JP5441858B2 - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5441858B2
JP5441858B2 JP2010206184A JP2010206184A JP5441858B2 JP 5441858 B2 JP5441858 B2 JP 5441858B2 JP 2010206184 A JP2010206184 A JP 2010206184A JP 2010206184 A JP2010206184 A JP 2010206184A JP 5441858 B2 JP5441858 B2 JP 5441858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
car
side wall
front side
emergency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010206184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012062145A (ja
Inventor
真人 牛村
健二 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2010206184A priority Critical patent/JP5441858B2/ja
Priority to CN201110258358.0A priority patent/CN102398827B/zh
Publication of JP2012062145A publication Critical patent/JP2012062145A/ja
Priority to HK12105485.7A priority patent/HK1164823A1/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP5441858B2 publication Critical patent/JP5441858B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は乗客を搬送するエレベーター装置に係り、特に、非常時に乗客が乗かご内に閉じ込められたときに有用なエレベーター装置に関する。
一般に、エレベーター装置は、地震や事故などで乗かごが中間階で停止した場合、乗客は自力で乗かご外へ避難することは難しく、外部から救出を待つしかないのが現状である。そして、同時に複数の建物で多数のエレベーター装置が緊急停止して多数の乗客が乗かご内に閉じ込められた場合には、救出に長時間を要し、これは乗客に取って非常に苦痛を伴うものである。
これらの状況を考慮し、乗かごの一角に簡易トイレを常設した構成が、例えば特許文献1に開示のように、既に提案されている。
特開2006−256870号公報
上記特許文献1に開示の簡易トイレは、乗かご内の一角に常設されているので、通常時には邪魔になるばかりか、乗客定員数を減らす問題があった。
本発明の目的は、乗客定員数を減らすことなく非常用品を乗かごに備えることができるエレベーター装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、乗かごを構成する部材に乗かご内から開閉可能な蓋を設け、この蓋の裏側の空間を利用して非常用品収納部を形成したのである。そして、蓋に穴を形成すると共にこの穴を薄板で覆い、薄板を破壊して内部のロック解除ボタンを押圧することにより蓋の固定を解き、穴に手指をかけて蓋を開くことが可能となるように構成したのである。
このように構成することで、通常時には乗客定員数を減らすことなく乗客を乗り込ませることができると共に、非常時に乗かご内に閉じ込められた場合には、蓋を開けてその裏側の非常用品収納部に収納した非常用品、例えば、簡易トイレや非常食等を利用できるので、乗客の苦痛を和らげることができる。
以上説明したように本発明によれば、乗客定員数を減らすことなく非常用品を乗かごに備えることができるエレベーター装置を得ることができる。
本発明によるエレベーター装置の第1の実施の形態を示す乗かご内から出入り口を見た図。 図1の平面図。 非常時の様子を示す図1相当図。 本発明によるエレベーター装置の第1の実施の形態の変形例を示す図2相当図。 本発明によるエレベーター装置の第2の実施の形態を示す乗かご内の平面図。 図5のA−A線に沿う拡大断面図。
以下本発明によるエレベーター装置の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
乗かご1は、かご床2の周縁に立設され3方を連続して覆う板材で形成された側壁3と、連続した側壁3の両端部に立設され板材で形成された左右の前側壁4A,4Bと、これら側壁3と前側壁4A,4Bの上端を覆う天井板5と、前記左右の前側壁4A,4B間を開閉するかごドア6A,6Bとで形成されている。そして、前側壁4A,4Bのいずれか一方側には、行き先階を登録するボタンやドア開閉ボタン、さらには外部への非常通報装置や放送装置などを集約した操作盤7が設けられている。
本実施の形態においては、前側壁4A,4Bの操作盤7が設けられていない前側壁4Aと隣接する側壁3との間を蝶番Hでつないで開閉できるように構成している。このように構成することで、前側壁4Aが、本発明による乗かごを構成する板材に乗かご内から開閉可能な蓋となる。そして、この前側壁4Aの裏側に非常用品収納部8を一体に形成したのである。この非常用品収納部8には、市販の簡易トイレ及び飲料水や非常食、さらには救急セット等の非常用品が収納されている。
このように乗かご1の前側壁4Aの裏側を利用して非常用品を収納できるので、乗かご1の通常運転時には、前側壁4Aを閉じておけば、乗客の乗り込みに障害となる物はなく、したがって、非常用品を収納しても乗客定員数を減らすような不都合はなくなる。
一方、非常時に乗かご1が中間階で停止した場合には、操作盤7にある非常通報装置により外部の防災センターや保守会社に通報することで救出に要する時間を知ることができると共に、救出に要する時間が長時間となる場合には、例えば、前側壁4A上方に表示した「非常時の行動」等にしたがって、図2及び図3に示す破線矢印方向に前側壁4Aを開いて2点鎖線の前側壁4の位置まで開けることで、その背面側に支持させた非常用品収納部8が乗かご1内に面するので、そこから飲料水や非常食を取り出して利用することで、救出までの飢えをしのぐことができる。さらに、用を足したい場合には、簡易トイレを取り出して用をたすことができる。
尚、通常時においても簡単に前側壁4Aを開くことができる場合には、悪戯が発生しやすくなる。そのような場合には、蓋である前側壁4Aに穴4Hを形成し、この穴4Hを、火災報知機のように、手指を押し付けることで容易に破壊できる薄板で覆っておき、乗かご1に閉じ込められたとき、薄板を破壊して内部のロック解除ボタン(図示せず)を押圧することで、前側壁4Aの固定を解き、前記穴4Hに手指をかけて手前に引いて開くことができるように構成することが望ましい。尚、前側壁4Aには穴4Hのみを形成し、薄板で覆われたスイッチ3Sを前側壁4Aの近傍に設けておき、薄板で覆われたスイッチを押圧することで、前側壁4Aの固定を解き、前側壁4Aの穴4Hに手指をかけて開くようにしてもよい。また、薄板で塞がれた手指用の穴4Hを前側壁4Aに設けておき、乗かご1が途中階に停止したことを条件に前側壁4Aの固定が解かれるように構成しておけば、乗かご内に閉じ込められたとき、薄板を破壊してその穴4Hに手指を挿入して前側壁4Aを開くこともできる。
このほか、悪戯による蓋である前側壁4Aの開放を防止するために、通常運行時に蓋を開けると警報装置である防犯ブザーや音声による注意喚起の音声が作動するように構成してもよい。
以上の実施の形態においては、前側壁4Aと隣接する側壁3との間を蝶番Hでつないで開閉できるように構成したが、この構成で簡易トイレを利用しようとすると、遮るものが何もないので、乗客が一人でない場合には簡易トイレを利用しづらい。
そのような場合には、図4に示す変形例のように、前側壁4Aのかごドア6A側端を蝶番Hで固定部材、例えば図示を省略したが3方枠に連結することで、開いた前側壁4Aが遮蔽壁となるので、開いた前側壁4Aと側壁3との間に形成された空間を利用して簡易トイレを利用することができる。さらに、カーテンなどを常用品収納部8に収納しておけば、このカーテン利用して残る空間を塞ぐことができる。
以上の実施の形態とその変形例は、前側壁4Aそのものを開閉するように構成したものであるが、例えば図1の2点鎖線で示すように、前側壁4Aや側壁3の一部に開閉あるいは着脱可能な蓋4C,3Cを設け、その裏側の空間を利用して第1の実施の形態と同じような非常用品収納部8を設けるようにしてもよい。尚、上述のようなロック解除ボタンを設けておくことで、悪戯により蓋4C,3Cが容易に開けられないようにしておく必要がある。
次に、本発明によるエレベーター装置の第2の実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。
前記実施の形態及びその変形例は、側壁3や前側壁4Aを利用して、その背面側に非常用品収納部8を設けたものであるが、本実施の形態においては、かご床2の裏側空間(下方空間)を利用して非常用品収納部8を設けたものである。
具体的には、かご床2は、平面的に四角に形成された床枠(図示せず)に、複数の床梁9A,9B,9Cを間隔をあけて設置し、これら床梁9A,9B,9C上に図示しない支持板を固定し、その上にかご床2を設置している。そして、これら床梁9A,9B,9Cを備えた床枠は、側面から見て四角のかご枠(図示せず)の下梁10C上に支持され、下梁10Cの両端から上方に延在する縦梁10A,10Bに連結されている。
このように構成されたかご床2において、隣接する床梁9A−9B間に対向する位置の支持板を含めたかご床2に、開口部2Mを形成し、この開口部2Mを開閉する蓋床2Cを設け、この蓋床2Cの下方の空間を利用して、非常用品収納部8を設けたのである。
このように構成することで、長期に亘る乗かご1の停止時には、乗かご1内に表示した非常時の案内表示にしたがって、あるいは非常通報装置からの外部の防災センターや保守会社の指示にしたがって、蓋床2Cを開け、非常用品収納部8内の非常用品を利用することができる。
以上説明したように各実施の形態及びその変形例によれば、通常使用時には非常用品収納部8が乗かご1の外側を利用して設置されているので、乗かご1のかご床2の面積を狭めることなく、云い代えれば、乗客定員数を減らすことなく利用することができると共に、非常時に乗客が乗かご1内へ閉じ込められた場合には、乗かご1外へ通じる蓋(2C,3C,4A,4C)を開くことで、非常用品収納部8を利用することができる。したがって、乗客定員数を減らすことなく非常用品を乗かごに備えることができるエレベーター装置を得ることができる。
1…乗かご、2…かご床、2C…蓋床、2M…開口部、3…側壁、3S…スイッチ、4A,4B…前側壁、4H…穴、5…天井板、6A,6B…かごドア、7…操作盤、8…非常用品収納部、9A,9B,9C…床梁、10A,10B…縦梁、10C…下梁。

Claims (4)

  1. 昇降路内を昇降する乗かごを備えたエレベーター装置において、
    前記乗かごを構成する部材に開閉可能な蓋を設け、この蓋の裏側の空間を利用して非常用品収納部を形成し
    前記蓋に穴を形成すると共に前記穴を薄板で覆い、前記薄板を破壊して内部のロック解除ボタンを押圧することにより前記蓋の固定を解き、前記穴に手指をかけて前記蓋を開くことが可能となるように構成したことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 前記蓋は、乗かごを構成する前側壁であることを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 前記蓋は、乗かごを構成する側壁あるいは前側壁に形成した蓋であることを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  4. 前記蓋は、乗かごを構成する床板に形成した蓋であることを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
JP2010206184A 2010-09-15 2010-09-15 エレベーター装置 Expired - Fee Related JP5441858B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010206184A JP5441858B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 エレベーター装置
CN201110258358.0A CN102398827B (zh) 2010-09-15 2011-09-02 电梯设备
HK12105485.7A HK1164823A1 (zh) 2010-09-15 2012-06-06 電梯設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010206184A JP5441858B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 エレベーター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012062145A JP2012062145A (ja) 2012-03-29
JP5441858B2 true JP5441858B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=45881549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010206184A Expired - Fee Related JP5441858B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 エレベーター装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5441858B2 (ja)
CN (1) CN102398827B (ja)
HK (1) HK1164823A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3071898U (ja) * 2000-03-21 2000-09-22 シーメルテック・エンジニアリング株式会社 屋外設置型設備機器用収納筐体の開閉扉施錠構造
JP2003238053A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの乗りかご
JP2003327367A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの盗難防止装置
JP2006299532A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Kg Mark Co Ltd 非常用ボックス
JP2007091430A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ装置
JP2007176685A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかご装置及びそれを備えたエレベータ装置
JP2008127189A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかご
JP4942096B2 (ja) * 2007-01-30 2012-05-30 株式会社ケ−・ジ−・マーク 非常用ボックス

Also Published As

Publication number Publication date
CN102398827A (zh) 2012-04-04
JP2012062145A (ja) 2012-03-29
HK1164823A1 (zh) 2012-09-28
CN102398827B (zh) 2016-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007176685A (ja) エレベータのかご装置及びそれを備えたエレベータ装置
JP2008120555A (ja) エレベータの脱出装置
JP6835355B2 (ja) 非常用防災品備蓄庫
KR101545524B1 (ko) 피난 장치
JP2008081280A (ja) エレベータの脱出装置
JP5441858B2 (ja) エレベーター装置
JP2008127189A (ja) エレベータのかご
JP2008150160A (ja) エレベータのかご閉じ込め時不安緩和装置
KR200443972Y1 (ko) 개폐식 방범창
JP6316157B2 (ja) 乗りかご及びエレベータ
JP2008063043A (ja) エレベータ装置
JP3128832U (ja) 救援物資保管容器
KR20180138471A (ko) 피난용 사다리 덮개장치
JP2006225049A (ja) エレベータのかご
KR101045024B1 (ko) 고층 건물의 화재피난용 맨홀개폐장치
JP2004250210A (ja) 機械室レスエレベータの制御装置
JP2021088437A (ja) エレベータの段差報知装置
JP7345003B1 (ja) 収納棚を備えたエレベータ
JPS621186Y2 (ja)
JP2005154092A (ja) エレベータ監視装置及びエレベータ監視プログラム及び記憶媒体
AU2005100513A4 (en) Domestic Upper Floor Fire Escape
JP3453251B2 (ja) 小型エレベーター
JP2001335247A (ja) エレベータの非常通報装置
JP5169327B2 (ja) 非常用防災品備蓄庫
JP5557150B2 (ja) 救急機器保管運搬システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5441858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees