JP5442133B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5442133B2
JP5442133B2 JP2012545684A JP2012545684A JP5442133B2 JP 5442133 B2 JP5442133 B2 JP 5442133B2 JP 2012545684 A JP2012545684 A JP 2012545684A JP 2012545684 A JP2012545684 A JP 2012545684A JP 5442133 B2 JP5442133 B2 JP 5442133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
intake device
fuel tank
fuel vapor
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012545684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012070419A1 (ja
Inventor
洋 稲岡
輝英 山西
一夫 藤原
俊直 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012545684A priority Critical patent/JP5442133B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5442133B2 publication Critical patent/JP5442133B2/ja
Publication of JPWO2012070419A1 publication Critical patent/JPWO2012070419A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/089Layout of the fuel vapour installation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J37/00Arrangements of fuel supply lines, taps, or the like, on motor cycles or engine-assisted cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/16Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines characterised by use in vehicles
    • F02M35/162Motorcycles; All-terrain vehicles, e.g. quads, snowmobiles; Small vehicles, e.g. forklifts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来の鞍乗型車両として、燃料タンク内の蒸発燃料を一時的に吸着するキャニスタを搭載し、そこからエンジン吸気系に燃料を供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料タンク内の蒸発燃料を一時的にエンジン内のオイルに吸着させ、そこからエンジン吸気系に燃料を供給する内燃機関の燃料蒸気処理装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2009/154120号パンフレット 日本国実開昭49−88172号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の鞍乗型車両では、キャニスタを鞍乗型車両に配置する場合、配置する場所を確保するために車体の設計に制約があると共に、車体が大型化してしまうという課題があった。また、上記特許文献2に記載の内燃機関の燃料蒸気処理装置では、この処理装置を鞍乗型車両に搭載するには、配置や鞍乗型車両として使い勝手に適合させるために様々な課題がある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャニスタを使用することなく、燃料タンク内の蒸発燃料を処理することができる鞍乗型車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、運転者が着座するシートと、シートの前方に配置される燃料タンクと、燃料タンクの下方に配置され、クランクケースと、クランクケースの前部から上方に突設されるシリンダと、を有するエンジンと、燃料タンクに接続され、燃料タンク内の蒸発燃料を燃料タンクの外に排出する燃料蒸気通路と、を備える鞍乗型車両において、燃料蒸気通路は、その少なくとも一部がシリンダの後方を通り、クランクケースのシリンダより後方の位置に接続され、エンジンのオイル内に開口することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、シリンダから後方に延設され、インレットパイプ、スロットルボディ、コネクティングチューブ、及びエアクリーナボックスを有する吸気装置と、燃料蒸気通路の途中に設けられ、燃料蒸気通路内に大気を取り入れるための大気導入通路を接続する大気導入通路接続部と、を備え、大気導入通路接続部は、燃料タンクより下方、且つエアクリーナボックスより前方に配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の構成に加えて、燃料蒸気通路の途中に設けられ、エンジン側から燃料タンク側への流れを止める第1逆止弁を備え、大気導入通路接続部と第1逆止弁は、車両側面視において、吸気装置を挟んで上下に分散して配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成に加えて、吸気装置は、車幅方向一方側にオフセットして配置され、燃料蒸気通路は、吸気装置の車幅方向内側を通るように配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成に加えて、吸気装置は、車幅方向一方側に湾曲して配置され、燃料蒸気通路は、吸気装置の湾曲した内側を通るように配置されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の構成に加えて、燃料蒸気通路の一部は、吸気装置に支持されることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項2〜6のいずれか1項に記載の構成に加えて、エアクリーナボックスの上面は、シートにより覆われ、大気導入通路は、エアクリーナボックスの上面に沿って後方に延び、その開口端は、エアクリーナボックスの吸気口の近傍に配置されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項2〜7のいずれか1項に記載の構成に加えて、シートを支持し、後上がりに延びるように配置されるシートフレームと、大気導入通路の途中に設けられ、エンジン側から大気側への流れを止める第2逆止弁と、を備え、大気導入通路の少なくとも第2逆止弁より下流側の部分は、シートフレームに沿って前下がりに配置されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、燃料蒸気通路は、その少なくとも一部がシリンダの後方を通り、クランクケースのシリンダより後方の位置に接続され、エンジンのオイル内に開口するため、キャニスタを使用することなく、燃料タンク内の蒸発燃料を処理することができる。また、比較的空いている部分を利用して燃料蒸気通路を配置することができるので、外観性を向上することができる。さらに、燃料蒸気通路をシリンダの後方に配置したので、燃料蒸気通路内で蒸発燃料が結露などにより液化したとしても、シリンダにより温められた空気が後方に流れることで、燃料を気化させやすく、クランクケース内に燃料を送りやすくすることができる。
請求項2の発明によれば、大気導入通路接続部が、燃料タンクより下方、且つエアクリーナボックスより前方に配置されるため、デッドスペースを有効に利用することができる。
請求項3の発明によれば、大気導入通路接続部と第1逆止弁が、車両側面視において、吸気装置を挟んで上下に分散して配置されるため、吸気装置の上下にあるデッドスペースを有効に利用することができる。
請求項4の発明によれば、吸気装置が、車幅方向一方側にオフセットして配置され、燃料蒸気通路が、吸気装置の車幅方向内側を通るように配置されるため、燃料蒸気通路を車体の内側に配置することができ、外観性を向上することができる。また、デッドスペースを有効に利用することができる。
請求項5の発明によれば、吸気装置が、車幅方向一方側に湾曲して配置され、燃料蒸気通路が、吸気装置の湾曲した内側を通るように配置されるため、デッドスペースを有効に利用することができる。
請求項6の発明によれば、燃料蒸気通路の一部が吸気装置に支持されるため、燃料蒸気通路を支持するための部材を別途設ける必要がなく、製造コストを削減することができる。
請求項7の発明によれば、エアクリーナボックスの上面は、シートにより覆われ、大気導入通路は、エアクリーナボックスの上面に沿って後方に延び、その開口端は、エアクリーナボックスの吸気口の近傍に配置されるため、比較的きれいな空気が集まるエアクリーナボックスの吸気口の近傍の空気を大気導入通路に導入することができる。
請求項8の発明によれば、大気導入通路の少なくとも第2逆止弁より下流側の部分が、シートフレームに沿って前下がりに配置されるため、大気導入通路が大気導入通路接続部に向けて下がるように傾斜する。これにより、例え、大気導入通路内に燃料が入ったとしても、燃料蒸気通路内に燃料を流しやすくすることができる。
本発明に係る鞍乗型車両の一実施形態を説明する左側面図である。 図1に示す鞍乗型車両の平面図である。 図1に示す燃料タンク、エンジン、及び吸気装置の周辺の拡大左側面図である。 図1に示すコネクティングチューブの周辺の拡大平面図である。
以下、本発明に係る鞍乗型車両の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
本実施形態の自動二輪車(鞍乗型車両)10は、図1及び図2に示すように、車体フレーム11を、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下がりに延びるメインフレーム13と、メインフレーム13の後端部に連結され下方に延びる左右一対のピボットフレーム14と、メインフレーム13の後部に連結され後上がりに延びる左右一対のシートフレーム15と、左右一対のピボットフレーム14の中間部に接続され後上がりに延び、その後端部が左右一対のシートフレーム15に連結される左右一対のサブフレーム16と、ヘッドパイプ12から後下がりに延びるダウンフレーム17と、から構成し、ピボットフレーム14及びダウンフレーム17にエンジン50が取り付けられる。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ12に操向自在に支持されるフロントフォーク21と、フロントフォーク21の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク21の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル22と、ピボットフレーム14に揺動可能に支持されるスイングアーム23と、スイングアーム23の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、ヘッドパイプ12の前方に設けられるヘッドライト25と、シートフレーム15の上面に支持され運転者が着座するシート26と、シート26の前方に配置される燃料タンク27と、を備える。
エンジン50は、図1及び図2に示すように、燃料タンク27の下方に配置されており、その外殻は、主に、クランクケース51と、クランクケース51の前部から上方に突設され、シリンダブロック53、シリンダヘッド54、及びシリンダヘッドカバー55からなるシリンダ52と、クランクケース51の左側面の開口を覆うACG(発電機)カバー56と、クランクケース51の右側面の開口を覆うクラッチカバー57と、によって構成される。
また、図1に示すように、シリンダヘッド54の後部に形成される不図示の吸気ポートには、インレットパイプ61、スロットルボディ62、コネクティングチューブ63、及びエアクリーナボックス64を有する吸気装置60が後方に向けて接続される。また、吸気装置60は、車幅方向左側にオフセットして配置されると共に、車両平面視において、車幅方向外側に湾曲して配置されている。また、シリンダヘッド54の前部に形成される不図示の排気ポートには、排気管65を介してマフラー66が接続される。
さらに、自動二輪車10は、図1〜図3に示すように、燃料タンク27に接続され、燃料タンク27内の蒸発燃料を燃料タンク27の外に排出し、エンジン50のクランクケース51内に供給する燃料蒸気通路70と、エンジン50内のブローバイガスを吸気装置60のエアクリーナボックス64のクリーンルーム内に供給するブローバイガス還元装置80と、を備える。
燃料蒸気通路70は、燃料タンク27内に設けられる気液セパレータ28に上流端が接続される金属製の第1パイプ71と、第1パイプ71の下流端に接続されるゴム製の第2チューブ72と、第2チューブ72の下流端に接続されるT字状の三又ジョイント(大気導入通路接続部)75と、三又ジョイント75のストレート側の端部に接続されるゴム製の第3チューブ73と、クランクケース51の後部上面に突設され、第3チューブ73の下流端が接続されるパイプ接続部51aと、パイプ接続部51aに接続される金属製の第4パイプ74と、を備える。
第1パイプ71は、燃料タンク27内であって車両左側に配置される気液セパレータ28から後下がり且つ車両右側に斜めに延び、メインフレーム13と上面視において交差して配置されると共に、その下流端は、メインフレーム13の後端部の車両右側まで延びて、燃料タンク27の下面から燃料タンク27の外に突出している。また、第1パイプ71は金属管である。
第2チューブ72は、第1パイプ71の下流端から下方且つ車両左側に斜めに延び、メインフレーム13と交差して配置されると共に、その下流端は、車両左側に配置される吸気装置60の車幅方向内側まで延びている。また、第2チューブ72はゴムチューブである。
第3チューブ73は、三又ジョイント75のストレート側の端部から下方に延び、車両左側に配置される吸気装置60の車幅方向内側を通るように配置されると共に、その下流端は、クランクケース51のシリンダ52より後方に位置するパイプ接続部51aに接続される。また、第3チューブ73は、エンジン50のシリンダ52の後方を通るように配置されている。また、第3チューブ73の途中には、エンジン50側から燃料タンク27側への流れを止める第1逆止弁41が設けられている。また、第3チューブ73はゴムチューブである。
また、図4に示すように、第3チューブ73の上部は、吸気装置60の湾曲したコネクティングチューブ63の内側に設けられるパイプ支持部67に支持されている。このパイプ支持部67は、湾曲したコネクティングチューブ63の内側に一体成形される板状部67aと、板状部67aに上下方向に貫通して形成され、第3チューブ73を挿通させる貫通穴67bと、板状部67aに形成され、貫通穴67bに第3チューブ73を入れるための切り込み67cと、を有する。これにより、第3チューブ73は、吸気装置60の湾曲したコネクティングチューブ63の内側を通るように配置される。
第4パイプ74は、クランクケース51のパイプ接続部51aから下方に延び、クランクケース51の内面に沿って配置されると共に、その下流端は、クランクケース51の底部まで延びている。これにより、第4パイプ74の下流端は、クランクケース51のオイル内に開口している。また、第4パイプ74は金属管である。
三又ジョイント75は、第2チューブ72の下流端に接続され、燃料タンク27より下方、且つエアクリーナボックス64より前方に配置されている。また、三又ジョイント75の分岐側の端部には、燃料蒸気通路70内に大気を取り入れるための大気導入チューブ(大気導入通路)76が接続されている。
大気導入チューブ76は、三又ジョイント75の分岐側の端部からエアクリーナボックス64の上面に沿って後方に延び、その開口端(上流端)は、エアクリーナボックス64の吸気パイプ64aの吸気口の近傍に配置されている。また、エアクリーナボックス64の上面はシート26により覆われている。また、大気導入チューブ76の途中には、エンジン50側(又は燃料タンク27側)から大気側への流れを止める第2逆止弁42が設けられている。また、大気導入チューブ76はゴムチューブである。
また、大気導入チューブ76は、シートフレーム15に沿って前下がりに配置されている。さらに、大気導入チューブ76を前下がりに配置するため、エアクリーナボックス64の上面は、シートフレーム15と同様に、後上がりに形成されている。
さらに、本実施形態では、三又ジョイント75と第1逆止弁41は、車両側面視において、吸気装置60のコネクティングチューブ63を挟んで上下に分散して配置されている。
ブローバイガス還元装置80は、シリンダヘッドカバー55の上面に設けられ、エンジン50内のブローバイガスを取り出すガス取出部81と、ガス取出部81に上流端が接続され、下流端がエアクリーナボックス64のクリーンルームに接続されるガス供給パイプ82と、ガス供給パイプ82の途中に設けられるパージコントロールバルブ83と、を備える。なお、パージコントロールバルブ83は、ソレノイドにより開閉するソレノイドバルブである。
このように構成された自動二輪車10では、燃料タンク27内が大気に対して負圧になった場合は、大気導入チューブ76から空気が取り入れられ、取り入れられた空気は、大気導入チューブ76、第2逆止弁42、三又ジョイント75、第2チューブ72、及び第1パイプ71を通って燃料タンク27に供給され、燃料タンク27内が大気圧と同圧となる。
また、燃料タンク27内が正圧となった場合(例えば、燃料タンク27内の燃料が蒸発した場合など)は、空気や蒸発燃料が、燃料タンク27内から燃料蒸気通路70を通ってクランクケース51のオイル内に開放される。この時、蒸発燃料は、一時的にオイル中に溶け込む。この際、大気導入チューブ76に第2逆止弁42が設けられているので、蒸発燃料が、大気に開放されることはない。
そして、クランクケース51のオイル中に溶け込んだ燃料は、エンジン駆動時にエンジン50内で再度蒸発して蒸発燃料となり、蒸発したオイルと共に、ブローバイガス還元装置80を通ってエアクリーナボックス64に供給され、吸気装置60を経てエンジン50の燃焼室で燃焼される。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車10によれば、燃料蒸気通路70は、その一部である第3チューブ73がシリンダ52の後方を通り、クランクケース51のシリンダ52より後方の位置に接続され、エンジン50のオイル内に開口するため、キャニスタを使用することなく、燃料タンク27内の蒸発燃料を処理することができる。また、比較的空いている部分を利用して燃料蒸気通路70を配置することができるので、外観性を向上することができる。さらに、第3チューブ73をシリンダ52の後方に配置したので、燃料蒸気通路70内で蒸発燃料が結露などにより液化したとしても、シリンダ52により温められた空気が後方に流れることで、燃料を気化させやすく、クランクケース51内に燃料を送りやすくすることができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、三又ジョイント75が、燃料タンク27より下方、且つエアクリーナボック64スより前方に配置されるため、デッドスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、三又ジョイント75と第1逆止弁41が、車両側面視において、吸気装置60を挟んで上下に分散して配置されるため、吸気装置60の上下にあるデッドスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、吸気装置60が、車幅方向左側にオフセットして配置され、燃料蒸気通路70が、吸気装置60の車幅方向内側を通るように配置されるため、燃料蒸気通路70を車体の内側に配置することができ、外観性を向上することができる。また、デッドスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、吸気装置60が、車幅方向左側に湾曲して配置され、燃料蒸気通路70が、吸気装置60の湾曲したコネクティングチューブ63の内側を通るように配置されるため、デッドスペースを有効に利用することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、燃料蒸気通路70の第3チューブ73が吸気装置60に支持されるため、燃料蒸気通路70を支持するための部材を別途設ける必要がなく、製造コストを削減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、エアクリーナボックス64の上面は、シート26により覆われ、大気導入チューブ76は、エアクリーナボックス64の上面に沿って後方に延び、その開口端は、エアクリーナボックス64の吸気口の近傍に配置されるため、比較的きれいな空気が集まるエアクリーナボックス64の吸気口の近傍の空気を大気導入チューブ76に導入することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、大気導入チューブ76が、シートフレーム15に沿って前下がりに配置されるため、大気導入チューブ76が三又ジョイント75に向けて下がるように傾斜する。これにより、例え、大気導入チューブ76内に燃料が入ったとしても、燃料蒸気通路70内に燃料を流しやすくすることができる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。本出願は、2010年11月25日出願の日本特許出願(特願2010−262499)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10 自動二輪車(鞍乗型車両)
15 シートフレーム
26 シート
27 燃料タンク
41 第1逆止弁
42 第2逆止弁
50 エンジン
51 クランクケース
52 シリンダ
53 シリンダブロック
54 シリンダヘッド
55 シリンダヘッドカバー
60 吸気装置
61 インレットパイプ
62 スロットルボディ
63 コネクティングチューブ
64 エアクリーナボックス
70 燃料蒸気通路
71 第1パイプ
72 第2チューブ
73 第3チューブ
74 第4パイプ
75 三又ジョイント(大気導入通路接続部)
76 大気導入チューブ(大気導入通路)
80 ブローバイガス還元装置
81 ガス取出部
82 ガス供給パイプ
83 パージコントロールバルブ

Claims (8)

  1. 運転者が着座するシート(26)と、
    前記シートの前方に配置される燃料タンク(27)と、
    前記燃料タンクの下方に配置され、クランクケース(51)と、前記クランクケースの前部から上方に突設されるシリンダ(52)と、を有するエンジン(50)と、
    前記燃料タンクに接続され、前記燃料タンク内の蒸発燃料を前記燃料タンクの外に排出する燃料蒸気通路(70)と、を備える鞍乗型車両(10)において、
    前記燃料蒸気通路は、その少なくとも一部が前記シリンダの後方を通り、前記クランクケースの前記シリンダより後方の位置に接続され、前記エンジンのオイル内に開口することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記シリンダ(52)から後方に延設され、インレットパイプ(61)、スロットルボディ(62)、コネクティングチューブ(63)、及びエアクリーナボックス(64)を有する吸気装置(60)と、
    前記燃料蒸気通路(70)の途中に設けられ、前記燃料蒸気通路内に大気を取り入れるための大気導入通路(76)を接続する大気導入通路接続部(75)と、を備え、
    前記大気導入通路接続部は、前記燃料タンク(27)より下方、且つ前記エアクリーナボックスより前方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(10)。
  3. 前記燃料蒸気通路(70)の途中に設けられ、前記エンジン(50)側から前記燃料タンク(27)側への流れを止める第1逆止弁(41)を備え、
    前記大気導入通路接続部(75)と前記第1逆止弁は、車両側面視において、前記吸気装置(60)を挟んで上下に分散して配置されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両(10)。
  4. 前記吸気装置(60)は、車幅方向一方側にオフセットして配置され、
    前記燃料蒸気通路(70)は、前記吸気装置の車幅方向内側を通るように配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)。
  5. 前記吸気装置(60)は、車幅方向一方側に湾曲して配置され、
    前記燃料蒸気通路(70)は、前記吸気装置の湾曲した内側を通るように配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)。
  6. 前記燃料蒸気通路(70)の一部は、前記吸気装置(60)に支持されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)。
  7. 前記エアクリーナボックス(64)の上面は、前記シート(26)により覆われ、
    前記大気導入通路(76)は、前記エアクリーナボックス(64)の上面に沿って後方に延び、その開口端は、前記エアクリーナボックスの吸気口の近傍に配置されることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)。
  8. 前記シート(26)を支持し、後上がりに延びるように配置されるシートフレーム(15)と、
    前記大気導入通路(76)の途中に設けられ、前記エンジン(50)側から大気側への流れを止める第2逆止弁(42)と、を備え、
    前記大気導入通路の少なくとも前記第2逆止弁より下流側の部分は、前記シートフレームに沿って前下がりに配置されることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)。
JP2012545684A 2010-11-25 2011-11-14 鞍乗型車両 Expired - Fee Related JP5442133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012545684A JP5442133B2 (ja) 2010-11-25 2011-11-14 鞍乗型車両

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010262499 2010-11-25
JP2010262499 2010-11-25
JP2012545684A JP5442133B2 (ja) 2010-11-25 2011-11-14 鞍乗型車両
PCT/JP2011/076186 WO2012070419A1 (ja) 2010-11-25 2011-11-14 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5442133B2 true JP5442133B2 (ja) 2014-03-12
JPWO2012070419A1 JPWO2012070419A1 (ja) 2014-05-19

Family

ID=46145766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012545684A Expired - Fee Related JP5442133B2 (ja) 2010-11-25 2011-11-14 鞍乗型車両

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8561745B2 (ja)
EP (1) EP2644489B1 (ja)
JP (1) JP5442133B2 (ja)
CN (1) CN103228527B (ja)
CA (1) CA2817825C (ja)
TW (1) TWI476321B (ja)
WO (1) WO2012070419A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2505819B1 (en) * 2010-01-06 2016-10-19 Honda Motor Co., Ltd. Device for guiding vaporized fuel to internal combustion engine
CA2790888C (en) * 2010-02-22 2014-10-07 Honda Motor Co., Ltd. Evaporated fuel control device for saddle-type vehicles
JP5835684B2 (ja) * 2011-03-22 2015-12-24 本田技研工業株式会社 自動二輪車における蒸発燃料処理装置
JP5816494B2 (ja) * 2011-09-05 2015-11-18 本田技研工業株式会社 燃料ガス処理装置
JP5841032B2 (ja) * 2012-09-24 2016-01-06 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
EP2933448B1 (en) * 2012-12-17 2018-08-01 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Saddled vehicle
CN105579337B (zh) * 2013-09-30 2018-07-24 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
JP5990206B2 (ja) * 2014-02-25 2016-09-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
CN106470897B (zh) * 2014-06-16 2019-03-22 川崎重工业株式会社 两轮摩托车的进气管
JP6392113B2 (ja) * 2014-12-25 2018-09-19 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
US10767600B2 (en) 2016-12-22 2020-09-08 Polaris Industries Inc. Evaporative emissions control for a vehicle
WO2019117239A1 (ja) * 2017-12-14 2019-06-20 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6695921B2 (ja) * 2018-03-27 2020-05-20 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP7122227B2 (ja) * 2018-11-02 2022-08-19 カワサキモータース株式会社 鞍乗型車両
TWI751808B (zh) * 2020-11-25 2022-01-01 宏佳騰動力科技股份有限公司 單進氣通道式進氣調節構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1942963C3 (de) * 1969-08-23 1974-06-12 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Vorrichtung zum Be- und Entlüften eines Kraftstoffbehälters eines Kraftfahrzeuges
JPS4988172U (ja) 1972-11-21 1974-07-31
JPS5227317Y2 (ja) 1974-03-27 1977-06-21
JPS5949759U (ja) 1982-09-24 1984-04-02 本田技研工業株式会社 自動二輪車の蒸発燃料処理装置
JPS6279692U (ja) 1985-11-07 1987-05-21
JP4342641B2 (ja) 1999-03-19 2009-10-14 本田技研工業株式会社 燃料タンクブリーザ装置
JP2005061305A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Nippon Soken Inc 内燃機関の蒸発燃料処理方法および蒸発燃料処理装置とその故障診断装置
CA2496200C (en) * 2004-02-06 2008-10-07 Honda Motor Co., Ltd. A fuel injection system for a saddle ride type four-wheel vehicle
JP4918527B2 (ja) 2008-06-20 2012-04-18 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP5150415B2 (ja) * 2008-08-29 2013-02-20 本田技研工業株式会社 自動二輪車のキャニスタ配置構造
JP2010262499A (ja) 2009-05-08 2010-11-18 Pilot Corporation ライトペン
JP5184479B2 (ja) * 2009-09-29 2013-04-17 本田技研工業株式会社 自動二輪車の燃料供給装置
EP2505819B1 (en) * 2010-01-06 2016-10-19 Honda Motor Co., Ltd. Device for guiding vaporized fuel to internal combustion engine
CA2790888C (en) * 2010-02-22 2014-10-07 Honda Motor Co., Ltd. Evaporated fuel control device for saddle-type vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
TWI476321B (zh) 2015-03-11
CA2817825A1 (en) 2012-05-31
TW201235554A (en) 2012-09-01
EP2644489A1 (en) 2013-10-02
JPWO2012070419A1 (ja) 2014-05-19
WO2012070419A1 (ja) 2012-05-31
CA2817825C (en) 2015-01-27
CN103228527A (zh) 2013-07-31
CN103228527B (zh) 2016-03-16
US8561745B2 (en) 2013-10-22
EP2644489A4 (en) 2014-08-06
EP2644489B1 (en) 2018-04-18
US20130240281A1 (en) 2013-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5442133B2 (ja) 鞍乗型車両
JP3165481U (ja) 鞍乗型車両
US9957928B2 (en) Supercharging system for engine
JP6059816B2 (ja) 鞍乗型車両
JP5829417B2 (ja) 自動二輪車のエバポシステム
US10233873B2 (en) Motorcycle
WO2011101920A1 (ja) 鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置
JP2014051148A (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
WO2017018246A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP5291501B2 (ja) 自動二輪車のキャニスタ配置構造
JP6019569B2 (ja) スクータ型自動二輪車
JP6237245B2 (ja) キャニスタシステム配設構造
WO2012011468A1 (ja) スクータ型自動二輪車
JP5778947B2 (ja) 鞍乗り型車両の排気浄化装置
WO2017018292A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP4670996B1 (ja) エンジンの吸気系通路構造
JP3154666U (ja) 鞍乗型四輪車両
JP5903115B2 (ja) 鞍乗型車両の蒸発燃料処理装置
JPWO2018179748A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP2013199865A (ja) 自動二輪車の排気装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5442133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees