JPH0975217A - 誘導加熱湯沸かし器 - Google Patents

誘導加熱湯沸かし器

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Publication number
JPH0975217A
JPH0975217A JP23492195A JP23492195A JPH0975217A JP H0975217 A JPH0975217 A JP H0975217A JP 23492195 A JP23492195 A JP 23492195A JP 23492195 A JP23492195 A JP 23492195A JP H0975217 A JPH0975217 A JP H0975217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic container
heat
induction heating
magnetic
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP23492195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takenaka
賢治 竹中
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
Tadashi Sadahira
匡史 貞平
Hirotsugu Kamiya
洋次 上谷
Hideki Omori
英樹 大森
Hirofumi Inui
弘文 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP23492195A priority Critical patent/JPH0975217A/ja
Publication of JPH0975217A publication Critical patent/JPH0975217A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コップ1杯程度の湯を、短時間で得ること。 【構成】 少容量用の磁性容器2の少なくとも側面部に
断熱部材5を設け、前記磁性容器2を誘導加熱コイル3
で電磁誘導加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導を利用した湯
沸かし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湯沸かし器は、一度に1
〜3リットル程度の大量の湯を沸かし保温しておくもの
が一般的であり、大量の湯を保温することで、利用者の
使用要求に即応するものであった。また、加熱手段には
電熱ヒータを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
成では、大量の湯を貯湯しているために、沸かし直すに
は時間がかかり、緊急な場合等に少量の湯を得るには適
さないものであった。
【0004】更に、電熱ヒータで湯を沸かすタイプのも
のは、電熱ヒータの熱が空気を介して容器に伝わり、容
器から更に水に伝わるため、加熱を開始してから湯が沸
き上がるまでに、長時間を要していた。
【0005】本発明は、このような従来の構成が有して
いる課題を解決するもので、コップ1杯程度の少量の湯
を、高速で沸かすことを第1の目的とする。
【0006】第2の目的は、昇温後の保温性を更に良好
とすることである。第3の目的は、湯沸かし時間を更に
短縮することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を解決す
るために、本発明は、磁性容器と、前記磁性容器の少な
くとも側面部に設けた断熱部材と、前記磁性容器を電磁
誘導加熱する誘導加熱コイルとを備え、前記磁性容器
は、少容量用の構造としてなるものである。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の断熱部材は、特に磁性容器の底面部にも設けて
なるものである。
【0009】更に、誘導加熱コイルを、磁性容器の底面
部より側面部に及ぶ構造として、第3の目的を達成せん
としている。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成により、少容量の磁性容器
の底面部を直接加熱し、効果的に磁性容器内の水を加熱
することができる。さらに、側面部は断熱部材で覆われ
ているため、磁性容器側面部からの熱放出を効果的に防
止することができる。
【0011】また、断熱部材を、磁性容器の底面部にも
設けたことにより、磁性容器の側面部に加え底面部から
の放熱も効果的に防止することができる。
【0012】さらに、誘導加熱コイルを、磁性容器の底
面部より側面部に及ぶ構造としたことにより、広い面積
で磁性容器を加熱可能となり、湯沸かし時間を更に短縮
することができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第一の実施例を、図1に基
づき説明する。
【0014】図1は、本発明の第一の実施例を示す誘導
加熱湯沸かし器の側断面図である。2は、コップ1〜3
杯程度の水1を沸かすための金属製の磁性容器、3は、
高周波誘導磁界を発生し、磁性容器2の底面部を発熱さ
せるための誘導加熱コイル、5は磁性容器2からの放熱
を防ぐため、周囲に設けられた断熱部材で、断熱性の素
材に加え中空構造を有し、断熱および軽量の効果を向上
させた構造としている。また、6は磁性容器2の上に設
けられた蓋である。
【0015】以下、本実施例の動作について説明する。
誘導加熱コイル3により発生された高周波磁束7が、磁
性容器2と鎖交することで磁性容器2は自己発熱する。
磁性容器2の自己発熱が、直接水1に伝達されるので、
発生した熱は効率よく水1に伝達され、水1の昇温速度
は高速となる。また、磁性容器2の周囲には断熱部材5
および蓋6が構成され、磁性容器2から外部への放熱は
極力防止されているため、水1の昇温速度は著しく早い
ものとなっている。
【0016】以上のように、本発明によれば、電磁誘導
加熱により、少容量の磁性容器2を直接発熱させるた
め、効率良く電気エネルギーが水に伝わり、かつ磁性容
器2から外部への放熱を断熱部材で防止している為、高
速な湯沸かしが可能となり、少量の湯を直ちに得ること
ができるものである。
【0017】(実施例2)次に、本発明の第二の実施例
を、図2に基づき説明する。
【0018】図2は、本発明の第二の実施例の誘導加熱
湯沸かし器を示した側断面図である。8は、磁性容器2
から外部への放熱を防ぐため、磁性容器2の側面および
底面部に設けた非磁性素材により構成される断熱部材で
ある。
【0019】以下、本実施例の動作について説明する。
誘導加熱コイル3により発生された高周波磁束7は、非
磁性材料で構成されている断熱部材5とは鎖交せず、磁
性容器2と直接鎖交する。これにより、断熱部材5は発
熱せず、磁性容器2のみ自己発熱する。また、磁性容器
2の周囲には断熱部材5および蓋6が設けられており、
磁性容器2からの放熱は全周面において抑制され、極わ
ずかであり、水1の昇温速度は著しく早いものとなって
いる。
【0020】以上のように、本発明によれば、電磁誘導
加熱により、磁性容器8の底面部に設けられた断熱部材
5を介さずに、直接、磁性容器2を発熱させるため、効
率よく水1を加熱できるとともに、磁性容器2の放熱を
断熱部材5と蓋6により、効果的に防止することが可能
となり、無駄なエネルギーを最小限に抑え、高速な湯沸
かしを可能とし、少量の湯を直ちに得ることができるも
のである。
【0021】(実施例3)次に、本発明の第三の実施例
を、図3に基づき説明する。
【0022】図3は、本発明の第三の実施例の誘導加熱
湯沸かし器を示した側断面図である。10は磁性容器2
の主に側面部に高周波磁束を加える側面誘導加熱コイル
である。誘導加熱コイル3と側面誘導加熱コイル10
は、協調して磁性容器2の底側面部を広範囲に効率よく
誘導加熱する。
【0023】以下、本実施例の動作について説明する。
誘導加熱コイル3および側面誘導加熱コイル10により
発生された高周波磁束7は、磁性容器2と鎖交して、直
接これを加熱する。これにより、磁性容器2の底側面部
は広範囲に自己発熱し、水1に広範囲に熱伝達される。
従って、水1の昇温速度は高速となる。磁性容器2の周
囲には断熱部材5および蓋6が設けられ、磁性容器2か
らの放熱は、全周面で抑制され極わずかであるため、水
1の昇温速度は著しく早いものとなっている。
【0024】以上のように、本発明によれば、電磁誘導
加熱により、磁性容器2を直接発熱させるため、効率よ
く、かつ高速に電気エネルギーが水に伝わり、かつ磁性
容器2の放熱を断熱部材5と蓋6を用いて全周面で防止
するため、無駄なエネルギーも少なく、少量の湯を直ち
に得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は、磁性容器の少
なくとも側面部に断熱部材を設け、前記磁性容器を、少
容量用の構造としてなることにより、放熱を効果的に抑
制するとともに、高周波磁束を少容量の磁性容器に鎖交
させることで、短時間で湯を得ることができる。
【0026】また、断熱部材を、磁性容器の底面部にも
設けたことにより、磁性容器の側面部に加え底面部から
の放熱も効果的に防止することができる。
【0027】さらに、誘導加熱コイルを、磁性容器の底
面部より側面部に及ぶ構造としたことにより、広い面積
で磁性容器を加熱可能となり、湯沸かし時間を更に短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の誘導加熱湯沸かし器を
示した側断面図
【図2】本発明の第二の実施例の誘導加熱湯沸かし器を
示した側断面図
【図3】本発明の第三の実施例の誘導加熱湯沸かし器を
示した側断面図
【符号の説明】
2 磁性容器 3 誘導加熱コイル 5 断熱部材 6 蓋 10 側面誘導加熱コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上谷 洋次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性容器と、前記磁性容器の少なくとも
    側面部に設けた断熱部材と、前記磁性容器を電磁誘導加
    熱する誘導加熱コイルとを備え、前記磁性容器は、少容
    量用の構造としてなる誘導加熱湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 断熱部材は、磁性容器の底面部にも設け
    てなる請求項1記載の誘導加熱湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 誘導加熱コイルは、磁性容器の底面部よ
    り側面部に及ぶ構造としてなる請求項1または2記載の
    誘導加熱湯沸かし器。
JP23492195A 1995-09-13 1995-09-13 誘導加熱湯沸かし器 Pending JPH0975217A (ja)

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JP23492195A JPH0975217A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 誘導加熱湯沸かし器

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JPH0975217A true JPH0975217A (ja) 1997-03-25

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104905675A (zh) * 2015-06-01 2015-09-16 东莞市科越电子科技有限公司 一种烧水装置及该烧水装置的烧解方法
CN105559583A (zh) * 2015-10-03 2016-05-11 王伟 一种电磁加热容器
CN105744865A (zh) * 2014-01-10 2016-07-06 伊莱克斯家用电器股份公司 感应炊具
CN107912980A (zh) * 2017-12-29 2018-04-17 珠海健品汇实业有限公司 镶磁能量烧水壶

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210