JP5415562B2 - プラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造 - Google Patents

プラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動車の変速機などに搭載されるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造に関する。
従来の自動変速機には、入力軸からの駆動力を変速して出力するためのプラネタリギヤを備えたものがある。このようなプラネタリギヤは、例えば、特許文献1,2に示すように、ピニオンギヤと、ピニオンギヤを軸支するピニオンシャフトと、ピニオンシャフトを支持する軸支持穴を有するキャリアとを備え、ピニオンシャフトを軸支持穴で支持してなるピニオンシャフト支持構造を有している。
特許文献1に示す従来のピニオンシャフト支持構造は、ピニオンシャフトの回転方向の位置(位相)合わせをした状態で、キャリアの軸支持穴に対してピニオンシャフトの両端をカシメて固定していた。これにより、ピニオンシャフトがキャリアに対して回り止めされた状態で固定される。また、特許文献2に示すピニオンシャフト支持構造では、キャリアに支持したピニオンシャフトに対して、2重ワッシャーの一部をその回り止めとして使用している。
一方、特許文献1に記載のピニオンシャフト支持構造では、ピニオンシャフトとピニオンギヤとの間に設けたベアリングに潤滑油を供給するための潤滑構造として、キャリアの端部に固定したオイルガイドプレートを別途に設け、このオイルガイドプレートによって、ベアリングに潤滑油を供給するように構成している。
特開平8−326876号公報 特開2002−317864号公報
特許文献1のように、キャリアに対してピニオンシャフトをカシメて固定する構造では、カシメ部の硬度とベアリング部の硬度とは要求値が異なるため、高硬度な部位と低硬度な部位とを共存させなければならない。これにより、ピニオンシャフトの組付工程が複雑化し、プラネタリギヤの製造コストの増加を招くおそれがあった。
また、一般に、部品のカシメ工程では、高い荷重で部品を塑性変形させる。そのため、本来変形してはならない部位に悪影響が無いように、カシメ工程での荷重やストロークの管理を厳密に行う必要がある。したがって、組立工程の煩雑化につながる。さらに、ピニオンシャフトをキャリアに対してカシメる際、ピニオンシャフトに形成した穴などを含むピニオンシャフトの回転方向の位置(位相)を合わせた状態でカシメなければならないため、特殊な構造のカシメ装置が必要となる。
また、特許文献2に示すピニオンシャフト支持構造では、2重ワッシャーをピニオンシャフトの回り止めとして使用しているが、この構造では、2重ワッシャー及びその周辺部品の取付構造が複雑であるため、ピニオンシャフトの組付工程に手間と時間がかかるという問題がある。
また、特許文献2に示すベアリングの潤滑構造では、キャリアとは別部品であるオイルガイドプレートを設けているため、ピニオンシャフト周りの部品点数が多くなり、プラネタリギヤの構造の複雑化、コスト高につながるおそれがある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カシメ工程や特殊な装置が不要となる簡単な工程のみで、ピニオンシャフトの位相合わせをした状態での組み付けが行えるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、簡単な構造で部品点数を増加させずにベアリングの効果的な潤滑が行えるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、複数のピニオンギヤ(30)と、複数のピニオンギヤ(30)それぞれを軸支する複数のピニオンシャフト(40)と、複数のピニオンシャフト(40)それぞれを支持する複数の軸支持部(22)を有するキャリア(21)と、を備え、複数のピニオンシャフト(40)それぞれが複数の軸支持部(22)に支持されてなるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造であって、ピニオンシャフト(40)の一方の端面(42)に形成した段部(43)と、キャリア(21)に取り付けられることで段部(43)を係止可能となる係止部材(27)と、を備え、複数の軸支持部(22)それぞれに挿入したピニオンシャフト(40)それぞれの段部(43)に対して、キャリア(21)に取り付けた係止部材(27)が係止可能に配置されていることで、複数のピニオンシャフト(40)それぞれの回転方向の位置決めがなされていることを特徴とする。
本発明にかかるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造によれば、複数の軸支持部それぞれに挿入したピニオンシャフトそれぞれの段部に対して、キャリアに取り付けた係止部材が係止可能に配置されていることで、複数のピニオンシャフトそれぞれの回転方向の位置決めがなされている。したがって、従来のピニオンシャフト支持構造のように、カシメ及びカシメに必要な防炭などの特殊処理の工程を必要とせず、かつ、特殊な装置を用いずに、ピニオンシャフトの位相合わせをした状態での組み付けが行えるようになる。このように、ピニオンシャフトの組み付けが容易に行えることで、安価な製法で高い強度のピニオンシャフト支持構造を提供できる。
また、上記のピニオンシャフト支持構造では、キャリア(21)は、中心軸(2)周りに回転可能に設置されており、ピニオンシャフト(40)は、中心軸(2)の外側で該中心軸(2)に対して平行に支持されており、係止部材(27)は、中心軸(2)と同芯状に設置した円形の周縁(27a)を有する部材であり、該係止部材(27)の周縁(27a)の複数箇所それぞれが複数のピニオンシャフト(40)の段部(42)それぞれを係止するようになっているとよい。これによれば、一の係止部材によって、複数のピニオンシャフトの回転方向の位置決めを行うことができる。したがって、ピニオンシャフト支持構造の構成の簡素化、及び部品点数の削減を図りながら、ピニオンシャフトの位相合わせをした状態での組み付けが行えるようになる。
また、上記のピニオンシャフト支持構造では、キャリア(21)には、軸支持部(22)に挿入されたピニオンシャフト(40)の他方の端面(41)を当接させる当接部(23a)が設けられており、係止部材(27)は、軸支持部(22)に挿入されたピニオンシャフト(40)の一方の端面(42)に当接してピニオンシャフト(40)の抜けを防止する抜止ワッシャー(27)であってよい。この構成によれば、軸支持部に挿入されたピニオンシャフトの抜けを防止する抜止ワッシャーによって、複数のピニオンシャフトそれぞれに対する回転方向の位置決めを行うことができる。したがって、ピニオンシャフト支持構造の構成の簡素化、及び部品点数の削減を図りながら、ピニオンシャフトの位相合わせをした状態での組み付けが行えるようになる。
また、上記のピニオンシャフト支持構造では、ピニオンギヤ(30)とピニオンシャフト(40)との間にはベアリング(32)が設置されており、ピニオンシャフト(40)には、該ピニオンシャフト(40)の内部で軸方向に延びる中空部(45a)と、該中空部(45a)から径方向の外側に貫通する貫通穴(45b)とからなる潤滑油通路(45)が形成されているとよい。この場合、さらに、キャリア(21)の当接部(23a)は、ピニオンシャフト(40)の他方の端面(41)におけるキャリア(21)の回転中心に対する径方向の外側の一部のみに当接し、他方の端面(41)における径方向の内側と当接部(23a)との隙間には、ピニオンシャフト(40)の潤滑油通路(45)に連通する潤滑溝(24)が設けられていてよい。この構成によれば、ピニオンシャフトの潤滑油通路に連通する潤滑溝を、キャリアに一体構造で設けることができるので、簡単な構造で部品点数を増加させずにベアリングの効果的な潤滑が行えるようになる。
また、上記のピニオンシャフト支持構造では、ピニオンシャフト(40)が係止部材(27)で位置決めされていることで、該ピニオンシャフト(40)の貫通穴(45b)がキャリア(21)の回転中心に対して径方向の外側を向いて配置されるようにしてよい。ここで、中心軸周りに回転するキャリアに設けたピニオンシャフト支持構造では、ピニオンシャフトの潤滑油通路からピニオンシャフト(40)周りのベアリングに対して潤滑油を効率良く供給するためには、ピニオンシャフトの貫通穴がキャリアの回転中心に対して径方向の外側を向いて配置されることが必要である。この点、上記の構成によれば、ピニオンシャフトに設けた段部による位相合わせをしてピニオンシャフトを組み付ければ、ピニオンシャフトの貫通穴がキャリアの回転中心に対して径方向の外側を向いて配置されるので、ピニオンシャフトの潤滑油通路からベアリングに対して潤滑油を効率良く供給できる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造によれば、カシメ工程や特殊な装置が不要となる簡単な工程のみで、ピニオンシャフトの位相合わせをした状態での組み付けが行える。また、簡単な構造で部品点数を増加させずに、ピニオンシャフト周りのベアリングに対する効果的な潤滑が行える。
本発明の一実施形態にかかるピニオンシャフト支持構造を備えたプラネタリギヤの構成例を示す側断面図である。 ピニオンシャフト支持構造の詳細構成を示す図で、キャリア組立体の分解斜視図である。 ピニオンシャフト支持構造の詳細構成を示す図で、キャリアに組み付けたピニオンシャフト及びその周辺の部分拡大断面図である。 ピニオンシャフトを組み付けたキャリア組立体を軸方向の一端から見た概略図である。 ピニオンシャフトの段部及び貫通穴と抜止ワッシャーの外周縁との位置関係を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるピニオンシャフト支持構造を備えたプラネタリギヤの構成例を示す側断面図である。また、図2は、プラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造の詳細構成を示す図で、キャリア組立体の分解斜視図である。図1に示すプラネタリギヤ1は、自動変速機などに設置される変速用のギヤ機構であり、外周側に外歯10aが形成されたサンギヤ10と、サンギヤ10の外歯10aと噛合するピニオンギヤ30が組み付けられたキャリア組立体20と、キャリア組立体20の外周側に設置したリングギヤ50とを備えて構成されている。
プラネタリギヤ1のサンギヤ10は、入力軸2の外周にスプライン嵌合している。リングギヤ50の内周側には、ピニオンギヤ30と噛合する内歯50aが形成されている。キャリア組立体20は、図2に示すように、複数(図では4個)のピニオンギヤ30と、複数のピニオンギヤ30それぞれを軸支する複数のピニオンシャフト40と、複数のピニオンシャフト40それぞれを支持する複数の軸支持穴22を有するキャリア21とを備えて構成されている。キャリア21は、入力軸(中心軸)2周りに回転可能に設置された円形環状の本体部25と、該本体部25の内周側に一体形成した小径円筒状のフランジ部26とを備えている。ピニオンシャフト40は、入力軸2の外周側で該入力軸2に対して平行に支持されている。キャリア21に支持された4個のピニオンギヤ30及びそのピニオンシャフト支持構造は、互いに同一の構成である。したがって、以下では、一のピニオンギヤ30及びピニオンシャフト支持構造の構成について説明する。
図3は、ピニオンシャフト支持構造の詳細構成を示す図で、キャリア21に組み付けたピニオンシャフト40及びその周辺の部分拡大断面図である。図3及び図2に示すように、ピニオンシャフト支持構造は、ピニオンギヤ30の軸穴30aにベアリング32を介して挿通したピニオンシャフト40をキャリア21に設けた軸支持穴22に挿入した構造である。ピニオンシャフト40に軸支されたピニオンギヤ30の軸方向の両端には、軸方向の荷重を受けるワッシャー(スラストワッシャー)31が取り付けられている。
ピニオンシャフト40は、断面が円形の棒状部材(円筒状部材)からなり、ピニオンシャフト40の内部には、軸方向に延びる中空部45aと該中空部45aから径方向の外側に貫通する貫通穴45bとからなる潤滑油通路45が形成されている。中空部45aは、ピニオンシャフト40の軸方向における一方の端面41に開口している。貫通穴45bは、ピニオンギヤ30とピニオンシャフト40との間に介在するベアリング32に潤滑油を供給できるように、ピニオンシャフト40の外周側面に開口している。
キャリア21の軸支持穴22は、入力軸2の外周側でその軸方向が該入力軸2に対して平行に延びている。軸支持穴22の一方の端部(ピニオンシャフト40の挿入方向における奥側の端部)には、ガイド壁23が張り出している。ガイド壁23は、軸支持穴22の長手方向に対して直交する面内に配置された板状の部分である。ガイド壁23の内面(軸支持穴22側の面)は、軸支持穴22に挿入されたピニオンシャフト40の端面41(本発明の「他方の端面」に該当する。)を当接させる当接部23aになっている。当接部23aは、ピニオンシャフト40の端面41におけるキャリア21の回転中心に対する径方向の外側の一部のみに当接するように形成されている。そして、ピニオンシャフト40の端面41における径方向の内側と当接部23aとの隙間には、ピニオンシャフト40の潤滑油通路45に連通する潤滑溝24が設けられている。潤滑溝24は、詳細には、潤滑油通路45における中空部45aの一端に連通している。
そして、ピニオンシャフト40の端面42(本発明の「一方の端面」に該当する。)には、段部43が形成されている。段部43は、ピニオンシャフト40の端面42を横断する直線状の段差線43aを有し、該段差線43aの両側で、端面42の軸方向の高さ位置が異なっている階段状の部分である。段差線43aは、端面42の中心を通っている。なお、段差線43aは、必ずしも端面42の中心を通らなくてもよい。また、キャリア21には、本体部25の軸方向の端面25aに当接する抜止ワッシャー(係止部材)27が取り付けられている。抜止ワッシャー27は、円形環状の板状部材である。キャリア21には、入力軸2の外周側を囲む位置に設けた円筒状のフランジ部26が形成されており、抜止ワッシャー27は、このフランジ部26の外周側に取り付けられている。抜止ワッシャー27は、本体部25の軸方向の端面25aとベアリング51の内輪51aと間に挟まれた状態で設置される。この状態で、抜止ワッシャー27が軸支持穴22に挿入されたピニオンシャフト40の端面42に当接する。これにより、ピニオンシャフト40が軸支持穴22から抜け出ることを防止できる。すなわち、軸支持穴22に挿入されたピニオンシャフト40の両側の端面41,42に対して、キャリア21の当接部23aと抜止ワッシャー27とがそれぞれ当接していることで、軸支持穴22に対するピニオンシャフト40の軸方向の移動が規制されている。なお、ベアリング51は、リングギヤ50の内周側で該リングギヤ50に対して一体に固定された支持部材52と、キャリア21のフランジ部26との間に介在しており、キャリア21と支持部材52とを相対回転可能に支持するものである。
そして、抜止ワッシャー27の外周縁27aは、ピニオンシャフト40の端面42の段部43に対して若干の間隔を有して対向している。すなわち、図2に示すように、複数の軸支持穴22それぞれに挿入したピニオンシャフト40それぞれの段部43に対して、キャリア21に取り付けた抜止ワッシャー27の外周縁27aが係止可能な状態で対向配置されている。これにより、複数のピニオンシャフト40それぞれに対する回転方向の位置決め(位相合わせ)がなされている。
ここで、抜止ワッシャー27によるピニオンシャフト40の位置決めについて詳細に説明する。図4は、ピニオンシャフト40を組み付けたキャリア組立体20を軸方向の一端から見た図である。同図に示すように、キャリア21の軸支持穴22に設置したピニオンシャフト40は、抜止ワッシャー27の外周側で、周方向に等間隔(図では90度間隔)に配列されている。そして、各ピニオンシャフト40の段部43は、その段差線43aが抜止ワッシャー27の円周方向に沿う向き(径方向と交差する向き)に配置されている。そして、段部43の両側の端面42a,42bのうち、軸方向の高さが低い側の端面42bに抜止ワッシャー27が被せられて当接している。また、段部43は、抜止ワッシャー27の外周縁27aに対して若干の隙間を有して対向している。
一方、図2及び図3に示すように、ピニオンシャフト40の貫通穴45bは、段差線43aに対して、軸方向の高さが高い側の端面42aと同じ側に設けられており、かつ、段差線43aに対して直交する方向に延びている。したがって、図4に示すように、ピニオンシャフト40の段差線43aを抜止ワッシャー27の円周方向に沿う向きに配置して、ピニオンシャフト40及び抜止ワッシャー27を取り付けると、ピニオンシャフト40の貫通穴45bがキャリア21の中心に対して径方向の外側を向いて配置される。
図5は、ピニオンシャフト40の段部43及び貫通穴45bと抜止ワッシャー27の外周縁27aとの位置関係を説明するための図である。本実施形態では、ピニオンシャフト40の段部43は、抜止ワッシャー27の外周縁27aに対して若干の隙間を有して対向している。したがって、ピニオンシャフト40は、段部43が抜止ワッシャー27の外周縁27aに当接する位置までその回転が許容される。すなわち、図5Aに示すように、ピニオンシャフト40の段部43が抜止ワッシャー27の円周方向に沿う向きの状態から、図5B又は図5Cに示すように、段部43が抜止ワッシャー27の外周縁27aに当接する位置までピニオンシャフト40の回転が可能となっている。そして、図5B及び図5Cに示すように、段部43が抜止ワッシャー27の外周縁27aに当接した状態でも、ピニオンシャフト40の貫通穴45bは、依然としてキャリア21の中心に対して径方向の外側を向いて配置されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態のピニオンシャフト支持構造によれば、複数の軸支持穴(軸支持部)22それぞれに挿入したピニオンシャフト40それぞれの段部43に対して、キャリア21に取り付けた抜止ワッシャー27の外周縁27aが係止可能に配置されていることで、複数のピニオンシャフト40それぞれの回転方向の位置決め(位相合わせ)がなされている。したがって、従来のピニオンシャフト支持構造のように、カシメ及びカシメに必要な防炭などの特殊処理の工程を必要とせず、かつ、特殊な装置を用いずに、ピニオンシャフト40の位相合わせをした状態での組み付けが行えるようになる。このように、ピニオンシャフト40の組み付けが容易に行えることで、安価な製法で高い強度のピニオンシャフト支持構造を提供することができる。
また、本実施形態のピニオンシャフト支持構造では、キャリア21は、入力軸(中心軸)2周りに回転可能に設置されており、ピニオンシャフト40は、入力軸2の外周側で該入力軸2に対して平行に支持されている。そして、抜止ワッシャー27は、入力軸2と同芯状に設置した円盤状の部材であり、抜止ワッシャー27の外周縁27aの4箇所が4個のピニオンシャフト40の段部43にそれぞれ対向している。したがって、単一の抜止ワッシャー27によって、複数(4個)のピニオンシャフト40の回転方向の位置決めを行うことができる。これにより、ピニオンシャフト支持構造の構成の簡素化、及び部品点数の削減を図りながら、ピニオンシャフト40の位相合わせをした状態での組み付けが行えるようになる。
また、本実施形態のピニオンシャフト支持構造では、ピニオンギヤ30とピニオンシャフト40との間にはベアリング32が設置されており、ピニオンシャフト40には、該ピニオンシャフト40の内部で軸方向に延びる中空部45aと、該中空部45aから径方向の外側に貫通する貫通穴45bとからなる潤滑油通路45が形成されている。そして、キャリア21の当接部23aは、ピニオンシャフト40の端面41におけるキャリア21の回転中心に対する径方向の外側の一部のみに当接し、当該端面41における径方向の内側と当接部23aとの隙間には、ピニオンシャフト40の潤滑油通路45に連通する潤滑溝24が設けられている。この構成によれば、ピニオンシャフト40の潤滑油通路45に連通する潤滑溝24をキャリア21に一体構造で設けることができるので、従来構造のような潤滑溝形成用の別部品が不要となる。したがって、簡単な構造で部品点数を増加させずに、ベアリング32の効果的な潤滑が行えるようになる。
また、キャリア21は、入力軸2を中心に回転する。そのため、ピニオンシャフト40の潤滑油通路45からベアリング32に対して潤滑油を効率良く供給するためには、ピニオンシャフト40の貫通穴45bがキャリア21の回転中心に対して径方向の外側を向いて配置されることが必要である。この点、本実施形態のピニオンシャフト支持構造では、先に説明したように、ピニオンシャフト40に設けた段部43による位相合わせをしてピニオンシャフト40を組み付ければ、ピニオンシャフト40の貫通穴45bがキャリア21の回転中心に対して径方向の外側を向いて配置されるようになっている。したがって、ピニオンシャフト40の潤滑油通路45からベアリング32に対して潤滑油を効率良く供給することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態に示すピニオンギヤ30及びピニオンシャフト40の設置数は一例であり、本発明のピニオンシャフト支持構造におけるピニオンギヤ及びピニオンシャフトの設置数は、上記実施形態に示す数には限定されない。
また、上記実施形態に示すピニオンギヤの端面に設けた段部及び該段部を係止する係止部材の具体的な形状は上記実施形態に示すものには限定されない。したがって、ピニオンギヤの端面に設けた段部は、ピニオンギヤの端面の中心を横断する直線状の段差線以外の構成であってもよいし、係止部材は、円形環状の抜止ワッシャー以外の構成であってもよい。
また、上記実施形態では、段部43が抜止ワッシャー27の外周縁27aに対して若干の隙間を有して対向している場合を示したが、これは、ピニオンシャフト40及び抜止ワッシャー27の組み付け作業の容易性を考慮したものである。したがって、ピニオンシャフト40の回転方向の位置決め(位相合わせ)を行うための構成としては、段部43と抜止ワッシャー27の外周縁27aとの隙間は必ずしも必要でない。そのため、段部43と抜止ワッシャー27の外周縁27aとを隙間無く当接させることも可能である。

Claims (4)

  1. 複数のピニオンギヤと、
    前記複数のピニオンギヤそれぞれを軸支する複数のピニオンシャフトと、
    中心軸周りに回転可能に設置されて、前記複数のピニオンシャフトそれぞれを前記中心軸の外側で該中心軸に対して平行に支持する複数の軸支持部を有する本体部と、前記中心軸の外周側を囲む位置に設けた円筒状のフランジ部とを一体に有するキャリアと、を備え、
    前記複数のピニオンシャフトそれぞれが前記複数の軸支持部に支持されてなるプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造であって、
    前記ピニオンシャフトの一方の端面に形成した段部と、
    前記フランジ部の外周側に取り付けた環状の板状部材からなる係止部材と、
    前記フランジ部と他の部材との間に介在して、前記キャリアと前記他の部材とを相対回転可能に支持するベアリングと、
    前記キャリアに設けられて、前記軸支持部に挿入された前記ピニオンシャフトの他方の端面を当接させる当接部と、を備え、
    前記係止部材は、前記本体部の軸方向の端面と前記ベアリングとの間に挟まれた状態で設置されることで、前記軸支持部に挿入された前記ピニオンシャフトの前記一方の端面に当接して前記ピニオンシャフトの抜けを防止すると共に、前記係止部材の外周縁が前記複数のピニオンシャフトの前記段部それぞれに対して若干の隙間を有して対向配置されることで、前記複数のピニオンシャフトそれぞれの回転方向の位置決めがなされる
    ことを特徴とするプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造。
  2. 前記ピニオンギヤと前記ピニオンシャフトとの間には他のベアリングが設置されており、
    前記ピニオンシャフトには、該ピニオンシャフトの内部で軸方向に延びる中空部と、該中空部から径方向の外側に貫通する貫通穴とからなる潤滑油通路が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造。
  3. 前記ピニオンシャフトは、前記段部が前記係止部材の前記外周縁に当接する位置までその回転が許容されており、前記段部が前記係止部材の外周縁に当接した状態で、前記ピニオンシャフトの前記貫通穴が前記キャリアの回転中心に対して径方向の外側を向いて配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載のプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造。
  4. 前記当接部は、前記ピニオンシャフトの前記他方の端面における前記キャリアの回転中心に対する径方向の外側の一部のみに当接し、前記他方の端面における前記径方向の内側と前記当接部との隙間には、前記ピニオンシャフトの前記潤滑油通路に連通する潤滑溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のプラネタリギヤのピニオンシャフト支持構造。
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