JP5427382B2 - 親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン - Google Patents
親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン Download PDFInfo
- Publication number
- JP5427382B2 JP5427382B2 JP2008235452A JP2008235452A JP5427382B2 JP 5427382 B2 JP5427382 B2 JP 5427382B2 JP 2008235452 A JP2008235452 A JP 2008235452A JP 2008235452 A JP2008235452 A JP 2008235452A JP 5427382 B2 JP5427382 B2 JP 5427382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrophilic
- group
- polymer
- film
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- UAAXDXSYDNGZKX-UHFFFAOYSA-N CCC(C(N)=O)=C=C Chemical compound CCC(C(N)=O)=C=C UAAXDXSYDNGZKX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D201/00—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds
- C09D201/02—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups
- C09D201/10—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups containing hydrolysable silane groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/52—Amides or imides
- C08F220/54—Amides, e.g. N,N-dimethylacrylamide or N-isopropylacrylamide
- C08F220/56—Acrylamide; Methacrylamide
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2245/00—Coatings; Surface treatments
- F28F2245/02—Coatings; Surface treatments hydrophilic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
これらの課題を解決するため、熱交換器のフィン材表面を親水性組成物で処理することが知られている(特許文献2〜4)。
また、親水性組成物で処理した熱交換器としては、例えば特許文献5などが知られている。
<1>
基材上に、(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマー、及び(B)金属錯体触媒を含有する親水性組成物により形成された親水性膜を設けた親水性部材であって、該親水性膜の水膨潤度が1.5倍以下であり、
前記(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーが下記一般式(1)で表される構造を含むことを特徴とする親水性部材。
一般式(1)中、R 3 、R 4 、R 5 およびR 6 はそれぞれ独立に水素原子又は炭化水素基を表し、Xは加水分解性アルコキシシリル基を表し、L 2 は単結合又は連結基を示し、L 3 は、単結合、−CONHCH 2 CH 2 CH 2 −、又は、−CO 2 CH 2 CH 2 NHCONHCH 2 CH 2 CH 2 −を示し、Yは−NHCOR 7 、−CONH 2 、−N(R 7 ) 2 、−CON(R 7 ) 2 、−COR 7 、−OM、−CO 2 M、−SO 3 M、−PO 3 M、−OPO 3 M又は−N(R 7 ) 3 Z 1 を表し、ここで、R 7 はアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はオニウムを表し、Z 1 はハロゲンイオンを表す。
<2>
前記L 3 は、単結合又は−CONHCH 2 CH 2 CH 2 −であることを特徴とする<1>に記載の親水性部材。
<3>
前記L 2 は、単結合、−CONHCH 2 CH 2 −、又は、−CO 2 CH 2 CH 2 CH 2 −であることを特徴とする<1>または<2>に記載の親水性部材。
<4>
前記Yは、−NHCOCH 3 、−CONH 2 、−OM、又は、−SO 3 Mであることを特徴とする<1>〜<3>のいずれかに記載の親水性部材。
ここで、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はオニウムを表す。
<5>
水中における前記親水性膜と水との屈折率の差が0.14以上であることを特徴とする<1>〜<4>のいずれかに記載の親水性部材。
<6>
水中における前記親水性膜と水との屈折率の差が0.17以上0.20以下であることを特徴とする<1>〜<5>のいずれかに記載の親水性部材。
<7>
前記親水性組成物中に、さらに、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーを含有することを特徴とする<1>〜<6>のいずれかに記載の親水性部材。
<8>
前記親水性組成物中の、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマー/(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマーの質量比率が50/50〜5/95の範囲内であることを特徴とする<7>に記載の親水性部材。
<9>
前記(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーが下記一般式(2)で表される構造を含むことを特徴とする<7>または<8>に記載の親水性部材。
一般式(2)中、R 1 およびR 2 はそれぞれ独立に水素原子又は炭化水素基を表し、Xは加水分解性アルコキシシリル基を表し、AおよびL 1 は、それぞれ独立に単結合または連結基を示し、Yは−NHCOR 7 、−CONH 2 、−N(R 7 ) 2 、−CON(R 7 ) 2 、−COR 7 、−OM、−CO 2 M、−SO 3 M、−PO 3 M、−OPO 3 M又は−N(R 7 ) 3 Z 1 を表し、ここで、R 7 はアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はオニウムを表し、Z 1 はハロゲンイオンを表す。
<10>
前記親水性膜が親水性組成物を基材上に塗布した後、50℃〜180℃の温度で1時間以上加熱処理を施されたものであることを特徴とする<1>〜<9>のいずれかに記載の親水性部材。
<11>
<1>〜<10>のいずれかに記載の親水性部材を有することを特徴とするフィン材。
<12>
<11>に記載のフィン材がアルミニウム製であることを特徴とするアルミニウム製フィン材。
<13>
<12>に記載のアルミニウム製フィン材を用いたことを特徴とする熱交換器。
<14>
<13>に記載の熱交換器を用いたことを特徴とするエアコン。
本発明は、前記<1>〜<14>に係る発明であるが、参考のためにそれ以外の事項(例えば、下記1〜12)についても記載している。
1. 基材上に、(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマー、及び(B)金属錯体触媒を含有する親水性組成物により形成された親水性膜を設けた親水性部材であって、該親水性膜の水膨潤度が1.5倍以下であることを特徴とする親水性部材。
2. 水中における該親水性膜と水との屈折率の差が0.14以上であることを特徴とする上記1に記載の親水性部材。
3. 水中における前記親水性膜と水との屈折率の差が0.17以上0.20以下であることを特徴とする上記1または2に記載の親水性部材。
4. 前記親水性組成物中に、さらに、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーを含有することを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の親水性部材。
5. 前記親水性組成物が、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマー/(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマーの質量比率が50/50〜5/95の範囲内であることを特徴とする上記4に記載の親水性部材。
6. 前記(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーが下記一般式(1)で表される構造を含むことを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の親水性部材。
7. 前記(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーが下記一般式(2)で表される構造を含むことを特徴とする上記4〜6のいずれかに記載の親水性部材。
8. 前記親水性膜が親水性組成物を基材上に塗布した後、50℃〜180℃の温度で1時間以上加熱処理を施されたものであることを特徴とする上記1〜7のいずれかに記載の親水性部材。
9. 上記1〜8のいずれかに記載の親水性部材を有することを特徴とするフィン材。
10. 上記9に記載のフィン材がアルミニウム製であることを特徴とするアルミニウム製フィン材。
11. 上記10に記載のアルミニウム製フィン材を用いたことを特徴とする熱交換器。
12. 上記11に記載の熱交換器を用いたことを特徴とするエアコン。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明で使用される親水性ポリマーは、(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマー((A−1)特定親水性ポリマーとも呼ぶ)であり、好ましくは、下記一般式(1)で表される構造を有するポリマーである。
一般式(a): −Si(R102)a(OR101)3-a
一般式(a)中、R101は水素原子またはアルキル基、R102は水素原子またはアルキル基、アリール基およびアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、aは0〜2の整数を表す。ただし、少なくとも1つのR101はアルキル基を表す。R101またはR102は複数存在する場合は互いに同一でも異なっていてもよい。
R102がアルキル基を表す場合は炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、具体的には、メチル基、エチル基、ヘキシル基などが好ましく、アリール基を表す場合は炭素数6〜25のアリール基が好ましく、具体的には、フェニル基などが好ましく、アラルキル基を表す場合は炭素数7〜12のアラルキル基が好ましく、具体的には、スチリル基などが好ましい。
親水性ポリマーの共重合比率は、親水性官能基Yの量が上記範囲内になるように任意に設定することができる。好ましくは、Yを含有するモノマーのモル比(m)とXを含有するモノマーのモル比(n)が、m/n=30/70〜99/1の範囲が好ましく、m/n=40/60〜98/2がより好ましく、m/n=50/50〜97/3が最も好ましい。mがm/n=30/70以上の比率であれば親水性が不足することなく、一方、nがm/n=99/1以上の比率であれば、反応性基量が十分量となり、十分な硬化が得られ、膜強度も十分なものとなる。
一般式(1)で表される構造を有する親水性ポリマーの具体例を以下に示すが、これらに限定されない。M.W.は質量平均分子量を表す。なお、以下に示す具体例のポリマーは、記載される各構造単位が記載のモル比で含まれるランダム共重合体であることを意味する。
親水性ポリマーを合成するためのラジカル重合法としては、上記以外にも従来公知の方法の何れをも使用することができる。具体的には、一般的なラジカル重合法は、例えば、新高分子実験学3、高分子の合成と反応1(高分子学会編、共立出版)、新実験化学講座19、高分子化学(I)(日本化学会編、丸善)、物質工学講座、高分子合成化学(東京電気大学出版局) 等に記載されており、これらを適用することができる。
分子量が大き過ぎると塗布液粘度が上がりすぎる。低すぎると密着性や親水性等が不足する懸念がある。
スチレン類の具体例としては、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、プロピルスチレン、シクロヘキシルスチレン、クロロメチルスチレン、トリフルオロメチルスチレン、エトキシメチルスチレン、アセトキシメチルスチレン、メトキシスチレン、ジメトキシスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン、ヨードスチレン、フルオロスチレン、カルボキシスチレン等が挙げられる。
本発明の親水性膜の形成において使用する金属錯体触媒は、親水性ポリマー中の加水分解性アルコキシシリル基の加水分解、重縮合を促進し、親水性ポリマー同士の結合を生起させる役割を果たす。特に好ましい金属錯体触媒としては、周期律表の2A,3B,4A及び5A族から選ばれる金属元素とβ−ジケトン、ケトエステル、ヒドロキシカルボン酸又はそのエステル、アミノアルコール、エノール性活性水素化合物の中から選ばれるオキソ又はヒドロキシ酸素含有化合物から構成される金属錯体である。
構成金属元素の中では、Mg,Ca,Sr,Baなどの2A族元素、Al,Gaなどの3B族元素,Ti,Zrなどの4A族元素及びV,Nb及びTaなどの5A族元素が好ましく、それぞれ触媒効果の優れた錯体を形成する。その中でもZr、Al及びTiから得られる錯体が優れており、好ましい。
Tec.16.209(1999)に詳細な記載がある。反応メカニズムとしては以下のスキームを推定している。すなわち、塗布液中では、金属錯体は、配位構造を取って安定であり、塗布後の加熱乾燥過程に始まる脱水縮合反応では、酸触媒に似た機構で架橋を促進させるものと考えられる。いずれにしても、この金属錯体を用いたことにより塗布液経時安定性及び皮膜面質の改善と、高親水性、高耐久性の、いずれも満足させるに至った。
上記の金属錯体触媒は、市販品として容易に入手でき、また公知の合成方法、例えば各金属塩化物とアルコールとの反応によっても得られる。
金属錯体触媒は、本発明の親水性膜形成用組成物中に、固形分として、好ましくは0.1〜50質量%、更に好ましくは0.5〜20質量%の範囲で使用される。また、(B)金属錯体触媒は、単独で用いても2種以上併用してもよい。
一般式(2)で表される構造を有する親水性ポリマーの質量平均分子量は、100万以下が好ましく、1000乃至100万がさらに好ましく、2000乃至5万が最も好ましい。
親水性組成物中、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマー/(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマーの質量比率が50/50〜5/95の範囲内であることが好ましい。
本発明においては、形成された親水性膜の緻密性を上げることを目的にSi、Ti、Zr、Alから選択される元素のアルコキシド化合物(特定アルコキシドとも呼ぶ)を親水性膜形成用組成物中に添加しても良い。特定アルコキシドは、その構造中に加水分解縮合性の官能基を有し、架橋剤としての機能を果たす加水分解重合性化合物であり、前記(A−1)親水性ポリマーと縮重合することで、架橋構造を有する強固な被膜を形成する。
特定アルコキシドは、下記一般式(3)で表される化合物であることが好ましく、親水性膜を硬化させるために、架橋構造を形成するにあたっては、前記(A−1)親水性ポリマー、(B)金属錯体触媒、及び一般式(3)で表される特定アルコキシドを混合して支持体表面に被覆し、加熱、乾燥する。
YがTiである場合、即ち、チタンを含むものとしては、例えば、トリメトキシチタネート、テトラメトキシチタネート、トリエトキシチタネート、テトラエトキシチタネート、テトラプロポキシチタネート、クロロトリメトキシチタネート、クロロトリエトキシチタネート、エチルトリメトキシチタネート、メチルトリエトキシチタネート、エチルトリエトキシチタネート、ジエチルジエトキシチタネート、フェニルトリメトキシチタネート、フェニルトリエトキシチタネート等を挙げることができる。
YがZrである場合、即ち、ジルコニウムを含むものとしては、例えば、前記チタンを含むものとして例示した化合物に対応するジルコネートを挙げることができる。
これらの中でも、YがSiであるアルコキシドが被膜性の観点から好ましい。
特定アルコキシドは、本発明の親水性組成物中に、不揮発性成分として、好ましくは0〜80質量%、更に好ましくは2〜70質量%の範囲で使用される。
特定アルコキシドは市販品が容易に入手できるし、公知の合成方法、たとえば各金属塩化物とアルコールとの反応によっても得られる。
本発明においては、前記親水性膜形成用組成物の塗布面状を向上させるために界面活性剤を用いるのが好ましい。界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、フッ素系界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明に用いられる両性界面活性剤は、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。例えば、カルボキシベタイン類、アミノカルボン酸類、スルホベタイン類、アミノ硫酸エステル類、イミタゾリン類が挙げられる。
界面活性剤の含有量は、親水性組成物の全固形分に対して、0.001〜10質量%であるのが好ましく、0.01〜5質量%であるのがより好ましい。
本発明における親水性組成物を所望の支持体上に塗設し、親水性膜を形成し、親水性部材とすることができる。
本発明の親水性部材に抗菌性、防カビ性、防藻性を付与するために、親水性組成物に抗菌剤を含有させることができる。親水性膜の形成において、親水性、水溶性抗菌剤を含有させることが好ましい。親水性、水溶性抗菌剤を含有させることにより、表面親水性を損なうことなく抗菌性、防カビ性、防藻性に優れた表面親水性部材が得られる。
抗菌剤としては、親水性部材の親水性を低下させない化合物を添加することが好ましく、そのような抗菌剤としては、無機系抗菌剤または、水溶性の有機系抗菌剤が挙げられる。抗菌剤としては、黄色ブドウ球菌や大腸菌に代表される細菌類や、かび,酵母などの真菌類など、身の回りに存在する菌類に対して殺菌効果を発揮するものが用いられる。
例えば1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、N−フルオルジクロロメチルチオ−フタルイミド、2,3,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、N−トリクロロメチルチオ−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド、8−キノリン酸銅、ビス(トリブチル錫)オキシド、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール〈以後、TBZと表示〉、2−ベンズイミダゾールカルバミン酸メチル〈以後、BCMと表示〉、10,10’−オキシビスフェノキシアルシン〈以後、OBPAと表示〉、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォン)ピリジン、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛〈以後、ZPTと表示〉、N,N−ジメチル−N’−(フルオロジクロロメチルチオ)−N’−フェニルスルファミド〈ジクロルフルアニド〉、ポリ−(ヘキサメチレンビグアニド)ハイドロクロライド、ジチオ−2−2’−ビス(ベンズメチルアミド)、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、ヘキサヒドロ−1,3−トリス−(2−ヒドロキシエチル)−S−トリアジン、p−クロロ−m−キシレノール、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン等が挙げられるが、これらに制限されるものではない。
これら有機系の抗菌剤は、親水性、耐水性、昇華性、安全性等を考慮し、適宜選択して使用することができる。有機系抗菌剤中では、親水性、抗菌効果、コストの点から2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、TBZ、BCM、OBPA、ZPTが好ましい。
本発明には、アミノ酸の両側に金属を複合させたアミノメタルから成る日鉱の「商品名ホロンキラービースセラ」が好ましい。
これらは蒸散性ではなく、また、親水性膜のポリマーや架橋剤成分と相互作用しやすく、安定に分子分散あるいは固体分散可能であり、親水性膜表面に抗菌剤が効果的に露出しやすく、かつ、水がかかっても溶出することなく、効果を長期間持続させることができ、人体に影響を及ぼすこともない。また、親水性膜や塗布液に対して安定に分散することができ、親水性膜や塗布液の劣化もおこらない。
上記抗菌剤の中では、抗菌効果が大きいことから、銀系無機抗菌剤と水溶性有機抗菌剤が最も好ましい。特にケイ酸塩系担体であるゼオライトに銀を担持させた銀ゼオライトやシリカゲルに銀を担持させた抗菌剤や2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、TPN、TBZ、BCM、OBPA、ZPTが好ましい。特に好ましい市販の銀ゼオライト系抗菌剤としては、品川燃料の「ゼオミック」や富士シリシア化学の「シルウェル」や日本電子材料の「バクテノン」等がある。その他、銀を無機イオン交換体セラミックスに担持させた東亜合成の「ノバロン」や触媒化成工業の「アトミーボール」やトリアジン系抗菌剤の「サンアイバックP」(三愛石油製)も好ましい。
本発明の親水性膜形成用の組成物には、親水性膜の硬化皮膜強度向上及び親水性、保水性向上のために、無機微粒子を含有してもよい。
無機微粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化チタン、炭酸マグネシウム、アルギン酸カルシウムまたはこれらの混合物が好適に挙げられる。これらは光熱変換性でなくても、皮膜の強化、表面粗面化による界面接着性の強化等に用いることができる。
無機微粒子は、平均粒径が5nm〜10μmであるのが好ましく、0.5μm〜3μmであるのがより好ましい。上記範囲であると、親水性膜中に安定に分散して、膜強度および親水性を十分に保持でき好ましい。
上述したような無機微粒子は、コロイダルシリカ分散物等の市販品として容易に入手することができる。
無機微粒子の含有量は、親水性膜形成用組成物の全固形分に対して、20質量%以下であるのが好ましく、10質量%以下であるのがより好ましい。
本発明においては、親水性膜の耐候性向上、耐久性向上の観点から、紫外線吸収剤を用いることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、特開昭58−185677号公報、同61−190537号公報、特開平2−782号公報、同5−197075号公報、同9−34057号公報等に記載されたベンゾトリアゾール系化合物、特開昭46−2784号公報、特開平5−194483号公報、米国特許第3214463号等に記載されたベンゾフェノン系化合物、特公昭48−30492号公報、同56−21141号公報、特開平10−88106号公報等に記載された桂皮酸系化合物、特開平4−298503号公報、同8−53427号公報、同8−239368号公報、同10−182621号公報、特表平8−501291号公報等に記載されたトリアジン系化合物、リサーチディスクロージャーNo.24239号に記載された化合物やスチルベン系、ベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線を吸収して蛍光を発する化合物、いわゆる蛍光増白剤、などが挙げられる。
添加量は目的に応じて適宜選択されるが、一般的には、固形分換算で0.5〜15質量%であることが好ましい。
本発明の組成物および親水性膜の安定性向上のため、親水性膜形成用塗布液に酸化防止剤を添加することができる。酸化防止剤としては、ヨーロッパ公開特許、同第223739号公報、同309401号公報、同第309402号公報、同第310551号公報、同第310552号公報、同第459416号公報、ドイツ公開特許第3435443号公報、特開昭54−48535号公報、同62−262047号公報、同63−113536号公報、同63−163351号公報、特開平2−262654号公報、特開平2−71262号公報、特開平3−121449号公報、特開平5−61166号公報、特開平5−119449号公報、米国特許第4814262号明細書、米国特許第4980275号明細書等に記載のものを挙げることができる。
添加量は目的に応じて適宜選択されるが、固形分換算で0.1〜8質量%であることが好ましい。
本発明の親水性部材の親水性膜形成時に、基板に対する均一な塗膜の形成性を確保するために、親水性膜形成用塗布液に適度に有機溶剤を添加することも有効である。
溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトン系溶剤、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、tert−ブタノール等のアルコール系溶剤、クロロホルム、塩化メチレン等の塩素系溶剤、ベンゼン、トルエン等の芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプロピルなどのエステル系溶剤、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル系溶剤、などが挙げられる。
この場合、VOC(揮発性有機溶剤)の関連から問題が起こらない範囲での添加が有効であり、その量は吸水性膜形成時の塗布液全体に対し0〜50質量%が好ましく、より好ましくは0〜30質量%の範囲である。
本発明の親水性膜形成用組成物には、親水性膜の膜物性を調整するため、親水性を阻害しない範囲で各種高分子化合物を添加することができる。高分子化合物としては、アクリル系重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シェラック、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類、その他の天然樹脂等が使用できる。また、これらは2種以上併用してもかまわない。これらのうち、アクリル系のモノマーの共重合によって得られるビニル系共重合が好ましい。更に、高分子結合材の共重合組成として、「カルボキシル基含有モノマー」、「メタクリル酸アルキルエステル」、又は「アクリル酸アルキルエステル」を構造単位として含む共重合体も好ましく用いられる。
タッキファイヤーとしては、具体的には、特開2001−49200号公報の5〜6pに記載されている高分子量の粘着性ポリマー(例えば、(メタ)アクリル酸と炭素数1〜20のアルキル基を有するアルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数3〜14の脂環族アルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数6〜14の芳香族アルコールとのエステルからなる共重合物)や、重合性不飽和結合を有する低分子量粘着付与性樹脂などである。
本発明に用いられる基材(支持体)は、特に限定されないが、ガラス、プラスチック、金属、セラミックス、木、石、セメント、コンクリート、繊維、布帛、紙、皮革、それらの組合せ、それらの積層体が、いずれも好適に利用できる。特に好ましい基材は、ガラス、プラスチック、ステンレスまたはアルミニウム基板である。
ガラス基板としては、ソーダガラス、鉛ガラス、硼珪酸ガラスなどの何れのガラスを使用しても良い。また目的に応じ、フロート板ガラス、型板ガラス、スリ板ガラス、網入ガラス、線入ガラス、強化ガラス、合わせガラス、複層ガラス、真空ガラス、防犯ガラス、高断熱Low−E複層ガラスを使用することができる。また素板ガラスのまま、前記親水性膜を塗設できるが、必要に応じ、親水性膜の密着性を向上させる目的で、片面又は両面に、酸化法や粗面化法等により表面親水化処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、グロー放電処理、クロム酸処理(湿式)、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理等が挙げられる。粗面化法としては、サンドブラスト、ブラシ研磨等により機械的に粗面化することもできる。
フィン材として用いる場合、基材としてはアルミニウム製のものが好ましい。
下塗層は、Si、Ti、ZrおよびAlから選択される元素を含むアルコキシド化合物と不揮発性の触媒とを少なくとも有する組成物を、加水分解、重縮合させたものであることが好ましい。
Si、Ti、ZrおよびAlから選択される元素を含むアルコキシド化合物と不揮発性触媒とを少なくとも有する組成物を、加水分解、重縮合させた下塗層は、架橋構造を有し、このようなアルコキシド化合物の加水分解、縮重合により形成された架橋構造を、本発明では、適宜、ゾルゲル架橋構造と称する。
本発明に用いられる不揮発性の触媒としては、特に限定されないが、金属錯体(金属のキレート化合物とも称する)やシランカップリング剤が挙げられる。その他、当業界においては触媒として酸またはアルカリが好適に用いられるが、これらも沸点が20℃以上のものであれば特に制限なく適用可能である。たとえば沸点が−83℃の塩酸などは除かれるが、沸点が121℃の硝酸や分解温度が213℃のリン酸などは本発明において不揮発性の触媒として適用される。
金属錯体としては、前述のものが挙げられる。
下塗層は、公知の塗布方法で作成することが可能であり、特に限定がなく、例えばスプレーコーティング法、ディップコーティング法、フローコーティング法、スピンコーティング法、ロールコーティング法、フィルムアプリケーター法、スクリーン印刷法、バーコーター法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法が適用できる。
親水性樹脂としては、たとえば、ポリビニルアルコール(PVA)、セルロース系樹脂〔メチルセルロース(MC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、等〕、キチン類、キトサン類、デンプン、エーテル結合を有する樹脂〔ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルエーテル(PVE)等〕、カルバモイル基を有する樹脂〔ポリアクリルアミド(PAAM)、ポリビニルピロリドン(PVP)、等〕等が挙げられる。また、カルボキシル基を有するポリアクリル酸塩、マレイン酸樹脂、アルギン酸塩、ゼラチン類等も挙げることができる。
上記の中でも、ポリビニルアルコール系樹脂、セルロース系樹脂、エーテル結合を有する樹脂、カルバモイル基を有する樹脂、カルボキシル基を有する樹脂、及びゼラチン類から選ばれる少なくとも1種が好ましく、特に、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂、ゼラチン類が好ましい。
上記の親水性樹脂及び水分散性ラテックスは、各々一種単独で用いるほか二種以上を併用してもよく、親水性樹脂と水分散性ラテックスとを併用してもよい。
また、上記親水性樹脂や水分散性ラテックスを架橋する架橋剤を用いても良い。
本発明に適応可能な架橋剤としては、公知の熱により架橋を形成する架橋剤を用いることができる。一般的な熱架橋剤としては、「架橋剤ハンドブック」山下晋三、金子東助著、大成社刊(1981)に記載されているものがある。本発明に用いられる架橋剤の官能基数は2個以上で、且つ、親水性樹脂や水分散性ラテックスと有効に架橋可能ならば特に制限はない。具体的な熱架橋剤としては、ポリアクリル酸等のポリカルボン酸、ポリエチレンイミン等のアミン化合物、エチレンまたはプロピレングリコールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコールジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレンまたはポリプロピレングリコールグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等のポリエポキシ化合物、グリオキザル、テレフタルアルデヒドなどのポリアルデヒド化合物、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、シクロヘキサンフェニレンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、イソプロピルベンゼン−2,4−ジイソシアネート、ポリプロピレングリコール/トリレンジイソシアネート付加反応物などのポリイソシアネート化合物、ブロックポリイソシアネート化合物、テトラアルコキンシランなどのシランカップリング剤、アルミニウム、銅、鉄(III)のアセチルアセトナートなどの金属架橋剤、トリメチロールメラミン、ペンタエリスリトールなどのポリメチロール化合物、などが挙げられる。これらの熱架橋剤のなかでも、塗布溶液の調液のしやすさ、作製した親水性膜の親水性低下を防止するという観点から水溶性の架橋剤であることが好ましい。
前記親水性樹脂及び/又は水分散性ラテックスの、下塗り層中における総量としては、0.01〜20g/m2が好ましく、0.1〜10g/m2がより好ましい。
本発明の親水性部材は、その目的、形態、使用場所に応じ、適宜別の層を付加して使用することができる。以下に必要に応じ付加される層構成について述べる。
1)接着層
本発明の親水性部材を、別の基材上に貼り付けて使用する場合、基材の裏面に、接着層として、感圧接着剤である粘着剤が好ましく用いられる。粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系、スチレン系粘着剤などの一般的に粘着シートに用いられるものが使用できる。
光学的に透明なものが必要な場合は光学用途向けの粘着剤が選ばれる。着色、半透明、マット調などの模様が必要な場合は、基材における模様付けのほかに粘着剤に、染料、有機や無機の微粒子を添加して効果を出すことも行うことができる。
粘着付与剤が必要な場合、樹脂、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂、スチレン系樹脂およびこれらの水素添加物などの接着付与樹脂を1種類または混合して用いることができる。
本発明で用いられる粘着剤の粘着力は一般に言われる強粘着であり、200g/25mm以上、好ましくは300g/25mm以上、さらに好ましくは400g/25mm以上である。なお、ここでいう粘着力はJIS Z 0237 に準拠し、180度剥離試験によって測定した値である。
本発明の親水性部材が前記の接着層を有する場合には、さらに離型層を付加することができる。離型層には、離型性をもたせるために、離型剤を含有させることが好ましい。離型剤しては、一般的に、ポリオルガノシロキサンからなるシリコーン系離型剤、フッ素系化合物、ポリビニルアルコールの長鎖アルキル変性物、ポリエチレンイミンの長鎖アルキル変性物等が用いることができる。また、ホットメルト型離型剤、ラジカル重合、カチオン重合、重縮合反応等により離型性モノマーを硬化させるモノマー型離型剤などの各種の離型剤や、この他、アクリル−シリコーン系共重合樹脂、アクリル−フッ素系共重合樹脂、及びウレタン−シリコーン−フッ素系共重合樹脂などの共重合系樹脂、並びに、シリコーン系樹脂とアクリル系樹脂との樹脂ブレンド、フッ素系樹脂とアクリル系樹脂との樹脂ブレンドが用いられる。また、フッ素原子及び/又はケイ素原子のいずれかの原子と、活性エネルギー線重合性基含有化合物を含む硬化性組成物を、硬化して得られるハードコート離型層としてもよい。
親水性膜の上に、保護層を設けてもよい。保護層は、ハンドリング時や輸送時、保管時などの親水性表面の傷付きや、汚れ物質の付着による親水性の低下を防止する機能を有する。保護層としては、上記離型層や、下塗り層に用いた親水性ポリマー層を使用することができる。保護層は、親水性部材を適切な基材へ貼り付けた後には剥がされる。
本発明の親水性膜を有する親水性部材は、シート状、ロール状あるいはリボン状の形態で供されてもよく、適切な基材に貼り付けるために、あらかじめカットされたものとして供給することもできる。
親水性膜表面の親水性度は、汎用的に、水滴接触角で測定される。しかし、本発明のような非常に親水性の高い表面においては、水滴接触角が10°以下、さらには5°以下になることがあり、親水性度の相互比較を行うには、限界がある。一方、固体表面の親水性度をより詳細に評価する方法として、表面自由エネルギーの測定がある。種々の方法が提案されているが、本発明では、一例として、Zismanプロット法を用いて表面自由エネルギーを測定した。具体的には、塩化マグネシウムなどの無機電解質の水溶液が濃度とともに表面張力が大きくなる性質を利用し、その水溶液を用いて空中、室温条件で接触角を測定した後、横軸にその水溶液の表面張力、縦軸に接触角をcosθに換算した値をとり、種々の濃度の水溶液の点をプロットして直線関係を得、cosθ=1すなわち、接触角=0°になるときの表面張力を、固体の表面自由エネルギーと定義する測定方法である。水の表面張力は72mN/mであり、表面自由エネルギーの値が大きいほど親水性が高いといえる。
このような方法で測定した表面自由エネルギーが、70mN/m〜95mN/m、好ましくは72mN/m〜93mN/m、さらに好ましくは75mN/m〜90mN/mの範囲にある親水性膜が、親水性に優れ、良好な性能を示す。
親水性膜と水との屈折率の差は、親水性部材を純水に10分間浸漬し、エリプソメトリー(J.A.Woollam社製、VASE)にて親水性膜の屈折率を直接測定し、水との屈折率1.33との差より求めることができる。
透明性は、分光光度計で可視光領域(400nm〜800nm)の光透過率を測定し評価する。光透過率が100%〜70%が好ましく、95%〜75%がより好ましく、95%〜80%の範囲にあることが最も好ましい。この範囲にあることによって、視界をさえぎることなく、親水性膜を塗設した親水性部材を各種用途に適用することができる。
好ましい加熱温度と加熱時間は50℃〜180℃の温度範囲において、2分〜2時間程度行うことが好ましく、80℃〜160℃の温度範囲で5分〜1.5時間行うことがより好ましく、80℃〜160℃の温度範囲で1時間〜1.5時間行うことがさらに好ましい。
ガラスとしては、ソーダガラス、鉛ガラス、硼珪酸ガラスなどの何れのガラスを使用しても良い。また目的に応じ、フロート板ガラス、型板ガラス、スリ板ガラス、網入ガラス、線入ガラス、強化ガラス、合わせガラス、複層ガラス、真空ガラス、防犯ガラス、高断熱Low−E複層ガラスを使用することができる。
防曇効果を有する部材が適用可能な用途としては、車両用バックミラー、浴室用鏡、洗面所用鏡、歯科用鏡、道路鏡のような鏡;眼鏡レンズ、光学レンズ、写真機レンズ、内視鏡レンズ、照明用レンズ、半導体用レンズ、複写機用レンズのようなレンズ;プリズム;建物や監視塔の窓ガラス;その他建材用ガラス;自動車、鉄道車両、航空機、船舶、潜水艇、雪上車、ロープウエイのゴンドラ、遊園地のゴンドラ、種々の乗物の窓ガラス;自動車、鉄道車両、航空機、船舶、潜水艇、雪上車、スノーモービル、オートバイ、ロープウエイのゴンドラ、遊園地のゴンドラ、種々の乗物の風防ガラス;防護用ゴーグル、スポーツ用ゴーグル、防護用マスクのシールド、スポーツ用マスクのシールド、ヘルメットのシールド、冷凍食品陳列ケースのガラス;計測機器のカバーガラス、及び上記物品表面に貼付させるためのフィルムを含む。最も好ましい用途は、自動車用及び建材用のガラスである。
防汚効果を有する部材が適用可能な用途としては、建材、外壁や屋根のような建物外装、建物内装、窓枠、窓ガラス、構造部材、自動車、鉄道車両、航空機、船舶、自転車、オートバイのような乗物の外装及び塗装、機械装置や物品の外装、防塵カバー及び塗装、交通標識、各種表示装置、広告塔、道路用防音壁、鉄道用防音壁、橋梁、ガードレールの外装及び塗装、トンネル内装及び塗装、碍子、太陽電池カバー、太陽熱温水器集熱カバー、ビニールハウス、車両用照明灯のカバー、住宅設備、便器、浴槽、洗面台、照明器具、照明カバー、台所用品、食器、食器洗浄器、食器乾燥器、流し、調理レンジ、キッチンフード、換気扇、及び上記物品表面に貼付させるためのフィルムを含む。
看板、交通標識、防音壁、ビニールハウス、碍子、乗物用カバー、テント材、反射板、雨戸、網戸、太陽電池用カバー、太陽熱温水器等の集熱器用カバー、街灯、舗道、屋外照明、人工滝、人工噴水用石材、タイル、橋、温室、外壁材、壁間や硝子間のシーラー、ガードレール、ベランダ、自動販売機、エアコン室外機、屋外ベンチ、各種表示装置、シャッター、料金所、料金ボックス、屋根樋、車両用ランプ保護カバー、防塵カバー及び塗装、機械装置や物品の塗装、広告塔の外装及び塗装、構造部材、住宅設備、便器、浴槽、洗面台、照明器具、台所用品、食器、食器乾燥器、流し、調理レンジ、キッチンフード、換気扇、窓レール、窓枠、トンネル内壁、トンネル内照明、窓サッシ、熱交換器用フィン材、エアコン室内機、カーエアコン、パッケージエアコン舗道、浴室用洗面所用鏡、ビニールハウス天井、洗面化粧台、自動車ボディ、及びそれら物品に貼着可能なフィルム、ワッペン等を含む。
雪国用屋根材、アンテナ、送電線等への適用も可能であり、その際は、着雪防止性にも優れた特性が得られる。
エアコンとは、エアーコンディショナー(Air Conditioner)の略で、調温、調湿、調和する装置で、クーラーとヒーターを組み合わせた空気調和装置、すなわち冷暖房機のことであり、ルームエアコン、パッケージエアコン、カーエアコンなどの総称を指す。
熱交換器とは、高温の流体がもつ熱エネルギーを低温の流体に伝える装置であり、直接接触方式、隔板や蓄熱器を用いる方式があり、加熱器・冷却器・蒸発器・凝縮器などに使用することができる。熱交換器の用途として、例えば室内用クーラーやエアコン、建設機械用オイルクーラー(油圧作動の建設機械用オイルを冷却)、自動車のラジエーター(エンジンの過熱や加冷を防ぎ、一定温度に保つもの)、コンデンサー(圧縮された高圧ガスは、圧縮熱で暖かくなっているので、この高圧ガスを前面冷却風で冷やし液化状態に戻すもの)、エバポレーター(エアコン関係の中にあり、冷媒のガスを気化させ、廻りの温度を下げるもの)、インタークーラー、車両用ヒーター等が挙げられる。熱交換器はエアコンの部品であり、熱媒体を移動させるパイプと空気中の熱を吸収または熱媒体中の熱を放散させるフィン材から構成される。フィン材表面は結露水によるフィンピッチ間のブリッジ生成を防止するため、親水処理がなされている。近年は汚染物質が存在する環境でも長期間親水性が維持されるフィン材が強く求められている(参考文献:特殊機能コーティング技術 p215〜226 2007年 CMC出版、特開2003−201577号公報)。
フィン材にはアルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられる。該アルミニウム材はアルミニウム純度99%以上、150μm以下の厚み、表面粗さ0.1〜0.4μmのものが好ましく用いられる。また、フィン材に用いられるアルミニウムとしては、表面が脱脂されたもの、必要に応じて化成処理されたアルミニウム板を挙げることができる。アルミニウム製のフィン材は、表面が化成処理されていることが親水化処理皮膜の付着性、耐食性などの点から好適である。上記化成処理としては、例えば、クロメート処理を挙げることができ、その代表例として、アルカリ塩−クロム酸塩法(B.V.法、M.B.V.法、E.W.法、アルロック法、ピルミン法)、クロム酸法、クロメート法、リン酸クロム酸法などの処理法、及びクロム酸クロムを主体とした組成物による無水洗塗布型処理法などが挙げられる。
例えば、熱交換器用フィン材に用いられるアルミニウム等薄板としては、JIS規格で、1100、1050、1200、1N30等の純アルミニウム板、2017、2014等のAl−Cu系合金板、3003、3004等のAl−Mn系合金板、5052、5083等のAl−Mg系合金板、さらには6061等のAl−Mg−Si系合金板等のいずれを用いても良く、またその形状はシートおよびコイルのいずれでも良い。
〔実施例1〕
最も一般的な透明の板ガラスであるフロート板ガラス(厚み2mm)を準備し、該板ガラスの表面を10分間UV/O3処理により親水化した後、下記組成の第1層塗布液(1)をスピンコート塗布し、100℃、10分でオーブン乾燥して、乾燥塗布量1.0g/m2の第1層を形成した。室温で十分冷却した後、第1層塗布面に親水性層塗布液(1)を第2層としてバー塗布し、150℃、30分でオーブン乾燥して乾燥塗布量3.0g/m2の第2層を形成し、親水性部材を得た。
・コロイダルシリカ分散物20質量%水溶液(スノーテックスC:日産化学製)
100g
・下記ゾルゲル調製液(1) 500g
・下記アニオン系界面活性剤の5質量%水溶液 30g
・精製水 450g
エチルアルコール200g、アセチルアセトン10g、オルトチタン酸テトラエチル10g、精製水100g中に、テトラメトキシシラン(東京化成工業(株)製)8gを混合し、室温で2時間撹拌して、調製した。
・下記ゾルゲル調製液(2) 500g
・上記アニオン系界面活性剤の5質量%水溶液 5.0g
エチルアルコール200g、アセチルアセトン0.25g、オルトチタン酸テトラエチル0.3g、精製水300g中に、下記親水性ポリマー<1>30gを混合し、室温で2時間撹拌して、調製した。
上記親水性部材について、以下の評価を行った。評価結果を表6に示す。
可視光透過率:分光光度計で可視光領域(400nm〜800nm)の光透過率を測定し評価した。
表面自由エネルギー:前述の方法で測定した。
膨潤度:親水性部材を純水に10分間浸漬し、浸漬前後の膜厚をエリプソメトリー(J.A.Woollam社製、VASE)により直接測定し、水浸漬による膨潤度を算出した。
防汚性:50mlガラス容器に擬似汚染物質としてパルミチン酸を0.2gとり、親水性膜側がパルチミン酸に曝されるように親水性部材で蓋をして105℃/1時間曝気後、30分流水洗浄、80℃/30分乾燥を1サイクルとし、5サイクル後の接触角を測定した。接触角は協和界面科学製DROP MASTER 500にて蒸留水の水滴接触角を測定した。
引っかき試験:0.1mm径サファイア針に5gから始めて5gきざみにを加重をかけて親水性部材表面を走査し、傷つきが発生した加重を評価(新東科学株式会社製引っかき強度試験機Type18Sで測定)した。加重が大きくても傷つきがないほうが耐久性良好である。
耐水性:120cm2サイズの親水性部材を水中で加重1kgをかけてスポンジ往復10回こすり処理を行い、その前後の重量変化から残膜率を測定した。
親水性膜と水との屈折率の差:親水性部材を純水に10分間浸漬し、エリプソメトリー(J.A.Woollam社製、VASE)にて親水性膜の屈折率を直接測定し、水の屈折率1.33との差を求めた。
親水性層塗布液(1)を第2層としてバー塗布した後の乾燥を表1に示した乾燥条件に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
親水性層塗布液(1)を第2層としてバー塗布した後の乾燥を表2に示した乾燥条件に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
親水性層塗布液(1)を親水性層塗布液(2)に変えたこと以外は実施例1と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
・下記ゾルゲル調製液(3) 500g
・上記アニオン系界面活性剤の5質量%水溶液 5.0g
エチルアルコール200g、アセチルアセトン0.25g、オルトチタン酸テトラエチル0.3g、精製水300g中に下記親水性ポリマー<2>27g、テトラメトキシシラン3gを混合し、室温で2時間攪拌して、調製した。
親水性層塗布液(2)を第2層としてバー塗布した後の乾燥を表3に示した乾燥条件に変更したこと以外は実施例6と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
アルカリ脱脂されたアルミ基板(厚み0.15mm)を準備し、下記組成の第1層塗布液(2)をバー塗布し、100℃、10分でオーブン乾燥して、乾燥塗布量0.1g/m2の第1層を形成した。室温で十分冷却した後、第1層塗布面に実施例1で使用した親水性層塗布液(1)を第2層としてバー塗布し、150℃、30分でオーブン乾燥して乾燥塗布量0.5g/m2の第2層を形成し、親水性部材を作成し、評価を行った。
・下記ゾルゲル調製液(4) 500g
・下記アニオン系界面活性剤の5質量%水溶液 30g
・精製水 450g
エチルアルコール200g、アセチルアセトン10g、オルトチタン酸テトラエチル10g、精製水100g中に、テトラメトキシシラン(東京化成工業(株)製)4g、メチルトリメトキシシラン(東京化成工業(株)製)4gを混合し、室温で2時間撹拌して、調製した。
親水性層塗布液(1)を親水層塗布液(3)に変えたこと以外は、実施例11と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
・下記ゾルゲル調製液(5) 500g
・上記アニオン系界面活性剤の5質量%水溶液 5.0g
エチルアルコール200g、アセチルアセトン0.25g、オルトチタン酸テトラエチル0.3g、精製水300g中に、親水性ポリマー側鎖Si型として下記親水性ポリマー<1>15g、親水性ポリマー末端Si型として下記親水性ポリマー<3>15gを混合し、室温で2時間撹拌して、調製した。
親水性層塗布液(3)を第2層としてバー塗布した後の乾燥を表4に示した乾燥条件に変更したこと以外は実施例12と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
表面を10分間UV/O3処理により親水化したSUS基板(厚み1.1mm)に下記組成の第1層塗布液(3)をスピンコート(1000rpm、30秒)し、100℃、2分間オーブン乾燥して、乾燥塗布量0.5g/m2の層を形成した。第1層の水滴接触角は80°であった。さらにその第1層の上に下記組成の第1層塗布液(4)をスピンコート(1000rpm、30秒)し、100℃、10分オーブン乾燥して、乾燥塗布量0.5g/m2の層を形成し、2層構造の第1層を形成した。第1層塗布液(4)により形成した層の水滴接触角は10°であった。続いて該2層構造の第1層の上に、親水性層塗布液(3)中の親水性ポリマーと乾燥条件を表5のように変えたこと以外は実施例12と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。
・エピコート1009(シェルケミカルズジャパン製) 100g
・タケネートD110N(武田薬品工業製、固形分10%) 100g
・メチルエチルケトン 1200g
・PVA105水溶液(クラレ製、固形分6%) 130g
・グリオキザール水溶液(東京化成製、固形分40%) 50g
・エチレングリコールジグリシジルエーテル(東京化成製) 10g
・メタノールシリカ(日産化学製、固形分30%) 30g
・上記アニオン系界面活性剤5質量%水溶液 20g
・水 7600g
親水性層塗布液(3)中の親水性ポリマーと乾燥条件を表7のように変えたこと以外は実施例12と同様の方法で親水性部材を作成し、評価を行った。評価結果を表8に示す。
Claims (14)
- 基材上に、(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマー、及び(B)金属錯体触媒を含有する親水性組成物により形成された親水性膜を設けた親水性部材であって、該親水性膜の水膨潤度が1.5倍以下であり、
前記(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーが下記一般式(1)で表される構造を含むことを特徴とする親水性部材。
一般式(1)中、R 3 、R 4 、R 5 およびR 6 はそれぞれ独立に水素原子又は炭化水素基を表し、Xは加水分解性アルコキシシリル基を表し、L 2 は単結合又は連結基を示し、L 3 は、単結合、−CONHCH 2 CH 2 CH 2 −、又は、−CO 2 CH 2 CH 2 NHCONHCH 2 CH 2 CH 2 −を示し、Yは−NHCOR 7 、−CONH 2 、−N(R 7 ) 2 、−CON(R 7 ) 2 、−COR 7 、−OM、−CO 2 M、−SO 3 M、−PO 3 M、−OPO 3 M又は−N(R 7 ) 3 Z 1 を表し、ここで、R 7 はアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はオニウムを表し、Z 1 はハロゲンイオンを表す。 - 前記L 3 は、単結合又は−CONHCH 2 CH 2 CH 2 −であることを特徴とする請求項1に記載の親水性部材。
- 前記L 2 は、単結合、−CONHCH 2 CH 2 −、又は、−CO 2 CH 2 CH 2 CH 2 −であることを特徴とする請求項1または2に記載の親水性部材。
- 前記Yは、−NHCOCH 3 、−CONH 2 、−OM、又は、−SO 3 Mであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の親水性部材。
ここで、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はオニウムを表す。 - 水中における前記親水性膜と水との屈折率の差が0.14以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の親水性部材。
- 水中における前記親水性膜と水との屈折率の差が0.17以上0.20以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の親水性部材。
- 前記親水性組成物中に、さらに、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーを含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の親水性部材。
- 前記親水性組成物中の、(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマー/(A−1)ポリマー側鎖に加水分解性アルコキシシリル基を含有する親水性ポリマーの質量比率が50/50〜5/95の範囲内であることを特徴とする請求項7に記載の親水性部材。
- 前記(A−2)ポリマー末端に加水分解性アルコキシシリル基を少なくとも1つ有する親水性ポリマーが下記一般式(2)で表される構造を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の親水性部材。
一般式(2)中、R1およびR2はそれぞれ独立に水素原子又は炭化水素基を表し、Xは加水分解性アルコキシシリル基を表し、AおよびL1は、それぞれ独立に単結合または連結基を示し、Yは−NHCOR7、−CONH2、−N(R7)2、−CON(R7)2、−COR7、−OM、−CO2M、−SO3M、−PO3M、−OPO3M又は−N(R7)3Z1を表し、ここで、R7はアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はオニウムを表し、Z1はハロゲンイオンを表す。 - 前記親水性膜が親水性組成物を基材上に塗布した後、50℃〜180℃の温度で1時間以上加熱処理を施されたものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の親水性部材。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の親水性部材を有することを特徴とするフィン材。
- 請求項11に記載のフィン材がアルミニウム製であることを特徴とするアルミニウム製フィン材。
- 請求項12に記載のアルミニウム製フィン材を用いたことを特徴とする熱交換器。
- 請求項13に記載の熱交換器を用いたことを特徴とするエアコン。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008235452A JP5427382B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-09-12 | 親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン |
KR1020107021237A KR20100127791A (ko) | 2008-03-25 | 2009-03-25 | 친수성 부재, 핀재, 알루미늄제 핀재, 열교환기 및 에어컨 |
EP09726264A EP2269817A1 (en) | 2008-03-25 | 2009-03-25 | Hydrophilic member, fin member, aluminum fin member, heat exchanger and air conditioner |
US12/934,949 US20110108262A1 (en) | 2008-03-25 | 2009-03-25 | Hydrophilic member, fin stock, aluminum-made fin stock, heat exchanger and air conditioner |
PCT/JP2009/056005 WO2009119689A1 (ja) | 2008-03-25 | 2009-03-25 | 親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン |
CN2009801105173A CN101980865A (zh) | 2008-03-25 | 2009-03-25 | 亲水性元件、散热翅片、铝制散热翅片、换热器和空调器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008079318 | 2008-03-25 | ||
JP2008079318 | 2008-03-25 | ||
JP2008235452A JP5427382B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-09-12 | 親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009255500A JP2009255500A (ja) | 2009-11-05 |
JP5427382B2 true JP5427382B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=41113879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008235452A Expired - Fee Related JP5427382B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-09-12 | 親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110108262A1 (ja) |
EP (1) | EP2269817A1 (ja) |
JP (1) | JP5427382B2 (ja) |
KR (1) | KR20100127791A (ja) |
CN (1) | CN101980865A (ja) |
WO (1) | WO2009119689A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5561200B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2014-07-30 | 株式会社エクォス・リサーチ | 触媒の製造方法及び触媒を用いた燃料電池用反応層の特性制御方法 |
SA111320468B1 (ar) * | 2010-05-26 | 2015-04-01 | الفا لافال كوربوريت ايه بي | ألواح مبادل حراري ذات خصائص مضادة للانسداد |
WO2012014934A1 (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-02 | 住友軽金属工業株式会社 | 空気調和機用サーペンタイン熱交換器 |
KR101103569B1 (ko) * | 2011-05-19 | 2012-01-09 | 주식회사 엠아이텍 | 열교환성 및 항균성이 증대되는 공기조화기 및 이의 방열핀 제조방법 |
CN102367011A (zh) * | 2011-06-28 | 2012-03-07 | 苏州方暨圆节能科技有限公司 | 具有薄膜的铜散热器热管 |
CN102367012A (zh) * | 2011-06-28 | 2012-03-07 | 苏州方暨圆节能科技有限公司 | 具有薄膜的铜散热器热管 |
CN102368027A (zh) * | 2011-06-28 | 2012-03-07 | 苏州方暨圆节能科技有限公司 | 具有薄膜的铝冷却扁管 |
CN102368030A (zh) * | 2011-06-28 | 2012-03-07 | 苏州方暨圆节能科技有限公司 | 具有薄膜的铜冷却扁管 |
WO2014147782A1 (ja) | 2013-03-21 | 2014-09-25 | 日本パーカライジング株式会社 | 排水性に優れたアルミニウム含有金属製熱交換器の親水性表面処理剤 |
US20160280955A1 (en) * | 2015-03-27 | 2016-09-29 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Durable anti-fingerprint polymers and coating compositions |
CN105001763A (zh) * | 2015-08-13 | 2015-10-28 | 重庆硕优铝材有限公司 | 抗菌抗氧化涂层铝箔及其制备方法 |
JP2021137964A (ja) * | 2018-05-23 | 2021-09-16 | 富士フイルム株式会社 | 防曇性積層体及び防曇性積層体形成用組成物 |
CN111253839B (zh) * | 2020-03-05 | 2021-10-08 | 四川智溢实业有限公司 | 一种雪地伪装网白色涂层及其制备方法 |
EP4130170A4 (en) * | 2020-03-24 | 2024-04-24 | Nitto Denko Corp | COMPOSITION FOR FORMING A COATING FILM AND COATING FILM |
KR102500600B1 (ko) * | 2022-11-01 | 2023-02-20 | 주식회사 유비라이트 | 전기차량용 배터리에 사용되는 수냉식 냉각용 플레이트의 제조방법 및 이에 의해 제조된 냉각용 플레이트 |
Family Cites Families (57)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3214463A (en) | 1960-05-12 | 1965-10-26 | Du Pont | Uv-absorbing sulfonated benzophenone derivatives |
BE757036A (fr) | 1969-10-07 | 1971-03-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | Materiels photosensibles de photographie en couleurs ayant une meilleure solidite a la lumiere |
JPS5512586B1 (ja) | 1971-03-11 | 1980-04-02 | ||
US4062627A (en) * | 1973-08-06 | 1977-12-13 | Essilor International (Compagnie Generale D'optique S.A.) | Flexible contact lens |
JPS5249029A (en) | 1975-10-16 | 1977-04-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | Silver halide color photographic light sensitive material |
JPS5448535A (en) | 1977-08-31 | 1979-04-17 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Color photographic material |
JPS58185677A (ja) | 1982-04-22 | 1983-10-29 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 紫外線吸収剤 |
JPS60168144A (ja) | 1984-02-13 | 1985-08-31 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 剥離液組成物 |
JPS6153311A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-17 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | 親水性共重合体の製造方法 |
DE3435443A1 (de) | 1984-09-27 | 1986-04-03 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Fotografisches aufzeichnungsmaterial |
US4587346A (en) | 1985-01-22 | 1986-05-06 | Ciba-Geigy Corporation | Liquid 2-(2-hydroxy-3-higher branched alkyl-5-methyl-phenyl)-2H-benzotriazole mixtures, stabilized compositions and processes for preparing liquid mixtures |
EP0223739A1 (de) | 1985-11-06 | 1987-05-27 | Ciba-Geigy Ag | Neue Dibenzoxaphosphorine |
JPH083630B2 (ja) | 1986-01-23 | 1996-01-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
JPH06105351B2 (ja) | 1986-03-27 | 1994-12-21 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
GB8610610D0 (en) | 1986-04-30 | 1986-06-04 | Kodak Ltd | Stabilization of dye images |
EP0264730B1 (en) | 1986-10-10 | 1993-07-14 | Konica Corporation | Silver halide photographic light-sensitive material to provide dye-image with improved color-fastness to light |
GB8625149D0 (en) | 1986-10-21 | 1986-11-26 | Kodak Ltd | Stabilisation of dye images |
JPH0830876B2 (ja) | 1986-12-25 | 1996-03-27 | コニカ株式会社 | 色素画像の堅牢性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料 |
EP0309402B2 (en) | 1987-09-21 | 2002-06-12 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | N-substituted hindered amine stabilizers |
DE3851931T2 (de) | 1987-09-21 | 1995-03-16 | Ciba Geigy Ag | Stabilisierung einer Beschichtung mit sterisch gehinderten N-hydroxysubstituierten Aminen. |
DE3871062D1 (de) | 1987-09-30 | 1992-06-17 | Ciba Geigy Ag | Stabilisatoren fuer farbphotographische aufzeichnungsmaterialien. |
DE3887428D1 (de) | 1987-09-30 | 1994-03-10 | Ciba Geigy | Phenolische Thianderivate. |
JP2528334B2 (ja) | 1987-10-09 | 1996-08-28 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラ―写真感光材料 |
DE3888952D1 (de) | 1987-12-28 | 1994-05-11 | Ciba Geigy | Neue 2-(2-Hydroxyphenyl)-benztriazol-derivate. |
GB8808694D0 (en) | 1988-04-13 | 1988-05-18 | Kodak Ltd | Stabilization of dye images produced in photographic materials |
JP2641070B2 (ja) | 1988-12-06 | 1997-08-13 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
JPH03121449A (ja) | 1989-07-25 | 1991-05-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
EP0458741B1 (de) | 1990-05-10 | 1996-01-24 | Ciba-Geigy Ag | Strahlenhärtbare lichtstabilisierte Zusammensetzungen |
US5254433A (en) | 1990-05-28 | 1993-10-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Dye fixing element |
JPH0561166A (ja) | 1991-05-28 | 1993-03-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
EP0521823B1 (de) | 1991-07-03 | 1996-01-17 | Ciba-Geigy Ag | Phenylthiophenylketone |
US5298380A (en) | 1991-09-05 | 1994-03-29 | Ciba-Geigy Corporation | Photographic material which contains a UV absober |
JP2687264B2 (ja) | 1991-10-25 | 1997-12-08 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
WO1994005645A1 (en) | 1992-09-07 | 1994-03-17 | Ciba-Geigy Ag | Hydroxyphenyl-s-triazines |
KR100214288B1 (ko) * | 1993-04-16 | 1999-08-02 | 성재갑 | 안개서림 방지용 내마모성 피복조성물 및 이를 도포한 합성수지 성형품 |
JPH0718206A (ja) * | 1993-07-02 | 1995-01-20 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 高親水性塗料 |
US5556973A (en) | 1994-07-27 | 1996-09-17 | Ciba-Geigy Corporation | Red-shifted tris-aryl-s-triazines and compositions stabilized therewith |
AU703967B2 (en) | 1994-10-10 | 1999-04-01 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Bisresorcinyltriazines |
EP0750224A3 (en) | 1995-06-19 | 1997-01-08 | Eastman Kodak Company | 2'-Hydroxyphenyl benzotriazole based UV absorbing polymers with particular substituents and photographic elements containing them |
US5948605A (en) | 1996-08-16 | 1999-09-07 | Eastman Kodak Company | Ultraviolet ray absorbing polymer latex compositions, method of making same, and imaging elements employing such particles |
GB2319523B (en) | 1996-11-20 | 2000-11-08 | Ciba Sc Holding Ag | Hydroxyphenyltriazines |
JP4825992B2 (ja) | 1999-08-11 | 2011-11-30 | 綜研化学株式会社 | アクリル系粘着剤組成物、該組成物を用いた粘着テープの製造方法および粘着テープ |
JP4554763B2 (ja) * | 2000-05-19 | 2010-09-29 | 株式会社カネカ | 外観性および耐汚染性に優れた塗料用樹脂組成物、及び塗料用樹脂組成物の耐汚染性付与性能延長方法 |
JP2002012729A (ja) * | 2000-06-28 | 2002-01-15 | Hitachi Chem Co Ltd | 水溶性樹脂組成物 |
JP2002106882A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
JP2002143765A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Toray Ind Inc | 金属基材への塗装方法および塗装物品 |
JP2002309159A (ja) * | 2001-04-09 | 2002-10-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 親水性塗布液組成物及び表面親水性部材 |
JP2002361800A (ja) | 2001-06-11 | 2002-12-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | 表面親水性部材 |
ATE452766T1 (de) * | 2001-06-11 | 2010-01-15 | Fujifilm Corp | Hydrophiles oberflächenmaterial |
JP3536834B2 (ja) | 2001-10-15 | 2004-06-14 | 株式会社日立製作所 | ルームエアコン |
JP2003201577A (ja) | 2002-01-09 | 2003-07-18 | Kobe Steel Ltd | 熱交換器フィン用アルミニウム又はアルミニウム合金材及び熱交換器用フィン |
JP4467264B2 (ja) | 2003-08-29 | 2010-05-26 | 三菱アルミニウム株式会社 | フィン用塗料組成物およびフィン材 |
JP2005232269A (ja) | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐汚染性に優れた親水性コーティング塗料及びアルミニウム材料並びに熱交換器 |
JP5094081B2 (ja) * | 2005-11-17 | 2012-12-12 | 富士フイルム株式会社 | 親水性部材及びその製造方法 |
JP2007225174A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Fujifilm Corp | 熱交換器 |
JP5337394B2 (ja) * | 2007-05-15 | 2013-11-06 | 富士フイルム株式会社 | 親水性コーティング組成物及びこれを用いた親水性部材 |
JP2009256564A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-11-05 | Fujifilm Corp | 親水性膜形成用組成物および親水性部材 |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008235452A patent/JP5427382B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-03-25 CN CN2009801105173A patent/CN101980865A/zh active Pending
- 2009-03-25 US US12/934,949 patent/US20110108262A1/en not_active Abandoned
- 2009-03-25 KR KR1020107021237A patent/KR20100127791A/ko not_active Application Discontinuation
- 2009-03-25 WO PCT/JP2009/056005 patent/WO2009119689A1/ja active Application Filing
- 2009-03-25 EP EP09726264A patent/EP2269817A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20100127791A (ko) | 2010-12-06 |
EP2269817A1 (en) | 2011-01-05 |
WO2009119689A1 (ja) | 2009-10-01 |
US20110108262A1 (en) | 2011-05-12 |
JP2009255500A (ja) | 2009-11-05 |
CN101980865A (zh) | 2011-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5427382B2 (ja) | 親水性部材、フィン材、アルミニウム製フィン材、熱交換器およびエアコン | |
JP5124496B2 (ja) | 親水性部材 | |
JP5337394B2 (ja) | 親水性コーティング組成物及びこれを用いた親水性部材 | |
WO2010044443A1 (ja) | 防カビ作用を有する親水性組成物及び親水性部材 | |
WO2009093688A1 (ja) | 防かび作用を有する親水性組成物及び親水性部材 | |
JP2008279736A (ja) | 親水性部材及びその製造方法 | |
JP2009256568A (ja) | 親水性膜形成用組成物、スプレー用組成物およびこれを用いた親水性部材 | |
JP2010155441A (ja) | 親水性部材及び熱交換器用フィン材の製造方法 | |
JP2008308659A (ja) | 親水性膜形成用組成物、親水性部材及び親水性部材の製造方法 | |
JP2010070735A (ja) | 親水性組成物、親水性部材、フィン材、熱交換器、及びエアコン | |
JP2008195856A (ja) | 親水性部材及びその製造方法 | |
JP2009235128A (ja) | 親水性膜形成用組成物および親水性部材 | |
JP2010047739A (ja) | 親水性組成物、及び該親水性組成物を用いた親水性部材、熱交換器、エアコン | |
JP2010083141A (ja) | 親水性部材の製造方法及び親水性部材 | |
JP2008308658A (ja) | 親水性膜形成用組成物、親水性部材及び親水性部材の製造方法 | |
WO2009116598A1 (ja) | 親水性組成物 | |
JP2008253985A (ja) | 親水性部材およびその製造方法 | |
WO2010087417A1 (ja) | 親水性組成物、親水性部材、フィン材、熱交換器、及びエアコン | |
WO2009119605A1 (ja) | 親水性部材 | |
JP2008222998A (ja) | 親水性組成物及び親水性部材 | |
JP2008285530A (ja) | 親水性膜形成用組成物及び親水性部材 | |
JP2009227869A (ja) | 親水性膜形成用組成物及び親水性部材 | |
WO2010030015A1 (ja) | ポリマー組成物及びその製造方法、親水性組成物並びに親水性部材 | |
JP2008248034A (ja) | 親水性組成物、親水性部材ならびにその製造方法 | |
JP2010064473A (ja) | 親水性部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110124 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120914 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20121004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5427382 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |