JP5465345B1 - 油圧ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】可動式の前窓に干渉することなく大画面のモニタをキャブ内の前方側に配置できる、油圧ショベルを提供する。
【解決手段】油圧ショベル1は、キャブ4と、キャブ4の一方の側部側に配置された作業機5とを備えている。上記キャブは、運転席61と、フロントピラー40と、屋根部分142と、第1および第2ガイドレール241,242と、前窓47と、モニタ装置66と、モニタ21と、支持部材とを含んでいる。モニタ21はモニタ装置66の上方において第1ピラー41に支持され、かつ第1表示面よりも大きい第2表示面を有している。支持部材は、前窓47が開口部を閉じた状態と開口部を開いた状態との間で移動する移動領域に干渉する干渉位置と、干渉しない非干渉位置とに亘ってモニタ21を移動可能に支持している。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧ショベルに関し、特に、情報化施工システムが採用されている油圧ショベルに関する。
近年、作業車両では、情報化施工の導入が急速に促進されている。情報化施工は、建設事業の施工段階において、情報通信技術(ICT;Information and Communication Technology)を用いて作業機の位置検出を行ない、検出された作業機の位置に基づいて作業機を自動制御することにより、高効率かつ高精度な施工を実現することを目的としたシステムである。従来の情報化施工システムを採用した作業車両は、たとえば特許文献1(特開2005−163470号公報)に開示されている。
特開2005−163470号公報
情報化施工用のモニタは、表示される情報量が多いので、従来キャブ内に設置されるモニタでは十分に情報を表示できない。このため、モニタを大型化することが求められる。また、情報化施工用のモニタは作業時に容易に視ることができる場所、例えば、キャブ内の前方側に配設される。他方、オペレータが作業機を視認可能なように、キャブ前方の前窓は開閉自在に設けられることが求められる。モニタを単純に大型化すると、前窓を開けるときにモニタと前窓とが干渉し、前窓を開けられなくなる場合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動式の前窓に干渉することなく大画面のモニタをキャブ内の前方側に配置できる、油圧ショベルを提供することである。
本発明の油圧ショベルは、キャブと、キャブの一方の側部側に配置された作業機とを備えた油圧ショベルである。上記キャブは、運転席と、フロントピラーと、屋根部分と、第1ガイドレールと、第2のガイドレールと、前窓と、第1モニタと、第2モニタと、支持部材とを含んでいる。フロントピラーは、運転席の前方側に配置されている。フロントピラーは、一方の側部側に配置された第1ピラーと他方の側部側に配置された第2ピラーとを有している。屋根部分は運転席の上方を覆っている。第1ガイドレールは第1および第2ピラーのそれぞれに沿って延在する。第2ガイドレールは屋根部分に沿って延在する。前窓は上端部と下端部とを有し、上端部が第2ガイドレールに沿って移動可能で、かつ下端部が第1ガイドレールに沿って移動可能に設けられている。第1モニタは、運転席の前方側であって第1ピラー側に配置され、かつ第1表示面を有している。第2モニタは第1モニタの上方において第1ピラーに支持され、かつ第1表示面よりも大きい第2表示面を有している。支持部材は、第1ピラーに固定された基部と、基部に対して回動可能に支持された回動部と、回動部に対して第2モニタを支持する自在継手とを有している。支持部材は、前窓が第1および第2ピラーの間の開口部を閉じた状態と開口部を開いた状態との間で移動する移動領域に干渉する干渉位置と、干渉しない非干渉位置とに亘って第2モニタを移動可能に支持している。
本発明の油圧ショベルによれば、第1表示面よりも大きい第2表示面を有する第2モニタを備えているため、情報化施工用の情報を十分に表示することができる。そして、前窓を移動する際には、第2モニタを非干渉位置に移動することにより、表示面の大きい第2モニタと前窓との干渉を回避することができる。また、キャブ内の前方側に配置されているフロントピラーのうち、作業機に近接する側の第1ピラーに、支持部材を介して第2モニタを取り付けることができる。そのため、作業機を操作するときのオペレータの視線移動量を小さくすることができ、作業効率を向上することができる。また、支持部材を第1ピラーに対して回動させ、第2モニタを支持部材に対して回動させることにより、第1ピラーに対して第2モニタを相対的に移動させることができる。したがって、第2モニタを、干渉位置から非干渉位置へ、容易に移動することができる。
上記の油圧ショベルにおいて、第2表示面は、上縁と下縁とを有している。第2モニタが干渉位置にあるとき上縁は下縁よりも前方側に配置されており、かつ非干渉位置にあるとき下縁は上縁よりも前方側に配置されている。
これにより、オペレータが運転席に着座しているときの第2表示面の視認性を向上することができ、オペレータが第2表示面をより見やすくなる。
上記の油圧ショベルにおいて、第2モニタが非干渉位置にあるときに、第2表示面は、第2モニタが干渉位置にあるときよりもキャブの側部側を向いている。
このようにすれば、第2表示面がキャブの側部側を向くように第2モニタを移動させることにより、干渉位置から非干渉位置へ第2モニタを移動させることができる。
上記の油圧ショベルにおいて、キャブは、操作レバーをさらに含んでいる。操作レバーは、中立位置において第2モニタの最後方との干渉を避けて配置されている。操作レバーは、操作レバーの前後方向の位置にかかわらず中立位置にあれば第2モニタの最後方との干渉をさけて配置されている。
これにより、前窓と第2モニタとの干渉を避けるために第2モニタを非干渉位置に移動させたときに第2モニタが操作レバーと干渉することを、確実に回避することができる。
以上説明したように本発明によれば、閉位置と開位置との間を移動可能な前窓に干渉することなく、大画面の第2モニタをキャブ内の前方側に配置することができる。
本発明の一実施の形態における油圧ショベルの構成を示す概略斜視図である。 図1に示す油圧ショベルに適用される油圧回路図である。 油圧ショベルのキャブ内部の斜視図である。 モニタを支持する支持部材の構成を示す概略斜視図である。 図4に示す支持部材の分解斜視図である。 モニタが干渉位置に配置されている状態を示す、キャブの断面模式図である。 モニタが非干渉位置に配置されている状態を示す、キャブの断面模式図である。 干渉位置および非干渉位置にあるモニタを側面視した模式図である。 実施の形態2の支持部材の構成を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の思想を適用可能な油圧ショベルの構成について説明する。
図1を参照して、油圧ショベル1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機5とを主に備えている。下部走行体2と上部旋回体3とにより、作業車両本体が構成されている。
下部走行体2は、左右一対の履帯を有している。一対の履帯が回転することにより、油圧ショベル1が自走可能なように構成されている。上部旋回体3は、下部走行体2に対して旋回自在に設置されている。
上部旋回体3は、前方側F(車両前側)の左側Lに、オペレータが油圧ショベル1を操作するための空間であるキャブ4を含んでいる。キャブ4は、作業車両本体に含まれている。上部旋回体3は、後方側B(車両後側)にエンジンを収納するエンジンルームや、カウンタウェイトを有している。なお、本実施の形態では、オペレータがキャブ4内に着座したときに、オペレータの左側となる方向を左側L、右側となる方向を右側R、前方となる方向を前方側F、後方となる方向を後方側Bと称する。
土砂の掘削などの作業を行なう作業機5は、上下方向に揺動自在に、上部旋回体3により軸支されている。作業機5は、上部旋回体3の前方側Fの略中央部に上下揺動自在に取り付けられたブーム6と、ブーム6の先端部に前後揺動自在に取り付けられたアーム7と、アーム7の先端部に前後揺動自在に取り付けられたバケット8とを有している。ブーム6、アーム7およびバケット8はそれぞれ、油圧シリンダであるブームシリンダ9、アームシリンダ10およびバケットシリンダ11によって、揺動駆動されるように構成されている。
作業機5は、キャブ4に対し右側Rに設けられている。作業機5は、上部旋回体3の前方側Fの左側Lに配置されたキャブ4に対し、キャブ4の一方の側部側である右側Rに設けられている。なお、キャブ4と作業機5との配置は図1に示す例に限られるものではなく、たとえば上部旋回体3の前方右側に配置されたキャブ4の左側に作業機5が設けられていてもよい。
図2を参照して、上部旋回体3の後方側Bに搭載されたエンジン25のPTO(Power Take Offの略称)装置29には、複数の油圧ポンプ31a,31b,32a,32b,33a,33b,34が連結されている。油圧ポンプ34は、操作レバー13により操作されるパイロット圧操作弁12に、パイロット圧を供給する。他の油圧ポンプ31a〜33bは、作業機5を駆動する各油圧シリンダ9,10,11、上部旋回体3を旋回駆動する旋回モータ、および下部走行体2に設けた左右走行モータ37a,37bなどに、圧油を供給する。図2に図示されていないアクチュエータを駆動するための油圧回路も、図2に記載されている回路と同様の回路で構成されている。
油圧ポンプ31a,31bから吐出された圧油は、それぞれ右走行モータ用切換弁14a、ブーム用切換弁14b、バケット用切換弁14cおよびアーム用切換弁14dを介して、右走行モータ37b、ブームシリンダ9、バケットシリンダ11およびアームシリンダ10に供給される。これら切換弁14a〜14dのパイロット操作部には、それぞれに対応したパイロット圧が、パイロット圧操作弁12から供給される。
油圧ポンプ31a,31bの吐出管路、油圧ポンプ32a,32bの吐出管路、および油圧ポンプ33a,33bの吐出管路には、それぞれのポンプ吐出圧を検出する圧力センサ35a,35b,36が設けられている。切換弁14a〜14dと各アクチュエータとを接続する管路には、各アクチュエータの負荷圧を検出する圧力センサ16a,16b,17a,17b,18a,18b,19a,19bがそれぞれ設けられている。旋回モータ、左走行モータ37aに関しても、上記と同様にその接続管路にそれぞれの負荷圧を検出する圧力センサ(図示せず)が設けられている。これらの圧力センサの検出信号は、コントローラ20に入力される。コントローラ20は、上記圧力センサからの各アクチュエータの負荷圧検出値に基づき、それぞれの作業機や下部走行体2の走行駆動部などの負荷頻度(負荷レベル毎の発生頻度であり、負荷量に対応する。)を求める。
エンジン25の燃料噴射ポンプ26には、エンジンコントローラ22から燃料噴射量指令が入力される。エンジンコントローラ22には、エンジン25の出力回転軸に設けたエンジン回転数センサ27の検出信号が、フィードバック信号として入力される。エンジンコントローラ22は、このエンジン回転数のフィードバック信号に基づき、エンジン25を所定馬力で駆動するように燃料噴射量指令を演算して出力すると共に、コントローラ20にエンジン回転数および出力した燃料噴射量指令値を入力する。
コントローラ20と、エンジンコントローラ22と、モニタ21とは、双方向の通信ケーブル23を介して接続されており、油圧ショベル1内の通信ネットワークを形成している。モニタ21、コントローラ20およびエンジンコントローラ22は、ネットワーク通信ケーブル23,23を経由して互いに情報を送受信可能となっている。尚、モニタ21、コントローラ20、エンジンコントローラ22はそれぞれ、マイクロコンピュータなどのコンピュータ装置を主体として構成されている。
コントローラ20と外部の監視局76との間で、情報の送受信が可能となっている。本実施形態では、コントローラ20と監視局76とは、衛星通信を介して通信している。コントローラ20には、衛星通信アンテナ72を有する通信端末71が接続されている。衛星通信アンテナ72は、図1に示すように、上部旋回体3に搭載されている。地上の監視局76には、通信衛星73と専用通信回線で通信する通信地球局74に専用回線で結ばれたネットワーク管制局75が、インターネットなどを経由して接続されている。これにより、通信端末71、通信衛星73、通信地球局74およびネットワーク管制局75を経由して、コントローラ20と所定の監視局76との間でデータが送受信される。
本実施の形態の油圧ショベル1に情報化施工システムを搭載する例について説明する。3次元CAD(Computer Aided Design)で作成された施工設計データは、予めコントローラ20に保存されている。モニタ21は、画面上に油圧ショベル1の現状位置をリアルタイムで更新表示し、オペレータが油圧ショベル1の作業状態を常時確認できるようになっている。
コントローラ20は、施工設計データと作業機5の位置および姿勢をリアルタイムで比較し、その比較結果に基づいて油圧回路を駆動することにより、作業機5を制御する。より具体的には、施工設計データに従った施工されるべき位置とバケット8の位置とを合わせ、その後所定の掘削または整地などの施工が行なわれる。これにより、施工設計データに基づいて油圧ショベル1の作業機5が自動制御されるので、施工時の目印となる杭を設置する必要がなくなり、施工効率が向上する。加えて、施工精度を向上することができ、高品質の建設施工を容易に行なうことが可能になる。
再び図1および図3を参照して、キャブ4の内部には、オペレータが前方側Fを向いて着座する運転席61が配置されている。キャブ4は、運転席61を覆って配置されている屋根部分と、屋根部分を支持する複数のピラーとを含んでいる。複数のピラーは、運転席61に対し前方側Fに配置されたフロントピラー40と、運転席61に対し後方側Bに配置されたリアピラー46と、フロントピラー40とリアピラー46との間に配置された中間ピラー44とを有している。各々のピラーは、水平面に対し直交する垂直方向に沿って延在し、キャブ4の床部と屋根部分とに連結されている。
フロントピラー40は、第1ピラー41と、第2ピラー42とを有している。キャブ4に対し右側Rに作業機5が配置されており、第1ピラー41は、作業機5に近接する側(一方の側部側)である右側Rに配置されている。第2ピラー42は、作業機5から離れる側(他方の側部側)である左側Lに配置されている。第1ピラー41と、第2ピラー42と、一対のリアピラー46とによって囲まれた空間は、キャブ4の室内空間を形成している。運転席61は、キャブ4の室内空間に収容されており、キャブ4の床部のほぼ中央部に配置されている。キャブ4の左側Lの側面には、オペレータがキャブ4に乗降するためのドアが設けられている。
第1ピラー41と第2ピラー42との間には、前窓47が配置されている。前窓47は、運転席61に対し前方側Fに配置されている。前窓47は、透明材料により形成されており、運転席61に着座しているオペレータが前窓47を通してキャブ4の外部を視認可能としている。たとえば図3に示すように、運転席61に着座しているオペレータは、前窓47を通して、土砂を掘削するバケット8を直接見ることができる。
図3を参照して、キャブ4内部の前方側Fには、モニタ装置66が設置されている。モニタ装置66は、キャブ4内の右前側の角部に配置されており、キャブ4の床部から延びる支持台により支持されている。モニタ装置66は、第1ピラー41に対し運転席61側に配置されている。モニタ装置66は、運転席61に着座しているオペレータから見て、第1ピラー41の手前側に配置されている。
モニタ装置66は、多目的に使用されるため、各種のモニタ機能を有する平面状の表示面66dと、多機能が割り当てられた複数のスイッチを有するスイッチ部67と、表示面66dに表示される内容を音声で表現する音声発生器68とを備えている。この表示面66dは液晶表示器、プラズマ表示器などの、グラフィック表示器により構成されている。スイッチ部67は複数のキースイッチから成っているが、これに限定されずタッチパネル式のタッチスイッチであっても構わない。
運転席61の前方側Fには、下部走行体2を操作する走行操作部62としての左右走行操作レバー63a,63bが設けられている。運転席61の左側Lおよび右側Rには、作業機5(ブーム6、アーム7、バケット8)の駆動および上部旋回体3の旋回を操作するための、作業機操作レバー64,65がそれぞれ設けられている。左右走行操作レバー63a,63bと作業機操作レバー64,65とは、図2に示す操作レバー13に対応している。これらの操作レバーには、作業機5用の油圧シリンダ9,10,11、旋回モータ、左右走行モータ37a,37bの駆動を操作するための、それぞれのパイロット圧操作弁12(図2参照)が接続されている。運転席61の右側Rにはまた、作業機5の操作を行なうためのコンソール69が設けられている。
モニタ装置66の上方には、図2を参照して説明した、外部から受信した油圧ショベル1の現状位置を表示するための、モニタ21が配置されている。モニタ21は、平面状の表示面21dを有している。図3に示すモニタ装置66の表示面66dとモニタ21の表示面21dとを比較して、表示面21dは、表示面66dよりも大きく設けられている。たとえばモニタ装置66が7インチの表示面66dを有しており、モニタ21が12インチの表示面21dを有していてもよい。
モニタ21は、一対のフロントピラー40のうち、作業機5に近接する側の右側Rの第1ピラー41に取り付けられ、第1ピラー41の後方側Bに配置されている。モニタ21は、運転席61に着座しているオペレータの右前方への視線の中で、第1ピラー41の手前側に配置されている。キャブ4の右側Rに作業機5を備えている油圧ショベル1において、モニタ21を第1ピラー41に取付けることにより、オペレータは、作業機5とモニタ21との両方を、小さい視線移動量で見ることができる。
モニタ21は、支持部材50を介して、第1ピラー41に取り付けられている。図4および図5を参照して、第1ピラー41に対して後方側Bに、平板形状のフィン部49が固定されている。フィン部49は、第1ピラー41に対して相対的に移動不可能に設けられている。フィン部49は、キャブ4の前後方向に延在して配置されており、左側Lに向く内側表面と、右側Rに向く外側表面とを有している。支持部材50は、フィン部49の内側表面に取り付けられている。
支持部材50は、フィン部49の内側表面に取り付けられたベース部材51と、モニタ21の裏面側に取り付けられたジョイント部材52と、ベース部材51とジョイント部材52との間に亘って設けられたアーム部材55,56とを有している。
ベース部材51は、球形状の球体部と、円盤状の平板部53とを有している。平板部53には、平板部53を厚み方向に貫通する貫通孔531が複数形成されている。貫通孔531を貫通して接合部材532が設けられることにより、平板部53はフィン部49に接合される。ベース部材51は、フィン部49を介在させて第1ピラー41に固定されている。フィン部49およびベース部材51は、第1ピラー41に固定された基部としての機能を有する。
ジョイント部材52は、球形状の球体部と、円盤状の平板部54とを有している。平板部54には、平板部54を厚み方向に貫通する貫通孔541が複数形成されている。貫通孔541を貫通して接合部材が設けられることにより、平板部54はモニタ21に接合される。ジョイント部材52は、モニタ21に取り付けられた支持部としての機能を有する。
アーム部材55,56は、一方の端部でベース部材51の球体部を挟み、他方の端部でジョイント部材52の球体部を挟んで配置されている。アーム部材55,56は回動部としての機能を有する。ジョイント部材52は自在継手としての機能を有する。アーム部材55にはネジ穴551が形成されており、アーム部材56には貫通孔561が形成されている。一対のアーム部材55,56は、ボルト部材58が貫通孔561を貫通するとともにネジ穴551に螺合することにより、一体に接合される。ボルト部材58の一端には摘み部57が設けられている。オペレータは、摘み部57を摘み持って回転することにより、ボルト部材58を用いたアーム部材55,56の接合および解体を行なう。
ベース部材51の球体部を介してアーム部材55,56がフィン部49に接合されていることにより、アーム部材55,56は、フィン部49の内側表面に対する角度を自在に変化させて、フィン部49に対し相対的に移動可能に設けられている。これにより支持部材50は、フィン部49が取り付けられた第1ピラー41に対し、回動可能に設けられている。
ジョイント部材52の球体部を介してモニタ21がアーム部材55,56に接合されていることにより、モニタ21は、アーム部材55,56の延在方向に対する角度を自在に変化させて、アーム部材55,56に対し相対的に移動可能に設けられている。これによりモニタ21は、支持部材50に対し回動可能に設けられている。
アーム部材55,56を強固に締め付けることにより、ベース部材51の球体部がアーム部材55,56によって強く挟み付けられ、かつジョイント部材52の球体部がアーム部材55,56によって強く挟み付けられる。アーム部材55,56の締め付けにより、モニタ21は第1ピラー41に対して移動不可能に保持され、第1ピラー41に対するモニタ21の位置決めが可能になる。
アーム部材55,56の締め付けを緩めることにより、支持部材50はフィン部49に対し相対移動可能になり、モニタ21は支持部材50に対し相対移動可能になる。これによりモニタ21は、支持部材50によって定められた可動範囲内において、第1ピラー41に対して相対的に、自在に移動可能になる。
以下、キャブ4内部におけるモニタ21の移動について詳細に説明する。図6および図7を参照して、キャブ4は、運転席61に対し前方側Fの前壁141と、後方側Bの後壁144と、運転席61を覆っている屋根部分142と、運転席61を下方から支持している床部143とを有している。運転席61は、キャブ4の室内空間のほぼ中央部に配置されている。モニタ装置66は、床部143から延びる支持台69により支持されている。モニタ21は、フィン部49を介在させて第1ピラー41に取り付けられて、モニタ装置66の上方に配置されている。
キャブ4の内部には、前壁141に沿って延在する第1ガイドレール241と、屋根部分142に沿って延在する第2ガイドレール242とが配置されている。第1ガイドレール241は第1および第2のピラー41、42のそれぞれに沿って延在する。前窓47は、第1および第2ガイドレール241,242によって移動可能に支持されている。前壁141には、図7に示す開口部141aが形成されており、前窓47は当該開口部141aを閉じる閉位置と、当該開口部141aを開く開位置とに移動可能に設けられている。前窓47は、開閉移動自在に設けられている。閉位置に配置されている前窓47は、第1ガイドレール241によって支持されており、キャブ4の前方側Fの開口部141aを閉じている。前窓47は、閉位置からキャブ4の屋根部分142へ向かって上方に移動し、開口部141aを開く開位置に配置される。開位置に配置されている前窓47は、第1および第2ガイドレール241,242の両方によって支持されている。
図6には、前窓47が閉位置にあるときのモニタ21の配置が示されている。モニタ21は、運転席61に着座しているオペレータが容易に表示面21dを視認できるように、表示面21dを運転席61側に向けて配置されている。
図7には、閉位置と開位置との間を移動する前窓47の移動領域が図示されている。前窓47の、キャブ4の室内空間側の表面には、把手471が取り付けられている。前窓47は、オペレータが把手471を把持して前窓47を持ち上げることにより、手動で移動可能に設けられている。前窓7は、上端部と下端部とを有し、上端部が屋根部分142に沿って移動可能で、かつ下端部が第1および第2ピラー41,42に沿って移動可能に設けられている。
図6と図7とを比較して、モニタ21を図6に示す位置に配置したままとすると、前窓47の移動領域にモニタ21が干渉する。図6に示すモニタ21の位置を干渉位置と称する。モニタ21が干渉位置にあると、前窓47の移動が妨げられ、前窓47を開けてオペレータがキャブ4外を直接見ることが困難になる。そこで、本実施の形態のモニタ21は、前窓47の移動領域との干渉を避ける位置に移動可能に設けられている。図6に示す干渉位置から、図7に示す位置にモニタ21を移動することにより、モニタ21が前窓47の移動領域と重ならなくなり、前窓47にモニタ21が干渉しなくなる。図7に示すモニタ21の位置を非干渉位置と称する。
図6〜図8を参照して、干渉位置に配置されているモニタ21(モニタ21A)と、非干渉位置に配置されているモニタ21(モニタ21B)とを比較すると、モニタ21Bは、モニタ21Aに対して、キャブ4内部を後方側Bに向かって移動した位置に配置されている。
図8中には、図6に示す干渉位置にあるモニタ21Aを実線で示しており、図7に示す非干渉位置にあるモニタ21Bを二点鎖線で示している。また図8中には、モニタ21の矩形状の表示面21dの上縁21aの中心と下縁21bの中心とを通る直線を、中心線CLとして一点鎖線で示している。さらに図8中には、水平面に対し直交する垂直方向Vを示している。干渉位置にあるモニタ21Aの中心線CLが垂直方向Vに対し傾斜する傾斜角度を、第1の傾斜角度θ1とする。非干渉位置にあるモニタ21Bの中心線CLが垂直方向Vに対し傾斜する傾斜角度を、第2の傾斜角度θ2とする。このとき、第1の傾斜角度θ1は、第2の傾斜角度θ2よりも小さい。つまり、モニタ21Bは、モニタ21Aに対して、垂直方向Vに対する傾斜角度がより大きくなっている。
干渉位置にあるモニタ21Aでは、表示面21dの上縁21aは、表示面21dの下縁21bよりも、前方側Fに配置されている。一方、非干渉位置にあるモニタ21Bでは、表示面21dの上縁21aは、表示面21dの下縁21bよりも、後方側Bに配置されている。図6および図7には前後方向に沿うキャブ4の断面が図示されており、図7および図8に示すように、モニタ21Bは、モニタ21Aと比較して、よりキャブ4の側部側を向いている。
図3に示すコンソール69は運転席61の右側Rに配置されている。コンソール69の上面前側に作業機5を操作するための作業操作レバー65が配設されている。コンソール69の上面中央・後側にはアームレストが配設されている。コンソール69は運転席61に着座するオペレータの体型に応じて、レバー・スイッチ類を操作しやすいように、高さ・前後位置を調整可能に構成されている。作業機操作レバー65は前後・左右に搖動可能に構成されている。作業機5のブーム6は作業機操作レバー65を前方に搖動させると下がり、作業機操作レバー65を後方に搖動させると上がる。作業機5のバケットは作業機操作レバー65の左右搖動により操作される。作業機操作レバー65は操作されていない状態では、前後・左右搖動の中心にある中立位置に位置する。この中立位置では作業機は動作を停止する。
図6および図7に示す作業機操作レバー65は、上述の通り、コンソール69の移動により、前後方向に移動可能に設けられている。図6,7には、作業機操作レバー65が最も前方側Fに移動し、かつ前後方向の搖動で中立位置にある状態が図示されている。図6に示すように、干渉位置にあるモニタ21Aは、上記状態の作業機操作レバー65と干渉しないように配置されている。図7に示すように、非干渉位置にあるモニタ21Bは、上記状態の作業機操作レバー65と干渉しないように配置されている。作業機操作レバー65は、コンソール69すなわち作業機操作レバー65の前後方向の位置にかかわらず、中立位置にあれば、干渉位置から非干渉位置へ移動するモニタ21との干渉を避けて配置されている。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、油圧ショベル1のキャブ4内に従来設置されていた第1モニタとしてのモニタ装置66に加えて、第2モニタとしてのモニタ21がキャブ4内に設けられている。モニタ21は、情報化施工のために油圧ショベル1の現在位置をリアルタイムに更新表示するためのモニタであって、表示面21dに表示されるべき情報量は多い。したがって、情報化施工用の情報を十分に表示することができる。モニタ21の表示面21dを、モニタ装置66の表示面66dと比較して大きな画面に設けることにより、オペレータは、表示面21dに表示される情報を容易に確認することができる。
モニタ21は、支持部材50によって、前窓47の移動領域に干渉する干渉位置と前窓47の移動領域に干渉しない非干渉位置とに亘って移動可能に支持されている。前窓47を閉めた状態では、オペレータがモニタ21の表示面21dを容易に確認できるように、モニタ21を干渉位置に配置することができる。一方、前窓47を開けるときには、モニタ21を非干渉位置に移動させれば、移動する前窓47がモニタ21に干渉することがなく、前窓47の移動がモニタ21により妨げられることがない。したがって、可動式の前窓47に干渉することなく、大画面のモニタ21をキャブ4の内部空間の前方側Fに配置することができる。
モニタ21は、運転席61に着座しているオペレータに対し前方側Fの、フロントピラー40に取り付けられている。モニタ21は特に、キャブ4に対して作業機5の配置されている側、すなわち右側Rに配置された第1ピラー41に取り付けられている。オペレータから見て第1ピラー41と重なる位置にモニタ21が配置されるので、施工中のオペレータの視野を狭めることなく、大画面のモニタ21をキャブ4内に配置することができる。オペレータは、運転席61に着座している状態で、作業機5とモニタ21との両方を小さい視線移動量で見ることができるので、作業確認がより容易になる。モニタ21を支持する支持部材50を、オペレータから見てモニタ21に隠れる位置に配置することにより、オペレータの視野を一層広く確保することができる。
また支持部材50を第1ピラー41に対し回動可能に設けており、モニタ21を支持部材50に対し回動可能に設けている。これにより、支持部材50を第1ピラー41に対して回動させるとともにモニタ21を支持部材50に対して回動させて、第1ピラー41に対してモニタ21を相対的に移動させることができ、第1ピラー41に対するモニタ21の配置の自由度が向上している。したがって、モニタ21をより容易に干渉位置から非干渉位置へ移動することができる。
支持部材50のアーム部材55,56は、オペレータが摘み部57を回転させることにより、係合および解体が可能な構成とされている。そのため、工具を使用する必要なく、摘み部57を回転させてボルト部材58を緩めることにより、モニタ21を位置調整することができる。ボルト部材58をさらに緩めることにより、モニタ21を支持部材50から取り外すことも可能である。モニタ21を取り外し可能にすれば、作業終了後、オペレータがモニタ21を持ち帰ることが可能になる。
なお、図2を参照して説明した通り、モニタ21は通信ケーブル23を介してコントローラ20に接続されており、通信ケーブル23によってモニタ21への電力供給およびデータ通信が行なわれる。通信ケーブル23の連結および切り離しを可能とするコネクタを設け、モニタ21を取り外す際にコネクタを切り離すようにすれば、通信ケーブル23を容易に連結させまたは切り離すことができる。通信ケーブルの連結および切り離しが繰り返し可能なように、耐久性に優れているコネクタを選定することが望ましいことは勿論である。
また干渉位置にあるモニタ21が垂直方向Vに対して傾斜する第1の傾斜角度θ1を、非干渉位置にあるモニタ21が垂直方向Vに対して傾斜する第2の傾斜角度θ2よりも小さくしてもよい。これにより、モニタ21を垂直方向Vに対して傾斜させて、干渉位置から非干渉位置へモニタ21を移動することができる。
またモニタ21が干渉位置にあるとき、表示面21dの上縁21aは下縁21bよりも前方側Fに配置されており、かつ非干渉位置にあるとき下縁21bは上縁21aよりも前方側Fに配置されている。これにより、運転席61に着座しているオペレータは、表示面21dをより容易に視認できるようになる。
またモニタ21が非干渉位置にあるとき、表示面21dが、干渉位置にあるときと比較して、よりキャブ4の側部側に向いていてもよい。これにより、表示面21dをキャブ4の側部側へ向けるようにモニタ21を移動させて、干渉位置から非干渉位置へモニタ21を移動することができる。
作業機操作レバー65は、中立位置においてモニタ21の最後方との干渉を避けて配置されていてもよい。これにより、前窓47とモニタ21との干渉を避けるためにモニタ21を非干渉位置に移動させたときにモニタ21が作業機操作レバー65と干渉することを回避することができる。
(実施の形態2)
図9を参照して、本実施の形態2の油圧ショベル1における支持部材50は、図4,5に示す実施の形態1の支持部材50の構成と比較して、一軸ヒンジを有している点において異なっている。
実施の形態2の支持部材50は、第1ピラー41に固定された基部としての第1アーム部351と、第1アーム部351とは異なる第2アーム部352と、第1アーム部351および第2アーム部352を連結するヒンジ353とを有している。第1アーム部351と第2アーム部352とはいずれも矩形板状の形状に形成されている。第1アーム部351と第2アーム部352とは、ヒンジ353を介して、相対的に回動可能に連結されている。そのため、第2アーム部352は、第1ピラー41に移動不能に固定された第1アーム部351に対し、矩形の一辺を形成する一方の端部の近傍を軸として、回動可能に設けられている。
第2アーム部352の、矩形の他の一辺を形成する他方の端部には、ジョイント部材52が取り付けられている。モニタ21は、たとえばブラケットなどの、ジョイント部材52の球体部が嵌合可能な構成を有している。モニタ21は、ジョイント部材52の球体部を中心として第2アーム部352に対して自在に移動可能に、支持部材50によって支持されている。
支持部材50は、第1アーム部351と第2アーム部352との相対移動を制限する位置保持機構を有している。当該位置保持機構には、摘み部57が設けられている。オペレータが摘み部57を摘み持って回転することにより、第2アーム部352は、第1アーム部351に対して回動可能、または回動不可能に切り替えられる。
本実施の形態の形態においても、モニタ21は、前窓47の移動領域に干渉する干渉位置と、前窓47の移動領域との干渉を避ける非干渉位置とに移動可能に、支持部材50によって支持されている。具体的には、図9には、干渉位置にあるモニタ21が図示されている。図9に示す状態から、第2アーム部352を第1アーム部351に対して回動させ、第1アーム部351と第2アーム部352とを各々が同一平面上にあるように配置し、さらにモニタ21をジョイント部材52の球体部を中心として回転移動させる。これにより、非干渉位置にモニタ21を移動することができ、実施の形態1で説明した効果を同様に得ることができる。
第1アーム部351と第2アーム部352とをヒンジ353を用いて連結することにより、第2アーム部352はほぼ水平面に沿ってのみ移動可能とされている。そのため、位置保持機構による第2アーム部352の固定が不十分な不具合が発生した場合にも、モニタ21の自重のためにモニタ21の位置が低下することを防止できるので、モニタ21の垂直方向Vの位置をより安定させることができる。
なお上記の実施の形態1、2では、支持部材50が、接合する二つの部材が角度を自在に変化できる継手であるユニバーサルジョイントを有している例について説明した。支持部材50は、この構成に限られるものではない。たとえば、図9に示すジョイント部材52に替えてヒンジを備えた、二軸ヒンジ式の支持部材50を設けてもよい。この場合でも、アーム部の配置および形状を適切に設計すれば、モニタ21および支持部材50の両方を前窓47の移動経路と重ならない位置に配置することができ、前窓47の移動を妨げなくすることが可能である。つまり、支持部材50が第1ピラー41に対し回動可能であって、モニタ21が支持部材50に対し回動可能であれば、支持部材50を適切に選定することで、モニタ21を干渉位置から非干渉位置へ確実に移動することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 油圧ショベル、4 キャブ、5 作業機、20 コントローラ、21,21A,21B モニタ、21a 上縁、21b 下縁、21d,66d 表示面、40 フロントピラー、41 第1ピラー、42 第2ピラー、47 前窓、50 支持部材、51 ベース部材、52 ジョイント部材、55,56 アーム部材、57 摘み部、58 ボルト部材、61 運転席、66 モニタ装置、141 前壁、141a 開口部、B 後方側、CL 中心線、F 前方側、L 左側、R 右側、V 垂直方向。

Claims (4)

  1. キャブと、前記キャブの一方の側部側に配置された作業機とを備えた油圧ショベルであって、
    前記キャブは、
    運転席と、
    前記運転席の前方側に配置され、かつ前記一方の側部側に配置された第1ピラーと他方の側部側に配置された第2ピラーとを有するフロントピラーと、
    前記運転席の上方を覆う屋根部分と、
    前記第1および第2ピラーのそれぞれに沿って延在する第1ガイドレールと、
    前記屋根部分に沿って延在する第2ガイドレールと、
    上端部と下端部とを有し、前記上端部が前記第2ガイドレールに沿って移動可能で、かつ前記下端部が前記第1ガイドレールに沿って移動可能な前窓と、
    前記運転席の前方側であって前記第1ピラー側に配置され、かつ第1表示面を有する第1モニタと、
    前記第1モニタの上方において前記第1ピラーに支持され、かつ前記第1表示面よりも大きい第2表示面を有する第2モニタと、
    前記第1ピラーに固定された基部と、前記基部に対して回動可能に支持された回動部と、前記回動部に対して前記第2モニタを支持する自在継手とを有する支持部材とを備え、
    前記支持部材は、前記前窓が前記第1および第2ピラーの間の開口部を閉じた状態と前記開口部を開いた状態との間で移動する移動領域に干渉する干渉位置と、干渉しない非干渉位置とに亘って前記第2モニタを移動可能に支持している、油圧ショベル。
  2. 前記第2表示面は、上縁と下縁とを有し、
    前記第2モニタが前記干渉位置にあるとき前記上縁は前記下縁よりも前記前方側に配置されており、かつ前記非干渉位置にあるとき前記下縁は前記上縁よりも前記前方側に配置されている、請求項1に記載の油圧ショベル。
  3. 前記第2モニタが前記非干渉位置にあるときに、前記第2表示面は、前記第2モニタが前記干渉位置にあるときよりも前記キャブの側部側を向いている、請求項1または2に記載の油圧ショベル。
  4. 前記キャブは操作レバーをさらに含み、
    前記操作レバーは、中立位置において前記第2モニタの最後方との干渉を避けて配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の油圧ショベル。
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