JP5451309B2 - 雑音除去回路及び雑音除去回路を備えた半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、雑音除去回路及び雑音除去回路を備えた半導体装置に関する。特に、入力信号から雑音を取り除き波形を成形した信号を出力する雑音除去回路に関する。
モバイル機器に搭載されるパワーマネジメントICの機能の一つとしてリチウムイオン電池などの電池の充電回路が用いられる。特に最近は充電動作における電池の温度上昇や爆発による危険性が指摘されている。また、急速に短時間で電池を充電する機能も求められている。かかる観点から充電回路及び充電回路を監視するパワーマネジメントICには、充電元であるACアダプタや電池の状態(着脱、電圧、電流、温度)を厳しく監視し制御することが求められている。
携帯機器の充電回路では、例えばアナログ回路部に充電アダプタの端子電圧を監視し、充電アダプタの着脱を検出する回路が設けられる。このアナログ回路部からディジタル回路へ送られる検出信号をディジタル回路で処理し、アダプタが新たに接続されたのであれば、他のチップやCPUなどのホスト側にアダプタが接続されたことを割込信号などを出力することによって知らせる。しかし、アナログ回路部からの検出信号はその検出閾値付近では出力が不安定であり、そのときディジタル回路部には、頻繁にハイレベルとロウレベルが繰り返される信号が出力する。このアナログ回路部から出力される信号のレベルの変化はあらかじめ予想することが困難である。
また、ディジタル回路では入力信号の雑音を除去する雑音除去回路が従来から用いられている。このディジタル回路の雑音除去回路はある一定の周波数のクロックで動作する複数ビットのシフトレジスタで構成し、シフトレジスタの各段の全部一致または、多数決によりノイズを除去するものが一般的である。
特許文献1には、雑音除去の精度を上げても回路規模が大きくならないようにするために、シフトレジスタに代えてクロックに同期して動作するアップダウンカウンタを用い、アップダウンカウンタが所定の上限値、下限値に達したか否かで多数決を取る雑音除去回路が記載されている。
特開平4−330820号公報
以下の分析は本発明により与えられる。雑音除去の精度を上げるためには雑音除去回路に用いるクロックの周波数を高くする必要がある。しかし、携帯機器等に用いられる雑音除去回路では、高い周波数のクロックを用いると消費電力が増大する。そのため、待受時等の定常状態では低い周波数のクロックで動作させ、高い周波数のクロックは供給させないことが多い。
また、従来の雑音除去回路では、クロックに同期して雑音が入ると雑音を信号と見誤ってしまう恐れがある。従って、低い周波数のクロックしか供給されていない場合にも、低消費電力で精度よくクロックに同期した雑音も除去することが求められる。
本発明の第1の側面による雑音除去回路は、データ入力信号がロウレベルになると活性化し前記データ入力信号がハイレベルを維持するとクロック信号に同期して非活性化する第一のリセット信号を生成する第一のリセット信号生成回路と、前記データ入力信号がハイレベルになると活性化し前記データ入力信号がロウレベルを維持すると前記クロック信号に同期して非活性化する第二のリセット信号を生成する第二のリセット信号生成回路と、前記クロック信号の反転信号を計数し前記第一のリセット信号によりリセットされる第一のカウンタ回路と、前記クロック信号の反転信号を計数し前記第二のリセット信号によりリセットされる第二のカウンタ回路と、セレクタ回路と前記セレクタ回路の選択した信号を前記クロックに同期して出力する出力フリップフロップ回路とを備え、前記セレクタ回路がハイレベルに固定された信号、ロウレベルに固定された信号、前記出力フリップフロップ回路の出力信号のいずれかを前記第一のカウンタ回路の出力信号と前記第二のカウンタ回路の出力信号との論理レベルにより選択して出力するデータ出力回路と、を備える。
また、本発明の第2の側面による半導体装置は、アナログ信号を検出するアナログ部と前記アナログ部を制御する制御ロジック部とを半導体基板の上に形成した半導体装置であって、前記制御ロジック部は、前記アナログ部が出力するアナログ検出信号の入力部に上記第1の側面による雑音除去回路を備えている。
本発明によれば、低い周波数のクロックしか供給されない場合において、クロックに同期して低消費電力で精度よく雑音を除去することができる。
本発明の一実施例による半導体装置の全体構成を示す図面である。 本発明の一実施例による雑音除去回路の全体構成を示すブロック図である。 一実施例における第一及び第二のカウンタ回路のブロック図である。 (a)一実施例における第一及び第二のカウンタ回路の内部構成を示す回路図と、(b)第一及び第二のカウンタ回路に用いることのできるバイナリフリップフロップ回路の回路図である。 一実施例における雑音除去回路の概略の動作を示すフロー図である。 一実施例における雑音除去回路の詳細な動作を示す動作タイミング図である。 一実施例においてクロックに同期して雑音が入ったときの動作タイミング図である。 従来の雑音除去回路において、クロックに同期して雑音が入ったときの動作タイミング図である。 実施例2における第一及び第二のカウンタ回路のブロック図である。 実施例3における第一及び第二のカウンタ回路のブロック図である。 実施例4における第一及び第二のカウンタ回路のブロック図である。 実施例5においてクロックに非同期の信号が入力したときの動作タイミング図である。
本発明の実施形態の概要について、最初に説明する。なお、実施形態の説明において引用する図面及び図面の符号は実施形態の一例として示すものであり、それにより本発明による実施形態のバリエーションを制限するものではない。
一例として図2に示すように、本発明の一実施形態の雑音除去回路200は、データ入力信号DINがロウレベルになると活性化し、データ入力信号DINがハイレベルを維持するとクロック信号CLKに同期して非活性化する第一のリセット信号RB1を生成する第一のリセット信号生成回路201と、データ入力信号DINがハイレベルになると活性化し、データ入力信号DINがロウレベルを維持するとクロック信号CLKに同期して非活性化する第二のリセット信号RB2を生成する第二のリセット信号生成回路205と、を備える。また、雑音除去回路200は、クロック信号CLKの反転信号を計数し、第一のリセット信号RB1によりリセットされる第一のカウンタ回路211と、クロック信号CLKの反転信号を計数し、第二のリセット信号RB2によりリセットされる第二のカウンタ回路215と、を備える。さらに、雑音除去回路200は、セレクタ回路221とセレクタ回路221の選択した信号をクロックCLKに同期して出力する出力フリップフロップ回路225とを備え、セレクタ回路221がハイレベルに固定された信号”H”、ロウレベルに固定された信号”L”、出力フリップフロップ回路の出力信号DOUTのいずれかを第一のカウンタ回路211の出力信号HLSと第二のカウンタ回路215の出力信号LLSとの論理レベルにより選択して出力するデータ出力回路220と、を備える。
また、セレクタ回路221は、第一及び第二のカウンタ回路211、215の出力信号HLS、LLSの論理レベルが異なるときは、その論理レベルによってハイレベルに固定された信号”H”又はロウレベルに固定された信号”L”を選択して出力し、第一及び第二のカウンタ回路211、215の出力信号が共にリセットレベルであるときは、出力フリップフロップ回路225の出力信号DOUTを選択して出力することができる。
また、第一、第二のカウンタ回路211、251が、出力信号HLS、LLSをセットするとカウント動作を停止するカウンタ回路とすることができる。例示すれば、第一、第二のカウンタ回路に図4(a)や図9記載のカウンタ回路を用いれば、出力信号HLS、LLSがセットされる(リセット信号によるリセットと逆の論理。ハイレベル。)とリセットされない限り出力信号HLS、LLSは反転しない。図10、図11のカウンタ回路でも同じである。
また、図4に一例を示すように、初期化信号RSTBが入力されたときに、第一及び第二のリセット信号RB1、RB2を出力するように第一、第二のリセット信号生成回路201、205をリセットし、かつ、出力フリップフロップ回路225をリセットする初期化回路(232、233、RSTB配線等)を、さらに含むことができる。
また、図4に一例を示すように第一、第二のカウンタ回路211、215は、1段以上縦続接続されたバイナリフリップフロップ回路301とすることができる。バイナリフリップフロップ回路301は少なくとも1段あればよく、多段に縦続接続することにより雑音検出時間を長くすることができる。
また、図9、図11に例示するように、第一、第二のカウンタ回路211、215を、初段の入力(401−1のD入力等)がセット信号”H”(ハイレベルに固定された電位)に接続された1段以上縦続接続されたシフトレジスタ回路により構成することができる。シフトレジスタは最低1段あればよい。多段に縦続接続することにより雑音検出時間を長くすることができる。
さらに、図10、図11に例示するように、第一、第二のカウンタ回路211、215がリセットされてから当該カウンタ回路211、215の出力信号HLS、LLSがセットされるまでのクロック数のカウント数をプログラマブルにすることができる。図10の設定値、図11の出力切替信号(設定値)を変えることにより、出力信号HLS、LLSがセットされるまでのクロック数を自由に変えることができる。
また、第一及び第二のカウンタ回路をいずれもクロック信号の反転信号を1つカウントすると出力信号がセットされる1段のカウンタ回路とすることができる。
また、一例として図1に示すように、本発明の一実施形態の半導体装置100は、アナログ信号を検出するアナログ部110とアナログ部110を制御する制御ロジック部120とを半導体基板の上に形成した半導体装置100であって、制御ロジック部120は、アナログ部110が出力するアナログ検出信号の入力部に上記雑音除去回路200を備えている。
以上で概要の説明を終わり、以下、実施例について、図面を参照してより詳しく説明する。
図1は、実施例1の半導体装置100の全体構成を示すブロック図である。図1において、半導体装置100は、携帯機器等に用いられる電池150の電源電圧を監視すると共に、ACアダプタ140を接続し、電池150を充電する機能を備えている。また、この半導体装置100は、ACアダプタ140や電池150を接続し、電池150の電源電圧の監視やACアダプタ140から電池150への充電を直接制御するアナログ部110と、このアナログ部110に対してアナログ部制御信号を出力し、アナログ部110が出力するACアダプタ140や電池150の状態の検出信号を入力する制御ロジック部120とを備えている。このアナログ部110と制御ロジック部120は、同一半導体チップの同一の半導体基板の上に形成されている。また、制御ロジック部120は、CPU130や、他の半導体チップに接続され、CPU130や他の半導体チップから制御ロジック部に含まれるレジスタが制御されると共に、レジスタに含まれる情報をCPU130や他の半導体チップに出力する。また、制御ロジック部120は、アナログ部110が出力する検出信号DINを受けて、CPU130や他の半導体チップに割り込み信号を出力する。
制御ロジック部120には、アナログ部110が出力する検出信号であるデータ入力信号DINを受けて、データ入力信号DINから雑音を除去する雑音除去回路200が設けられている。この雑音除去回路200は、検出信号から雑音を除去した信号をデータ出力信号DOUTとして出力する。制御ロジック部120はこの雑音除去回路のデータ出力信号DOUTに基づいて、CPU130や外部の半導体チップに割り込み信号を出力する。なお、図1では、CPU130も半導体装置100の内部に含まれることとしているが、CPU130は、アナログ部110や制御ロジック部120とは別の半導体チップとしてもよい。
図2は、雑音除去回路200の全体構成を示すブロック図である。雑音除去回路200は、データ入力信号DINから雑音を除去し、雑音を除去した信号をクロック信号CLKに同期して、データ出力信号DOUTとして出力する回路である。雑音除去回路200には、雑音除去回路200全体を初期化する初期化信号RSTBが供給されている。
雑音除去回路200には、データ入力信号DINがロウレベルになると活性化し、データ入力信号DINがハイレベルを維持するとクロック信号CLKに同期して非活性化する第一のリセット信号RB1を生成する第一のリセット信号生成回路201を備えている。従って、第一のリセット信号RB1は、データ入力信号DINがロウレベルになるとクロック信号CLKとは非同期で活性化し、その活性化した第一のリセット信号RB1は、データ出力信号DINがクロック信号CLKに同期して一定期間ハイレベルを維持するとクロック信号CLKに同期して非活性化することになる。
また、雑音除去回路200には、データ入力信号DINがハイレベルになると活性化し、データ入力信号DINがロウレベルを維持するとクロック信号CLKに同期して非活性化する第二のリセット信号RB2を生成する第二のリセット信号生成回路205を備えている。第二のリセット信号RB2は、データ入力信号DINがハイレベルになるとクロック信号CLKとは非同期で活性化し、その活性化した第二のリセット信号RB2は、データ出力信号DINがクロック信号CLKに同期して一定期間ロウレベルを維持するとクロック信号CLKに同期して非活性化することになる。
さらに、雑音除去回路200は、クロック信号CLKの反転信号を計数し、第一のリセット信号RB1によりリセットされる第一のカウンタ回路211を備える。また、第一のカウンタ回路211は、出力信号HLSをセットするとカウント動作を停止する。すなわち第一のカウンタ回路は、データ入力信号DINがクロック信号CLKの一定周期以上ハイレベルを維持することにより出力信号HLSをハイレベルにセットし、データ入力信号DINがハイレベルを維持するかぎりにおいて、出力信号HLSもハイレベルを維持する。しかし、出力信号HLSは、データ入力信号DINが一瞬でもロウレベルになるとクロック信号CLKとは非同期で第一のリセット信号RB1によりリセットされる。
また、雑音除去回路200は、クロック信号CLKの反転信号を計数し、第二のリセット信号RB2によりリセットされる第二のカウンタ回路215を備える。また、第二のカウンタ回路215は、出力信号LLSをセットするとカウント動作を停止する。すなわち第二のカウンタ回路は、データ入力信号DINがクロック信号CLKの一定周期以上ロウレベルを維持することにより出力信号LLSをハイレベルにセットし、データ入力信号DINがロウレベルを維持するかぎりにおいて、出力信号LLSはハイレベルを維持する。しかし、出力信号LLSは、データ入力信号DINが一瞬でもハイレベルになるとクロック信号CLKとは非同期で第一のリセット信号RB2によりリセットされる。
さらに、雑音除去回路200は、データ出力回路220を備えている。データ出力回路220は、第一のカウンタ回路の出力信号であるハイレベルセット信号HLSと第二のカウンタ回路の出力信号であるロウレベルセット信号LLSとに基づいて、出力する信号の論理レベルを決定するセレクタ回路221と、セレクタ回路が選択した信号をクロック信号CLKに同期してデータ出力信号DOUTとして出力する出力フリップフロップ回路225とを備えている。
セレクタ回路221は、ハイレベルセット信号HLSがロウレベルであり、ロウレベルセット信号LLSがハイレベルであるときは、ロウレベルに固定された信号”L”を選択して出力し、ハイレベルセット信号HLSがハイレベルであり、ロウレベルセット信号LLSがロウレベルであるときは、ハイレベルに固定された信号”H”を選択して出力する。また、ハイレベルセット信号HLSとロウレベルセット信号LLSが共にロウレベルであるか、共にハイレベルであるときは、出力フリップフロップ回路225の出力信号DOUTを選択して出力する。出力フリップフロップ回路225は、セレクタ回路221が選択した信号をクロック信号CLKの立ち上がりに同期してデータ出力信号DOUTとして出力する。第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215は共にクロック信号CLKの立ち下がりで動作しており、データ入力信号DINのレベルが途中で変化すると、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215はクロックとは非同期でリセットされることがある。しかし、出力フリップフロップ回路225は、前段に設けられたセレクタ回路221により出力信号のレベルを選択し、出力フリップフロップ回路225により、クロック信号に同期してデータ出力信号DOUTを出力しているので、データ入力信号DINがどのタイミングで変化しても、データ出力信号DOUTはクロック信号CLKに同期して雑音を除去した信号を出力することができる。
なお、ハイレベルセット信号HLSとロウレベルセット信号LLSが同時にハイレベルとなることがなければ、セレクタ回路221において、ハイレベルセット信号HLSとロウレベルセット信号LLSが同時にハイレベルになったときに出力フリップフロップ回路225の出力信号を選択する論理は省略してもよい。
また、雑音除去回路200は、初期化信号RSTBがロウレベルに活性化すると、第一のリセット信号生成回路201と第二のリセット信号生成回路205をリセットし、かつ、出力フリップフロップ回路225をリセットする。初期化信号RSTBにより雑音除去回路200全体をリセットすることができる。
図3は、第一及び第二のカウンタ回路211、215のブロック図である。第一、第二のカウンタ回路211、215は、任意ビットのカウンタ回路300Aにより構成され、カウンタ回路300Aの出力信号は、セレクタ回路221へ接続されるとともに、カウンタ回路300Aのイネーブル端子ENに接続される。イネーブル端子ENによってカウンタ回路300Aは、出力信号Qがセットされるとカウント動作を停止する。また、カウンタ回路300Aには、第一のリセット信号RB1、または第二のリセット信号RB2が接続され、リセット信号RB1、RB2がロウレベルになるとリセットされる。
図4(a)は、カウンタ回路300Aのさらに内部の構成を示す回路図である。カウンタ回路300Aは、n個の縦続接続されたバイナリフリップフロップ回路(301−1〜301−n)により構成されている(nは自然数)。n個のバイナリフリップフロップ回路(301−1〜301−n)は前段のバイナリフリップフロップ回路の正転と反転の出力信号Q、QBが次段の正転クロック信号、反転クロック信号として接続され、最終段の正転出力信号がハイレベルセット信号HLSまたはロウレベルセット信号LLSとしてセレクタ回路221に接続される。また、最終段の正転出力信号は、イネーブル信号としてNOR回路302に接続されている。NOR回路302のもう一方の入力端子には、反転したクロック信号CLKBが接続され、NOR回路302の出力信号は初段のバイナリフリップフロップ回路301−1の正転クロック信号として接続されている。このカウンタ回路300Aは、反転したクロック信号CLKBの立ち上がり(正転クロック信号CLKの立ち下がり)に同期してカウントし、最終段の出力信号Qがセットされるとカウント動作を停止する。
また、カウンタ回路300Aに用いるバイナリフリップフロップ回路(301−1〜301−n)は、図4(b)に示すような周知のCMOSバイナリフリップフロップ回路301を用いることができる。CMOSバイナリフリップフロップ回路301は、リセット用のNAND回路351、352と、クロックドインバータ353〜356、インバータ357、358を含んで構成される。
次に、実施例1の雑音除去回路200の動作について説明する。図5は、雑音除去回路200の概略の動作を説明する動作フローチャートである。処理の開始時には、初期化信号RSTBがロウレベルであり、雑音除去回路200全体が初期化信号RSTBにより初期化されているとする。初期化信号RSTBがロウレベルであるときは、第一のリセット信号生成回路201、第二のリセット信号生成回路205、出力フリップフロップ回路225は、初期化信号RSTBにより直接リセットされる。また、第一、第二のリセット信号生成回路201、205がリセットされることにより、第一、第二のリセット信号生成回路201、205は第一、第二のリセット信号RB1、RB2を活性化し、第一、第二のカウンタ回路211、215をリセットする。
次に、ステップS1では、初期化信号RSTBがハイレベルになりリセットが解除されるか否か監視する。初期化信号RSTBがロウレベルのままであるときは、初期化信号RSTBがハイレベルになるまで待機する。初期化信号RSTBがハイレベルになるとリセット状態は解除され、ステップS2に進む。ステップS2では、データ入力信号DINがハイレベルであるか、ロウレベルであるかによって動作が異なる。データ入力信号DINがハイレベルであるときは、第二のカウンタ回路215をリセットし(ステップS3)、第一のカウンタ回路211をクロック信号CLKに同期してカウントアップする(ステップS4)。次のステップS5では、第一のカウンタ回路211の出力信号であるハイレベルセット信号HLSの論理レベルを監視し、ハイレベルセット信号HLSがハイレベルにならないときは、ステップS2に戻り動作を継続する。ハイレベルセット信号HLSがハイレベルにセットされた場合は、ステップS6へ進みデータ出力信号DOUTよりハイレベルを出力し、ステップS2に戻る。
ステップS2において、データ入力信号DINがロウレベルであるときは、第一のカウンタ回路211をリセットし(ステップS7)、第二のカウンタ回路215をクロック信号CLKに同期してカウントアップする(ステップS8)。次のステップS9では、第二のカウンタ回路215の出力信号であるロウレベルセット信号LLSの論理レベルを監視し、ロウレベルセット信号LLSがハイレベルにならないときは、ステップS2に戻り動作を継続する。ロウレベルセット信号LLSがハイレベルにセットされた場合は、ステップS10へ進みデータ出力信号DOUTよりロウレベルを出力し、ステップS2に戻る。
このようにして初期化信号RSTBが再びロウレベルにならない限り動作を継続する。初期化信号RSTBがロウレベルになった場合は、この動作フローチャートの「開始」に戻って動作を初期設定からやり直す。
図6は、実施例1の雑音除去回路の動作の詳細を示す動作タイミング図である。図6を用いて実施例1の雑音除去回路の動作についてさらに詳しく説明する。なお、図6の動作タイミング図では、第一、第二のカウンタ回路211、215が共に3段のバイナリフリップフロップ回路で構成されている場合の動作タイミング図である。すなわち、図4(a)の構成において、n=3の場合である。従って、第一、第二のカウンタ回路211、215は、共に4h(”4h”は数字4が16進数であることを末尾の“h”で示す)までカウントアップすると、出力信号HLS、LLSをセットし、カウント動作を停止する。
まず、最初に初期化信号RSTBがロウレベルになると、雑音除去回路200全体がリセットされ、第一のリセット信号生成回路201に含まれるハイレベル同期用データフリップフロップ回路HS0、HS1、第二のリセット信号生成回路205に含まれるロウレベル同期用データフリップフロップ回路LS0、LS1、出力フリップフロップ回路225はすべてリセットされ、HS0_Q、RB1(HS1_Q)、LS0_Q、RB2(LS1_Q)、DOUTは全てロウレベルに初期設定される。また、第一、第二のリセット信号RB1、RB2がそれぞれロウレベルになることによって、第一、第二のカウンタ回路211、215のカウント値も0hに初期化され、ハイレベルセット信号HLS、ロウレベルセット信号LLSもロウレベルに初期化される。
初期化信号RSTBがハイレベルになりリセット状態が解除された後、タイミングt1でデータ入力信号DINがロウレベルからハイレベルに変化している。すると、第二のリセット信号生成回路205がリセットされると共に、第一のリセット信号生成回路201に対するリセット信号が解除になる。次のクロック信号CLKの立ち上がりでハイレベル同期用データフリップフロップHS0のQ出力がハイレベルとなる。さらにクロック信号CLKの一周期後のクロック信号CLKの立ち上がりで第一のリセット信号RB1がハイレベルになり、第一のカウンタ回路211に対するリセット信号が解除される。第一のカウンタ回路211は、クロック信号CLKの立ち下がりに同期して動作するカウンタ回路であるので、半周期後のクロック信号CLKの立ち下がりから第一のカウンタ回路211は、カウントアップを開始し、クロック信号CLKが立ち下がるたびにカウントアップする。
しかし、タイミングt2で第一のカウンタ回路211が2hまでカウントアップしたところでデータ入力信号DINの論理レベルがハイレベルからロウレベルに立ち下がっている。すると、第一のリセット信号生成回路がリセットされ、HS0_Q、RB1がロウレベルになると共に、第一のカウンタ回路211もリセットされ、カウント値はクリアされ、0hに戻る。
次に、タイミングt3で、データ入力信号DINが再びロウレベルからハイレベルに変化すると、次のクロック信号CLKの立ち上がりでHS0_Qがハイレベルに立ち上がる。さらに1周期後のクロック信号CLKの立ち上がりで第一のリセット信号RB1がハイレベルになり、第一のカウンタ回路211に対するリセット信号が解除される。第一のカウンタ回路211は、クロック信号CLKの立ち下がりに同期してカウントアップを開始し、クロック信号CLKが立ち下がるたびにカウントアップする。第一のカウンタ回路211のカウンタ値が4hに達するとハイレベルセット信号HLSが立ち上がり、セレクタ回路221は、ハイレベル固定された信号”H”を選択し、出力フリップフロップ回路225のデータ入力信号がハイレベルとなる。出力フリップフロップ回路225は、クロック信号CLKの次の立ち上がりに同期してデータ出力信号DOUTをロウレベルからハイレベルに立ち上げる(タイミングt4)。
次に、タイミングt5になるとデータ入力端子DINの論理レベルがハイレベルからロウレベルに立ち下がっている。すると、第一のリセット信号生成回路201はリセットされ、HS0_Q、RB1がロウレベルになると共に、第一のカウンタ回路211もリセットされ、カウント値はクリアされ、0hに戻る。また、ハイレベルセット信号HLSもロウレベルに戻る。するとセレクタ回路221は、入力データの選択をハイレベルに固定された信号”H”から出力フリップフロップ回路の出力信号DOUTに切り替える。この時点では、出力フリップフロップ回路の出力信号DOUTもハイレベルになっているので、データ出力信号DOUTの論理レベルはセレクタ回路221が入力データの選択を変えてもハイレベルを維持する。
また、タイミングt5で、データ入力信号DINが立ち下がると第二のリセット回路のリセット状態が解除され、クロック信号CLKの次の立ち上がりでLS0_Qがハイレベルに立ち上がる。さらに1周期後のクロック信号CLKの立ち上がりで第二のリセット信号RB2がハイレベルになり、第二のカウンタ回路215に対するリセット信号が解除される。第二のカウンタ回路215は、クロック信号CLKの立ち下がりに同期してカウントアップを開始し、クロック信号CLKが立ち下がるたびにカウントアップする。第二のカウンタ回路215のカウンタ値が4hに達するとロウレベルセット信号LLSが立ち上がり、セレクタ回路221はロウレベルに固定された信号”L”を選択し、出力フリップフロップ回路225のデータ入力がハイレベルからロウレベルに変化する。出力フリップフロップ回路225は、クロックCLKの次の立ち上がりに同期してデータ出力信号DOUTをハイレベルからロウレベルに立ち下げる(タイミングt6)。
このようにして雑音除去回路200は、データ入力信号DINから周期の短い変化である雑音を除去して第一、第二のカウンタ回路の出力信号が変化するまで論理レベルの変化が持続する信号にのみ応答することにより雑音を除去することができる。
雑音除去回路200が図1で説明したアナログディジタル混載の半導体装置に用いられる場合、クロックからの雑音が発生しやすい。アナログ回路では一定の特性を確保するためにある程度の電源電圧(例えば3V程度)が必要であるのに対して、ディジタル回路では、トランジスタの微細化や低消費電力化のため、アナログ回路より低い電源電圧を使用し、その電源電圧は益々低下する方向にある(例えば1.5V以下)。したがって、アナログ回路とディジタル回路で電源系が異なることと、ディジタル回路の電源電圧が低下して来ていることによって、アナログ回路の出力信号を受けるディジタル回路が雑音の影響を受けやすくなって来ている。
図7は、実施例1の雑音除去回路200において、クロック信号CLKに同期して雑音が入力した場合の動作タイミング図である。図7では、本来のデータ入力信号DINがロウレベルを維持しているにも係わらず、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して雑音がデータ入力端子DINから入力した場合の動作を示している。クロック信号CLKの立ち上がりに同期して雑音がデータ入力端子DINから入力しているので、図2における第一のリセット信号生成回路201の初段のハイレベル同期用データフリップフロップ回路の出力信号HS0_Qがこれに反応してハイレベルを出力している。しかし、クロック信号CLKの立ち上がりにおいて、たまたま連続してデータ入力信号DINのハイレベルとクロック信号CLKの立ち上がりが重なったとしても、データ入力信号DINのハイレベルが連続して維持されていない限り、瞬時でもデータ入力信号DINがロウレベルになれば、第一のリセット信号生成回路201がリセットされる。第一のリセット信号生成回路201がリセットされると、それによって、第一のカウンタ回路211もリセットされる。従って、クロック信号CLKに同期して雑音がデータ入力信号DINから入力しても、雑音によって変化したレベルが一定期間持続しない限り、誤動作することはない。
これに対して、例えば、先行技術文献1のような従来の雑音除去回路では、クロック信号に同期して雑音が入ると誤動作する恐れがある。図8は、先行技術文献1のような従来の雑音除去回路において、クロックに同期して雑音が入力したときの動作タイミング図である。クロックCKに同期して入力端子Dから雑音が入るとアップダウンカウンタ回路は雑音により誤ってカウントし、カウント値が一定の値になると出力信号OUTは雑音に反応して出力信号を反転させてしまう。
実施例1では、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215についてバイナリフリップフロップ回路301を用いたカウンタ回路により構成する例を示した。しかし、カウンタ回路211、215は、バイナリフリップフロップ回路301を用いたカウンタ回路に、限られない。例えば、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215をいずれもシフトレジスタ回路を用いて構成することもできる。図9は第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215に用いることのできるシフトレジスタを用いたカウンタ回路300Bのブロック図である。
図9のカウンタ回路300Bは、複数のデータフリップフロップ回路(401−1〜401−n)が縦続接続されたシフトレジスタ回路により構成されている。縦続接続された複数のデータフリップフロップ回路のうち、初段のデータフリップフロップ回路401−1の入力はセット信号”H”に接続されている。各データフリップフロップ回路(401−1〜401−n)は、クロック信号CLKが立ち下がるとD端子から入力したデータをQ端子から出力する。また、各データフリップフロップ回路(401−1〜401−n)には、第一のリセット信号RB1、または、第二のリセット信号RB2がリセット信号として接続されている。なお、セット信号”H”はハイレベルに固定された信号である。カウンタ回路300Bは、リセット信号(RB1、RB2)が解除されると、クロック信号CLKの立ち下がりに同期して入力データを一段ずつシフトしていくことによりカウントし、最終段のQ信号をハイレベルセット信号HLSまたは、ロウレベルセット信号LLSとしてセレクタ回路221へ出力する。なお、データフリップフロップ回路(401−1〜401−n)は少なくとも1段あれば、雑音除去回路200を構成するカウンタ回路211、215として使用できる。除去すべき雑音の長さに応じて、データフリップフロップ回路の段数n(nは自然数)を変えることができる。
実施例2の雑音除去回路は、実施例1の雑音除去回路200の第一、第二のカウンタ回路211、215を図9のカウンタ回路300Bを用いて構成する。その他の構成、動作タイミングは実施例1と同様である。データフリップフロップ回路401の段数nを4とすれば、動作タイミング図も実施例1の図6と同一になる。
実施例3は、実施例1において、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215が出力信号(ハイレベルセット信号HLS、ロウレベルセット信号LLS)をセットするまでのクロック周期をプログラマブルにする実施例である。図10は、実施例3における第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215のブロック図である。実施例3では、実施例1によるカウンタ回路の各段のQ出力(図4(a)参照)を設定値と比較する一致検出回路451を設けることにより、設定値を変えることにより、任意のパルス幅の雑音を除去する雑音除去回路200が構成できる。例えば、CPUからアクセスできるレジスタに一致検出回路451の設定値を設定することにより、ハイレベル側の雑音を除去する幅とロウレベル側の雑音を除去する幅をそれぞれ自在に設定することができる。なお、第一のカウンタ回路211でハイレベル側の雑音を除去する幅をカウントし、第二のカウンタ回路215でロウレベル側の雑音を除去する幅をカウントするので、ハイレベル側の雑音を除去するパルス幅とロウレベル側の雑音を除去するパルス幅としてそれぞれ別の値を設定することもできる。その他の構成、動作は、実施例1と同一である。
実施例4は、実施例3のカウンタ回路300Cについてシフトレジスタ(カウンタ回路300B)を使用したカウンタ回路300Dに置き換えた実施例である。カウンタ回路300Dのブロック図を図11に示す。図11のカウンタ回路300Dは、実施例3のバイナリフリップフロップを用いたカウンタ回路300Aがシフトレジスタを用いた実施例2のカウンタ回路300Bに置き換わっている。また、実施例3の一致検出回路451が選択回路451Aに置き換わっている。選択回路451Aは、出力切替信号により直列に接続されたシフトレジスタ各段のうち、どの段の出力信号をセレクタ回路221へ出力するか切り替える回路である。その機能は、実施例3の一致検出回路451と同一であり、あらかじめ設定した出力切替信号により雑音を除去するパルス幅を選択することができる。その他の構成、動作は実施例3と同一である。
なお、実施例4では、選択回路451Aがカウンタ回路300B内の前段のデータフリップフロップ回路(例えば初段の401−1)のQ出力を選択した場合、選択回路451Aから出力される出力信号がセットされても内部の後段のデータフリップフロップ回路(例えば最終段401−n)は動作し続けることになる。しかし、出力信号(HLS又はLLS)がセットされた状態は変化しないので、外部から見ると、出力信号がセットされると動作を停止したと同じことになる。
また、セレクタ回路221への出力信号をシフトレジスタのクロック信号に帰還させ、セレクタ回路221への出力信号(HLS又はLLS信号)がセットされるとシフトレジスタのクロック信号CLKBを停止するようにすることもできる。そのようにすれば、シフトレジスタ回路を用いた場合にも、より低消費電力にすることができる。
実施例5は、実施例1においてバイナリフリップフロップ回路301(図4参照)が1段構成であるか、実施例2においてデータフリップフロップ回路401が1段構成である場合の実施例である。回路構成は、実施例1の雑音除去回路200(図2参照)における第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215の構成を1段のバイナリフリップフロップ回路301、又は、1段のデータフリップフロップ回路401とすればよい。特に、外部から与えられるクロック周波数が低い場合に、データ入力信号DINを遅滞なく雑音を除去してデータ出力信号DOUTとして出力するためには、雑音除去回路200の雑音除去のためのクロックカウント数を多く取ることができない。その場合に、クロック信号に同期した雑音により誤動作するか否かが問題となるが、実施例5に示すとおり、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215の構成を1段のバイナリフリップフロップ回路301、又は、1段のデータフリップフロップ回路401で構成してもまったく問題ない。
図12は、実施例1の雑音除去回路200において、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215の構成を1段のバイナリフリップフロップ回路301、又は、1段のデータフリップフロップ回路401で構成した場合にデータ入力信号DINとしてクロックCLKに非同期の信号が入力したときの動作タイミング図である。なお、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215の構成をバイナリフリップフロップ回路301で構成する場合とデータフリップフロップ回路401で構成する場合では、動作タイミング図は何ら変わりない。
動作タイミング図12において、初期状態では、初期化信号RSTBがロウレベルであり、活性化しているので、第一のリセット信号生成回路201、第二のリセット信号生成回路205、第一のカウンタ回路211、第二のカウンタ回路215、出力フリップフロップ回路225がいずれもリセットされ、初期化される。次に、タイミングt21で初期化信号RSTBが立ち上がり、雑音除去回路200のリセット状態が解除される。
タイミングt22では、クロックCLKとは非同期にデータ入力信号DINが立ち上がっている。データ入力信号DINの立ち上がりを受けて第二のリセット信号生成回路205がリセットされて、LS0_Qが立ち下がる。また、同時に第一のリセット信号生成回路201に対するリセット信号(AND回路232の出力信号)が解除されるので、次のクロック信号CLKの立ち上がりでHS0_Qが立ち上がり、さらに1周期後のタイミングt23では、第一のリセット信号RB1が立ち上がり第1のカウンタ回路211に対するリセットが解除になる。
タイミングt24では、クロック信号CLKの立ち下がりに同期して第1のカウンタ回路211がカウントアップするが、第1のカウンタ回路は1段のフリップフロップ回路で構成されているので、第一のカウンタ回路211の出力信号であるハイレベルセット信号HLSがロウレベルからハイレベルに立ち上がる。ハイレベルセット信号HLSの立ち上がりによってセレクタ回路221は、選択入力をデータ出力信号DOUTからハイレベルに固定された信号”H”に切替るので、セレクタ回路221の出力信号もロウレベルからハイレベルに切り替わろうとする。しかし、その直後にクロック信号CLKと非同期にデータ入力信号DINが立ち下がっているので第一のリセット信号生成回路201、第1のカウンタ回路211はリセットされ、ハイレベルセット信号HLSもロウレベルに立ち下がる。従って、データ出力信号DOUTはロウレベルを維持する。
次にタイミングt25ではデータ入力信号DOUTが再びロウレベルからハイレベルに立ち上がっている。すると次のクロック信号CLKの立ち上がりでHS0_Qが立ち上がり、さらに1周期後のタイミングt26で第一のリセット信号RB1がハイレベルに立ち上がり第一のカウンタ回路211のリセット状態が解除される。さらに半周期後のt27でクロック信号CLKが立ち下がるとハイレベルセット信号HLSが立ち上がり、セレクタ回路221により出力フリップフロップ回路225のデータ入力信号もハイレベルとなる。タイミングt28の次のクロック信号CLKの立ち上がりまでにデータ入力信号DINがハイレベルを維持しているので、ここで、データ入力信号DINのハイレベルは雑音除去回路200で受け付けられてデータ出力信号DOUTとしてハイレベルが出力される。タイミングt28でデータ入力信号DINのロウレベルからハイレベルへの変化を受け付けた後は、タイミングt29でデータ入力信号DINが立ち下がっても、すぐには、データ出力信号DOUTのレベルは変わらずに、ハイレベルを維持する。データ出力信号DOUTが立ち下がるのは、タイミングt37の半周期後であり、タイミングt35でデータ入力信号DINが立ち下がってから、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して2周期経過した後のタイミングである。
すなわち、クロック信号CLKの立ち上がりに同期してクロック信号CLKの2周期以上連続してデータ入力信号DINがハイレベル又は、ロウレベルを維持すると、実施例5の雑音除去回路200では、データ入力信号DINの変化が雑音ではないものとして受け付け、データ出力信号DOUTとして出力する。データ入力信号DINのレベルの変化がクロック信号CLKの立ち上がりに同期して2周期に満たない不安定な変化の場合には、実施例5の雑音除去回路では、雑音であると判断してデータ入力信号DINの変化を受け付けず、データ出力信号DOUTは以前の論理レベルを保持する。
実施例5において、データ入力信号DINがクロック信号CLKと非同期である場合に、データ入力信号DINのレベルの変化が雑音として除去されるか、正規な論理レベルの変化として受け付けられるかは、以下のとおりである。
(1)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへのレベルの変化がクロック信号CLKの3周期以上連続したレベルを維持すれば、どのタイミングでデータ入力信号のレベルが変化してもレベルの変化は雑音除去回路で受け付けられ、確実にデータ入力信号DINのレベルの変化に応答してデータ出力信号DOUTのレベルが変化する。
(2)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへのレベルの変化がクロック信号CLKの2周期未満しか連続しない場合は、どのタイミングでデータ入力信号DINのレベルが変化してもレベルの変化は雑音として処理され、データ出力信号DOUTは以前の論理レベルを維持する。
(3)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへの連続したレベルの変化がクロック信号CLKの2周期以上、かつ、3周期未満である場合は、雑音として処理されるか、正規のレベルの変化として受けつけられるかはデータ入力信号DINの変化するタイミングとクロック信号CLKの位相に依存する。
以上説明したように、実施例5によれば、クロック信号CLKの周波数を高くすることなく、かつ、データ入力信号DINがクロック信号CLKに同期しているか否かに係わらず、データ入力信号DINから入力される信号のパルス幅に基づいて精度よく雑音を除去し、クロック信号CLKに同期したデータ出力信号DOUTとして出力することができる。さらに、PLLやその他の逓倍回路を用いて低周波数のクロック信号CLKから高周波のクロックを生成する必要がないので、低消費電力な雑音除去回路が得られる。
なお、各実施例における雑音除去回路において、データ入力信号DINの変化として受け付ける信号幅と雑音として除去する信号幅をまとめると以下のとおりである。
[第一、第二のカウンタ回路としてバイナリフリップフロップ回路を用いた場合]
バイナリフリップフロップ回路の段数のnとすると、
(1)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへのレベルの変化がクロック信号CLKの2+2n−1周期以上連続したレベルを維持すれば、どのタイミングでデータ入力信号のレベルが変化してもレベルの変化は雑音除去回路で受け付けられ、確実にデータ入力信号DINのレベルの変化に応答してデータ出力信号DOUTのレベルが変化する。
(2)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへのレベルの変化がクロック信号CLKの1+2n−1周期未満しか連続しない場合は、どのタイミングでデータ入力信号DINのレベルが変化してもレベルの変化は雑音として処理され、データ出力信号DOUTは以前の論理レベルを維持する。
(3)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへの連続したレベルの変化がクロック信号CLKの1+2n−1周期以上、かつ、2+2n−1周期未満である場合は、雑音として処理されるか、正規のレベルの変化として受けつけられるかはデータ入力信号DINの変化するタイミングとクロック信号CLKの位相に依存する。
[第一、第二のカウンタ回路としてシフトレジスタ回路を用いた場合]
シフトレジスタ回路の段数のnとすると、
(1)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへのレベルの変化がクロック信号CLKの2+n周期以上連続したレベルを維持すれば、どのタイミングでデータ入力信号のレベルが変化してもレベルの変化は雑音除去回路で受け付けられ、確実にデータ入力信号DINのレベルの変化に応答してデータ出力信号DOUTのレベルが変化する。
(2)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへのレベルの変化がクロック信号CLKの1+n周期未満しか連続しない場合は、どのタイミングでデータ入力信号DINのレベルが変化してもレベルの変化は雑音として処理され、データ出力信号DOUTは以前の論理レベルを維持する。
(3)データ入力信号DINのハイレベル又はロウレベルへの連続したレベルの変化がクロック信号CLKの1+n周期以上、かつ、2+n周期未満である場合は、雑音として処理されるか、正規のレベルの変化として受けつけられるかはデータ入力信号DINの変化するタイミングとクロック信号CLKの位相に依存する。
上記のように、クロック周波数に対して、十分に長い期間連続する信号も雑音として除去する必要がある場合には、第一、第二のカウンタ回路はバイナリフリップフロップ回路を用いる実施例1又は実施例3のカウンタ回路を用いた方が回路規模を小さくできるので有利である。しかし、雑音として除去すべきデータ入力信号DINの信号幅がクロック周期に対してそれほど大きくない場合には、カウンタ回路としてシフトレジスタ回路を用いる実施例2、実施例4のカウンタ回路も用いることができる。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
なお、上記の実施例では、アナログ検出信号の入力部に雑音除去回路を用いる例を説明したが、本発明による雑音除去回路は、データ入力信号がクロックに同期しているか否かに係わらず、クロック信号に同期してデータ入力信号を受け付ける回路の雑音除去に広く用いることが可能である。特に、クロック周波数が低い場合に、消費電力を増加させずにクロックに同期した雑音等クロック周波数より高い周波数の雑音を確実に除去する回路として有効である。
100:半導体装置
110:アナログ部
120:制御ロジック部
130:CPU
140:ACアダプタ
150:電池
200:雑音除去回路
201:第一のリセット信号生成回路
205:第二のリセット信号生成回路
211:第一のカウンタ回路
215:第二のカウンタ回路
220:データ出力回路
221:セレクタ回路
225:出力フリップフロップ回路
231、241、303、357、358:インバータ
232、233:AND回路
300A、300B、300C、300D:カウンタ回路
301、301−1〜301−n:バイナリフリップフロップ回路
302:NOR回路
351、352:NAND回路
353、354、355、356:クロックドインバータ
401−1〜401−n:データフリップフロップ回路
451:一致検出回路
451A:選択回路
HS0、HS1:ハイレベル同期用データフリップフロップ回路
LS0、LS1:ロウレベル同期用データフリップフロップ回路
CLK:クロック信号
DIN:データ入力信号
DOUT:データ出力信号
HLS:ハイレベルセット信号
LLS:ロウレベルセット信号
RB1:第一のリセット信号
RB2:第二のリセット信号
RSTB:初期化信号

Claims (13)

  1. データ入力信号がロウレベルになると活性化し、前記データ入力信号がハイレベルを維持するとクロック信号に同期して非活性化する第一のリセット信号を生成する第一のリセット信号生成回路と、
    前記データ入力信号がハイレベルになると活性化し、前記データ入力信号がロウレベルを維持すると前記クロック信号に同期して非活性化する第二のリセット信号を生成する第二のリセット信号生成回路と、
    前記クロック信号の反転信号を計数し、前記第一のリセット信号によりリセットされる第一のカウンタ回路と、
    前記クロック信号の反転信号を計数し、前記第二のリセット信号によりリセットされる第二のカウンタ回路と、
    セレクタ回路と前記セレクタ回路の選択した信号を前記クロックに同期して出力する出力フリップフロップ回路とを備え、前記セレクタ回路がハイレべルに固定された信号、ロウレベルに固定された信号、前記出力フリップフロップ回路の出力信号のいずれかを前記第一のカウンタ回路の出力信号と前記第二のカウンタ回路の出力信号との論理レベルにより選択して出力するデータ出力回路と、
    を備えることを特徴とする雑音除去回路。
  2. 前記セレクタ回路は、
    前記第一及び第二のカウンタ回路の出力信号の論理レベルが異なるときは、その論理レベルによって前記ハイレベルに固定された信号又はロウレベルに固定された信号を選択して出力し、前記第一及び第二のカウンタ回路の出力信号が共にリセットレベルであるときは、前記出力フリップフロップ回路の出力信号を選択して出力することを特徴とする請求項1記載の雑音除去回路。
  3. 前記第一、第二のカウンタ回路が、出力信号をセットするとカウント動作を停止するカウンタ回路であることを特徴とする請求項1又は2に記載の雑音除去回路。
  4. 初期化信号が入力されたときに、前記第一及び第二のリセット信号を出力するように前記第一、第二のリセット信号生成回路をリセットし、かつ、前記出力フリップフロップ回路をリセットする初期化回路を、
    さらに含むことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の雑音除去回路。
  5. 前記第一、第二のカウンタ回路が、1段以上縦続接続されたバイナリフリップフロップ回路により構成されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の雑音除去回路。
  6. 前記第一、第二のカウンタ回路が、初段の入力がセット信号に接続された1段以上縦続接続されたシフトレジスタ回路により構成されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の雑音除去回路。
  7. 前記第一、第二のカウンタ回路がリセットされてから当該カウンタ回路の出力信号がセットされるまでの前記クロック数のカウント数がプログラマブルであることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の雑音除去回路。
  8. 前記第一及び第二のカウンタ回路がいずれも前記クロック信号の反転信号を1つカウントすると出力信号がセットされる1段のカウンタ回路であることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の雑音除去回路。
  9. アナログ信号を検出するアナログ部と前記アナログ部を制御する制御ロジック部とを半導体基板の上に形成した半導体装置であって、
    前記制御ロジック部は、前記アナログ部が出力するアナログ検出信号の入力部に請求項1乃至7いずれか1項記載の雑音除去回路を備えていることを特徴とする半導体装置。
  10. 前記第一のカウンタ回路が、
    前記クロック信号の反転信号を入力するとともに、前記第一のカウンタ回路の出力信号をイネーブル信号として帰還入力し、前記第一のカウンタ回路の出力信号がセット状態に対応する第一の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号をマスクして出力を停止し、前記第一のカウンタ回路の出力信号がリセット状態に対応する第二の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号を出力する第一の論理回路と、
    前記第一のリセット信号を入力し、前記第一のリセット信号が活性化されると各段の出力を前記第二の論理レベルにリセットし、前記第一のリセット信号の活性化が解除されると、前記第一の論理回路から出力される前記クロック信号の反転信号のカウントを開始し、前記クロック信号の反転信号を所定数カウントすると、前記第一のカウンタ回路の出力信号をなす最終段の出力を前記第一の論理レベルにセットする、所定段数縦続接続されたフリップフロップ回路からなる第一のバイナリカウンタと、
    を備え、
    前記第二のカウンタ回路が、
    前記クロック信号の反転信号を入力するとともに、前記第二のカウンタ回路の出力信号をイネーブル信号として帰還入力し、前記第二のカウンタ回路の出力信号がセット状態に対応する前記第一の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号をマスクして出力を停止し、前記第二のカウンタ回路の出力信号がリセット状態に対応する前記第二の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号を出力する第二の論理回路と、
    前記第二のリセット信号を入力し、前記第二のリセット信号が活性化されると各段の出力を前記第二の論理レベルにリセットし、前記第二のリセット信号の活性化が解除されると、前記第二の論理回路から出力される前記クロック信号の反転信号のカウントを開始し、前記クロック信号の反転信号を所定数カウントすると、前記第二のカウンタ回路の出力信号をなす最終段の出力を前記第一の論理レベルにセットする、所定段数縦続接続されたフリップフロップ回路からなる第二のバイナリカウンタと、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の雑音除去回路。
  11. 前記第一のカウンタ回路が、
    前記第一のカウンタ回路の出力信号のセット状態に対応する第一の論理レベルの固定値を初段に入力し、前記第一のリセット信号が活性化されると各段の出力を第二の論理レベルにリセットし、前記第一のリセット信号の活性化が解除されると、前記クロック信号の反転信号に同期して、前記初段に入力される前記第一論理レベルの固定値を順次後段にシフトし、最終段の出力を前記第一のカウンタ回路の出力信号とする、所定段数縦続接続されたフリップフロップからなる第一のシフトレジスタを備え、
    前記第二のカウンタ回路が、
    前記第二のカウンタ回路の出力信号のセット状態に対応する前記第一の論理レベルの固定値を初段に入力し、前記第二のリセット信号が活性化されると各段の出力を前記第二の論理レベルにリセットし、前記第二のリセット信号の活性化が解除されると、前記クロック信号の反転信号に同期して、前記初段に入力される前記第一論理レベルの固定値を順次後段にシフトし、最終段の出力を前記第二のカウンタ回路の出力信号とする、所定段数縦続接続されたフリップフロップからなる第二のシフトレジスタを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の雑音除去回路。
  12. 前記第一のカウンタ回路が、
    第一の論理回路と、
    第一のバイナリカウンタと、
    第一の一致検出回路と、
    を備え、
    前記第一の論理回路は、前記クロック信号の反転信号を入力するとともに、前記第一のカウンタ回路の出力信号をイネーブル信号として帰還入力し、前記第一のカウンタ回路の出力信号がセット状態に対応する第一の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号をマスクして出力を停止し、前記一致検出回路の出力信号がリセット状態に対応する第二の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号を出力し、
    前記第一のバイナリカウンタは、前記第一のリセット信号を入力し、前記第一のリセット信号が活性化されると各段の出力を前記第二の論理レベルにリセットし、前記第一のリセット信号の活性化が解除されると、前記第一の論理回路から出力される前記クロック信号の反転信号のカウントを開始する、所定段数縦続接続されたフリップフロップ回路からなり、
    前記第一の一致検出回路は、前記第一のバイナリカウンタのカウント値が予め定められた設定値と一致するとき、前記第一のカウンタ回路の出力信号としてセット状態に対応する前記第一の論理レベルを出力し、前記第一のバイナリカウンタのカウント値が前記予め定められた設定値と不一致のときは、前記第一のカウンタ回路の出力信号としてリセット状態に対応する前記第二の論理レベルを出力し、
    前記第二のカウンタ回路が、
    第二の論理回路と、
    第二のバイナリカウンタと、
    第二の一致検出回路と、
    を備え、
    前記第二の論理回路は、前記クロック信号の反転信号を入力するとともに、前記第二のカウンタ回路の出力信号をイネーブル信号として帰還入力し、前記第二のカウンタ回路の出力信号がセット状態に対応する前記第一の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号をマスクして出力を停止し、前記一致検出回路の出力信号がリセット状態に対応する前記第二の論理レベルのとき、前記クロック信号の反転信号を出力し、
    前記第二のバイナリカウンタは、前記第二のリセット信号を入力し、前記第二のリセット信号が活性化されるとリセットされると各段の出力を前記第二の論理レベルにリセットし、前記第二のリセット信号の活性化が解除されると、前記第二の論理回路から出力される前記クロック信号の反転信号のカウントを開始する、所定段数縦続接続されたフリップフロップ回路からなり、
    前記第二の一致検出回路は、前記第二のバイナリカウンタのカウント値が予め定められた設定値と一致するとき、前記第二のカウンタ回路の出力信号としてセット状態に対応する前記第一の論理レベルを出力し、前記第二のバイナリカウンタのカウント値が前記予め定められた設定値と不一致のときは、前記第二のカウンタ回路の出力信号としてリセット状態に対応する前記第二の論理レベルを出力する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の雑音除去回路。
  13. 前記第一のカウンタ回路が、
    前記第一のカウンタ回路の出力信号のセット状態に対応する第一の論理レベルの固定値を、初段に入力し、前記第一のリセット信号が活性化されると各段の出力を第二の論理レベルにリセットし、前記第一のリセット信号の活性化が解除されると、前記クロック信号の反転信号に同期して、前記初段に入力される前記第一の論理レベルの固定値を順次後段にシフトする、所定段数縦続接続されたフリップフロップからなる第一のシフトレジスタと、
    前記第一のシフトレジスタを構成する縦続接続された前記フリップフロップの出力のいずれか一つを選択して前記第一のカウンタ回路の出力信号として出力する第一のセレクタと、
    を備え、
    前記第二のカウンタ回路が、
    前記第二のカウンタ回路の出力信号のセット状態に対応する前記第一の論理レベルの固定値を、初段に入力し、前記第二のリセット信号が活性化されると各段の出力を前記第二の論理レベルにリセットし、前記第二のリセット信号の活性化が解除されると、前記クロック信号の反転信号に同期して、前記初段に入力される前記第一の論理レベルの固定値を順次後段にシフトする、所定段数縦続接続されたフリップフロップからなる第二のシフトレジスタと、
    前記第二のシフトレジスタを構成する縦続接続された前記フリップフロップの出力のいずれか一つを選択して前記第二のカウンタ回路の出力信号として出力する第二のセレクタと、
    を備えことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の雑音除去回路。
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