JP5429532B2 - 景品取得装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の上側空間に展示された景品のうち所望の景品を択出して下側空間の景品取出し収納部に移し景品取出し口から取り出す景品取得装置に関し、特に景品の不正取出しを防止する構造を備えた景品取得装置に関する。
この種の景品取得装置である景品獲得ゲーム機において景品不正取出し防止構造を備えたものについて、同じ出願人が先に出願した先願例(特許文献1)がある。
特願2009−037606号
同特許文献1に開示された景品獲得ゲーム機においては、筐体の下側の景品取出し収納部の前側の景品取出し口を、景品取出し扉が上端を枢支されて吊設されることで内側から閉塞しており、景品取出し扉を奥側に揺動することで景品取出し口を開放して景品取出し収納部内の景品を取り出すことができる。
景品取出し扉を押して景品取出し口を自由に開放することができるので、景品取出し口から腕または器具を差し込んで筐体の上側空間に展示されていた景品を不正に取り出すことが可能となるので、特許文献1の景品獲得ゲーム機には、景品取出し口を開放する景品取出し扉の揺動角度を段階的に規制できるようにしている。
すなわち、上端を枢支されて吊設され奥側に揺動する景品取出し扉は、景品取出し収納部の上方となる展示空間まで手などを伸ばす場合に、邪魔となり不正取出しを抑制しているが、揺動角度を規制することで、益々不正取出しを困難にすることができる。
しかし、景品取出し扉の揺動角度を段階的に規制する機構を設けなければならず、部品点数が多くコスト高となる。
また、使い方によって揺動規制角度を調整しなければならず作業工数も多く面倒である。
さらに、景品取出し扉の揺動角度を規制するだけなので、何らかの器具を用いれば不正取出しの可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、少ない部品点数の簡単な構造で何らの調整作業も必要なく、不正取出しをほぼ確実に防止することができる景品取得装置を安価に供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、筐体内が仕切壁により上側空間と下側空間とに仕切られ、前記上部空間には、景品が展示されるとともに、景品を選び取り前記仕切壁の一部に開口した景品投入口に投入することが可能な景品択出機構が設けられ、前記下部空間には、前記景品投入口と上方で連通し、手前側の前側壁の一部に開口した景品取出し口と前方で連通する景品取出し収納部が形成され、前記景品取出し収納部に上端を枢支されて吊設された景品取出し扉が、前記景品取出し口を内側から閉塞し、奥側への揺動により前記景品取出し口を開放可能とした景品取得装置において、前記景品取出し扉は、奥側への揺動により上方に揺動して前記景品投入口を下側から閉塞可能であり、前記景品取出し扉の裏面から突出された突出部片が、前記景品投入口の奥側開口縁に略同じ輪郭形状をして、前記景品取出し扉とともに奥側への揺動により上方に揺動して前記景品投入口の奥側開口縁に沿って通過して前記上部空間に入り込む景品取得装置とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の景品取得装置において、前記突出部片は、平板状をなし、前記景品取出し扉の裏面に対して、基端を揺動中心側にして固着して前記景品取出し扉の裏面に対して鋭角度をなして突出されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の景品取得装置において、前記景品投入口の周囲の前記仕切壁は、上面に前記景品投入口に向けて斜め下方に傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項記載の景品取得装置において、前記景品投入口に物が存在することを検知する景品投入センサと、前記景品取出し扉が前記景品取出し口を閉塞した状態を検知する扉全閉センサと、報知手段と、前記景品投入センサおよび扉全閉センサの検知信号を入力し、処理して前記報知手段を駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の景品取得装置において、前記制御手段は、前記景品投入センサが前記景品投入口に物の存在を検知している状態または前記扉全閉センサが前記景品取出し扉の開放を検知している状態の継続時間が長くなる程、前記報知手段による演出レベルを高くして報知演出の程度を上げることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4または請求項5記載の景品取得装置において、前記報知手段が、発音手段または表示手段の少なくとも一方からなることを特徴とする。
請求項1記載の景品取得装置によれば、景品取出し扉は、外力が加わらないときは吊設されて景品取出し口を内側から閉塞して全閉状態にあり、景品取出し扉が押されて奥側に小さく揺動して開いた状態では、景品取出し口からの景品取出し扉の開きが小さく、景品の不正取出しは困難である。
景品取出し扉が押されて奥側に中程度に揺動して半開状態では、突出部片が景品投入口を閉塞または閉塞に近い状態となるため、上方空間に展示されている景品を景品投入口から不正に取り出すことは困難である。
景品取出し扉がさらに押されて奥側に大きく揺動して全開状態にあると、景品取出し扉が景品投入口を閉塞するため、全開に近い状態も含めて上方空間に展示されている景品を景品投入口から不正に取り出すことは困難である。
したがって、景品取出し扉の裏面に突出部片を突出する簡単な構造で、景品取出し扉の揺動の程度をいかなる状態にしても、景品の不正取出しは困難であり、盗難をほぼ確実に防止することができる。
景品取出し扉の揺動を段階的に規制する機構なども必要としない簡単な構造で、調整作業も不要で、コストの低減を図ることができる。
請求項2記載の景品取得装置によれば、突出部片は、平板状をなし、前記景品取出し扉の裏面に対して、基端を揺動中心側にして固着して前記景品取出し扉の裏面に対して鋭角度をなして傾斜面を形成して突出されるので、景品投入口に景品が投入されたときに景品取出し扉が奥側に揺動されていると、景品取出し扉の裏面に景品が落下することになるが、景品は突出部片の傾斜面を滑ってまたは転がって景品取出し収納部に収納されるか、または景品取出し扉を閉じれば突出部片の傾斜面が益々急傾斜となって確実に景品は景品取出し収納部に収納され、景品が突出部片に引っ掛かり、景品取出し収納部に収納されない不具合を回避することができる。
請求項3記載の景品取得装置によれば、景品投入口の周囲の仕切壁は、上面に景品投入口に向けて斜め下方に傾斜した傾斜面が形成されているので、景品が景品投入口に正確に投入されなくても、その周囲に落下されれば、仕切壁の上面の傾斜面を滑ってまたは転がって景品投入口に入り、景品取出し収納部に収納され、仕切壁上に景品が残るのを極力防止することができる。
請求項4記載の景品取得装置によれば、景品投入センサと扉全閉センサの検知信号を入力し、処理し報知手段を駆動制御して報知するので、景品投入口の状態および景品取出し扉の開閉状態を監視して異常を検知することができ、異常(不正)があれば報知手段により報知(警告)がなされるため、前記景品取出し扉の裏面の突出部片による不正な景品取出しを困難にすることに加えて、不正行為をほぼ確実に防止することができる。
請求項5記載の景品取得装置によれば、景品投入センサが景品投入口に物の存在を検知している状態または扉全閉センサが景品取出し扉の開放を検知している状態の継続時間が長くなる程、報知手段による演出レベルを高くして報知演出の程度を上げるので、状況に応じた報知ができ便利である。
請求項6記載の景品取得装置によれば、スピーカなどの発音手段またはランプなどの表示手段の少なくとも一方からなるので、聴覚または視覚のいずれか、または聴覚と視覚の双方に訴えて報知することができる。
本発明の一実施の形態に係る景品取得装置であるクレーンゲーム機の全体外観図である。 同正面図である。 同側面図である。 移動体の移動機構を示す概略斜視図である。 景品取出し扉が景品取出し口を閉じた全閉状態を図示した説明図である。 景品取出し扉が中程度に揺動した半開状態を図示した説明図である。 景品取出し扉が最大まで揺動した全開状態を図示した説明図である。 不正警告機構の制御系の概略ブロック図である。 不正警告機構の制御系の制御手順を示すフローチャートである。 防犯チェックルーチンを示すフローチャートである。 パネルを装着した1対の移動体を示す斜視図である。 パネルを外した移動体を示す斜視図である。 移動体のケースを一部欠損して示した斜視図である。 パネルを斜め正面から視た斜視図である。 パネルを裏面から視た分解斜視図である。 移動体のケースにパネルが取り付けられた要部を拡大して示した側面図である。 移動体の別の使用形態に係るパネルを装着した1対の移動体を示す斜視図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図17に基づいて説明する。
本実施の形態に係る景品取得装置は、景品取得ゲーム機であり、所謂クレーンゲーム機1である。
図1は、本実施例のクレーンゲーム機1の全体外観図であり、図2は同正面図、図3は同側面図である。
クレーンゲーム機1の筐体2は直方体状をしており、内部は後記する仕切板12,12,13により上側空間と下側空間に仕切られ、上側空間を形成する上側ケース2Uが正面および側面の側板を透明板4で構成して内部が見えるようにし、背面には鏡板5が張設され、天井部6で覆われて内部の上側空間は景品の展示プレイ空間3を構成している。
展示プレイ空間3の奥側には鏡板5に沿って棚板7が架設されており、同棚板7上に各種の景品8が多数載置されている。
下側空間を形成する下側ケース2Lは、内部が左右の側壁の各内側に平行に設けられた内側板11,11により中央の大きな空間とその左右の狭い空間に区画され、中央の大きな空間が景品取出し収納空間16であり、左右の空間は上方が内側下方に傾斜した左右傾斜仕切板12,12で覆われている。
景品取出し収納空間16の上方は、奥側からが前方斜め下向きに延出した中央傾斜仕切板13で覆われており、この中央傾斜仕切板13と前記左右傾斜仕切板12,12により上側の展示プレイ空間3と下側の景品取出し収納空間16が仕切られる。
中央傾斜仕切板13は背板から前方に延出し、下方へ斜めに屈曲して左右傾斜仕切板12,12の上面に沿って徐々に幅を狭くして延び、左右内側板11,11に挟まれて一定幅でさらに前方斜め下向きに延びている。
そして、該中央傾斜仕切板13の前端縁と、左右の内側板11,11の上端部と、下側ケース2Lの前側板14の上部とで矩形の景品投入口15が形成されている。
すなわち、筐体2を上下空間に仕切る傾斜仕切板12,12,13の左右方向中央で前側に矩形に開口した景品投入口15が設けられている。
景品投入口15の左右および奥側に傾斜仕切板12,12,13が景品投入口15に向かって下向きに傾斜する傾斜面を形成している。
景品投入口15は、上側の展示プレイ空間3と下側の景品取出し収納空間16を連通し、景品投入口15に投入された景品8は、景品取出し収納空間16に収納される。
景品投入口15に景品8が正確に投入されなくても、その左右の傾斜仕切板12,12および奥側の中央傾斜仕切板13に落下されれば、景品8は傾斜仕切板12,12,13上を滑ってまたは転がって景品投入口15に入り、景品取出し収納空間16に収納されることになり、傾斜仕切板12,12,13上に景品8が残るのを極力防止している。
景品取出し収納空間16の前壁をなす前側板14には、矩形の景品取出し口17が開口しており、したがって、景品取出し収納空間16は上方の景品投入口15と連通するとともに、前方の景品取出し口17とも連通している。
この景品取出し収納空間16に上端を枢支されて吊設された景品取出し扉18が、景品取出し口17を内側から閉塞し、奥側への揺動により景品取出し口17を開放することできる。
この景品取出し収納空間16に上端を枢支されて吊設された景品取出し扉18が、景品取出し口17を内側から閉塞し、奥側への揺動により景品取出し口17を開放することできる。
したがって、景品取出し収納空間16に収納された景品8は、正面から景品取出し扉18を奥側に押して揺動し、景品取出し口17を開放することで、景品取出し口17に手を入れて掴み出し、景品8を取得することができる。
一方、展示プレイ空間3の天井部6からは伸縮自在の垂直シャフト21a,21bが垂下されて、垂直シャフト21a,21bの下端にそれぞれ移動体20Aと移動体20Bが吊設されている。
移動体20A,20Bは、それぞれ前後一対の互いに開閉する掴持アーム22a,22aと掴持アーム22b,22bを備え、内部にそれぞれ掴持アーム22a,22a、掴持アーム22b,22bを開閉する掴持機構と駆動源を有している。
掴持アーム22a,22aと掴持アーム22b,22bは、それぞれ閉じることにより景品8を掴むことができる。
図4を参照して、展示プレイ空間3の天井部6において左右方向に指向して平行に延びる2本のI型状の固定レール25,25が前後に設けられ、同前後の固定レール25,25間に前後方向に指向した左右2本の移動レール26a, 26bがその前後端の懸架枠27a,27a、懸架枠27b,27bによって左右方向に移動自在に懸架されている。
前端の懸架枠27a,27bにそれぞれ搭載された左右方向駆動用モータ(図示せず)によって、左右2本の移動レール26a, 26bはそれぞれ独立に左右に平行移動する。
各移動レール26a, 26bは、断面コ字状のレールを2本開口を向き合わせ間隔を開けて平行に並設したもので、その内側に走行体28a, 28bがローラにより前後方向に移動自在に支持されており、同走行体28a, 28bから前記垂直シャフト21a,21bが一対のレール間を通って下方へ垂下されている。
走行体28a, 28bには、それぞれ図示しない前後方向駆動用モータと上下方向駆動用モータとをともに搭載しており、前後方向駆動用モータの駆動で走行体28a, 28bは垂直シャフト21a,21bおよび移動体20A,20Bとともに移動レール26a, 26bに沿って前後に移動する。
また、垂直シャフト21a,21bは順次小径となるパイプが入子状に組み合わされたもので、上下方向駆動用モータの各々の駆動はワイヤで吊設する移動体20A,20Bを巻き上げ、巻き下げして昇降させることに伴い垂直シャフト21a,21bを伸縮させる。
この垂直シャフト21a,21bは、吊設される移動体20A,20Bを回動させずに走行体28a, 28bからの鉛直姿勢を維持して移動体20A,20Bを昇降させる。
本クレーンゲーム機1のクレーンの移動機構は以上のような構造をしており、景品8を掴み取る掴持アーム22a,22bを備える移動体20Aと移動体20Bは、それぞれ左右方向駆動用モータの駆動により左右に移動し、前後方向駆動用モータの駆動により前後に移動し、上下方向駆動用モータの駆動により上下に昇降する。
下側ケース2Lの前側板14には、景品取出し口17の上方に操作卓30が形成され、操作卓30の上部パネルには4個の操作ボタンであるXaボタン31,Yaボタン32,Xbボタン33,Ybボタン34が並んで配置されており、プレイヤはこの順番に操作する。
左側2つのXaボタン31,Yaボタン32は、垂直シャフト21aとともに移動体20Aを移動操作するもので、右側2つのXbボタン33,Ybボタン34は、垂直シャフト21bとともに移動体20Bを移動操作するものである。
なお、操作卓30の右側部位には、コイン投入口35が配設されている。
移動体20Aと移動体20Bは、右前隅の最上位置にホームポジションを有し、ホームポジションは右前上の方向のそれぞれの限界位置である。
コイン投入口35へのコインの投入があり、ゲームがプレイ開始する時には、移動体20Aと移動体20Bはホームポジションに位置している。
プレイヤは、棚板7上の景品8のうち所望の景品8に狙いを定め、まずXaボタン31を押して移動体20Aをホームポジションからプレイヤから見て左方向に移動し、Xaボタン31を押している間移動体20Aは左方向に移動するので、所望の景品8と移動体20Aの左右方向位置関係から適当と思われるタイミングでXaボタン31を解放して移動20Aを停止させる。
次に、プレイヤがYaボタン32を押し、移動体20Aを奥行き方向に移動し、適当なタイミングでYaボタン32を解放して移動20Aの掴持アーム22a,22aに掴ませようとする所望の景品8の部分の真上辺りで停止させる。
同様にして、Xbボタン33を操作して移動体20Bを左方向に移動し、Ybボタン34を操作して移動体20Bを奥行き方向に移動し、移動20Bの掴持アーム22b,22bに掴ませようとする同景品8の部分の真上辺りで停止させる。
以後は、プレイヤの操作はなく、全て自動制御され、景品8の掴み取りが成功しても失敗して以下の制御がなされる。
プレイヤの操作により、先に移動体20Aが停止し、後に移動体20Bが停止した後に、垂直シャフト21a,21bが伸長して移動体20Aと移動体20Bが同時に下降を始め、それぞれ物に当接した処で下降を停止し、移動体20Aの前後一対の掴持アーム22a,22aを閉作動すると同時に、移動体20Bの前後一対の掴持アーム22b,22bを閉作動し、当該景品8の各部分をそれぞれ掴もうとする。
そして、移動体20Aと移動体20Bを同時に上昇して最上位置で停止させる。
上昇した移動体20Aと移動体20Bは、同時に前方に移動して景品投入口15の真上の落下位置に至り、移動体20Aの掴持アーム22a,22aと移動体20Bの掴持アーム22b,22bを、同時に開作動し、景品8を掴んでいれば、該景品8を景品投入口15に落下投入する。
その後、移動体20Aと移動体20Bはホームポジションに戻り、次回のゲームに備える。
以上のように、移動体20Aと移動体20Bは協働して1つの景品8を掴み取るので、大型の景品も獲得することが可能である。
また、移動体20Aと移動体20Bがそれぞれ別個の景品を掴み取ることも可能である。
さらに、移動体20A(20B)の移動や掴持アーム22a,22a(22b,22b)の閉動作などで、掴持アーム22a,22a(22b,22b)が棚板7上の景品8を押して棚板7から落とすようにしてもよい。
棚板7から景品8が前方に落ちると、中央傾斜仕切板13に落下するので、中央傾斜仕切板13上を景品8は滑ってまたは転がって景品投入口15に入る。
景品投入口15に入った景品8は、景品取出し収納空間16に収納されるので、プレイヤは景品取出し扉18を奥側に押して揺動し景品取出し口17を開放して、景品取出し口17から景品8を掴み出し取得することができる。
ここに、景品取出し口17が開放されることで、景品の不正な取出しが可能となるので、これを防止する工夫が本クレーンゲーム機1になされている。
図5は、景品取出し扉18が景品取出し口17を閉じた状態(全閉状態)を図示しており、同状態において、図5(a)は筐体2の下側ケース2Lの透視図であり、図5(b)はその概略断面図であり、図5(c)は景品取出し扉18の枢支部の揺動状態を示す要部拡大図である。
図6は、景品取出し扉18が中程度に揺動した状態(半開状態)を図示しており、図7は、景品取出し扉18が最大まで揺動した状態(全開状態)を図示しており、図6(a),図6(b),図6(c)および図7(a),図7(b),図7(c)は、前記図5(a),図5(b),図5(c)にそれぞれ対応した図である。
景品取出し扉18は、下側ケース2Lの矩形の景品取出し口17を裏側から閉塞可能な矩形の透明板であり、左右幅が景品取出し収納空間16の左右内側板11,11に近接して挟まれる幅長を有する。
図5(b),図5(c)を参照して、下側ケース2Lの矩形の景品取出し口17の上縁の左右端部に支持ブラケット40,40が取り付けられており、景品取出し扉18の上縁の左右端部がヒンジ41,41を介して支持ブラケット40,40に取り付けられて景品取出し扉18は揺動自在に吊設される。
景品取出し扉18に外力が加わらず、鉛直下方に吊り下げられているときに、図5に示すように、景品取出し口17は裏側から閉塞されており(全閉状態)、景品取出し扉18が正面から奥側に押されると、図6および図7に示すように、景品取出し扉18は上端を中心に奥側に揺動し、景品取出し口17は開放される。
景品取出し扉18の揺動先端部18aが内側に屈曲しており、図5(b)に図示するように、景品取出し扉18が鉛直下方に吊り下げられているとき、屈曲した揺動先端部18aが景品取出し口17の開口下端縁に設けられたゴム製の緩衝パッド42に当接し、図7(b)に図示するように、景品取出し扉18が奥側(かつ上側)に最大揺動したとき、景品取出し扉18の左右側部が左右内側板11,11の景品投入口15辺りにそれぞれ突設されたストッパ43,43に当接して揺動が規制され、この状態で景品取出し扉18の屈曲した揺動先端部18aは中央傾斜仕切板13の前端部の下面に近接しており、景品投入口15を景品取出し扉18が略閉塞している。
このような景品取出し扉18の裏面に側面視で三角形状のステイ51を介して矩形板状の突出部片50が斜めに突設されている。
突出部片50は、景品取出し扉18と同じ左右幅を備え、基端縁を景品取出し扉18の裏面の中央よりいくらか揺動先端側に寄った位置に接して、景品取出し扉18の先端側に対して鋭角度で突出している。
景品取出し扉18と一体に突出部片50が奥側(かつ上側)に揺動したとき、図6(b)を参照して、突出部片50の先端縁50aは中央傾斜仕切板13の前端縁13aに近接して通過する。
すなわち、突出部片50の先端の輪郭矩形形状は景品投入口15のコ字状の奥側開口縁に略同形であり、よって景品取出し扉18とともに奥側への揺動により突出部片50は上方に揺動して景品投入口15の奥側開口縁に沿って通過して、図7(b)に図示するように、上方の展示プレイ空間3に入り込む。
展示プレイ空間3に展示された景品8を不正に取り出そうとする場合、景品取出し口17から腕または器具を景品取出し収納空間16に差し込み、さらに景品投入口15から展示プレイ空間3に侵入させて棚板7上に載置された景品8を掴み取り出すことになるが、本クレーンゲーム機1は、景品取出し口17を裏側から閉塞する景品取出し扉18の裏面に突出部片50を突設する簡単な構造で、このような景品の不正取出しを略確実に防止できる。
すなわち、図5に示すように、景品取出し扉18が景品取出し口17を閉じた状態(全閉状態)および景品取出し扉18が奥側に小さく揺動された状態では、景品取出し口17からの景品取出し扉18の開きが小さく、景品取出し扉18が妨げとなって景品取出し口17から腕または器具の差し込みが困難となり、景品の不正取出しが防止される。
また、景品取出し扉18がさらに押され、景品取出し扉18が中程度に揺動した状態(半開状態)では、図6に示すように、景品取出し扉18の裏面に突設された突出部片50が中央傾斜仕切板13に近づき、景品投入口15が景品取出し扉18と突出部片50とによって閉塞または閉塞に近い状態となるので、景品投入口15から展示プレイ空間3への腕または器具の侵入は困難となり、景品の不正取出しが防止される。
さらに、景品取出し扉18が押され、図7に示すように、景品取出し扉18が奥側(かつ上側)に最大まで揺動した状態(全開状態)およびその近傍では、景品投入口15が景品取出し扉18によって閉塞または閉塞に近い状態となるので、引き続き景品投入口15から展示プレイ空間3への腕または器具の侵入は困難となり、景品の不正取出しが防止される。
以上のように、景品取出し扉18が全閉,半開,全開のいかなる揺動状態にあっても、景品取出し口17および景品投入口15から腕または器具を侵入させることが略不可能であり、それも景品取出し扉18の裏面に突出部片50を突設するだけの簡単な構造で、景品の不正取出しがほぼ確実に防止される。
本クレーンゲーム機1は、さらに不正行為に対する警告機構が設けられている。
図5(c),図6(c),図7(c)を参照して、景品取出し扉18の一方の側縁の上端にセンサ作動板60が固着されている。
景品取出し扉18に直交する姿勢で取り付けられたセンサ作動板60は、ヒンジ41の揺動中心軸である支軸41aを中心に扇形状に展開した扇形作動部60sが形成されている。
景品取出し扉18と一体にセンサ作動板60が揺動し、センサ作動板60の扇形作動部60sもヒンジ41の揺動中心軸を中心に揺動する。
このセンサ作動板60の扇形作動部60sの揺動軌跡を跨ぐように投光型の光センサである扉全閉センサ61と扉全開センサ62が所定位置に設けられている。
図5(c)は、景品取出し扉18が鉛直下方に吊設された状態で景品取出し口17を完全に閉じた全閉状態を示しており、扉全閉センサ61は投光を扇形作動部60sが遮らず受光してオン状態にあり、扉全開センサ62は投光を扇形作動部60sが遮って受光せずオフ状態にあり、扉全閉センサ61がオン状態で扉全開センサ62がオフ状態であることで、景品取出し扉18が全閉状態にあることを検知することができる。
この全閉状態から景品取出し扉18が押されて奥側に揺動すると、図6(c)に示すように、扉全閉センサ61と扉全開センサ62が共にオフ状態となり、景品取出し扉18が半開状態にあることを検知でき、さらに景品取出し扉18が奥側(かつ上側)に揺動すると、図7(c)に示すように、扉全閉センサ61はオフ状態のままであるが、扉全開センサ62はオン状態となって景品取出し扉18が全開状態にあることを検知できる。
また、景品投入口15には、左右内側板11,11に相対向して投光部と受光部とをそれぞれ配置した光センサである景品投入センサ65が4つ前後に散らばって設けられている。
4つの景品投入センサ65の各投光部から投射された4本の光線(赤外線)は、景品投入口15を偏りなく塞ぐ位置にあり、景品の投入を検知するとともに、景品投入口15に手が入ると、これを検知することができる。
さらに、景品取出し収納空間16には、左右内側板11,11の下端近傍に相対向して投光部と受光部とをそれぞれ配置した光センサである景品収納センサ66が2つ前後に設けられている。
景品収納センサ66は、景品取出し収納空間16内の景品8を検知するとともに、仮に、小さい子供が景品取出し収納空間16に入り込んでしまった場合には、景品収納センサ66がこれを検知することができる。
以上の扉全閉センサ61,扉全開センサ62,景品投入センサ65,景品収納センサ66の検知信号に基づく不正警告機構の制御系の概略ブロック図を図8に示す。
景品取出し扉18の揺動状態を検知する扉全閉センサ61,62からの検知信号および景品投入口15の状態を検知する景品投入センサ65からの検知信号、さらに景品取出し収納空間16内の状態を検知する景品収納センサ66からの検知信号は、制御コンピュータのメインボード70に入力され、メインボード70が状況を解析して必要と判断した場合にスピーカ71およびランプ72に駆動信号を出力して警告音を発したり、ランプを点滅させて警告表示をする。
この制御系による制御手順を図9および図10にフローチャートで示し、同フローチャートに基づき説明する。
まず、図9において、ゲーム中であるか否かを判断し(ステップ1)、ゲーム中ならばステップ2に進んで、景品投入センサ65が一瞬オフになったか否かを判断して、オフにならなかったら景品8が景品投入口15に投入されなかった、すなわち景品が獲得されなかったとしてステップ1に戻り、景品投入センサ65が一瞬オフになったときは、景品が獲得されたとしてステップ3に進み、スピーカ71およびランプ72を駆動してファンファーレなど景品獲得の演出を行い、次いで景品取出し収納空間16に景品8が収納されたか否かを示す景品収納フラグFpに「1」を立て、景品取出し収納空間16に景品8が収納されていることを表示する。
一方、ステップ1で、ゲーム中でないと判断されたときは、ステップ5に飛んで、景品収納フラグFpに「1」が立っているか否かを判断し、景品収納フラグFpに「1」が立っていれば、ステップ6に進み、扉全閉センサ61がオフしたか否か、すなわち景品取出し扉18が開いたか否かを判断し、オフしなければ景品取出し扉18を開けていないので、未だ景品取出し収納空間16内の景品8が取り出されていないということで、ステップ1に戻り、ステップ1,5,6が繰り返される。
ステップ1,5,6が繰り返されるうちに、扉全閉センサ61がオフすると、景品取出し扉18を開いて、景品取出し収納空間16内の景品8を取り出したということで、ステップ7に進み、景品収納フラグFpを「0」とし、次いでステップ8の防犯チェックルーチンに入る。
なお、ステップ5で景品収納フラグFpに「1」が立っていないと判断されたときは、景品取出し収納空間16内に景品8が収納されていないときであり、このときは直ぐにステップ8の防犯チェックルーチンに入る。
図10は、その防犯チェックルーチンを示すフローチャートであり、防犯チェックルーチンに入ると、まずステップ11で景品投入センサ65がオフになったか否かを判別する。
すなわち、景品投入口15に何ら物が存在しないときは、景品投入センサ65はオン状態であり、ステップ12に進み、景品投入口15に景品8が引っ掛かったり、手や器具が侵入したときは、景品投入センサ65がオフになるので、ステップ14に飛ぶ。
ステップ12に進むと、扉全閉センサ61がオフになったか否かを判別する。
すなわち、景品取出し扉18に外力が加えられず、景品取出し口17が景品取出し扉18により全閉状態のときは、扉全閉センサ61がオン状態であり、ステップ13に進み、景品取出し扉18が押されて揺動し、景品取出し口17が開放されたときは、扉全閉センサ61がオフになるので、ステップ14に飛ぶ。
このように、景品投入センサ65と扉全閉センサ61がともにオン状態にあれば正常でステップ13に進んでタイマaをリセットして「0」としてステップ15に進み、景品投入センサ65と扉全閉センサ61のいずれかがオフとなると、ステップ14に飛んでタイマaをスタートさせてステップ15に進む。
ステップ15では、景品収納センサ66がオフになったか否かを判別する。
すなわち、景品取出し収納空間16内に何もなければ、景品収納センサ66がオンでステップ16に進んでタイマbをリセットして「0」としてステップ18に進み、景品取出し収納空間16内に景品8や子供が入り込んだりすると、景品収納センサ66がオフとなり、ステップ17に飛んでタイマbをスタートさせてステップ18に進む。
ステップ18では、タイマaが所定時間T以上計時したか否かを判別し、Tに至らないときはステップ19に進み、タイマaが所定時間T(<T)以上計時したか否かを判別し、Tに至らないときはステップ20に進み、タイマbが所定時間Tb以上計時したか否かを判別し、Tbに至らないときは本ルーチンを抜ける。
タイマaがT未満で、タイマbがTbに達すると、景品取出し収納空間16内に景品8が残っているか、または子供が景品取出し収納空間16内に入り込んでいることが考えられ、ステップ20からステップ21に飛んで、防犯レベル1の「報告演出」を実行し、本ルーチンを抜ける。
「報告演出」は、スピーカ71およびランプ72を駆動して景品取出し収納空間16内に何か存在することを報告するものである。
また、タイマaがTに達すると、景品投入センサ65と扉全閉センサ61のいずれかがオフの状態が所定時間T以上継続している正常でない事態であり、景品取出し口17が開いたままで、景品投入口15に景品8が引っ掛かったり手や器具が侵入したことが考えられ、ステップ19からステップ22に飛んで、防犯レベル2の「注意演出」を実行し、本ルーチンを抜ける。
「注意演出」は、正常でない可能性のある事態が生じていることをスピーカ71およびランプ72を駆動して知らせるものである。
さらに、タイマaがTに達すると、景品投入センサ65と扉全閉センサ61のいずれかがオフの状態がTより長い所定時間T以上継続しているということで、手や器具が展示プレイ空間3内に侵入している可能性が高い異常事態と考えられ、ステップ18からステップ23に飛んで、防犯レベル3の「警告演出」を実行し、本ルーチンを抜ける。
「警告演出」は、盗難などの異常事態をスピーカ71により警報を発したり、ランプ72を赤く点滅させたりするものである。
以上のように、本クレーンゲーム機1は、景品取出し扉18の裏面に突出部片50を突設するだけの簡単な構造で、景品の不正取出しがほぼ確実に防止されるとともに、さらに盗難などの不正行為に対する警告もなされ、不正行為の防止に万全を期すことができる。
従来、移動体には、装飾は施されることはあったが、アドバタイズメント等の表示はそれぞれ異なる表示をする必要からコスト高となることなどの理由で実行されなかった。
本クレーンゲーム機1の場合は、図11に示すように、移動体20A,20Bは、同じ形状・構造のもので、概ね直方体状をしたケース80の正面に着脱自在に矩形のパネル90がそれぞれ装着できるようになっている。
図12を参照して、ケース80は、扁平直方体状をした上側ケース部81と同上側ケース部81より一回り大きい下側ケース部82とが段部82aを介して上下に連続して形成されている。
概ね直方体状をしたケース80の4つの側面は、全てほぼ同じ形状をしており、下側ケース部82の各側面の中央部に縦長の逆U字状に外側方に膨出するとともに上方に膨出した膨出部82bが形成されている。
図13を参照して、膨出部82bの逆U字の上部は、段部82aより上方に膨出した半円弧部82cを形成している。
逆U字状の膨出部82bの内側は内側壁82dが形成されているが、対向する2対の内側壁82d,82dのうち1対の内側壁82d,82dには上部を残してその下方から底面に回り込むように欠損部83,83が切り欠かれている。
この1対の内側壁82d,82dに形成された欠損部83,83から前記掴持アーム22a,22aが突出しており、欠損部83,83から突出した掴持アーム22a,22aが、互いに対称に揺動して開いたり閉じたりして景品を掴持する。
なお、内側壁82dには調整ねじ100を貫通支持する円孔84が形成されている。
調整ねじ100は、掴持アーム22a,22aの揺動中心部の互いの距離を調整するものである。
前記段部82aより上方に膨出した半円弧部82cと上側ケース部81の側面との間に間隙85が構成されており、この間隙85に、パネル90が着脱自在に装着される。
半円弧部82cの間隙85に向いた半円弧状の端面には、4か所係止突起82eが突出している。
この半円弧部82cに間隙85を存して対向する上側ケース部81の側面には、半円弧部82cの半円弧状の端面に対向する半円弧状部分の内側の半円部分が欠損しており、欠損した半円の周縁部に2か所係止突起81eが突出している。
半円弧部82cの4つの係止突起82eは、段部82aに近い2つの下側係止突起82eと上端寄りの2つの上側係止突起81eとからなり、上側ケース部81の2つの係止突起81eは下側係止突起82eと上側係止突起81eとの間の高さ位置に形成されている。
半円弧部82cと上側ケース部81の側面との間の間隙85には、半円弧部82c側から4つの係止突起82eが突出し、上側ケース部81側から2つの係止突起81eが突出しており、このように2つの係止突起81eと4つの係止突起82eが突出する間隙85に、パネル90が挟まれるようにして装着される。
図14および図15を参照して、パネル90は、略矩形の樹脂製の透明平板91の裏側にアドバタイズメントの図案などを印刷した用紙95が貼付されるもので、透明平板91の裏面の上側と下側に弾性を有する樹脂製の透明の帯状係止片92,93が端部を接着されて設けられている。
図15に示すように、上側の帯状係止片92は上端部が透明平板91の裏面上部に接着されて下部がめくるように弾性変形して開くことが可能で、下側の帯状係止片93は下端部が透明平板91の裏面下部に接着されて上部がめくるように弾性変形して開くことが可能であり、透明平板91の裏面上で開いた上下の帯状係止片92,93の間に矩形の用紙95を挿入して透明平板91の裏面に印刷面を重ね合わせ、上下を帯状係止片92,93で押さえるようにして用紙95をパネル90に貼り付ける。
したがって、用紙95の交換は簡単であり、ユーザが図案などを自由に印刷した用紙95をパネル90に貼り付けて使用することができる。
透明平板91の下端縁は中央に半円形の切欠き91aがあり、その半円切欠きの両側が下方に突出して係止凸部91b,91bをなし、同係止凸部91b,91bの付け根近傍に小孔91c,91cが穿孔されている。
このようなパネル90の下部中央を、半円弧部82cと上側ケース部81の側面との間の間隙85に上方から挿入すると、図16に拡大して示すように、透明平板91の下端縁は係止凸部91b,91bが逆U字状の両側膨出部82b,82b間に嵌挿されて下側ケース部82の段部82aに当接して支持されるとともに、半円弧部82c側の2つの下側係止突起82eが透明平板91の両側2つの小孔91c,91cに嵌入して抜け止めおよび姿勢の維持を行い、かつ半円弧部82c側の2つの上側係止突起82eと上側ケース部81側の2つの係止突起81eが透明平板91の下部中央の上下を互いに反対方向に押さえてガタなく確実にパネル90が装着される。
このように、パネル90は、移動体20A(20B)に簡単に装着されるとともに、透明平板91上部を手前に引くようにして弾性変形させれば、半円弧部82c側の下側係止突起82eから透明平板91の小孔91cが抜け、そのままパネル90を上方に引き抜くことができ、着脱が簡単である。
したがって、ユーザは、移動体20A(20B)からパネル90を外し、パネル90内の用紙95を所望の図案を印刷した用紙95と交換して、移動体20A,20Bに装着することができるので、アドバタイズメント等の表示が簡単にかつ低コストでできる。
概ね直方体状をしたケース80の4つの側面は、全てほぼ同じ形状をしており、パネル90は、移動体20A(20B)の4つの側面のいずれにも取り付けることができる。
通常、図11に示すように、移動体20A(20B)は、垂直シャフト21a(21b)に対して掴持アーム22a(22b),22a(22b)が前後に位置する姿勢で吊設され、掴持アーム22a(22b),22a(22b)は前後に開閉するものであり、パネル90は、移動体20A(20B)のケース80における前側の掴持アーム22a(22b)の上方の前方に向いた面に、パネル90は装着されて、プレイヤは正面にパネル90の前面を見ることができる。
一方で、特殊な使用法で、図17に図示するように、移動体20A(20B)を垂直シャフト21a(21b)に対して水平に90度回動して、掴持アーム22a(22b),22a(22b)が左右に位置する姿勢で吊設されることがある。
このような場合でも、移動体20A(20B)のケース前面に、パネル90を装着することができ、プレイヤからは正面にパネル90の前面を見るようにすることが簡単にできる。
なお、ケース80は、欠損部83,83を前後に向けたとき、左右に半割りに形成されており、左右それぞれの半体は左右対称であり同じ形状をなし、1種類の鋳型で容易に鋳造成形できる。
以上の実施の形態では、パネル90は移動体20A(20B)のケース80の間隙85に嵌挿して係止突起81e,82eに係止されて取り付けられるようにしていたが、磁石で吸着して取り付けるようにしたり、その他に面ファスナ、吸盤、ワンタッチ機構のある止め、ねじ止めなどを使用する方法が考えられる。
1…クレーンゲーム機、2…筐体、3…展示プレイ空間、4…透明板、5…鏡板、6…天井部、7…棚板、8…景品、11…内側板、12…左右傾斜仕切板、13…中央傾斜仕切板、14…前側板、15…景品投入口、16…景品取出し収納空間、17…景品取出し口、18…景品取出し扉、
20A,20B…移動体、21a,21b…垂直シャフト、22a,22b…掴持アーム、25…固定レール、26a, 26b…移動レール、27a,27a…懸架枠、28a, 28b…走行体、30…操作卓、31…Xaボタン、32…Yaボタン、33…Xbボタン、34…Ybボタン、35…コイン投入口、40…支持ブラケット、41…ヒンジ、42…緩衝パッド、43…ストッパ、
50…突出部片、51…ステイ、
60…センサ作動板、61…扉全閉センサ、62…扉全開センサ、65…景品投入センサ、66…景品収納センサ、
70…メインボード、71…スピーカ、72…ランプ、
80…ケース、81…上側ケース部、82…下側ケース部、83…欠損部、84…円孔、85…間隙、
90…パネル、91…透明平板、92,93…帯状係止片、95…用紙、100…調整ねじ。

Claims (6)

  1. 筐体内が仕切壁により上側空間と下側空間とに仕切られ、
    前記上部空間には、景品が展示されるとともに、景品を選び取り前記仕切壁の一部に開口した景品投入口に投入することが可能な景品択出機構が設けられ、
    前記下部空間には、前記景品投入口と上方で連通し、手前側の前側壁の一部に開口した景品取出し口と前方で連通する景品取出し収納部が形成され、
    前記景品取出し収納部に上端を枢支されて吊設された景品取出し扉が、前記景品取出し口を内側から閉塞し、奥側への揺動により前記景品取出し口を開放可能とした景品取得装置において、
    前記景品取出し扉は、奥側への揺動により上方に揺動して前記景品投入口を下側から閉塞可能であり、
    前記景品取出し扉の裏面から突出された突出部片が、基端縁を景品取出し扉の裏面の中央より揺動先端側に寄った位置に接して、景品取出し扉の先端側に対して鋭角度で突出し、前記景品投入口の奥側開口縁に略同じ輪郭形状をして、前記景品取出し扉とともに奥側への揺動により上方に揺動して前記景品投入口の奥側開口縁に沿って通過して前記上部空間に入り込むことを特徴とする景品取得装置。
  2. 前記突出部片は、平板状をなし、前記景品取出し扉の裏面に対して、ステイを介して突設されたことを特徴とする請求項1記載の景品取得装置。
  3. 前記景品投入口の周囲の前記仕切壁は、上面に前記景品投入口に向けて斜め下方に傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の景品取得装置。
  4. 前記景品投入口に物が存在することを検知する景品投入センサと、
    前記景品取出し扉が前記景品取出し口を閉塞した状態を検知する扉全閉センサと、
    報知手段と、
    前記景品投入センサおよび扉全閉センサの検知信号を入力し、処理して前記報知手段を駆動制御する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の景品取得装置。
  5. 前記制御手段は、前記景品投入センサが前記景品投入口に物の存在を検知している状態または前記扉全閉センサが前記景品取出し扉の開放を検知している状態の継続時間が長くなる程、前記報知手段による演出レベルを高くして報知演出の程度を上げることを特徴とする請求項4記載の景品取得装置。
  6. 前記報知手段が、発音手段または表示手段の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項4または請求項5記載の景品取得装置。
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