JP7315086B1 - 景品取得ゲーム装置及び景品取得ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】取得部の前方側から調整操作を行いやすくすることにある。【解決手段】本発明に係る景品取得ゲーム装置は、景品を収容する収容空間を有する収容部と、複数のアーム部の開閉動作によって前記景品を取得する取得部と、前記収容空間において水平方向及び鉛直方向に前記取得部を移動させる移動部と、を備え、前記取得部は、操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられた間隔調整部であって、アーム部同士の先端の間隔を前記調整操作に従って調整する間隔調整部を有する。【選択図】図17

Description

本発明は、景品取得ゲーム装置及び景品取得ユニットに関する。
複数のアーム部の開閉動作によって景品を取得する取得部(景品取得ユニット)を備えた景品取得ゲーム装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2009-66158号公報
特許文献1の取得部には、アーム部同士の先端の間隔を調整する間隔調整部が設けられている。間隔調整部には、操作者(例えば、店員等)が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が、取得部の前方側下方から後方側上方に向けて斜めに傾くように突出させた状態で配置されている。このようにツマミ部が取得部の後方側にあることで、取得部の前方側から調整操作が行いにくい場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取得部の前方側から調整操作を行いやすくすることにある。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
景品を収容する収容空間を有する収容部と、
複数のアーム部の開閉動作によって前記景品を取得する取得部と、
前記収容空間において水平方向及び鉛直方向に前記取得部を移動させる移動部と、
を備え、
前記取得部は、操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられた間隔調整部であって、アーム部同士の先端の間隔を前記調整操作に従って調整する間隔調整部を有する、
ことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成を示す外観図である。 本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る移動部50の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る取得部20の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る取得部20の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る取得部20の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る取得部20の構成を示す底面図である。 本実施形態に係るアーム部25と駆動部35の関係を説明するための概略図である。 第1のアーム29Aが開いた状態の取得部20を示す概略図である。 本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す側面図である。 図10におけるA-A断面図である。 本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す底面図である。 図10におけるB-B断面図である。 間隔調整部40のストッパー部46が下限位置にあるときの取得部20を示す概略図である。 間隔調整部40のストッパー部46が上限位置にあるときの取得部20を示す概略図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、景品を収容する収容空間を有する収容部と、
複数のアーム部の開閉動作によって前記景品を取得する取得部と、
前記収容空間において水平方向及び鉛直方向に前記取得部を移動させる移動部と、
を備え、
前記取得部は、操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられた間隔調整部であって、アーム部同士の先端の間隔を前記調整操作に従って調整する間隔調整部を有する、
ことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
このような景品取得ゲーム装置によれば、間隔調整部のツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられているため、操作者が取得部の下方からツマミ部を摘むことが可能となり、取得部の前方側から調整操作を行いやすくなる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記間隔調整部は、前記アーム部の基端を当接させることによって前記アーム部が開閉動作を行う範囲を規制するストッパー部と、前記ツマミ部を有し、前記調整操作に従い前記ストッパー部を鉛直方向に沿って移動させることによって前記ストッパー部の鉛直方向における上下位置を調整するストッパー調整部とを有することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、ストッパー部の鉛直方向の上下位置を調整することによって、アーム部同士の先端の間隔を調整することができる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記間隔調整部は、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を鉛直方向上側に位置させるほど、アーム部同士の先端の間隔を狭くし、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を鉛直方向下側に位置させるほど、アーム部同士の先端の間隔を広くすることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、ストッパー部の鉛直方向上側への移動量に応じて、アーム部同士の先端の間隔を狭くすることができ、また、ストッパー部の鉛直方向下側への移動量に応じて、アーム部同士の先端の間隔を広くすることができる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記ストッパー部は、前記アーム部の基端を当接させる当接部を、複数の前記アーム部のそれぞれに対応させて設けることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、ストッパー部においてアーム部ごとに割り当てた当接部を設けることで、各々のアーム部を確実にストッパー部に当接させることができる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記ストッパー調整部は、鉛直方向に沿って延在する軸部材からなり、軸方向の一端側に前記ツマミ部を有し、軸方向の他端側にネジ部を有し、
前記ストッパー部は、前記ストッパー調整部の前記ネジ部が螺合するネジ孔を有し、
操作者が指先で摘んで前記ツマミ部を回転させることで、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を軸方向に沿って移動させることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、ストッパー調整部のツマミ部を回すことで、ストッパー調整部の軸方向に沿ってストッパー部を移動させることができるので、ストッパー部の上下位置をネジ構造に従って任意の位置に調整できると共に、工具を用いることなく簡単にアーム部同士の先端の間隔を調整できる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記間隔調整部は、前記ストッパー調整部により鉛直方向において位置決めされた前記ストッパー部の位置ずれを抑制する位置ずれ抑制部を有することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、例えばゲーム中にアーム部の振動等でストッパー調整部のネジが緩むこと等により、位置決めされていたストッパー部が意図せず軸方向に動くことで位置ずれすることを抑制することができる。
また、景品取得ゲーム装置に用いられ、複数のアーム部の開閉動作によって景品を取得可能に構成された景品取得ユニットであって、
操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられた間隔調整部であって、アーム部同士の先端の間隔を前記調整操作に従って調整する間隔調整部を有する、
ことを特徴とする景品取得ユニットである。
このような景品取得ユニットによれば、間隔調整部のツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられているため、操作者が取得部の下方からツマミ部を摘むことが可能となり、取得部の前方側から調整操作を行いやすくなる。
===実施形態===
<<景品取得ゲーム装置1の構成について>>
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成例について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成を示す外観図である。図2は、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る移動部50の構成を示す概略図である。
以下の説明では、各図に示すように各方向を定義する。すなわち、鉛直方向を「上下方向」とし、重力に従って「上」と「下」を定義する。また、景品取得ゲーム装置1に対峙する遊戯者側から見たときを基準にして、手前側を「前」とし、奥側を「後」として「前後方向」定義する。また、上下方向及び前後方向に垂直な方向を「左右方向」とし、遊戯者側から見たときを基準にして、「右」と「左」を定義する。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1は、遊戯者が景品取得ゲームをプレイする際に用いられるものであり、1又は複数の景品を収容する収容部10と、収容部10の下方に設けられた基台部80を備えている。
収容部10は、図1に示すように、その収容空間内に収容された景品を遊戯者が視認できるように前面及び左右側面が透明部材(例えば、透明な樹脂、ガラス等)によって形成されている。収容部10の前面には、開閉扉11が設けられており、サービス提供者(例えば、店員等)が景品の陳列や補充等を行うことができる。
収容部10によって囲われた収容空間は、遊戯者が景品取得ゲームを行うためのプレイフィールドとして用いられる。
本実施形態における収容部10は、図1及び図2に示すように、景品の取得動作を行う取得部20と、収容空間において取得部20を移動させる移動部50と、景品を展示するための展示部60を有している。
なお本実施形態では、図1に示すように、プレイフィールドを左右に区分した各プレイエリアに対応させて取得部20を配置し、各々の取得部20が各プレイエリア内で移動できるように構成されている。
取得部20は、収容部10に収容された景品(展示部60に展示された景品)をアームの開閉動作によって取得するための景品取得ユニットである。本実施形態における取得部20は、図1に示すように、3本のアームによって景品を把持できるように構成され、昇降部材52aの下端に連結されている。
移動部50は、収容部10によって形成されたプレイフィールド内で取得部20を移動させるものである。本実施形態における移動部50は、図2に示すように、水平移動部51と鉛直移動部52を有している。
水平移動部51は、プレイフィールドにおいて水平方向(つまり、前後方向及び左右方向)に取得部20を移動させるものである。本実施形態における水平移動部51は、図3に示すように、左右移動部53と前後移動部54を有している。
左右移動部53は、プレイフィールドにおいて左右方向に取得部20を移動させるものである。
本実施形態における左右移動部53は、図3に示すように、左右方向に沿って延在する一対の固定レール53aと、左右移動用モーター53bと、不図示のエンコーダーと、不図示のリミットセンサーを有している。
一対の固定レール53aは、左右方向に沿って互いに平行となるように収容部10の上部に固定されている。この一対の固定レール53aには、前後移動部54が左右方向に沿ってスライド自在に取付けられている。左右移動用モーター53bの駆動により、前後移動部54を固定レール53aに沿って左右方向に移動させることができる。
エンコーダーは、左右移動用モーター53bの回転数を検出するものである。このエンコーダーの出力に基づき前後移動部54の左右方向における位置(つまり、取得部20の左右方向における位置)を検出することができる。
リミットセンサーは、前後移動部54が左右方向における限界位置に到達したこと(つまり、取得部20が左右方向における限界位置に到達したこと)を検出するためのものである。
前後移動部54は、プレイフィールドにおいて前後方向に取得部20を移動させるものである。
本実施形態における前後移動部54は、図3に示すように、前後方向に沿って延在する可動レール54aと、前後移動用モーター54bと、不図示のエンコーダーと、不図示のリミットセンサーを有している。
可動レール54aには、鉛直移動部52が前後方向に沿ってスライド自在に取付けられている。前後移動用モーター54bの駆動により、鉛直移動部52を可動レール54aに沿って前後方向に移動させることができる。
エンコーダーは、前後移動用モーター54bの回転数を検出するものである。このエンコーダーの出力に基づき鉛直移動部52の前後方向における位置(つまり、取得部20の前後方向における位置)を検出することができる。
リミットセンサーは、鉛直移動部52が前後方向における限界位置に到達したこと(つまり、取得部20が前後方向における限界位置に到達したこと)を検出するためのものである。
鉛直移動部52は、プレイフィールドにおいて鉛直方向(つまり、上下方向)に取得部20を移動させるものである。
本実施形態における鉛直移動部52は、図3に示すように、上下方向に沿って伸縮自在に構成された昇降部材52aと、不図示のワイヤー巻取部と、不図示の上下移動用モーターと、不図示の上限センサーと、不図示の下限センサーを有している。
昇降部材52aは、順次小径となる複数のパイプを入子式に摺動自在に嵌合させて構成されている。昇降部材52aの下端部には、パイプの内側を通過するワイヤーに接続された状態で取得部20が取付けられている。
ワイヤー巻取部は、上下移動用モーターの駆動により、ワイヤーを巻き上げることによって上位のパイプに下位のパイプを順次収納しつつ取得部20を上昇させ、又は、ワイヤーを巻き戻すことによって上位のパイプから下位のパイプを順次送出させつつ取得部20を下降させる。
上限センサーは、取得部20に接続されたワイヤーの巻き上げにより、取得部20の上昇が止まった状態か否かを検出するものである。
下限センサーは、取得部20に接続されたワイヤーの張力変化に基づき、取得部20の下降が止まった状態か否かを検出するものである。
展示部60は、収容部10において景品を展示するためのものであって、図1に示すようにプレイフィールドの底面を形成している。本実施形態における展示部60は、不図示のフレームとパネルによって構成されている。
フレームは、基台部80の内部にて支持されており、複数のパネルを支持可能に構成されている。パネルは、その上面において景品を展示可能に構成されており、フレームに対して着脱可能に支持される。
そして、パネルが配置された配置領域は、景品を展示できる展示領域となる一方で、パネルが配置されていない配置領域は、景品を通過させることのできる開口領域となる。
取得部20によって取得後に落下された景品は、展示部60の開口領域を通過(落下)すると、プレイフィールドから基台部80へ移動したことになる。展示部60の開口領域から落下した景品は、光学センサーによって検出された後、誘導経路によって景品取出口96まで導かれる。光学センサーは、その誘導経路上に取付けられている発光部と受光部によって景品の有無を検出する。
基台部80は、収容部10の下方に設けられた筐体のベース部分であって、遊戯者が起立した状態で正面を向いたままゲームプレイができるよう収容部10を高い位置に保持するものである。
本実施形態における基台部80は、図1及び図2に示すように、操作部90と、プレイ料金検出部93と、景品取出口96と、設定部100と、制御部110と、記憶部120を有している。
操作部90は、遊戯者がゲーム操作を行うためのものである。本実施形態における操作部90は、図1及び図2に示すように、少なくともジョイスティック91と、操作ボタン92を有している。
ジョイスティック91は、取得部20を水平方向に移動させるために遊戯者が用いる操作用レバーである。操作ボタン92は、水平方向における取得部20の位置を決定するために遊戯者が用いる操作用のボタンである。遊戯者によって操作ボタン92が押されると、その決定された位置で取得部20が下降し始める。
プレイ料金検出部93は、遊戯者によるプレイ料金の支払いを検出するためのものである。本実施形態におけるプレイ料金検出部93は、コイン投入口94と、不図示のコイン検出センサーと、不図示のコイン通過経路、不図示のコインボックスを有している。
本実施形態では、遊戯者によって所定枚数のコインがコイン投入口94から投入されることにより、景品取得ゲームが開始される。コイン投入口94から投入されたコインは、コイン検出センサーによって検出される。
コイン検出センサーは、例えば光学式のセンサーであって、コイン通貨経路上に取付けられている発光部と受光部により、コイン投入口94から投入されたコインの有無を検出する。このようにしてコイン通貨経路を通過したコインは、コインボックスに収容される。
景品取出口96は、基台部80の前面に設けられており、取得部20によって取得された景品が展示部60における開口領域から落下した際に、その落下した景品を取り出すためのものである。
設定部100は、遊戯者がゲーム操作などを行う際、又は、サービス提供者が設定操作を行う際に利用するためのものである。本実施形態における設定部100は、図1及び図2に示すように、設定操作部101と、表示部102を有している。
設定操作部101は、操作入力を受け付けるためのものである。本実施形態における設定操作部101は、タッチパネルによって構成されており、その押圧位置から操作者の入力指示を受け付ける。
タッチパネルは、表示部102の上に積層されており、画面に対するタッチ操作が行われると、その指先と導電膜との間での静電容量の変化に基づき押圧位置(接触位置)を検出することができる。
表示部102は、ゲーム画面や設定画面などの各種画面を表示するものである。本実施形態における表示部102は、液晶ディスプレイによって構成されている。
制御部110は、基台部80の内部に設けられており、景品取得ゲーム装置1の各種制御を行うための制御ユニットである。制御部110は、図2に示すように、CPU111と、メモリー112を少なくとも有する。
CPU111は、ゲーム装置全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー112は、CPU111のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM等の記憶素子を有する。
記憶部120は、制御部110がゲーム処理を実行するためのプログラムやデータを格納するユニットである。本実施形態では、読み取り専用の記憶領域であるROM等の記憶素子を有する。
<<取得部20の構成について>>
本実施形態に係る取得部20の構成例について、図4乃至図9を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る取得部20の構成を示す斜視図である。図5は、本実施形態に係る取得部20の構成を示す正面図である。図6は、本実施形態に係る取得部20の構成を示す平面図である。図7は、本実施形態に係る取得部20の構成を示す底面図である。図8は、本実施形態に係るアーム部25と駆動部35の関係を説明するための概略図である。図9は、第1のアーム29Aが開いた状態の取得部20を示す概略図である。なお各図では、取得部20のデザインカバーを取り外した状態を示している。
本実施形態に係る取得部20は、図4乃至図7に示すように、昇降部材52aの下端に連結されるベース部21と、開閉動作を行う複数のアーム部25と、アーム部25を開閉駆動する駆動部35と、アーム部25同士の先端の間隔を調整する間隔調整部40を有する。
ベース部21は、鉛直方向に沿う中心軸を中心として等角度間隔になるように放射状に延びる突出部22を有する。具体的には、図6に示すように、ベース部21の中心軸を中心として3方向に120度間隔でずらした三つ又形状の第1の突出部22A、第2の突出部22B、第3の突出部22Cで構成されている。
アーム部25は、L字状に屈曲したアーム29と、アーム29をベース部21に対して着脱可能に連結するアーム連結部28と、アーム29の先端に着脱可能に取付けられた爪30を有する。アーム連結部28はアーム部25の基端となり、爪30はアーム部25の先端となる。
アーム29は、第1のアーム29A、第2のアーム29B、第3のアーム29Cの3本からなり、ベース部21の中心軸を中心として放射状に延在する。具体的には、図6に示すように、第1の突出部22A、第2の突出部22B、第3の突出部22Cのそれぞれに対応して、第1のアーム29A、第2のアーム29B、第3のアーム29Cが設けられており、各々のアーム29がベース部21の中心軸を中心として等角度間隔(120度間隔)になるように放射状に延在する。そして、アーム29は、図4に示すように、その先端に爪30が取付けられており、その基端にアーム連結部28が連結されている。
アーム連結部28は、第1のアーム連結部28A、第2のアーム連結部28B、第3のアーム連結部28Cの3つからなり、アーム毎に設けられている。第1のアーム連結部28Aは、図4に示すように、第1のアーム29Aをベース部21の第1の突出部22Aに連結する。同様にして、第2のアーム連結部28Bは、第2のアーム29Bをベース部21の第2の突出部22Bに連結し、第3のアーム連結部28Cは、第3のアーム29Cをベース部21の第3の突出部22Cに連結する。以下では、アーム連結部28はその構成が全て同一であるため、第1のアーム連結部28Aのみについて具体的に説明し、その他については説明を省略する。
第1のアーム連結部28Aは、図8に示すように、突起部28Aaと、第1のアーム29Aが回動する際の中心軸となるアーム軸28Abと、アーム軸28Abと一体となって回転する伝達ギア28Acと、弾性体の一例としてのトーションバネ28Adと、留め部28Aeを有する。
突起部28Aaは、図8に示すように、第1のアーム連結部28Aの一端に突起した状態で設けられた部位である。また、突起部28Aaは、後述する間隔調整部40のストッパー部に当接する。
アーム軸28Abは、第1のアーム連結部28Aの挿通孔(不図示)に挿入された上で、第1の突出部22Aの貫通孔(不図示)を介してベース部21に取付けられている。伝達ギア28Acは、アーム軸28Abと一体となるように嵌着されており、駆動部35の駆動により第1のアーム29Aに動力を伝える。
トーションバネ28Adは、アーム29に把持力を加えるものであって、図8に示すように、留め部28Aeをアーム軸28Abにネジ止めすることによって抜け落ちないように取付けられている。第1のアーム連結部28Aは、このトーションバネ28Adを介して第1のアーム29Aと連結している。
駆動部35は、第1の駆動部35A、第2の駆動部35B、第3の駆動部35Cの3つからなり、アーム毎に設けられている。第1の駆動部35A、第2の駆動部35B、第3の駆動部35Cは、図4又は図6に示すように、第1のアーム29A、第2のアーム29B、第3のアーム29Cのそれぞれに対応して、別々に開閉駆動する。以下では、駆動部35はその構成が全て同一であるため、第1の駆動部35Aのみについて具体的に説明し、その他については説明を省略する。
第1の駆動部35Aは、図8に示すように、アーム開閉用モーター35Aaと、アーム開閉用モーター35Aaに連結されたギアボックス35Abと、ギアボックス35Abの出力軸35Acと、出力軸35Acに嵌着された伝達ギア35Adを有する。
ギアボックス35Abは、アーム開閉用モーター35Aaの回転力を減速して出力するものである。なお、このギアボックス35Abを介することなく、アーム開閉用モーター35Aaの出力軸(不図示)に伝達ギア35Adを直接嵌着してもよい。
本実施形態に係る取得部20では、図9に示すアームが開いた状態の場合、アーム開閉用モーター35Aaが出力軸を所定方向に回転させると、ギアボックス35Abを介して伝達ギア35Adが回転し、その伝達ギア35Adと噛み合う伝達ギア28Acに動力が伝わる。当該動力に従って伝達ギア28Acが回転すると、その伝達ギア28Acが嵌着されたアーム軸28Abを中心に、第1のアーム連結部28Aとトーションバネ28Adを介して連結された第1のアーム29Aが、アームを閉じる方向(図中にて矢印で示す)に回動する。
本実施形態では、図4又は図6に示すように、第3のアーム29Cに対応する第3のアーム連結部28Cの上方空間に、第1のアーム29Aに対応する第1の駆動部35Aを配置している。ここでは、第1のアーム29Aに対応する第1の駆動部35Aを、第1の駆動部35Aの出力軸35Acを中心に回転して(図9参照)、第3のアーム29C側に傾けてベース部21に取付けることによって、この配置を実現している。第2の駆動部35B及び第3の駆動部35Cも同様の配置である。すなわち、図6に示すように、取得部20の内部(つまり、デザインカバーで覆われた内部空間)において、各々の駆動部(第1の駆動部35A~第3の駆動部35C)を取得部20の中心軸周りに三つ巴形状に配置している。
間隔調整部40は、図7に示すように、操作者(例えば、店員等)が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部45aが、取得部20の下面から鉛直方向下側へ突出するように取得部20の中央部に配置されており、その調整操作に従って各アーム部25の先端の間隔を調整する。以下では、間隔調整部40の構成について具体的に説明する。
<<間隔調整部40の構成について>>
本実施形態に係る間隔調整部40の構成例について、図10乃至図15を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す正面図である。図11は、本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す側面図である。図12は、図10におけるA-A断面図である。図13は、本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す平面図である。図14は、本実施形態に係る間隔調整部40の構成を示す底面図である。図15は、図10におけるB-B断面図である。
間隔調整部40は、図10に示すように、本体部41と、アーム部25が開閉動作を行う範囲を規制するストッパー部46と、ストッパー部46の鉛直方向における上下位置を調整するストッパー調整部45と、ストッパー調整部45によって鉛直方向の上下位置が決められたストッパー部46の位置ずれを抑制する位置ずれ抑制部47とを有する。
本体部41は、図10及び図13に示すように、間隔調整部40をベース部21に取り付けるための取付け部材41aと、三つ又形状の上支持部材41cと、三つ又形状の下支持部材41dと、3つのスペーサー部材41eとで構成されている。
取付け部材41aは、図13に示すように、底面41bの中央部に貫通孔41b1が形成されると共に、その中央部を中心として3方向に120度間隔でずらした部位に3つのネジ孔41b2が形成されている。
上支持部材41c及び下支持部材41dのそれぞれは、図12及び図14に示すように、中央部に貫通孔が形成されると共に、その中央部を中心として3方向に120度間隔でずらした部位に3つの貫通孔が三つ又形状に合わせて形成されている。
スペーサー部材41eは、図12に示すように、円柱状で樹脂製のカラーの貫通孔に長ネジを挿入することによって構成される。本実施形態では、3つのスペーサー部材41eを上支持部材41cと下支持部材41dの間に挟むことで、3つのスペーサー部材41eを柱として囲んだ内側空間に、ストッパー部46の移動空間を確保できる。
本実施形態における本体部41は、図12に示すように、下支持部材41dと上支持部材41cで各スペーサー部材41eを構成するカラーそれぞれを挟み込み、下支持部材41dの貫通孔、スペーサー部材41eを構成するカラーの貫通孔、上支持部材41cの貫通孔を整列させた状態で、スペーサー部材41eを構成する長ネジを、それらの各貫通孔にそれぞれ挿通し、取付け部材41aのネジ孔41b2に螺合させることにより、一体になるように構成されている。
ストッパー部46は、図10、図12、及び図15に示すように、円形状で金属製のプレート部材からなり、本体部41の下支持部材41dと上支持部材41cとの間で鉛直方向に沿って上下移動するものであって、中央部にネジ孔46cが形成されると共に、その中央部を中心として3方向に120度間隔でずらした外縁部に切欠き部46aが形成されている。
ネジ孔46cには、図12に示すように、ストッパー調整部45のネジ部45cが螺合する。3つの切欠き部46aそれぞれには、図15に示すように、スペーサー部材41eが嵌入する。そのため、本実施形態におけるストッパー部46は、ストッパー調整部45のネジ部45cの回転により、中央部のネジ孔46cを中心とする回転が規制されつつ、スペーサー部材41eがガイドとして機能することで鉛直方向に沿って上下動できるようになっている。
また、ストッパー部46は、図15に示すように、隣り合う切欠き部46aの間となる部位に、アーム部25の基端を当接させるための当接部46bを有している。本実施形態では、3つのアーム部25それぞれに対応させて、3つの当接部46bが等間隔で設けられている。
ストッパー調整部45は、図12、図7、及び図9に示すように、鉛直方向に沿って延在する金属製の軸部材からなり、その中心軸がベース部21の中心軸と一致するように配置され、軸方向の一端側(鉛直方向の下側)にツマミ部45aを有し、他端側(鉛直方向の上側)にネジ部45cを有する。また、ツマミ部45aの上方には、軸方向と直交する方向にピン孔を有しており、そのピン孔にスプリングピン45bが挿入される。
ツマミ部45aは、操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのものであり、ローレット加工が施されている。ネジ部45cは、図10及び図12に示すように、上支持部材41cと下支持部材41dとの間において、ストッパー部46の中央部にあるネジ孔46cに螺合する。
本実施形態におけるストッパー調整部45は、図12及び図13に示すように、下支持部材41dの中央部にある貫通孔と、上支持部材41cの中央部にある貫通孔と、取付け部材41aの底面中央部にある貫通孔41b1をそれぞれ挿通した状態で、先端に設けられた環状溝にワッシャー45dを介して固定部材であるEリング45eを嵌め込むことにより、本体部41から抜け落ちないように支持されている。
本実施形態では、操作者が指先で摘んでツマミ部45aを回転させて調整操作を行うと、その調整操作に従ってストッパー調整部45がストッパー部46を軸方向(鉛直方向)に沿って直進させることによって、ストッパー部46の軸方向(鉛直方向)の上下位置を調整することができる。
位置ずれ抑制部47は、図12に示すように、弾性体の一例としてのコイルバネ47cと、ストッパー調整部45に挿通させたコイルバネ47cを圧縮した状態で下支持部材41dの下方に保持するためのホルダー部材47aを有する。
ホルダー部材47aは、図12及び図14に示すように、その下面47bの中央部にある貫通孔と、その下面47bから鉛直方向下側に突出して周方向に等間隔で配置された6つのボス部47a1と、その下面47bから鉛直方向上側に立設する3つの起立部47a2を有する。
本実施形態では、図12に示すように、コイルバネ47cと、ホルダー部材47aの中央部にある貫通孔と、下支持部材41dの中央部にある貫通孔を、ストッパー調整部45にそれぞれ挿通させた状態で、ストッパー調整部45のピン孔がホルダー部材47aの下面よりも下側にて露出する位置まで、ホルダー部材47aをストッパー調整部45の軸方向(鉛直方向)上側に移動させることによって、コイルバネ47cが下支持部材41dの下面に押し当てられて圧縮した状態となる。その後に露出したピン孔にスプリングピン45bを挿入すると、その圧縮されたコイルバネ47cに押し下げられたホルダー部材47aの下面にスプリングピン45bの外周面が接した状態となる。
この際に、ホルダー部材47aの3つの起立部47a2それぞれを、三つ又形状である下支持部材41dの3つの又部分それぞれに下方から嵌め込むことによって(図14参照)、ホルダー部材47aが本体部41に対してストッパー調整部45の軸周りに回転しないように規制する。
このようにしてホルダー部材47aは、ストッパー調整部45に挿通させたコイルバネ47cを圧縮した状態で下支持部材41dの下方に保持することができる。そのため、例えばゲーム中にアーム部25の振動等の影響を受けたとしても、コイルバネ47cの付勢力によってストッパー調整部45が軸周りに回転しにくくなるので、ストッパー調整部45によって位置決めされたストッパー部46が意図せず軸方向に動くことで生じる位置ずれを抑制できる。
また、例えばゲーム中にアーム部25の振動等の影響を受け、ストッパー調整部45が軸周りに回転したとしても、ストッパー調整部45のスプリングピン45bが、ホルダー部材47aの下面47bにあるいずれかのボス部47a1に衝突して停止することになり、それ以上の回転を抑制できる。その結果、ストッパー調整部45によって位置決めされたストッパー部46が位置ずれすることを抑制できる。
<<間隔調整部40の調整動作について>>
本実施形態に係る間隔調整部40の調整動作について、図16乃至図17を用いて説明する。図16は、間隔調整部40のストッパー部46が下限位置にあるときの取得部20を示す概略図である。図17は、間隔調整部40のストッパー部46が上限位置にあるときの取得部20を示す概略図である。以下では、各アーム部25はその構成が全て同一であるため、第1のアーム29Aのみを用いて間隔調整部40の調整動作を具体的に説明する。
間隔調整部40では、図16に示すように、ストッパー調整部45によって鉛直方向の下限位置にストッパー部46が位置決めされている場合、第1のアーム連結部28Aの一端に設けられた突起部28Aa(アーム部25の基端)が、ストッパー部46の3つの当接部46bのうち、第1のアーム29Aに対応する当接部46bに当接することによって、第1のアーム29Aの閉じる方向への回転動作が規制される。
この場合に、操作者が指先で摘んでツマミ部45aを所定方向(例えば、右回転方向)に回転させて調整操作を行うと、その調整操作に従ってストッパー調整部45がストッパー部46を軸方向(鉛直方向)の上側へ移動させる。図17に示すように、その調整操作が継続して行われ、ストッパー調整部45がストッパー部46を距離L1だけ軸方向の上側へ移動させた場合には、ストッパー部46は鉛直方向の上限位置に位置決めされる。
間隔調整部40では、図17に示すように、ストッパー調整部45によって鉛直方向の上限位置にストッパー部46が位置決めされている場合、第1のアーム連結部28Aの一端に設けられた突起部28Aa(アーム部25の基端)が、ストッパー部46の当接部46bに当接することによって、第1のアーム29Aの閉じる方向への回転動作が規制される。
この場合に、操作者が指先で摘んでツマミ部45aを所定方向(例えば、左回転方向)に回転させて調整操作を行うと、その調整操作に従ってストッパー調整部45がストッパー部46を軸方向(鉛直方向)の下側へ移動させる。図16に示すように、その調整操作が継続して行われ、ストッパー調整部45がストッパー部46を距離L1だけ軸方向の下側へ移動させると、ストッパー部46は鉛直方向の下限位置に位置決めされる。
ここで、ストッパー部46が下限位置に位置決めされている場合(図16参照)と、上限位置に位置決めされている場合(図17参照)を比較すると、下限位置の場合よりも上限位置の場合の方が、第1のアーム29Aの先端にある爪30の間隔が狭くなっている。すなわち、間隔調整部40は、ストッパー調整部45がストッパー部46を鉛直方向上側に位置させるほど、アーム部同士の先端の間隔を狭くしている。換言すれば、上限位置の場合よりも下限位置の場合の方が、第1のアーム29Aの先端にある爪30の間隔が広くなっている。すなわち、間隔調整部40は、ストッパー調整部45がストッパー部46を鉛直方向下側に位置させるほど、アーム部同士の先端の間隔を広くしている。
このようにして、本実施形態における間隔調整部40によれば、ストッパー部46の鉛直方向における移動量に応じて、アーム部同士の先端の間隔を調整することができる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。すなわち、本発明は、上記の実施形態と以下に述べる実施形態を適宜組み合わせて構成することも可能である。
また、上記の実施形態に開示されている複数の発明特定事項の適宜組み合わせて、種々の発明を構成することも可能である。例えば、上記の実施形態に開示される全発明特定事項からいくつかの発明特定事項を削除して発明を構成してもよいし、上記の実施形態に開示される全発明特定事項に対して以下に述べる実施形態に開示される発明特定事項を適宜組み合わせて発明を構成してもよい。
<景品>
上記の実施形態では、収容部10に収容される景品には、遊戯者が直接的に獲得し得る物品(例えば、ぬいぐるみ等)に限らず、ゲームでの取得対象として収容された物品であって取得後に他の景品と交換可能な物品や、物品自体の提供は行わず得点や順位を競うために用いるものが含まれる。
<アーム>
上記の実施形態では、3本のアーム部25を有する取得部20を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明は、2本のアーム部25を有する取得部20や、4本以上のアーム部25を有する取得部20にも適用できる。
<駆動部>
上記の実施形態では、回動式の駆動部35の一例としてモーターを用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明はソレノイドなどの直動式の駆動部35にも適用できる。
1 景品取得ゲーム装置
10 収容部
11 開閉扉
20 取得部
21 ベース部
22 突出部
22A 第1の突出部
22B 第2の突出部
22C 第3の突出部
24 ストッパー
25 アーム部
28 アーム連結部
28A 第1のアーム連結部
28Aa 突起部
28Ab アーム軸
28Ac 伝達ギア
28Ad トーションバネ
28Ae 留め部
28B 第2のアーム連結部
28C 第3のアーム連結部
29 アーム
29A 第1のアーム
29B 第2のアーム
29C 第3のアーム
30 爪
35 駆動部
35A 第1の駆動部
35Aa アーム開閉用モーター
35Ab ギアボックス
35Ac 出力軸
35Ad 伝達ギア
35B 第2の駆動部
35Ba アーム開閉用モーター
35Bb ギアボックス
35Bc 出力軸
35Bd 伝達ギア
35C 第3の駆動部
35Ca アーム開閉用モーター
35Cb ギアボックス
35Cc 出力軸
35Cd 伝達ギア
40 間隔調整部
41 本体部
41a 取付け部材
41b 底面
41b1 貫通孔
41b2 ネジ孔
41c 上支持部材
41d 下支持部材
41e スペーサー部材
45 ストッパー調整部
45a ツマミ部
45b スプリングピン
45c ネジ部
45d ワッシャー
45e Eリング
46 ストッパー部
46a 切欠き部
46b 当接部
46c ネジ孔
47 位置ずれ抑制部
47a ホルダー部材
47a1 ボス部
47a2 起立部
47b 下面
47c コイルバネ
50 移動部
51 水平移動部
52 鉛直移動部
52a 昇降部材
53 左右移動部
53a 固定レール
53b 左右移動用モーター
54 前後移動部
54a 可動レール
54b 前後移動用モーター
60 展示部
80 基台部
90 操作部
91 ジョイスティック
92 操作ボタン
93 プレイ料金検出部
94 コイン投入口
96 景品取出口
100 設定部
101 設定操作部
102 表示部
110 制御部
111 CPU
112 メモリー
120 記憶部

Claims (4)

  1. 景品を収容する収容空間を有する収容部と、
    複数のアーム部の開閉動作によって前記景品を取得する取得部と、
    前記収容空間において水平方向及び鉛直方向に前記取得部を移動させる移動部と、
    を備え、
    前記取得部は、操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられた間隔調整部であって、アーム部同士の先端の間隔を前記調整操作に従って調整する間隔調整部を有し、
    前記間隔調整部は、
    前記アーム部の基端を当接させることによって前記アーム部が開閉動作を行う範囲を規制するストッパー部と、
    前記ツマミ部を有し、前記調整操作に従い前記ストッパー部を鉛直方向に沿って移動させることによって前記ストッパー部の鉛直方向における上下位置を調整するストッパー調整部を有し、
    前記ストッパー調整部は、鉛直方向に沿って延在する軸部材からなり、軸方向の一端側に前記ツマミ部を有し、軸方向の他端側にネジ部を有し、
    前記ストッパー部は、前記ストッパー調整部の前記ネジ部が螺合するネジ孔を有し、
    操作者が指先で摘んで前記ツマミ部を回転させることで、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を軸方向に沿って移動させ、
    前記間隔調整部は、さらに、前記ストッパー調整部が軸回りに回転しにくくなるようにバネ部材で鉛直方向に付勢することによって、前記ストッパー調整部により鉛直方向において位置決めされた前記ストッパー部の位置ずれを抑制する位置ずれ抑制部を有する、
    ことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
  2. 前記間隔調整部は、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を鉛直方向上側に位置させるほど、アーム部同士の先端の間隔を狭くし、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を鉛直方向下側に位置させるほど、アーム部同士の先端の間隔を広くする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
  3. 前記ストッパー部は、前記アーム部の基端を当接させる当接部を、複数の前記アーム部のそれぞれに対応させて設ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の景品取得ゲーム装置。
  4. 景品取得ゲーム装置に用いられ、複数のアーム部の開閉動作によって景品を取得可能に構成された景品取得ユニットであって、
    操作者が指先で摘んで調整操作を行うためのツマミ部が鉛直方向下側へ突出するように設けられた間隔調整部であって、アーム部同士の先端の間隔を前記調整操作に従って調整する間隔調整部を有し、
    前記間隔調整部は、
    前記アーム部の基端を当接させることによって前記アーム部が開閉動作を行う範囲を規制するストッパー部と、
    前記ツマミ部を有し、前記調整操作に従い前記ストッパー部を鉛直方向に沿って移動させることによって前記ストッパー部の鉛直方向における上下位置を調整するストッパー調整部を有し、
    前記ストッパー調整部は、鉛直方向に沿って延在する軸部材からなり、軸方向の一端側に前記ツマミ部を有し、軸方向の他端側にネジ部を有し、
    前記ストッパー部は、前記ストッパー調整部の前記ネジ部が螺合するネジ孔を有し、
    操作者が指先で摘んで前記ツマミ部を回転させることで、前記ストッパー調整部が前記ストッパー部を軸方向に沿って移動させ、
    前記間隔調整部は、さらに、前記ストッパー調整部が軸回りに回転しにくくなるようにバネ部材で鉛直方向に付勢することによって、前記ストッパー調整部により鉛直方向において位置決めされた前記ストッパー部の位置ずれを抑制する位置ずれ抑制部を有する、
    ことを特徴とする景品取得ユニット。
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