JP5471426B2 - 圧電アクチュエータの製造方法 - Google Patents
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Description
次に、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、記録用紙に対してインクを噴射するインクジェットヘッドを有するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
まず、流路ユニット6を構成する4枚のプレート20〜23のうち、金属製のキャビティプレート20、ベースプレート21、及び、マニホールドプレート22の3枚のプレートに、圧力室24やマニホールド27などのインク流路を構成する孔を、エッチングにより形成する。また、合成樹脂製のノズルプレート23に、レーザ加工により複数のノズル30を形成する。そして、4枚のプレート20〜23を互いに積層した状態で接着剤で接合し、流路ユニット6を完成させる。
まず、図5(a)に示すように、PZTを主成分とする圧電材料からなる1枚のグリーンシート48の表面に銀とパラジウムの合金からなる共通電極43を印刷により形成し、その上に共通電極43を挟んでほぼ同じ厚みのグリーンシート48を積層する(積層工程)。このとき、2枚のグリーンシート48には製造ばらつきにより厚みに若干のばらつきがある。したがって、2枚のグリーンシート48に挟まれた共通電極43は、厚み方向に関する中立面から薄いグリーンシート48側にずれている。
次に、本発明の好適な第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態における圧電アクチュエータ7の構成が異なるだけで、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
まず、図7(a)に示すように、PZTを主成分とする圧電材料からなる1枚のグリーンシート148の両面に銀とパラジウムの合金からなる共通電極143及び複数の導電層146を印刷により形成し、もう1枚のほぼ同じ厚みのグリーンシート148の表面に複数の導電層146を印刷により形成する。そして、共通電極143を間に挟み、複数の導電層146が外側を向くように、2枚のグリーンシート148を積層する(積層工程及び導電層形成工程)。このとき、第1実施形態と同様に、2枚のグリーンシート148には製造ばらつきにより厚みに若干のばらつきがある。したがって、2枚のグリーンシート148に挟まれた共通電極143は、厚み方向に関する中立面から薄いグリーンシート148側にずれている。
3 インクジェットヘッド
6 流路ユニット
7 圧電アクチュエータ
40、140 振動板
41、141、144 圧電層
42、142 個別電極
43、143 共通電極
R1、R101 活性部
Claims (4)
- 厚み方向に積層された2枚の圧電層と、前記2枚の圧電層間に配置された第1電極と、前記2枚の圧電層のうち一方の前記圧電層の前記第1電極と反対側の面に配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極に印加された電圧によって電界が付与される活性部と、を有し、基板に接合される圧電アクチュエータの製造方法であって、
ほぼ同じ厚みの前記2枚の圧電層を、その間に前記第1電極を挟んで積層する積層工程と、
積層された前記2枚の圧電層と前記第1電極を一体に焼成する焼成工程と、
一体に焼成された前記2枚の圧電層の反り方向を確認し、その反り方向に応じて、前記2枚の圧電層のうちいずれの前記圧電層に前記活性部を形成するかを決定する活性部位置決定工程と、
前記活性部位置決定工程において決定した前記圧電層に前記活性部を形成する活性部形成工程と、を備えており、
前記活性部位置決定工程において、前記2枚の圧電層のうち厚み方向に関して凹となった側の前記圧電層に前記活性部を形成することを決定することを特徴とする圧電アクチュエータの製造方法。 - 厚み方向に積層された2枚の圧電層と、前記2枚の圧電層間に配置された第1電極と、前記2枚の圧電層のうち一方の前記圧電層の前記第1電極と反対側の面に配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極に印加された電圧によって電界が付与される活性部と、を有し、基板に接合される圧電アクチュエータの製造方法であって、
ほぼ同じ厚みの前記2枚の圧電層を、その間に前記第1電極を挟んで積層する積層工程と、
積層された前記2枚の圧電層と前記第1電極を一体に焼成する焼成工程と、
一体に焼成された前記2枚の圧電層の反り方向を確認し、その反り方向に応じて、前記2枚の圧電層のうちいずれの前記圧電層に前記活性部を形成するかを決定する活性部位置決定工程と、
前記活性部位置決定工程において決定した前記圧電層に前記活性部を形成する活性部形成工程と、を備えており、
前記活性部位置決定工程において、前記2枚の圧電層のうち厚み方向に関して凸となった側の前記圧電層に前記活性部を形成することを決定することを特徴とする圧電アクチュエータの製造方法。 - 前記活性部形成工程において、前記活性部を形成すると決定した前記圧電層の前記第1電極と反対側の面に前記第2電極を形成し、前記第1電極と前記第2電極に分極電圧を印加して、両電極間の前記圧電層の部分を分極させて、前記活性部を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の圧電アクチュエータの製造方法。
- 前記焼成工程の前に、前記2枚の圧電層の前記第1電極と反対側の面に導電層をそれぞれ形成する導電層形成工程をさらに備えており、
前記活性部形成工程において、2つの前記導電層のうち前記活性部を形成すると決定した前記圧電層の前記第1電極と反対側の前記導電層を前記第2電極とし、前記第1電極と前記第2電極に分極電圧を印加して、両電極間の前記圧電層の部分を分極させて、前記活性部を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の圧電アクチュエータの製造方法。
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