JP5468441B2 - 内燃機関のクランクケース - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のクランクケースに関する。
内燃機関に用いられるケーシングの一つであるクランクケースには、ケース剛性が要求される。従来、ケース剛性を高めるために製品高さを確保する構成や、製品高さを大きくとれない自動二輪車等の小型車両では、クランクケース壁面の断面形状に凹凸部を設け、ケース剛性を確保する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−336543号公報
しかしながら、クランクケースの外表面に張り出し部を設け、この張り出し部を介してエンジン取付用のボスを設ける構成にした場合、エンジン内部から発生する振動に共振して張り出し部が振動し、共振音が発生する場合があった。
この対策として、張り出し部の強度をアップすることが考えられるが、張り出し部の厚みが増し、重量増も招いてしまう問題があった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、張り出し部の音鳴りを防止し、かつ、軽量化が可能な内燃機関のクランクケースを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、クランクケース(3)の外表面に張り出し部(212)を介してボス(202)を設けるようにした内燃機関のクランクケースにおいて、前記張り出し部(212)を、左右一対の壁部材(212A,212B)で構成すると共に、前記壁部材(212A,212B)の間に防振用ラバー(301)を嵌め込み、前記張り出し部(212)は、前記クランクケース(3)底面に設けられ、前記防振用ラバー(301)の一部は、前記クランクケース(3)底面から上方に向かって嵌め込まれ、オイルパン(3G)の上端に設けられた鍔部(381,382)で抜け止めされていることを特徴とする。
この構成によれば、張り出し部を、左右一対の壁部材で構成すると共に、壁部材の間に防振用ラバーを嵌め込んだので、張り出し部の音鳴りを防止でき、音鳴り防止のために張り出し部の厚みを増す等して強度をアップする必要がなくなり、張り出し部の音鳴り防止ができ、かつ、軽量に構成することができる。
また、防振用ラバーが、オイルパンの上端に設けられた鍔部で抜け止めされるので、防振用ラバーの脱落防止を、特別な止め具なしに,オイルパンをクランクケースに取り付けるのと同時に行うことができ、作業性の向上及びコストの削減が可能になる。
また、本発明は、クランクケース(3)の外表面に張り出し部(212)を介してボス(202)を設けるようにした内燃機関のクランクケースにおいて、前記張り出し部(212)を、左右一対の壁部材(212A,212B)で構成すると共に、前記壁部材(212A,212B)の間に防振用ラバー(301)を嵌め込み、前記張り出し部(212)は、前記ボス(202)を頂点に略三角形状に張り出し、前記防振用ラバー(301)は、前記クランクケース(3)下端側から挿入される部位(311)と、前記クランクケース(3)側面方向から挿入される部位(312)に分割されると共に、前記両部位(311,312)は、前記ボス(202)の外周を囲繞する連結部(313)で一体に連結されていることを特徴とする。この構成によれば、防振用ラバーの各部品の取り付け作業時に部品を脱落し難く、作業性が向上する。また、部品点数が減り、部品の管理が容易となる。
また、本発明は、クランクケース(3)の外表面に張り出し部(212)を介してボス(202)を設けるようにした内燃機関のクランクケースにおいて、前記張り出し部(212)を、左右一対の壁部材(212A,212B)で構成すると共に、前記壁部材(212A,212B)の間に防振用ラバー(301)を嵌め込み、前記張り出し部(212)の両壁部材(212A,212B)には、両壁部材(212A,212B)を連結するリブ(222,223)が設けられると共に、前記防振用ラバー(301)に前記リブ(222,223)に嵌合する凹部(311A,312A)が設けられることを特徴とする。この構成によれば、張り出し部の強度アップを図りつつ、防振用ラバーをより一層抜け難くすることができる。
また、上記構成において、前記防振用ラバー(301)は、挿入される先端部が前記両壁部材(212A,212B)の間隔より狭く、基端部が前記両壁部材(212A,212B)の間隔より広くなるようにしてもよい。この構成によれば、挿入される先端部が両壁部材の間隔より狭いので、防振用ラバーを両壁部材間に差し込み易くなる。また、防振用ラバーの基端部が両壁部材の間隔より広いので、防振用ラバーを抜け難くすることができる。
また、上記構成において、前記張り出し部(212)は、一対の凹部(231,232)を有し、前記防振用ラバー(301)は、前記一対の凹部(231,232)に各々挿入される第1及び第2ラバー部(311,312)と、前記第1及び第2ラバー部(311,312)との間を、両ラバー部(311,312)よりも幅狭の一定幅で延在する薄板状の連結ラバー部(313)とを有するようにしてもよい。
本発明は、クランクケースの外表面に設けられる張り出し部を、左右一対の壁部材で構成すると共に、壁部材の間に防振用ラバーを嵌め込んだので、張り出し部の音鳴り防止ができ、かつ、軽量に構成することができる。
また、張り出し部は、クランクケース底面に設けられ、防振用ラバーの一部は、クランクケース底面から上方に向かって嵌め込まれ、オイルパンの上端に設けられた鍔部で抜け止めされるようにすれば、防振用ラバーの脱落防止を、特別な止め具なしに,オイルパンをクランクケースに取り付けるのと同時に行うことができ、作業性の向上及びコストの削減が可能になる。
また、張り出し部は、ボスを頂点に略三角形状に張り出し、防振用ラバーは、クランクケース下端側から挿入される部位と、クランクケース側面方向から挿入される部位に分割されると共に、両部位は、ボスの外周を囲繞する連結部で一体に連結されるようにすれば、防振用ラバーの各部品の取り付け作業時に部品を脱落し難く、作業性が向上すると共に、部品点数が減り、部品の管理が容易となる。
また、張り出し部の両壁部材には、両壁部材を連結するリブが設けられると共に、防振用ラバーにリブに嵌合する凹部が設けられるようにすれば、張り出し部の強度アップを図りつつ、防振用ラバーをより一層抜け難くすることができる。
また、防振用ラバーは、挿入される先端部が両壁部材の間隔より狭く、基端部が両壁部材の間隔より広くなるようにすれば、防振用ラバーを両壁部材間に差し込み易くなると共に、防振用ラバーを抜け難くすることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の内燃機関の側断面図である。 内燃機関を下方から見た図である。 下クランクケースを下方から見た図である。 図4のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 (A)は、第1防振用ラバーの正面図、(B)は側面図、(C)は、(B)のC−C断面図、(D)は、(B)のD−D断面図である。 (A)は、第2防振用ラバーの側面図、(B)は背面図、(C)は、(A)のC−C断面図、(D)は、(A)のD−D断面図である。 (A)は、オイルパンを下方から見た図、(B)は、(A)のB−B断面図、(C)は、オイルパンを上方から見た図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、以下の説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、図中、矢印Fは車体前方を示し、矢印Uは車体上方を示し、矢印Lは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車を示す側面図である。
この自動二輪車100の車体フレーム111は、車体前部に位置するヘッドパイプ112と、このヘッドパイプ112から車体中央まで後方に延びる左右一対のメインフレーム114と、メインフレーム114の後端部から下方に延びる左右一対のピボットプレート115と、メインフレーム114の後端部から車体後部まで延びるリヤフレーム(不図示)とを備えている。ヘッドパイプ112には、フロントフォーク116が回動自在に取り付けられ、このフロントフォーク116の下端に前輪117が回転自在に支持されている。ヘッドパイプ112の上部には、操舵用ハンドル118が取り付けられている。
メインフレーム114の下方には、前後V型4気筒の内燃機関(エンジン、或いは、パワーユニットとも言う)1が配置されている。この内燃機関1は、クランク軸2を左右水平方向に指向させる横置き配置のエンジンであって、OHC型の水冷式で、金属製のクランクケース3を備え、このクランクケース3から2気筒ずつ前後に傾いた金属製のフロントバンクBfと、金属製のリヤバンクBrとがV型に構成され、互いのバンク角が90度よりも小さい狭角V型エンジンで構成されている。
フロントバンクBfの排気口には、左右一対の排気管119の一端が接続され、排気口から下側に延びた後に、車体後方に向かって引き回され、リヤバンクBrの排気口から延びる左右一対の排気管120に接続されて集合され、一本の集合排気管(不図示)を介して、内燃機関1の後方に設けられたマフラ(不図示)に連結されている。
内燃機関1の後方には、ピボット軸121が設けられており、このピボット軸121には、リヤフォーク122がピボット軸121を中心に上下方向に揺動自在に取付けられている。リヤフォーク122の後端部には、後輪131が回転自在に支持されている。後輪131と内燃機関1とは、リヤフォーク122内に設けられたドライブシャフト123によって連結されており、内燃機関1からの回転動力がドライブシャフト123を介して後輪131へと伝達される。
また、リヤフォーク122と車体フレーム111との間には、リヤフォーク122からの衝撃を吸収するリヤクッション124が掛け渡されている。内燃機関1の後部には、車体を停めるためのスタンド125が設けられている。内燃機関1の左側面の下部には、サイドスタンド126が設けられている。
メインフレーム114の上部には、内燃機関1の上方を覆うようにして燃料タンク141が搭載されている。この燃料タンク141の後方には、シート142が位置し、該シート142は上記リヤフレームに支持されている。シート142の後方には、テールランプ143が配置され、テールランプ143の下方には、後輪131の上方を覆うリヤフェンダ144が配置されている。また、自動二輪車100は、車体を覆う樹脂製の車体カバー150を有し、この車体カバー150は、車体フレーム111の前方から内燃機関1の前部までを連続的に覆うフロントカバー151と、シート142の下方を覆うリヤカバー152とを備えている。フロントカバー151の上部には、左右一対のミラー153が取り付けられている。また、フロントフォーク116には、前輪117の上方を覆うフロントフェンダ146が取り付けられている。
図2は、内燃機関1の側断面図である。
フロントバンクBfとリヤバンクBrとの間には側面視でV字状に形成された空間であるVバンク空間Kが形成されている。
クランクケース3は上下割りで構成され、上クランクケース3Uと下クランクケース3Lとを有している。クランク軸2は、クランクケース3U,3Lに挟まれるようにして車幅方向に平行に回転自在に軸支され、上クランクケース3Uには、それぞれ左右に2気筒が配列される前シリンダブロック3fと後シリンダブロック3rとが、側面視でV字をなすように斜め上方に延出されて一体に形成されている。
下クランクケース3Lの下部には、内燃機関1のオイル(潤滑油)が貯留される金属製のオイルパン3Gが下方に膨出するように設けられている。内燃機関1内にオイルを循環させるオイルポンプ50は、下クランクケース3L内においてクランク軸2の下方に位置している。前シリンダブロック3fには前シリンダヘッド4fが前方斜め上に重ねられて締結ボルト(不図示)により締結され、前シリンダヘッド4fの上を前シリンダヘッドカバー5fが覆っている。同様に、後シリンダブロック3rには後シリンダヘッド4rが後方斜め上に重ねられて締結ボルト(不図示)により締結され、後シリンダヘッド4rの上を後シリンダヘッドカバー5rが覆っている。
前シリンダブロック3f及び後シリンダブロック3rには、それぞれシリンダボア3aが形成され、シリンダボア3aにはシリンダボア3a内を往復運動するピストン6が配置されている。各ピストン6は、各ピストン6に共通な1本のクランク軸2に対し、各コンロッド7f,7rを介して連結されている。また、各シリンダブロック3f,3rには、各シリンダブロック3f,3rを冷却する冷却水が流れるウォータージャケット8が、シリンダボア3aを囲うようにそれぞれ設けられている。前シリンダヘッド4f及び後シリンダヘッド4rには、シリンダボア3aの上方に位置する燃焼室20、吸気ポート21及び排気ポート22が設けられている。
各吸気ポート21には、各吸気ポート21に流れる混合気の量を調整するスロットルボディ23がそれぞれ接続されている。また、各シリンダヘッド4f,4rには、各シリンダヘッド4f,4rを冷却する冷却水が流れるウォータージャケット9が、吸気ポート21及び排気ポート22を囲うようにそれぞれ設けられている。また、各シリンダヘッド4f,4rには、一対の吸気バルブ11がバルブスプリング11aによって吸気ポート21を閉鎖する方向(弁閉方向)に付勢されて開閉可能に配置され、一対の排気バルブ12がバルブスプリング12aによって排気ポート22を閉鎖する方向に付勢されて開閉可能に配置されている。これら吸気バルブ11および排気バルブ12は、各シリンダヘッド4f,4rごとに1本ずつ配設されたカムシャフト25で駆動されるユニカム方式の動弁装置10によって開閉駆動される。
動弁装置10は、吸気バルブ11の上方の各シリンダヘッド4f,4rに回転自在に軸支されるカムシャフト25と、カムシャフト25と平行な軸線を有して各シリンダヘッド4f,4rに固定されるロッカシャフト26と、ロッカシャフト26に揺動可能に軸支されるロッカアーム27とを有している。カムシャフト25は、カムシャフト25の外周側に突出した吸気カム30及び排気カム31を有し、クランク軸2の回転に同期して回転させられる。吸気カム30および排気カム31は、中心から外周までの距離(半径)が一定でないカムプロフィールを有し、吸気カム30及び排気カム31が回転した際の半径の変化によって、吸気バルブ11及び排気バルブ12を上下運動させる。
また、カムシャフト25と吸気バルブ11との間には、カムシャフト25の下方で各シリンダヘッド4f,4rに摺動可能に嵌合されるバルブリフタ13が設けられている。ロッカシャフト26に軸支されたロッカアーム27の一端には排気カム31に転がり接触するローラ27aが設けられ、他端には排気バルブ12の上端に当接するタペットねじ27bが進退位置を調節可能として螺合されている。そして、カムシャフト25と一体に吸気カム30及び排気カム31が回転されると、吸気カム30がバルブリフタ13を介して吸気バルブ11を押し下げ、排気カム31がロッカアーム27を介して排気バルブ12を押し下げ、吸気カム30及び排気カム31の回転の位相によって定まる所定のタイミングで吸気ポート21及び排気ポート22が開閉される。
クランクケース3内には、クランク軸2とそれぞれ平行に配置されるメイン軸41、カウンタ軸42、及び、出力軸43が設けられている。クランク軸2、メイン軸41、カウンタ軸42は、上クランクケース3Uと下クランクケース3Lとの合わせ面3S上に配置され、カウンタ軸42の前方かつ下方に出力軸43が配置されている。すなわち、メイン軸41及びカウンタ軸42の軸心O1,O2は合わせ面3S上に前後に位置し、出力軸43の軸心O3は、メイン軸41の軸心O1の後方であって、カウンタ軸42の軸心O2の前方かつ下方に位置している。クランク軸2のカムチェーン室(不図示)側の端には、クランク側駆動歯車2Bが固定され、クランク側駆動歯車2Bはメイン軸41のメイン軸側被動歯車41Aと噛み合っている。
メイン軸側被動歯車41Aは、メイン軸41上にメイン軸41と相対回転自在に設けられ、メイン軸41の車幅方向一端側(右側)に設けられたクラッチ機構60に接続されており、このクラッチ機構60の作動によってクランク軸2とメイン軸41との間の動力伝達が断続可能となっている。
メイン軸側被動歯車41Aには、オイルポンプ駆動歯車41Bが設けられ、オイルポンプ駆動歯車41Bは、クラッチ機構60のオンオフとは無関係にメイン軸側被動歯車41Aと一体に回転し、オイルポンプ50の駆動軸50Aに固定された被動歯車50Bに駆動チェーン45を介してクランク軸2の回転を伝達し、オイルポンプ50を駆動する。
メイン軸41には、6速分の駆動歯車m1〜m6が設けられ、カウンタ軸42には6速分の被動歯車n1〜n6が設けられ、各駆動歯車m1〜m6及び被動歯車n1〜n6は、対応する変速段同士で互いに噛み合い、それぞれ各変速段に対応する変速歯車対(歯車の組み合わせ)を構成する。
カウンタ軸42には、カウンタ軸42と一体に回転する中間駆動歯車42Aが設けられ、出力軸43には、中間駆動歯車42Aと噛み合い、出力軸43と一体に回転する被動歯車43Aが設けられる。
このため、メイン軸41から変速段に対応する変速比でカウンタ軸42に伝達された駆動力は、カウンタ軸42を介して出力軸43に伝達され、出力軸43に連結されたドライブシャフト123を介して後輪131へと伝達される。
この内燃機関1の変速機Mは、ツインクラッチ式変速機に構成されている。
つまり、この自動二輪車100は、ツインクラッチ機構のクラッチ機構60と、変速機Mの変速段を切り換えるギヤシフト機構47と、ギヤシフト機構47とクラッチ機構60とを作動制御する変速制御装置とを備えており、これらによって変速操作(クラッチ操作と変速切換操作の両方を含む)とを電子制御で行う自動変速機が構成されている。
ギヤシフト機構47は、メイン軸41とカウンタ軸42の間で上方に平行配置されたシフトドラム47Aと、シフトドラム47Aの前後に位置し、メイン軸41とカウンタ軸42間で噛み合うギヤを変更するシフトフォーク47B,47Cとを備え、変速制御装置がシフトドラム47Aを回転駆動することによってシフトフォーク47B,47Cを介して変速段を切り換える。なお、変速段の切り換えは、運転者による所定の操作子の操作に応じて切り換える手動切換式、或いは、エンジン負荷や車速等に応じて切り換える自動切換式で行われる。
図2に示すように、この内燃機関1は、内燃機関1の前側に設けられる前側ボス201と、内燃機関1の後下部に設けられる後下部ボス202と、内燃機関1の後上部に設けられる後上部ボス203とを備えている。
前側ボス201は、上クランクケース3Uの前壁3UFに一体に設けられ、後下部ボス202は、下クランクケース3Lの後壁3LRから後下方に張り出す張り出し部212を介して後壁3LRから離れた位置に一体に設けられ、後上部ボス203は、上クランクケース3Uの後壁3URに一体に設けられる。
これらボス201〜203には、車幅方向に延びるボルト締結用のボス孔Pが設けられ、これらボス201〜203と車体フレーム111とがボルト締結されることによって、内燃機関1が車体フレーム111に固定されるようになっている。
本構成では、後下方に張り出す張り出し部212の先端に後下部ボス202を設けているので、後下部ボス202を、他のボス201,203から前後方向及び上下方向に離して配置でき、内燃機関1と車体フレーム111との連結位置の適正化を容易に図り、支持剛性を容易に確保し易くなる。
また、この内燃機関1では、下クランクケース3Lの後壁3LRが、側面視で前下がりの傾斜面に形成されているため、クランクケース3が下側にいくに従って前後長が短くなる形状を有している。このクランクケース形状の場合、下クランクケース3Lの後壁3LRに後下部ボス202を直接設けたとすると、後下部ボス202と前側ボス201とが近くなりすぎてしまう。
本構成では、上記張り出し部212を設けることによって、後下部ボス202と前側ボス201との前後間隔を長くすると共に、後下部ボス202を後上部ボス203の鉛直線上に配置している。
図3は、内燃機関1を下方から見た図であり、図4は、下クランクケース3Lを下方から見た図である。図3及び図4に示すように、下クランクケース3Lの後壁3LRに設けられる張り出し部212は、左右に間隔を空けて設けられている。そして、左右一対の張り出し部212の後下端となる先端部に、後下部ボス202が一体に形成されている。
下クランクケース3Lには、図4に示すように、下クランクケース3L内を下方に開口させる下方開口251が設けられており、この下方開口251はオイルパン3Gで閉塞される。
この下方開口251は、下クランクケース3Lの後壁3LRの下端と、下クランクケース3Lの前壁3LFの下端との間に開口し、この下方開口251の周縁に沿って無端状に連なるオイルパン結合面251Sが設けられ、このオイルパン結合面251Sには、オイルパン締結用の複数の締結穴253が形成される。そして、これら締結穴253を介してオイルパン3Gが下クランクケース3Lに複数のボルト255(図3参照)で固定されるようになっている。
図4に示すように、オイルパン3Gを取り外した状態では、下クランクケース3L内の左右の側壁3LS間を架橋するように幅方向に延びる底壁271と、底壁271の後端に連設する後壁272とが露出する。
底壁271は、クランク軸2及びクランク側駆動歯車2Bを収容するクランク室R1(図2参照)の下方に延在しており、この底壁271の下面には、オイルポンプ50が取り付けられるオイルポンプ取付面273が設けられる。
このオイルポンプ取付面273には、オイルポンプ50をボルト固定するための複数の締結穴273Bや、オイルポンプ50に連通する各種開口部274,276が設けられる。また、後壁272は、変速機Mやギヤシフト機構47を収容する変速機室R2(図2参照)とクランク室R1との間を、前後に仕切るように上下方向に延在している。
次に、下クランクケース3Lの後壁3LRを説明する。
後壁3LRは、図2に示すように、カウンタ軸42に設けられた中間駆動歯車42Aと、出力軸43に設けられた被動歯車43Aとの背面側に近接するように前下がりに傾斜する傾斜壁に形成されている。
図4に示すように、後壁3LRには、左右一対の張り出し部212の間を、車幅方向一端側上部(左上角部)から車幅方向他端側下部(右下角部)に向かって斜めに延在する筋交い状の第1リブ281が設けられると共に、左右一対の張り出し部212間を架橋する格子状(前後方向と車幅方向とに延びる格子状)の第2リブ282が設けられる。すなわち、後壁3LRは、形状の異なる2種類のリブ281,282が設けられることによって、後壁3LR自体の強度が高められている。

ところで、クランクケース3に張り出し部212を設け、この張り出し部212を介してエンジン取付用のボス202を設ける構成にした場合、エンジン内部から発生する振動に共振して張り出し部212が振動し、共振音が発生するおそれがある。また、この内燃機関1は、変速操作を短時間で行うことが可能なツインクラッチ式エンジンであるため、変速時に張り出し部212が振動し、この振動により音が発生するおそれもある。
一方、この音の発生防止のために張り出し部212の強度をアップするのは、重量増を招いてしまい、望ましくない。
そこで、本構成では、張り出し部212を、左右一対の壁部材212A,212Bで構成し、この左右一対の壁部材212A,212Bの間に、防振用ラバー301を嵌め込んだ構成にしている。
以下の説明において、左右一対の張り出し部212を左右で区別して説明する場合には、車体右側の張り出し部212を、第1張り出し部212Rと表記し、車体左側の張り出し部212を、第2張り出し部212Lと表記する。また、左右一対の防振用ラバー301を左右で区別して説明する場合は、第1張り出し部212Rに嵌め込まれる防振用ラバー301を、第1防振用ラバー301Rと表記し、第2張り出し部212Lに嵌め込まれる防振用ラバー301を、第2防振用ラバー301Lと表記する。
図5は、張り出し部212Rの断面構造(図4のV−V断面)を示し、図6は、張り出し部212Lの断面構造(図4のVI−VI断面)を示している。
まず、第1張り出し部212Rを説明する。
第1張り出し部212Rを構成する左右一対の壁部材212A,212Bは、図4に示すように、その間に間隔WRを空けて下クランクケース3Lに一体に設けられ、両壁部材212A,212Bは同形状に形成されている。
図5に示すように、壁部材212Aは、下クランクケース3Lの後壁3LRから後下方にいくに従って徐々に幅狭となり、側面視で略三角形状を有しており、後下端に位置する頂点部分に後下部ボス202が設けられている。
この壁部材212Aの下面212Mは、下クランクケース3Lの底面を構成するオイルパン結合面251Sに沿った面(本構成では水平面)とされ、壁部材212Aの背面(側面)212Nは、オイルパン結合面251Sよりも上方位置から後下方に傾斜する傾斜面に形成されている。これによって、壁部材212Aは、後下部ボス202を頂点とした鋭角(本構成では頂点角度が約60°〜80°範囲)の三角形状に形成されている。
なお、壁部材212Bは、壁部材212Aと同形状であって、側面視で重なる同位置に設けられるため、形状等の説明は省略する。
図4及び図5に示すように、左右の壁部材212A,212B間には、後下部ボス202と、後壁3LRと後下部ボス202との間を直線状に後下方に延びる傾斜リブである第1リブ221と、この第1リブ221の基端部から放射方向に直線状に延びる上下一対の第2リブ222及び第3リブ223とが設けられる。これら後下部ボス202及び第1〜第3リブ221〜223は、左右の壁部材212A,212B間を車幅方向で架橋するように延在し、左右の壁部材212A,212Bの連結強度を向上させる。
第2リブ222は、鉛直方向に延びる鉛直リブに形成されており、壁部材212A,212Bの底面212M近傍まで突出する。また、第3リブ223は、第2リブ222と直交する方向に延びるリブ、つまり、水平後方に延びる水平リブに形成されており、壁部材212A,212Bの背面212N近傍まで突出する。
このようにして、左右の壁部材212A,212B間には、第1リブ221によって仕切られる一対の凹部を構成する第1凹部231と第2凹部232とが形成され、第1凹部231は、クランクケース3下端側に開口する凹形状を有し、第2凹部232は、クランクケース3背面側(側面側)に開口する凹形状を有している。
次に、第1防振用ラバー301Rを説明する。
図7(A)は、第1防振用ラバー301Rの正面図、図7(B)は側面図、図7(C)は、図7(B)のC−C断面図、図7(D)は、図7(B)のD−D断面図である。
第1防振用ラバー301Rは、防振性を有するゴム等の弾性材料で形成される弾性部品であり、図5及び図7に示すように、第1張り出し部212Rの第1凹部231に挿入される部位である第1ラバー部311と、第2凹部232に挿入される部位である第2ラバー部312と、第1ラバー部311と第2ラバー部312とを連結する連結部を構成する薄板状の連結ラバー部313とを一体に備えている。
第1ラバー部311は、壁部材212A,212B間の第1凹部231(図5参照)の凹形状に嵌る凸形状を有し、鉛直リブである第2リブ222が入る溝311Aを有している。
また、第1ラバー部311は、図7(C)に示すように、第1凹部231に挿入される先端部にいくに従って一定傾斜で幅狭となる断面形状を有し、第1凹部231に挿入される先端部Xの幅WAが左右一対の壁部材212A,212Bの間隔WRよりも小さく、基端部Yの幅WBが上記間隔WRよりも広く形成されている。
また、第2ラバー部312は、左右の壁部材212A,212B間の第2凹部232(図5参照)の凹形状に嵌る凸形状を有し、鉛直リブである第3リブ223が入る溝312Aを有している。
図7(D)に示すように、第2ラバー部312についても、第1ラバー部311と同様に、先端部Xにいくに従って幅狭となる先細形状を有し、第2凹部232に挿入される先端部Xの幅WAが左右一対の壁部材212A,212Bの間隔WRよりも小さく、基端部Yの幅WBが上記間隔WRよりも広く形成されている。
連結ラバー部313は、第1ラバー部311と第2ラバー部312との間を、両ラバー部311,312よりも幅狭の一定幅で延在する薄板形状を有し、弾性変形により容易に屈曲させることが可能である。従って、連結ラバー部313を屈曲させることで、第1防振用ラバー301Rの第1ラバー部311を、第1張り出し部212Rの第1凹部231に向け、かつ、第1防振用ラバー301Rの第2ラバー部312を、第1張り出し部212Rの第2凹部232に向けることができる。
第1防振用ラバー301Rを取り付ける場合には、第1防振用ラバー301Rの第1ラバー部311を、下クランクケース3L下端側から第1張り出し部212Rの第1凹部231に挿入すれば、図5に示すように、第1ラバー部311を第1凹部231内に嵌め込むことができる。
この場合、第1ラバー部311が、第1凹部231の内形状に沿った形状に形成されると共に、その基端部Yの幅WBが左右の壁部材212A,212Bの間隔WRよりも広く形成されているため、第1ラバー部311が左右の壁部材212A,212B内で縮められて左右の壁部材212A,212Bに密着し、第1凹部231をほぼ埋めた状態で保持される。これによって、第1防振用ラバー301Rが、下クランクケース3Lの第1張り出し部212Rに圧入される。
同様に、第1防振用ラバー301Rの第2ラバー部312を、下クランクケース3L背面側(側面側)から第1張り出し部212Rの第2凹部232に挿入すれば、第2ラバー部312を第2凹部232内に嵌め込むことができる。この場合、第2凹部232内が左右の壁部材212A,212Bに挟まれて密着し、第2凹部232をほぼ埋めた状態で保持され、第2ラバー部312が下クランクケース3Lの第1張り出し部212Rに圧入される。
このようにして、第1ラバー部311と第2ラバー部312とを、第1張り出し部212Rに入れると、図5に示すように、第1ラバー部311と第2ラバー部312との間の連結ラバー部313が、後下部ボス202の外周を囲い、後下部ボス202の外周に密着するようになっている。
次いで、第2張り出し部212Lを説明する。
第2張り出し部212Lを構成する左右一対の壁部材212A,212Bは、図4に示すように、その間に間隔WLを空けて下クランクケース3Lに一体に設けられ、両壁部材212A,212Bは同形状に形成されている。なお、この間隔WLは、第1張り出し部212R側の間隔WRと同一でもよいし、異なっていてもよい。
図6に示すように、壁部材212Aは、下クランクケース3Lの後壁3LRから後下方にいくに従って徐々に幅狭となり、側面視で略三角形状を有しており、後下端に位置する頂点部分に後下部ボス202が設けられている。
この壁部材212Aの下面212Mは、下クランクケース3Lの底面を構成するオイルパン結合面251Sに沿った面(本構成では水平面)に略沿った傾斜面とされ、壁部材212Aの背面212Nは、オイルパン結合面251Sよりも上方位置から後下方に傾斜する傾斜面に形成されている。これによって、壁部材212Aは、後下部ボス202を頂点とした鋭角(本構成では頂点角度が約60°〜80°範囲)の三角形状に形成されている。
なお、第2張り出し部212Lについても、壁部材212Bは、壁部材212Aと同形状であって、側面視で重なる同位置に設けられるため、形状等の説明は省略する。
図4及び図6に示すように、左右の壁部材212A,212B間には、後下部ボス202と、後壁3LRと後下部ボス202との間を直線状に後下方に延びる傾斜リブである第1リブ221と、この第1リブ221の基端部近傍から放射方向に直線状に延びる上下一対の第2リブ222及び第3リブ223とが設けられる。これら後下部ボス202及び第1〜第3リブ221〜223は、左右の壁部材212A,212B間を車幅方向で架橋するように延在し、左右の壁部材212A,212Bの連結強度を向上させる。
第2リブ222は、鉛直方向に延びる鉛直リブに形成されており、壁部材212A,212Bの底面212M近傍まで突出する。また、第3リブ223は、第2リブ222と直交する方向に延びるリブ、つまり、水平後方に延びる水平リブに形成され、壁部材212A,212Bの背面212N近傍まで突出する。
このようにして、第2張り出し部212Lにおいても、左右の壁部材212A,212B間には、第1リブ221によって仕切られる一対の凹部を構成する第1凹部231と第2凹部232とが形成され、第1凹部231は、クランクケース3下端側に開口する凹形状を有し、第2凹部232は、クランクケース3背面側(側面側)に開口する凹形状を有している。
続いて、第2防振用ラバー301Lを説明する。
図8(A)は、第2防振用ラバー301Lの側面図、図8(B)は背面図、図8(C)は、図8(A)のC−C断面図、図8(D)は、図8(A)のD−D断面図である。
第2防振用ラバー301Lは、防振性を有するゴム等の弾性材料で形成される弾性部品であり、図6及び図8に示すように、第2張り出し部212Lの第1凹部231に挿入される部位である第1ラバー部311と、第2凹部232に挿入される部位である第2ラバー部312と、第1ラバー部311と第2ラバー部312とを連結する連結部を構成する薄板状の連結ラバー部313とを一体に備えている。
第1ラバー部311は、壁部材212A,212B間の第1凹部231(図6参照)の凹形状に嵌る凸形状を有し、鉛直リブである第2リブ222が入る溝311Aを有している。
また、第1ラバー部311は、図8(C)に示すように、第1凹部231に挿入される先端部Xにいくに従って一定傾斜で幅狭となる断面形状を有し、第1凹部231に挿入される先端部Xの幅WAが左右一対の壁部材212A,212Bの間隔WLよりも小さく、基端部Yの幅WBが上記間隔WLよりも広く形成されている。
また、第2ラバー部312は、左右の壁部材212A,212B間の第2凹部232(図6参照)の凹形状に嵌る凸形状を有し、鉛直リブである第3リブ223が入る溝312Aを有している。
図8(D)に示すように、第2ラバー部312についても、第1ラバー部311と同様に、第2凹部232に挿入される先端部Xにいくに従って一定傾斜で幅狭となる断面形状を有し、第2凹部232に挿入される先端部Xの幅WAが左右一対の壁部材212A,212Bの間隔WLよりも小さく、基端部Yの幅WBが上記間隔WLよりも広く形成されている。
連結ラバー部313は、第1ラバー部311と第2ラバー部312との間を、両ラバー部311,312よりも幅狭の一定幅で延在する薄板形状を有し、弾性変形により容易に屈曲させることが可能である。
以上の構成により、第2防振用ラバー301Lを取り付ける場合には、第2防振用ラバー301Lの第1ラバー部311を、下クランクケース3L下端側から第2張り出し部212Lの第1凹部231に挿入すれば、第1ラバー部311を第1凹部231内に嵌め込むことができると共に、第2防振用ラバー301Lの第2ラバー部312を、下クランクケース3L背面側から第2張り出し部212Lの第2凹部232に挿入すれば、第2ラバー部312を第2凹部232内に嵌め込むことができる。
この場合、第1ラバー部311及び第2ラバー部312が、第1凹部231及び第2凹部232の内形状に沿った形状に形成され、かつ、その基端部Yの幅WBが上記間隔WLよりも広く形成されているため、第1ラバー部311及び第2ラバー部312が左右の壁部材212A,212Bに密着し、第1凹部231及び第2凹部232をほぼ埋めた状態で保持される。これによって、第2防振用ラバー301Lが、下クランクケース3Lの第2張り出し部212Lに圧入される。
また、第1ラバー部311と第2ラバー部312とを、第2張り出し部212Lに入れると、図6に示すように、第1ラバー部311と第2ラバー部312との間の連結ラバー部313が、後下部ボス202の外周を囲い、後下部ボス202の外周に密着するようになっている。
以上説明したように、張り出し部212を構成する左右一対の壁部材212A,212Bの間に、防振用ラバー301(301R,301L)を圧入すれば、左右一対の壁部材212A,212Bや、壁部材212A,212B間のリブ221〜223等の振動が、防振用ラバー301によって緩和され、振動による音の発生を抑えることが可能になる。
さらに、張り出し部212先端側の後下部ボス202の外周に、防振用ラバー301の連結ラバー部313が密着するので、連結ラバー部313によって後下部ボス202の振動を緩和でき、音の発生を抑制できると共に、連結ラバー部313を後下部ボス202のガード部材として機能させることが可能である。
次にオイルパン3Gを説明する。
図9(A)は、オイルパン3Gを下方から見た図であり、図9(B)は、図9(A)のB−B断面図であり、図9(C)は、オイルパン3Gを上方から見た図である。
これら図に示すように、オイルパン3Gは、上方が開口するお椀形状を有し、オイルパン3Gの左右両側から車幅方向中心に向かって延びる左右一対の底板部351と、左右一対の底板部351の間で最も深い最深部を構成するオイル溜まり部352とを備え、オイルパン3Gの周縁に沿って無端状に連なるクランクケース結合面353S(図9(C)参照)を有している。
このクランクケース結合面353Sは、オイルパン3Gの最上面を構成し、下クランクケース3Lのオイルパン結合面251Sと重ね合わせることが可能で、かつ、オイルパン結合面251Sの複数の締結穴253に連通する孔部353を有し、オイルパン3Gの下方から複数のボルト255(図3参照)で下クランクケース3Lに結合される。
このオイルパン3Gは、内燃機関1潤滑用のオイル(いわゆるエンジンオイル)を貯留するオイル貯留部として機能し、オイルパン3G内のオイルは、オイル溜まり部352に集められ、オイルポンプ50(図2参照)を介して内燃機関1の各部に供給される。
このオイルパン3Gの左右の底板部351の上面には、上面の略全体に渡って格子状のリブ361が設けられると共に、左右方向(車幅方向)に延びる複数本の横リブ362と、底板部351とオイル溜まり部352との境界部分で前後方向に延在する縦リブ363とが設けられ、これらリブ361〜363によって底板部351の強度を高めている。この場合、格子状のリブ361は、車体の前後及び左右方向に延びるのではなく、上面視で、斜め方向、つまり、車体前方向を0度とした場合に、右45度と左45度とに延びる格子状のリブに形成されており、全てのリブ361〜363の延びる方向が異なり、底板部351全体の強度を効率よく高めることができる。
また、オイルパン3Gのオイル溜まり部352には、下面に前後方向に延びる複数本の縦リブ371が設けられ、上面に複数本の横リブ372が設けられ、これらリブ371,372によってオイル溜まり部311全体の強度が高められている。
このようにしてオイルパン3G全体の強度を高めておけば、このオイルパン3Gが連結される下クランクケース3Lを含めた内燃機関1のケース剛性を高めることが可能である。
また、このオイルパン3Gの上端には、オイルパン3Gの右後方の角部から後方に延出する第1鍔部381と、オイルパン3Gの左後方の角部から車幅方向外側に延出する第2鍔部382とが一体に形成されている。そして、オイルパン3Gを下クランクケース3Lに連結した場合、図5に示すように、第1鍔部381が、第1防振用ラバー301Rに下方から当接し、図6に示すように、第2鍔部382が、第2防振用ラバー301Lに下方から当接する。これによって、第1鍔部381によって第1防振用ラバー301Rを抜け止めでき、第2鍔部38によって第2防振用ラバー301Lを抜け止めできる。
このように、オイルパン3Gに、第1及び第2防振用ラバー301R,301Lの抜け止め用の第1及び第2鍔部381,382を一体に設けたので、第1及び第2防振用ラバー301R,301Lの抜けを防止でき、抜け止め部材を別途設ける場合に比して、部品点数を低減することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、クランクケース3の外表面に設けられる張り出し部212を、左右一対の壁部材212A,212Bで構成し、壁部材212A,212Bの間に防振用ラバー301を嵌め込むようにしたので、張り出し部212の音鳴りを防止でき、音鳴り防止のために張り出し部212の厚みを増す等して強度をアップする必要がなくなる。従って、張り出し部212の音鳴りを防止し、かつ、軽量化が可能になる。
また、上記張り出し部212は、クランクケース3底面に設けられ、防振用ラバー301の一部は、クランクケース3底面から上方に向かって嵌め込まれ、オイルパン3Gの上端に設けられた第1鍔部381及び第2凹部382で抜け止めされるので、防振用ラバー301の脱落防止を、特別な止め具なしに,オイルパン3Gをクランクケース3に取り付けるのと同時に行うことができ、作業性の向上及びコストの削減が可能になる。
また、張り出し部212は、後下部ボス202を頂点に略三角形状に張り出し、防振用ラバー301は、クランクケース3下端側から挿入される部位である第1ラバー部311と、クランクケース3側面方向(本構成では背面方向)から挿入される部位である第2ラバー部312に分割されると共に、両ラバー部311,312は、後下部ボス202の外周を囲繞する連結部である連結ラバー部313で一体に連結されるので、防振用ラバー301の各部品の取り付け作業時に部品を脱落し難く、作業性が向上する。また、部品点数が減り、部品の管理が容易となる。
また、張り出し部212の両壁部材212A,212Bには、両壁部材212A,212Bを連結する第1〜第3リブ221〜223が設けられると共に、防振用ラバー301に第2及び第3リブ222,223に嵌合する凹部311A,312Aが設けられるので、張り出し部212の強度アップを図りつつ、防振用ラバー301をより一層抜け難くすることができる。
また、防振用ラバー301は、挿入される先端部Xが両壁部材212A,212Bの間隔WR,WLより狭いので、防振用ラバー301を、両壁部材212A,212B間に差し込み易くなる。しかも、防振用ラバー301の基端部Yが両壁部材212A,212Bの間隔WR,WLより広いので、防振用ラバー301を抜け難くすることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、後下部ボス202を張り出し部212を介して設け、この張り出し部212に防振用ラバー301を取り付けるようにしたが、これに限らず、前側ボス201等の他のボスを張り出し部を介して設け、その張り出し部に防振用ラバー301を取り付けるようにしてもよい。
一例を挙げれば、クランクケース3の前壁に前方に張り出す張り出し部を設け、その張り出し部を左右一対の壁部材で構成し、両壁部材間に防振用ラバー301を取り付けるようにしてもよい。この場合、防振用ラバー301の第1ラバー部311は、クランクケース3下端側から挿入し、第2ラバー部312は、クランクケース3側面方向(前面方向)から挿入すればよい。この場合、前側の張り出し部近傍からの音鳴りを防止できる。
また、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車100の内燃機関1に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、鞍乗り型車両等の小型車両の内燃機関に本発明を広く適用することができる。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)等に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 内燃機関
クランク軸
3 クランクケース
3G オイルパン
202 後下部ボス
212 張り出し部
212R 第1張り出し部
212L 第2張り出し部
212A,212B 壁部材
221 第1リブ
222 第2リブ(鉛直リブ)
223 第3リブ(水平リブ)
231 第1凹部
232 第2凹部
301 防振用ラバー
301R 第1防振用ラバー
301L 第2防振用ラバー
311 第1ラバー部
312 第2ラバー部
313 連結ラバー部(連結部)
381 第1鍔部
382 第2鍔部

Claims (5)

  1. クランクケース(3)の外表面に張り出し部(212)を介してボス(202)を設けるようにした内燃機関のクランクケースにおいて、
    前記張り出し部(212)を、左右一対の壁部材(212A,212B)で構成すると共に、前記壁部材(212A,212B)の間に防振用ラバー(301)を嵌め込み
    前記張り出し部(212)は、前記クランクケース(3)底面に設けられ、前記防振用ラバー(301)の一部は、前記クランクケース(3)底面から上方に向かって嵌め込まれ、オイルパン(3G)の上端に設けられた鍔部(381,382)で抜け止めされていることを特徴とする内燃機関のクランクケース。
  2. クランクケース(3)の外表面に張り出し部(212)を介してボス(202)を設けるようにした内燃機関のクランクケースにおいて、
    前記張り出し部(212)を、左右一対の壁部材(212A,212B)で構成すると共に、前記壁部材(212A,212B)の間に防振用ラバー(301)を嵌め込み、
    前記張り出し部(212)は、前記ボス(202)を頂点に略三角形状に張り出し、前記防振用ラバー(301)は、前記クランクケース(3)下端側から挿入される部位(311)と、前記クランクケース(3)側面方向から挿入される部位(312)に分割されると共に、前記両部位(311,312)は、前記ボス(202)の外周を囲繞する連結部(313)で一体に連結されていることを特徴とする内燃機関のクランクケース。
  3. クランクケース(3)の外表面に張り出し部(212)を介してボス(202)を設けるようにした内燃機関のクランクケースにおいて、
    前記張り出し部(212)を、左右一対の壁部材(212A,212B)で構成すると共に、前記壁部材(212A,212B)の間に防振用ラバー(301)を嵌め込み、
    前記張り出し部(212)の両壁部材(212A,212B)には、両壁部材(212A,212B)を連結するリブ(222,223)が設けられると共に、前記防振用ラバー(301)に前記リブ(222,223)に嵌合する凹部(311A,312A)が設けられていることを特徴とする内燃機関のクランクケース。
  4. 前記防振用ラバー(301)は、挿入される先端部が前記両壁部材(212A,212B)の間隔より狭く、基端部が前記両壁部材(212A,212B)の間隔より広くなっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関のクランクケース。
  5. 前記張り出し部(212)は、一対の凹部(231,232)を有し、
    前記防振用ラバー(301)は、前記一対の凹部(231,232)に各々挿入される第1及び第2ラバー部(311,312)と、前記第1及び第2ラバー部(311,312)との間を、両ラバー部(311,312)よりも幅狭の一定幅で延在する薄板状の連結ラバー部(313)とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関のクランクケース。
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