JP2573959Y2 - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
- Publication number
- JP2573959Y2 JP2573959Y2 JP1992026805U JP2680592U JP2573959Y2 JP 2573959 Y2 JP2573959 Y2 JP 2573959Y2 JP 1992026805 U JP1992026805 U JP 1992026805U JP 2680592 U JP2680592 U JP 2680592U JP 2573959 Y2 JP2573959 Y2 JP 2573959Y2
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- Japan
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- inner pot
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁誘導加熱方式によ
つて炊飯する炊飯器、特に保温に関するものである。
つて炊飯する炊飯器、特に保温に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】美味しい御飯を炊くためには、強い火力
が必要であり、効率良く大電力で加熱する方法として、
電磁誘導により内釜を発熱させるものがあり、良好な状
態で御飯を保温する方法も考案されている。
が必要であり、効率良く大電力で加熱する方法として、
電磁誘導により内釜を発熱させるものがあり、良好な状
態で御飯を保温する方法も考案されている。
【０００３】例えば特開平１−２７６５８４号公報で
は、保護枠を非金属の底部と金属の側面部（放熱リン
グ）に分割し側面部に抵抗ヒーター（発熱体）を配設し
ている。炊飯時は底部に設けた誘導加熱コイルを主たる
加熱源として大電力を投入し、保温時は側面の発熱体を
主たる熱源として側面の均一な加熱を行なうようにして
いる。
は、保護枠を非金属の底部と金属の側面部（放熱リン
グ）に分割し側面部に抵抗ヒーター（発熱体）を配設し
ている。炊飯時は底部に設けた誘導加熱コイルを主たる
加熱源として大電力を投入し、保温時は側面の発熱体を
主たる熱源として側面の均一な加熱を行なうようにして
いる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】図３に示すように従来
例の構成では、保護枠を金属性の保護枠側面部３１（放
熱リング）と非金属性の保護枠底部３２に分割し、保護
枠側面部３１は発熱体６の熱を拡散するとともに構造的
に保護枠の一部を成している。保護枠底部３２には誘導
加熱コイル４等の重量物が取り付けられており、輸送中
に本体１側面を下方にして落下させると保護枠側面部３
１に過大の力が加わり保護枠の変形にいたり、内釜２と
保護枠側面部３１の間隔が径方向で不均一となり、保護
枠側面部３１に設けられた発熱体６の熱が均一に伝わら
ず、内釜２と保護枠側面部３１の間隔が適正間隔より広
くなった所では保温時に内釜２に結露して御飯に滴下し
御飯が柔らかくなり、間隔が狭い所では加熱され過ぎて
御飯が乾燥してしまうという問題があった。
例の構成では、保護枠を金属性の保護枠側面部３１（放
熱リング）と非金属性の保護枠底部３２に分割し、保護
枠側面部３１は発熱体６の熱を拡散するとともに構造的
に保護枠の一部を成している。保護枠底部３２には誘導
加熱コイル４等の重量物が取り付けられており、輸送中
に本体１側面を下方にして落下させると保護枠側面部３
１に過大の力が加わり保護枠の変形にいたり、内釜２と
保護枠側面部３１の間隔が径方向で不均一となり、保護
枠側面部３１に設けられた発熱体６の熱が均一に伝わら
ず、内釜２と保護枠側面部３１の間隔が適正間隔より広
くなった所では保温時に内釜２に結露して御飯に滴下し
御飯が柔らかくなり、間隔が狭い所では加熱され過ぎて
御飯が乾燥してしまうという問題があった。
【０００５】また、発熱体６の熱で本体１が温度上昇し
ないようにガラスウール等の断熱材１０を充填する必要
があり構成が複雑になるという問題もあった。
ないようにガラスウール等の断熱材１０を充填する必要
があり構成が複雑になるという問題もあった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するためになされたものであり、本体に内釜を収納す
る保護枠を固定し、保護枠は非磁性材とし底部に誘導加
熱コイルを配設するとともに、保護枠内部の側面上部に
発熱体を取り付けた放熱リングを配設した。
決するためになされたものであり、本体に内釜を収納す
る保護枠を固定し、保護枠は非磁性材とし底部に誘導加
熱コイルを配設するとともに、保護枠内部の側面上部に
発熱体を取り付けた放熱リングを配設した。
【０００７】
【作用】上記構成により、構造的強度を保護枠が受持
ち、放熱リングは保護枠側面上部に取り付けられている
だけなので落下衝撃力が加わっても保護枠の変形にいた
らず、放熱リングと内釜とは安定した間隔を保つことが
でき、本来の保温性能を保証出来る。
ち、放熱リングは保護枠側面上部に取り付けられている
だけなので落下衝撃力が加わっても保護枠の変形にいた
らず、放熱リングと内釜とは安定した間隔を保つことが
でき、本来の保温性能を保証出来る。
【０００８】また、放熱リングは保護枠内部に設けられ
ているので特に断熱材を充填しなくても熱の拡散で本体
が温度上昇することも防止する。
ているので特に断熱材を充填しなくても熱の拡散で本体
が温度上昇することも防止する。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図１を用いて説明
する。
する。
【００１０】１は本体で、内釜２を着脱自在に収納する
保護枠３を有する。保護枠３は非磁性材で形成し、保護
枠３側面上部に発熱体６を取り付けた放熱リング４を配
設している。５は誘導加熱コイルで、保護枠３底部外側
に配設されている。７は蓋で、本体１に開閉自在に取付
けられている。
保護枠３を有する。保護枠３は非磁性材で形成し、保護
枠３側面上部に発熱体６を取り付けた放熱リング４を配
設している。５は誘導加熱コイルで、保護枠３底部外側
に配設されている。７は蓋で、本体１に開閉自在に取付
けられている。
【００１１】上記構成からなる本実施例の作用を説明す
る。
る。
【００１２】研いだ米と適量の水を内釜２に入れ、本体
１に収納し蓋７を閉め、炊飯スイッチ（図示せず）を押
すと炊飯が開始される。すなわち、誘導加熱コイル５に
通電され、電磁誘導により内釜２底部及び側面下部が発
熱するとともに、発熱体６にも通電されこの熱が放熱リ
ング４に拡散されて輻射で内釜２に伝わり加熱される。
１に収納し蓋７を閉め、炊飯スイッチ（図示せず）を押
すと炊飯が開始される。すなわち、誘導加熱コイル５に
通電され、電磁誘導により内釜２底部及び側面下部が発
熱するとともに、発熱体６にも通電されこの熱が放熱リ
ング４に拡散されて輻射で内釜２に伝わり加熱される。
【００１３】炊き上がった御飯を保温するときは、誘導
加熱コイル５による加熱を微少にし発熱体６を主とする
加熱に移行する。発熱体６の熱は放熱リング４で拡散さ
れ輻射によって内釜２側面部を加熱するので、内釜２と
放熱リング４の間隔が適正でないと内釜２への熱の伝わ
り方が著しく変化するものであるが、保護枠３が構造的
強度を受持ち放熱リング４に力が加わらないので、輸送
時の落下衝撃が加わっても内釜２と放熱リング４との間
隔を適正に確保でき所期の性能を損なわない。なお、非
磁性材からなる保護枠３を図２に示すごとく保護枠上８
と保護枠下９とに分割し、互いに確実な結合をした構成
としてもよい。
加熱コイル５による加熱を微少にし発熱体６を主とする
加熱に移行する。発熱体６の熱は放熱リング４で拡散さ
れ輻射によって内釜２側面部を加熱するので、内釜２と
放熱リング４の間隔が適正でないと内釜２への熱の伝わ
り方が著しく変化するものであるが、保護枠３が構造的
強度を受持ち放熱リング４に力が加わらないので、輸送
時の落下衝撃が加わっても内釜２と放熱リング４との間
隔を適正に確保でき所期の性能を損なわない。なお、非
磁性材からなる保護枠３を図２に示すごとく保護枠上８
と保護枠下９とに分割し、互いに確実な結合をした構成
としてもよい。
【００１４】
【考案の効果】以上本考案によれば、内釜を収納する保
護枠を非磁性材で形成し、保護枠の底部に誘導加熱コイ
ルを配設するとともに、保護枠側面に放熱リングを配設
し、放熱リングに発熱体を設けた構成としたことによ
り、保護枠が構造的強度を受け持ち放熱リングに力が加
わらないので、輸送時の落下衝撃が加わっても内釜と放
熱リングとの間隔を適正に確保でき、放熱リングからの
熱を全周均一に内釜へ伝え、部分的に御飯が柔らかくな
ったり乾燥したりすることがなく、所期の安定した保温
性能を損なわない。
護枠を非磁性材で形成し、保護枠の底部に誘導加熱コイ
ルを配設するとともに、保護枠側面に放熱リングを配設
し、放熱リングに発熱体を設けた構成としたことによ
り、保護枠が構造的強度を受け持ち放熱リングに力が加
わらないので、輸送時の落下衝撃が加わっても内釜と放
熱リングとの間隔を適正に確保でき、放熱リングからの
熱を全周均一に内釜へ伝え、部分的に御飯が柔らかくな
ったり乾燥したりすることがなく、所期の安定した保温
性能を損なわない。
【００１５】また、放熱リングは保護枠側面の内部に設
けられているので、熱が拡散せず低消費電力で保温する
ことができ、ガラスウール等の断熱材も必要がない炊飯
器を提供できる。
けられているので、熱が拡散せず低消費電力で保温する
ことができ、ガラスウール等の断熱材も必要がない炊飯
器を提供できる。
【図１】本考案の一実施例を示す炊飯器の概略断面図で
ある。
ある。
【図２】同じく他の実施例を示す炊飯器の概略断面図で
ある。
ある。
【図３】従来例を示す炊飯器の概略断面図である。
１ 本体 ２ 内釜 ３ 保護枠 ４ 放熱リング ５ 誘導加熱コイル ６ 発熱体
Claims (1)
- 【請求項１】 本体（１）に内釜（２）を収納する保護
枠（３）を固定し、保護枠（３）は非磁性材で形成し、
保護枠（３）底部に誘導加熱コイル（５）を配設すると
ともに、保護枠（３）内部の側面上部に発熱体（６）を
取り付けた放熱リング（４）を配設したことを特徴とす
る炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992026805U JP2573959Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992026805U JP2573959Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 炊飯器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588424U JPH0588424U (ja) | 1993-12-03 |
| JP2573959Y2 true JP2573959Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12203517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992026805U Expired - Fee Related JP2573959Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573959Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100425135B1 (ko) * | 2002-06-17 | 2004-03-30 | 엘지전자 주식회사 | 유도가열 전기밥솥의 자력선 차폐판 고정구조 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0783732B2 (ja) * | 1990-09-14 | 1995-09-13 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱炊飯器 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP1992026805U patent/JP2573959Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0588424U (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |