JP5411029B2 - 基準電流生成回路 - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ信号を処理する電子回路に関し、特に基準となる安定した電流を生成する基準電流生成回路に関する。
基準電流生成回路から得られた電流は、例えば、オペアンプ等の他の電子回路へ供給され、回路の動作の基準である動作点電流として用いられる。供給を受ける他の電子回路の動作や特性は、接合面温度等の変動要素に対しても当然ながら安定であることが望ましい。そのためには、基準電流生成回路で生成される電流も接合面温度等の変動要素に対して安定であることが必要となる。
基準電流生成回路は、例えば、特開2001−142552号公報に開示されている。図1に、その基準電流生成回路X1の構成を示す。基準電流生成回路X1は、NチャネルMOSトランジスタM11〜M12、M16〜M17と、PチャネルMOSトランジスタM13〜M15と、抵抗R11〜R13と、PN接合ダイオードD11と、出力ノードCM1と、電源電圧VDD、GNDとを具備する。全てのMOSトランジスタは、エンハンスメント(ノーマリーオン)型である。この基準電流生成回路X1では、何れのMOSトランジスタもバックゲートの接続が省略されて表記されているが、全てのトランジスタのバックゲートはソースへ接続されても良いし、NチャネルMOSトランジスタでは電源電圧GND、PチャネルMOSトランジスタでは電源電圧VDDへそれぞれ接続されても良い。
基準電流生成回路X1の動作を説明する。基準電流生成回路X1は、NチャネルMOSトランジスタM11〜M12がWidlar型カレントミラー回路を形成している。PチャネルMOSトランジスタM13〜M15は、トランジスタM14を入力側とする一般的な線形特性のカレントミラー回路を形成し、NチャネルMOSトランジスタM16〜M17も、トランジスタM16を入力側とする一般的な線形特性のカレントミラー回路を形成している。Widlar型カレントミラー回路は、非線形性を有する。Widlar型カレントミラー回路の入出力を線形特性のカレントミラー回路に接続し、回路全体で自己帰還回路を構成すると、回路全体に流れる電流は双方のカレントミラーの入出力電流値が一致するそれぞれの回路定数で決定されるある特定の値、或いは零の何れかの値に安定して収束する。
非零の特定の電流値I1〜I4を求める。MOSトランジスタMχ(χは素子番号)のゲート幅をWχ、ゲート長をLχとそれぞれ表すとする。回路解析を簡単にするために、トランジスタM11〜M17のうちの同一の極性のMOSトランジスタ同士は、電子や正孔の移動度、単位面積当たりのゲート容量等の特性は同じであるとする。トランジスタMχにおいて、ゲート・ソース間電圧が閾値の場合のドレイン電流をI0χ、熱電圧をVt(Vt=k・T/q:kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは単位電荷)とする。特開2001−142552号公報によると、NチャネルMOSトランジスタM11〜M12は、サブスレッシュホールド領域で動作している。そのため、トランジスタM11のドレイン電流をI1、ゲート・ソース間電圧をV1、トランジスタM12のドレイン電流をI2、ゲート・ソース間電圧をV2とすると次式が成立する。
Figure 0005411029
式(1)、式(2)をそれぞれ式(3)へ代入すると、
Figure 0005411029
を得る。
さらに、回路解析の簡単化のために、トランジスタM13〜M17は、何れも飽和領域で動作し、基盤バイアス効果やアーリー効果の影響が無視出来るものと近似する。特開2001−142552号公報によると、W13/L13=W14/L14=W15/L15、及び、W16/L16=W17/L17であるから、
I1=I2=I3=I4 …(5)
V3=VD11+I3・R12=I4・R13 …(6)
を得る。ここで、ダイオードD11の順方向電圧をVD11と表している。
式(6)へ式(4)を代入すると、I1=I2=I3=I4であるから、
Figure 0005411029
を得る。
次に、基準電流生成回路X1における出力電流I4の温度依存性を求める。回路分析を簡単にするために、抵抗R11〜R13の値が温度依存性を持たないとする。NチャネルMOSトランジスタM11〜M12が同じ特性を持つのであれば、ドレイン電流I011、I012の温度特性も同じであり、I012/I011は温度特性が現れない。すると、式(7)において温度特性を持つのは順方向電圧VD11と熱電圧Vtのみである。式(7)の両辺を絶対温度Tで微分すると次式を得る。
Figure 0005411029
一般的に、熱電圧Vtや絶対温度T=300〔K〕(=27〔℃〕)におけるPN接合ダイオードの順方向電圧の温度依存性は、例えば、
Figure 0005411029
となる。
従って、出力電流I4の温度依存性が概略零となるためには、式(9)と式(10)を式(8)へ代入して、
Figure 0005411029
となり、これが必要な条件である。
ところが、図1に示される基準電流生成回路X1は、PN接合ダイオードが不可欠である。一般のLSIプロセスとしては、現在ではCMOSFETプロセスが最も多く使われている。PN接合ダイオードは、ディジタル回路を構成するためには必要ない。また、CMOSFETプロセスによるアナログ回路を構成するためには、一部の例外、例えばバンド・ギャップ・リファレンス回路を除いて、アナログ回路を構成するためには必要ない。このような状況から、PN接合ダイオードは、追加的な素子となっている。一般のLSIプロセスにおいて、こうした追加的な素子を実用に供するためには、その素子を追加するためのプロセス開発に時間や費用が増加する。さらには、製品を製造する際にも製造工程が増えることにより製造費用が増加する。すなわち、PN接合ダイオードを用いる基準電流生成回路では、こうした時間や費用が増加する。
特開2001−142552号公報
本発明は、PN接合ダイオードを必要とせずに、回路電流の温度依存性が概略零となる基準電流生成回路を提供する。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の観点では、基準電流生成回路は、第1カレントミラー回路(M21/M22、M21/M31)と、第2カレントミラー回路(M24/M23、M32/M23)とを具備する。第1カレントミラー回路(M21/M22、M21/M31)は、入力側トランジスタである第1チャネルの第1トランジスタ(M21)と、第1トランジスタ(M21)のゲートに制御電圧を印加する第1抵抗(R21、R31)とを備える。第2カレントミラー回路(M24/M23、M32/M23)は、入力側トランジスタである前記第1チャネルと相補の第2チャネルの第2トランジスタ(M24、M32)を備える。第1カレントミラー回路(M21/M22、M21/M31)の出力ノードは、第2カレントミラー回路(M24/M23、M32/M23)の入力ノードに接続され、第1カレントミラー回路(M21/M22、M21/M31)の入力ノードは、第2カレントミラー回路(M24/M23、M32/M23)の出力ノードに接続される。基準電流生成回路は、第1トランジスタ(M21)のゲートに印加される制御電圧を第1出力とし、第2トランジスタ(M24、M32)のゲートに印加される制御電圧を第2出力とする。
本発明によれば、PN接合ダイオードを用いずに、回路電流の温度依存性を概略零とする基準電流生成回路を提供することができる。
図1は、従来の基準電流生成回路の構成を示す回路図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る基準電流生成回路の構成を示す回路図である。 図3は、本発明の第2の実施の形態に係る基準電流生成回路の構成を示す回路図である。 図4は、本発明の第3の実施の形態に係る基準電流生成回路の構成を示す回路図である。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る基準電流生成回路の構成を示す回路図である。第1の実施の形態に係る基準電流生成回路X2は、NチャネルMOSトランジスタM21〜M22と、PチャネルMOSトランジスタM23〜M26と、抵抗R21〜R22と、定電流源IIと、出力ノードCM1〜CM2と、電源電圧VDD、GNDとを具備する。全てのMOSトランジスタは、エンハンスメント(ノーマリーオン)型である。
トランジスタM25と定電流源IIは、電源電圧VDD−GND間に直列に接続され、トランジスタM25のドレインと定電流源IIとの接続ノードは、トランジスタM26のゲートに接続される。トランジスタM26のソースは電源電圧VDDに、ドレインはトランジスタM21のドレインに接続される。トランジスタM21のドレインは、さらに、トランジスタM22のゲート、トランジスタM23のドレインに接続され、トランジスタM21のソースは電源電圧GNDに接続される。トランジスタM23のソースは、抵抗R22を介して電源電圧VDDに接続される。トランジスタM23、M24、M25のゲートは、トランジスタM24、トランジスタM22のドレインに接続され、そのノードは、出力ノードCM2である。トランジスタM21のゲートは、トランジスタM22のソースと抵抗R21との接続ノードに接続され、そのノードは出力ノードCM1である。抵抗R21のもう一方のノードは、電源電圧GNDに接続される。トランジスタM24のソースは、電源電圧VDDに接続される。基準電流生成回路X2では、何れのMOSトランジスタもバックゲートの接続の表記が省略されている。全てのトランジスタのバックゲートがソースへ接続されても良いし、NチャネルMOSトランジスタのバックゲートは電源電圧GNDへ、PチャネルMOSトランジスタのバックゲートは電源電圧VDDへそれぞれ接続されても良い。
トランジスタM21は、NチャネルMOSトランジスタのカレントミラー回路の入力側を形成し、トランジスタM24は、PチャネルMOSトランジスタのカレントミラー回路の入力側を形成している。基準電流生成回路X2の出力ノードCM1〜CM2の外側に、別のMOSトランジスタのゲートをカレントミラー回路の出力側となる様に接続すると、出力電流を得ることが出来る。出力ノードCM1にはNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、出力ノードCM2にはPチャネルMOSトランジスタのゲートが接続される。出力側のMOSトランジスタのドレインに抵抗を接続すれば、その抵抗値とMOSトランジスタのドレイン電流の電流値との掛け算によって算出される電圧出力を得ることも出来る。
基準電流生成回路X2の動作を説明する。基準電流生成回路X2では、トランジスタM21とトランジスタM22とは閾値基準型(Threshold Reference)カレントミラー回路を形成し、トランジスタM24とトランジスタM23とはWidlar型カレントミラーを形成している。何れのカレントミラー回路も非線形特性を有している。この入出力を接続して自己帰還回路を構成すると、回路全体に流れる電流は、双方のカレントミラー回路の入出力電流値が一致するそれぞれの回路定数で決定されるある特定の値、或いは零の何れかの値に安定して収束する。
トランジスタM21のドレイン電流I5、トランジスタM22及びM24のドレイン電流I6に関して非零となる安定電流値を求める。トランジスタM25〜M26と、定電流I8を流す能力を有する電流源IIとを含む部分は、それ以外の回路が電源投入時に正常に起動するための起動回路である。この動作は後程説明する。起動回路は、それ以外の回路が正常に動作している場合には動作を停止しなければならない。即ち、トランジスタM26のドレイン電流I9は零にならなければならない。よって、ここではドレイン電流I9が零であるとする。
トランジスタMχ(χは素子番号)の電子(NチャネルMOSトランジスタの場合)或いは正孔(PチャネルMOSトランジスタの場合)の移動度をμχ、単位面積当たりのゲート酸化膜容量をCoχ、ゲート幅をWχ、ゲート長をLχ、閾値電圧をVthχとそれぞれ表すとする。回路分析の簡単のために、トランジスタM21〜M24は全て飽和領域で動作し、かつ基盤バイアス効果やアーリー効果の影響が無視出来ると近似する。すると、基準電流生成回路X2において次式が成立する。なお、ここでは、式表現の簡単化のために、βχ=μχ・Coχと置き換えている。電圧V6は、トランジスタM23、M24のゲート電圧である。
Figure 0005411029
I6・R21−Vth21>0であるから、式(12)から次式を得る。
Figure 0005411029
さらに、式(13)と式(14)からそれぞれ、
Figure 0005411029
を得る。
ここで、トランジスタM23、M24は、同一の種類のトランジスタであり、W23=P×W24(Pは定数)以外の定数も同一であるとする。即ち、
Figure 0005411029
とすると、式(13−2)から式(14−2)を辺々減算し、
Figure 0005411029
を得る。
さらに、式(17)を√I5に関して解くと、√I5>0であるから、
Figure 0005411029
を得る。式(15)、式(18)から、両方を満たすドレイン電流I5、I6の実解を得ることが可能になる。
次に、基準電流生成回路X2における回路中のドレイン電流I5、I6の温度依存性を求める。回路分析の簡単のために、抵抗R21〜R22の値が温度依存性を持たないとすると、式(15)、式(17)に含まれる変数において実用的な範囲で温度依存性を持つのは、Vth21、β21、β24のみである。よって、式(15)と式(17)の両辺を絶対温度Tで微分すると次式を得る。式(15)より、
Figure 0005411029
を得る。式(17)より、
Figure 0005411029
を得る。
式(15−2)を式(17−2)へ代入すると、
Figure 0005411029
を得る。
ドレイン電流I5が温度依存性を持たないためには、∂I5/∂T=0である。即ち、式(19)の右辺の中括弧内が零となる必要がある。この条件は、次式で示される。
Figure 0005411029
一般的に、MOSトランジスタの単位面積当たりのゲート酸化膜容量Coは、温度依存性を持たないとして良い。よって、βの温度特性はμの温度特性と等しい。すると、T=300〔K〕におけるMOSトランジスタの閾値電圧Vth、移動度μの温度依存性は、例えば、
Figure 0005411029
電子の移動度μに関して、絶対温度R〔K〕における値をμRとすれば、
Figure 0005411029
であるから、R=300〔K〕を基準とすると
Figure 0005411029
である。
これを式(20)へ代入すると、
Figure 0005411029
となる。
一般的な回路定数値として、例えば、次の値が式(23)で概略成立する。ここで、VGS21はトランジスタM21のゲート・ソース間電圧(=V4)を表している。これらの回路定数値は、例えばLSI上に構成されるアナログ信号処理用回路として現実的な数値である。
Figure 0005411029
さらに、基準電流生成回路X2の内、トランジスタM25〜M26、定電流源IIで構成される部分の動作を説明する。この部分は、それ以外の回路が電源投入時に正常に起動するための起動回路である。基準電流生成回路X2の電源が投入された直後の状態を考える。電子回路は電源が投入される以前は当然ながら回路全体の電位が零である。すると、トランジスタM21〜M24の何れもゲート・ソース間電圧は零であるため、これらは全てオフの状態、即ち、ドレイン電流I5、I6は零である。この状態では、電源電圧が、回路が動作するために十分な電圧に到達したとしても、基準電流生成回路X2では、トランジスタM21〜M24が全てオフの状態で保持され続け、永久に動作しないことになる。前述のように、この状態は、回路全体に流れる電流が零に安定して収束した状態である。
回路が動作しないままでは利用出来ないため、基準電流生成回路X2では、回路を起動させるために、トランジスタM25〜M26、定電流源IIを備える起動回路を備える。トランジスタM21〜M24が全てオフの状態であれば、トランジスタM24とカレントミラー回路を形成するトランジスタM25もオフの状態であり、トランジスタM25のドレイン電流I5は流れない。定電流源IIが電流を流そうとすると、トランジスタM25のドレインと定電流源IIの間の節点の電圧V8は零へ近付く。すると、トランジスタM26のゲート・ソース間電圧が−VDD近くにまで下降し、オン状態となる。したがって、トランジスタM26のドレイン電流I9が流れようとする。
ドレイン電流I9が流れようとすればトランジスタM22のドレイン電圧V5が上昇し、トランジスタM22がオンの状態となる。トランジスタM24は、MOSダイオードとして動作しているので、トランジスタM22がオンの状態となればドレイン電流I6が流れる。すると、トランジスタM24とWidlar型カレントミラー回路を形成するトランジスタM23もドレイン電流が流れる。一方、ドレイン電流I6が流れれば、トランジスタM21のゲート電圧V4はトランジスタM21がオンの状態となるまで上昇し、トランジスタM21のドレイン電流I5が流れる。以上の過程を経て、トランジスタM21〜M24を備える起動回路が動作する。
回路が起動した状態において、トランジスタM26のドレイン電流I9が流れ続けたままでは、電流I9がトランジスタM21〜M24を備える回路に対して外乱要因となり、動作や特性が安定しない原因となる。これを防ぐために、回路が起動すると、トランジスタM25に流れるドレイン電流I7が定電流源IIの電流I8よりも大きくなる様に回路定数が設定される。そのように設定されていれば、この節点の電圧V8は、電源電圧VDD近くにまで上昇する。すると、トランジスタM26のゲート・ソース間電圧は零へ近付き、トランジスタM26はオフの状態となる。したがって、ドレイン電流I9は零となる。
なお、本発明の第一の実施例による基準電流生成回路の具体的回路は基準電流生成回路X2に限らない。例えば、基準電流生成回路X2において回路中の全てのトランジスタに関して、NチャネルトランジスタをPチャネルトランジスタへ、PチャネルトランジスタをNチャネルトランジスタへ、定電流源IIの電流の方向を反転させ、電源電圧VDDを電源電圧GNDへ、電源電圧GNDを電源電圧VDDへそれぞれ入れ替えても基準電流生成回路X2と同じ動作の回路を得ることが出来る。
本発明による基準電流生成回路X2では、回路で生成される電流に対して、正の温度係数を与えるためにMOSトランジスタの電子や正孔の移動度の温度特性を利用し、負の温度係数を与えるためにMOSトランジスタの閾値電圧の温度特性を利用している。回路全体として両方の経路を組み合わせて自己帰還回路を構成することにより、正の温度係数と負の温度係数とが互いに打ち消し合う。これにより、MOSトランジスタと抵抗のみで構成される回路において、回路電流の温度依存性が概略零になる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る基準電流生成回路X3の構成が図3に示される。基準電流生成回路X3では、第1の実施の形態に係る基準電流生成回路X2のトランジスタM22、M24、抵抗R21、定電流源IIは、トランジスタM31〜M33、抵抗R31、キャパシタC31で置き換えられ、その他は同じである。基準電流生成回路X3において、トランジスタM31は、NチャネルMOSトランジスタであり、トランジスタM32〜M33は、PチャネルMOSトランジスタである。全てのMOSトランジスタは、エンハンスメント(ノーマリーオン)型である。
トランジスタM21は、NチャネルMOSトランジスタのカレントミラー回路の入力側のトランジスタ、トランジスタM32は、PチャネルMOSトランジスタのカレントミラー回路の入力側のトランジスタである。基準電流生成回路X3では、何れのMOSトランジスタもバックゲートの接続の表記は省略されている。全てのトランジスタのバックゲートがソースへ接続されても良いし、NチャネルMOSトランジスタのバックゲートは電源電圧GNDへ、PチャネルMOSトランジスタのバックゲートは電源電圧VDDへそれぞれ接続されても良い。
基準電流生成回路X3の出力ノードCM1〜CM2の外側に、別のMOSトランジスタのゲートをカレントミラー回路の出力側となる様に接続すると、出力電流を得ることが出来る。出力ノードCM1にはNチャネルMOSトランジスタのゲートが接続され、出力ノードCM2にはPチャネルMOSトランジスタのゲートが接続される。出力側のMOSトランジスタのドレインに抵抗を接続すれば、その抵抗値とMOSトランジスタのドレイン電流の電流値との掛け算によって算出される電圧出力を得ることが出来る。
MOSトランジスタMχ(χは素子番号)の電子(NチャネルMOSトランジスタの場合)或いは正孔(PチャネルMOSトランジスタの場合)の移動度をμχ、単位面積当たりのゲート酸化膜容量をCoχ、ゲート幅をWχ、ゲート長をLχ、閾値電圧をVthχとそれぞれ表すとする。回路分析の簡単のために、トランジスタM21、M23、M31〜M33は全て飽和領域で動作し、かつ基盤バイアス効果やアーリー効果の影響が無視出来ると近似する。すると、基準電流生成回路X3において次式が成立する。なお、ここでは、式表現の簡単化のために、βχ=μχ・Coχと置き換えている。トランジスタM25〜M26、キャパシタC31を備える部分は起動回路であり、この部分の動作は後述する。トランジスタM21のドレイン電流I5、トランジスタM33のドレイン電流I11、トランジスタM23、M32〜M33のゲート電圧V6として説明する。
Figure 0005411029
I11・R31−Vth21>0であるから、式(25)から次式を得る。
Figure 0005411029
さらに、式(26)と式(27)からそれぞれ、
Figure 0005411029
を得る。
ここで、トランジスタM33、M23が同一の種類のトランジスタであり、W23=R×W33(Rは定数)以外の定数も同一とする。即ち、
Figure 0005411029
とすると、式(26−2)から式(27−2)を辺々減算することより、次式を得る。
Figure 0005411029
式(28)および式(30)は、それぞれ第1の実施の形態において説明された式(15)および式(17)と一部変数名が異なるだけで、その他は変わりない。よって、基準電流生成回路X3の回路中に流れる電流I5、I11の値や、I5、I11の温度依存性を零に設定する原理や具体的な設計方法も同様である。
基準電流生成回路X3でも基準電流生成回路X2と同じように、回路を正常に起動させるためにトランジスタM25〜M26、キャパシタC31を含む起動回路を備える。この部分の動作を説明する。基準電流生成回路X3の電源が投入された直後の状態を考える。電源が投入される以前は当然ながら、トランジスタM21〜M23、M31〜M33の何れもゲート・ソース間電圧は零であり、これらは全てオフの状態である。即ち、トランジスタM21のドレイン電流I5、トランジスタM32のドレイン電流I10、トランジスタM31のドレイン電流I11が零である。また、キャパシタC31に充電されている電荷も零であるため、トランジスタM25のドレインとキャパシタC31の間の節点の電圧V8も零である。トランジスタM21、M23、M31〜M33が全てオフの状態であれば、トランジスタM32とカレントミラー回路を形成するトランジスタM25もオフの状態であり、トランジスタM25のドレイン電流I5は流れない。よって、電圧V8は、零のまま保たれる。すると、トランジスタM26は、ゲート・ソース間電圧が−VDD近くにまで下降し、オンの状態となる。したがって、トランジスタM26のドレイン電流I9が流れようとする。ドレイン電流I9が流れようとすれば、トランジスタM31のゲート電圧V5が上昇し、トランジスタM31はオンの状態となる。トランジスタM32はMOSダイオードとして動作しているので、トランジスタM31がオンの状態となれば、ドレイン電流I10が流れる。すると、トランジスタM32とWidlar型カレントミラー回路を形成するトランジスタM23もドレイン電流I5が流れる。さらに、ドレイン電流I10が流れれば、トランジスタM32とカレントミラー回路を形成するトランジスタM33もオンの状態となり、ドレイン電流I11が流れる。したがって、トランジスタM21のゲート電圧V4は、トランジスタM21がオンの状態になるまで上昇し、ドレイン電流I5が流れる。以上の過程を経て、トランジスタM21、M23、M31〜M33で構成される回路が動作する。
回路が起動した状態において、トランジスタM26のドレイン電流I9が停止する必要がある。回路が起動した状態でトランジスタM25にドレイン電流I5が流れると、これがキャパシタC31に充電され、電圧V8が時間と共に電源電圧VDD近くにまで上昇する。すると、トランジスタM26のゲート・ソース間電圧は、零へ近付き、オフの状態となり、トランジスタM26のドレイン電流I9は零となる。
なお、本発明の第二の実施例による基準電流生成回路の具体的回路は基準電流生成回路X3に限らない。例えば、基準電流生成回路X3において回路中の全てのMOSトランジスタに関して、NチャネルトランジスタをPチャネルトランジスタへ、PチャネルトランジスタをNチャネルトランジスタへ、電源電圧VDDを電源電圧GNDへ、電源電圧GNDを電源電圧VDDへそれぞれ入れ替えても基準電流生成回路X3と同じ動作の回路を得ることが出来る。
基準電流生成回路X3は、電源電圧が低い場合でも正常に動作することが可能である。基準電流を生成するトランジスタM21、M23、M31〜M33、抵抗R31、R22で構成される回路は、電源電圧VDDと電源電圧GNDとの間に3通りの経路が存在するが、それぞれの経路が正常に動作するために必要な電圧は、次の通りである。ここで、回路が正常に動作している状態におけるMOSトランジスタMχ(χは素子番号)のドレイン・ソース間電圧の最低値をVDSχmin、ゲート・ソース間電圧の最低値をVGSχminとそれぞれ表すとする。
経路R22→M23→M21:
I5・R22+VDS23min+VGS31min …(31)
経路M33→R31:
VDS33min+VGS21min …(32)
経路M32→M31:
VGS32min+VDS31min …(33)
式(24)に示される様な電圧、電流領域で動作させる場合、一般的なLSI上に構成されたエンハンスメント型MOSトランジスタの動作に必要な値は例えば、
Figure 0005411029
となる。すると、式(31)〜式(33)で最も高い電圧でも精々1.2〔V〕となる。実用的な回路設計においては、接合面温度の変化や回路を構成する各種類の素子が実際に製造される場合に生じる特性の変動等の条件を考慮しなければならないが、これらの必要余裕分を考慮しても基準電流生成回路X3では最低電源電圧として、例えばVDD=1.5〔V〕程度で動作が可能となる。
これに対して、基準電流生成回路X2において、トランジスタM21〜M24、抵抗R21〜R22を含む基準電流を生成する回路は、電源電圧VDDと電源電圧GNDとの間に2通りの経路が存在し、それぞれの経路が正常に動作するために必要な電圧は、次の通りである。
経路R22→M23→M21:
I5・R22+VDS23min+VGS22min+VGS21min …(35)
経路M24→M22→R21:
VDS24min+VDS22min+VGS21min …(36)
式(35)〜式(36)へ式(34)の数値例を適用すると、最も高い電圧は約2.2〔V〕となる。これに実用的な回路における必要余裕を考慮すれば、基準電流生成回路X2では最低電源電圧として例えばVDD=2.5〔V〕程度が必要となる。以上の説明により、基準電流生成回路X3は電源電圧をより低い場合でも正常に動作させることが可能となる利点があることが分かる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る基準電流生成回路X4の構成が図4に示される。基準電流生成回路X4では、第2の実施の形態に係る基準電流生成回路X3に、抵抗R41、キャパシタC41が追加され、その他の部分は同じである。ノードN1は、トランジスタM21、M23、M26のドレインが共通に接続される節点である。
基準電流生成回路X4では、ノードN1においてトランジスタM21とトランジスタM23それぞれの電流出力が合成されており、この結果とトランジスタM21およびトランジスタM23の内部抵抗(ドレイン抵抗)が並列された値により生成される電圧V5がトランジスタM31のゲートに印加されることにより、全体的に負帰還回路が構成される。ところが、一般にMOSトランジスタのドレインは出力抵抗が高く、寄生容量の値は小さい。ノードN1は、これら高抵抗、小容量により、特に高めの周波数において、回路内を帰還する信号の位相が大きく遅れる箇所である。帰還信号の位相が大きく遅れると、周波数によって回路全体の帰還経路が正帰還となることがある。すると、その周波数において回路が発振することになる。回路が発振すれば内部の電流は安定ではなくなり、基準電流生成回路として正常に動作しなくなる。
こうした回路の発振を防ぐために、基準電流生成回路X4では、抵抗R41とキャパシタC41とによる位相補償回路が追加される。位相補償回路は、それが接続されている節点に対して高めの周波数における利得を低下させたり、位相を進めたりする作用を成す。抵抗R41とキャパシタC41との直列接続による位相補償回路は、この両方の動作を行う。位相補償回路の構成は、基準電流生成回路X4における抵抗R41、キャパシタC41の順番を変えても構わず、抵抗R41を短絡除去してキャパシタC41単独であっても構わない。また、位相補償回路の接続先は基準電流生成回路X4における電源電圧VDDから電源電圧GNDへ変更してもよい。但し、回路に電源が投入されて動作を開始する際に、確実に起動させることを考慮すると、接続先が電源電圧VDDであることが望ましい。キャパシタC41は、電源投入時には電荷が零であるため、キャパシタC41が電源電圧VDD側へ接続されていれば、電圧V5を電源電圧VDDへ持ち上げる作用があり、第2の実施の形態で説明された起動回路と同様の効果を果たす。
本発明による基準電流生成回路を用いると、エンハンスメント型MOSトランジスタと抵抗とを用いた経済的な構成であって、温度依存性を概略零とする安定した基準電流を生成することが可能となる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
M11、M12、M16、M17 (NチャネルMOS)トランジスタ
M21、M22、M31 (NチャネルMOS)トランジスタ
M13、M14、M15 (PチャネルMOS)トランジスタ
M23、M24、M25、M26、M32、M33 (PチャネルMOS)トランジスタ
R11、R12、R13 抵抗
R21、R22、R31、R41 抵抗
C31、C41 キャパシタ
D11 ダイオード
CM1、CM2 出力ノード
II 定電流源
X1、X2、X3、X4 基準電流生成回路

Claims (8)

  1. 入力側トランジスタである第1極性の第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲートに制御電圧を印加する第1抵抗とを備える第1カレントミラー回路と、
    入力側トランジスタである前記第1極性と相補の第2極性の第2トランジスタを備える第2カレントミラー回路と
    を具備し、
    前記第1カレントミラー回路の出力ノードは、前記第2カレントミラー回路の入力ノードに接続され、
    前記第1カレントミラー回路の入力ノードは、前記第2カレントミラー回路の出力ノードに接続され、
    前記第1トランジスタのゲートに印加される制御電圧を第1出力とし、
    前記第2トランジスタのゲートに印加される制御電圧を第2出力とし、
    前記第1カレントミラー回路は、出力側トランジスタとして前記第1極性の第3トランジスタをさらに備え、前記第3トランジスタのゲートは前記第1トランジスタのドレインに接続され、前記第3トランジスタのドレインは前記第1カレントミラー回路の出力ノードに接続され、
    前記第2カレントミラー回路は、出力側トランジスタとして前記第2極性の第4トランジスタをさらに備え、前記第4トランジスタのゲートは前記第2トランジスタのドレインに接続され、前記第4トランジスタのドレインは前記第2カレントミラー回路の出力ノードに接続され、
    前記第2カレントミラー回路は、ゲートが前記第2トランジスタのゲートに接続される前記第2極性の第5トランジスタをさらに備え、
    前記第1抵抗は、前記第5トランジスタのドレインに接続され、前記第3トランジスタに流れる電流に応じた電圧を前記第1トランジスタのゲートに印加する
    基準電流生成回路。
  2. 前記第1抵抗は、前記第3トランジスタのソースに接続され、前記第3トランジスタに流れる電流に応じた電圧を前記第1トランジスタのゲートに印加する
    請求項に記載の基準電流生成回路。
  3. 前記第2カレントミラー回路は、前記第4トランジスタのソースと電源電圧との間に接続される第2抵抗をさらに備える
    請求項1又は2に記載の基準電流生成回路。
  4. 電源投入時に前記第1カレントミラー回路の入力ノードに電流を供給し、前記第1カレントミラー回路が動作を開始した後に、供給を停止する起動回路をさらに具備する
    請求項1から請求項のいずれかに記載の基準電流生成回路。
  5. 前記起動回路は、
    電源投入時にオン状態になって前記第1カレントミラー回路の入力ノードに電流を供給する第6トランジスタと、
    前記第1カレントミラー回路が動作を開始した後に、前記第6トランジスタをオフ状態にする第7トランジスタと
    を備え
    前記起動回路は、前記第1電源電圧と、前記第6トランジスタのドレインとの間に直列に接続される第3抵抗と第2キャパシタとを含む位相補償回路をさらに備える
    請求項4に記載の基準電流生成回路。
  6. 前記第6トランジスタのソースは第1電源電圧に接続され、前記第6トランジスタのドレインは前記第1カレントミラー回路の入力ノードに接続され、
    前記第7トランジスタのソースは第1電源電圧に接続され、前記第7トランジスタのドレインは前記第6トランジスタのゲートに接続され、前記第7トランジスタのゲートは前記第2カレントミラー回路の入力ノードに接続される
    請求項に記載の基準電流生成回路。
  7. 前記起動回路は、前記第6トランジスタのゲートと第2電源電圧との間に接続される第1キャパシタを備え、
    前記第1カレントミラー回路が動作を開始したとき、前記第7トランジスタは、前記第1キャパシタを充電して前記第6トランジスタをオフ状態にする
    請求項に記載の基準電流生成回路。
  8. 前記起動回路は、前記第6トランジスタのゲートと第2電源電圧との間に接続される定電流源を備え、
    前記第1カレントミラー回路が動作を開始したとき、前記第7トランジスタは、前記定電流源が流す定電流より大きな電流を流す能力を有する
    請求項に記載の基準電流生成回路。
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