JP6201784B2 - 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法 - Google Patents
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Description
前記複数の圧力室の各々に対して、前記圧電層に、前記配列方向において各圧力室の両側に位置し、且つ、前記配列方向と直交する方向にそれぞれ延びる2つの溝が形成され、前記複数の圧力室の間で、前記圧力室の両側に配置された前記2つの溝の離間距離が等しく、
前記配列方向において、前記圧力室の縁からの、前記溝の位置をXとし、前記配列方向において、前記圧力室の縁から隣接する別の圧力室の縁までの区間の、中間位置をXcとしたときに、前記溝の位置Xが、0.2Xc≦X≦0.6Xcの範囲内にあることを特徴とするものである。
前記複数の圧力室の各々に対して、前記圧電層に、前記配列方向において各圧力室の両側に位置し、且つ、前記配列方向と直交する方向にそれぞれ延びる2つの溝を形成する、溝形成工程を備え、前記溝形成工程において、前記2つの溝を、前記複数の圧力室の間で前記2つの溝の離間距離が等しくなるように形成し、
さらに、前記溝形成工程において、前記配列方向において、前記圧力室の縁からの、前記溝の目標形成位置をXmとし、前記配列方向において、前記圧力室の縁から隣接する別の圧力室の縁までの区間の、中間位置をXcとしたときに、前記溝の目標形成位置Xmを、0.2Xc≦Xm≦0.6Xcの範囲内の値に設定して、前記溝を形成することを特徴とするものである。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、搬送機構5と、制御装置6等を備えている。
図2は、インクジェットヘッド4の平面図である。図3は、図2のA部拡大図である。図4は、図3のIV-IV線断面図である。図5は、図3のV-V線断面図である。図6は、図5の一部拡大図である。尚、図4〜図6では、インクジェットヘッド4の流路ユニット20内に充填されているインクを、符号“I”で示している。本実施形態のインクジェットヘッド4は、流路ユニット20と、圧電アクチュエータ21とを備えている。
図4、図5に示すように、流路ユニット20は、5枚のプレート25〜29が積層された構造を有する。5枚のプレート25〜29のうちの最下層のプレート29は、複数のノズル34が形成されたノズルプレートである。一方、上側の残り4つのプレート25〜28には、複数のノズル34に連通するマニホールド36や圧力室37等のインク流路が形成されている。
図3〜図6に示すように、圧電アクチュエータ21は、インク封止膜40と、圧電層44,45と、複数の個別電極42と、共通電極46を備えている。
流路ユニット20を構成する5枚のプレートのうち、上側の4枚の金属プレート25〜28については、それぞれエッチングを行って、それぞれ圧力室37、マニホールド36等の流路孔を形成する。また、ノズルプレート29には、レーザー加工等により、複数のノズル34を形成する。そして、5枚のプレートを重ね合わせて接着剤により接合する。
図8は、圧電アクチュエータ21の製造工程を示す図である。
(共通電極形成工程)
図8(a)に示すように、下側の圧電層45となる、未焼成のグリーンシート72の一面に共通電極46を形成する。共通電極46の形成は、スクリーン印刷、蒸着、CVD等の公知の方法で行うことができる。
次に、上側の圧電層44となる、別の未焼成のグリーンシート71を、グリーンシート72に、共通電極46を挟むように積層する。その後、積層した2枚のグリーンシート71,72を所定の温度で焼成して、圧電層44,45の積層体を得る。
次に、図8(b)に示すように、圧電層44の上面の、複数の圧力室37とそれぞれ対向することとなる領域に、複数の個別電極42をそれぞれ形成する。個別電極42の形成も、スクリーン印刷、蒸着、CVD等の公知の方法で行うことができる。尚、複数の個別電極42も、共通電極46と同様に、圧電層44,45の焼成前に、グリーンシート71に形成してもよい。
次に、図8(c)に示すように、圧電層44の上面に、複数の圧力室37の各々に対して、個別電極42を基準として、2つの溝51,52を、ピコ秒レーザー等を用いたレーザー加工により形成する。具体的には、まず、圧電層44の上面に、複数の溝51,52にそれぞれ対応した複数の孔73aを有するマスク73を配置する。2つの溝51,52を形成するための2つの孔73aは、ノズル配列方向にDだけ離れている。このマスク73の上方からレーザー光を照射することで、圧電層44の上面に、ノズル配列方向に個別電極42を挟んで距離Dだけ離れた2つの溝51,52を形成する。尚、上記のマスク73を使用する方法の他、ガルバノスキャナによりレーザー光を走査して溝51,52を形成してもよい。
図8(d)に示すように、流路ユニット20の上面にインク封止膜40を接着剤で接合する。尚、インク封止膜40の接合は、この段階で行う必要は必ずしもなく、流路ユニット40の製造時に、プレート25〜29の接合と同時に行ってもよい。さらに、インク封止膜40の上面に、図8(a)〜(c)の工程で得られた、個別電極42及び共通電極46が形成された2枚の圧電層44,45を、流路ユニット20に対して位置合わせをした上で、接着剤で接合する。
(圧電層44、45の材質):チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)
(圧電層44,45の厚み):18μm
(圧力室37のノズル配列方向における幅):340μm
(溝の深さ):18μm、23μm、28μm、33μmの4種類
また、これら4つのモデルにおいて、ノズル34の吐出速度ばらつきの検討も行っており、それに使用した主要条件は以下の通りである。
(ノズル径):20μm
(インクの粘度):3Pa・s
20 流路ユニット
21 圧電アクチュエータ
34 ノズル
37 圧力室
44,45 圧電層
51,52 溝
Claims (4)
- 所定の配列方向に配列された複数のノズル、及び、前記複数のノズルにそれぞれ連通し、且つ、前記配列方向に配列された複数の圧力室を含む、液体流路が形成された流路構造体と、
前記複数の圧力室を覆うように前記流路構造体に配置された圧電層を有する圧電アクチュエータと、を備え
前記複数の圧力室の各々に対して、前記圧電層に、前記配列方向において各圧力室の両側に位置し、且つ、前記配列方向と直交する方向にそれぞれ延びる2つの溝が形成され、
前記複数の圧力室の間で、前記圧力室の両側に配置された前記2つの溝の離間距離が等しく、
前記配列方向において、前記圧力室の縁からの、前記溝の位置をXとし、
前記配列方向において、前記圧力室の縁から隣接する別の圧力室の縁までの区間の、中間位置をXcとしたときに、
前記溝の位置Xが、0.2Xc≦X≦0.6Xcの範囲内にあることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記溝の位置Xが、0.35Xc≦X≦0.6Xcの範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記溝の位置Xが、0.42Xc≦X≦0.55Xcの範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 所定の配列方向に配列された複数のノズル、及び、前記複数のノズルにそれぞれ連通し、且つ、前記配列方向に配列された複数の圧力室を含む、液体流路が形成された流路構造体と、
前記複数の圧力室を覆うように前記流路構造体に配置された圧電層を有する圧電アクチュエータと、
を備えた、液体吐出装置の製造方法であって、
前記複数の圧力室の各々に対して、前記圧電層に、前記配列方向において各圧力室の両側に位置し、且つ、前記配列方向と直交する方向にそれぞれ延びる2つの溝を形成する、溝形成工程を備え、
前記溝形成工程において、前記2つの溝を、前記複数の圧力室の間で前記2つの溝の離間距離が等しくなるように形成し、
さらに、前記溝形成工程において、
前記配列方向において、前記圧力室の縁からの、前記溝の位置をXとし、
前記配列方向において、前記圧力室の縁から隣接する別の圧力室の縁までの区間の、中間位置をXcとしたときに、
前記溝の目標形成位置Xmを、0.2Xc≦Xm≦0.6Xcの範囲内の値に設定して、前記溝を形成することを特徴とする液体吐出装置の製造方法。
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