JP5747172B2 - 冷蔵庫、および、冷蔵庫の組み立て方法 - Google Patents

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本願発明は、冷蔵庫、特に、貯蔵室の上下方向の一部を幅方向に区画する仕切板を備える冷蔵庫、および、冷蔵庫の組み立て方法に関する。
最近の冷蔵庫は、独立した製氷室を備える場合が多い。この製氷室は、大きな容積を必要としないため、貯蔵室の上下方向の一部を幅方向に区画し、区画された貯蔵室の一つを製氷室とし、他の貯蔵室を温度帯が変更可能な多目的室などとする場合がある。
以上の様に、貯蔵室の上下方向の一部を幅方向に区画する場合、貯蔵室を区画するための仕切板を取り付ける必要が生じる。この仕切板の側面には製氷室に配置される引き出しの出し入れをガイドするレールなどが設けられる場合があり、仕切板の取付強度は高い方が望ましい。
例えば、特許文献1に記載されているように、仕切板は、冷蔵庫の奥壁内面に対し斜めの状態で仕切板の長手方向の一端縁を係合させ、当該係合部分を軸として仕切板が奥行き方向と平行になるまで回転させ、仕切板の前方に固定されている柱体に仕切板の長手方向の他端縁を当接させて配置するものとなっている。そして、仕切板と仕切板の直上に水平方向に配置される横板とがビスなどで固定され、仕切板と柱体がビスなどで固定されている。
以上の様に、従来の仕切板は、少なくとも仕切板の上面と背面と正面とが冷蔵庫本体と固定されているため、高い取付強度が確保されている。
特開2001−66049号公報
ところが、仕切板の奥側であって貯蔵室の奥側に上下方向および幅方向に広がる奥カバーの一部を取り外し、その奥にあるダンパや送風機などをメンテナンスする必要が生じる場合がある。この場合、仕切板と取り外すべき奥カバーの一部が強固に固定されていると、当該固定状態を解除するために手間がかかりメンテナンスの作業性が悪くなる。
一方、メンテナンス性の向上を図るため、仕切板と奥カバーとの固定状態を弱くしたり、解除したりすると、仕切板の取付強度が低下するため、製氷室の引き出しを出し入れする際にがたついたりするなどの不具合が発生する。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、貯蔵室の上下方向の一部を幅方向に区画する仕切板と、当該仕切板の上方、または、下方に水平方向に配置される横板との間で高い取付強度を確保することにより、奥カバーなどとの固定状態を無くすことのできる仕切体と横板を備えた冷蔵庫、および、この冷蔵庫の組み立て方法に関する。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる冷蔵庫は、前面に開口部を有し、内方に貯蔵室を形成する主箱体と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉とを備える冷蔵庫であって、前記主箱体の天板と床板とを含む、水平方向に配置される横板と、前記貯蔵室の上下方向における一部を幅方向に区画上面と正面で冷蔵庫本体に固定され、背面と下面とでは冷蔵庫本体と固定されない仕切板と、前記横板における前記仕切板の位置を決定する第一係合部と、前記第一係合部と上下方向に係脱可能に係合する第二係合部と、前記仕切板の側面から幅方向に向かって突出し、前記横板の面と当接する安定部材とを備えることを特徴としている。
これによれば、仕切板から離れた横板の表面と安定部材とが当接するため、仕切板の幅方向の揺動に対し、安定部材が強いモーメントを発生させて抗することが可能となる。従って、仕切体の横板に対する取付強度を高めることが可能となる。
また、前記第一係合部は、奥行き方向に延びて設けられる溝であり、前記第二係合部は、前記第一係合部に対しスライド可能に係合する突起であり、さらに、前記仕切板から幅方向に突出する第三係合部と、前記横板に設けられ、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態において、奥行き方向に前記仕切板をスライドさせることにより前記第三係合部と係合して前記仕切板を固定する第四係合部とを備えてもかまわない。
これによれば、第一係合部と第二係合部との係合により横板に対する仕切板の幅方向の位置を決定することができると共に、仕切板を横板に対してスライドさせるだけで横板に固定することができ、仕切板の取付作業を容易にして、冷蔵庫の組み立て作業性を向上させることが可能となる。
さらに、前記仕切板の前方に上下方向に延びて前記主箱体に固定される柱体と、前記柱体に設けられる第五係合部と、前記横板に設けられ、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態において、奥行き方向に前記仕切板をスライドさせることにより前記第五係合部と係合する第六係合部とを備えてもよい。
これによれば、冷蔵庫の組み立て作業性を損なうことなく、スライド操作だけで柱体と仕切板とを係合させることができ、仕切板の取付強度をさらに向上させることが可能となる。
また、前記第三係合部と前記第四係合部が係合する部分は、幅方向において前記柱体よりも外側に配置されることが好ましい。
これによれば、第三係合部と第四係合部とが係合する部分が柱体の影に隠れないため、主箱体の壁部などの内方に発泡性樹脂を充填する際に、当該係合部分に容易に治具を配置することができ、第四係合部の上下方向の位置精度を高めることができる。従って、第四係合部と係合する第三係合部を介して仕切板の上下方向の取付制度を高めることができる。
従って、仕切板の側面に対向する主箱体との壁面と仕切体との間で架橋状に配置される製氷室の引き出しなどが傾かず、また、引き出しなどを奥行き方向に出し入れする際にがたつきなどの不具合が発生することを抑制できる。
また、上記目的を達成するために、本願発明に係る冷蔵庫の組み立て方法は、前面に開口部を有し、内方に貯蔵室を形成する主箱体と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉を備える冷蔵庫の組み立て方法であって、前記主箱体の天板と床板とを含む、水平方向に配置される横板に、前記貯蔵室の上下方向における一部を幅方向に区画上面と正面で冷蔵庫本体に固定され、背面と下面とでは冷蔵庫本体と固定されない仕切板であって、側面から幅方向に沿って突出し、前記横板の面と当接する安定部材を備える仕切板の一部を上下方向に挿入し、前記横板に前記仕切板の一部を挿入した状態で、奥行き方向に前記仕切板をスライドさせることにより前記仕切板を前記横板に固定することを特徴としている。
これによれば、安定部材が仕切板から離れた位置の横板の表面と当接するため、仕切板の幅方向の揺動に対し、強いモーメントを発生させて抗することが可能となる。従って、仕切体の横板に対する取付強度を高めることが可能となる。また、第一係合部と第二係合部との係合により横板に対する仕切板の幅方向の位置を決定することができると共に、仕切板を横板に対してスライドさせるだけで横板に固定することができ、仕切板の取付作業を容易にして、冷蔵庫の組み立て作業性を向上させることが可能となる。
本願発明によれば、仕切板と冷蔵庫の奥カバーとが強く係合していない場合でも、仕切板の横板に対する高い取付強度を確保することが可能となる。
図1は、冷蔵庫の外観を模式的に示す斜示図である。 図2は、扉を排して冷蔵庫の内部を模式的に示す斜示図である。 図3は、冷蔵庫の縦断面を側面から示した平面図である。 図4は、第一横板の要部を下方から示す斜示図である。 図5は、第一横板の要部を断面で示す平面図である。 図6は、仕切板を示す斜示図である。 図7は、仕切板を模式的に示す斜示図である。 図8は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて幅方向から示す平面図である。 図9は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて幅方向から示す平面図である。 図10は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて幅方向から示す平面図である。 図11は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて奥行き方向から示す平面図である。 図12は、発泡性の樹脂を充填する際の横板と柱体と軸との関係を奥行き方向から示す平面図である。
次に、本願発明に係る冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る冷蔵庫の一例を示したものに過ぎない。従って、本願発明は、以下の実施の形態に基づき請求の範囲の文言によって範囲が画定される。
図1は、冷蔵庫の外観を模式的に示す斜示図である。
図2は、扉を排して冷蔵庫の内部を模式的に示す斜示図である。
図3は、冷蔵庫の縦断面を側面から示した平面図である。
これらの図に示すように、冷蔵庫100は、周囲の温度より内方の温度を低く維持して、内方に貯蔵される貯蔵物を保管する装置であり、主箱体101と、扉102と、横板103と、仕切板104と、柱体105とを備えている。
主箱体101は、前面に開口し、内方に貯蔵室106を形成する筐体であって、冷蔵庫100の外殻を形成する部材であり、断熱性能を備えた部材により形成されている。主箱体101は、横板103として機能する天板111、および、床板112を備え、さらに、右側壁113と、左側壁114と、奥壁115とを備えており、天板111と、床板112と、右側壁113と、左側壁114と、奥壁115とは、一体に成形される。また、主箱体101は、図3中の拡大図(破線円の内側の図)に示すように、金属製の外箱116と樹脂製の内箱117との2重構造を備え、外箱116と内箱117との間に発泡性の樹脂118が充填されることにより、断熱性能を確保している。
主箱体101の内方奥側(冷凍室162の奥)には、断熱性のある奥カバー181により区画された、冷却室180が設けられている。冷却室180は、冷凍サイクルにおける蒸発器などの吸熱側(低温側)の装置が配置される空間である。また、冷蔵庫100は、冷却室180で冷却された空気を送風機183によって貯蔵室106内に供給し、貯蔵室106から冷却室180に回収することにより、貯蔵室106を冷却している。
また、冷却室180からの冷気は、ダンパ182によって、流量が制御され、温度帯の異なる貯蔵室に適した流量の冷気が供給されるように調整されている。
扉102は、主箱体101の前面に開口する開口部を開閉自在に塞ぐ板状の部材である。扉102は、ヒンジを介して主箱体101に取り付けられ回動により開閉を行うものや、引き出しの前板のように、レールに案内されて、開口部の面と平行に引き出され、押し込まれることにより開閉を行うものがある。扉102は、金属製の外板と樹脂製の内板との間に発泡性の樹脂が充填された構造となっており、主箱体101と共に、貯蔵室106と冷蔵庫100の外部環境とを遮断し断熱している。
横板103は、冷蔵庫100において、水平方向に配置される板状の部材である。横板103の内、天板111と床板112とは、貯蔵室106と外部環境とを上下に仕切る部材であり、他の横板103は、貯蔵室106を上下方向に仕切る部材である。
貯蔵室106内の上部に配置される横板103である第一横板131は、貯蔵室106を冷蔵室161と冷凍室162とを上下に区画している。貯蔵室106内の下部に配置される横板103である第二横板132は、冷凍室162と野菜室163とを上下に区画している。
本実施の形態の場合、横板103は、主箱体101に発泡性の樹脂を充填する際に同時に発泡性の樹脂が充填される構造が採用されている。
なお、第一横板131と第二横板132とは、主箱体101と完全に別体でもかまわない。つまり、主箱体101が製造された後、第一横板131や第二横板132を主箱体101に取り付けるものでもかまわない。
図4は、第一横板の要部を下方から示す斜示図である。
図5は、第一横板の要部を断面で示す平面図である。
同図に示すように、第一横板131は、上板133と下板134と層状に備え、上板133と下板134との間に発泡性の樹脂118が充填されて形成されるものである。さらに第一横板131は、第一係合部135と、第四係合部136と、通過部137と、安定溝138とを備えている。
第一係合部135は、横板103(第一横板131)における仕切板104の位置を決定する部分である。本実施の形態の場合、第一係合部135は、奥行き方向(X軸方向)に延びて設けられる溝である。また、第一係合部135は、2本設けられており、奥行き方向の手前(X軸のマイナス側)に向かって相互の距離が徐々に広がるテーパ状となっている。これにより、後述の第二係合部141と係合状態でスライドさせることで、第二係合部141を介して仕切板104の位置を決定することが可能となる。
第四係合部136は、第一係合部135と第二係合部141(後述)とが係合した状態において、奥行き方向に仕切板104をスライドさせることにより第三係合部143(後述)と係合して仕切板104を横板103に固定する部分である。本実施の形態の場合、第四係合部136は、幅方向(Y軸方向)に突出した部分となっている。
通過部137は、横板103(第一横板131)と仕切板104とを組み合わせる際に、第三係合部143(後述)を上下方向(Z軸方向)に通過させるための部分である。本実施の形態の場合、通過部137は、幅方向(Y軸方向)に凹陥させた溝として第四係合部136に設けられており、第三係合部143を通過部137に通過させることにより、第三係合部143を横板103の内方に挿入することができるものとなっている。
安定溝138は、第一係合部135の幅方向の外側に第一係合部135に沿って設けられた溝であり、仕切板104に設けられた安定部材142(後述)と係合することにより、仕切板104の水平面(XY平面)内での回転を抑制する部分である。また、安定溝138は、安定部材142と係合した状態で奥行き方向にスライドできるものとなっている。
なお、具体的に第一横板131は、図4や図5に示すような単純な形状ではない。例えば、発泡性の樹脂118の充填時の圧力に抗するため、多数のリブが設けられている。また、第一横板131のZ軸方向のマイナス側(下側)に突出する部分の先端は、できる限り一つの水平面に乗るものとなっている。特に、第四係合部136の下側の先端は、前記水平面に乗るものとなっている。これは後述の治具Bの面と第一横板131との接触面積をできる限り多くするための構造である。
図6は、仕切板を示す斜示図である。
図7は、仕切板を模式的に示す斜示図である。
これらの図に示すように、仕切板104は、貯蔵室106の上下方向における一部を幅方向に区画する部材であり、第二係合部141と、安定部材142とを備えている。さらに、仕切板104は、第三係合部143と、第六係合部144と、ストッパ145とを備えている。本実施の形態の場合、仕切板104は、貯蔵室106を区画するが、幅方向には多数の貫通孔が設けられており、幅方向の冷気の流通は許容されている。また、仕切板104は、全体視では板状であるが、軽量化などのため多数のリブで構成された樹脂製の部材である。
第二係合部141は、第一係合部135と上下方向に係脱可能に係合する部分である。本実施の形態の場合、第一係合部135が溝であるので、第二係合部141は、奥行き方向(X軸方向)に伸び、幅方向(Y軸方向)に上下方向(Z軸方向)に突出した板状の突条である。従って、第一係合部135と第二係合部141とが係合した状態において、奥行き方向にスライド可能となっている。
なお、第一係合部135が突起で、第二係合部141が溝であってもかまわない。
安定部材142は、第一係合部135と第二係合部141とが係合した状態において、仕切板104の側面から幅方向に向かって突出し、横板103の面と当接する部材である。本実施の形態の場合、安定部材142は、仕切板104から一体に突設した板状の部材であり、幅方向の先端は、屈曲して上下方向に延びた形状となっている。
なお、安定部材142は、本実施の形態においては、幅方向の両側に向かって突出しているが、片側でもかまわない。また、奥行き方向に並べて備えているが、奥行き方向に一つだけでもかまわない。
第三係合部143は、仕切板104から幅方向(Y軸方向)に突出する部分である。本実施の形態の場合、第三係合部143は、第二係合部141の上下方向の先端に配置され幅方向の外側に向かって突出するものとなっている。これによって、第三係合部143が、第一横板131の面よりも奥に挿入することができ、冷蔵庫100を製造する上で有効に働く(詳細は後述)。
また、第三係合部143は、奥行き方向に複数個設けられ、幅方向にも対象に複数個設けられている。これにより、仕切板104を横板103に固定した際の取付強度を向上させることができ、また、安定した取付状態を確保することが可能となる。
なお、本実施の形態では、第三係合部143を仕切板104に設けられる独立した部分として説明したが、例えば安定部材142の一部が第三係合部143として機能していてもかまわない。
第六係合部144は、第一係合部135と第二係合部141とが係合した状態において、奥行き方向に仕切板104をスライドさせることにより柱体105と係合する仕切板104に設けられる部分である。本実施の形態の場合、第六係合部144は、奥行き方向の手前向き(X軸方向のマイナス向き)に突出する板状の部分であり、二つの第六係合部144により柱体105を挟み込むことにより仕切板104の取付状態を安定させるものである。
ストッパ145は、第一係合部135と第二係合部141とを係合させた状態で仕切板104をスライドさせ、所定の位置に到達した段階で、第一横板131と係合することにより第一横板131に対する仕切板104のスライドを規制する部分である。
これにより、仕切板104の固定状態を維持することができるため、仕切板104を第一横板131に固定するためのビスの数を抑制し、又は、なくすことが可能となる。
さらに、仕切板104の側面にはレール146が設けられている。
レール146は、仕切板104の側面と対向する面、例えば主箱体101の内壁面に設けられた同様のレールとにより、引き出し107(図3参照)の出し入れを案内する部分である。
柱体105は、主箱体101の前部に幅方向に渡して設けられる梁151と横板103との間を上下方向に結ぶ部材である。本実施の形態の場合、柱体105の内部にはヒートサイクルにおける高温側の配管が設けられており、霜が付着することを防止している。
次に、本願発明に係る冷蔵庫の組み立て方法について説明する。
図8は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて幅方向から示す平面図である。
図9は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて幅方向から示す平面図である。
図10は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて幅方向から示す平面図である。
まず、図8に示すように、第一横板131の下方に仕切板104を配置し、第三係合部143が通過部137を通過するように、仕切板を持ち上げる(矢印方向)。そして、安定部材142と第一横板131の下面とが当接するまで仕切板104を持ち上げることで、第三係合部143を横板103の内方に配置する。また、安定部材142の屈曲した先端部も安定溝138に挿入された状態となる。
次に、上記の状態のまま、図9に示すように仕切板104を矢印方向にスライドさせる。
以上の操作により、図10に示すように、第三係合部143と第四係合部136とが上下方向に係合する。また、第六係合部144は、幅方向に挟み込むように柱体105と係合する。
この状態において、仕切板104は、柱体105によって柱体105に向かう方向のスライドが規制されると共に、ストッパ145が第一横板131と係合することで、仕切板104は、柱体105から離れる方向にスライドすることも規制される。すなわち、当該操作により仕切板104が、ビスなどを用いることなく第一横板131に固定される。
図11は、仕切板と第一横板の下板とを一部を切り欠いて奥行き方向から示す平面図である。同図は、仕切板104が第一横板131に固定された状態を示している。
同図に示すように、第一係合部135と第二係合部141とが係合状態となることで、仕切板104の第一横板131における位置が決定される。
また、第四係合部136と第三係合部143とが係合することにより、安定部材142と第三係合部143とで第四係合部136を上下方向に挟み込む状態となり、第一横板131と仕切板104とが強固に固定される。
また、安定部材142と第一横板131とが、仕切板104から幅方向に離れた位置で当接しているため、幅方向の仕切板104の揺動Aに抗する強いモーメントを発生させることができ、仕切板104の取付状態を安定させることが可能となる。
また、安定部材142の屈曲した先端部は、第一横板131に設けられた安定溝138に当接しているため、さらに、第一横板131に対する仕切板104の取付状態を安定させることが可能となる。本実施の形態の場合、日本の安定溝138は、奥行き方向の手前に向かって相互の幅が狭くなるテーパ状となっており、仕切板104を手前にスライドさせることで、幅方向に対象に配置される安定部材142の屈曲した二つの先端部は、安定溝138の外側の壁とそれぞれ強く当接することとなる。これによって、さらに仕切板の取付状態を安定させることが可能となる。
図12は、発泡性の樹脂を充填する際の横板と柱体と軸との関係を奥行き方向から示す平面図である。
同図に示すように、治具Bは、主箱体101の開口部から奥行き方向に挿入して配置するため、柱体105を回避した状態で配置される。すなわち、柱体105の影になる部分に治具Bを配置することは困難である。
しかし、安定部材142と第三係合部143とで挟み込まれる第四係合部136の先端面は、柱体105よりも幅方向の外に配置されているため、第一横板131の他の面と同様に、治具Bに当接状態となる。従って、発泡性の樹脂を充填する際に発生する発泡圧力(矢印で示す)が、第一横板131の下板134にかかったとしても、治具Bによって発泡圧力に抗する力が付与され、第四係合部136は、膨出したり、歪んだりすることが可及的に抑制される。従って、樹脂の充填後においても第四係合部136の位置精度を高い状態で維持することができる。
これにより、第三係合部143は、通過部137を通過して横板103に挿入した後、安定部材142が第四係合部136と当接し、第三係合部143と安定部材142とが第四係合部136を挟持することで、仕切板104は、上下方向において高い位置精度で固定することが可能となる。従って、仕切板104に設けられたレール146は、主箱体101の内壁面に設けられた同様のレールと正確に平行を維持することができ、引き出し197(図3参照)を出し入れするに際のがたつきなどの不具合を可及的に抑制することが可能となる。
さらに、仕切板104は、主箱体101の奥側に配置される奥カバー181(図3参照)と係合しなくとも、高い取付強度を得ることができる。従って、仕切板104を第一横板131に取り付けた状態において、奥カバー181の着脱が可能となり、奥カバー181に覆われたダンパ182や送風機183などのメンテナンスの作業性を向上させることが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、特許請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態において、仕切板104の横板103への固定についてビスなどによる固定への言及はないが、ビスなどによる固定(締結)を除外するものではない。
また、仕切板104を幅方向に左右対称なものとして説明しているが、非対称でもかまわない。
本願発明は、家庭用や業務用の冷蔵庫に適用可能である。
100 冷蔵庫
101 主箱体
102 扉
103 横板
104 仕切板
105 柱体
106 貯蔵室
111 天板
112 床板
113 右側壁
114 左側壁
115 奥壁
116 外箱
117 内箱
118 樹脂
131 第一横板
132 第二横板
133 上板
134 下板
135 第一係合部
136 第四係合部
137 通過部
138 安定溝
141 第二係合部
142 安定部材
143 第三係合部
144 第六係合部
145 ストッパ
146 レール
151 梁
161 冷蔵室
162 冷凍室
163 野菜室
180 冷却室
181 奥カバー
182 ダンパ
183 送風機

Claims (5)

  1. 前面に開口部を有し、内方に貯蔵室を形成する主箱体と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉とを備える冷蔵庫であって、
    前記主箱体の天板と床板とを含む、水平方向に配置される横板と、
    前記貯蔵室の上下方向における一部を幅方向に区画して上面と正面で冷蔵庫本体に固定され、背面と下面とでは冷蔵庫本体と固定されない仕切板と、
    前記横板における前記仕切板の位置を決定する第一係合部と、
    前記第一係合部と上下方向に係脱可能に係合する第二係合部と、
    前記仕切板の側面から幅方向に向かって突出し、前記横板の面と当接する安定部材と
    を備える冷蔵庫。
  2. 前記第一係合部は、奥行き方向に延びて設けられる溝であり、
    前記第二係合部は、前記第一係合部に対しスライド可能に係合する突起であり、
    さらに、
    前記仕切板から幅方向に突出する第三係合部と、
    前記横板に設けられ、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態において、奥行き方向に前記仕切板をスライドさせることにより前記第三係合部と係合して前記仕切板を固定する第四係合部と
    を備える請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. さらに、
    前記仕切板の前方に上下方向に延びて前記主箱体に固定される柱体と、
    前記柱体に設けられる第五係合部と、
    前記仕切板に設けられ、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合した状態において、奥行き方向に前記仕切板をスライドさせることにより前記第五係合部と係合する第六係合部と
    を備える請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第三係合部と前記第四係合部が係合する部分は、幅方向において前記柱体よりも外側に配置される
    請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前面に開口部を有し、内方に貯蔵室を形成する主箱体と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉を備える冷蔵庫の組み立て方法であって、
    前記主箱体の天板と床板とを含む、水平方向に配置される横板に、前記貯蔵室の上下方向における一部を幅方向に区画して上面と正面で冷蔵庫本体に固定され、背面と下面とでは冷蔵庫本体と固定されない仕切板であって、側面から幅方向に沿って突出し、前記横板の面と当接する安定部材を備える仕切板の一部を上下方向に挿入し、
    前記横板に前記仕切板の一部を挿入した状態で、奥行き方向に前記仕切板をスライドさせることにより前記仕切板を前記横板に固定する
    冷蔵庫の組み立て方法。
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