JP5449280B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明は、冷蔵庫に関し、特に、外箱の剛性を高めるのに好適なものである。
近年、家庭用冷蔵庫は大型化が進んでおり、これに対応するためには、冷蔵庫の外郭を構成する断熱箱体の剛性を高めることが要求される。この要求に応えるべく、例えば、特許文献1では次のような提案がなされている。
即ち、特許文献1に記載の冷蔵庫では、底板を補強用アングルに補強板を用いずにネジ止めできるようにすると共に、底板のネジ止めを容易にするために、外箱の左右両側下部に補強用アングルを設け、この補強用アングルに位置決め部を切り起こし形成する。これに対して、底板に三角突起状の係合部を形成し、この係合部を位置決め部に係合させることにより、底板を補強用アングルに対して位置決めする。更に、補強用アングルの内側に切り起こし形成したネジ止め片に底板を挟み込み、このネジ止め片に底板をねじ止めする。
特開平05−60454号公報
しかしながら、特許文献1では、依然として補強用アングルと底板の構造は複雑であり、その製造コストも掛かるため、改善の余地はまだ残されている。特に、特許文献1では、外箱の側板と補強用アングルとを冷蔵庫の前面側で固定するために、圧着や螺子締結などの固定作業を追加で行わなければならず、製造コストが増加するという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、その第1の目的は、剛性を高めた外箱を安価に提供できるようにすることにある。また、本発明の第2の目的は、外箱の剛性を高めるにあたって、冷蔵庫の容積を減らさないようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、天板と両側板とを有する外箱と、前記両側板の正面側の下端に位置して、前記両側板を繋ぐように設けられた前板と、前記両側板のそれぞれの下辺に沿って設けられ、前記外箱を補強する補強部材と、冷媒が流れる放熱パイプと、を備えた冷蔵庫において、前記外箱の正面側の下角部の位置において、少なくとも前記前板と前記補強部材とを螺子で固定し、前記放熱パイプを前記側板および前記前板に沿うようにして前記外箱の内側に配設し、前記放熱パイプを少なくとも3箇所折り曲げて屈曲部を形成し、当該屈曲部によって前記螺子との干渉を避ける構成とし、前記前板には、前記螺子を挿入するための挿入孔が設けられ、前記補強部材の前端には、前記前板と当接する立ち上がり部が形成されており、前記立ち上がり部には、前記螺子と螺合する螺子穴が設けられ、前記外箱には、その正面側に前記側板の長辺に沿ってフランジ部が設けられており、前記前板は、その端部に前記フランジ部と当接する当接部が形成され、前記当接部に前記挿入孔が設けられて成ると共に、前記前板は、前記当接部が前記フランジ部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、前記補強部材は、前記立ち上がり部が前記前板の前記当接部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、前記フランジ部には、前記挿入孔を臨む位置に、前記螺子を前記螺子穴に差し込むための開口が設けられ、前記開口は、前記螺子の頭部が入り込む程度の外形を有して成ることを特徴としている。
本発明によれば、前板と補強部材とを螺子で固定しているので、外箱の剛性を高めることができる。しかも、螺子で固定するだけの構成であるため、安価である。また、放熱パイプに屈曲部を設けているから、螺子との干渉が避けられ、放熱パイプが破損する心配もない。また、本発明によれば、立ち上がり部の前面側から螺子を取り付けることができるので、組み立て作業の効率が向上する。また、本発明によれば、外箱に対して前板と補強部材とを背面側から簡単に取り付けることができる。しかも、螺子の頭部が開口に入り込むことができるから、螺子の頭部がフランジ部の表面から突出することがない。よって、側板のフランジ部に取り付けられるパッキンに隙間が生じるといった問題も生じない。
また、上記目的を達成するために、本発明は、天板と両側板とを有する外箱と、前記両側板の正面側の下端に位置して、前記両側板を繋ぐように設けられた前板と、前記両側板のそれぞれの下辺に沿って設けられ、前記外箱を補強する補強部材と、冷媒が流れる放熱パイプと、を備えた冷蔵庫において、前記外箱の正面側の下角部の位置において、少なくとも前記前板と前記補強部材とを螺子で固定し、前記放熱パイプを前記側板および前記前板に沿うようにして前記外箱の内側に配設し、前記放熱パイプを少なくとも3箇所折り曲げて屈曲部を形成し、当該屈曲部によって前記螺子との干渉を避ける構成とし、前記前板には、前記螺子を挿入するための挿入孔が設けられ、前記補強部材の前端には、前記前板と当接する立ち上がり部が形成されており、前記立ち上がり部には、前記螺子と螺合する螺子穴が設けられ、前記外箱には、その正面側に前記側板の長辺に沿ってフランジ部が設けられており、前記前板は、その端部に前記フランジ部と当接する当接部が形成され、前記当接部に前記挿入孔が設けられて成ると共に、前記前板は、前記当接部が前記フランジ部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、前記補強部材は、前記立ち上がり部が前記前板の前記当接部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、前記フランジ部には、前記挿入孔を臨む位置に、前記螺子を前記螺子穴に差し込むための貫通孔が設けられ、前記貫通孔は、前記フランジ部の表面より低くなった段差部に設けられており、前記段差部の深さは、前記螺子の頭部の高さ以上となるように形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、前板と補強部材とを螺子で固定しているので、外箱の剛性を高めることができる。しかも、螺子で固定するだけの構成であるため、安価である。また、放熱パイプに屈曲部を設けているから、螺子との干渉が避けられ、放熱パイプが破損する心配もない。また、本発明によれば、立ち上がり部の前面側から螺子を取り付けることができるので、組み立て作業の効率が向上する。また、本発明によれば、外箱に対して前板と補強部材とを背面側から簡単に取り付けることができるうえ、螺子の頭部が段差部内に納まるため、側板のフランジ部に取り付けられるパッキンに隙間が生じるといった問題も生じない。
また、上記構成において、前記屈曲部は、前記外箱の背面側を向くように形成されていることが好ましい。このように構成すると、放熱パイプの屈曲部が冷蔵庫の下段に設けられた室内(例えば野菜室)の邪魔になりにくいので、当該室内の容積の低減を極力抑えることができる。
さらに、上記構成において、前記屈曲部は、正面視で、前記フランジ部および前記前板で隠れるように略U字状に形成されていることが好ましい。このように構成すると、放熱パイプの屈曲部はフランジ部と前板で隠れているから、全く冷蔵庫の下段に設けられた室内の邪魔にならない。よって、従来の冷蔵庫室内の容積をそのまま維持しつつ、外箱の強度も向上させることができることとなる。
さらに、上記構成において、前記螺子が前記U字状の屈曲部の内側に位置するように前記放熱パイプを配設すると、U字状の屈曲部の内部の領域、即ち、デッドスペースを有効に利用することができるので好ましい。
上記のように構成された本発明によれば、剛性を高めた外箱を安価に提供することができる。また、本発明によれば、外箱の剛性を高めるにあたって、冷蔵庫の容積を減らさないようにすることもできる。
本発明の実施の形態例に係る冷蔵庫の正面図である。 図1に示す冷蔵庫のうち外箱、前板、補強部材、および放熱パイプを組み立てた状態を背面側から見た全体斜視図である。 図2の要部拡大斜視図である。 図2に示す外箱の斜視図である。 図2に示す補強部材の斜視図である。 図2に示す前板の斜視図である。 図2に示す放熱パイプの斜視図である。 図1に示す冷蔵庫のうち外箱、前板、補強部材、および放熱パイプを組み立てた状態の正面側から見た要部拡大斜視図である。 図1に示す冷蔵庫の野菜室の容積を説明するための図である。 従来の冷蔵庫の野菜室の容積を説明するための図である。 図10に示す冷蔵庫を補強したと仮定した場合における野菜室の容積を説明するための図である。 図10に示す冷蔵庫を補強したと仮定した場合における野菜室の容積を説明するための図である。 図10に示す冷蔵庫を補強したと仮定した場合における野菜室の容積を説明するための図である。 冷蔵庫の外箱が変形するメカニズムを説明するための図である。 図8に示す側板の下部を変形した変形例を示す図であって、(a)は変形した部分の斜視図、(b)は変形した部分の側面図である。
以下、本発明の実施の形態例に係る冷蔵庫について、図1〜図14を用いて説明する。図1に示す冷蔵庫は、近年主流になっている冷蔵室が観音開きの大型冷蔵庫である。この冷蔵庫100は、外箱1、内箱(図示せず)及びそれらの間に充填された断熱材(図示せず)で構成された断熱箱体の上段に、例えば観音開きの冷蔵室扉200で前面が開閉される冷蔵室を配置し、中段に、例えば引出式の製氷室扉300と上段冷凍室扉400と下段冷凍室扉500を有する冷凍室を配置し、下段に、例えば引出式の野菜室扉600を有する野菜室を配置して構成されている。
外箱1は、鋼板をプレス成形して構成されるものであり、図2および図4に示すように、2つの側板1a,1bと、これら両側板1a,1bと連続する天板1cとを備え、前面、背面及び底面が開放したコ字形状を成している。そして、側板1bの2つの長辺のうち正面側の長辺には、フランジ部1eが長辺に沿って一様に設けられている。なお、このフランジ部1eは、側板1bの長辺から内側に向かって略直角に折れ曲がるようにして設けられている。そして、フランジ部1eの下端部には、後述する固定用ネジ8が挿入される孔30bと、本発明の螺子に相当する補強用ネジ9が挿入される開口31bが設けられている(図8参照)。
この開口31bは、補強用ネジ9の頭部が開口31b内に没入する程度の外形を有して形成されている。そのため、開口31bに補強用ネジ9を挿入すると、補強用ネジ9の頭部がフランジ部1eの表面から突出することがない。これにより、補強用ネジ9の頭部が突出して外観を損ねてしまうといったことがない上、野菜室扉600のパッキンに隙間が生じるといった不具合も生じない。さらには、補強用ネジ9の先端部は外箱1の内部にあるので、ユーザーが補強用ネジ9の先端部を触って怪我をするといった心配もない。なお、側板1aにものフランジ部1d、孔(図示せず)、開口(図示せず)が設けられているが、その構成は側板1bと同様であるため、ここでの説明は省略する。
この外箱1には、図2および図3に示すように、一対の補強部材2a,2b、前板3、および、放熱パイプ4が設けられている。前板3は、例えば厚さ1mmの鋼板を成形したものであり、図6に示すように、その両端に当接部15a,15bが形成されている。当接部15bには、固定用ネジ8と締結する雌ネジ穴17bと、補強用ネジ9の挿入を許容する程度の直径を有する挿入孔16bとが、上下方向にやや間隔を空けて設けられている。この前板3は、図2および図3に示すように、一端に形成されている当接部15bがフランジ部1eの裏面と当接し、他端に形成されている当接部15aがフランジ部1dの裏面と当接した状態で、外箱1の下端の位置に、両側板1a,1bを繋ぐようにして取り付けられている。そして、前板3が取り付けられた状態の外箱1を正面から見ると、両側板1a,1bと、天板1cと、前板3とにより、矩形枠が形成されるようになっている。なお、前板3の当接部15aにも、当接部15bと同様に雌ネジ穴17aおよび挿入孔16aが設けられている。
次に、補強部材2aは、例えば、厚さ1.2mmの鋼板を成形したものであり、図5に示すように、細長いアングル部材10aの前端に立ち上がり部12aを有し、後端にストッパ部材11aを有していると共に、全体として略L字形状を成すように構成されるものである。立ち上がり部12aには、後述する固定用ネジ8の先端部が入り込むための逃げ孔14aと、本発明の螺子穴に相当し、後述する補強用ネジ9と締結する雌ネジ穴13aとが、上下方向にやや間隔を空けて設けられている。補強部材2aを側板1aの下辺に沿って外箱1の背面側から正面側へスライドするようにして取り付けると、ストッパ部材11aが側板1aの背面側の長辺と当接してスライド方向の位置決めがされると共に、立ち上がり部12aが前板の当接部15aと当接した状態となる。なお、補強部材2bについてもその構成は同じであるため、ここでの説明は省略する。
また、放熱パイプ4は、例えば銅製のチューブを略同一平面上で何か所も折り返すようにU字状に折り曲げて構成されており、図7に示すように、左側に3つの垂直部26a,26b,26cと、右側に1つの垂直部26dと、下側に水平部27とを有している。この放熱パイプ4は、外箱1の内側の所定の位置に取り付けると、垂直部26a,26b,26cが側板1bのフランジ部1eに沿い、水平部27が前板3に沿い、かつ、垂直部26dが側板1aのフランジ部1dに沿うようになっている。なお、放熱パイプ4内を冷媒が流れることにより、外気との熱交換が行われて、冷蔵庫内が冷却されることになるが、この点については公知であるため、ここでの説明は省略する。
さらに、放熱パイプ4は、その左下角部に、図7に示すように、折れ曲がり箇所24a,24b,24cの3箇所で折り曲げられて略U字状に形成された屈曲部25を有している。この屈曲部25は、補強用ネジ9との干渉を回避するため、図3および図8に示すように、放熱パイプ4を外箱1に取り付けた状態において背面側に折れ曲がるように構成されているが、外箱1の正面側から見ると、図9に示すように、側板1bのフランジ部1eと前板3の裏面側に隠れて見えない。そして、放熱パイプ4を外箱1の内側の所定の位置に取り付けると、補強用ネジ9が屈曲部25の内側に位置するよう構成されている(図8参照)。このようにして、補強用ネジ9と放熱パイプ4との干渉が回避されているのである。
これらの各種部材2a,2b,3,4の外箱1への組み込み作業は、以下の手順で行われる。まず、プレス加工されたコ字形の外箱1を、開放した前面を下になるように寝かせ、前板3の両端に形成された当接部15a,15bを外箱1のフランジ部1d,1eに背面側から当接させる。次に、外箱1の前面側から、固定用ネジ8をフランジ部1eに設けられた孔30bに挿入し、前板3の雌ネジ穴17bへとねじ込んで前板3を側板1bと固定する。側板1aと前板3との固定も同様にして行う。
次に、補強部材2a、2bを外箱1の両側板1a,1bの下辺に沿って挿入し、補強部材2a,2bの立ち上がり部12a,12bを前板3の当接部15a,15bに当接させる。このとき、固定用ネジ8の先端部が、立ち上がり部12a,12bの逃げ孔14a,14bにそれぞれ挿入されているかに留意する。次に、外箱1の前面側から、補強用ネジ9をフランジ部1eに設けられた開口31bから挿入し、補強部材2bの前板3の雌ネジ穴13bへとねじ込んで前板3と補強部材2bと固定する。前板3と補強部材2aとの固定も同様にして行う。これで、外箱1への各種部材2a,2b,3,4の取り付けは完成する。
次に、外箱1の剛性を高めることと野菜室扉600により仕切られた野菜室の容積Vとの関係について図9〜図13を参照しながら説明する。図10は、従来の外箱構造を採用した場合の野菜室の容積を示している。図10に示すように、前板3と側板1bを固定用ネジ8のみで固定した従来の構造では、放熱パイプ4をフランジ部1eと前板3の裏面側に沿って折り曲げながら配置する際に、補強用ネジ9と干渉することはないので、野菜室の容積をVだけ確保することができる。
ところが、放熱パイプ4に本実施形態のような屈曲部25を設けることがないまま、外箱1の剛性を高めるために補強部材2bと前板3とを補強用ネジ9で固定すると、図11に示すように、放熱パイプ4が補強用ネジ9と干渉してしまう。そこで、図12に示すように、放熱パイプ4を図11よりも大きなアール(R)で折り曲げて、補強用ネジ9との干渉を回避するようにすることが考えられる。
しかし、放熱パイプ4の折れ曲がり部分のアールが大きくなると、放熱パイプ4を高さhの前板3で覆い隠すことができなくなるため、図12のように前板3の端部に放熱パイプ4を隠すための三角片(高さh)を設けなければならなくなる。そうすると、野菜室の容積は、三角片の部分に相当する容積Vだけ減少して、V−Vとなる。これでは、せっかく外箱1の剛性を高めても、野菜室の容積が従来のものより減少するので好ましいとは言い難い。また、図13のように、前板3を高さhだけ一様に高くして放熱パイプ4の折れ曲がり部分を隠すようにすると、高さhの分だけ野菜室の容積は減少してV−Vとなる。
このように、単に補強部材2bと前板3とを補強用ネジ9で固定して外箱1の剛性を高めようとすると、野菜室の容積は減少してしまう。ところが、本実施形態では、図9に示すように、放熱パイプ4の屈曲部25を背面側にU字状に折り曲げているので、放熱パイプ4と補強用ネジ9との干渉を回避しつつ、野菜室の容積をVだけ確保することができる。つまり、本実施形態では、野菜室の容積を減らすことなく、外箱1の剛性を高めることができるのである。
そして、本実施形態によれば、上述したように外箱1の剛性を高めることができるため、図14に示すように外箱1全体を平行四辺形のように変形させる外力が加わった場合であっても、図14のような観音開き扉に段差が発生するという問題が発生することは皆無である。このことは、近年大型冷蔵庫で主流となりつつある観音開き型冷蔵庫において、本発明の実施の形態例に係る冷蔵庫が好適であることを意味する。しかも、補強部材2a,2bと前板3とを補強用ネジ9で固定して、放熱パイプ4に屈曲部25を設けるだけで良いので、強固で歪みの少ない外箱1を安価に提供することが可能である。
なお、上記した実施の形態例では、補強用ネジ9の頭部がフランジ部1d,1eから突出しないために開口31a,31bを設けた構成としたが、この構成に代えて、図15に示すように、補強用ネジ9の頭部がフランジ部1d,1eの表面から突出しない程度の深さd(即ち、深さdは、補強用ネジ9の頭部の高さ以上である)だけ窪んだ段差部50を設け、この段差部50の略中央で、挿入孔16a,16bを臨む位置に、補強用ネジ9を挿入可能な程度の貫通孔51を設けるようにしても良い。この構成であっても、開口31a,31bと同様の効果、即ち、補強用ネジ9の頭部が突出して外観を損ねてしまうこと、野菜室扉600のパッキンに隙間が生じること、および、ユーザーが補強用ネジ9の先端部を触って怪我をすること、を防止できるといった効果を奏する。
1…外箱、1a,1b…側板、1c…天板、1d,1e…フランジ部、2a,2b…補強部材、3…前板、4…放熱パイプ、8…固定用ネジ、9…補強用ネジ(螺子)、10a,10b…アングル部材、11a,11b…ストッパ部材、12a,12b…立ち上がり部、13a,13b…雌ネジ穴(螺子穴)、14a,14b…逃げ孔、15a,15b…当接部、16a,16b…挿入孔、17a,17b…雌ネジ穴、24a,24b,24c…折れ曲がり箇所、25…屈曲部、26a,26b,26c,26d…垂直部、27…水平部、30b…孔、31b…開口、50…段差部、51…貫通孔、100…冷蔵庫、d…深さ

Claims (5)

  1. 天板と両側板とを有する外箱と、前記両側板の正面側の下端に位置して、前記両側板を繋ぐように設けられた前板と、前記両側板のそれぞれの下辺に沿って設けられ、前記外箱を補強する補強部材と、冷媒が流れる放熱パイプと、を備えた冷蔵庫において、
    前記外箱の正面側の下角部の位置において、少なくとも前記前板と前記補強部材とを螺子で固定し、
    前記放熱パイプを前記側板および前記前板に沿うようにして前記外箱の内側に配設し、
    前記放熱パイプを少なくとも3箇所折り曲げて屈曲部を形成し、当該屈曲部によって前記螺子との干渉を避ける構成とし、
    前記前板には、前記螺子を挿入するための挿入孔が設けられ、
    前記補強部材の前端には、前記前板と当接する立ち上がり部が形成されており、前記立ち上がり部には、前記螺子と螺合する螺子穴が設けられ、
    前記外箱には、その正面側に前記側板の長辺に沿ってフランジ部が設けられており、
    前記前板は、その端部に前記フランジ部と当接する当接部が形成され、前記当接部に前記挿入孔が設けられて成ると共に、前記前板は、前記当接部が前記フランジ部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、
    前記補強部材は、前記立ち上がり部が前記前板の前記当接部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、
    前記フランジ部には、前記挿入孔を臨む位置に、前記螺子を前記螺子穴に差し込むための開口が設けられ、
    前記開口は、前記螺子の頭部が入り込む程度の外形を有して成ることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 天板と両側板とを有する外箱と、前記両側板の正面側の下端に位置して、前記両側板を繋ぐように設けられた前板と、前記両側板のそれぞれの下辺に沿って設けられ、前記外箱を補強する補強部材と、冷媒が流れる放熱パイプと、を備えた冷蔵庫において、
    前記外箱の正面側の下角部の位置において、少なくとも前記前板と前記補強部材とを螺子で固定し、
    前記放熱パイプを前記側板および前記前板に沿うようにして前記外箱の内側に配設し、
    前記放熱パイプを少なくとも3箇所折り曲げて屈曲部を形成し、当該屈曲部によって前記螺子との干渉を避ける構成とし、
    前記前板には、前記螺子を挿入するための挿入孔が設けられ、
    前記補強部材の前端には、前記前板と当接する立ち上がり部が形成されており、前記立ち上がり部には、前記螺子と螺合する螺子穴が設けられ、
    前記外箱には、その正面側に前記側板の長辺に沿ってフランジ部が設けられており、
    前記前板は、その端部に前記フランジ部と当接する当接部が形成され、前記当接部に前記挿入孔が設けられて成ると共に、前記前板は、前記当接部が前記フランジ部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、
    前記補強部材は、前記立ち上がり部が前記前板の前記当接部に背面側から当接するようにして前記外箱に取り付けられており、
    前記フランジ部には、前記挿入孔を臨む位置に、前記螺子を前記螺子穴に差し込むための貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔は、前記フランジ部の表面より低くなった段差部に設けられており、
    前記段差部の深さは、前記螺子の頭部の高さ以上となるように形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1または2において、
    前記屈曲部は、前記外箱の背面側を向くように形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3において、
    前記屈曲部は、正面視で、前記フランジ部および前記前板で隠れるように略U字状に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4において、
    前記螺子が前記U字状の屈曲部の内側に位置するように前記放熱パイプを配設したことを特徴とする冷蔵庫。
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