成
しているので、各加熱コイル4,5の出力を同じにでき、
第2図の構成と同様な効果を得ることができる。
また、第4図では、第1図の構成に加えてさらに第1
の加熱コイル4と第2の加熱コイル5のコイル巻幅a
が、たとえばともに30mmのようにほぼ同じになるように
構成して、加熱出力、加熱範囲を同じにしているので、
第2図の構成と同様な効果を得ることができる。
また第5図のように、第1の加熱コイル4の外径を釜
3の底面部の外径rのほぼ1/2になるように構成すれば
温度分布が均一化になることが実験で確かめられた。ま
た第6図のように第2の加熱コイル5の下端部を第1の
加熱コイル4の上面とほぼ同一の高さ、あるいは若干高
くなるように構成しても上記と同様の効果が得られるこ
とを実験的に確かめた。
さらに第2図から第6図の構成をいくつか、あるいは
すべて組み合わせて第1図の構成に付加すればなお一層
均一な釜3の温度分布を得ることができるのは言うまで
もない。
また第7図では、第2の加熱コイル5の外部周辺部に
第2の加熱コイル5を囲むように第2の加熱コイル5に
沿って環状の金属板12、例えばアルミの環状板を設けた
もので、金属板12に誘起される電流により発生する磁束
の方向が第2の加熱コイル5により発生する磁束の方向
とは逆方向となり、金属板12が調理器本体1から漏れ磁
束を低減するように作用する。このため、調理器本体1
から発生する雑音電界強度は大幅に低減でき、さらに漏
れ磁束が少なくなるので磁気損失が少なくなり加熱効率
が向上する。また磁気経路が金属板13により短くなり、
磁束分布が一定の範囲内に収束させることができるの
で、磁束の広がりを抑制でき第2の加熱コイル5の外周
部での加熱の低下を防止して、釜3の温度分布を均一に
できるものである。
なお上記実施例では、第2の加熱コイル5の外部周辺
部に金属板13を設けているが、例えば調理器本体1の第
2の加熱コイル5と対向する部分を金属板で構成しても
同じ効果を得るものである。また調理器本体1自信全体
を金属で構成したり、金属板13を第1および2の両方の
加熱コイルを覆うように設ければなお一層の効果を得る
ものである。
発明の効果 上記実施例の説明より明らかなように、本発明によれ
ば、以下の効果を奏するものである。
(1) 加熱コイルを底面と側面下部とに分割し、容器
に沿って設け、加熱時に両加熱コイルをともに動作させ
ているので、加熱効率を向上させるとともに、容器の温
度分布を均一にでき、おいしい料理ができる。
(2) 側面の第2の加熱コイルの外周部分に金属板を
環状に設けているので、雑音の低減と、加熱効率と容器
の温度分布の向上を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の断面図、
第2図から第6図は同容器と加熱コイルとの配置関係を
示す要部断面図、第7図は本発明の他の実施例を示す加
熱調理器の断面図である。 3……釜、4……第1の加熱コイル、5……第2の加熱
コイル、12……金属板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を入れる容器と、前記容器を誘導加
    熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへの電力供給を制
    御する制御部とを備え、前記加熱コイルは前記容器の底
    面中央付近に配した第1の加熱コイルと、前記第1の加
    熱コイルと隙間を介して前記容器の底面のコーナー部に
    配した第2の加熱コイルとで構成し、前記第1の加熱コ
    イルおよび第2の加熱コイルを前記容器の外周部に沿っ
    て設け、前記制御部は加熱時に前記両加熱コイルとも動
    作させる構成とした誘導加熱炊飯器。
  2. 【請求項2】第2の加熱コイルに対向する外部周辺に環
    状の金属板を設けてなる請求項1記載の誘導加熱炊飯
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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