JP6131864B2 - 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法 - Google Patents
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Description
前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように配置された圧電層と、前記圧電層に、前記複数の圧力室とそれぞれ対向するように設けられた複数の個別電極と、前記圧電層を挟んで前記複数の個別電極と反対側に配置され、且つ、前記複数の個別電極と対向する共通電極と、前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分にそれぞれ形成された複数の溝と、を有し、前記複数の溝に含まれる、少なくとも2以上の溝は、対応する前記ノズルからの液体の吐出速度に関連するパラメータに応じて位置又は形状が異なっていることを特徴とするものである。
前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように配置された圧電層と、前記圧電層に、前記複数の圧力室とそれぞれ対向するように設けられた複数の個別電極と、前記圧電層を挟んで前記複数の個別電極と反対側に配置され、且つ、前記複数の個別電極と対向する共通電極と、前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分にそれぞれ形成された複数の溝と、を有し、
前記複数の液体吐出ユニットの間で、前記圧電アクチュエータの前記溝が、前記ノズルからの液体の吐出速度に関連するパラメータに応じて位置又は形状が異なっていることを特徴とするものである。
前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように前記流路構造体に配置された圧電層と、前記圧電層に、前記複数の圧力室とそれぞれ対向するように設けられた複数の個別電極と、前記圧電層を挟んで前記複数の個別電極と反対側に配置され、且つ、前記複数の個別電極と対向する共通電極と、前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分にそれぞれ形成された複数の溝と、を有する、液体吐出装置の製造方法であって、
前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分に前記複数の溝をそれぞれ形成する、溝形成工程を備え、
前記溝形成工程において、各ノズルについての液体の吐出速度に関連するパラメータに基づいて、そのノズルに連通する前記圧力室に対応する前記溝の、位置又は形状に関連する溝形成条件を決定し、決定した前記溝形成条件に基づいて、前記溝を形成することを特徴とするものである。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、搬送機構5と、制御装置6等を備えている。
図2は、インクジェットヘッド4の平面図である。図3は、図2のA部拡大図である。図4は、図3のIV-IV線断面図である。図5は、図3のV-V線断面図である。図6は、図5の一部拡大図である。尚、図4〜図6では、インクジェットヘッド4の流路ユニット20内に充填されているインクを、符号“I”で示している。本実施形態のインクジェットヘッド4は、流路ユニット20と、圧電アクチュエータ21とを備えている。
図4、図5に示すように、流路ユニット20は、5枚のプレート25〜29が積層された構造を有する。5枚のプレート25〜29のうちの最下層のプレート29は、複数のノズル34が形成されたノズルプレートである。一方、上側の残り4つのプレート25〜28には、複数のノズル34に連通するマニホールド36や圧力室37等のインク流路が形成されている。
図3〜図6に示すように、圧電アクチュエータ21は、インク封止膜40と、圧電層44,45と、複数の個別電極42と、共通電極46を備えている。
図8(a)に示すように、上側の圧電層44となる、未焼成のグリーンシート71の一面に複数の個別電極42を形成する。また、下側の圧電層45となる、未焼成のグリーンシート72の一面に共通電極46を形成する。個別電極42、及び、共通電極46の形成は、スクリーン印刷、蒸着、CVD等の公知の方法で行うことができる。
次に、2枚のグリーンシート71,72を、共通電極46を挟むように積層する。その後、積層した2枚のグリーンシート71,72を所定の温度で焼成して、圧電層44,45の積層体を得る。尚、上の説明では、未焼成のグリーンシート71に複数の個別電極42を形成するとしたが、複数の個別電極42は、圧電層44,45(グリーンシート71,72)の焼成後に、圧電層44の上面にスクリーン印刷等によって形成することも可能である。
次に、圧電アクチュエータ21を流路ユニット20に接合する。まず、図8(b)に示すように、流路ユニット20の上面にインク封止膜40を接着剤で接合する。尚、インク封止膜40の接合は、この段階で行う必要は必ずしもなく、流路ユニット40の製造時に、プレート25〜29の接合と同時に行ってもよい。さらに、インク封止膜40の上面に、図8(a),(b)の工程で得られた、個別電極42及び共通電極46が形成された2枚の圧電層44,45を、流路ユニット20に対して位置合わせをした上で、接着剤で接合する。
接合工程後、複数の個別電極42のそれぞれについて、対応する圧力室37に対する位置ズレ量aを測定する。圧電層44の上面に形成されている個別電極42と、圧電層44,45によって覆われる圧力室37との位置ズレ量aの測定は、例えば、次のようにして行えば可能である。まず、流路ユニット20の上面の、圧電層44,45によって覆われない所定位置に予め基準マークを設けておく。次に、上記接合工程で圧電アクチュエータ21を流路ユニット20に接合した後に、流路ユニット20の基準マークに対する、各個別電極42の位置を測定する。ここで、上記の圧電アクチュエータ21の製造工程中に、流路ユニット20の基準マークに対する各圧力室37の位置は変化しないとすれば、各個別電極42の圧力室37に対する位置ズレ量aを把握できることになる。
次に、図7に示す、溝位置Aと圧力室37の体積変化量との関係を参照し、各圧力室37に対する個別電極42の位置ズレ量aに応じて、各圧力室37に対応する2つの溝51,52の溝の位置Aを決定する。この溝位置Aが、本発明の溝形成条件に相当する。このようにして決定した溝位置Aに基づいて、図8(c)に示すように、各圧力室37について圧電層44に2つの溝51,52を形成する。溝51,52の形成は、例えば、ピコ秒レーザー等を用いたレーザー加工を採用することで、精度よく行うことができる。
20 流路ユニット
21 圧電アクチュエータ
34 ノズル
34a 吐出口
37 圧力室
41 活性部
42 個別電極
44,45 圧電層
46 共通電極
51,52 溝
61 溝
74 インクジェットヘッド
80 ヘッドユニット
84 ノズル
85 流路ユニット
86 圧電アクチュエータ
Claims (11)
- 複数のノズル及び前記複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室を含む、液体流路が形成された流路構造体と、前記流路構造体に設けられた圧電アクチュエータと、を備え、
前記圧電アクチュエータは、
前記複数の圧力室を覆うように配置された圧電層と、
前記圧電層に、前記複数の圧力室とそれぞれ対向するように設けられた複数の個別電極と、
前記圧電層を挟んで前記複数の個別電極と反対側に配置され、且つ、前記複数の個別電極と対向する共通電極と、
前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分にそれぞれ形成された複数の溝と、を有し、
前記複数の溝に含まれる、少なくとも2以上の溝は、対応する前記ノズルからの液体の吐出速度に関連するパラメータに応じて位置又は形状が異なっていることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記少なくとも2以上の溝の各々は、その溝に隣接する2つの前記圧力室と連通する2つの前記ノズルのそれぞれについての、前記パラメータに応じて位置又は形状が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記少なくとも2以上の溝は、前記パラメータに応じて位置が異なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
- 前記少なくとも2以上の溝は、前記パラメータに応じて長さが異なっていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置。
- 前記少なくとも2以上の溝は、前記パラメータに応じて深さが異なっていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体吐出装置。
- 前記パラメータには、前記圧力室と前記個別電極との、前記圧電層の面方向における位置ズレ量が含まれることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液体吐出装置。
- 前記パラメータには、前記圧電層の、前記個別電極と前記共通電極とに挟まれた部分である、活性部の静電容量が含まれることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体吐出装置。
- 前記パラメータには、前記ノズルの吐出口の径が含まれることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体吐出装置。
- 前記パラメータには、前記ノズルから吐出される液体の粘度が含まれることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の液体吐出装置。
- 複数の液体吐出ユニットを有し、
各液体吐出ユニットは、複数のノズル及び前記複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室を含む、液体流路が形成された流路構造体と、前記流路構造体に設けられた圧電アクチュエータと、を備え、
前記圧電アクチュエータは、
前記複数の圧力室を覆うように配置された圧電層と、
前記圧電層に、前記複数の圧力室とそれぞれ対向するように設けられた複数の個別電極と、
前記圧電層を挟んで前記複数の個別電極と反対側に配置され、且つ、前記複数の個別電極と対向する共通電極と、
前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分にそれぞれ形成された複数の溝と、を有し、
前記複数の液体吐出ユニットの間で、前記圧電アクチュエータの前記溝が、前記ノズルからの液体の吐出速度に関連するパラメータに応じて位置又は形状が異なっていることを特徴とする液体吐出装置。 - 複数のノズル及び前記複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室を含む、液体流路が形成された流路構造体と、前記流路構造体に設けられた圧電アクチュエータを備え、
前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように前記流路構造体に配置された圧電層と、前記圧電層に、前記複数の圧力室とそれぞれ対向するように設けられた複数の個別電極と、前記圧電層を挟んで前記複数の個別電極と反対側に配置され、且つ、前記複数の個別電極と対向する共通電極と、前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分にそれぞれ形成された複数の溝と、を有する、液体吐出装置の製造方法であって、
前記圧電層の、前記複数の圧力室の周囲部分に前記複数の溝をそれぞれ形成する、溝形成工程を備え、
前記溝形成工程において、
各ノズルについての液体の吐出速度に関連するパラメータに基づいて、そのノズルに連通する前記圧力室に対応する前記溝の、位置又は形状に関連する溝形成条件を決定し、
決定した前記溝形成条件に基づいて、前記溝を形成することを特徴とする液体吐出装置の製造方法。
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