JP2582949Y2 - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents

誘導加熱式炊飯器

Info

Publication number
JP2582949Y2
JP2582949Y2 JP1992052567U JP5256792U JP2582949Y2 JP 2582949 Y2 JP2582949 Y2 JP 2582949Y2 JP 1992052567 U JP1992052567 U JP 1992052567U JP 5256792 U JP5256792 U JP 5256792U JP 2582949 Y2 JP2582949 Y2 JP 2582949Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
heating coil
rice cooker
inner pot
rice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992052567U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0613720U (ja
Inventor
次治 薬師寺
秀志 中川
義明 小倉
隆 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1992052567U priority Critical patent/JP2582949Y2/ja
Publication of JPH0613720U publication Critical patent/JPH0613720U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582949Y2 publication Critical patent/JP2582949Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、炊飯器本体内に上面が
開放する容器状の磁性体で形成された内鍋を着脱自在に
設置し、該内鍋の底部を誘導加熱して炊飯を行う誘導加
熱コイルを設けた炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱式炊飯器の一例を図4と
ともに説明する。従来の誘導加熱式炊飯器は、炊飯器本
体31と蓋体32とからなっており、該炊飯器本体31
は、外ケース33、側面ケース34、底鍋35、上部リ
ング36から構成されていた。誘導加熱コイル37は底
鍋35の下側で基台38との間に配設し、該誘導加熱コ
イル37の下側に、効率アップと磁束の漏洩を防止する
ためフェライト39を配置していた。
【0003】上記炊飯器本体31の内部には、磁性体で
形成された内鍋40が着脱自在に収納されるようになっ
ており、上記底鍋35の中央部に、上記内鍋40の温度
を検出する感熱素子41を設けていた。そして、上記基
台38の下側には、上記誘導加熱コイル37に高周波電
流を供給して磁力線を発生させる制御回路42を設ける
とともに、該制御回路42の部品を冷却するために冷却
ファン43を有した冷却ファンモータ44を設けてい
た。
【0004】上記炊飯器本体31の内部に、電源コード
45を巻き取り収納する電源コードリール46を設けて
いた。また、上記内鍋40の上面開口部を開閉するため
に内蓋47、蒸気をシールするためのパッキン48を蓋
カバー49に取り付け、該蓋カバー49を上記蓋体32
に取り付け、該蓋体32を開閉自在に上記炊飯器本体3
1に設けていた。
【0005】上記構成の誘導加熱式炊飯器であれば、内
鍋40に米と水を入れて炊飯を開始すると、制御回路4
2が誘導加熱コイル37に高周波電流を供給し、該誘導
加熱コイル37が磁力線を発生する。この磁力線により
内鍋40が誘導加熱され米と水の加熱が行われ、水が加
熱により蒸発してなくなると、該内鍋40の底部温度が
急激に上昇し、内鍋40の底部温度が100℃以上にな
ったことを感熱素子41により検出すると誘導加熱コイ
ル37への高周波電流を遮断し炊飯動作を終了してい
る。そして、炊飯動作が終了して保温動作に移動する
と、側面ケース34の上方に設けられた保温ヒータ50
に通電を行い、保温を行っていた。
【0006】しかし、上記のような誘導加熱式炊飯器で
あれば、誘導加熱コイル37の巻き方により磁力線の発
生が不均一になり、図の斜線部で示すような温度分布
となって均一な加熱が行なわれず炊きむらが発生する。
特にステンレス鍋やホーロー鍋では熱伝導が悪く誘導加
熱コイル37の中央部の直上部のみが他の部分に比べ特
に加熱され、この部分が焦げるという問題があった。
【0007】このような問題を解決するために、同一出
願人において実願平4−6013号が提案されている。
この炊飯器は図5に示すように、誘導加熱コイル37と
内鍋40との間に非磁性体の磁力線遮蔽板51を設け、
該磁力線遮蔽板51により特に磁力線が大きくなる部分
の磁力線を低減させていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のものであれ
ば、磁力線を均一にするために非磁性体の磁力線遮蔽板
を追加する必要があり、この磁力線遮蔽板を確実に電気
的に絶縁する必要があり、構成が複雑になるという問題
があった。また、磁力線遮蔽体を誘導加熱コイルと磁性
体との間に追加しているので、図5の斜線部で示すよう
な温度分布になり磁力線遮蔽体の直上が誘導加熱されな
いので、内鍋が発熱せず内鍋の底部に近い部分が水分を
多く含んだべとついた状態になるといった問題があっ
た。
【0009】本考案の誘導加熱式炊飯器は上記の問題に
鑑みなされたものであり、誘導加熱コイルと内鍋との間
隙の距離を磁束密度に応じた距離にすることにより、別
個の部品を設けることなく、均一な誘導加熱状態を得る
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案の誘導加熱式炊飯器は、炊飯器本体内に上面
が開放する容器状の磁性体で形成された内鍋を着脱自在
に設置し、該内鍋の底部を誘導加熱して炊飯を行う誘導
加熱コイルを設け、該誘導加熱コイルの磁束密度の高い
部分のみ若しくは当該部分のみに対向する上記内鍋底部
に、当該誘導加熱コイルと該内鍋との間隙が大きくなる
よう凹部を設けている。また、内鍋の底部内面をほぼ平
面状に形成し、底部外面に凹部を設けている。
【0011】
【作用】上記構成の誘導加熱式炊飯器は、内鍋内に所
量の米と水を入れて炊飯を開始すると、誘導加熱コイル
に通電が行われ該誘導加熱コイルが磁力線を発生し、こ
の磁力線により内鍋が誘導加熱され、炊飯を行う。この
とき、磁力線の磁束密度が高い部分に凹部が設けられ誘
導加熱コイルと内鍋との間隙が大きくなっており、内鍋
底部での磁束密度が均一になり、加熱むらのない均一な
加熱(炊飯)を行う。
【0012】
【実施例】本考案の誘導加熱式炊飯器の一実施例を図1
とともに説明する。本考案の誘導加熱式炊飯器は、炊飯
器本体1と蓋体2とからなっており、該炊飯器本体1は
外ケース3、側面ケース4、底鍋5、上部リング6から
構成されている。誘導加熱コイル7は、底鍋5の下側で
基台8との間に配設し、該誘導加熱コイル7の下側に効
率アップと磁束の漏洩を防止するためフェライト9を配
置している。
【0013】上記炊飯器本体1の内部には、磁性体で形
成された内鍋10が着脱自在に収納されるようになって
おり、該内鍋10の底部の上記誘導加熱コイル7から発
生される磁力線の磁束密度が高い部分に対向する部分
に、該誘導加熱コイル内鍋10との間隙を大きくするよ
うに折曲させて凹部11を設けている。そして、上記底
鍋5の中央部に上記内鍋10の温度を検出する感熱素子
12を設けている。
【0014】また、上記基台8の下側には、上記誘導加
熱コイル7に高周波電流を供給して磁力線を発生させる
制御回路13を設けるとともに、該制御回路13の部品
を冷却するために冷却ファン14を有した冷却ファン1
5を設けている。上記炊飯器本体1の内部に、電源コー
ド16を巻き取り収納する電源コードリール17を設け
ている。
【0015】また、上記内鍋10の上面開口部を開閉す
るために内蓋18、蒸気をシールするためのパッキン1
9を蓋カバー20に取り付け、該蓋カバー20を上記蓋
体2に取り付け、該蓋体2を開閉自在に上記炊飯器本体
1に設けている。尚、21は上記側面ケース4の上方に
設けられた保温ヒータである。
【0016】上方構成の誘導加熱式炊飯器の動作を説明
する。まず、内鍋10に所定量の米と水を入れ該内鍋1
0を底鍋5上に載置し炊飯器本体1内に収納し、蓋体2
を閉成して炊飯動作を開始すると、制御回路13が誘導
加熱コイル7に高周波電流を供給し、該誘導加熱コイル
7が磁力線を発生しこの磁力線により上記内鍋10が誘
導加熱され炊飯が行なわれる。
【0017】このとき、上記誘導加熱コイル7からの磁
力線の磁束密度が高くなるA部分の該誘導加熱コイル7
と上記内鍋10との距離を、該内鍋10に設けた凹部1
1により遠ざけているため、このA部分の磁束密度を他
の部分と同等にすることができ、図1の斜線部で示すよ
うに均一な温度分布になり局部過熱が行なわれることな
く炊飯を行なうことができる。
【0018】そして、感熱素子12が炊飯終了温度を検
出すると上記制御回路13が上記誘導加熱コイル7への
高周波電流の供給を停止し、炊飯動作を終了し、その後
飯き上がったご飯を保温する必要があるときは、上記制
御回路13が保温ヒータ21へ通電を行い保温を行う。
【0019】上記の一実施例においては内鍋10を折曲
して凹部11を設けているが、図2に示すように誘導加
熱コイル7を折曲させて凹部11を設けてもよい。ま
た、図3に示すように、内鍋10の外底部に凹部11を
設け、内底部をほぼ平面状に形成することにより、該内
鍋10内に突出部が形成されることがないようにしてい
る。
【0020】
【考案の効果】本考案の誘導加熱式炊飯器は上記のよう
な構成であるから、誘導加熱コイルに対向する内鍋の磁
束密度を同等にすることができるので、別個の追加部品
を設けることなく均一な誘導加熱を行なうことができ、
安定した炊飯状態を得ることができる。また、内鍋の底
部内面をほぼ平面状に形成しているので、内鍋内に突出
部が位置することなく、突出部が邪魔になるということ
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の誘導加熱式炊飯器の一実施例を示す断
面図である。
【図2】本考案の誘導加熱式炊飯器の第2の実施例を示
す断面図である。
【図3】本考案の誘導加熱式炊飯器の第3の実施例を示
す断面図である。
【図4】従来の誘導加熱式炊飯器の一例を示す断面図で
ある。
【図5】従来の誘導加熱式炊飯器の他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 7 誘導加熱コイ 10 内鍋 11 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−197207(JP,A) 特開 平4−187114(JP,A) 特開 平2−134109(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 103 H05B 6/12 319

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体内に上面が開放する容器状の
    磁性体で形成された内鍋を着脱自在に設置し、該内鍋の
    底部を誘導加熱して炊飯を行う誘導加熱コイルを設けた
    炊飯器において、 該誘導加熱コイルの磁束密度の高い部分のみ若しくは当
    該部分のみに対向する上記内鍋底部に、当該誘導加熱コ
    イルと該内鍋との間隙が大きくなるよう凹部を設けたこ
    とを特徴とする誘導加熱式炊飯器。
  2. 【請求項2】 炊飯器本体内に上面が開放する容器状の
    磁性体で形成された内鍋を着脱自在に設置し、該内鍋の
    底部を誘導加熱して炊飯を行う誘導加熱コイルを設けた
    炊飯器において、 該誘導加熱コイルの磁束密度の高い部分若しくは当該部
    分に対向する上記内鍋底部に、当該誘導加熱コイルと該
    内鍋との間隙が大きくなるよう凹部を設けると共に、 内鍋の底部内面をほぼ平面状に形成し、底部外面に凹
    部を設けたことを特徴とする誘導加熱式炊飯器。
JP1992052567U 1992-07-27 1992-07-27 誘導加熱式炊飯器 Expired - Fee Related JP2582949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992052567U JP2582949Y2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 誘導加熱式炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992052567U JP2582949Y2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 誘導加熱式炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0613720U JPH0613720U (ja) 1994-02-22
JP2582949Y2 true JP2582949Y2 (ja) 1998-10-15

Family

ID=12918385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992052567U Expired - Fee Related JP2582949Y2 (ja) 1992-07-27 1992-07-27 誘導加熱式炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2582949Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5816796B2 (ja) * 2012-03-22 2015-11-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱炊飯器
JP5691003B2 (ja) * 2012-06-05 2015-04-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱炊飯器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755179B2 (ja) * 1988-11-16 1995-06-14 松下電器産業株式会社 調理器
JPH04187114A (ja) * 1990-11-20 1992-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸気処理機能付き炊飯器
JPH0824618B2 (ja) * 1990-11-28 1996-03-13 松下電器産業株式会社 電磁調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0613720U (ja) 1994-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0624154Y2 (ja) 電磁誘導加熱式炊飯器
JPH05293037A (ja) 電気炊飯器
JP2582949Y2 (ja) 誘導加熱式炊飯器
JP2988050B2 (ja) 電気炊飯器
JP2582950Y2 (ja) 誘導加熱式炊飯器
JP3063611B2 (ja) 電気炊飯器
JP2621379B2 (ja) 誘導加熱炊飯器
JPH01218411A (ja) 電気炊飯器
JP2575083Y2 (ja) 炊飯器
JPH10155649A (ja) 電気炊飯器
JP3218589B2 (ja) 電磁誘導加熱式調理器
JP3337623B2 (ja) 炊飯器
JP3301933B2 (ja) 誘導加熱炊飯機
JPH0783732B2 (ja) 誘導加熱炊飯器
JP3091720B2 (ja) 電磁調理器
JP2571536Y2 (ja) 炊飯器
JPH06284962A (ja) ジャー炊飯器
JPS638376B2 (ja)
JP2004167114A (ja) 電磁誘導加熱式炊飯器
JPH05261016A (ja) 炊飯器
JP2001161551A (ja) 保温釜
JPH04322617A (ja) 電気炊飯器
JP3101525B2 (ja) 誘導加熱炊飯器
JPH01218412A (ja) 電気炊飯器
JPS5845610Y2 (ja) 電気調理器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees