JPH05261016A - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
- Publication number
- JPH05261016A JPH05261016A JP5996492A JP5996492A JPH05261016A JP H05261016 A JPH05261016 A JP H05261016A JP 5996492 A JP5996492 A JP 5996492A JP 5996492 A JP5996492 A JP 5996492A JP H05261016 A JPH05261016 A JP H05261016A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction heating
- coil
- lid
- rice cooker
- pot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、誘導加熱コイルにより蓋を誘導加
熱する誘導加熱炊飯器に関するもので、誘導加熱コイル
の磁界が炊飯器本体外に漏洩するのを簡易な構成で防止
することを目的とする。 【構成】 炊飯器本体1を覆う蓋体5の内側に設けられ
た内蓋6を誘導加熱コイル9を覆うような形状にし、誘
導加熱蓋コイル9の磁界が外方へ漏洩するのを内蓋6で
遮蔽する。
熱する誘導加熱炊飯器に関するもので、誘導加熱コイル
の磁界が炊飯器本体外に漏洩するのを簡易な構成で防止
することを目的とする。 【構成】 炊飯器本体1を覆う蓋体5の内側に設けられ
た内蓋6を誘導加熱コイル9を覆うような形状にし、誘
導加熱蓋コイル9の磁界が外方へ漏洩するのを内蓋6で
遮蔽する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭などにおいて
使用する米を炊飯及び保温する炊飯器に関するものであ
る。
使用する米を炊飯及び保温する炊飯器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、加熱源として電気ヒータを使用す
るかわりに誘導コイルにより炊飯釜をあたためる誘導加
熱炊飯器が使用されるようになってきた。
るかわりに誘導コイルにより炊飯釜をあたためる誘導加
熱炊飯器が使用されるようになってきた。
【0003】従来、この種の誘導加熱炊飯器は実開昭5
3−58871号公報に示す構成のものが知られてい
る。以下、その構成について図6を参照にしながら説明
する。図6において、101は内釜で、この内釜101
の内側は鉄,ステンレス等の磁性材101aで形成さ
れ、外側は断熱材101bで形成されている。102は
前記内釜101に設けられた蓋で、この蓋102も上記
内蓋101同様内側を磁性体102aで形成され、外側
を断熱材102bで形成されている。前記内釜101は
釜本体103に着脱自在に設けられている。前記釜本体
103は前記内釜101の収納部104を耐熱性のプラ
スチック等のモールド材で形成し、上記収納部104の
上記内釜101の底面に対向する部位に誘導加熱底コイ
ル105を設け、上記内釜101の側面に対向する部位
に誘導加熱胴コイル106を設け、かつ上記内釜101
に設けられた蓋102の垂下側面に対向する部位に誘導
加熱蓋コイル107を設けている。前記底コイル105
は図7に示すように渦巻き状のもので、底部モールド材
内に埋設され、また前記胴コイル106および蓋コイル
107は図8に示すように円筒状のもので、側部モール
ド材内に内釜101の側面を包囲するように埋設されて
いる。前記収納部104は釜本体ケース108によって
固定されている。前記釜本体ケース108の内釜収納部
104の底面中央を貫通して温度検知器109が取り付
けられている。一方前記内釜101の底面中央部は断熱
材がなく磁性材のみになっており、上記内釜101が釜
本体内に収納された状態で前記温度検知器109が上記
内釜101の磁性材に接触するようにしている。前記釜
本体ケース108の底部には前記各誘導加熱コイル10
5,106,107の制御回路収納ボックス110が設
けられている。
3−58871号公報に示す構成のものが知られてい
る。以下、その構成について図6を参照にしながら説明
する。図6において、101は内釜で、この内釜101
の内側は鉄,ステンレス等の磁性材101aで形成さ
れ、外側は断熱材101bで形成されている。102は
前記内釜101に設けられた蓋で、この蓋102も上記
内蓋101同様内側を磁性体102aで形成され、外側
を断熱材102bで形成されている。前記内釜101は
釜本体103に着脱自在に設けられている。前記釜本体
103は前記内釜101の収納部104を耐熱性のプラ
スチック等のモールド材で形成し、上記収納部104の
上記内釜101の底面に対向する部位に誘導加熱底コイ
ル105を設け、上記内釜101の側面に対向する部位
に誘導加熱胴コイル106を設け、かつ上記内釜101
に設けられた蓋102の垂下側面に対向する部位に誘導
加熱蓋コイル107を設けている。前記底コイル105
は図7に示すように渦巻き状のもので、底部モールド材
内に埋設され、また前記胴コイル106および蓋コイル
107は図8に示すように円筒状のもので、側部モール
ド材内に内釜101の側面を包囲するように埋設されて
いる。前記収納部104は釜本体ケース108によって
固定されている。前記釜本体ケース108の内釜収納部
104の底面中央を貫通して温度検知器109が取り付
けられている。一方前記内釜101の底面中央部は断熱
材がなく磁性材のみになっており、上記内釜101が釜
本体内に収納された状態で前記温度検知器109が上記
内釜101の磁性材に接触するようにしている。前記釜
本体ケース108の底部には前記各誘導加熱コイル10
5,106,107の制御回路収納ボックス110が設
けられている。
【0004】このような構成において、炊飯を行う時に
は、底コイル105のみを通電し炊飯動作を行い、保温
時には底コイル105,胴コイル106,蓋コイル10
7が通電し、全体的に平均して保温するものであった。
は、底コイル105のみを通電し炊飯動作を行い、保温
時には底コイル105,胴コイル106,蓋コイル10
7が通電し、全体的に平均して保温するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘導
加熱炊飯器には、内釜101に設けられた蓋102の垂
下側面に対向する部位に設けられた保温動作を行うため
の誘導加熱蓋コイル107による磁界は、内釜101及
び蓋102以外の部分、例えば釜本体ケース108側に
も影響を及ぼす。例えば釜本体ケース108が磁性体で
形成されていれば、誘導加熱蓋コイル107からの磁界
により、その表面にうず電流を生じさせ、釜本体ケース
108が発熱してしまい、使用者が釜本体ケース108
に触れると火傷する危険性があった。
加熱炊飯器には、内釜101に設けられた蓋102の垂
下側面に対向する部位に設けられた保温動作を行うため
の誘導加熱蓋コイル107による磁界は、内釜101及
び蓋102以外の部分、例えば釜本体ケース108側に
も影響を及ぼす。例えば釜本体ケース108が磁性体で
形成されていれば、誘導加熱蓋コイル107からの磁界
により、その表面にうず電流を生じさせ、釜本体ケース
108が発熱してしまい、使用者が釜本体ケース108
に触れると火傷する危険性があった。
【0006】また、釜本体ケース108を合成樹脂等の
非磁性体で形成すれば上記不具合を解消することができ
るが、誘導加熱コイル107の磁界は釜本体ケース10
8を通過して外部に漏れ、ラジオ,テレビ等の機器に悪
影響を及ぼすという課題を有していた。
非磁性体で形成すれば上記不具合を解消することができ
るが、誘導加熱コイル107の磁界は釜本体ケース10
8を通過して外部に漏れ、ラジオ,テレビ等の機器に悪
影響を及ぼすという課題を有していた。
【0007】上述した2つの課題の両方を解消するため
には、釜本体ケース108と誘導加熱蓋コイルとの間に
シールド部材等を設け、磁界が釜本体ケース108に到
達するのを阻止して釜本体ケース108の発熱を防止
し、かつ磁界の外部漏洩を防止する必要があった。しか
し、この構成では新たにシールド部材を設ける必要があ
り、組立工数の増加による生産性の低下を招くという課
題を有していた。
には、釜本体ケース108と誘導加熱蓋コイルとの間に
シールド部材等を設け、磁界が釜本体ケース108に到
達するのを阻止して釜本体ケース108の発熱を防止
し、かつ磁界の外部漏洩を防止する必要があった。しか
し、この構成では新たにシールド部材を設ける必要があ
り、組立工数の増加による生産性の低下を招くという課
題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、シー
ルド部材を設けないで、磁界による影響を防止する炊飯
器を提供することを目的としている。
ルド部材を設けないで、磁界による影響を防止する炊飯
器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、炊飯器本体上部を覆う蓋体と、蓋体の内側
に設けた内蓋を誘導加熱する誘導加熱コイルを備え、前
記内蓋が誘導加熱コイルを覆う形状にした構成である。
するために、炊飯器本体上部を覆う蓋体と、蓋体の内側
に設けた内蓋を誘導加熱する誘導加熱コイルを備え、前
記内蓋が誘導加熱コイルを覆う形状にした構成である。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、内蓋で誘導加熱
コイルを覆っているので、新たにシールド部材を設ける
ことなく誘導加熱コイルからの磁界が外部に漏洩するの
を内蓋で遮蔽する。
コイルを覆っているので、新たにシールド部材を設ける
ことなく誘導加熱コイルからの磁界が外部に漏洩するの
を内蓋で遮蔽する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。1は炊飯器本体で、その
内側には保護枠2が、保護枠2の内側には着脱自在の鍋
3を備えている。保護枠2と鍋3の間は、鍋3の熱が保
護枠2に伝わるのを防ぐための空気層4を形成してい
る。鍋3は外側をステンレス等の磁性体で、内側をアル
ミ等の熱電導率のいい材料により形成されている。そし
て上部には着脱自在で開閉自在の蓋体5が枢支されてい
る。蓋体5の内側には着脱自在の内蓋6を設けている。
内蓋6も鍋3と材料を同じくし、鍋3方向の面をステン
レス等の磁性体で、蓋方向の面をアルミ等の熱電導率の
いい物質により形成されている。そして鍋3の底部下面
部、すなわち保護枠2の底部下面には誘導加熱底中央コ
イル6を設け、鍋3の側面下部、すなわち保護枠2の側
面下部の外側面には誘導加熱底側面コイル7を設け、鍋
3の側面、すなわち保護枠2の側面の外側面には誘導加
熱側面コイル8を設けている。9は内蓋6を誘導加熱す
るための誘導加熱蓋コイルであり、鍋3の側面上部、す
なわち保護枠2の側面上部の外側面に設けている。誘導
加熱側面コイル8は保護枠2により保持されている。
又、内蓋6の端部は誘導加熱蓋コイル10に沿った形を
している。10はフェライトであり、誘導加熱蓋コイル
9や誘導加熱側面コイル8に対向して設けている。鍋3
の底中央部には鍋3の温度を検知するサーミスタ等を組
み込んだ温度検出装置11を備えている。12は誘導加
熱コイルに高周波電流を供給するためのインバータ回路
である。13はインバータ回路11のスイッチンング素
子、例えばトランジスタのオン,オフ等を制御する制御
回路である。
図2を参照しながら説明する。1は炊飯器本体で、その
内側には保護枠2が、保護枠2の内側には着脱自在の鍋
3を備えている。保護枠2と鍋3の間は、鍋3の熱が保
護枠2に伝わるのを防ぐための空気層4を形成してい
る。鍋3は外側をステンレス等の磁性体で、内側をアル
ミ等の熱電導率のいい材料により形成されている。そし
て上部には着脱自在で開閉自在の蓋体5が枢支されてい
る。蓋体5の内側には着脱自在の内蓋6を設けている。
内蓋6も鍋3と材料を同じくし、鍋3方向の面をステン
レス等の磁性体で、蓋方向の面をアルミ等の熱電導率の
いい物質により形成されている。そして鍋3の底部下面
部、すなわち保護枠2の底部下面には誘導加熱底中央コ
イル6を設け、鍋3の側面下部、すなわち保護枠2の側
面下部の外側面には誘導加熱底側面コイル7を設け、鍋
3の側面、すなわち保護枠2の側面の外側面には誘導加
熱側面コイル8を設けている。9は内蓋6を誘導加熱す
るための誘導加熱蓋コイルであり、鍋3の側面上部、す
なわち保護枠2の側面上部の外側面に設けている。誘導
加熱側面コイル8は保護枠2により保持されている。
又、内蓋6の端部は誘導加熱蓋コイル10に沿った形を
している。10はフェライトであり、誘導加熱蓋コイル
9や誘導加熱側面コイル8に対向して設けている。鍋3
の底中央部には鍋3の温度を検知するサーミスタ等を組
み込んだ温度検出装置11を備えている。12は誘導加
熱コイルに高周波電流を供給するためのインバータ回路
である。13はインバータ回路11のスイッチンング素
子、例えばトランジスタのオン,オフ等を制御する制御
回路である。
【0012】図3は本実施例の誘導加熱炊飯器における
ブロック図である。図4は炊飯時及び保温時の温度検知
装置による鍋の温度推移を示したグラフであり、前炊き
工程、炊き上げ工程及び保温工程の各工程よりなる。
ブロック図である。図4は炊飯時及び保温時の温度検知
装置による鍋の温度推移を示したグラフであり、前炊き
工程、炊き上げ工程及び保温工程の各工程よりなる。
【0013】誘導加熱底中央コイル6と誘導加熱底側面
コイル7は直列に接続され、誘導加熱側面8は誘導加熱
蓋コイル9と直列に接続されている。
コイル7は直列に接続され、誘導加熱側面8は誘導加熱
蓋コイル9と直列に接続されている。
【0014】次に各工程における動作を説明すると、図
4の前炊き工程18の間は制御装置13に内蔵されたリ
レー駆動装置(図示せず)により、スイッチ15がオン
され、誘導加熱底中央コイル6及び誘導加熱底側面コイ
ル7に通電され、鍋3の底面及び側面底部が加熱され
る。鍋3の温度が上昇すると、その温度を鍋3下部中央
に設けている温度検知装置11により検知し、その検知
信号を制御装置13に送る。
4の前炊き工程18の間は制御装置13に内蔵されたリ
レー駆動装置(図示せず)により、スイッチ15がオン
され、誘導加熱底中央コイル6及び誘導加熱底側面コイ
ル7に通電され、鍋3の底面及び側面底部が加熱され
る。鍋3の温度が上昇すると、その温度を鍋3下部中央
に設けている温度検知装置11により検知し、その検知
信号を制御装置13に送る。
【0015】その温度検知装置11により検知された温
度が設定温度以下であれば、発振回路17を発振させ、
インバータ回路12に内蔵されたトランジスタ(図示せ
ず)を交互にオン,オフ動作させ、加熱コイル6,7へ
高周波電流を供給し、鍋3を加熱する。
度が設定温度以下であれば、発振回路17を発振させ、
インバータ回路12に内蔵されたトランジスタ(図示せ
ず)を交互にオン,オフ動作させ、加熱コイル6,7へ
高周波電流を供給し、鍋3を加熱する。
【0016】ここで、鍋3の温度を変化させるために
は、発振回路17への発振動作を変化させ、加熱コイル
6,7への供給高周波電流の周波数を変化させることに
より、鍋3の加熱温度を変化させている。
は、発振回路17への発振動作を変化させ、加熱コイル
6,7への供給高周波電流の周波数を変化させることに
より、鍋3の加熱温度を変化させている。
【0017】逆に温度検知装置11により検知された温
度が設定温度以上であれば、制御装置13により、加熱
コイル6,7への電流供給をなくし、鍋3の加熱を停止
する。
度が設定温度以上であれば、制御装置13により、加熱
コイル6,7への電流供給をなくし、鍋3の加熱を停止
する。
【0018】次に、炊上げ工程19では、スィッチ14
及び15がオンされ、誘導加熱底中央コイル6、誘導加
熱底側面コイル7、誘導加熱側面コイル8及び誘導加熱
蓋コイル9が通電され、鍋3全体を加熱する。そして保
温工程では、スイッチ15がオフ、スイッチ14がオン
され誘導加熱側面コイル8及び誘導加熱蓋コイル9にイ
ンバータ回路12から高周波電流が供給され、鍋3の側
面から上部及び蓋6が加熱される。
及び15がオンされ、誘導加熱底中央コイル6、誘導加
熱底側面コイル7、誘導加熱側面コイル8及び誘導加熱
蓋コイル9が通電され、鍋3全体を加熱する。そして保
温工程では、スイッチ15がオフ、スイッチ14がオン
され誘導加熱側面コイル8及び誘導加熱蓋コイル9にイ
ンバータ回路12から高周波電流が供給され、鍋3の側
面から上部及び蓋6が加熱される。
【0019】又、炊上げ工程19,保温工程20におい
ても、前炊き工程18と同様、鍋3の温度を温度検知装
置11により測定し、その信号により制御装置13、発
振回路17、インバータ回路12及び加熱コイル8,9
をへて、鍋3を誘導加熱する。
ても、前炊き工程18と同様、鍋3の温度を温度検知装
置11により測定し、その信号により制御装置13、発
振回路17、インバータ回路12及び加熱コイル8,9
をへて、鍋3を誘導加熱する。
【0020】なお、16は整流装置で、交流電源による
交流電流を整流化し、インバータ回路12に直流電圧を
印加するものである。
交流電流を整流化し、インバータ回路12に直流電圧を
印加するものである。
【0021】上述したように、誘導加熱蓋コイル9によ
り内蓋6が加熱されるが、誘導加熱蓋コイル9の磁界
が、制御装置13を構成する電子部品や炊飯器本体外に
漏洩するのを防止するため、内蓋6の外周部が誘導加熱
蓋コイル9を外方から覆うように設置している。又、誘
導加熱蓋コイル9の内蓋6で覆われていない部分にはフ
ェライト10を設け、誘導加熱蓋コイル9による磁界を
変形させて、内蓋6が誘導加熱しやすくしているととも
に、電子部品に到達するのを防止するとともに、炊飯器
本体外に漏洩するのを防止している。
り内蓋6が加熱されるが、誘導加熱蓋コイル9の磁界
が、制御装置13を構成する電子部品や炊飯器本体外に
漏洩するのを防止するため、内蓋6の外周部が誘導加熱
蓋コイル9を外方から覆うように設置している。又、誘
導加熱蓋コイル9の内蓋6で覆われていない部分にはフ
ェライト10を設け、誘導加熱蓋コイル9による磁界を
変形させて、内蓋6が誘導加熱しやすくしているととも
に、電子部品に到達するのを防止するとともに、炊飯器
本体外に漏洩するのを防止している。
【0022】なお、上記実施例ではフェライト10を用
いて、磁界を変形させたが、内蓋6の外周が誘導加熱蓋
コイル9を覆う構成であれば、内蓋6より外方に磁界が
漏洩するのを防止できる。
いて、磁界を変形させたが、内蓋6の外周が誘導加熱蓋
コイル9を覆う構成であれば、内蓋6より外方に磁界が
漏洩するのを防止できる。
【0023】次に本発明の実施例を図5により説明す
る。図において、誘導加熱蓋コイル18を誘導加熱側面
コイル8と同様に円筒状に巻回してもよく、この場合に
も、内蓋6の外周部が誘導加熱蓋コイル18を外方から
覆う構成とし、外方への磁界漏洩を防止している。また
内蓋6の形状は誘導加熱蓋コイル18を覆う形であれば
よく、その形状は実施例に限定されるものでない。
る。図において、誘導加熱蓋コイル18を誘導加熱側面
コイル8と同様に円筒状に巻回してもよく、この場合に
も、内蓋6の外周部が誘導加熱蓋コイル18を外方から
覆う構成とし、外方への磁界漏洩を防止している。また
内蓋6の形状は誘導加熱蓋コイル18を覆う形であれば
よく、その形状は実施例に限定されるものでない。
【0024】さらに上記各実施例では、鍋3の側部,底
部を加熱コイルにより誘導加熱する構成としたが、ヒー
タ等による加熱でもよく、要は蓋への加熱を誘導加熱蓋
コイルとすることで、蓋にヒータを配設することなく蓋
の加熱を可能とし、この場合に問題となる誘導加熱コイ
ルから磁界漏れを簡易な構成で防止している。
部を加熱コイルにより誘導加熱する構成としたが、ヒー
タ等による加熱でもよく、要は蓋への加熱を誘導加熱蓋
コイルとすることで、蓋にヒータを配設することなく蓋
の加熱を可能とし、この場合に問題となる誘導加熱コイ
ルから磁界漏れを簡易な構成で防止している。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、内蓋を誘導加熱蓋コイルを覆う形状にしてい
るので、誘導加熱蓋コイルによる磁界が外方に漏洩する
のを内蓋により遮蔽でき、よって、新たにシールド部材
を用いることなく、磁界の漏洩による悪影響を防止でき
る。
によれば、内蓋を誘導加熱蓋コイルを覆う形状にしてい
るので、誘導加熱蓋コイルによる磁界が外方に漏洩する
のを内蓋により遮蔽でき、よって、新たにシールド部材
を用いることなく、磁界の漏洩による悪影響を防止でき
る。
【図1】本発明の一実施例の誘導加熱炊飯器の縦断面図
【図2】同、誘導加熱蓋コイル周辺の拡大縦断面図
【図3】同、回路構成を示すブロック図
【図4】同、前炊き炊飯及び保温における温度検知装置
の温度変化特性図
の温度変化特性図
【図5】本発明の他の実施例の誘導加熱蓋コイル周辺の
拡大縦断面図
拡大縦断面図
【図6】従来の誘導加熱炊飯器の縦断面図
【図7】従来の誘導加熱底コイルの平面図
【図8】従来の誘導加熱銅コイル及び誘導加熱蓋コイル
の斜視図
の斜視図
1 炊飯器本体 5 蓋体 6 内蓋 9,18 誘導加熱蓋コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 浩典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 鍋を収納する炊飯器本体と、前記炊飯器
本体の上部を覆う蓋体と、前記蓋体の内側に設けられた
内蓋と、内蓋を誘導加熱する誘導加熱蓋コイルとを備
え、内蓋が誘導加熱コイルを覆う形状にしたことを特徴
とする炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5996492A JPH05261016A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5996492A JPH05261016A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261016A true JPH05261016A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13128365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5996492A Pending JPH05261016A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261016A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH093576A (ja) * | 1995-06-22 | 1997-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電磁誘導加熱用合金メッキ材およびこれを用いた電磁誘導加熱用調理器 |
JP2004329654A (ja) * | 2003-05-09 | 2004-11-25 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
JP2007061543A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導加熱式炊飯器 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP5996492A patent/JPH05261016A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH093576A (ja) * | 1995-06-22 | 1997-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電磁誘導加熱用合金メッキ材およびこれを用いた電磁誘導加熱用調理器 |
JP2004329654A (ja) * | 2003-05-09 | 2004-11-25 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
JP2007061543A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導加熱式炊飯器 |
JP4701930B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2011-06-15 | パナソニック株式会社 | 誘導加熱式炊飯器 |
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