JPH0564560U - 遊星歯車装置のキャリア組立体 - Google Patents

遊星歯車装置のキャリア組立体

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JPH0564560U
JPH0564560U JP1248792U JP1248792U JPH0564560U JP H0564560 U JPH0564560 U JP H0564560U JP 1248792 U JP1248792 U JP 1248792U JP 1248792 U JP1248792 U JP 1248792U JP H0564560 U JPH0564560 U JP H0564560U
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plate
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carrier assembly
carrier
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/08General details of gearing of gearings with members having orbital motion
    • F16H57/082Planet carriers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0479Gears or bearings on planet carriers

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のピニオンシャフトをピニオンキャリア
に容易に固定することができるようにする。 【構成】 ピニオンキャリア12は互いに対面するよう
に一体に結合された板状部材12a及び12bを有して
いる。板状部材12aには90度間隔で4つの突出部1
3が形成されており、これらの外周には溝15が設けら
れる。4本のピニオンシャフト16は、一端が板状部材
12aより外部に突出して配置されており、この突出部
分の外周にそれぞれ固定用溝17が設けられる。突出部
13の溝15及びピニオンシャフト16の固定用溝17
に1本のスナップリング18がはめ合わされて、4本の
ピニオンシャフト16が板状部材12aに固定される。
これにより、4本のピニオンシャフト16は軸方向の移
動及びピニオンキャリア12との相対回転が規制され
る。これらのピニオンシャフト16にそれぞれピニオン
ギア14が回転可能に支持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動変速機などに用いられる遊星歯車装置のキャリア組立体に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊星歯車装置のキャリア組立体は、ピニオンシャフトをピニオンキャリ アに固定するために、ピニオンシャフトにピンを圧入して固定する構造や、ピニ オンシャフトの両端をかしめて固定する構造などを用いていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のキャリア組立体のピニオンシャフトをピニオンキャ リアに固定する構造には、次のような問題がある。すなわち、ピンを圧入して固 定する構造では、複数のピニオンシャフトに一本づつピンを圧入するため、作業 に手間がかかる。分解や再組立が難しい。ピンを圧入する穴を加工しなければな らなかったり、ピンの圧入時の位置決めに手間がかかったりして、生産性が低い 。また、ピニオンシャフトの両端をかしめて固定する構造では、かしめの緩みが 起こりやすい、かしめによるキャリア本体の変形がある、などの問題がある。 本考案は、このような課題を解決するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ピニオンシャフトの端部とピニオンキャリアとの間にスナップリン グを設けて、ピニオンシャフトをピニオンキャリアに固定することにより、上記 課題を解決する。すなわち本考案の遊星歯車装置のキャリア組立体は、ピニオン キャリアの互いに平行な2つの板状部間に複数のピニオンシャフトが設けられて おり、これらのピニオンシャフトにそれぞれピニオンギアが回転可能に支持され ているものにおいて、一方の板状部の外側面に1本のスナップリングが取り付け られており、このスナップリングが複数のピニオンシャフトの端部外周にそれぞ れ設けられた固定用溝にはまり合っていることを特徴とする。また、2つの板状 部の外側面にそれぞれ1本のスナップリングが取り付けられており、両スナップ リングは複数のピニオンシャフトの両端面にそれぞれ設けられた切欠き部にはま り合っているものとしてもよい。また、複数のピニオンシャフトの一方の板状部 外側面に突出する一方の端部に設けられた固定用溝に一本のスナップリングがは め合わされており、複数のピニオンシャフトの他方の端部側にはピニオンシャフ トが上記一方の端部側に移動することを規制する抜け止め構造が設けられている ものとしてもよい。また、ピニオンシャフトにはこれの端部寄りの入口穴から中 央部の出口穴まで連通する潤滑油供給用油路が設けられており、スナップリング とはまり合う溝又は切欠き部と入口穴及び出口穴とはピニオンシャフト円周方向 に一定の関係に配置されている。
【0005】
【作用】
複数のピニオンシャフトの端部外周にそれぞれ設けられた固定用溝に1本のス ナップリングをはめ合わせることにより、複数のピニオンシャフトを同時にピニ オンキャリアに固定することができる。これにより、作業が簡単になり、生産性 が向上する。また、分解や再組立が容易である。ピニオンシャフトとピニオンキ ャリアとの間に緩みが起こらないため、ピニオンシャフトが軸方向に移動したり 、ピニオンキャリアと相対回転したりすることがない。
【0006】
【実施例】
図1、図2及び図3に本考案の遊星歯車装置のキャリア組立体の第1実施例を 示す。キャリア組立体10はピニオンキャリア12、ピニオンギア14及びピニ オンシャフト16を有している。ピニオンキャリア12は、互いに対面するよう に一体に結合された板状部材12a及び12b(板状部)を有している。板状部 材12aには、90度間隔で4つの突出部13が図3に示されるように形成され ている。この突出部13には、板状部材12aの中心方向側の外周に溝15が設 けられている。4本のピニオンシャフト16の一端は、板状部材12a側より外 部に突出して配置されており、この突出部分の板状部材12aの中心方向側の外 周にそれぞれ固定用溝17が設けられている。突出部13の溝15及びピニオン シャフト16の固定用溝17に1本のスナップリング18がはめ合わされている 。これにより、4本のピニオンシャフト16は、板状部材12aに固定されて、 軸方向の移動及びピニオンキャリア12との相対回転が規制されている。ピニオ ンシャフト16の外周にニードルベアリング20を介してピニオンギア14が回 転可能に支持されている。ピニオンギア14の両側部には、スラストワッシャ2 2が配置されている。ピニオンシャフト16には、潤滑油供給用の穴16aが設 けられている。穴16aの開口側はボール50によって封鎖されている。穴16 aからキャリア組立体10の内径方向に向けてピニオンシャフト16を貫通して 潤滑油の入口穴30が設けられている。入口穴30は、板状部材12aの内周部 に半径方向外方に向けて設けられている溝32と連通している。また、ピニオン シャフト16には、穴16aからキャリア組立体10の外径方向に向けて貫通す る潤滑油の出口穴34が設けられている。これにより溝32から供給される潤滑 油は入口穴30を通って穴16aに供給され、更に出口穴34を通ってニードル ベアリング20に供給される。ピニオンシャフト16はスナップリング18によ りピニオンキャリア12との軸方向の相対移動及び相対回転が規制されているた め、入口穴30と溝32との位置関係は一定に保たれている。すなわち、すべて のピニオンシャフト16の固定用溝17と入口穴30及び出口穴34との円周方 向への位置関係は図1に示すように設定してある。
【0007】 図4に第2実施例を示す。なお、以下の実施例では、ピニオンギア14、ニー ドルベアリング20などの図示を省略してある。4本のピニオンシャフト16は 、これらの両端がそれぞれ板状部材12a及び12bから突出して配置されてい る。ピニオンシャフト16の両端面には切欠き部23が設けられている。切り欠 き部23の面はそれぞれ2つの板状部材12a及び12bの外側面と同一平面に ある。2本のスナップリング18がそれぞれ両端部の切欠き部23にはまり合っ ている。スナップリング18は、第1実施例と同様の構造で板状部材12a及び 12bに取り付けられている。これにより、ピニオンシャフト16は軸方向の移 動及びピニオンキャリア12との相対回転が規制されている。
【0008】 図5に第3実施例を示す。4本のピニオンシャフト16の一端外周にそれぞれ 設けられた固定用溝17に1本のスナップリング18が設けられて、ピニオンシ ャフト16は図中右方向への移動及びピニオンキャリア12との相対回転が規制 されている。ピニオンシャフト16の他端には、これらの外周に円周方向に突出 する凸部24が設けられており、板状部材12bには、この凸部24とはめ合わ せ可能な凹部26が設けられている。凸部24によってピニオンシャフト16の 図中左方向の移動が規制されている。なお、この実施例の場合、スナップリング 18を板状部材12aに取り付ける必要はない。
【0009】 図6に第4実施例を示す。4本のピニオンシャフト16は、これらの両端が板 状部材12a及び12bからそれぞれ突出して配置されている。ピニオンシャフ ト16の一端は、これらの外周にそれぞれ設けられた固定用溝17に1本のスナ ップリング18が設けられて、図中右方向への移動及びピニオンキャリア12と の相対回転が規制されている。また、ピニオンシャフト16の他端は、これらの 外周に形成された溝27に止めリング28が設けられて、図中左方向の移動が規 制されている。この実施例の場合も、スナップリング18を板状部材12aに取 り付ける必要はない。
【0010】 なお、上記実施例では、スナップリング18は方形断面のものを使用したが、 これに限るものではなく、円形断面のスナップリング18などを用いてもよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、複数のピニオンシャフトの端部外周にそれぞれ設けられた固 定用溝に一本のスナップリングをはめ合わせることにより、複数のピニオンシャ フトを同時にピニオンキャリアに固定することができる。これにより、組立作業 が簡単になり、生産性が向上する。また、ピニオンシャフトとピニオンキャリア との間に緩みが起こらず、ピニオンシャフトが軸方向に移動したり、ピニオンキ ャリアと相対回転したりすることがない。ピニオンシャフトとピニオンキャリア とは軸方向の相対移動及び相対回転が規制されているため、板状部材の油穴とピ ニオンシャフトの導入穴との位置関係を常に一定に保つことができる。これによ り、ピニオンシャフトの穴に潤滑油を確実に供給して、ニードルベアリングに導 出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図(図2の1−1線
に沿う断面図)である。
【図2】本考案の第1実施例をピニオンシャフトが突出
している側の板状部材側から見た図である。
【図3】図2の3−3断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す図である。
【図6】本考案の第4実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 キャリア組立体 12 ピニオンキャリア 12a、12b 板状部材(板状部) 14 ピニオンギア 16 ピニオンシャフト 17 固定用溝 18 スナップリング 23 切欠き部 30 入口穴 34 出口穴

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピニオンキャリアの互いに平行な2つの
    板状部間に複数のピニオンシャフトが設けられており、
    これらのピニオンシャフトにそれぞれピニオンギアが回
    転可能に支持されている遊星歯車装置のキャリア組立体
    において、 一方の板状部の外側面に1本のスナップリングが取り付
    けられており、このスナップリングが複数のピニオンシ
    ャフトの端部外周にそれぞれ設けられた固定用溝にはま
    り合っていることを特徴とする遊星歯車装置のキャリア
    組立体。
  2. 【請求項2】 ピニオンキャリアの互いに平行な2つの
    板状部間に複数のピニオンシャフトが設けられており、
    これらのピニオンシャフトにそれぞれピニオンギアが回
    転可能に支持されている遊星歯車装置のキャリア組立体
    において、 2つの板状部の外側面にそれぞれ1本のスナップリング
    が取り付けられており、両スナップリングは複数のピニ
    オンシャフトの両端面にそれぞれ設けられた切欠き部に
    はまり合っていることを特徴とする遊星歯車装置のキャ
    リア組立体。
  3. 【請求項3】 ピニオンキャリアの互いに平行な2つの
    板状部間に複数のピニオンシャフトが設けられており、
    これらのピニオンシャフトにそれぞれピニオンギアが回
    転可能に支持されている遊星歯車装置のキャリア組立体
    において、 複数のピニオンシャフトの一方の板状部外側面に突出す
    る一方の端部に設けられた固定用溝に1本のスナップリ
    ングがはめ合わされており、複数のピニオンシャフトの
    他方の端部側にはピニオンシャフトが上記一方の端部側
    に移動することを規制する抜け止め構造が設けられてい
    ることを特徴とする遊星歯車装置のキャリア組立体。
  4. 【請求項4】 ピニオンシャフトにはこれの端部寄りの
    入口穴から中央部の出口穴まで連通する潤滑油供給用油
    路が設けられており、スナップリングとはまり合う溝又
    は切欠き部と入口穴及び出口穴とはピニオンシャフト円
    周方向に一定の関係に配置されている請求項1、2又は
    3記載の遊星歯車装置のキャリア組立体。
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