JP4431134B2 - 高速プログラマブル同期カウンタ回路およびカウント方法 - Google Patents

高速プログラマブル同期カウンタ回路およびカウント方法 Download PDF

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Description

本発明は、高周波数帯に適した高速プログラマブル同期カウンタ回路およびカウント方法に関する。
従来、高周波数帯域で語調の長いカウンタを構成することは、継続接続されたフリップフロップの数が多くなり、全遅延時間が1クロックより長くなるため、複数のカウンタを組み合わせて構成するのは困難であった。ただし、1チップ内に全ての回路を構成することが可能な専用ICでは、全遅延時間が1クロックよりも長くなる場合は、カウントすべき数Nを N=Ap+Bと分離し、pとBを高速カウンタでカウントし、Aを低速カウンタで計数処理することができる(特許文献1、2)。しかも専用IC内であればA、pのカウント終了後直ちにBのカウントに移行できるので、カウント処理に不都合は生じない。また、低速カウンタと高速カウンタを別モジュールにする場合であっても、カウント値が固定であれば、A、pおよびBを適当な組み合わせの値に選ぶなどして対処することができる。
特開昭63-4717号公報 特開平01-198113号公報
しかしながら、専用ICを製造するためには、高額な初期費用が必要である。そのため、少量の高速カウンタを専用ICで製造することはコスト面で困難であった。一方、専用ICを用いない場合は、すなわち短い語長の低速カウンタと高速カウンタを別モジュールにする場合であって、かつプログラム可能な同期カウンタが必要な場合は、両者を繋ぐ配線による遅延等が大きく、A、pのカウント終了から直ちにBのカウントに移行することが難しい。そのため、カウンタ全体の精度を高速カウンタのタイミング精度と同程度として保証することが困難であった。
本発明は、専用ICを用いずに、高周波帯において、語調の長い、プログラム可能な同期カウンタを、高いタイミング精度を保証しつつ実現する高速プログラマブル同期カウンタ回路およびカウント方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決する本発明は、全カウント値の下位ビットをカウントする高速カウンタと、該高速カウンタとは別個に設けられた、前記全カウント値の上位ビットをカウントする低速カウンタを備えた高速プログラマブル同期カウンタ回路であって、予めそれぞれにカウント値がセットされ、切り換え可能な第一、第二のレジスタを備え、それぞれのカウント値について入力されたクロックに同期してカウントする高速カウンタと、該高速カウンタが前記下位ビットに相当するカウント値のカウントを終了する間に1カウントが可能な低速カウンタと、前記高速カウンタに前記第一、第二のレジスタを切り替えさせるレジスタ切り替え信号を出力する制御回路とを備え、前記高速カウンタは、選択した前記第一または第二のレジスタにセットされたカウント値を入力クロックに同期してカウントし、カウントが終了したときにキャリー信号を出力するプログラマブルカウンタであること前記低速カウンタは、セットされたカウント値を、前記高速カウンタが出力するキャリー信号に同期してカウントし、カウントが終了したときにキャリー信号を出力するプログラマブルカウンタであること、および前記制御回路は、前記低速カウンタが出力したキャリー信号を受けて、前記高速カウンタに前記レジスタ切り替え信号を出力すること、に特徴を有します。
好ましい実施形態では、前記低速カウンタの追従特性では前記高速カウンタのキャリー信号を捕捉できない場合において、前記高速カウンタが出力するキャリー信号をトグルして前記低速カウンタに出力するトグルフリップフロップ回路を備える。キャリー信号の出力が、確実に低速カウンタに伝達される。
より実際的には、前記高速カウンタは、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、その後に前記第一のレジスタにセットされたカウント値のカウントが終了したときに前記第二のレジスタに切り替えて第二のレジスタにセットされたカウント値のカウントを開始し、第二のレジスタのカウンタ終了したときにキャリー信号を出力し、前記制御回路は、前記キャリー信号が出力されたときにエンドカウント信号を出力する。
好ましい実施形態では、全体のカウント値がnビットのN、前記高速カウンタでカウント可能なビット数がk(k<n)、前記低速カウンタでカウント可能なビット数がn-kであって、全カウント値Nの上位n-kビットをN1、下位k-1ビットをN3、中間の1ビットをN2として全カウント値Nが下記式1で表され、
N=N1×2n-k+N2×2k-1+N3 ・・・式1
前記低速カウンタでカウントする上位ビットをM1および前記高速カウンタでカウントする下位ビットをM2として、M1、M2が下記式2、3により設定されたときに、
N2=1 のときは、 M1=2×N1
M2=2k-1+N3・・・式2
N2=0 のときは、 M1=2×N1−1
M2=2k-1+N3・・・式3
前記高速カウンタは、前記第一のレジスタには2k-1をセットし、前記第二のレジスタにはM2をセットし、
前記低速カウンタは、中間のビットN2が1の場合は式2のM1-1をセットし、中間のビットN2が0の場合は式3のM1-1をセットする。
さらに本実施形態では、前記高速カウンタは、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、前記第一のレジスタがゼロになったときにキャリー信号を出力するとともに前記第一のレジスタから第二のレジスタに切り替えて下位ビットM2をカウントし、前記制御回路は、前記高速カウンタから、第二のレジスタからキャリー信号が出力されたときに、全カウント値のカウントが終了したことを識別するエンドカウント信号を出力する。
方法の表現による本発明は、高速プログラマブル同期カウンタ回路にカウントさせるカウント方法であって、
全体のカウント値をnビットのN、前記高速カウンタでカウント可能なビット数をk(k<n)、前記低速カウンタでカウント可能なビット数をn-k、全カウント値Nの上位n-kビットをN1、下位k-1ビットをN3、中間の1ビットをN2として全カウント値Nを下記式で表し、
N=N1×2n-k+N2×2k-1+N3 ・・・式
前記低速カウンタでカウントする上位ビットをM1および前記高速カウンタでカウントする下位ビットをM2として、M1、M2を下記式、式により設定し、
N2=1 のときは、 M1=2×N1
M2=2k-1+N3・・・式
N2=0 のときは、 M1=2×N1−1
M2=2k-1+N3・・・式
前記高速カウンタには、前記第一のレジスタに2k-1をセットさせ、前記第二のレジスタにはM2をセットさせ、
前記低速カウンタには、中間のビットN2が1の場合は式のM1-1をセットさせ、中間のビットN2が0の場合は式のM1-1をセットさせて、前記高速カウンタおよび低速カウンタにより前記全カウント値Nをカウントさせることに特徴を有する。
さらに本方法の発明において、前記高速カウンタは、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、初期に選択された前記第一のレジスタがゼロになったときにキャリー信号を出力するとともに、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、前記第一のレジスタから第二のレジスタに切り替えて下位ビットM2をカウントし、この第二のレジスタがゼロになったときにキャリー信号を出力し、前記制御回路は、前記高速カウンタから、第二のレジスタからキャリー信号が出力されたときに全カウント値のカウントが終了したことを識別するエンドカウント信号を出力する。
本発明によれば、入力クロックをカウントする高速クロックにより、カウント値の下位ビットをカウントし、高速クロックのキャリー信号によりカウント値の上位ビットを低速クロックでカウントするので、別体として設けた高速カウンタおよび低速カウンタにより、語調の長いカウント値を高速で高精度にカウントすることができる。つまり、最終的なカウント終了のタイミング精度は低速カウンタの精度によらず、高速カウンタのレジスタ切り換え後のカウント終了タイミングの精度により保証される。
本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用した高速プログラマブル同期カウンタ回路の実施形態をブロックで示す図である。
高速クロック、例えば500MHz以上のクロックを入力として、A、Bの2個のカウント値を、第一のレジスタとしてのAレジスタ11a、第二のレジスタとしてのBレジスタ11bで保持し、Aレジスタ11a、Bレジスタ11bをSEL端子により選択可能な高速カウンタ11、高速カウンタ11からのキャリー信号をクロック入力とするトグルフリップフロップ13と、トグルフリップフロップ13の出力を入力し、その立ち上がり、立下りをともに検出して、予めレジスタ15aにセットされたカウント値からダウンカウントする低速カウンタ15と、レジスタ15aがゼロになったときに低速カウンタ15から出力されるキャリーフラグを受けてカウント終了を高速カウンタ11のSEL端子に入力し、このキャリーフラグが入力された高速カウンタ11はAレジスタ11a、Bレジスタ11bを切り替え、Bレジスタのカウントが終了すると全体のカウントが終了したものとして外部に知らせる機能を備える制御回路17から構成される。
高速カウンタ11は、この実施形態ではプログラマブル同期ダウンカウンタを使用しているが、アップカウンタを使用することもできる。低速カウンタ15は、高速カウンタ11が最大値カウント可能な最大値(最大ビット数)の1/2をカウントする間に1カウントを終了できる速さがあればよく、この実施形態ではプログラマブルダウンカウンタを使用しているが、アップカウンタでもよく、同期、非同期のいずれでもよい。
低速カウンタ15と高速カウンタ11は、それぞれ上位ビット、下位ビットのカウントを受け持つ。この実施形態において、高速カウンタ11と低速カウンタ15の間にトグルフリップフロップ13を入れたのは、高速カウンタ11のキャリーフラグのON/OFF変化に低速カウンタ15が追従できない場合に備えたものである。低速カウンタ15が追従できれば、トグルフリップフロップ13を入れる必要はなく、低速カウンタ15はキャリー信号の立ち上がり、立下りのいずれかのエッジを検出できればよい。
また、この制御回路17は、エンドカウント信号(カウント終了信号)を生成するRSフリップフロップ回路19以外は、非同期回路でも、同期回路でもよい。通常は、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いて同期回路で構成するのが一般的である。
次に、この高速プログラマブル同期カウンタ回路の動作について説明する。全体のカウント値をnビットのN、高速カウンタ11でカウント可能なビット数をk(k<n)、低速カウンタ15でカウント可能なビット数をn-kとし、全カウント値Nの上位n-kビットをN1、下位k-1ビットをN3、中間の1ビットをN2とすると、全カウント値Nは N1 N2 N3 の並びで二進数表示され、下記式1のように表される。
N=N1×2n-k+N2×2k-1+N3 ・・・式1
ここで、低速カウンタ15でカウントすべき値をM1(上位ビット)、高速カウンタ11でカウントすべき値をM2(下位ビット)とすると、
N2=1 なら、M1=2×N1
M2=N2×2k-1+N3
=2k-1+N3・・・式2
N2=0 なら、M1=2×N1−1
M2=2k-1+N3・・・式3
のように場合分けし、変形できる。高速カウンタ11でカウントすべき値M2は、必ず2k-1 以上の数になる。ここで、N1に2を乗算しているのは、高速カウンタ11を2kではなく、2k-1 カウントで桁上がりさせるためである。これにより式1は、式2、式3のM1(上位ビット)、M2(下位ビット)を用いて次の式7、式8のように変形できる。
N2=1 なら、 N=N1×2k+2k-1+N3
=2×N1×2k-1+(2k-1+N3)
=M1×2k-1+M2・・・式7
N2=0 なら、 N=N1×2k+N3
=(2×N1−1)×2k-1+(2k-1+N3)
=M1×2k-1+M2・・・式8
以上の式2、式3または式7、式8に基づいて全体カウント値Nを、2k-1のカウントを高速カウンタ11のAレジスタ11aで繰り返し行って、高速カウンタ11から出力されるキャリーフラグにより上位ビットM1-1を低速カウンタ15でカウントし、低速カウンタ15による上位ビットM1-1のカウントが終了し、低速カウンタ15からキャリーフラグが出力された後に、下位ビットM2のカウントを高速カウンタ11のBレジスタ11bで行うように設定する。この設定により、N=M1×2k-1+M2のカウントが終了する。
この高速プログラマブル同期カウンタ回路のカウント動作の詳細を、さらに図2に示したシーケンスを参照して詳述する。ここでは、中間の N2 が0であるとする。したがって、式3および式5が適用される。
先ず、低速カウンタ15は上位ビット M1 - 1、つまり2 x N1 - 2をレジスタ15aにセットし、高速カウンタ11は2つのA、Bレジスタ11a、11bの一方のAレジスタ11aに2k-1を、他方のBレジスタ11bに下位ビットM2、つまり2k-1 + N3をセットして、入力クロックによりカウントを開始する。
高速カウンタ11において最初にカウンタとしてSEL端子(SEL信号)により選択されているのはAレジスタ11aであるから、高速カウンタ11は、入力クロックが入る毎にAレジスタ11aのカウント値をカウントダウンする。そうして高速カウンタ11は、2k-1ビット分カウントダウンしてAレジスタ11aのカウント値が0になると、キャリーフラグ(信号)を出力する。このキャリーフラグはトグルフリップフロップ13でラッチされて、低速カウンタ15に入力される。
低速カウンタ15は、キャリーフラグが入力されると、レジスタ15aのカウント値を M1 - 1 からダウンカウントする。
高速カウンタ11は、キャリーフラグを出力すると同時に、Aレジスタ11aにカウント値2k-1をセットしてダウンカウントを繰り返し、低速カウンタ15は、キャリーフラグを入力する毎にカウント値 M1 - 1 からダウンカウントする処理を繰り返すリングカウント処理を実行する。
そうして低速カウンタ15は、レジスタ15aがゼロになると、つまりカウント値M1-1分カウントすると、キャリーフラグ(信号)を出力する(図2の#1参照)。低速カウンタ15が出力したキャリーフラグを受けた制御回路17は、高速カウンタ11のカウントレジスタをBレジスタ11bに切り替えるように、レジスタ切り換え信号としてのSEL信号を変化させる。しかし、高速カウンタ11は、SEL信号の変化を受けた時点ではすでにAレジスタ11aのカウントダウン処理を進めているので、A、Bレジスタ11a、11bを切り替えることができない。そこで実際に切り替えられるのは、高速カウンタ11が2k-1分の入力クロックを入力したとき(Aレジスタ11aのカウント値が0になったとき)になる(図2の#2参照)。これにより、低速カウンタ15のカウント値M1-1の -1と、この2k-1カウントが相殺されて、カウント値M1がカウントされたことと等価になる。Bレジスタ11a、11bには下位ビットM2、つまり2k-1+N3がセットされる。
低速カウンタ15がキャリーフラグを出力した後(図2の♯1の後)の2k-1分のカウントが終わると(図2の♯2)、次の高速カウンタ11のカウント値は、Bレジスタ11bでカウントする下位ビットM2となる。そうして高速カウンタ11は、入力クロックを検知する毎にBレジスタ11bをダウンカウントする。そうして、Bレジスタ11bがゼロ、つまり下位ビットM2のカウントが終了すると、高速カウンタ11はキャリーフラグを出力する。このキャリーフラグを入力した制御回路17は、RSフリップフロップ回路19からエンドカウントフラグ(信号)を出力する(図2の#3参照)。このエンドカウントフラグの出力により、カウント値(M1 M2)のカウントが終了する。
以上は、カウント値Nを1回だけカウントする処理であった。カウント値Nを動的に変化させる場合または繰り返す場合は、次回カウント値のセットを、低速カウンタ15に対しては、カウント値 M1 - 1 がゼロになった後、2k-1 + M2 がゼロになったときに行う。ここで、次のカウント開始までに2k クロック以上空いているので、その空き期間に、低速カウンタ15は次回のカウント値のセットを確実に実行することができる。さらに高速カウンタ11のBレジスタ11bに対するカウント値M2のセットは、次のカウントが始まってからAレジスタ11aのリングカウントが続くので、その間に余裕を持って行える。
以上の実施形態の説明では、高速カウンタ11および低速カウンタ15のカウント可能な最大ビット数を異なるビット数としたが、高速、低速カウンタ11、15のカウント可能最大ビット数はいずれが大きくてもよく、同一の値でもよい。いずれの場合も、高速カウンタ11のビット数をkとすると、全体のカウント値、高速、低速カウンタ11、15でカウントする値は式1乃至3と同様に表される。低速カウンタ15は、動作速度が2k-1クロックよりも速ければ十分である。
また、本実施形態ではダウンカウンタを用いたが、本発明はアップカウンタを用いることもできる。
本発明の実施形態では、株式会社オンセミコンダクターのカウンタ(製品番号NB7N017M、以下「オンセミカウンタ」という)を上記高速カウンタ11として使用できる。オンセミカウンタは2つのカウント値を格納し、それらをSEL信号で切り替えてカウントダウンできる8ビットプログラマブル同期ダウンカウンタである。このオンセミカウンタを高速カウンタ11として使用し、17ビットカウントが可能な低速カウンタを低速カウンタ15として使用すると、3.5GHz24ビット同期カウンタを実現できる。オンセミカウンタを使用した場合、式1-2において、 k = 8 ビットとなるので、出力されるキャリーフラグの周波数は高々3.5GHz/27 = 27.6MHzであり、トグルフリップフロップ13を経た後の周波数はさらにその半分である。よってオンセミカウンタと組み合わせる低速カウンタ15は、24 - 8 + 1 = 17ビットのカウント処理を1/14MHz = 71 nSで実行できれば十分であるから、一般的なFPGA(Field Programmable Gate Array)等により、ステート変化を検出するプログラマブル同期カウンタで構成できる。また、図1に示したカウンタ回路中、RSフリップフロップ19と簡単な制御回路部分をECL(Emitter Coupled Logic)等の高速ロジックで構成することが可能であるから、オンセミカウンタのジッタ精度を生かしつつ、図2のシーケンスを実行できるカウンタ回路が実現できる。
本発明の高速プログラマブル同期カウンタ回路の好ましい実施形態をブロックで示す図である。 同高速プログラマブル同期カウンタ回路のカウント動作のシーケンシャルを示す説明図である。
符号の説明
11 高速カウンタ
11a Aレジスタ(第一のレジスタ)
11b Bレジスタ(第二のレジスタ)
13 トグルフリップフロップ
15 低速カウンタ
17 制御回路
19 RSフリップフロップ回路

Claims (7)

  1. 全カウント値の下位ビットをカウントする高速カウンタと、該高速カウンタとは別個に設けられた、前記全カウント値の上位ビットをカウントする低速カウンタを備えた高速プログラマブル同期カウンタ回路であって、
    予めそれぞれにカウント値がセットされ、切り換え可能な第一、第二のレジスタを備え、それぞれのカウント値について入力されたクロックに同期してカウントする高速カウンタと、
    該高速カウンタが前記下位ビットに相当するカウント値のカウントを終了する間に1カウントが可能な低速カウンタと、
    前記高速カウンタに前記第一、第二のレジスタを切り替えさせるレジスタ切り替え信号を出力する制御回路とを備え、
    前記高速カウンタは、選択した前記第一または第二のレジスタにセットされたカウント値を入力クロックに同期してカウントし、カウントが終了したときにキャリー信号を出力するプログラマブルカウンタであること
    前記低速カウンタは、セットされたカウント値を、前記高速カウンタが出力するキャリー信号に同期してカウントし、カウントが終了したときにキャリー信号を出力するプログラマブルカウンタであること、および、
    前記制御回路は、前記低速カウンタが出力したキャリー信号を受けて、前記高速カウンタに前記レジスタ切り替え信号を出力すること、を特徴とする高速プログラマブル同期カウンタ回路。
  2. 請求項1記載の高速プログラマブル同期カウンタ回路において、前記低速カウンタの追従特性では前記高速カウンタのキャリー信号を捕捉できない場合において、前記高速カウンタが出力するキャリー信号をトグルして前記低速カウンタに出力するトグルフリップフロップ回路を備えている高速プログラマブル同期カウンタ回路。
  3. 請求項1または2記載の高速プログラマブル同期カウンタ回路において、前記高速カウンタは、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、その後に前記第一のレジスタにセットされたカウント値のカウントが終了したときに前記第二のレジスタに切り替えて第二のレジスタにセットされたカウント値のカウントを開始し、第二のレジスタのカウントが終了したときにキャリー信号を出力し、前記制御回路は、前記キャリー信号が出力されたときにエンドカウント信号を出力する高速プログラマブル同期カウンタ回路。
  4. 請求項3記載の高速プログラマブル同期カウンタ回路において、全体のカウント値がnビットのN、前記高速カウンタでカウント可能なビット数がk(k<n)、前記低速カウンタでカウント可能なビット数がn-kであって、全カウント値Nの上位n-kビットをN1、下位k-1ビットをN3、中間の1ビットをN2として全カウント値Nが下記式1で表され、
    N=N1×2n-k+N2×2k-1+N3 ・・・式1
    前記低速カウンタでカウントする上位ビットをM1および前記高速カウンタでカウントする下位ビットをM2として、M1、M2が下記式2、3により設定されたときに、
    N2=1 のときは、 M1=2×N1
    M2=2k-1+N3・・・式2
    N2=0 のときは、 M1=2×N1−1
    M2=2k-1+N3・・・式3
    前記高速カウンタは、前記第一のレジスタには2k-1をセットし、前記第二のレジスタにはM2をセットし、
    前記低速カウンタは、中間のビットN2が1の場合は式2のM1-1をセットし、中間のビットN2が0の場合は式3のM1-1をセットする高速プログラマブル同期カウンタ回路。
  5. 請求項記載の高速プログラマブル同期カウンタ回路において、前記高速カウンタは、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、前記第一のレジスタがゼロになったときにキャリー信号を出力するとともに前記第一のレジスタから第二のレジスタに切り替えて下位ビットM2をカウントし、前記制御回路は、前記高速カウンタから、第二のレジスタからキャリー信号が出力されたときに、全カウント値のカウントが終了したことを識別するエンドカウント信号を出力する高速プログラマブル同期カウンタ回路。
  6. 請求項3記載の高速プログラマブル同期カウンタ回路にカウントさせるカウント方法であって、
    全体のカウント値をnビットのN、前記高速カウンタでカウント可能なビット数をk(k<n)、前記低速カウンタでカウント可能なビット数をn-k、全カウント値Nの上位n-kビットをN1、下位k-1ビットをN3、中間の1ビットをN2として全カウント値Nを下記式で表し、
    N=N1×2n-k+N2×2k-1+N3 ・・・式
    前記低速カウンタでカウントする上位ビットをM1および前記高速カウンタでカウントする下位ビットをM2として、M1、M2を下記式、式により設定し、
    N2=1 のときは、 M1=2×N1
    M2=2k-1+N3・・・式
    N2=0 のときは、 M1=2×N1−1
    M2=2k-1+N3・・・式
    前記高速カウンタには、前記第一のレジスタに2k-1をセットさせ、前記第二のレジスタにはM2をセットさせ、
    前記低速カウンタには、中間のビットN2が1の場合は式のM1-1をセットさせ、中間のビットN2が0の場合は式のM1-1をセットさせて、前記高速カウンタおよび低速カウンタにより前記全カウント値Nをカウントさせることを特徴とする高速プログラマブル同期カウンタ回路のカウント方法。
  7. 請求項記載の高速プログラマブル同期カウンタ回路のカウント方法において、前記高速カウンタは、初期に選択された前記第一のレジスタがゼロになったときにキャリー信号を出力するとともに、前記制御回路からレジスタ切り替え信号が出力されたときは、前記第一のレジスタから第二のレジスタに切り替えて下位ビットM2をカウントし、この第二のレジスタがゼロになったときにキャリー信号を出力し、前記制御回路は、前記高速カウンタから、第二のレジスタからキャリー信号が出力されたときに全カウント値のカウントが終了したことを識別するエンドカウント信号を出力する高速プログラマブル同期カウンタ回路のカウント方法。
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