JP2023028716A - 変速機 - Google Patents

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Isahiko Shoda
一馬 大高
Kazuma Otaka
謙佑 西浦
Kensuke Nishiura
将志 佐々木
Masashi Sasaki
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    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
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Abstract

【課題】比較的大きな変速比を確保しつつ、部品点数の増加を抑制できる変速機を提供する。【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係る変速機は、第1内接ローラに内接する第1遊星ローラと、第1遊星ローラの第1外径とは異なる第2外径を有し、第2内接ローラに内接する第2遊星ローラ、又は、第1外径とは異なるピッチ円直径を有し、内歯車と噛合する遊星歯車と、が一体的に形成された動力伝達要素を備える。【選択図】図1A

Description

本開示は、変速機に関する。
遊星ローラを含む変速機として遊星ローラ式の変速機が知られている(例えば特許文献1参照)。遊星ローラ式の変速機は、騒音が比較的小さいため、特に静粛性を要求される技術分野において利用されている。
特開2009-174580号公報
このような遊星ローラ式の変速機では、比較的大きな変速比を確保するためには、変速段を多段化することが考えられる。しかし、変速段を多段化すると、部品点数の増加や変速機全体の体格の増大を招く。
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、比較的大きな変速比を確保しつつ、部品点数の増加を抑制できる変速機を提供することを目的とする。
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係る変速機は、
第1内接ローラに内接する第1遊星ローラと、
前記第1遊星ローラの第1外径とは異なる第2外径を有し、第2内接ローラに内接する第2遊星ローラ、又は、前記第1外径とは異なるピッチ円直径を有し、内歯車と噛合する遊星歯車と、
が一体的に形成された動力伝達要素
を備える。
本開示の少なくとも一実施形態によれば、変速機において比較的大きな変速比を確保しつつ、部品点数の増加を抑制できる。
一実施形態に係る変速機の模式的な断面図である。 図1AのI-I断面を模式的に示す図である。 他の実施形態に係る変速機の模式的な断面図である。 図2AのII-II断面を模式的に示す図である。 さらに他の実施形態に係る変速機の模式的な断面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1Aは、一実施形態に係る変速機の模式的な断面図である。
図1Bは、図1AのI-I断面を模式的に示す図である。
図2Aは、他の実施形態に係る変速機の模式的な断面図である。
図2Bは、図2AのII-II断面を模式的に示す図である。
図3は、さらに他の実施形態に係る変速機の模式的な断面図である。
図1A、図2A及び図3に示した幾つかの実施形態に係る変速機100は、遊星機構を有する変速機である。幾つかの実施形態に係る変速機100は、遊星機構が格納されるケーシング101とを備えている。幾つかの実施形態に係る変速機100は、遊星機構を構成する、太陽ローラ107が形成された入力軸103と、第1内接ローラ111と、第2内接ローラ121又は内歯車123を有する出力軸120と、複数の遊星回転体130と、遊星キャリア140とを備えている。
(入力軸103)
幾つかの実施形態に係る変速機100では、入力軸103は、上述したように太陽ローラ107が形成された軸状部材であり、外部の機器と接続される軸部105と、太陽ローラ107とが同軸上に形成されている。
幾つかの実施形態に係る変速機100では、ケーシング101内には入力軸103と後述する出力軸120とが同軸に貫通している。入力軸103及び出力軸120は、ケーシング101に対して回転自在に支持されている。以下の説明では、入力軸103及び出力軸120の中心軸線AXを単に中心軸線AXとも称する。
(遊星回転体130)
幾つかの実施形態に係る変速機100では、複数の遊星回転体130は、中心軸線AXを中心とする周方向に沿って配置されている。幾つかの実施形態に係る変速機100では、遊星回転体130の数は例えば3であるが、2以上の任意の数であってもよい。
複数の遊星回転体130のそれぞれは、後述する遊星キャリア140が有する遊星ピン141によって軸受143を介して回動自在に軸支されている。
図1A及び図2Aに示した変速機100では、複数の遊星回転体130のそれぞれは、第1遊星ローラ131と第2遊星ローラ132とが一体的に形成された動力伝達要素である。図1A及び図2Aに示した変速機100では、第1遊星ローラ131は、後述する第1内接ローラ111に内接し、第2遊星ローラ132は、後述する第2内接ローラ121に内接する。図1A及び図2Aに示した変速機100では、第1遊星ローラ131は、第1外径dp1を有し、第2遊星ローラ132は、第1遊星ローラ131の第1外径dp1とは異なる第2外径dp2を有する。
図1A及び図2Aに示す複数の遊星回転体130のそれぞれは、第1遊星ローラ131と第2遊星ローラ132とが同軸上に形成されている。
なお、図1A及び図2Aに示す複数の遊星回転体130のそれぞれでは、第1遊星ローラ131の第1外径dp1は、第2遊星ローラ132の第2外径dp2よりも大きい。
図3に示した変速機100では、複数の遊星回転体130のそれぞれは、第1遊星ローラ131と遊星歯車135とが一体的に形成された動力伝達要素である。図3に示した変速機100では、第1遊星ローラ131は、後述する第1内接ローラ111に内接し、遊星歯車135は、後述する内歯車123と噛合する。図3に示した変速機100では、第1遊星ローラ131は、第1外径dp1を有し、遊星歯車135は、第1遊星ローラ131の第1外径dp1とは異なるピッチ円直径dpc2を有する。
図3に示す複数の遊星回転体130のそれぞれは、第1遊星ローラ131と遊星歯車135とが同軸上に形成されている。
なお、図3に示す複数の遊星回転体130のそれぞれでは、第1遊星ローラ131の第1外径dp1は、遊星歯車135のピッチ円直径dpc2よりも大きい。
図1A、図2A及び図3に示した複数の遊星回転体130のそれぞれでは、第1遊星ローラ131の外周面と第1内接ローラ111の内周面とが後述するように圧接され、第1遊星ローラ131の外周面と太陽ローラ107の外周面とが、後述するように圧接されている。
(遊星キャリア140)
図1A、図2A及び図3に示した幾つかの実施形態に係る変速機100では、遊星キャリア140は、幾つかの実施形態に係る複数の遊星回転体130がケーシング101内で自転しながら公転できるように複数の遊星回転体130を保持するための部材である。図1A、図2A及び図3に示した遊星キャリア140は、上述したように、軸受143を介して複数の遊星回転体130のそれぞれを回転自在に軸支する遊星ピン141を有する。
図1A、図2A及び図3に示した遊星キャリア140は、ケーシング101に対して中心軸線AXを中心として回転自在に支持されている。
(第1内接ローラ111)
図1A、図2A及び図3に示した幾つかの実施形態に係る変速機100では、第1内接ローラ111は、上述したように複数の遊星回転体130の第1遊星ローラ131が内接する内接ローラである。図1A、図2A及び図3に示した第1内接ローラ111は、ケーシング101に固定されている。すなわち、図1A、図2A及び図3に示した第1内接ローラ111は、固定内接ローラである。
なお、後述するように、押圧部材160による押圧力によって第1内接ローラ111の内周面の半径rr1を小さくすることで第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との圧接力を大きくすることを考慮すると、押圧部材160による押圧力によって第1内接ローラ111の内周面の半径rr1が比較的小さくなるような構成を第1内接ローラ111が有しているとよい。例えば、第1内接ローラ111の肉厚(第1内接ローラ111の内径と外径との差)を比較的小さくすることが考えられる。また、第1内接ローラ111の径方向への変形を許容するためのスリットを第1内接ローラ111に形成することが考えられる。
(出力軸120)
幾つかの実施形態に係る変速機100では、出力軸120は、ケーシング101に対して中心軸線AXを中心として回転自在に支持されている回転部材である。幾つかの実施形態に係る変速機100では、出力軸120は、上述したように第2内接ローラ121又は内歯車123、外部の機器と接続される軸部125、及び、第2内接ローラ121又は内歯車123と軸部125とを接続する接続部127が同軸上に形成されている。
図1A及び図2Aに示した変速機100では、出力軸120は、第2内接ローラ121を有する。図1A及び図2Aに示した第2内接ローラ121は、上述したように複数の遊星回転体130の第2遊星ローラ132が内接する内接ローラである。
図3に示した変速機100では、出力軸120は、内歯車123を有する。図3に示した内歯車123は、上述したように複数の遊星回転体130の遊星歯車135と噛合するする内歯車である。
このように構成される、幾つかの実施形態に係る変速機100では、外部の機器からの動力が入力されて入力軸103の軸部105が回転すると、太陽ローラ107が複数の遊星回転体130のそれぞれの第1遊星ローラ131を回転させる。これにより、複数の遊星回転体130のそれぞれは、自転しながら公転して、第2遊星ローラ132又は遊星歯車135が出力軸120の第2内接ローラ121又は内歯車123を回転させる。これにより、出力軸120の軸部125が回転する。
幾つかの実施形態に係る変速機100では、入力軸103の回転速度と出力軸120の回転速度との関係、すなわち変速比は、以下のパラメータによって定まる。
太陽ローラ半径r
第1内接ローラ111の内周面の半径rr1
第1遊星ローラ半径rp1(=第1外径dp1×0.5)
第2遊星ローラ半径rp2(=第2外径dp2×0.5)、又は、遊星歯車135のピッチ円半径rpc2(=ピッチ円直径dpc2×0.5)
第2内接ローラ121の内周面の半径rr2、又は、内歯車123のピッチ円半径rrpc2
なお、図1A、図2A及び図3に示した幾つかの実施形態では、変速機100は、入力軸103の回転速度よりも出力軸120の回転速度が小さくなる減速機である。しかし、幾つかの実施形態に係る変速機100は、入力軸103の回転速度よりも出力軸120の回転速度が大きくなる増速機であってもよい。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、動力伝達要素としての上述した遊星回転体130を介することで第1内接ローラ111と第2内接ローラ121との間で回転速度に差を生じさせることができる。これにより、部品点数の増加を抑制しつつ、比較的大きな変速比を確保することができる。また、図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、第1外径dp1と第2外径dp2との比を変更することで、比較的容易に変速比を変更できる。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、上述したように、第1遊星ローラ131の第1外径dp1は、第2遊星ローラ132の第2外径dp2又は遊星歯車135のピッチ円直径dpc2よりも大きくてもよい。
上述したように第1内接ローラ111を固定し、第1遊星ローラ131を自転させながら公転させることで、第2内接ローラ121又は内歯車123を回転させることができる。この場合に、第1外径dp1が第2外径dp2又はピッチ円直径dpc2よりも大きければ、第1内接ローラの内径(rr1×2)よりも第2内接ローラ121の内径(rr2×2)又は内歯車123のピッチ円直径(rrpc2×2)が小さくなる。これにより、第2内接ローラ121又は内歯車123の外径を小さくし易くなる。そのため、第2内接ローラ121又は内歯車123よりも径方向外側にケーシング101が存在している場合、ケーシング101の内周面101aと、第2内接ローラ121の外周面121b又は内歯車123の外周面123bとのクリアランスを確保し易くなり、ケーシング101の体格の増大を抑制できる。
図1A及び図2Aに示した変速機100では、動力伝達要素としての上述した遊星回転体130は、一体的に形成された第1遊星ローラ131と第2遊星ローラ132とを含むとよい。図1A及び図2Aに示した変速機100は、第1遊星ローラ131と接する太陽ローラ107と、第1内接ローラ111と、第2内接ローラ121と、を備えるとよい。
図1A及び図2Aに示した変速機100では、ギア噛み合いによる騒音を排除できる。
また、図1A及び図2Aに示した変速機100では、変速比が比較的大きな変速機を実現できる。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、第1内接ローラ111の径方向外側に配置され、第1内接ローラ111を径方向内側に向かって押圧する押圧部材160を備えるとよい。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、例えば、押圧部材160は、中心軸線AXを中心とする周方向に分割された複数の分割体161を含んでいるとよい。図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、押圧部材160は、例えば、周方向で隣り合う分割体161同士の周方向の間隔を狭めることで、中心軸線AXを中心とする径方向内側に向かって第1内接ローラ111を押圧するように構成されているとよい。例えば、図1A、図2A及び図3に示す押圧部材160は、例えば図1B及び図2Bに示すようにボルトとナットのような締結部材163を用いることで、周方向で隣り合う分割体161同士の周方向の間隔を狭められるように構成されていてもよい。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100によれば、押圧部材160による押圧力によって第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との圧接力を大きくすることができるので、第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との摩擦力を大きくすることができ、伝達トルクを向上できる。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、複数の第1遊星ローラ131に対して太陽ローラ107が中心軸線AXを中心とする径方向内側に存在するので、押圧部材160からの押圧力によって、複数の第1遊星ローラ131と太陽ローラ107との圧接力を大きくすることができるので、複数の第1遊星ローラ131と太陽ローラ107との摩擦力を大きくすることができ、伝達トルクを向上できる。
また、図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、押圧部材160からの押圧力を受けた際に、第1遊星ローラ131の径方向内側への移動が太陽ローラ107によって規制されるので、第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との圧接力をより大きくすることができる。これにより、第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との摩擦力をより大きくすることができるので、第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との間の伝達トルクをより大きくすることができる。
なお、図1A、図2A及び図3に示した変速機100では、押圧部材160は、中心軸線AXを中心とする周方向に分割された2つの分割体161を含んでいるが、周方向に分割された3つ以上の分割体161を含んでいてもよい。
図1Aに示した変速機100においても、押圧部材160による押圧力を第2内接ローラ121に伝達して第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との圧接力を大きくすることが望ましい。しかし、ケーシング101に対して第2内接ローラ121が中心軸線AXを中心として回転する。
そこで、図2Aに示した変速機100では、図2Bに示すように、軸受外輪171と、軸受外輪171の内周面171aと第2内接ローラ121の外周面121bとの間に配置され、中心軸線AXを中心とする周方向に転動可能な複数の軸受ころ173と、を備えるとよい。図2Aに示した変速機100では、押圧部材160は、第2内接ローラ121の径方向外側に配置され、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して第2内接ローラ121を径方向内側に向かって押圧するとよい。
例えば、図2Aに示した変速機100では、図1A及び図3に示すように、中心軸線AXを中心とする径方向内側に向かって第1内接ローラ111を押圧するための第1押圧部材160Aと、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して第2内接ローラ121を径方向内側に向かって押圧するための第2押圧部材160Bとを含むとよい。
第1押圧部材160A及び第2押圧部材160Bは、それぞれ、上述した複数の分割体161を含んでいるとよい。
これにより、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して押圧部材160(第2押圧部材160B)による押圧力を第2内接ローラ121に伝達できるので、第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との圧接力を大きくして第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との摩擦力を大きくすることができ、伝達トルクを向上できる。
なお、図2Aに示した変速機100では、第2遊星ローラ132に対して中心軸線AXを中心とする径方向内側に配置され、第2遊星ローラ132と接する遊動ローラ181を備えるとよい。
これにより、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して押圧部材160による押圧力を第2内接ローラ121に伝達する際に、第2遊星ローラ132の径方向内側への移動が遊動ローラ181によって規制される。よって、第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との圧接力をより大きくすることができるので、第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との摩擦力をより大きくすることができ、伝達トルクをより向上できる。
図3に示した変速機100では、動力伝達要素としての上述した遊星回転体130は、一体的に形成された第1遊星ローラ131と遊星歯車135とを含むとよい。図3に示した変速機100は、第1遊星ローラ131と接する太陽ローラ107と、第1内接ローラ111と、内歯車123と、を備えているとよい。
図3に示した変速機100では、遊星歯車135と内歯車123との間での伝達トルクを向上させ易い。
また、図3に示した変速機100では、変速比が比較的大きな変速機を実現できる。
図3に示した変速機100では、変速機100は、減速機であるとよい。図3に示した変速機100では、遊星歯車135と内歯車123とは、最終減速段を構成するとよい。
減速機では、最終減速段における伝達トルクが、他の減速段よりも大きい。図3に示した変速機100によれば、最終減速段におけるトルク伝達を噛合する遊星歯車135と内歯車123との間で伝達することになる。これにより、最終減速段における伝達トルクを向上させ易くなるので、変速機100の構成が合理的となる。
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図3に示した変速機100では、遊星歯車135と内歯車123とは、最終減速段を構成している。しかし、最終減速段以外の減速段において歯車によって構成してもよい。
また、図1Aに示した変速機100において、遊動ローラ181を設けてもよく、図2Aに示した変速機100において、遊動ローラ181を省略してもよい。
図1A、図2A及び図3に示した変速機100において、第1遊星ローラの第1外径は、第2遊星ローラの第2外径又は遊星歯車のピッチ円直径よりも小さくてもよい。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係る変速機は、第1内接ローラ111に内接する第1遊星ローラ131と、第1遊星ローラ131の第1外径dp1とは異なる第2外径dp2を有し、第2内接ローラ121に内接する第2遊星ローラ132、又は、第1外径dp1とは異なるピッチ円直径dpc2を有し、内歯車123と噛合する遊星歯車135と、が一体的に形成された動力伝達要素(遊星回転体130)を備える。
上記(1)の構成によれば、上記動力伝達要素(遊星回転体130)を介することで第1内接ローラ111と第2内接ローラ121との間で回転速度に差を生じさせることができる。これにより、部品点数の増加を抑制しつつ、比較的大きな変速比を確保することができる。また、上記(1)の構成によれば、第1外径dp1と第2外径dp2との比を変更することで、比較的容易に変速比を変更できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、第1遊星ローラ131の第1外径dp1は、第2遊星ローラ132の第2外径dp2又は遊星歯車135のピッチ円直径dpc2よりも大きくてもよい。
例えば第1内接ローラ111を固定し、第1遊星ローラ131を自転させながら公転させることで、第2内接ローラ121又は内歯車123を回転させることができる。この場合に、上記(2)の構成によれば、例えば第1内接ローラ111の内径(rr1×2)よりも第2内接ローラ121の内径(rr2×2)又は内歯車123のピッチ円直径(rrpc2×2)が小さくなる。これにより、第2内接ローラ121又は内歯車123の外径を小さくし易くなる。そのため、第2内接ローラ121又は内歯車123よりも径方向外側にケーシング101が存在している場合、ケーシング101の内周面101aと、第2内接ローラ121の外周面121b又は内歯車123の外周面123bとのクリアランスを確保し易くなり、ケーシング101の体格の増大を抑制できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、動力伝達要素(遊星回転体130)は、一体的に形成された第1遊星ローラ131と第2遊星ローラ132とを含むとよい。変速機100は、第1遊星ローラ131と接する太陽ローラ107と、第1内接ローラ111と、第2内接ローラ121と、を備えるとよい。
上記(3)の構成によれば、ギア噛み合いによる騒音を排除できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、第1内接ローラ111の径方向外側に配置され、第1内接ローラ111を径方向内側に向かって押圧する押圧部材160を備えるとよい。
上記(4)の構成によれば、押圧部材160による押圧力によって第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との圧接力を大きくすることができるので、第1内接ローラ111と第1遊星ローラ131との摩擦力を大きくすることができ、伝達トルクを向上できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)の構成において、軸受外輪171と、軸受外輪171の内周面171aと第2内接ローラ121の外周面121bとの間に配置され、周方向に転動可能な複数の軸受ころ173と、を備えるとよい。押圧部材160は、第2内接ローラ121の径方向外側に配置され、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して第2内接ローラ121を径方向内側に向かって押圧するとよい。
上記(5)の構成によれば、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して押圧部材160による押圧力を第2内接ローラ121に伝達できるので、第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との圧接力を大きくして第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との摩擦力を大きくすることができ、伝達トルクを向上できる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)の構成において、第2遊星ローラ132に対して径方向内側に配置され、第2遊星ローラ132と接する遊動ローラ181を備えるとよい。
上記(6)の構成によれば、軸受外輪171及び複数の軸受ころ173を介して押圧部材160による押圧力を第2内接ローラ121に伝達する際に、第2遊星ローラ132の径方向内側への移動が遊動ローラ181によって規制される。よって、第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との圧接力をより大きくすることができるので、第2内接ローラ121と第2遊星ローラ132との摩擦力をより大きくすることができ、伝達トルクをより向上できる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、動力伝達要素(遊星回転体130)は、一体的に形成された第1遊星ローラ131と遊星歯車135とを含んでいてもよい。変速機100は、第1遊星ローラ131と接する太陽ローラ107と、第1内接ローラ111と、内歯車123と、を備えていてもよい。
上記(7)の構成によれば、遊星歯車135と内歯車123との間での伝達トルクを向上させ易い。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、変速機100は、減速機であってもよい。遊星歯車135と内歯車123とは、最終減速段を構成するとよい。
減速機では、最終減速段における伝達トルクが、他の減速段よりも大きい。上記(8)の構成によれば、最終減速段におけるトルク伝達を噛合する遊星歯車135と内歯車123との間で伝達することになる。これにより、最終減速段における伝達トルクを向上させ易くなるので、変速機100の構成が合理的となる。
100 変速機
101 ケーシング
103 入力軸
107 太陽ローラ
111 第1内接ローラ
120 出力軸
121 第2内接ローラ
123 内歯車
130 遊星回転体(動力伝達要素)
131 第1遊星ローラ
132 第2遊星ローラ
135 遊星歯車
160 押圧部材
161 分割体
171 軸受外輪
181 遊動ローラ

Claims (8)

  1. 第1内接ローラに内接する第1遊星ローラと、
    前記第1遊星ローラの第1外径とは異なる第2外径を有し、第2内接ローラに内接する第2遊星ローラ、又は、前記第1外径とは異なるピッチ円直径を有し、内歯車と噛合する遊星歯車と、
    が一体的に形成された動力伝達要素
    を備える変速機。
  2. 前記第1遊星ローラの前記第1外径は、前記第2遊星ローラの前記第2外径又は前記遊星歯車の前記ピッチ円直径よりも大きい
    請求項1に記載の変速機。
  3. 前記動力伝達要素は、一体的に形成された前記第1遊星ローラと前記第2遊星ローラとを含み、
    前記第1遊星ローラと接する太陽ローラと、
    前記第1内接ローラと、
    前記第2内接ローラと、
    を備える
    請求項1又は2に記載の変速機。
  4. 前記第1内接ローラの径方向外側に配置され、前記第1内接ローラを径方向内側に向かって押圧する押圧部材
    を備える
    請求項3に記載の変速機。
  5. 軸受外輪と、
    前記軸受外輪の内周面と前記第2内接ローラの外周面との間に配置され、周方向に転動可能な複数の軸受ころと、
    を備え、
    前記押圧部材は、前記第2内接ローラの前記径方向外側に配置され、前記軸受外輪及び前記複数の軸受ころを介して前記第2内接ローラを前記径方向内側に向かって押圧する
    請求項4に記載の変速機。
  6. 前記第2遊星ローラに対して径方向内側に配置され、前記第2遊星ローラと接する遊動ローラ
    を備える
    請求項5に記載の変速機。
  7. 前記動力伝達要素は、一体的に形成された前記第1遊星ローラと前記遊星歯車とを含み、
    前記第1遊星ローラと接する太陽ローラと、
    前記第1内接ローラと、
    前記内歯車と、
    を備える
    請求項1又は2に記載の変速機。
  8. 前記変速機は、減速機であり、
    前記遊星歯車と前記内歯車とは、最終減速段を構成する
    請求項7に記載の変速機。
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