JP3301933B2 - 誘導加熱炊飯機 - Google Patents

誘導加熱炊飯機

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JP3301933B2
JP3301933B2 JP01042397A JP1042397A JP3301933B2 JP 3301933 B2 JP3301933 B2 JP 3301933B2 JP 01042397 A JP01042397 A JP 01042397A JP 1042397 A JP1042397 A JP 1042397A JP 3301933 B2 JP3301933 B2 JP 3301933B2
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勉 山口
内藤  毅
青戸  一義
昭雄 有中
池本  大輔
正美 福本
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導コイルによ
り、一度に多量の炊飯を行う長方形の鍋を備えた誘導加
熱炊飯機に関する。
【0002】
【従来の技術】一度に多量の炊飯を行う所謂業務用の炊
飯機の熱源は、ガスバーナーが殆んどである。その理由
としては、大きな発熱量が得られて炊飯時間が短縮する
ことが挙げられる。
【0003】ところが、ガスを熱源とする場合には爆発
の危険があることと、特に連続式炊飯機であって鍋のみ
が移動しながら炊飯を行う場合には、鍋がガスバーナー
の上部に移動する毎にガスバーナーに着火するため、着
火ミスを生じることがあり、さりとて常にガスバーナー
を燃焼させている場合にはその都度ガスバーナーに着火
する必要はないが、無駄なガスを消費することにもなり
時代に即さない。
【0004】同じく連続式炊飯機であって鍋とガスバー
ナーとをセットにして炊飯機を移動させる場合は、必要
なガス量を必要なガスバーナーに供給するために効率の
よい炊飯を行うことができるが、ガスを燃料とする以上
は爆発の危険は避けられない欠点がある。(特開平6−
70846号公報) このような理由から電気を熱源とする業務用の炊飯機が
提案されたが、これは所謂シーズヒータやニクロム線或
はハロゲンランプを用いて鍋を加熱するものであり、爆
発の危険やその都度着火操作を行う必要もなく加熱量の
制御も簡単である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが電気を熱源と
する場合の最大の難点は、ガスバーナーの様な発熱量が
得られないために多量の炊飯を行うことができない欠点
があった。
【0006】即ち、大容量の鍋の場合は小容量(例えば
家庭用の炊飯器)の鍋に比べて加熱ムラができやすく、
より均一な加熱を行う必要があった。
【0007】又、前述の鍋は、ガスバーナーの形状に合
わせて丸型のものが用いられているが、丸型の場合には
炊飯機本体からの取り出し後の設置スペースや搬送装置
による作業性が悪い欠点がある。
【0008】本発明は、誘導加熱により十分な発熱量に
て長方形の鍋を加熱し、且つ2つの誘導加熱用のコイル
を特異な配置にして加熱ムラを防止したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面に長方形
の収納部を設けたハウジングと、前記収納部に収納自在
に設けた磁性材料よりなる長方形の鍋と、前記収納部の
内底部に設けた外コイル及び内コイルと、前記外コイル
及び内コイルの下側に放射状に配置した複数本のフェラ
イトと、前記外コイル及び内コイルに高周波電流を印加
する制御装置とを備え、前記内コイルは前記収納部の長
手方向に沿って、長く、且つ水平に配置した楕円形と
し、前記外コイルは前記内コイルの外側にあり、前記収
納部の長手方向に沿って長く、且つ水平に配置した略楕
円形であって収納部の隅部側まで延設した張出巻部を設
けると共に、前記内コイルの弧状部から外コイルの張出
巻部に亙って配置したフェライトは他の領域に配置した
フェライトよりも長寸に設定したものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の誘導加熱炊飯機の鍋を外した
平面図、図2は同じく側面一部断面図、図3は同じく外
コイルと内コイルの形状と鍋との位置関係を示す平面図
である。
【0013】(1)は前板(図示せず)、側板(2)、
(2)、後板(3)、天板(4)とからなり、それぞれ
を枠体(5)…によって連結した全体形状が長方形のハ
ウジングで、上面に長方形の収納部(6)を設けてい
る。
【0014】(7)は前記収納部(6)に収納した長方
形の収納ケースで、耐熱ガラス製の側壁(8)(8)と
同材質の底壁(9)からなる箱型に形成している。
【0015】(10)、(11)は前記収納部(6)の
内底部であって前記収納ケース(7)の底壁(9)の下
面に配設した誘導加熱用の外コイルと内コイルで、その
平面形状を図1、図3により説明する。
【0016】内コイル(11)は、前記収納部(6)の
長手方向に沿って長く、且つ水平に配置した楕円形とし
ており、両側の弧状部(12)、(12)はそれぞれが
同心となる半円を描いている。
【0017】外コイル(12)は、前記収納部(6)の
長手方向に沿って長く水平に配置した略楕円形であっ
て、その中央部は前記内コイル(11)と同じ位置に設
定しており、前記収納部(6)の隅部(13)…側まで
延設した張出巻部(14)…(14)を設けている。
【0018】この結果、内コイル(11)と外コイル
(10)の張出巻部(14)…(14)とが前記収納部
(6)の隅部(13)…(13)に向かう領域(図1に
示す(E)…(E))は、内コイル(11)と外コイル
(10)との間の他の領域よりも広くなる。
【0019】(15)…は前記外コイル(10)と内コ
イル(11)の下側に放射状に配置した複数本のフェラ
イトで、前記内コイル(11)の弧状部(12)(1
2)から外コイル(10)の張出巻部(14)…(1
4)に亙り領域(E)…(E)に配置したフェライト
(15a)…(15a)は他の領域に配置したフェライ
ト(15b)…(15b)よりも長寸に設定している。
【0020】また、フェライト(15b)…(15b)
は前述のフェライト(15a)…(15a)よりも短寸
であるが、前記領域(E)…(E)の近い位置に配置し
ている。従って領域(E)…(E)には他の領域に比べ
て多くのフェライトが配置されたことになり後述する鍋
(20)のコーナー部の発熱量を増加させる。
【0021】因みに詳図していないが前述のフェライト
(15)…は基本寸法となるものを配置個所に応じて1
本か2本、3本を直線状に配置している。
【0022】(16)は前記収納部(6)の中央部にあ
って前記収納ケース(7)を貫通して上方に突出した感
熱体、(17)は前記収納ケース(7)内に入り感熱体
(16)の周壁に沿って落下する水を本体の下方に導く
排水パイプである。
【0023】(18)(18)…は前記収納部(6)の
周囲に固定した耐熱絶縁材よりなる複数個の支持台、
(19)は前記収納ケース(7)の外側壁に巻装して固
着した側面コイルで、このコイルは収納ケースを収納部
(6)に固定した時に前記支持台(18)(18)…に
固定したフェライト(図示せず)に密着する。
【0024】(20)は前記収納部(6)内に収納自在
に設けた磁性材料よりなる長方形の鍋で、収納時には図
1及び図3の一点鎖線に示すように底部(21)の外周
縁が前記外コイル(19)の外周よりも若干外側に位置
するように前記外コイル(19)と鍋の底部(21)の
寸法を設定している。
【0025】(22)は前記天板(4)の一部に設けた
蒸気センサーで、前記鍋(20)から放出する蒸気の温
度を検知して炊飯動作状態を検出するものである。
【0026】(23)は前記鍋(20)の開口を開閉自
在に覆う蓋、(24)は前記外コイル(10)、内コイ
ル(11)と側面コイル(19)に高周波電流を印加す
る制御装置で、前記蒸気センサー(22)により検知し
た鍋温度に応じて各コイルの高周波電流を制御する。
【0027】次に動作について述べる。予め所定量の水
と米を定量供給装置(図示せず)により鍋(20)内に
供給し、搬送装置(図示せず)によって蓋(20)によ
り覆った鍋を収納部(6)内に収納する。
【0028】この時の鍋(20)の収納状態は、前述し
たとおり、鍋(20)の底部(21)が外コイル(1
0)と内コイル(11)に接近し、その外周縁は外コイ
ル(10)の外周よりも若干外側に位置しており、一方
鍋(20)の側部(24)は側面コイル(19)に接近
する。
【0029】つづいて、制御装置(24)により各コイ
ルに高周波電流を印加し鍋(20)の底部(21)及び
側部(25)を介してうず電流が発生し鍋自体が発熱す
る。
【0030】やがて炊飯が進行し鍋内の蒸気が蓋との間
から放出して蒸気センサー(22)に当たり、この温度
が上昇して沸騰温度を検知した温度センサー(16)が
制御装置(24)に入力し各コイルに流す高周波電流を
小さくして吹き溢れを生じない程度の発熱量となるよう
にする。
【0031】前述の外コイル(10)と内コイル(1
1)によるうず電流は、鍋(20)の底部(21)のコ
ーナー部を積極的に発熱させる。
【0032】
【発明の効果】以上の様に本発明は、長方形の収納部の
内底部に設けた外コイルと内コイルにおいて、内コイル
は収納部の長手方向に沿って長く、且つ水平に配置した
楕円形とし、外コイルは収納部の長手方向に沿って長く
水平に配置した略楕円形であって収納部の隅部側まで延
設した張出巻部を設けたものであるから、長方形鍋の長
手方向の両側も積極的に加熱することができる。特に、
張出巻部は鍋のコーナー部をより一層加熱することがで
き炊きムラのない美味しい御飯を炊くことができる。即
ち、外コイルは単なる楕円形でなく、張出巻部を形成し
て、この部分を鍋の底部に沿った配置したため、内コイ
ルは主に鍋の中央側に近い領域を加熱し、外コイルは主
に鍋の底部の外側とコーナー部を加熱し、全体にバラン
スのとれた加熱を行うことができる。
【0033】
【0034】さらに、前記内コイルの弧状部から外コイ
ルの張出巻部に亙って配置したフェライトは、他の領域
に配置したフェライトよりも長寸に設定したことによ
り、前述の外コイルの張出巻部と相俟って鍋のコーナー
部を積極的に加熱することができる。
【0035】
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱炊飯機の鍋を外した平面図で
ある。
【図2】同じく側面一部断面図である。
【図3】同じく外コイルと内コイルの形状と鍋との位置
関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 6 収納部 10 外コイル 11 内コイル 12 弧状部 13 隅部 14 張出巻部 15a フェライト 16 感熱体 20 鍋 21 底部 24 制御装置 E 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青戸 一義 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 有中 昭雄 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 池本 大輔 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 福本 正美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−15442(JP,A) 特開 平7−275117(JP,A) 特開 平1−207017(JP,A) 特開 平5−293038(JP,A) 実開 平7−11796(JP,U) 実開 平5−18325(JP,U) 実開 昭58−14811(JP,U) 実公 昭59−29606(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 A47J 27/14 - 27/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に長方形の収納部を設けたハウジン
    グと、前記収納部に収納自在に設けた磁性材料よりなる
    長方形の鍋と、前記収納部の内底部に設けた外コイル及
    び内コイルと、前記外コイル及び内コイルの下側に放射
    状に配置した複数本のフェライトと、前記外コイル及び
    内コイルに高周波電流を印加する制御装置とを備え、前
    記内コイルは前記収納部の長手方向に沿って、長く、且
    つ水平に配置した楕円形とし、前記外コイルは前記内コ
    イルの外側にあり、前記収納部の長手方向に沿って長
    く、且つ水平に配置した略楕円形であって収納部の隅部
    側まで延設した張出巻部を設けると共に、前記内コイル
    の弧状部から外コイルの張出巻部に亙って配置したフェ
    ライトは他の領域に配置したフェライトよりも長寸に設
    定したことを特徴とする誘導加熱式炊飯機。
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