JP2006150808A - 液体移送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数枚の圧電シート40からなる各圧電素子42の側面部には、複数の個別電極32に接続された第1側面電極35と、複数の共通電極34に接続された第2側面電極36とが夫々形成され、これら第1側面電極35の下端部及び第2側面電極36の下端部が、圧電素子42と振動板30との間に配設されたFPC50の第1配線部52及び第2配線部53に、圧電素子42とFPC50との接合部の近傍において夫々接続されている。
【選択図】 図6
Description
まず、インクジェットヘッド1を備えたインクジェットプリンタ100について簡単に説明する。図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、図1の左右方向に移動可能なキャリッジ101と、このキャリッジ101に設けられて記録用紙Pに対してインクを噴射するシリアル式のインクジェットヘッド1と、記録用紙Pを図1の前方へ搬送する搬送ローラ102等を備えている。インクジェットヘッド1は、キャリッジ101と一体的に左右方向(走査方向)へ移動して、その下面のインク吐出面に形成されたノズル20(図2〜図4、図6及び図7参照)の出射口から記録用紙Pに対してインクを噴射する。そして、インクジェットヘッド1により記録された記録用紙Pは、搬送ローラ102により前方(紙送り方向)へ排出される。
図2〜図7に示すように、インクジェットヘッド1は、その内部にインク流路が形成された流路ユニット2と、この流路ユニット2の上側に配置された圧電アクチュエータ3とを備えている。尚、図2はインクジェットヘッド1の平面図、図3は図2に示すインクジェットヘッド1の振動板30から下側の部分の平面図、図4は図2に示すインクジェットヘッド1から積層体41を除いた部分の平面図、図5は積層体41の平面図、図6は図2のVI-VI線断面図、図7は図2のVII-VII線断面図を夫々示している。
ある圧電素子42の複数の個別電極32に対して、第1側面電極35及び第1配線部52を介してドライバIC37から駆動電圧が印加されると、この個別電極32とグランド電位に保持された共通電極34との間に電位差が生じる。すると、個別電極32と共通電極34との間に挟まれた圧電シート40にその分極方向である厚み方向と平行な方向の電界が生じるため、圧電縦効果により圧電シート40が厚み方向に伸びる。そして、この圧電素子42の変形に伴って振動板30が変形して圧力室14内の容積が変化するため、圧力室14内のインクに圧力が付与されて、圧力室14に連通するノズル20からインクの液滴が吐出される。
第1配線部52と第2配線部53とを有するFPC50が、振動板30と複数の圧電素子42との間に挟まれた状態で振動板30の上面に配設されており、第1配線部52は第1側面電極35の下端部と接続され、第2配線部53は第2側面電極36の下端部と接続されている。そのため、第1側面電極35及び第2側面電極36とFPC50とを接続するための特別な構成(例えば、前述の特許文献1における基板等)が不要になり、FPC50のみで、第1側面電極35及び第2側面電極36とドライバIC37とを接続することができる。従って、第1側面電極35及び第2側面電極36とドライバIC37との接続構造が簡単なものになり、製造コストを低減することができる。さらに、複数の第1配線部52と第2配線部53が共に一方向に引き出されているため、第1側面電極35及び第2側面電極36とドライバIC37とを1枚のFPC50のみで接続することが可能になり、製造コストをより低減することができる。
1]前記実施形態のように、FPC50の第1配線部52と第2配線部53が全て一方向に引き出されている(図2参照)必要は必ずしもない。例えば、図8に示す変更形態1のインクジェットヘッド1Aにおいては、FPC50Aの基材51Aに、複数の第1配線部52Aと第2配線部53Aとが形成されている。そして、左側の圧電素子42の列に対応する第1配線部52Aはこれら圧電素子42の左端から左方へ引き出され、右側の圧電素子42の列に対応する第1配線部52Aはこれら圧電素子42の右端から右方へ引き出されている。また、第2配線部53Aは、複数の圧電素子42の左端又は右端から、2列に配列された圧電素子42の間へ夫々延在する複数の第1導電部54Aと、これら複数の第1導電部54Aの全てと導通し且つ圧電素子42の配列方向(図8の上下方向)に延在する第2導電部55Aと、第2導電部55Aに導通し且つ右方へ延在する第3導電部56Aとを有する。即ち、第2配線部53Aは、第3導電部56Aにおいて右方へ引き出されている。このような形態でも、第1側面電極35及び第2側面電極36とFPC50Aとを接続するための特別な構成は不要であり、FPC50Aのみで、第1側面電極35及び第2側面電極36とドライバIC37とを接続することができるため、その接続構造が簡単になる。
2 流路ユニット
3,3C 圧電アクチュエータ
14 圧力室
30 振動板
32,32C 個別電極
34,34C 共通電極
35,35C 第1側面電極
36,36C 第2側面電極
40,40C 圧電シート
42,42C 圧電素子
52,52A 第1配線部
53,53A 第2配線部
54 第1導電部
55 第2導電部
56 第3導電部
60,61 導電性材料
70 貫通穴
71 絶縁性材料
Claims (9)
- 平面に沿って配置された複数の圧力室を含む液体流路が形成された流路ユニットと、前記複数の圧力室の容積を選択的に変化させる圧電アクチュエータとを備えた液体移送装置であって、
前記圧電アクチュエータは、
前記複数の圧力室を覆う振動板と、
積層状の複数枚の圧電膜からなり、前記振動板の前記圧力室と反対側の、前記複数の圧力室と対向する位置に夫々配置された複数の圧電素子と、
各圧電素子において、前記複数枚の圧電膜の間に交互に配置された複数の第1電極及び複数の第2電極と、
各圧電素子の側面部に形成され、前記複数の第1電極と夫々接続された第1側面電極、及び、同じく各圧電素子の側面部に形成され、前記複数の第2電極と夫々接続された第2側面電極とを有し、
前記振動板の前記圧力室と反対側に、前記第1側面電極の前記振動板側の端部に接続された第1配線部と、前記第2側面電極の前記振動板側の端部に接続された第2配線部とが、前記振動板に沿って配置されていることを特徴とする液体移送装置。 - 前記振動板は、前記圧力室と反対側の面において絶縁性を有し、
この振動板の前記圧力室と反対側の面に、前記第1配線部と前記第2配線部が直接形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。 - その一方の面に前記第1配線部と前記第2配線部が形成された配線部材が、これら第1配線部と第2配線部とが前記圧電素子側に位置するように、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
- 前記配線部材の前記圧力室と対向する領域に複数の貫通穴が形成されており、前記複数の圧電素子は前記複数の貫通穴において夫々前記配線部材を貫通して前記振動板に直接接触していることを特徴とする請求項3に記載の液体移送装置。
- 前記配線部材と前記複数の貫通穴を貫通する前記複数の圧電素子との間に、絶縁性材料が夫々充填されていることを特徴とする請求項4に記載の液体移送装置。
- 前記複数の圧電素子に夫々形成された前記第1側面電極及び前記第2側面電極は、1枚の前記配線部材に形成された前記第1配線部及び前記第2配線部に夫々接続されていることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の液体移送装置。
- 前記第1側面電極及び前記第2側面電極に夫々接続された、前記第1配線部及び前記第2配線部は、前記振動板の前記圧力室と反対側において、前記平面に直交する方向から見て、同一の方向に引き出されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体移送装置。
- 前記第1電極は駆動電圧が印加される電極であり、一方、前記第2電極は常に所定の一定電位に維持される電極であり、
前記複数の圧電素子は、配列方向が所定の第1方向である複数の列に配列され、
前記複数の圧電素子の夫々において、前記第1側面電極と前記第2側面電極とが、前記平面に平行で且つ前記第1方向と直交する第2方向に並べて配置され、
複数の前記第1配線部が、前記複数の圧電素子に形成された複数の前記第1側面電極から夫々前記第2方向の一方側へ延在しており、
前記第2配線部は、前記複数の圧電素子に形成された複数の前記第2側面電極から夫々前記第2方向の他方側へ延在する複数の第1導電部と、これら複数の第1導電部の全てと導通し且つ前記第1方向に延在する第2導電部と、この第2導電部と導通し且つ前記第2方向の一方側へ延在する第3導電部とを有することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体移送装置。 - 前記第1側面電極と前記第1配線部との接合、及び、前記第2側面電極と前記第2配線部との接合は、共に、これらの両方に接する導電性材料を介してなされていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の液体移送装置。
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