JP3414344B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

Info

Publication number
JP3414344B2
JP3414344B2 JP34756999A JP34756999A JP3414344B2 JP 3414344 B2 JP3414344 B2 JP 3414344B2 JP 34756999 A JP34756999 A JP 34756999A JP 34756999 A JP34756999 A JP 34756999A JP 3414344 B2 JP3414344 B2 JP 3414344B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
heat
storage body
case
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34756999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001161553A (ja
Inventor
徹 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP34756999A priority Critical patent/JP3414344B2/ja
Publication of JP2001161553A publication Critical patent/JP2001161553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414344B2 publication Critical patent/JP3414344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お米と水とが収容
された内鍋を加熱して炊飯を行い、その後、所定の温度
に保温する機能を有する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような炊飯器の一例が特許公報第
2638455号に記載されている。その炊飯器は、図
6に示すように、内鍋61を収容する器体62と、この
器体62を上方から覆う蓋体63とを設けて炊飯器本体
64が構成されている。器体62は、内鍋61を囲う内
ケース62aと、この内ケース62aを囲う外ケース6
2bとから成る二重壁構造で形成されている。
【0003】器体62内には、その底部側に、内鍋61
の底壁が上方から密着する熱板タイプの加熱ヒータ65
が設けられ、このヒータ65への通電によって、炊飯加
熱運転や、炊き上がった後の保温運転が行われる。な
お、内ケース62aの外周には、内鍋61の円筒状周壁
の略中間高さに対応する位置に保温ヒータ66がさらに
設けられ、保温運転中にはこの保温ヒータ66へも通電
されて、内鍋61内の全体が所定の保温温度に均一に保
持される。さらに、内ケース62aの外周には、例えば
ガラスウール等から成る断熱材67が巻装されて、炊飯
加熱運転や保温運転時における周囲への熱放散を抑える
ようになっている。
【0004】一方、蓋体63も、内鍋61の上端面に沿
う内ケース63aと、この内ケース63aを上方から覆
う外ケース63bとを設けて上記同様に二重壁構造で形
成されている。さらに、内ケース63aの下側には金属
製の放熱板68が取付けられており、保温運転中には、
蓋体63内に設けられている蓋ヒータ69によってこの
放熱板68が加熱される。これにより、内鍋61内から
立ち上がる蒸気が蓋体63の内面に接して結露すること
が防止される。また、この蓋体63の内ケース63aと
外ケース63bとの間には、上記した蓋ヒータ69や、
蒸気を外部に放出するための蒸気放出口70を除く領域
に、前記同様の断熱材71を設けて上方への熱放散を抑
えるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の炊飯器のように、炊飯器本体64内からの周囲への
熱放散を抑えるため、単に断熱材67・71を内鍋61
の外周領域や上方領域に配置しただけでは、炊飯加熱運
転やその後に続く保温運転での全体の電力消費量を充分
には抑えることができないという問題を有している。
【0006】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的は、電力消費をより低減することが可
能な炊飯器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
の炊飯器は、内鍋が収容される器体内に内鍋を加熱する
加熱手段を設ける一方、器体の上面に装着される蓋体
を、内鍋の上方を覆う内ケースと、この内ケースを上方
から囲う外ケースとを設けて形成した炊飯器において、
内ケースと外ケースとの間に、潜熱蓄熱材を密閉状の包
体に収納して成る蓄熱体を設けるとともに、この蓄熱体
の温度変化を検出する蓄熱体温度センサを、蓄熱体にお
ける後方の端面に密着させて設保温運転時への切換
え後は、蓄熱体からの放熱量のみで内鍋の上部側の加熱
を行い、かつ、蓄熱体の温度低下が蓄熱体温度センサで
検出されると、器体を形成するための肩ケースの上端内
周側に設けられた肩ヒータへの通電を開始するように構
成してあることを特徴としている。
【0008】請求項2の炊飯器は、内鍋が収容される器
体内に内鍋を加熱する加熱手段を設ける一方、器体の上
面に装着される蓋体を、内鍋の上方を覆う内ケースと、
この内ケースを上方から囲う外ケースとを設けて形成し
た炊飯器において、内ケースと外ケースとの間に、潜熱
蓄熱材を密閉状の包体に収納して成る蓄熱体を設け、こ
の蓄熱体の温度変化を検出する蓄熱体温度センサを設
け、蓄熱体と放熱板との間に蒸気通路を設け、蒸気通路
を流れる蒸気の保有する熱が蓄熱体に付与されて蓄熱さ
れる状態に構成するとともに、蓋体の中央に蒸気放出孔
を設け、かつ、放熱板の少なくとも外周側部分に蒸気孔
を設けてあることを特徴としている。
【0009】請求項1及び2の構成によれば、上記潜熱
蓄熱材として、融点が炊き上げ温度と所定の保温温度と
の間のものを選定することで、炊飯加熱運転時に内鍋か
らの上方への放散熱量を上記蓄熱体に蓄熱し、保温運転
に移行すると、この蓄熱熱量を放出させて、この熱で内
鍋の加熱を行うようにすることができる。
【0010】すなわち、上記のような蓄熱体によって、
炊飯加熱運転時の放散熱量を保温運転時に活用すること
ができ、その分、保温運転時における加熱手段への通電
量(電力消費量)をより小さくすることが可能になっ
て、全体的な電力消費量を低減することができる。
【0011】なお、温度が上昇した内鍋からは、外周側
に向かう放散熱量よりも上方に向かう放散熱量の方が大
きいことから、蓄熱体を上記のように蓋体に設けること
によって、炊飯加熱運転時に、より多量の熱量をこの蓄
熱体に蓄熱させることができ、これを保温運転時に内鍋
の加熱に活用することで、省エネ効果がをより大きくす
ることができる。
【0012】請求項1の構成によれば、蓄熱体の温度変
化を検出する蓄熱体温度センサを、蓄熱体における後方
の端面に密着させて設けてあるから、例えば、炊飯加熱
運転から保温運転への切換え後には、当初は肩ヒータへ
の通電を行わずに、蓄熱体からの放熱量のみで、放熱板
および内鍋の上部側の加熱を行い、潜熱蓄熱材の全てが
液体から固体に相変化した後にこの蓄熱体の温度低下が
検出されたときに肩ヒータへの通電を開始するようにす
ることができる。これによって、潜熱蓄熱材に蓄熱され
た熱量がより有効に活用されることになるので、経済性
がさらに向上する。
【0013】請求項2の構成によれば、蓄熱体と放熱板
との間に蒸気通路を設け、蓋体の中央に蒸気放出孔を設
け、かつ、放熱板の少なくとも外周側部分に蒸気孔を設
けてあるあるから、内鍋内で発生した蒸気は、放熱板に
形成されている蒸気通過穴と、蒸気通路とを通して蒸気
放出孔へと流れ、この蒸気放出孔から蓋体外ケースの上
方へと放出されるようになる。また、蒸気通路を流れる
蒸気の保有する熱が蓄熱体に付与されて蓄熱される状態
に構成してあるので、蓄熱効率がさらに向上し、ひいて
は炊飯加熱運転から保温運転にいたる全体のエネルギ効
率がさらに向上するようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕 次に、本発明の一実施形態について図1を参照しつつ詳
細に説明する。同図において1は、内部に内鍋収容空間
を有する炊飯器本体であって、この炊飯器本体1は、上
記内鍋収容空間に収容された有底筒状の内鍋2の底壁2
aおよび略円筒状の周壁2bを囲う器体3と、この器体
3の上部に開閉自在に取付けられて内鍋2の上方を囲う
蓋体4とを設けて構成されている。
【0015】器体3は、有底筒状の外ケース5と、内鍋
2の底壁2aおよび周壁2bを囲う内ケース6と、これ
らケース5・6の各上端側を相互に連接する肩ケース7
とを設けて形成され、これらの間の空間は機器配設空間
8として形成されている。
【0016】この機器配設空間8には、内ケース6の中
心線上における底部側に、底センサユニット9が配置さ
れている。このユニット9には、その上端側のセンサ取
付部9a内にサーミスタ等からなる温度センサが設けら
れている。センサ取付部9aは上下動可能に構成され、
バネによってその上限位置に位置するように付勢されて
いる。内鍋2の装着時に、この内鍋2の底壁2aによっ
てやや押し下げられた状態となり、これによって、上記
温度センサが内鍋2の底壁2aに下側から密着した状態
で、この内鍋2の温度が検出される。
【0017】上記底センサユニット9の回りには、シー
ズヒータ11aが平面視で略円形状に埋め込まれた熱板
タイプの炊飯用ヒータ(加熱手段)11が設けられてい
る。この炊飯用ヒータ11は、内鍋2の底壁2aに下側
から密着する略平板状の底加熱部11bと、この底加熱
部11bの周縁から、内鍋2の湾曲部2cに密着するよ
うに球面に沿って上方に立ち上がる底部外周側加熱部1
1cとを有する形状に形成されている。
【0018】また、炊飯用ヒータ11よりも上方におけ
る内ケース6の外周には、抵抗加熱式のヒータ線から成
る保温ヒータ12が巻装されている。さらに、肩ケース
7の上端内周側には、後述する放熱板26を加熱してこ
の放熱板26での結露を防止するための肩ヒータ13が
設けられている。
【0019】なお、器体3の前面側(図において左側)
は前方への膨出状に形成され、その上部側が操作表示部
14として形成されている。すなわち、この部位におけ
る前面壁の内側に液晶パネル15が斜めに傾斜させて配
置され、この液晶パネル15の内側に、運転制御装置と
してのマイクロコンピュータ等が搭載された制御回路基
板16が設けられている。この基板16には、操作スイ
ッチ17が複数並べて取付けられており、これら操作ス
イッチ17を押下操作することによって、その操作に応
じた運転モードでの炊飯加熱運転が上記運転制御装置に
よって制御される。
【0020】前記蓋体4は、この炊飯器本体1の上面外
装体を構成する外ケース(以下、蓋体外ケースという)
21と、この蓋体外ケース21の内側に取付けられた内
ケース(以下、蓋体内ケースという)22とを設けて形
成されている。これらケース21・22はそれぞれ合成
樹脂から成り、その略中心箇所には、蓋体外ケース21
と蓋体内ケース22とを貫通する調圧弁ユニット23が
取付けられている。内鍋2内で発生した蒸気がこの調圧
弁ユニット23を通して外部に放出されることで、内部
が所定圧力以下に保持される。
【0021】そして、この調圧弁ユニット23の周囲
は、蓋体外ケース21と蓋体内ケース22とを相互に離
間させた形状として、この間に断熱空間が形成されてい
る。この断熱空間に、潜熱蓄熱材24aを密閉状の包体
24bに収容して形成された蓄熱体24が配置されてい
る。潜熱蓄熱材24aは、後述する保温温度72℃より
も若干高い温度で、固体−液体間の相変化を生じる例え
ば酢酸ナトリウムや重硼酸ナトリウム等を主成分とする
物質から成っている。これを、アルミシートや耐熱性プ
ラスチックシート等から成る密閉状の包体24bに充填
して蓄熱体24が形成されている。
【0022】この蓄熱体24は、その下側の面を蓋体内
ケース22の上面に密着させて取付けられている。ま
た、この蓄熱体24aの上面と蓋体外ケース21との間
には、所定の空隙を設けて、この部位が空気断熱層25
として形成されている。
【0023】なお、上記の蓋体4は、その後端側(図に
おいて右端側)で肩ケース7の上端にヒンジ機構26を
介して回動自在に取付けられている。一方、蓋体4の前
端側には、器体3の上面開口を覆う閉位置(図示の位
置)で、この蓋体4を器体3にロックするためのロック
機構27が設けられている。さらに、前記した調圧弁ユ
ニット25の下端面に、径方向外方に拡がる金属薄板製
の放熱板28が取付けられている。
【0024】この放熱板28は、その外周側が、蓋体4
の閉蓋時に、内鍋2の上端縁を越えて外側に延びる形状
に形成されている。さらに、外周側端部は内鍋2の外側
を下方に垂下する形状に形成され、その下端部が、前記
肩ヒータ13に上方から当接するようになっている。こ
れにより、この肩ヒータ13への通電によって放熱板2
8の全体が加熱されるように構成されている。
【0025】一方、前記器体3内における内ケース6の
外周に、上記とほぼ同様に構成された蓄熱体31が設け
られている。この蓄熱体31は、前記保温ヒータ12よ
りもやや上方の高さ位置から、前記炊飯用ヒータ11の
底部に対応する高さまでの範囲にわたって、その内面を
内ケース6の外周面に密着させて取付けられている。な
お、内ケース6の底部側、したがって蓄熱体31の底部
内周側は、炊飯用ヒータ11における前記した底部外周
側加熱部11bの外周面に沿う略球面状に形成され、こ
の蓄熱体31が、炊飯用ヒータ11の底部外周側に対し
て、より広い面積で近接して対面するように構成されて
いる。
【0026】さらに、上記形状の蓄熱体31の上方およ
び外方を囲う例えばガラスウール等からなる断熱体(断
熱部材)32が、この蓄熱体31の上面および外周面に
それぞれ密着させた形状で設けられている。
【0027】上記構成の炊飯器では、お米と水とが収容
された内鍋2が器体3にセットされたときの炊飯加熱運
転が次のように行われる。すなわち、炊飯用ヒータ11
への通電が開始され、これに伴って内鍋2の温度が上昇
してお米と水とが加熱されて沸騰温度(炊き上がり温
度)に達したことが検出されると、ほぼこの温度に保持
するような通電量の制御が行われる。さらに、この状態
で水がお米に次第に吸収され、水が無くなって炊き上げ
状態になると、内鍋2に上記沸騰温度からの急激な温度
上昇変化が生じる。このような温度変化が検出される
と、内鍋2の温度を沸騰温度付近まで低下させるように
炊飯用ヒータ11への通電制御が行われ、この状態を所
定時間維持して、炊き上がったご飯の蒸らしが行われ
る。
【0028】こうしてご飯の炊き上げを終了すると、保
温運転に自動的に移行する。この保温運転では、炊飯用
ヒータ11への通電を停止させ、前記保温ヒータ12へ
の通電を開始して、炊き上げ後のご飯を例えば72℃程
度の保温温度に保持する。また、肩ヒータ13への通電
も開始されて、前記放熱板28が加熱される。これによ
り、放熱板28での結露が防止され、内鍋2内の加熱保
温が上方からも効果的に行われる。
【0029】ところで、蓋体4と器体3とに前記したよ
うな蓄熱体24・31が設けられた上記炊飯器では、炊
飯加熱運転時に、内鍋2からの周囲への放散熱量が各蓄
熱体24・31にそれぞれ蓄熱され、この蓄熱熱量が、
保温運転時に内鍋2側に向かって放熱される。すなわ
ち、まず、蓋体4側の蓄熱体24について説明すると、
炊飯加熱運転時に内鍋2の温度が上昇すると、この内鍋
2からの上方への放熱熱量によって蓄熱体24が加熱さ
れ、この蓄熱体24の温度も上昇する。そして、この蓄
熱体24の温度が、内部に収容されている潜熱蓄熱材2
4aの融点に達すると、それまで固体であった潜熱蓄熱
材24aが次第に液体に変化する。このような相変化が
潜熱蓄熱材24aの全体にわたって生じる間、内鍋2か
らの放熱熱量が、この潜熱蓄熱材24aの融解熱となっ
てこの潜熱蓄熱材24aに吸収される。なお、潜熱蓄熱
材24aの全体が液相に変化した後には、その後の内鍋
2側からの放熱熱量に応じて蓄熱体24の温度上昇が生
じることになる。
【0030】こうして、炊飯加熱運転時に潜熱蓄熱材2
4aに固体から液体への相変化が生じ、その後に保温運
転に移行すると、内鍋2内の温度低下と共に蓄熱体24
の温度も低下し、その過程で蓄熱体24が上記した融点
の温度まで低下すると、以降は、この蓄熱体24の温度
は、内部の潜熱蓄熱材24aの全てが液体から固体に相
変化するまで、この融点温度で保持される。そして、こ
のときに内鍋2内の温度が蓄熱体24の温度よりも低下
すると、この蓄熱体24から内鍋2側への放熱が生じ
る。すなわち、蓄熱体24での液体から固体への相変化
に伴って放出される凝固熱が、蓄熱体24から内鍋2側
へと供給され、したがって、このとき、蓄熱体24は、
内鍋2内を所定の保温温度に保持するための加熱熱源と
して機能する。
【0031】この結果、保温運転時には、炊飯用ヒータ
11や保温ヒータ12、肩ヒータ13への通電電力を上
記蓄熱体24から供給される熱量に応じて小さくするこ
とができる。すなわち、炊飯加熱運転時における周囲へ
の放散熱量が蓄熱体24に蓄熱され、これが、保温運転
時の加熱熱量として活用されるので、全体的な消費電力
が節約されて、より経済的な炊飯運転を行わせることが
可能になっている。
【0032】なお、蓄熱体24とその上方の蓋体外ケー
ス21との間には空気断熱層25が設けられていること
によって、温度が上昇した蓄熱体24と蓋体外ケース2
1とに、より大きな温度差が生じた状態でも、この蓄熱
体24から蓋体外ケース21側に向かって流れる熱量は
小さく抑えられる。これによって、炊飯加熱運転時に
は、良好な蓄熱効率で蓄熱体24への蓄熱が行われ、保
温運転時には、蓄熱体24による内鍋2側の加熱効率も
より良好に維持される。
【0033】また上記では、蓄熱体24の下面を蓋体内
ケース22に密着させて取付け、これらの間に熱貫流抵
抗となるような空間を介在させない構成となっている。
これによっても、蓄熱体24と内鍋2側との熱伝達効率
が向上し、また、この蓄熱体を24が内鍋2側に極力近
づいて位置することで、内鍋2側と蓄熱体24との間の
領域から径方向外側へ向かう放散熱量が少なくなる。し
たがって、これによっても蓄熱体24と内鍋2側と間の
熱伝達効率が向上するので、より大きな省エネ効果を得
ることができる。
【0034】一方、器体3側でも、内ケース6の外周に
設けられている蓄熱体31において、上記と同様に、炊
飯加熱運転時に、内鍋2からの周囲への放散熱量がこの
蓄熱体31に蓄熱され、これが、保温運転時に内鍋2側
に放熱されて、この放熱熱量が内鍋2の加熱に寄与す
る。したがって、これによっても、保温運転時における
炊飯用ヒータ11や保温ヒータ12等への通電電力をよ
り小さくすることができ、したがって、さらに全体的な
消費電力を節約することが可能になっている。
【0035】特に、この蓄熱体31の下部側は、炊飯加
熱運転時に最も高温となる炊飯用ヒータ11の底部外周
側に沿う形状として、この炊飯用ヒータ11からの受熱
面積を極力広くし、また、その容量も大きくした構成と
しているので、炊飯加熱運転時にこの蓄熱体31にもよ
り良好な蓄熱効率で蓄熱され、また、蓄熱量も大きなも
のとなる。この結果、保温運転時には、この蓄熱体31
が熱容量の大きな加熱源として機能し、これによっても
さらに経済性を向上することが可能となっている。
【0036】〔実施形態2〕 次に、本発明の他の実施形態について図2を参照して説
明する。なお、説明の便宜上、図1を参照して説明した
前記実施形態1と同一の機能を有する部材には同一の符
号を付記して、詳細な説明を省略する。後述するさらに
他の実施形態においても同様とする。
【0037】本実施形態における炊飯器も、図2に示す
ように、蓋体4内および器体3内に、それぞれ前記同様
の蓄熱体24・31を配置して構成されている。但し、
蓋体4における蓄熱体24と蓋体外ケース21との間に
は、前記空気断熱層25に代えて、真空断熱部材41が
設けられている。この真空断熱部材33は、例えばステ
ンレス薄鋼板を蓄熱体24と蓋体外ケース21との間の
空間を囲う形状に成形し、この成形体の内部空間を真空
排気して密閉状に形成したものであって、全体的な厚さ
寸法が小さなものであっても、内部の真空層によって優
れた断熱性能が得られる。
【0038】さらに、上記蓋体4内には、蓄熱体24に
おける後方(図において右方)の端面に密着させて、蓄
熱体温度センサ42が配置されている。この温度センサ
42によって、蓄熱体24の温度変化が検出される。
【0039】一方、器体3内に前記実施形態1と同様に
蓄熱体31を設けるに当たって、本実施形態では、内鍋
2における周壁2bの略中間の高さ位置で、内ケース6
が上部ケース6aと下部ケース6bとに上下に分割形成
されている。そして、下部ケース6bの外周側は二重壁
構造に形成されている。すなわち、この下部ケース6b
の外側に、密閉状の空間を形成するように蓄熱材収容ケ
ース6cが付設されている。この密閉状の空間に前記同
様の潜熱蓄熱材31aを充填してこの蓄熱体31が構成
されている。
【0040】したがって本実施形態では、上記のように
密閉状の空間を形成する下部ケース6bと蓄熱材収容ケ
ース6cとで、潜熱蓄熱材31aを収容するための包体
が形成されている。この場合、蓄熱体31を上記のよう
な位置に設けるに当たり、潜熱蓄熱材31aを上記の空
間に充填するだけで、この蓄熱体31専用の取付部材等
を別途必要としないので、全体的な構成が簡単になり、
また、組立作業も容易になる。
【0041】なお、上記した下部ケース6bは、その底
壁が、前記底センサユニット9と炊飯用ヒータ11にお
ける電極端子部11dとがそれぞれ貫通する領域を除い
て、炊飯用ヒータ11を下側から覆う形状に形成されて
いる。そして、この下部ケース6bは、例えばアルミメ
ッキ鋼板などの熱伝導が良好な金属板で形成されてい
る。すなわち、炊飯用ヒータ11に通電して加熱したと
き、この炊飯用ヒータ11からの下方への放散熱量が、
下部ケース6bの底壁を通して蓄熱体31へと伝達され
るように構成されている。
【0042】一方、蓄熱体31は、炊飯用ヒータ11に
おける前記底加熱部11aよりもやや下側の高さ位置か
ら、内鍋2の周壁2bの途中までの領域にわたって設け
られている。そして、前記実施形態1においては、この
ような領域に設けられた蓄熱体31の上端側に保温ヒー
タ12が設けられていたが、本実施形態ではこのような
保温ヒータを備えない構成となっている。
【0043】このような構成の炊飯器においても、前記
実施形態1と同様に、炊飯加熱運転時に、内鍋2および
炊飯ヒータ11からの周囲への放散熱量が各蓄熱体24
・31にそれぞれ蓄熱され、この蓄熱熱量が、保温運転
時に内鍋2側に向かって放熱されて保温運転時の加熱熱
量として活用されるので、全体的な消費電力が節約され
て、経済的な炊飯運転が行われる。
【0044】特に、蓋体4側では、蓄熱体24の外側に
真空断熱部材41が設けられているので、温度が上昇し
た蓄熱体24から、その外側の蓋体外ケース21への熱
の伝達が極力小さく抑えられ、したがって、炊飯加熱運
転時の蓄熱体24への蓄熱効率、および、保温運転時の
蓄熱体24から内鍋2側の加熱効率がさらに向上したも
のとなる。
【0045】また本実施形態においては、上記蓄熱体2
4の温度変化を検出する蓄熱体温度センサ42が設けら
れているので、炊飯加熱運転から保温運転への切換え後
には、例えば当初は肩ヒータ13への通電を行わずに、
蓄熱体24からの放熱量のみで、放熱板28および内鍋
2の上部側の加熱を行い、潜熱蓄熱材24aの全てが液
体から固体に相変化した後にこの蓄熱体24の温度低下
が検出されたときに肩ヒータ13への通電を開始するよ
うにすることができる。これによって、潜熱蓄熱材24
aに蓄熱された熱量がより有効に活用されることになる
ので、経済性がさらに向上する。
【0046】また、蓄熱体24の蓄熱熱量が低下して熱
源として充分機能しなくなった時点を検出して肩ヒータ
13への通電を開始することで、この切換前後の間も内
鍋2内には温度変動を殆ど生じさせずに所定の保温温度
で保持することができるので、よりおいしいご飯の保温
状態が維持される。
【0047】一方、器体3側でも、蓄熱体31によって
炊飯加熱運転時の蓄熱と保温運転時の放熱とが上記同様
に行われ、これによって、消費電力が節約され経済性が
向上する。なお、保温運転時に、仮に、潜熱蓄熱材31
aの全てが液体から固体に相変化して温度の低下が生じ
始め、このために、蓄熱体31から内鍋に付与される熱
量が少なくなると、これに伴う内鍋2の温度低下が底セ
ンサユニット9で検出される。そして、これに基づい
て、炊飯用ヒータ11への通電量を大きくする制御が行
われることになる。これに伴い、炊飯用ヒータ11か
ら、その外周側および下方へ放散する熱量も大きくな
り、これが、蓄熱体31に付与される。この結果、蓄熱
体31の温度低下が抑えられる。
【0048】すなわち、炊飯加熱運転時の蓄熱熱量が蓄
熱体31から放出された後でも、その後の炊飯用ヒータ
11への通電量の増加に伴って、例えば潜熱蓄熱材31
aが固液混合状態で保持されるような制御状態とするこ
とができる。このとき、蓄熱体31はその全体にわたっ
てほぼ潜熱蓄熱材31aの融点温度で保持される。これ
により、この蓄熱体31の上端側もこの温度で保持さ
れ、これが加熱源として機能して、この領域における内
鍋2の周壁2bが加熱される。
【0049】つまり、炊飯用ヒータ11からの放散熱量
を、蓄熱体31を介して内鍋2の周壁2bに付与して加
熱するようにすることができ、これによって、内鍋2の
周壁2bの回りに前記実施形態1における保温ヒータ1
2が格別設けられていなくとも、内鍋2の全体をより均
一な加熱状態として所定の保温温度に保持することがで
きる。したがって、このように保温ヒータを格別設けな
い構造とすうことで、全体的な構成が簡単になり、製作
費をより安価なものとすることができる。
【0050】〔実施形態3〕 次に、本発明のさらに他の実施形態について図3を参照
して説明する。同図に示すように、本実施形態に係る炊
飯器は、炊飯加熱運転時に加熱される内鍋2からの熱の
放散が多い上方側、すなわち蓋体4内にのみ、蓄熱体2
4を設けて構成されている。そして、この場合の蓄熱体
24は、その下面を金属薄板で形成し、この板を放熱板
28として形成して、前記同様に、この放熱板28の外
周端側が、閉蓋時に肩ヒータ13に上方から当接するよ
うに構成されている。したがって、本実施形態では、潜
熱蓄熱材24aを収容する密閉状の包体の一部が、上記
放熱板28によって構成されている。また、本実施形態
の炊飯器では、前記各実施形態における蓋体内ケース2
2も設けられておらず、この内ケースとしての機能も、
上記放熱板28が兼用する構成となっている。
【0051】なお、蓄熱体24における上面には、熱伝
導率の小さな金属板から成る遮熱板(断熱部材)43が
さらに配設されている。この遮熱板43と蓋体外ケース
21との間に所定の空間が設けられ、この空間は、前記
実施形態1と同様に空気断熱層25として形成されてい
る。また、蓋体4における略中央の調圧弁ユニット23
には、その下端に蒸気口キャップ44が取付けられてい
る。
【0052】一方、器体3内には、底センサユニット9
を囲うようにドーナツ状に巻装された第1の電磁誘導コ
イル11Aが、内ケース6の底壁に下側から近接させて
配置されている。また、内ケース6における底部外周側
の湾曲部に沿うように、第2の電磁誘導コイル11B
が、さらに、その上方における内ケース6の円筒部外周
の下端側に、第3の電磁誘導コイル11Cがそれぞれ設
けられている。これらコイル11A〜11Cによって、
前記各実施形態1・2における熱板タイプの炊飯用ヒー
タ11に代わる加熱手段が構成されている。各コイル1
1A〜11Cに通電すると、内鍋2に渦電流が発生し、
これによって、内鍋2が加熱されて、前記して炊飯加熱
運転や保温運転が行われる。なお、第3電磁誘導コイル
11Cの上方には、前記実施形態1と同様の保温ヒータ
12が設けられ、この保温ヒータ12を外側から覆うよ
うに、例えばガラスウールなどから成る断熱材45が巻
装されている。
【0053】上記構成の炊飯器においても、前記各実施
形態1・2と同様に、炊飯加熱運転時に、内鍋2からの
上方への放散熱量が蓄熱体24に蓄熱され、この蓄熱熱
量が、保温運転時に内鍋2側に向かって放熱され保温運
転時の加熱熱量として活用されるので、全体的な消費電
力が節約されて、経済性が向上する。
【0054】しかも、内鍋2の上端開口を上方から塞ぐ
ように、この上端開口とほぼ面一の高さに位置する放熱
板28が、蓄熱体24における下面側の包体として一体
的に形成され、したがって、蓄熱体24の外周側と内鍋
2の上端面との間の隙間寸法も極力小さな構成となって
いる。このため、この間を通しての外方への熱放散が小
さく抑えられる。
【0055】また、蓄熱体24と蓋体外ケース21との
間には遮熱板43と空気断熱層25とが設けられてお
り、これによって、蓄熱体24から上方に向かう熱の放
散も極力小さく抑えられた状態で、放熱板28を介して
蓄熱体24と内鍋2内との間での熱の授受が直接的に行
われる。この結果、炊飯加熱運転時における蓄熱効率お
よび保温運転時の内鍋2側の加熱効率がさらに良好にな
って全体的なエネルギ効率が向上する。
【0056】また上記では、放熱板28が蓄熱体24の
包体としての機能を兼用する構成であるので、全体的な
構成部品点数が少なくなり、これによって組立作業が容
易になると共に、全体的な製作費をより安価なものとす
ることができる。
【0057】〔実施形態4〕 図4には、本発明のさらに他の実施形態における炊飯器
の上部後方側の断面図を示している。この炊飯器の蓋体
4には、前記とほぼ同様に蓄熱体24が設置されてい
る。そして、この蓄熱体24と放熱板28との間に蒸気
通路46が設けられている。内鍋2内で発生した蒸気
は、図中矢印で示すように、放熱板28に形成されてい
る蒸気通過穴28a…と、蒸気通路46とを通して調圧
弁ユニット23へと流れ、この調圧弁ユニット23から
蓋体外ケース21の上方へと放出されるように構成され
ている。その他の構成は図3を参照して説明した前記実
施形態3と同様である。
【0058】この構成によれば、蓄熱体24の下面が蒸
気通路46に面しているので、この蒸気通路46を流れ
る蒸気が保有する熱も、蓄熱体24に付与されて蓄熱さ
れる。これによって蓄熱効率がさらに向上し、ひいては
炊飯加熱運転から保温運転にいたる全体のエネルギ効率
がさらに向上する。
【0059】〔実施形態5〕 図5には、本発明のさらに他の実施形態における蓋体4
を示している。この蓋体4には、前記各実施形態同様の
蓄熱体24が設けられ、この蓄熱体24の上方には、こ
れに隣接させて、前記実施形態2とほぼ同様に形成され
た真空断熱部材41が取付けられている。そして、これ
ら蓄熱体24と真空断熱部材41とは、蓋体外ケース2
1からの着脱自在に構成されている。
【0060】すなわち、これらは、例えば前記図4に示
している蒸気口キャップ44を調圧弁ユニット23に取
付けることで、この蒸気口キャップ44によって蓋体外
ケース21内に固定されている。そこで、まず蒸気口キ
ャップ44を外し、次いで、蓄熱体24と真空断熱部材
41とを下側に引く操作を行うことで、蓄熱体24と真
空断熱部材41との中心貫通穴と、調圧弁ユニット23
の外周との係合状態が容易に外れ、これら蓄熱体24と
真空断熱部材41とが一体となって蓋体外ケース21内
から下方向に取り外される。
【0061】こうして取り外した蓄熱体24と真空断熱
部材41とは、その外面を丸洗いすることが可能であ
り、これによって、この蓋体4はその細部まで清潔に維
持することができる。
【0062】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記各形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能
である。例えば電磁誘導コイルを設けて内鍋を加熱する
IH型の炊飯器については、実施形態3に蓋体4にのみ
蓄熱体を設けた構成を例に挙げたが、このIH型炊飯器
でも、蓄熱体を器体内にも設けて構成することが可能で
ある。また、蓄熱体を蓋体には設けずに器体内にだけ設
けた構成等とすることも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の炊飯器において
は、内鍋を上方から覆う蓋体の内ケースと外ケースとの
間、および/又は内鍋が収容される器体の内ケースと外
ケースとの間に潜熱蓄熱材を収容して成る蓄熱体が設け
られているので、炊飯加熱運転時に内鍋からの放散熱量
を蓄熱体に蓄熱し、保温運転でこの蓄熱熱量を放出させ
て、この熱で内鍋の加熱を行うようにすることができ
る。すなわち、上記のような蓄熱体によって、炊飯加熱
運転時の放散熱量を保温運転時に活用することができ、
その分、保温運転時における加熱手段への通電量をより
小さくすることが可能となって、全体的な電力消費量を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における炊飯器の縦断面図
である。
【図2】本発明の他の実施形態における炊飯器の縦断面
図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器の
縦断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態における炊飯器の
要部断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態での炊飯器におけ
る蓋体を示すもので、蓋体外ケースからの蓄熱体と真空
断熱部材とを取り外した状態を示す断面図である。
【図6】従来の炊飯器の縦断面図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 内鍋 3 器体 4 蓋体 5 器体外ケース 6 器体内ケース7 肩ケース 11 炊飯用ヒータ(加熱手段)13 肩ヒータ 21 蓋体外ケース 22 蓋体内ケース 23 蒸気放出孔 24 蓄熱体 24a 潜熱蓄熱材 24b 包体 28 放熱板 28a 蒸気孔 31 蓄熱体 31a 潜熱蓄熱材 32 断熱体(断熱部材) 41 真空断熱部材 42 蓄熱体温度センサ 43 遮熱板(断熱部材) 46 蒸気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103 A47J 27/00 109

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋が収容される器体内に内鍋を加熱す
    る加熱手段を設ける一方、器体の上面に装着される蓋体
    を、内鍋の上方を覆う内ケースと、この内ケースを上方
    から囲う外ケースとを設けて形成した炊飯器であって、 上記内ケースと外ケースとの間に、潜熱蓄熱材を密閉状
    の包体に収納して成る蓄熱体を設けるとともに、この蓄
    熱体の温度変化を検出する蓄熱体温度センサを、前記蓄
    熱体における後方の端面に密着させて設保温運転時への切換え後は、前記蓄熱体からの放熱量の
    みで前記内鍋の上部側の加熱を行い、かつ、前記蓄熱体
    の温度低下が前記蓄熱体温度センサで検出されると、前
    記器体を形成するための肩ケースの上端内周側に設けら
    れた肩ヒータへの通電を開始するように構成してある
    飯器。
  2. 【請求項2】 内鍋が収容される器体内に内鍋を加熱す
    る加熱手段を設ける一方、器体の上面に装着される蓋体
    を、内鍋の上方を覆う内ケースと、この内ケースを上方
    から囲う外ケースとを設けて形成した炊飯器であって、 上記内ケースと外ケースとの間に、潜熱蓄熱材を密閉状
    の包体に収納して成る蓄熱体を設け、この蓄熱体の温度
    変化を検出する蓄熱体温度センサを設け、前記蓄熱体と
    放熱板との間に蒸気通路を設け、 前記蒸気通路を流れる蒸気の保有する熱が前記蓄熱体に
    付与されて蓄熱される状態に構成するとともに、前記蓋
    体の中央に蒸気放出孔を設け、かつ、前記放熱板の少な
    くとも外周側部分に蒸気孔を設けてある炊飯器。
JP34756999A 1999-12-07 1999-12-07 炊飯器 Expired - Fee Related JP3414344B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34756999A JP3414344B2 (ja) 1999-12-07 1999-12-07 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34756999A JP3414344B2 (ja) 1999-12-07 1999-12-07 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001161553A JP2001161553A (ja) 2001-06-19
JP3414344B2 true JP3414344B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=18391116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34756999A Expired - Fee Related JP3414344B2 (ja) 1999-12-07 1999-12-07 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3414344B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071203A (ja) * 2012-01-19 2012-04-12 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172268A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器
JP5359005B2 (ja) * 2008-04-08 2013-12-04 タイガー魔法瓶株式会社 電気炊飯器
JP5634371B2 (ja) * 2011-09-30 2014-12-03 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP6138219B2 (ja) * 2015-11-26 2017-05-31 三菱電機株式会社 加熱調理器
BE1024697B1 (nl) * 2016-10-25 2018-06-01 Probalco Bvba Kookpot met handvatstructuur
JP6870985B2 (ja) * 2016-12-28 2021-05-12 旭ファイバーグラス株式会社 真空断熱材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071203A (ja) * 2012-01-19 2012-04-12 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001161553A (ja) 2001-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5727448A (en) Electric rice cooker
JP3414344B2 (ja) 炊飯器
JP3139474B2 (ja) 電気炊飯器
JP3506097B2 (ja) 電気炊飯器
JPS6025958Y2 (ja) 真空製二重容器
JPH0443143Y2 (ja)
JPS631845B2 (ja)
JP4106837B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPS5926926Y2 (ja) 電気米飯保温容器
JP3147825B2 (ja) 電気炊飯器
JPH02140111A (ja) 炊飯器
JP2996147B2 (ja) 加熱調理用容器
JP3032678B2 (ja) 電気炊飯器
JP2003325323A (ja) 調理容器および調理器
JP2573959Y2 (ja) 炊飯器
JP2012016397A (ja) 炊飯器
JP3132429B2 (ja) 電気炊飯器
JPS608803Y2 (ja) 炊飯ジヤ−の内枠構造
JP3218589B2 (ja) 電磁誘導加熱式調理器
JP2582949Y2 (ja) 誘導加熱式炊飯器
JP2001120430A (ja) 電気貯湯容器
JPH0531719U (ja) 炊飯器
JP2000184958A (ja) 保温釜
JP2000093291A (ja) 炊飯器
JP3505852B2 (ja) 電気炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees