JPH1043424A - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JPH1043424A
JPH1043424A JP22174896A JP22174896A JPH1043424A JP H1043424 A JPH1043424 A JP H1043424A JP 22174896 A JP22174896 A JP 22174896A JP 22174896 A JP22174896 A JP 22174896A JP H1043424 A JPH1043424 A JP H1043424A
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JP
Japan
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hooking
moving
hooking device
game
article
Prior art date
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JP22174896A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sugano
猛 菅野
Taro Tanaka
太郎 田中
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BANPURESUTO KK
Original Assignee
BANPURESUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 物品を掴み取る装置が無くても、物品を取り
出すことができる斬新で簡単な構造のゲーム装置の提
供。 【解決手段】 回転ドラム161のハンガー手段171
に取り付けた物品176を選び、上下操作部203を操
作すると、上下移動手段51が駆動して引掛装置91を
初期位置から上方に移動させる。前後操作部205を操
作すると前後移動手段31が駆動して引掛装置を前方の
物品位置まで移動させる。制御手段が上下移動手段を駆
動して引掛装置を僅かに上方に移動させると、引掛装置
が物品を引掛ける。制御手段が前後移動手段を駆動して
引掛装置を後方に移動させ、さらに傾動手段を駆動して
引掛部材を下方に傾動させると物品が下方に落下する。
制御手段は引掛部材を元の略水平状態に戻し、さらに上
下移動手段を駆動して引掛装置を下方に移動させ、引掛
装置を初期位置に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、装置本体内に設
けられた景品等の物品を取り出すことがことができる、
いわゆるキャッチャーゲーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆるキャッチャーゲーム装置
は、人形や菓子等の物品をゲーム装置本体内に収納し、
これらの物品を吊り上げて取り出すことができるもの
で、実公昭49−26950号公報に記載されているよ
うに、物品を載せた底面と、底面上の水平面内を移動す
る移動台と、移動台からワイヤロープで吊り下げられる
一対の爪部材とを有している。
【0003】この種のいわゆるキャッチャーゲーム装置
は、装置本体に設けられた操作手段により移動台を所望
する位置に移動させると、ワイヤロープが自動的に伸長
し、一対の爪部材が開きながら底面まで降下する。開い
ていた一対の爪部材が底面まで降下すると直ちにワイヤ
ロープが巻かれ、開いていた一対の爪部材が閉じて元の
位置まで上昇する。一対の爪部材が上昇し終わると、移
動台が元の位置に自動的に復帰する。この移動台の復帰
位置で再度一対の爪部材が開き、物品を把持している場
合は、その物品が物品取り出し口に落下してこの物品取
り出し口から物品が取り出せるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のキャッチャーゲ
ーム装置は、上記したように、底面に載せられた物品を
一対の爪部材で吊り上げて遊ぶものであると一般的に認
識されており、これ以外の構造のキャッチャーゲーム装
置は存在しなかった。また、物品をゲーム装置本体から
取り出すために一対の爪部材と、この一対の爪部材を開
閉させるワイヤロープ等の開閉装置が必要であり、部品
点数が多く構造が複雑であるという問題点があった。
【0005】本願請求項1の発明は、上記問題点に鑑み
案出したものであって、物品を掴み取る装置がなくて
も、物品を取り出すことのできる、極めて斬新で簡単な
構造のゲーム装置を提供することを第1の課題とする。
【0006】又、上記第1の課題を達成するゲーム装置
は、物品を引掛ける引掛装置を前後移動手段により強制
的に前方に移動させるので、引掛装置が何等かの障害物
に当たってもそのまま前方に移動し、引掛装置及び前後
移動手段を破壊するという問題点があった。
【0007】本願請求項2の発明は、上記問題点に鑑み
案出したものであって、引掛装置が何等かの障害物に当
たった場合、前後移動手段の駆動を直ちに停止させ、引
掛装置及び前後移動手段の破壊を防止することができる
ゲーム装置を提供することを第2の課題とする。
【0008】又、従来のキャッチャーゲーム装置は、上
記したように、本体内の底面に物品を積んで置いている
ため、下に位置する物品を見ることができず、また下に
位置する物品が欲しい場合であっても取り出すことがで
きないという問題点があった。
【0009】本願請求項3の発明は、上記問題点に鑑み
案出したものであって、全ての物品を回転する吊り下げ
体のハンガー手段に取り付けることによって、全ての物
品を良く見ることができ、全ての物品の中から自分の欲
する物品を選択することができるゲーム装置を提供する
ことを第3の課題とする。
【0010】又、上記第3の課題を達成するゲーム装置
は、回転している吊り下げ体から物品を引掛けて取り出
すので、引掛装置が吊り下げ体に当接して吊り下げ体の
回転を妨害し、吊り下げ体とその駆動装置を破壊する可
能性があるという問題点があった。
【0011】本願請求項4の発明は、上記問題点に鑑み
案出したものであって、吊り下げ体の回転を強制的に止
めても、吊り下げ体とその駆動装置が破壊されないゲー
ム装置を提供することを第4の課題とする。
【0012】本願請求項1の発明は、引掛装置を上下移
動手段で上方に移動させて引掛部材に物品を引掛けて取
るようにしたが、慣れないと物品がうまく引掛部材に引
掛からないという問題点があった。
【0013】本願請求項5の発明は、上記問題点に鑑み
案出したものであって、引掛部材を上方に傾動させて物
品を引掛け易くしたゲーム装置を提供することを第5の
課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明に係るゲーム装
置は、上記第1の課題を達成するため、下記の構成を有
する。 (イ)ゲーム装置本体を有すること。 (ロ)ゲーム装置本体内の手前側には、奥に設けられた
物品を引っ掛けるための引掛装置と、この引掛装置を移
動させるための移動装置が設けられていること。 (ハ)移動装置は、引掛装置を取り付ける取付部材と、
取付部材に取り付けた引掛装置を初期位置から上下方向
に移動させるための上下移動手段と、取付部材に取り付
けた引掛装置を初期位置から前後方向に移動させるため
の前後移動手段とからなること。 (ニ)引掛装置は、物品を引掛ける引掛部材と、この引
掛部材を略水平状態から上下方向に傾動させるための傾
動手段を有していること。 (ホ)ゲーム装置本体には、前記上下移動手段を駆動操
作する上下操作部と、前記前後移動手段を駆動操作する
前後操作部が設けられていること。 (ヘ)ゲーム装置本体には、上下移動手段と前後移動手
段と傾動手段の駆動・停止を制御する制御手段が設けら
れていること。 (ト)制御手段は、上下操作部が操作されると上下移動
手段を駆動して引掛装置を初期位置から上方に移動させ
るように構成されていること。 (チ)制御手段は、前後操作部が操作されると前後移動
手段を駆動して引掛装置を前方の所定位置まで移動させ
た後、上下移動手段を駆動して引掛装置を僅かに上方に
移動させ、次に前後移動手段を駆動して引掛装置を後方
に移動させ、傾動手段を駆動して引掛部材を下方に傾動
させるように構成されていること。
【0015】本願発明に係るゲーム装置は、上記第2の
課題を達成するため、上記構成に下記の構成を付加して
いる。 (イ)引掛装置は、取付部材に前後方向移動自在且つ弾
性部材によって前方向に付勢されるようにして取り付け
られていること。 (ロ)引掛装置又は取付部材には、引掛装置が前後移動
手段の駆動により前方に移動している際に、引掛装置が
弾性部材の弾性に抗して後方に移動した時に、この移動
を検知する検知手段が設けられていること。 (ハ)制御手段は、上記検知手段の検知信号に基づき、
前後移動手段の駆動を停止するように構成されているこ
と。
【0016】本願発明に係るゲーム装置は、上記第3の
課題を達成するため、上記構成に付加して、ゲーム装置
本体の奥側に、駆動モータにより回転する吊り下げ体を
設け、この吊り下げ体に物品を吊り下げるハンガー手段
を設けた構成を有する。
【0017】本願発明に係るゲーム装置は、上記第4の
課題を達成するため、上記構成に下記構成を付加してい
る。 (イ)ゲーム装置本体の奥側には、駆動モータにより回
転する回転軸と、この回転軸に回動自在に取り付けられ
且つ物品を吊り下げるハンガー手段を有する吊り下げ体
が設けられていること。 (ロ)回転軸と吊り下げ体との間には、回転軸の回転を
吊り下げ体に伝達するクラッチ手段が設けられているこ
と。 (ハ)ゲーム装置本体には、上記回転軸の回転数をカウ
ントする第1のカウンターと、吊り下げ体の回転数をカ
ウントする第2のカウンターが設けられていること。 (ニ)制御手段は、第1のカウンターでカウントした回
転数と第2のカウンターでカウントした回転数の差が生
じたとき、駆動モータを停止させるように構成されてい
ること。
【0018】本願発明に係るゲーム装置は、上記第5の
課題を達成するため、上記構成に加えて、制御手段が、
上下操作部が操作されると、上下移動手段を駆動して引
掛装置を初期位置から上方に移動させ、さらに前後操作
部が操作されると、前後移動手段を駆動して引掛装置を
前方の所定位置まで移動させた後、傾動手段を駆動して
引掛部材を上方に傾動させ、上下移動手段を駆動して引
掛装置を僅かに上方に移動させ、次に前後移動手段を駆
動して引掛装置を後方に移動させ、傾動手段を駆動して
引掛部材を上方から下方に傾動させた後、元の略水平状
態に戻し、さらに上下移動手段を駆動して引掛装置を下
方に移動させ、引掛装置を初期位置に復帰させるように
構成している。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るゲーム装置の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は、2つのゲーム
装置を接合したゲーム機の全体斜視図である。図2は、
ゲーム装置の要部断面側面図である。図3は、吊り下げ
体の要部斜視図である。図4は、移動装置の要部斜視図
である。図5は、引掛装置の要部分解斜視図である。図
6は、引掛装置の要部全体斜視図である。図7乃至図1
0は、ゲーム装置の動作説明図である。
【0020】ゲーム装置1は、ゲーム装置本体10を有
している。ゲーム装置本体10内の手前側には、奥に設
けられた物品176を引っ掛けるための引掛装置91
と、この引掛装置91を移動させるための移動装置30
が設けられている。移動装置30は、引掛装置91を取
り付ける取付部材81と、取付部材81に取り付けた引
掛装置91を初期位置から上下方向に移動させるための
上下移動手段51と、取付部材81に取り付けた引掛装
置91を初期位置から前後方向に移動させるための前後
移動手段31とからなる。
【0021】引掛装置91は、物品176を引掛ける引
掛部材107と、この引掛部材107を略水平状態から
上下方向に傾動させるための傾動手段92を有してい
る。ゲーム装置本体10には、上下移動手段51と前後
移動手段31と傾動手段92の駆動・停止を制御する制
御手段201と、制御手段201を介して上下移動手段
51を駆動操作する上下操作部203と、制御手段20
1を介して前後移動手段31を駆動操作する前後操作部
205が設けられている。
【0022】制御手段201は、上下操作部203が操
作されると、上下移動手段51を駆動して引掛装置91
を初期位置から上方に移動させ、さらに前後操作部20
5が操作されると、前後移動手段31を駆動して引掛装
置91を前方の所定位置まで移動させた後、上下移動手
段51を駆動して引掛装置91を僅かに上方に移動さ
せ、次に前後移動手段31を駆動して引掛装置91を後
方に移動させ、傾動手段92を駆動して引掛部材107
を下方に傾動させた後、元の略水平状態に戻し、さらに
上下移動手段51を駆動して引掛装置91を下方に移動
させ、引掛装置91を初期位置に復帰させるように構成
されている。
【0023】従って、遊戯者がゲーム装置本体10内の
奥に設けられた物品176を選び、上下操作部203を
操作すると、制御手段201を介して上下移動手段51
を駆動し、引掛装置91を初期位置から上方に移動させ
る。上下操作部203の操作を解除すると、制御手段2
01を介して上下移動手段51の駆動が停止し、引掛装
置91が所定の高さに保持される。
【0024】次に、前後操作部205を操作すると、制
御手段201により、引掛装置91を自動的に移動させ
る。即ち、前後操作部205を操作すると、制御手段2
01が前後移動手段31を駆動して引掛装置91を前方
の所定位置まで移動させる。さらに、制御手段201が
上下移動手段51を駆動して引掛装置91を僅かに上方
に移動させ引掛装置91に物品176を引掛けさせる。
【0025】制御手段201が前後移動手段31を駆動
して引掛装置91を後方に移動させた後、傾動手段92
を駆動して引掛部材107を下方に傾動させ、物品17
6を落下させる。制御手段201が、引掛部材107を
元の略水平状態に戻し、さらに上下移動手段51を駆動
して引掛装置91を下方に移動させ、引掛装置91を初
期位置に復帰させる。なお、上記物品176は、ゲーム
装置本体10内の奥壁に設けられたフック等に引掛けら
れているようにしても良い。
【0026】なお、引掛装置91を、取付部材81に前
後方向移動自在且つ弾性部材119によって前方向に付
勢されるようにして取り付け、引掛装置91又は取付部
材81に、引掛装置91が前後移動手段31の駆動によ
り前方に移動している際に、引掛装置91が弾性部材1
19の弾性に抗して後方に移動した時に、この移動を検
知する検知手段127を設けることができる。制御手段
201は、上記検知手段127の検知信号に基づき、前
後移動手段31の駆動を停止する。
【0027】従って、引掛装置91は、前方に移動して
いる際に、何らかの障害物に当たると、その障害物によ
って弾性部材119の弾性に抗して後方に押し戻される
ように移動し、検知手段127がこの移動を検知して制
御手段201に検知信号を送り、制御手段201が前後
移動手段31の駆動を停止させる。そのため、引掛装置
91は破壊されることがない。
【0028】また、ゲーム装置本体10の奥側に、駆動
モータ143により回転する吊り下げ体161を設け、
この吊り下げ体161に物品176を吊り下げるハンガ
ー手段171を設けることができる。この吊り下げ体1
61は、円柱状、多角柱状等に形成できるため、特に限
定されるものではない。
【0029】上記の場合は、物品176が吊り下げ体1
61のハンガー手段171に取り付けられ回転している
ため、静的に置かれている物品と異なり、取り出すこと
が難しくなっている。
【0030】さらにまた、ゲーム装置本体10の奥側
に、駆動モータ143により回転する回転軸151と、
この回転軸151に回動自在に取り付けられ且つ物品1
76を吊り下げるハンガー手段171が設けられた吊り
下げ体161を設ける。回転軸151と吊り下げ体16
1との間には、回転軸151の回転を吊り下げ体161
に伝達するクラッチ手段157が設けられている。この
クラッチ手段157は、単なる摩擦力によって連結する
摩擦クラッチ、凹凸部によって連結するかみあいクラッ
チ、一方向にだけ動力を伝達する一方向クラッチ等種々
のものが考えられる。ゲーム装置本体10に、上記回転
軸151の回転数をカウントする第1のカウンターと、
吊り下げ体161の回転数をカウントする第2のカウン
ターとが設けられる。そして、第1のカウンターでカウ
ントした回転数と第2のカウンターでカウントした回転
数が異なる場合は、制御手段201の制御指令に基づい
て駆動モータ143を停止させるように構成することが
できる。
【0031】上記ゲーム装置1は、吊り下げ体161を
回転軸151とのクラッチ手段157によって回転させ
ているので、吊り下げ体161の回転が強制的に止めら
れた場合、クラッチ手段157の連結が解除されて回転
軸151が吊り下げ体161の影響を受けることなく回
転し、吊り下げ体161、回転軸151及びその駆動モ
ータ143等を破壊することがない。また、回転軸15
1と吊り下げ体161の回転数の差が生じると、駆動モ
ータ143の駆動を停止させるので、回転軸151と吊
り下げ体161の滑り摩擦により発生する発熱を抑える
ことができる。
【0032】制御手段201は、上下操作部203が操
作されると、上下移動手段51を駆動して引掛装置91
を初期位置から上方に移動させ、さらに前後操作部20
5が操作されると、前後移動手段31を駆動して引掛装
置91を前方の所定位置まで移動させた後、傾動手段9
2を駆動して引掛部材107を上方に傾動させ、上下移
動手段51を駆動して引掛装置91を僅かに上方に移動
させ、次に前後移動手段31を駆動して引掛装置91を
後方に移動させ、傾動手段92を駆動して引掛部材10
7を上方から下方に傾動させた後、元の略水平状態に戻
し、さらに上下移動手段51を駆動して引掛装置91を
下方に移動させ、引掛装置91を初期位置に復帰させる
ように構成することができる。
【0033】上記ゲーム装置1は、引掛装置91の引掛
部材107を上方に傾動させて物品176を直接引掛け
るので、物品176を容易に取り出すことができる。
【0034】
【実施例】Aはゲーム機であって、2つの同じゲーム装
置1が接合されて形成されたものであり、2人で遊べる
ようになっている。以下、一方のゲーム装置1について
説明する。ゲーム装置1は、ゲーム装置本体10を有し
ている。ゲーム装置本体10は、上部に物品収容室11
が形成されている。物品収容室11は、左側壁13と、
右側壁15と、後壁17と、上壁19と、底壁21とで
形成され、前面に透明なガラス板23が設けられてい
る。ゲーム装置本体10の下部前面には、物品取出口2
5が設けられている。上記底壁21は、物品取出口25
に向かって傾斜し、後記するように底壁21に落下する
物品を物品取出口25に導くようになっている。
【0035】左側壁13には、移動装置30がネジ等に
よって取り付けられている。移動装置30は、図4に示
すように、後記引掛装置91を取り付ける取付部材81
と、取付部材81を上下方向に移動させるための上下移
動手段51と、取付部材81を前後方向に移動させるた
めの前後移動手段31とからなっている。
【0036】前後移動手段31は、断面略コ字状の上ガ
イドレール33と下ガイドレール35とからなってい
る。上ガイドレール33は、前後方向に伸びるようにし
て左側壁13の上部にネジ等によって取り付けられてい
る。下ガイドレール35は、上ガイドレール33と平行
になるようにして、左側壁13の下部にネジ等によって
取り付けられている。上ガイドレール33の手前側に
は、第2の駆動モータ37を有する第2の減速装置38
がコ字状の取付片39によって取り付けられている。
【0037】この第2の減速装置38の出力軸には駆動
歯付ベルト車41が取り付けられている。上ガイドレー
ル33の奥側には、従動歯付ベルト車43が回動自在に
取り付けられている。駆動歯付ベルト車41と従動歯付
ベルト車43には、歯付ベルト45が巻き掛けられてい
る。上ガイドレール33の両側には、ホトインタラプタ
47,49が取り付けられている。
【0038】上下移動手段51は、断面略コ字状の縦ガ
イドレール53を有している。縦ガイドレール53の下
端には、第1の駆動モータ55と、当該駆動モータの回
転を減速するための第1の減速装置57が取付板59に
よって取り付けられている。縦ガイドレール53の上端
には、軸受板61が設けられている。この軸受板61に
は、送りネジ63の上端が回動自在に支持されている。
送りネジ63の下端は、第1の減速装置57の出力軸5
8にジョイント65によって連結されている。縦ガイド
レール53の上下には、図2に示すように、ホトインタ
ラプタ52,54が取り付けられている。
【0039】縦ガイドレール53の上部は、図4に示す
ように、取付部材67を介して上スライド板69に取り
付けられ、縦ガイドレール53の下部は下スライド板7
1に取り付けられている。上スライド板69と下スライ
ド板71の裏面には、上,下ガイドレール33,35の
両側に形成された摺動溝33a,35aに沿って摺動す
る公知の摺動ボールベアリングが設けられている。
【0040】上スライド板69の表面には、前記歯付ベ
ルト45の一側にネジ等によって固定される固定突起7
3が設けられている。又、上スライド板69の表面両側
には、前記上ガイドレール33の両側に設けられたホト
インタラプタ47,49に検知される検知片75,77
が設けられている。
【0041】取付部材81は、基部材83とアーム部材
85とからなる略L字状に形成されている。基部材83
の端部には、中央スライド板87が取り付けられてい
る。中央スライド板87の裏面には、縦ガイドレール5
3の両側に形成された摺動溝53a,53aに沿って摺
動する公知の摺動ボールベアリングが設けられている。
【0042】中央スライド板87には、前記送りネジ6
3に螺合する雌ネジ部89を備えた略L字状の軸受板9
0が固定されている。中央スライド板87の一側には、
前記縦ガイドレール53の上下に設けられたホトインタ
ラプタ52,54に検知される検知片84が設けられて
いる(図2参照)。アーム部材85には、引掛装置91
が揺動自在に取り付けられている。
【0043】引掛装置91は、図5,6に示すように、
枠部材93を有している。枠部材93の略中央には、第
4の駆動モータ95を備えた減速装置97が略L字状の
取付板99によって取り付けられている。又、枠部材9
3の先端には軸受板101が設けられ、この軸受板10
1には回動シャフト103が回動自在に取り付けられて
いる。回動シャフト103の基端部側と減速装置97の
出力軸がジョイント105によって連結されている。回
動シャフト103は、先端部が軸受板101から突出
し、この先端部に引掛けピン107の基部に形成された
割り溝108を挟み込むことによって、先端部に引掛け
ピン107が固定されている。減速装置97と回動シャ
フト103によって引掛ピン107を傾動させる傾動手
段92を構成している。
【0044】枠部材93の基部側は、支持ピン111に
よってアーム部材85に揺動自在に取り付けられてい
る。枠部材93の先部側には、略L字状のバネ受板11
3が取り付けられている。アーム部材85の先部側に
は、枠部材93とバネ受板113に形成された孔を貫通
する支軸115が固定されている。この支軸115には
バネ受座117が設けられ、このバネ受座117とバネ
受板113間にバネ119が設けられている。従って、
枠部材93は、バネ119によって前方に付勢されてい
る。なお、バネ受座121は、枠部材93がバネ119
によって支軸115から外れないようにするために、支
軸115に取り付けられている。
【0045】枠部材93の上部には、ホトインタラプタ
123が設けられており、回動シャフト103に取り付
けられた略L字状の検知片125を検知し、後述するよ
うに引掛けピン107の略水平状態を確保する。又、枠
部材93の側部には、ホトインタラプタ127(検知手
段)が設けられており、アーム部材85に取り付けられ
た検知片129を検知し、枠部材93がバネ119の弾
性に抗して押し込まれたか否かを検出する。
【0046】図2,3に示すように、ゲーム装置1の上
部には上板141が設けられている。この上板141に
は、第3の駆動モータ143と、当該駆動モータの回転
を減速するための減速歯車装置145が略コ字状の取付
板147によって取り付けられている。この減速歯車装
置145の出力軸には、駆動歯付ベルト車146が取り
付けられている。上板141の略中央部には軸受部材1
49が取り付けられており、この軸受部材149にはベ
アリングを介して回転軸151が略垂直に設けられてい
る。この回転軸151の上端側には、従動歯付ベルト車
153が取り付けられている。この従動歯付ベルト車1
53と駆動歯付ベルト車146には、歯付ベルト155
が巻き掛けられている。
【0047】回転軸151には回転ドラム161が回動
自在に設けられている。回転ドラム161は、上壁16
3と下壁165を有し、下壁165が回転軸151の係
止部材(摩擦クラッチ)157に係止されている。すな
わち、係止部材157は回転軸151の回転を吊り下げ
体161に伝達するクラッチ手段である。符号167
は、回転軸151の下端に取り付けられ、回転軸151
の下部を覆うドーム状のカバーである。
【0048】回転ドラム161の周面には、軸方向に向
かって複数の係合溝169が設けられている。この係合
溝169は、略T字状の突条片間によって形成されてい
る。符号171は、物品176を吊り下げるためのハン
ガー手段であって、柄部173と取付部175とからな
っている。取付部175は、偏平板状に形成され、係合
溝169に摺動自在に係合する。この取付部175は、
係合溝169に摺動自在に係合されるストッパー片17
9上に載置固定される。ストッパー片179は、ネジ部
181を有し、ネジ部181を回すことによって係合溝
169に圧接して固定される。従って、ハンガー手段1
71の高さを調節することができる。物品176は、逆
U字状のひも部材177を有し、ひも部材177が柄部
173に掛けられている。
【0049】上板141の上面には、ホトインタラプタ
183が略L字状の取付部材185によって固定されて
いる。このホトインタラプタ183は、回転軸151の
上端に取り付けられた検知片187を検知する。又、上
板141の下面には、ホトインタラプタ191が固定さ
れている。このホトインタラプタ191は、回転ドラム
161の上壁163に取り付けられた検知片193を検
知する。
【0050】次に、図11を参照してゲーム装置本体1
0内に設けられる制御手段201とその周辺装置を説明
する。制御手段201は、インターフェース回路206
を介してホトインタラプタ47,49,52,54,1
23,127,183,191と接続されている。それ
ぞれのホトインタラプタ47,49,52,54,12
3,127,183,191は、発光素子と受光素子と
を対向させて配置しており、該当する検知片が当該発光
素子と受光素子との間に位置したときに検出情報をイン
ターフェース回路206を介して制御手段201へ出力
する。また、制御手段201は、モータ駆動回路208
を介して駆動モータ37,55,95,143と接続さ
れている。そして、ゲーム装置本体10の前面略中央部
には、上下移動手段51を駆動する上下操作釦203
と、前後移動手段31を駆動する前後操作釦205が設
けられている。この上下操作釦203と前後操作釦20
5は、インターフェース回路207を介して制御手段2
01と接続されている。又、ゲーム装置本体10の前面
には、コイン投入口209が設けられ、ゲーム装置本体
10内にはコイン検出手段211が設けられている。こ
のコイン検出手段211はインターフェース回路207
を介して制御手段201と接続されている。コイン検出
手段211は、100円硬貨若しくは500円硬貨の種
別を判断すると共に、投入された硬貨の枚数を判断し、
投入されたコインの金額情報をインターフェース回路2
07を介して制御手段201へ出力する。また、図示し
ない4ビットのディップスイッチがインターフェース回
路を介して制御手段201と接続されている。このディ
ップスイッチの各ビットを適宜設定することにより、投
入された金額に対する景品取出しゲームのプレイ数が設
定される。例えば、投入された金額が100円の場合は
プレイ数を1に設定し、投入された金額が500円の場
合はプレイ数を6に設定する。もちろん、経済状況等の
変動に応じて投入された金額に対する景品取出しゲーム
のプレイ数を適宜に変更設定することができる。また、
図示しない他の4ビットのディップスイッチがインター
フェース回路を介して制御手段201と接続されてい
る。このディップスイッチの各ビットを適宜設定するこ
とにより、景品のペイアウト率を5%から40%の範囲
内で設定することができる。例えば、ペイアウト率を低
く設定すると、制御手段201が回転ドラム161の回
転速度を速く設定するので、物品176が取りにくくな
る。逆に、ペイアウト率を高く設定すると、制御手段2
01が回転ドラム161の回転速度を遅く設定するの
で、物品176が取りやすくなる。この場合、回転ドラ
ム161の回転速度は、上記ペイアウト率に応じて例え
ば、2.0rpnから4.1rpnの範囲内で調整され
る。
【0051】制御手段201は、CPU213、記憶部
216等を有し、ゲーム装置1の全体的な制御を行う。
記憶部216はROMやRAM等の適宜のメモリや、S
RAM等の適宜の不揮発性のメモリを有している。この
記憶部216には、上下移動手段51、前後移動手段3
1、傾動手段92等の動作を制御して景品取り出しに関
する一連のシーケンス制御を行うための制御プログラム
や、フィーバーゲームに関するゲームプログラム等の種
々の制御プログラムが記憶されている。また、記憶部2
16にはゲームに関する各種データが一時的に記憶され
る。そして、不揮発性のメモリには過去のゲームの結果
のデータ等が記憶される。制御手段201は、上記記憶
部216に記憶された各種制御プログラムに基づいて種
々の制御処理を実行するものである。また、制御手段2
01は、ホトインタラプタ183からの検出信号をカウ
ントすることにより上記回転軸151の回転数を算出す
る第1のカウンターと、ホトインタラプタ191からの
検出信号をカウントすることにより吊り下げ体である回
転ドラム161の回転数を算出する第2のカウンターを
有する。尚、他方のゲーム装置の構成も前述した一方の
ゲーム装置1と同様であり、詳細な説明を省略する。
【0052】次に、上記構成を有する一方のゲーム装置
1の作用を説明する。図12乃至図15は制御手段20
1の各種制御処理を示したフローチャートである。ゲー
ム装置1は、これに電源が供給されると(ステップS
1)、景品取り出しゲーム等の動作可能状態となり、第
3の駆動モータ143が駆動して(ステップS3)、減
速歯車装置145、出力軸、駆動歯付ベルト車146、
歯付ベルト155、従動歯付ベルト車153を介して回
転軸151を回転させる。回転軸151の回転が係止部
材(摩擦クラッチ)157の摩擦抵抗により回転ドラム
161に伝わり、回転ドラム161は回転する(ステッ
プS5)。これにより、回転ドラム161の係合溝16
9に取り付けられた複数のハンガー手段171の夫々の
柄部173にひも部材177を引っ掛けられた物品17
6も回転ドラム161と連動して回転する。
【0053】この状態でゲーム装置本体10のコイン投
入口209からコインを投入すると(ステップS7)、
コイン検出手段211がコインを検出して(ステップS
9)、検出信号を制御手段201へ送出する。遊戯者
は、所望する物品176を選び、その選んだ物品176
のひも部材177に引掛けピン107を差し込むように
する。
【0054】まず最初に、遊戯者が上下操作釦203を
押圧すると(ステップS11)、制御手段201がモー
タ駆動回路208を介して第1の駆動モータ55を駆動
する(ステップS13)。第1の駆動モータ55の回転
が第1の減速装置57によって減速されて出力軸58、
ジョイント65を介して送りネジ63に伝達される。図
7に示すように取付部材81の中央スライド板87は、
これの軸受板90の雌ネジ部89が送りネジ63に螺合
しているため、送りネジ63の回転により縦ガイドレー
ル53に沿って上昇する(ステップS15)。
【0055】そして、上下操作釦203の押圧を解除す
ると(ステップS17)、直ちに第1の駆動モータ55
の回転が停止し(ステップS19)、取付部材81に取
り付けられた引掛けピン107は、最初に選んだ物品1
76の高さまで上昇した後、図8に示すように、その位
置で停止する(ステップS21)。なお、上下操作釦2
03を押圧していると、取付部材81は上昇し続ける
が、中央スライド板87の一側に設けた検知片84が縦
ガイドレール53の上部に設けたホトインタラプタ52
の発光部と受光部間に入ってホトインタラプタ52に検
知される。これにより、制御手段201が第1の駆動モ
ータ55の回転を停止させる。
【0056】次に回転している物品176のタイミング
に合わせて前後操作釦205を押圧すると(ステップS
23)、制御手段201が第2の駆動モータ37を駆動
して(ステップS25)、前後移動手段31を動作させ
る(ステップS27)。すなわち、第2の駆動モータ3
7の回転が第2の減速装置38によって減速されて出力
軸に伝達され、駆動歯付ベルト車41を回転させる。駆
動歯付ベルト車41と従動歯付ベルト車43には、歯付
ベルト45が巻き掛けられているので、歯付ベルト45
が回転する。歯付ベルト45に上スライド板69が固定
されているので、上スライド板69が上ガイドレール3
3に沿って前方に移動する。
【0057】下スライド板71は、上スライド板69と
縦ガイドレール53を介して一体となっているので、上
スライド板69と同時に、下ガイドレール35に沿って
移動する。従って、縦ガイドレール53は、上スライド
板69と下スライド板71によって前方に移動する。こ
の移動は、前後操作釦205の押圧時間に無関係であ
り、自動的に所定位置まで行われる。
【0058】縦ガイドレール53が所定の位置まで移動
すると(図9参照)、上スライド板69に設けた検知片
77が上ガイドレール33の奥に設けたホトインタラプ
タ49の発光部と受光部との間に入って、ホトインタラ
プタ49が検知片77を検知する(ステップS31)。
これにより、制御手段201が第2の駆動モータ37の
回転を停止させる(ステップS33)(ステップS3
5)。
【0059】次に制御手段201が、上下移動手段51
の第1の駆動モータ55を少し駆動して引掛けピン10
7を僅かに上昇させる(ステップS37)。引掛けピン
107が物品176のひも部材177内に差し込まれて
いるときは、図9に示すように、引掛けピン107がひ
も部材177を引掛けながら上昇する。
【0060】さらに制御手段201が前後移動手段31
の第2の駆動モータ37を逆回転させる。第2の駆動モ
ータ37の逆回転により歯付ベルト45も逆回転する。
歯付ベルト45に上スライド板69が固定されているの
で、上スライド板69が上ガイドレール33に沿って後
方に移動する。
【0061】縦ガイドレール53が所定位置まで移動す
ると、上スライド板69に設けた検知片75が上ガイド
レール33の手前に設けたホトインタラプタ47の発光
部と受光部間に入るので、ホトインタラプタ47が検知
片75を検知する。これにより、制御手段201が第2
の駆動モータ37の回転を停止させる(ステップS3
9)。
【0062】制御手段201は、図10に示すように、
傾動手段92の第4の駆動モータ95を所定時間一方向
に駆動する。この駆動により、第4の減速装置97、ジ
ョイント105、回転シャフト103を介して引掛けピ
ン107を下方に傾動させる(ステップS41)。引掛
けピン107に物品176が引掛かっている場合は、物
品176は底壁21に落下し、底壁21の傾斜に従って
物品取出口25に送られ、物品取出口25から取り出す
ことができる。
【0063】制御手段201は、第4の駆動モータ95
を上記所定時間経過後逆方向に駆動する。この駆動によ
り、第4の減速装置97、ジョイント105、回転シャ
フト103を介して引掛けピン107を上方に傾動させ
る。回転シャフト103には検知片125が設けられて
おり、この検知片125がホトインタラプタ123の発
光部と受光部間に入ると、ホトインタラプタ123が検
知片125を検知する。これにより、制御手段201が
第4の駆動モータ95の駆動を停止させる(ステップS
43)。この状態の時、引掛けピン107は略水平状態
となるため、ホトインタラプタ123は引掛けピン10
7の略水平状態を検出する検出手段である。
【0064】制御手段201が上下移動手段51の第1
の駆動モータ55を逆駆動する。第1の駆動モータ55
の逆駆動により、送りネジ63も逆回転し、引掛けピン
107を取り付けた取付部材81が縦ガイドレール53
に沿って下降する。中央スライド板87の検知片84が
縦ガイドレール53の下部に設けたホトインタラプタ5
4の発光部と受光部との間に入るので、ホトインタラプ
タ54が検知片84を検知する。これにより、制御手段
201が第1の駆動モータ55の駆動を停止させる(ス
テップS45)。このようにして、引掛装置91が最初
の位置に復帰して次のコイン投入を待っている待機状態
になる。
【0065】なお、引掛装置91は前方に移動している
際、何らかの障害物に当たった場合は、バネ119の弾
性に抗してその障害物に押し戻されることになる。係る
場合、取付部材81のアーム部材85に設けられた検知
片129がホトインタラプタ(検出手段)127の発光
部と受光部との間に入るので、ホトインタラプタ127
が検知片129を検知する。これにより、制御手段20
1が直ちに前後移動手段31の第2の駆動モータ37を
逆回転させ、次に上下移動手段51の第1の駆動モータ
55を逆回転させて、最初の位置に復帰させることがで
きる。
【0066】また、回転ドラム161に設けた検知片1
93が上板141に設けたホトインタラプタ191を通
ることによって検出されるので、このホトインタラプタ
191の検出出力をカウントすることにより、回転ドラ
ム161の回転数が算出される。そして、回転軸151
に設けた検知片187が上板141に設けたホトインタ
ラプタ183を通ることによって検出されるので、この
ホトインタラプタ183の検出出力をカウントすること
により、回転軸151の回転数が算出される。
【0067】引掛装置91が回転ドラム161と接触等
することにより、回転ドラム161の回転が停止した場
合には、回転ドラム161の回転が検出されなくなる。
この場合、回転ドラム161が回転しなくても回転軸1
51は回転可能であるので、制御手段201が回転軸1
51と回転ドラム161との双方の回転数の差を検出す
る。制御手段201は双方の回転数の差が所定数(例え
ば3回)であることを判断すると、直ちに回転軸151
を駆動する第3の駆動モータ143の駆動を停止させ、
ゲーム装置本体10に設けた警告ランプを点灯させ、警
告音等を発生させる。
【0068】上記実施例において、ゲーム装置本体10
又は取付部材81のアーム部材85に電子ゲームを設け
ることができる。この電子ゲームは、種々のものがあ
り、例えば、複数のLEDを並べて点滅させ、最後の点
滅位置で当たり、はずれを決定させるもの等がある。こ
のようなゲーム装置を上記したように、ゲーム装置本体
10等に設け、当たりの場合は、ボーナス時間を設定し
て物品176を取り易くさせることができる。また、コ
イン投入口209にコインを何回か投入することによっ
て、ランダムに当たりはずれを行う、いわゆるくじ引き
的なものにしても構わない。以下、上記実施例を参照し
て説明する。
【0069】ゲーム装置本体10のコイン投入口209
からコインを投入して、景品取り出しゲームが終了する
と、フィーバーゲーム等の電子ゲームが開始され(ステ
ップS47)、はずれの場合はその時点で全て終了し
(ステップS49,S51)、当たりの場合はボーナス
時間を設定するためのタイマーを作動させる(ステップ
S49,S53)。そして、制御手段201は傾動手段
92の第4の駆動モータ95を駆動して引掛けピン10
7を連続的に傾動させる(ステップS55)。上下操作
釦203を押圧すると(ステップS61)、上記したよ
うに制御手段201は上下移動手段51の第1の駆動モ
ータ55を駆動させ(ステップS63)、引掛装置91
を取り付けた取付部材81を縦ガイドレール53に沿っ
て上昇させる(図7参照)(ステップS65)。
【0070】上下操作釦203の押圧を解除すると(ス
テップS67)、第1の駆動モータ55の回転が停止し
(ステップS69)、引掛けピン107の上昇が停止す
る(ステップSS71)。そして、ホトインタラプタ1
23が引掛けピン107の略水平状態を検出して、引掛
けピン107が略水平状態の位置で停止する(ステップ
S72)。次に遊戯者が、回転している物品176のタ
イミングに合わせて前後操作釦205を押圧すると(ス
テップS73)、制御手段201が前後移動手段31の
第2の駆動モータ37を駆動し(ステップS75)、縦
ガイドレール53が前方に移動する(ステップS7
7)。縦ガイドレール53が所定位置まで移動すると
(図9参照)、上スライド板69に設けた検知片77が
上ガイドレール33の奥に設けたホトインタラプタ49
の発光部と受光部との間に入って、ホトインタラプタ4
9が検知片77を検知する(ステップS81)。これに
より、制御手段201が第2の駆動モータ37の回転を
停止させるので(ステップS83)、縦ガイドレール5
3が停止して引掛装置91を停止させる(ステップS8
5)。
【0071】制御手段201が傾動手段92の第4の駆
動モータ95を駆動して引掛けピン107を上方に傾動
させ(ステップS86)、物品176を引掛け易くさせ
た後、制御手段201が、上下移動手段51の第1の駆
動モータ55を少し駆動して引掛けピン107を僅かに
上昇させる(ステップS87)。さらに制御手段201
が前後移動手段31の第2の駆動モータ37を逆駆動す
る。第2の駆動モータ37の逆回転により縦ガイドレー
ル53が後方に移動して初期位置へ復帰する(ステップ
S89)。
【0072】制御手段201は、図10に示すように、
傾動手段92の第4の駆動モータ95を所定時間一方向
に駆動させて引掛けピン107を下方に傾動させる(ス
テップS91)。引掛けピン107に物品176が引掛
かっている場合は、物品176は底壁21に落下し、底
壁21の傾斜に従って物品取出口25に送られ、物品取
出口25から取り出すことができる。
【0073】制御手段201は、第4の駆動モータ95
を上記所定時間経過後逆方向に駆動させ、引掛けピン1
07を元の略水平状態に戻す(ステップS93)。制御
手段201が上下移動手段51の第1の駆動モータ55
を逆駆動させ、引掛装置91を最初の位置に復帰させる
(ステップS95)。次に、タイムアップしたかどうか
を判断する(ステップS97)。ボーナス時間内であれ
ば、何度でもフィーバーゲームを繰り返すことができ、
ボーナス時間が終了した場合は終了して、次のコイン投
入を待つ待機状態になる。尚、他方のゲーム装置の作用
も前述した一方のゲーム装置1と同様であり、詳細な説
明を省略する。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項1
記載のゲーム装置は、前後移動手段と上下移動手段を利
用して引掛装置を移動させ、物品を引掛けて取り出すこ
とができるので、物品を掴み取る複雑な装置を不要と
し、極めて斬新で簡単な構造にすることができるという
効果がある。
【0075】本願請求項2記載のゲーム装置は、物品を
引掛ける引掛装置を前後移動手段で移動させている際
に、引掛装置が何らかの障害物に当たって移動を停止し
た場合、前後移動手段の駆動を強制的に停止させて、引
掛装置と前後移動手段の破壊を防止することができると
いう効果がある。
【0076】本願請求項3記載のゲーム装置は、全ての
物品が回転する吊り下げ体のハンガー手段に取り付けら
れるので、全ての物品をよく見ることができ、全ての物
品の中からゲーム者の欲する物品を選択することがで
き、従来のキャッチャーゲーム装置のように物品が積み
重ねられたために取り出せない物品が存在するようなこ
とがないという効果がある。また、取り出される物品が
動いているので、静的な物品と異なり、取り出すのにテ
クニックが必要となり、興趣あるゲームとすることがで
きるという効果がある。
【0077】本願請求項4記載のゲーム装置は、吊り下
げ体と回転軸がクラッチ手段によって連結されているた
め、吊り下げ体の回転が強制的に止められても、回転軸
が吊り下げ体の影響を受けることなく回転し、吊り下げ
体、回転軸及びその駆動モータ等を破壊することがない
という効果がある。また、回転軸と吊り下げ体の回転数
の差が生じる、駆動モータの駆動を停止させるので、回
転軸と吊り下げ体の滑り摩擦により発生する発熱を抑え
ることができるという効果がある。
【0078】本願請求項5記載のゲーム装置は、引掛装
置の引掛部材を上方に傾動させて物品を直接引掛けるの
で、物品を容易に取り出すことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るゲーム装置を組み合わ
せたゲーム機の全体斜視図である。
【図2】上記ゲーム装置の要部断面側面図である。
【図3】上記ゲーム装置の吊り下げ体の要部斜視図であ
る。
【図4】上記ゲーム装置の移動装置の要部斜視図であ
る。
【図5】上記ゲーム装置の引掛装置の要部分解斜視図で
ある。
【図6】上記ゲーム装置の引掛装置の要部全体斜視図で
ある。
【図7】上記ゲーム装置の動作説明図である。
【図8】上記ゲーム装置の動作説明図である。
【図9】上記ゲーム装置の動作説明図である。
【図10】上記ゲーム装置の動作説明図である。
【図11】制御手段とその周辺部の回路ブロック図であ
る。
【図12】制御手段の各種制御処理を示したフローチャ
ートである。
【図13】制御手段の各種制御処理を示したフローチャ
ートである。
【図14】制御手段の各種制御処理を示したフローチャ
ートである。
【図15】制御手段の各種制御処理を示したフローチャ
ートである。
【符号の説明】
A ゲーム機 1 ゲーム装置 10 ゲーム装置本体 11 物品収容室 13 左側壁 15 右側壁 17 後壁 19 上壁 21 底壁 23 ガラス板 25 物品取出口 30 移動装置 31 前後移動手段 33 上ガイドレール 33a 摺動溝 35 下ガイドレール 35a 摺動溝 37 第2の駆動モータ 38 第2の減速装置 39 取付片 41 駆動歯付ベルト車 43 従動歯付ベルト車 45 歯付ベルト 47 ホトインタラプタ 49 ホトインタラプタ 51 上下移動手段 52 ホトインタラプタ 53 縦ガイドレール 53a 摺動溝 54 ホトインタラプタ 55 第1の駆動モータ 57 第1の減速装置 58 出力軸 59 取付板 61 軸受板 63 送りネジ 65 ジョイント 67 取付部材 69 上スライド板 71 下スライド板 73 固定突起 75 検知片 77 検知片 81 取付部材 83 基部材 84 検知片 85 アーム部材 87 中央スライド板 89 雌ネジ部 90 軸受板 91 引掛装置 92 傾動手段 93 枠部材 95 第4の駆動モータ 97 第4の減速装置 99 取付板 101 軸受板 103 回動シャフト 105 ジョイント 107 引掛けピン(引掛部材) 108 割り溝 111 支持ピン 113 バネ受板 115 支軸 117 バネ受座 119 バネ(弾性部材) 121 バネ受座 123 ホトインタラプタ 125 検知片 127 ホトインタラプタ(検知手段) 129 検知片 141 上板 143 第3の駆動モータ 145 減速歯車装置 146 駆動歯付ベルト車 147 取付板 149 軸受部材 151 回転軸 153 従動歯付ベルト車 155 歯付ベルト 157 係止部材(クラッチ手段) 161 回転ドラム(吊り下げ体) 163 上壁 165 下壁 167 カバー 169 係合溝 171 ハンガー手段 173 柄部 175 取付部 176 物品 177 ひも部材 179 ストッパー片 181 ネジ部 183 ホトインタラプタ(第1のカウンター) 185 取付部材 187 検知片 191 ホトインタラプタ(第2のカウンター) 193 検知片 201 制御手段 203 上下操作釦(上下操作部) 205 前後操作釦(前後操作部) 209 コイン投入口 211 コイン検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    るゲーム装置。 (イ)ゲーム装置本体を有すること。 (ロ)ゲーム装置本体内の手前側には、奥に設けられた
    物品を引っ掛けるための引掛装置と、この引掛装置を移
    動させるための移動装置が設けられていること。 (ハ)移動装置は、引掛装置を取り付ける取付部材と、
    取付部材に取り付けた引掛装置を初期位置から上下方向
    に移動させるための上下移動手段と、取付部材に取り付
    けた引掛装置を初期位置から前後方向に移動させるため
    の前後移動手段とからなること。 (ニ)引掛装置は、物品を引掛ける引掛部材と、この引
    掛部材を略水平状態から上下方向に傾動させるための傾
    動手段を有していること。 (ホ)ゲーム装置本体には、前記上下移動手段を駆動操
    作する上下操作部と、前記前後移動手段を駆動操作する
    前後操作部が設けられていること。 (ヘ)ゲーム装置本体には、上下移動手段と前後移動手
    段と傾動手段の駆動・停止を制御する制御手段が設けら
    れていること。 (ト)制御手段は、上下操作部が操作されると上下移動
    手段を駆動して引掛装置を初期位置から上方に移動させ
    るように構成されていること。 (チ)制御手段は、前後操作部が操作されると前後移動
    手段を駆動して引掛装置を前方の所定位置まで移動させ
    た後、上下移動手段を駆動して引掛装置を僅かに上方に
    移動させ、次に前後移動手段を駆動して引掛装置を後方
    に移動させ、傾動手段を駆動して引掛部材を下方に傾動
    させるように構成されていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る請求項1記載のゲーム装置。 (イ)引掛装置は、取付部材に前後方向移動自在且つ弾
    性部材によって前方向に付勢されるようにして取り付け
    られていること。 (ロ)引掛装置又は取付部材には、引掛装置が前後移動
    手段の駆動により前方に移動している際に、引掛装置が
    弾性部材の弾性に抗して後方に移動した時に、この移動
    を検知する検知手段が設けられていること。 (ハ)制御手段は、上記検知手段の検知信号に基づき、
    前後移動手段の駆動を停止するように構成されているこ
    と。
  3. 【請求項3】 ゲーム装置本体の奥側には、駆動モータ
    により回転する吊り下げ体が設けられており、この吊り
    下げ体には物品を吊り下げるハンガー手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のゲーム装
    置。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のゲーム装置。 (イ)ゲーム装置本体の奥側には、駆動モータにより回
    転する回転軸と、この回転軸に回動自在に取り付けられ
    且つ物品を吊り下げるハンガー手段を有する吊り下げ体
    が設けられていること。 (ロ)回転軸と吊り下げ体との間には、回転軸の回転を
    吊り下げ体に伝達するクラッチ手段が設けられているこ
    と。 (ハ)ゲーム装置本体には、上記回転軸の回転数をカウ
    ントする第1のカウンターと、吊り下げ体の回転数をカ
    ウントする第2のカウンターが設けられていること。 (ニ)制御手段は、第1のカウンターでカウントした回
    転数と第2のカウンターでカウントした回転数の差が生
    じたとき、駆動モータを停止させるように構成されてい
    ること。
  5. 【請求項5】 制御手段は、上下操作部が操作される
    と、上下移動手段を駆動して引掛装置を初期位置から上
    方に移動させ、さらに前後操作部が操作されると、前後
    移動手段を駆動して引掛装置を前方の所定位置まで移動
    させた後、傾動手段を駆動して引掛部材を上方に傾動さ
    せ、上下移動手段を駆動して引掛装置を僅かに上方に移
    動させ、次に前後移動手段を駆動して引掛装置を後方に
    移動させ、傾動手段を駆動して引掛部材を上方から下方
    に傾動させた後、元の略水平状態に戻し、さらに上下移
    動手段を駆動して引掛装置を下方に移動させ、引掛装置
    を初期位置に復帰させるように構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のゲーム装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183635A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Taito Corp 景品払い出しゲーム機
JP2010284276A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Sega Corp 景品取得装置

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