JP6486021B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、被調理物を収容する加熱庫を備えた加熱調理器に関する。
加熱庫内に被調理物を収容して加熱調理を行う加熱調理器には、輻射式の加熱手段により被調理物を加熱するものや、加熱庫内に熱風や蒸気を循環させるコンベクション式の加熱手段により被調理物を加熱するものがある。
加熱庫内に熱風や蒸気を循環させる熱風循環(コンベクション)式の加熱手段により被調理物を加熱するものでは、特許文献1のように熱風や蒸気を被調理物の表面に流れるように噴き出すことで、被調理物を加熱することができる。
特開2013−19594号公報(第7頁、図2)
しかしながら、特許文献1に記載の従来の加熱調理器では、熱風の吹き出し口付近では風速が早いので方向性があるが、その後は拡散してしまい、拡散することで熱風の循環がスムーズにいかず、それにより加熱むらが生じ、被調理物の焼き色が不均一になり調理の仕上がり具合が悪くなる、という課題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、熱風の循環がスムーズに行えて加熱むらが抑制でき、調理の仕上がり具合が良好な加熱調理器を提供することを目的とする。
課題を解決する本発明に係る加熱調理器は、被調理物を収容する、前面が開口した加熱庫と、加熱庫の前面の開口を閉塞する扉体と、加熱庫内で、被調理物を間接的あるいは直接的に載置する受け皿と、被調理物を上方から加熱する第1の加熱手段と、被調理物を下方から加熱する第2の加熱手段と、を備え、受け皿は、扉体に近い側を前側として、上方からみて4辺を有する四角形状をしており、その各辺に底面から立ち上がる側壁が設けられ、前側側壁は、その対辺となる後側側壁よりも高さを高くし、第2の加熱手段は熱風循環式の加熱手段であり、加熱庫の前面の開口と対向する後面に熱風循環用の吹き出し口が設けられ、該吹き出し口の高さは、受け皿の後側側壁よりも高く、前側側壁よりも低い位置に設けられ、吹き出し口は、受け皿の後側側壁よりも前側に突出する風向部材を備え、風向部材は、少なくとも吹き出し口の上方に設けられた上風向部材と、吹き出し口の下方に設けられた下風向部材と、を備え、上風向部材は、下風向部材よりも前方へ突出し、受け皿の底面方向へ向けて傾斜しているものである。
本発明に係る加熱調理器の受け皿は、扉体に近い側を前側として、上方からみて4辺を有する四角形状をしており、その各辺に底面から立ち上がる側壁が設けられ、前側側壁は、その対辺となる後側側壁よりも高さを高くしたので、加熱庫の後側から噴き出される熱風循環(コンベクション)式の加熱手段の熱風が、受け皿前側の側壁により加熱庫上方へ流れるようになり、熱風の循環がスムーズに行えるようになるので、被調理物がむらなく加熱できて、調理の仕上りが良好となる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の全体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫の扉体を引き出した状態の1実施例の斜視図である。 図1に示す線Z−Zで切断した本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を側面側から見た断面図である。 図1に示す線Y−Yで切断した本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫を前面側から見た断面図である。 (a)熱風循環式の加熱手段(第2の加熱手段)の斜視図、(b)熱風循環式の加熱手段(第2の加熱手段)を前面側から見た図である。 (a)図3の断面図の扉体寄りの要部拡大図、(b)図3の断面図の熱風循環式の加熱手段寄りの要部拡大図である。 (a)本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫内に載置される受け皿を上面側から見た図、(b)本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫内に載置される受け皿を側面側から見た図である。 (a)受け皿底面の凸形状の長さの違いを表した図、(b)受け皿底面の熱風の流れを表した図である。 (a)受け皿底面の下向き凸形状の位置で切断した側面側から見た断面図、(b)受け皿底面に被加熱物を直接載置したときの熱風の流れを表した図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫内に受け皿を前後逆向きにいれた状態の側面側から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫の扉体を引き出した状態の他の実施例の斜視図である。
実施の形態1.
(全体の構成)
図1は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の全体を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫の扉体を引き出した状態の1実施例の斜視図、図3は図1に示す線Z−Zで切断した本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を側面側から見た断面図、図4は図1に示す線Y−Yで切断した本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫を前面側から見た断面図、図5(a)は熱風循環式の加熱手段(第2の加熱手段)の斜視図、図5(b)は熱風循環式の加熱手段(第2の加熱手段)を前面側から見た図である。
以下、図1〜図5により本発明の実施の形態1に係る加熱調理器全体の概略構成を説明する。なお、それぞれの図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する場合がある。
図1に示すように、本発明の実施の形態1の加熱調理器100は、本体1の天面に鍋等の調理容器が載置可能な非磁性体、例えば結晶化ガラスからなるトッププレート2bと、その外周に図示しないシリコン系接着剤等で固着された金属、例えばステンレスで構成された枠体2aを備えてなる天板2を備えている。
天板2は、前側に各種の操作入力を行う天板操作部5を備えている。天板操作部5には
複数の操作スイッチ51が設けられている。なお、天板操作部5であるが、この実施の形態では枠体2aに設けられている例を示しているが、これに限定されるものではなく、トッププレート2bに静電スイッチのようなタッチ式のスイッチで設けられていてもよい。
また、トッププレート2bには鍋等の調理容器を載置する加熱口を示す左加熱口3a、右加熱口3b、中央加熱口3cが設けられており、印刷等の表示で示されている。その各加熱口に対応して、トッププレート2b下方の本体1内には、図示しない左加熱手段、右加熱手段、中央加熱手段が配設されている。
このように加熱口が3つ設けられたものは3口タイプの加熱調理器と呼ばれるもので、加熱口に対応する加熱手段は、例えば、3口それぞれが誘導加熱コイルからなる誘導加熱手段とした構成や、その3口の内の1口を誘導加熱手段ではない加熱手段、例えばラジエントヒーターのような電熱線からなる輻射式加熱手段とした構成としてもよく、適宜組合せることが可能である。
それから、トッププレート2bの前側には左加熱口3a、右加熱口3b、中央加熱口3cの設定条件や調理の経過状況等を表示する左加熱口用表示部6a、右加熱口用表示部6b、総合表示部6cが設けられている。
総合表示部6cは、中央加熱口3cの設定条件や調理の経過状況等を表示するだけではなく、後述する庫内に魚等の被調理物を収容して、グリル調理やオーブン調理のような加熱調理をする加熱庫9の設定条件や調理の経過状況等も表示するようになっている。
中央加熱口3cと加熱庫9が同時に使用されている場合は、それぞれの設定条件や調理の経過状況等を交互に表示するようにしてもよいし、区分けされた表示位置にそれぞれの設定条件や調理の経過状況等を同時に表示するようにしてもよい。
左加熱口用表示部6a、右加熱口用表示部6b、総合表示部6cに対応して、トッププレート2b下方の本体1内には、図示しない基板に搭載された表示手段が設けられている。表示手段は液晶(LCD)によるものや、有機電界発光(Electro Luminescence:EL)素子などによるものが使用される。
次に、本体1の前面には、前面操作部4が設けられている。前面操作部4には、加熱調理器の電源を入り切りする電源スイッチ41、それぞれの加熱口の火力を調整するための左加熱口火力調整ノブ4a、右加熱口火力調整ノブ4b、中央加熱口火力調整ノブ4cが備えられている。
天板2の下方で前面操作部4の後方には、電子部品から構成された制御手段を内包した制御基板(図示せず)、さらに、スイッチング素子(図示せず)や整流回路(図示せず)、その他電子部品(図示せず)から構成されたそれぞれの加熱手段用インバーター回路を内包したインバーター基板(図示せず)、後述する加熱庫9の加熱手段である上ヒーター(第1の加熱手段)14及び熱風循環式加熱手段(第2の加熱手段)20に電力を供給する電源基板(図示せず)が配設されている。
前面操作部4の並びに扉体7が設けられている。扉体7は図2に示すように、前面が開口した加熱庫9の前面を閉塞するためのもので、加熱庫9内に取付けられた左固定レール11a及び右固定レール11b(図4参照)、左固定レール11aと対となる左可動レール10a、右固定レール11bと対となる右可動レール10bによって、開閉自在に取付けられている。
なお、本実施の形態では、扉体をレールで引き出す例で説明しているが、これに限定されるものではなく、レールを用いない構成、例えば、図11のように扉体に受け皿を直接取付けて、受け皿を加熱庫内に収容するような構成でもよい。
扉体7は、扉体7に設けられたハンドル7aに手を掛けて引き出せるようになっていて、その引き出しに連動して、被調理物を載置する焼き網60と焼き網60を載置する受け皿30を引き出せるようになっている。
受け皿30は、左可動レール10aと右可動レール10bを連結する可動レール連結兼用受け皿支持部材12aと可動レール連結兼用受け皿支持部材12bによって支持され、扉体7の引き出しに連動して加熱庫9の外へ引き出され、押し込みに連動して加熱庫9内へ収容される。
図3に示すように、扉体7を最も押し込んだ状態で、扉体7の加熱庫9の前面開口と対向する側に設けられたパッキン7dにより加熱庫9の前面開口が閉塞され、加熱庫9で調理が行える状態となる。
加熱庫9の加熱手段は、加熱庫9の上面付近に設けられた、焼き網60に載置された被調理物を上方から加熱するための輻射式の加熱手段である上ヒーター(第1の加熱手段)14と、本体後方に設けられた、被加熱物を主に下方から加熱するための熱風循環(コンベクション)式の加熱手段(第2の加熱手段)20である。
熱風循環(コンベクション)式の加熱手段(第2の加熱手段)20は、空気を加熱する輻射式の熱風循環用ヒーター21と加熱された空気を送風、循環させるためのファン23及びそのファン23を駆動するモーター22を備えている。
モーター22はモーターケース26に収容されていて、モーターケース26内には、モーター22を冷却する図示しない冷却手段が設けられている。モーター22の回動軸に取付けられたファン23は、ファンケース24とヒーター支持板27で囲われた空間、ファン・ヒーター室28に収容されている。
熱風循環用ヒーター21は、ファン23の外周を囲うようにヒーター支持板27に取付けられていている。ファンケース24には、加熱庫9背面に設けられた背面吸気口18と連通するファンケース吸気口24aが設けられている。
モーター22の駆動によりファン23が回転すると、ファンケース吸気口24aから加熱庫9内の空気が吸気され、熱風循環用ヒーター21により加熱され熱風となり、ファンケース24に設けられたファンケース吹き出し口24bから加熱庫9内へ供給される。
また、一部の空気はヒーター支持板27に設けられた連通口29から排出され、排気ダクト25を通過して天板2に設けられた排気口2cから本体1外へ排出される。排気口2cは、空気が流通可能な排気口カバー8a、8bで覆われている(図1参照)。
図3、4に示すように、加熱庫9の上面外側にはランプヒーター13が取付けられていて、上面に設けられた複数の小穴(図示せず)から加熱庫9内を照らすことができるようになっている。
扉体7の前面上方には前面ガラス7bが取付けられており、前面ガラス7bは窓部7cを除き裏面側に塗装されている。窓部7cは透明であり、そこから庫内を見ることができ、ランプヒーター13で照らすことによって、調理の仕上り具合が確認できる。後述する受け皿30の前側側壁32aは、その最も高い位置が窓部7cの最も低い位置よりも高さが低くなっているので、前側側壁32aが調理の仕上り具合を確認する上で邪魔になることはない。
加熱庫9の上面には加熱庫9内に吹き出された熱風を回収する循環風吸気口15が設けられている。循環風吸気口15は加熱庫9の上面が加熱庫9内に突出するように形成され、そこに複数の小穴が設けられて熱風が通過するようになっている。
循環風吸気口15を通過した熱風は一度加熱庫9外へ出て、循環風吸気口15の加熱庫9の庫外に配設された触媒16を通過して煙や臭いが取り除かれた後、上面ダクト17a内を通り、背面ダクト17bを経由して加熱庫9背面に設けられた背面吸気口18と連通するファンケース吸気口24aを通ってファン・ヒーター室28に送られる。
この後、受け皿30の構成を説明した後、さらに詳しく熱風の流れを説明する。
図7(a)は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫内に載置される受け皿を上面側から見た図、図7(b)本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の加熱庫内に載置される受け皿を側面側から見た図、図8(a)受け皿底面の凸形状の長さの違いを表した図、図8(b)受け皿底面の熱風の流れを表した図、図9(a)受け皿底面の下向き凸形状の位置で切断した側面側から見た断面図、図9(b)受け皿底面に被加熱物を直接載置したときの熱風の流れを表した図である。
受け皿30は上面から見て前後が長い四角形状をしており、底面31の4辺からそれぞれ前側側壁32a、後側側壁32b、左側側壁32c、右側側壁32d、が立ち上がっている。底面31は台形になっており、底面31の扉体7寄りの前側の幅Hが、加熱庫9背面寄りの後側の幅Iよりも狭くなっている。
扉体7寄りの前側側壁32aの高さKは、加熱庫9背面寄りの後側側壁32bの高さJよりも高くなっている。左側側壁32c及び右側側壁32dは、前側側壁32aと後側側壁32bを結び後方から前方に向かって昇るように傾斜している。
また、前側側壁32a、後側側壁32b、左側側壁32c、右側側壁32dはそれぞれ底面31から外側へ拡がるように傾斜しながら立ち上がっている。前側側壁32a、後側側壁32b、左側側壁32c、右側側壁32dが立ち上がった先端には、それぞれ前側フランジ36a、後側フランジ36b、左側フランジ36c、右側フランジ36dの平坦部が設けられている。
それから、底面31には底面31を基準として、その面よりも上方に突出する凸形状が設けられている。左側側壁32c寄りに外側上向き凸形状33a、右側側壁32d寄りに外側上向き凸形状33b、それらの内側に内側上向き凸形状34a及び内側上向き凸形状34bがそれぞれ設けられている。
同形状である外側上向き凸形状33a及び外側上向き凸形状33bの長さMは、同形状である内側上向き凸形状34a及び内側上向き凸形状34bの長さLよりも長くなっている。
それぞれの上向き凸形状の間には、底面31を基準として、その面よりも下方に突出する凸形状が設けられている。外側上向き凸形状33aと内側上向き凸形状34aの間には下向き凸形状35a、内側上向き凸形状34aと内側上向き凸形状34bの間には下向き凸形状35b、内側上向き凸形状34bと外側上向き凸形状33bの間には下向き凸形状35cがそれぞれ設けられている。
下向き凸形状35a、35b、35cは同形状であり、図9(a)に示すように後方から前方へ向かって浅くなるように傾斜している。下向き凸形状35a、35b、35cは傾斜しているので平面に置くと受け皿のバランスが悪くなる。そのため、底面31から下方に突出する円形下向き凸形状38a、38bが設けられ、平面に置いたときのバランスが悪くならないようにしている。
受け皿30の構成を基に、加熱庫9内の熱風の流れを詳しく説明すると、ファン・ヒーター室28に吸気された空気は、熱風循環用ヒーター21により加熱されてファン・ヒーター室28を通過しながら熱風となる。
熱風は、モーター22の駆動により回転するファン23によって送風され、前述したファンケース吹き出し口24bから、加熱庫9の背面に設けられてファンケース吹き出し口24bと連通する背面吹き出し口19から加熱庫9内へ供給される。
背面吹き出し口19の周りには、熱風の風向きを整える風向部材が設けられている。図4に示すように、背面吹き出し口19の上方には上風向部材19a、下方には下風向部材19b、加熱庫9を前面からみたとき左側には左風向部材19c、右側には右風向部材19dというように設けられている。
図3、図4に示すように、背面吹き出し口19及び各風向部材19a〜19dは、受け皿30の後側側壁32bよりも高い位置になるように設けられている。図6(b)を基に詳しくいうと、下風向部材19bの加熱庫9の底面からの高さGは、後側側壁32bの加熱庫9の底面からの高さFよりも高い位置となっている。
また、背面吹き出し口19及び各風向部材19a〜19dは、受け皿30の前側側壁32aよりも低い位置になるように設けられている。言い換えると、背面吹き出し口19及び各風向部材19a〜19dよりも前側側壁32aが高くなる。
よって、扉体7に熱風が直接当たりにくくなることから、図6(a)に示すように、基準位置から前側側壁32aまでの高さDよりも、ハンドル7aの一番高い位置までの高さCの低い位置に設けられたハンドル7aの手掛け部71の温度上昇は抑制されることになる。
それから、背面吹き出し口19の上方に設けられた上風向部材19aは、図3及び図6(b)に示すように、受け皿30の後側側壁32bよりも前側に突出している。さらに、上風向部材19aは下風向部材19bよりも前側に突出していて、途中から受け皿30の底面31方向に向けて傾斜していて、熱風が受け皿30の中へ流れやすくなっている。
受け皿30の中へ流れた熱風は、側面方向から見ると、図3に示すように扉体7寄りの前方まで流れる。背面吹き出し口19は前側側壁32aよりも低い位置にあり、さらに上風向部材19aによって底面31方向に向けて流れるので、熱風は前側側壁32aに沿ってスムーズに加熱庫9の上方へ流れる。
側面方向に流れた熱風も、前述したように左側側壁32c及び右側側壁32dが後方から前方に向かって昇るように傾斜しているので、図8(b)に示すように、その側壁によって拡散することなく前方へ流れ、前側側壁32aに沿ってスムーズに加熱庫9の上方へ流れるようになる。
さらに前述したように、底面31の扉体7寄りの前側の幅は、加熱庫9背面寄りの後側の幅よりも狭くなっているので、前方へ向かって狭くなることから、熱風の流れが中央寄りに整流されて加熱庫上方に流れるので循環風吸気口15に導きやすくなっている。また、後方から前方へ流れる熱風の流速低下が抑えられ、これにより熱風の拡散を抑制することができて、よりスムーズな熱風の循環が行える。
よって、スムーズに加熱庫9の上方へ流れた熱風は、循環風吸気口15に到達し、上面ダクト17a内を通り、背面ダクト17bを経由して加熱庫9背面に設けられた背面吸気口18と連通するファンケース吸気口24aを通ってファン・ヒーター室28に送られて、スムーズに循環することで、被調理物がむらなく加熱調理されることになり、調理の仕上りが良好となる。
加熱庫9内で調理をするときは、受け皿30に焼き網60を介して間接的に被調理物を載置して調理するだけでなく、受け皿30に直接的に(直に)被調理物を載置して調理することもある。
図9(b)に示すように受け皿30に直接、被調理物90を載置すると、被調理物90の底面31と対向する面側、外側上向き凸形状33a(33b)と内側上向き凸形状34a(34b)と接する側には熱風が流れにくくなる。
そこで、下向き凸形状35a、35b、35cを設けることで、被調理物90の底面31と対向する面側に空間を作るようにしている。図4に示すように、下向き凸形状35a、35b、35cの左右方向の幅Aよりも左風向部材19cと右風向部材19dの左右の範囲Bのほうが外側まで拡がっているので、熱風は確実に下向き凸形状35a、35b、35cに流れ、被調理物90の底面31と対向する面側が加熱できるようになる。
また、前述したように、下向き凸形状35aの外側に位置する33aと下向き凸形状35cの外側に位置する33bは、内側に位置する34a、34bよりも長いので、下向き凸形状35a、35b、35cを通過した熱風が外側に拡散せず中央寄りに流れて加熱庫上方に流れるので、循環風吸気口15に導きやすくなりスムーズな熱風の循環が行える。
本発明では、受け皿30の配置が重要であるので、受け皿30の前後を間違えて配置された場合、加熱庫9内にうまく収容できなくなるようなポカよけが設けられている。図7(b)に示すように、受け皿30の前側フランジ36aの前端に前垂れ形状37が設けられている。
前垂れ形状37は、図3及び図6(a)に示すように、受け皿30が正しく配置されているときは可動レール連結兼用受け皿支持部材12aに係合するようになっている。しかし、受け皿30の前後を間違えて配置したときには、図10に示すように、扉体7で加熱庫9の前面を閉塞する前に、前垂れ形状37が上風向部材19aに接触する。
それによって扉体7がそれ以上押し込めず、使用者が受け皿30の配置を間違えていることに気付くことができるので、前垂れ形状37を設けることにより受け皿30の誤配置を防止することができる。
以上のように本発明の実施の形態1に係る加熱調理器によれば、受け皿の後側側壁よりも熱風を吹き出す背面吹き出し口の高さを高くして、受け皿の前側側壁を後側側壁よりも高さを高くしたので、熱風が前側側壁によってスムーズに加熱庫上方へ流れるようになり、熱風の循環がスムーズになることで、被調理物がむらなく加熱調理され、調理の仕上りが良好となる。
また、背面吹き出し口の上方に設けられた上風向部材は、受け皿の後側側壁よりも前側に突出し、受け皿の底面方向に向けて傾斜していて熱風が受け皿の中へ流れやすくなっていて、左側側壁及び右側側壁が後方から前方に向かって昇るように傾斜しているので、熱風はその側壁によって拡散することなく前方へ流れ、前側側壁32に沿ってスムーズに加熱庫の上方へ流れるので、熱風の循環がスムーズになり、被調理物がむらなく加熱調理され、調理の仕上りが良好となる。
なお、本発明の加熱調理器は、加熱庫以外に誘導加熱手段等の加熱手段を備えた形態として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば魚焼き器やグリラーのような加熱庫を主とする加熱調理器においても実施可能であり、同様の効果を得ることができるものである。
1 本体、2 天板、2a 天板枠、2b トッププレート、2c 排気口、3a 左加熱口、3b 右加熱口、3c 中央加熱口、4 前面操作部、4a 左加熱口火力調整ノブ、4b 右加熱口火力調整ノブ、4c 中央加熱口火力調整ノブ、5 天板操作部、6a 左加熱口用表示部、6b 右加熱口用表示部、6c 総合表示部、7 扉体、7a ハンドル、7b 前面ガラス、7c 窓部、7d パッキン、8a 排気口カバー、8b 排気口カバー、9 加熱庫、10a 左可動レール、10b 右可動レール、11a 左固定レール、11b 右固定レール、12a 可動レール連結兼用受け皿支持部材、12b 可動レール連結兼用受け皿支持部材、13 ランプヒーター、14 上ヒーター(第1の加熱手段)、15 循環風吸気口、16 触媒、17a 上面ダクト、17b 背面ダクト、18 背面吸気口、19 背面吹き出し口、19a 上風向部材、19b 下風向部材、19c 左風向部材、19d 右風向部材、20 熱風循環(コンベクション)式加熱手段(第2の加熱手段)、21 熱風循環用ヒーター、22 モーター、23 ファン、24 ファンケース、24a ファンケース吸気口、24b ファンケース吹き出し口、25 排気ダクト、26 モーターケース、27 ヒーター支持板、28 ファン・ヒーター室、29 連通口、30 受け皿、31 底面、32a 前側側壁、32b 後側側壁、32c 左側側壁、32d 右側側壁、33a 外側上向き凸形状、33b 外側上向き凸形状、34a 内側上向き凸形状、34b 内側上向き凸形状、35a 下向き凸形状、35b 下向き凸形状、35c 下向き凸形状、36a 前側フランジ、36b 後側フランジ、36c 左側フランジ、36d 右側フランジ、37 前垂れ形状、38a 円形下向き凸形状、38b 円形下向き凸形状、41 電源スイッチ、51 操作スイッチ、60 焼き網、71 手掛け部、90 被調理物、100 加熱調理器。

Claims (10)

  1. 被調理物を収容する、前面が開口した加熱庫と、
    該加熱庫の前記前面の前記開口を閉塞する扉体と、
    前記加熱庫内で、前記被調理物を間接的あるいは直接的に載置する受け皿と、
    前記被調理物を上方から加熱する第1の加熱手段と、
    前記被調理物を下方から加熱する第2の加熱手段と、を備え、
    前記受け皿は、前記扉体に近い側を前側として、上方からみて4辺を有する四角形状をしており、その各辺に底面から立ち上がる側壁が設けられ、前側側壁は、その対辺となる後側側壁よりも高さを高くし、
    前記第2の加熱手段は熱風循環式の加熱手段であり、前記加熱庫の前記前面の前記開口と対向する後面に熱風循環用の吹き出し口が設けられ、該吹き出し口の高さは、前記受け皿の前記後側側壁よりも高く、前記前側側壁よりも低い位置に設けられ、
    前記吹き出し口は、前記受け皿の前記後側側壁よりも前側に突出する風向部材を備え、
    前記風向部材は、少なくとも前記吹き出し口の上方に設けられた上風向部材と、前記吹き出し口の下方に設けられた下風向部材と、を備え、
    前記上風向部材は、前記下風向部材よりも前方へ突出し、前記受け皿の底面方向へ向けて傾斜していることを特徴とする加熱調理器。
  2. 被調理物を収容する、前面が開口した加熱庫と、
    該加熱庫の前記前面の前記開口を閉塞する扉体と、
    前記加熱庫内で、前記被調理物を間接的あるいは直接的に載置する受け皿と、
    前記被調理物を上方から加熱する第1の加熱手段と、
    前記被調理物を下方から加熱する第2の加熱手段と、を備え、
    前記受け皿は、前記扉体に近い側を前側として、上方からみて4辺を有する四角形状をしており、その各辺に底面から立ち上がる側壁が設けられ、前側側壁は、その対辺となる後側側壁よりも高さを高くし、
    前記受け皿の底面は、後側から前側に向かって狭くしたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 被調理物を収容する、前面が開口した加熱庫と、
    該加熱庫の前記前面の前記開口を閉塞する扉体と、
    前記加熱庫内で、前記被調理物を間接的あるいは直接的に載置する受け皿と、
    前記被調理物を上方から加熱する第1の加熱手段と、
    前記被調理物を下方から加熱する第2の加熱手段と、を備え、
    前記受け皿は、前記扉体に近い側を前側として、上方からみて4辺を有する四角形状をしており、その各辺に底面から立ち上がる側壁が設けられ、前側側壁は、その対辺となる後側側壁よりも高さを高くし、
    前記受け皿には、底面の前後方向に延び、底面から上方へ突出する複数の上向き凸形状が設けられ、前記受け皿の左側側壁寄りの前記上向き凸形状及び前記受け皿の右側側壁寄りの前記上向き凸形状は、中央寄りの前記上向き凸形状よりも長いことを特徴とする加熱調理器。
  4. 被調理物を収容する、前面が開口した加熱庫と、
    該加熱庫の前記前面の前記開口を閉塞する扉体と、
    前記加熱庫内で、前記被調理物を間接的あるいは直接的に載置する受け皿と、
    前記被調理物を上方から加熱する第1の加熱手段と、
    前記被調理物を下方から加熱する第2の加熱手段と、を備え、
    前記受け皿は、前記扉体に近い側を前側として、上方からみて4辺を有する四角形状をしており、その各辺に底面から立ち上がる側壁が設けられ、前側側壁は、その対辺となる後側側壁よりも高さを高くし、
    前記受け皿には、底面の前後方向に延び、底面から下方へ突出する複数の下向き凸形状が設けられ、該下向き凸形状は後側から前側に向かって浅くなるように傾斜していることを特徴とする加熱調理器。
  5. 前記扉体は、前記受け皿を前記加熱庫内から引き出すためのハンドルを備え、前記前側側壁の最高点は、前記ハンドルの位置よりも高さを高くしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記扉体は、前記加熱庫内を視認するための窓部を備え、前記前側側壁の最高点は、前記窓部の最下端よりも高さを低くしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記第2の加熱手段は熱風循環式の加熱手段であり、前記加熱庫の前記前面の前記開口と対向する後面に熱風循環用の吹き出し口が設けられ、該吹き出し口の高さは、前記受け皿の前記後側側壁よりも高く、前記前側側壁よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  8. 前記受け皿の左側側壁及び前記受け皿の右側側壁は、前記後側側壁から前記前側側壁に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記受け皿の左側側壁及び前記受け皿の右側側壁は、前記後側側壁から前記前側側壁に向かって傾斜していることを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  10. 前記受け皿には、前記加熱庫内への誤った配置を防止するための誤配置防止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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