JP2013204829A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き出し式の貯蔵室において、移動レールと固定レールを予め組み込んだ状態で取り付けるレール装置の断熱箱体への取り付け性、取り外し性を向上させる。
【解決手段】引出扉201とともに容器を前後に移動可能とする移動レール203と、第2の鉤形状部233を備えた固定レール222と、移動レール203と固定レール222とを予め組み込んだ状態のレール装置202を引出扉201に固定した後、第2の鉤形状部233と貯蔵室の底面に設けた前方凹部に係合させることにより、レール装置202の貯蔵室への取り付け性、取り外し性が向上する。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に引き出し式の貯蔵室を形成する引き出し構造に関するものである。
従来、冷蔵庫は、奥まで無駄なく貯蔵できる、使い勝手がよい等の観点から、冷蔵庫の下段に引き出し式の貯蔵室を備えることが多い。このような引き出し式の貯蔵室は、貯蔵室を出し入れする際の円滑性などが求められている。
そこで、移動レールと固定レールを予め組み込んだ状態のレール装置を用いることで、滑らかに移動レールが移動させ、引出の操作性を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来の冷蔵庫の引き出し式の貯蔵室の概略組立図である。野菜室に設けられた容器(図示せず)は、2つのレール装置に支持される。
レール装置は、固定レール222と、移動レール203とを予め組み込んだ状態で、固定レール222を、断熱箱体の左右の側壁にそれぞれ固定する。一方、扉支持部材205は、左右それぞれ別々に野菜室扉329に連結固定される。
そして、野菜室扉329に扉支持部材205を連結固定した状態で、レール装置の移動レール203と扉支持部材205とを、固定穴334eと取付ネジ334dにより連結固定する。その後、扉支持部材205の上方から容器を載置する。
これにより、野菜室は、断熱箱体に対して出し入れ可能な引き出し式の貯蔵室となる。
特開2006−177653号公報
しかしながら、前記従来の構成では、引き出し式の貯蔵室の組立時には、レール装置を断熱箱体に固定する一方、野菜室扉329に扉支持部材205を固定し、その後、扉支持部材205に固定することとなるため、3段階に固定作業が必要となり、組み立て作業が煩雑となるという課題があった。
また、修理時などにレール装置を取り外したい場合には、まず、取付ネジ334dを外し、移動レール203から扉支持部材205を取り外す必要があり、作業性が悪いという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、引き出し式の貯蔵室において、移動レールと固定レールを予め組み込んだ状態で取り付けるレール装置の断熱箱体への取り付け性、取り外し性を向上させた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本願発明の冷蔵庫は、内箱と外箱と前記内箱と前記
外箱との間に充填した断熱材とよりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に形成され前面に開口部を備えた貯蔵室と、前記貯蔵室の内部に設けられ上面が開口する容器と、前記開口部を開閉自在に閉塞する引出扉と、前記引出扉とともに前記容器を前後に移動可能とする移動レールと、突起部を備えた固定レールとを備え、前記移動レールと固定レールとを予め組み込んだ状態で前記引出扉に固定し、前記突起部と前記貯蔵室の底面に設けた係止部とにより、前記レール装置を前記断熱箱体に固定するものである。
これによれば、移動レールと固定レールを予め組み込んだ状態で取り付けるレール装置であっても、レール装置を引出扉とともに容易に取り付け、取り外すことができるので、レール装置の取り付け性、取り外し性を向上できる。
本発明の冷蔵庫は引き出し式の貯蔵室において、レール装置の取り付け性、取り外し性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のレール装置を示す斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の引出扉と扉フレームを示す斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のレール装置の取り付け方法の説明図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のレール装置を取り付けた状態の説明図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室における仕切壁とレール装置の取付部を示す断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の野菜室における内壁とレール装置の取付部を示す断面図 従来の冷蔵庫におけるレール装置の概略組立図
第1の発明は、内箱と外箱と前記内箱と前記外箱との間に充填した断熱材とよりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に形成され前面に開口部を備えた貯蔵室と、前記貯蔵室の内部に設けられ上面が開口する容器と、前記開口部を開閉自在に閉塞する引出扉と、前記引出扉とともに前記容器を前後に移動可能とする移動レールと、突起部を備えた固定レールとを備え、前記移動レールと固定レールとを予め組み込んだ状態で前記引出扉に固定し、前記突起部と前記貯蔵室の底面に設けた係止部とにより、前記レール装置を前記断熱箱体に固定するものである。
これによれば、固定レールと移動レールとを予め組み込んだ状態のレール装置を適用することにより、固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。さらに、移動レールと固定レールを予め組み込んだ状態で取り付けるレール装置であっても、突起部と係止部とによりレール装置を断熱箱体に固定することにより、レール装置を引出扉とともに容易に取り付け、取り外すことができるので、レール装置の取り付け性、取り外し性を向上できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、突起部を、前記固定レールの端部に設けることで、突起部を容易に固定レールに構成できるとともに、レール装置の断熱箱体への取り付け、取り外しが容易になる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、固定レールを、内箱を上下方向に区画する
仕切壁の上面に固定することで、係止部を容易に仕切壁に構成できるとともに、レール装置の断熱箱体への取り付け、取り外しが容易になる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、固定レールと移動レールとの間に中間レールを備え、中間レールと固定レールおよび移動レールとを回転支持部材で支持するものである。これによれば、固定レールと移動レールとの間を回転支持部材で支持することにより、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レールが移動できるので引出しの操作力を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。
図1に示すように、本実施の形態にかかる冷蔵庫100は、観音開き式の扉を上部に備える冷蔵庫100であり、冷蔵庫100の内方と外方とを断熱状態で隔てる断熱箱体101内に複数に区画された貯蔵室を備えている。
冷蔵庫100の内の複数に区画された貯蔵室は、その機能(冷却温度)によって冷蔵室102、製氷室105、庫内の温度が変更できる切換室106、野菜室103、および冷凍室104等と区別して称されることがある。
冷蔵庫100の最上部に位置する冷蔵室102の前面開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した回転式の断熱扉107が設けられ、棚状の収納空間となっている。
また、冷蔵室102の下方に配置される製氷室105、切換室106、野菜室103、および冷凍室104は引き出し式の収納空間となされている。
断熱箱体101は、金属製の外箱112と樹脂製の内箱110との間に例えば硬質発泡ウレタンなどの断熱材111を充填して形成される少なくとも一面が開口した直方体の箱体である。この断熱箱体101は、外方の雰囲気(大気)から断熱箱体101の内方に流入しようとする熱を遮断する機能を有している。
冷蔵室102は、冷蔵保存のために収容物が凍らない程度の低い温度に維持される貯蔵室である。具体的な温度の下限としては、通常1〜5℃で設定されている。
野菜室103は、断熱箱体101の最下部に配置され、主として野菜の冷蔵を目的とした貯蔵室である。また、野菜室103は、冷蔵室102と同等もしくは若干高い温度設定となされている。具体な温度の下限としては、2℃〜7℃である。なお、低温にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。
冷凍室104は、冷凍温度帯に設定される貯蔵室である。具体的には、冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
製氷室105は、内方に製氷機(図示せず)を設け製氷機で氷を作りその氷を保存する貯蔵室である。設定温度は冷凍室104とほぼ同等である。
切換室106は、冷蔵庫100に取り付けたれた操作盤により、用途に応じ冷蔵温度帯から冷凍温度帯まで切り換えることができる。
図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図であり、図1におけるA−A線で断面を示している。
図2に示すように、異なる温度帯の貯蔵室を区画するために、各貯蔵室の間に仕切壁108が設置されている。冷蔵庫100に備えられる貯蔵室のうち引き出し式の貯蔵室には、前面開口を閉塞する引出扉201と、引出扉201と断熱箱体101とを伸縮自在に接続するとともに貯蔵室の内部に備えた容器206を前後に移動可能とするレール装置202とが設けられている。
引出扉201は、貯蔵室の開口を開閉自在に閉塞することができる断熱性を備えた板状の部材であり、奥側周縁にパッキン207を備えている。パッキン207は、引出扉201が貯蔵室の開口を閉塞した状態で断熱箱体101等と密着し、冷気が漏れるのを防いでいる。また、引出扉201の正面上部には、貯蔵室を手前に引き出すときに手を掛ける手掛部201aを備えている。
引出扉201には、扉支持部材としての扉フレーム205が引出扉201に対して垂直突出状に取り付けられている。そして、扉フレーム205は、レール装置202に取り付けられている。
図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のレール装置を示す斜視図である。
図3に示すように、レール装置202は、三段に重ねられた三つのレールを有し、第2レール(ミドルレール221)が第1レール(キャビネットレール222)に対して移動可能であり、かつ、第3レール(トップレール203)が第2レール(ミドルレール221)に対して移動可能であることにより、全体として伸縮可能である。
キャビネットレール222は、内箱110の側面または底面に固定された「固定レール」であり、トップレール203とミドルレール221とが、固定レールに対し移動可能に設けられた「移動レール」である。
キャビネットレール222の後端部には、本発明における第1の突起部としての第1の鉤形状部231が一体に形成されている。第1の鉤形状部231は、キャビネットレール222の下面の一部が延長され、その延長部分を折り曲げて形成されており、キャビネットレール222の下面に対して略垂直に立ち上がる垂直部231aと垂直部231aの先端に設けられキャビネットレール222の下面に対して略水平に、前方に曲げられた水平部231bとから形成されている。水平部231bの長さは、垂直部231aの高さより長くなるように構成されている。
キャビネットレール222の中央部には、本発明における第2の突起部としての中央突起部232が一体に形成されている。中央突起部232は、キャビネットレール222の下面の一部を切り欠き、その切り欠き部分を折り曲げて、キャビネットレール222の側面から延長され、下方に突出するように形成されている。
トップレール203の上面には、扉フレーム205と固定するための第2の鉤形状部233と固定穴234とが設けられている。第2の鉤形状部233は、トップレール203の上面の一部を略コの字状に切り欠き、その切欠きを切り起して形成されており、トップレール203の上面に対して略垂直に立ち上がる垂直部232aと垂直部232aの先端
に設けられトップレール203の上面に対して略水平に、前方に曲げられた水平部232bとから形成されている。水平部232bの長さは、垂直部232aの高さより長くなるように構成されている。
固定穴234は、トップレール203の前端から固定穴234の強度の確保上必要な長さを確保し、かつ/または、扉フレーム205に設けられた丸穴と対応するように設けられたネジ穴である。
次に、引出扉201と扉フレーム205の取り付けについて説明する。図4は、本発明の実施の形態1における引出扉と扉フレームとを接続した状態を示す斜視図である。
図4に示すように、扉フレーム205は、引出扉201の上下方向中央部より下方、かつ左右方向両端部に接続されている。
引出扉201には、背面のほぼ全面を覆う内側板211側に、扉フレーム205が固定されている。内側板211は、引出扉201を構成する部材の一つであり、真空成形により形成される板状の部材である。
内側板211は主に樹脂によって成型されているため、内側板211に直接ビスで固定しても、扉フレーム205にかかる荷重に耐え得る強度が確保できない。そこで、扉フレーム205を確実に固定する手段として、扉フレーム205を、内側板211を介して、引出扉201内の断熱材に埋設した補強板(図示せず)にビス等により固定されている。
補強板は、内側板211の上下方向に延在し、主に鉄などの金属材料によって形成される。補強板は、左右の扉フレーム205に対応して、独立して2枚、設けられている。
扉フレーム205は、トップレール203の上面を覆う上面部282と、トップレール203の庫外側の側面を覆う側面部283とを備えている。上面部282、側面部283の全長はトップレール203の全長より短いことが、レール装置202の断熱箱体101への取り付け性を容易にする上で望ましい。
上面部282の庫内側の端部は略直角に切り起され、側面部283と略並行となる本体部284が形成されている。本体部284の前端部には、本体部284より上方に突出した拡大部281を備えている。拡大部281の前端には、端縁が引出扉201の内側板211に沿うように折り曲げられた折曲部241を備えている。折曲部241は、折曲部241の上端が引出扉201の高さ方向の中央より下方に位置するように引出扉201に取り付けられる。また、トップレール203の基端部より上方の引出扉201の部分に取り付けられる。
拡大部281を折曲部241と扉フレーム205との間に設けることで、扉フレーム205と引出扉201との固定部の大きさを高さ方向に大きくすることとなり、引出扉201に対して下部に取り付けられているレール装置202と引出扉201との取付部の強度不足を補うことができる。すなわち、引出扉201、特に引出扉201の上端部を持って引き出したり押し戻したりしたときに発生する応力が、扉フレーム205の前端部に集中するのを緩和することができる。
本体部284の上端には、上面部282に対して略水平となるように折り曲げて形成されたフランジ部285を備えている。フランジ部285には、フランジの一部を切り欠いたフランジ切欠部285aが設けられている。このフランジ切欠部285aに容器206の一部を差し込むことで、容器206を固定できる。
上面部282には、トップレール203と固定するための矩形穴286と丸穴287とが設けられている。矩形穴286は、トップレール203に設けられた第2の鉤形状部233が嵌め込まれるのに十分な大きさを有している。
丸穴287は、上面部282の前端から丸穴287の強度の確保上必要な長さを確保し、かつ/または、トップレール203に設けられた固定穴234と対応するように設けられた穴である。
矩形穴286に対応する位置の本体部284には、本体切欠部288が形成されている。本体切欠部288は、本体部284の一部を略コの字状に切り欠き、その切欠きを切り起して、本体部284に対して略垂直に、庫外側に曲げて形成されている。
ここで、扉フレーム205とトップレール203との固定方法について説明する。まず、トップレール203に設けられた第2の鉤形状部233を扉フレーム205の矩形穴286に引っ掛ける。すなわち、第2の鉤形状部233の垂直部232aを矩形穴286から、扉フレーム205の上面部282上方に貫通させ、扉フレーム205をトップレール203に対し相対的に前方にずらすことで、第2の鉤形状部233の水平部231bを矩形穴286の前端部上面に移動させる。次に、扉フレーム205の上面部282上方から、扉フレーム205の丸穴287を介して、トップレール203に設けられた固定穴234に、ネジをねじ込む。
これにより、扉フレーム205とトップレール203とは、第2の鉤形状部233と矩形穴286とで固定さる箇所と、矩形穴286と丸穴287とネジとで固定される箇所の2箇所により確実に固定される。少なくとも一方の箇所の固定方法を、第2の鉤形状部233と矩形穴286とからなる引っ掛ける方式とすることで、扉フレーム205のトップレール203への取り付け、取り外しが容易になる。
また、本体切欠部288が、矩形穴286および上面部282の上面に突出した第2の鉤形状部233の水平部232bを覆うので、矩形穴286や第2の鉤形状部233で手や指が傷つくことを防止でき、安全性が向上するとともに、外観意匠の向上が図れる。
なお、第2の鉤形状部233、固定穴234が、トップレール203の側面に設けられており、矩形穴286、丸穴287が、側面部283や本体部284に設けられていてもよい。
レール装置202の断熱箱体101への取り付けについて説明する。図5は、本発明の実施の形態1におけるレール装置の取り付け方法の説明図であり、図6は、レール装置を取り付けた状態の説明図である。
まず、断熱箱体101側の取付部の構造について説明する。
図5、図6に示すように、断熱箱体101における貯蔵室の底面を構成する底には、キャビネットレール222の第1の鉤形状部231と中央突起部232とのそれぞれに対応する箇所に、底面から下方に窪んだ後方凹部251と前方凹部252が設けられている。後方凹部251は、第1の鉤形状部231が挿入できる十分な大きさを有している。また、後方凹部251の前端には、キャビネットレール222の下面と第1の鉤形状部231の水平部231bとの間に挿入される後方突起部253が設けられている。
次に、レール装置202の取り付け方法について説明する。まず、トップレール203
、ミドルレール221をキャビネットレール222から引き出した状態とする。次に、キャビネットレール222の後端を、底面の奥側に斜め上方から差し込む。そして、第1の鉤形状部231を後方凹部251に挿入する。その後、キャビネットレール222が底面と略平行となるように、引出扉201の位置を下方に移動させる。
このとき、後方突起部253は、第1の鉤形状部231の前端で、かつ、水平部231bの上方に位置するとともに、中央突起部232の後端は、前方凹部252の後端の上方に位置する。最後に、キャビネットレール222を前方に移動させる。この結果、後方突起部253がキャビネットレール222の下面と第1の鉤形状部231の水平部231bとの間に挿入されるとともに、中央突起部232が前方凹部252に嵌め込まれる。これによって、レール装置202は断熱箱体101に確実に固定できる。なお、取り外しについては、上述の方法を逆に実施すればよい。
次に、断熱箱体101のレール装置202との取付部の構造について、引出式の貯蔵室のうち冷凍室104を例に、さらに詳しく説明する。図7は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷凍室における仕切壁とレール装置の取付部を示す断面図である。
まず、レール装置202についてさらに詳しく説明する。
キャビネットレール222の長手方向に垂直な断面形状は、左右対称ではなく、一方には、底面から一旦上方に立ち上がった後、幅方向に突出するレール取付部223を備えている。そして、レール取付部223が、野菜室103と冷凍室104とを縦方向に区画する仕切壁108の上面に接する。
ミドルレール221は、断面がIの字状であり、左右に突出したフランジを長手方向の上下に有する形状である。この上下のフランジのうちの下のフランジは、キャビネットレール222に長手方向に移動可能に保持されている。
トップレール203は、断面がコの字状の断面形状であり、ミドルレール221の上のフランジを長手方向に移動可能に保持している。
キャビネットレール222とトップレール203のそれぞれは、回転支持部材保持部146により複数の回転支持部材145を保持しており、この回転支持部材145によりミドルレール221を移動可能に保持している。なお、回転支持部材145としては、ベアリングを用いることができる。
より詳細に説明すると、ミドルレール221の上下のフランジのうち、下のフランジを中心とする部分をキャビネットレール222が複数の回転支持部材145を介して三方向から保持している。
また、ミドルレール221の上フランジを中心とする部分をトップレール203が複数の回転支持部材145を介して三方向から保持している。
キャビネットレール222、ミドルレール221およびトップレール203がこのように組み合わされていることにより、ミドルレール221は、キャビネットレール222上をその長手方向に移動可能である。さらに、トップレール203は、ミドルレール221上をその長手方向に移動可能である。つまり、トップレール203は、ミドルレール221を介してキャビネットレール222上をその長手方向に移動可能である。
また、ミドルレール221およびトップレール203は、複数の回転支持部材145が
回転することによりスムーズに移動することができる。
トップレール203、ミドルレール221、キャビネットレール222、回転支持部材145は、予め組み込んだ状態で、引出扉201に取り付けられる。
次に、仕切壁108の内部構造について説明する。
図7に示すように、キャビネットレール222に一体に形成されたレール取付部223が、仕切壁108の両側部に設けられた上面段差部108aの上部に面で当接するように配設され、第1の鉤形状部231により固定される。
このとき、取り付け面となる仕切壁108は主に樹脂によって成型されているため、仕切壁108に直接、固定しても、レール装置202にかかる荷重に耐え得る強度が確保できない。そこで、レール装置202を確実に固定する手段として、仕切壁108は断熱材111内に埋設したレール保持部材270を備えている。
レール保持部材270は主に鉄などの金属材料によって形成される。また、レール保持部材270を、あらかじめ仕切壁108の外郭内面の所定位置に固定し、その後、発泡断熱材を内箱110と外箱112との間に充填しに断熱材111内に埋没させることにより、レール保持部材270の保持力をより向上させることが可能となる。また、レール保持部材270は、後方突起部253内に達していることが望ましい。
レール保持部材270は、上面段差部108aの上面の内側に沿った形状のレール保持部270aと、仕切壁108の側面の内側に沿った形状の補強手段270bを一体に形成してある。レール保持部270aは断熱材111側から仕切壁108の上面段差部108aに密着するように形成された横フランジ部であり、補強手段270bはレール保持部270aの下部に形成された縦フランジ部である。
補強手段270bは、レール保持部270aの側部から仕切壁108の側面の内側に沿って折れ曲って形成されている。さらに、補強手段270bの下端部分は外側に折れ曲って形成された折れ曲り部を有している。このように、レール保持部材270に折れ曲がりを設けることで、レール保持部材270自体の強度が向上する。さらに、補強手段270bが仕切壁108の側面に当接すること、補強手段270bが断熱材111内に食らい込むことにより、レール保持部270aにかかる荷重が分散し、上面段差部108aの変形を防止することができる。
なお、冷凍室104の底面壁となる仕切壁108は、両側部に上面段差部108aが形成され、上面段差部108aは仕切壁108の基準面となる中央部よりも一段高く奥行き方向に向かって形成されている。
そして、上面段差部108a上にレール装置202が配設されている。またレール装置202が固定される内箱110の側壁面部には側面段差部110aが形成されている。側面段差部110aは冷凍室104内の上部側壁面部よりも外箱112側へ凹んで形成され壁厚が薄くなっている。
これにより、レール装置202を上面段差部108aに載置するので、収納空間内に飛び出すレール装置202を抑制することができ、冷凍室104内に容器206の全幅寸法を大きくでき、無効空間を低減することができるとともに、レール装置202の仕切壁108への取付作業性を向上できる。
次に、冷蔵庫の内箱110とレール装置202の取付について、引出式の貯蔵室のうち野菜室103を例に説明する。図8は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の野菜室における内箱とレール装置の取付部を示す断面図である。
図8に示すように、最下部に形成された野菜室103のレール保持部材280は断熱材111内に配置されている。キャビネットレール222に一体に形成されたレール取付部223が、内箱110の底部の両側に設けられた底面段差部401aの上部に面で当接するように配設され、第1の鉤形状部231により固定される。
レール保持部材280は、略L字状であり、横フランジ部であるレール保持部280aと縦フランジ部である補強手段280bとを備えている。レール保持部280aは、内箱110の底面部に密着し、補強手段280bは内箱110の底面部に密着している。補強手段280bの先端部分は内箱110から離れる方向で、側方に向かう折れ曲がりが形成されている。
このように、レール保持部材280を略L字状とすることで、レール保持部材280自体の強度が向上する。さらに、補強手段280bが内箱110の側面に当接すること、補強手段280bの先端部分が断熱材111内に食らい込むことにより、レール保持部280aにかかる荷重が分散し、底面段差部401aの変形を防止することができる。また、補強手段280bを内箱110の側面に沿って設けることで、外箱112と内箱110との間に発泡断熱材を充填する際にも、発泡断熱材の流れを阻害することがない。
また、最下段の野菜室103の引出扉201は上段の冷凍室104の引出扉201よりも下方にあり、利用者が引出扉201を引出した時に、位置的に最下段にある野菜室103の引出扉201に体重をかけやすい位置にあり、収納量の負荷以外に外部の負荷量もかかる虞があり、レール保持部材280を略L字状のレール保持部280aと下フランジ部となる補強手段280bとを一体に形成したので、最下段の引出扉201のレール装置202の倒れ込み防止として、より強固に保つことができる。
冷凍室104、野菜室103ともに側面段差部110aによって側面の壁厚が薄くなっているので、真空断熱材(図示しない)をレール装置202が配設される部分に対応させて、具体的には冷凍室104と野菜室103のレール装置202間よりも高さ寸法が大きい真空断熱材を外箱112に貼り付けることで断熱性を確保することもできる。
以上のように本実施の形態では、レール装置202のキャビネットレール222に設けた第1の鉤形状部231を、断熱箱体101に形成される貯蔵室の底面の後方凹部251に挿入したのち、後方突起部253をキャビネットレール222の下面と第1の鉤形状部231の水平部231bとの間に挿入することで、レール装置202を断熱箱体101に固定できる。
これによれば、あらかじめ引出扉201に取り付けたレール装置202を容易に断熱箱体101に、取り付け、取り外すことができるので、レール装置の取り付け性、取り外し性を向上できる。また、固定レールと移動レールとを予め組み込んだ状態のレール装置202を適用することが容易となるので、固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。
特に、第1の鉤形状部231を、キャビネットレール222の端部に設けることで、第1の鉤形状部231をキャビネットレール222に容易に一体成形できる。さらに、第1の鉤形状部231がキャビネットレール222の端部にあるので、第1の鉤形状部231を、貯蔵室の底面の奥側に斜め上方から差し込むことが容易となり、レール装置202の
断熱箱体101への取り付け性、取り外し性を向上できる。
さらに、キャビネットレール222側に突起部を設けることで、仕切壁108の上面段差部108aや内箱110の底面段差部401aに凹部を設けるのみで、突起部を設ける必要がないため、貯蔵室に広い実収納容積を確保することができる。
さらに、中央突起部232を前方凹部252に嵌めることにより、レール装置202が第1の鉤形状部231を中心として、左右に振れることを防止できる。このため、左右のレール装置202が互いに平行となるので、滑らかに移動レールが摺動し、引出扉201を引き出す際の操作力を低減することができる。
さらに、レール装置202を、引出扉201の上下方向中央部より下方に設けたことで、キャビネットレール222の後端を、貯蔵室の底面の奥側に斜め上方から差し込むことが容易となり、レール装置202の断熱箱体101への取り付け性、取り外し性を向上できる。
また、レール装置202を、引出扉201の上下方向中央部より下方に設けたことで、容器206の側面の大部分は、凹凸が形成されていない平坦な形状となる。これにより、容器206の側面に沿って前方から後方へと流れる冷却冷気の風路抵抗を低減できる。この結果、冷却ファン(図示せず)の入力を低減でき、冷蔵庫の省エネルギー化が図れる。また、側面がフラットな形状となるため意匠性が向上する。また、引出扉201とともに容器206を引き出した際に、容器206内の冷気の容器206外、つまり、野菜室103外への流出を低減でき、冷蔵庫の省エネルギー化が図れる。
さらに、容器206は扉フレーム205によって底部で保持されることとなるため、レール装置202が容器206の側方の空間を上下に分断することがなく、上下の温度差や対流溜まりによる結露や着霜が発生することがない。
なお、中央突起部232と前方凹部252とを省略し、第1の鉤形状部231と後方凹部251のみにより、レール装置202を固定するものとしてもよい。
以上のように、本願発明にかかる冷蔵庫は、広い実収納空間を確保することができるので、引き出し式の貯蔵室を備える冷蔵庫に利用可能であり、さらに、引き出しを備えたユニットキッチンなど高品位・意匠デザイン性が求められる分野にも展開が可能である。
100 冷蔵庫
101 断熱箱体
102 冷蔵室
103 野菜室(貯蔵室)
104 冷凍室(貯蔵室)
105 製氷室
106 切換室
107 断熱扉
108 仕切壁
108a 上面段差部
110 内箱
110a 側面段差部
111 断熱材
112 外箱
145 回転支持部材
146 回転支持部材保持部
201 引出扉
201a 手掛部
202 レール装置
203 トップレール(移動レール)
205 扉フレーム(扉支持部材)
206 容器
207 パッキン
211 内側板
221 ミドルレール(移動レール)
222 キャビネットレール(固定レール)
223 レール取付部
231 第1の鉤形状部
232 中央突起部
233 第2の鉤形状部
234 固定穴
241 折曲部
251 後方凹部
252 前方凹部
253 後方突起部
270、280 レール保持部材
270a、280a レール保持部
270b、280b 補強手段
281 拡大部
282 上面部
283 側面部
284 本体部
285 フランジ部
285a フランジ切欠部
286 矩形穴
287 丸穴
288 本体切欠部
334e 固定穴
334d 取付ネジ
329 野菜室扉
401a 底面段差部

Claims (4)

  1. 内箱と外箱と前記内箱と前記外箱との間に充填した断熱材とよりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に形成され前面に開口部を備えた貯蔵室と、前記貯蔵室の内部に設けられ上面が開口する容器と、前記開口部を開閉自在に閉塞する引出扉と、前記引出扉とともに前記容器を前後に移動可能とする移動レールと、突起部を備えた固定レールとを備え、前記移動レールと固定レールとを予め組み込んだ状態で前記引出扉に固定し、前記突起部と前記貯蔵室の底面に設けた係止部とにより、前記レール装置を前記断熱箱体に固定することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記突起部は、前記固定レールの端部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記固定レールは、前記内箱を上下方向に区画する仕切壁の上面に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記固定レールと前記移動レールとの間に中間レールを備え、前記中間レールと前記固定レールおよび前記移動レールとを回転支持部材で支持することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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