JP3811141B2 - 出力可変型定電流源回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出力電流を段階的に変化させることのできる出力可変型の定電流源回路に係り、その電流値を大きく異ならせることを可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な電子回路が高密度で形成された集積回路においては、しばしば、各電子回路の動作が供給電圧やその他の外乱の影響を受けないようにするために、各回路に安定した電流を流すことが必要になる。
電子回路に安定した電流を提供するための定電流源回路としては、従来において図2、図3に示すようなものがあった。
【0003】
図2に示す従来の一例による定電流源回路は以下のように構成されている。
それぞれNチャネル型MOSFETによるトランジスタM1とM2の各ゲートを共通接続し、トランジスタM2のドレイン、ゲート間を短絡する。トランジスタM1のソースは抵抗RSを介してグランドに接続し、トランジスタM2のソースはグランドに直接接続する。Pチャネル型MOSFETによるトランジスタM3とM4の各ゲートを共通接続し、トランジスタM3のドレイン、ゲート間を短絡する。トランジスタM3とM4の各ソースは電源供給ポイントVCCに直接接続する。
【0004】
トランジスタM3とトランジスタM1のドレインを共通接続し、トランジスタM4とトランジスタM2のドレインを共通接続する。これらトランジスタM1、M2、M3、M4および抵抗RSにより自己バイアス方式の定電流回路3bが構成されている。
ここで、トランジスタM1は、そのチャネルサイズ(幅W/長さLの比)がトランジスタM2のN倍となるように形成されているものとする。なお、トランジスタM3とM4のチャネルサイズについては、実際にはそれぞれ適当な大きさに自由に設定して良いのであるが、回路動作の説明の便宜上、同一であると仮定する。(他の回路図に示されるトランジスタM3とM4も同様とする。)
【0005】
そして、Nチャネル型MOSFETによる出力トランジスタM6を設け、そのゲートはトランジスタM2のゲートに共通接続し、そのソースはグランドに接続し、そのドレインは第1の出力端子1に接続する。また、Pチャネル型MOSFETによる出力トランジスタM7を設け、そのゲートはトランジスタM4のゲートと共通接続し、そのソースは電源供給ポイントVCCに接続し、そのドレインは第2の出力端子2に接続する。
【0006】
この図2に示す定電流源回路では、トランジスタM3とM4により、チャネルサイズの異なるトランジスタM1とM2に等しい大きさの電流が流れるように仕向ける。そして、電流密度の異なった状態で連携動作するトランジスタM1とM2により、抵抗RSの両端に所定の電圧を発現させ、抵抗RSとトランジスタM1とM3のラインに、安定度の高い電流IR (便宜上、安定化電流と呼ぶ)を流す。この安定化電流IR と等しい基準電流Iref をトランジスタM2とM4のラインに流し、基準電流Iref (=安定化電流IR )に応じた出力電流を出力トランジスタM6、M7から取り出すといった動作を行う。(非特許文献1のp.263−265と非特許文献2のp.308−309と特許文献1の図4と特許文献2の図4参照。)
【0007】
一方、図3に示す従来の他の例による定電流源回路は以下のように構成されている。
それぞれNチャネル型MOSFETによるトランジスタM8のゲートとトランジスタM9のドレインを接続し、トランジスタM8のソースとトランジスタM9のゲートを接続する。トランジスタM9のソースはグランドに直接接続し、トランジスタM8のソースは抵抗RSを介してグランドに接続する。Pチャネル型MOSFETによるトランジスタM3とM4の各ゲートを共通接続し、トランジスタM3のドレイン、ゲート間を短絡する。トランジスタM3とM4の各ソースは電源供給ポイントVCCに直接接続する。
【0008】
トランジスタM3とトランジスタM8のドレインを共通接続し、トランジスタM4とトランジスタM9のドレインを共通接続する。これらトランジスタM3、M4、M8、M9および抵抗RSにより、自己バイアス方式の定電流回路3cが構成されている。
【0009】
この図3に示す定電流源回路では、連携動作するトランジスタM8とM9により、抵抗RSの両端にトランジスタM9のしきい値電圧Vthにほぼ等しい電圧を発現させ、抵抗RSが設けられたライン上のトランジスタM8、M3に安定化電流IR を流す。そして、この安定化電流IR に等しい基準電流Iref をトランジスタM9、M4のラインに流し、基準電流Iref (=安定化電流IR )に応じた出力電流を出力トランジスタM6、M7から取り出すといった動作を行う。(非特許文献1のp.259−263と非特許文献2のp.305−307と特許文献2の図5参照。)
【0010】
【非特許文献1】
P.R.グレイ、P.G.メイヤー共著「アナログ集積回路設計技術(上)」培風館、1990年12月15日
【非特許文献2】
P.R.グレイ、P.G.メイヤー共著「アナログ集積回路設計技術(下)」培風館、1990年12月15日
【特許文献1】
特開平08−228114号公報
【特許文献2】
特開2002−116831号公報
【特許文献3】
特開平08−241140号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図2、図3に示す構成の定電流源回路は、自己バイアス方式、換言すると、トランジスタM3とM4のカレントミラー動作によって、トランジスタM1(あるいはM8)を流れる安定化電流IR でトランジスタM2(あるいはM9)を流れる基準電流Iref が決定されるようにした帰還制御方式、によって回路動作を安定化させている。このような自己バイアス方式の定電流源回路では、回路の安定動作を可能とする動作点(以下、安定動作点と呼ぶ)が、“安定化電流=ゼロ”の所と“安定化電流=所定の電流値”の所の2箇所に形成される。ここで図2、図3の回路を使用する場合、安定動作点の一方が安定化電流=ゼロの所にあることにより、以下のような問題が生じる。
【0012】
先ず、起動時において、図2、図3の各回路に電源供給ポイントVCCから電源が供給されても、安定化電流=ゼロに安定動作点があるため、そのままではトランジスタM1、M2、M3、M4(あるいはM8、M9、M3、M4)に電流が流れず、回路が動作を開始しない可能性が有る。そこで通常は、回路中の接点P1(図2)あるいはP2(図3)に電流を注入するような起動回路を追加して設けなければならない。なお、この起動回路は、定電流源回路の起動後には接点P1、P2への電流の注入を自動的に停止し、定電流回路3b、3cの通常動作を妨害しないような構成とする必要が有る。
【0013】
次に、近年の電子機器には一定時間操作されないと通常動作時よりも電力消費量の少ない動作状態(以下、省電力動作という)に移行させるものが多く、時として定電流源回路に対し、通常動作時には出力電流を大きく、省電力動作時には出力電流を小さく切り替えられるようにする要請がある。しかし、図2、図3の各回路は安定動作点が安定化電流=ゼロの他に1箇所しかないため、そのままでは出力電流の大きさを変化させることは出来ない。そこで出力電流の大きさを変化させるには、特許文献3の図3に開示されているように、出力電流切り替えのための制御回路を出力トランジスタM6、M7と定電流回路3b(あるいは3c)との間に新たに設けなければならなかった。
【0014】
また、図2、図3の回路において、その出力電流を小さくするには抵抗RSの抵抗値を大きくすれば良いのであるが、例えば出力電流を数百nA程度の微小電流にするには抵抗RSを数MΩもの高抵抗にしなければならない。数MΩの高抵抗素子を半導体基板上に形成しようとすると、かなり大きな素子面積が必要になってしまう。
そこで本発明は、回路の複雑化とそれを搭載する半導体基板の大型化を生じさせることなく、出力電流を段階的に変化させることのできる可変出力型の定電流源回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、直列接続された抵抗と第1のトランジスタと、第1のトランジスタと連携して抵抗の両端に所定の電圧を供給し、基準となる電流を発生させるための第2のトランジスタと、第1のトランジスタに直列接続された第3のトランジスタと、第2のトランジスタに直列接続され、第3のトランジスタとカレントミラー回路を構成する第4のトランジスタと、を備えた自己バイアス式の第1の定電流回路と、; 抵抗に直列に接続された第5のトランジスタを備えるスイッチ回路と、; 第1のトランジスタと抵抗と第5のトランジスタの直列回路に対して並列接続された第2の定電流回路と、; を具備し、第5のトランジスタの状態によって第2のトランジスタと第4のトランジスタを通過する電流を変化させ、出力電流を変化させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
第1と第2のトランジスタの連携動作によって第1のトランジスタに直列接続された抵抗の両端に所定の電圧を供給し、安定化電流を発生させると共に、当該第1と第2のトランジスタにそれぞれ直列に接続された第3と第4のトランジスタにより安定化電流と基準電流に相関性を持たせ、これにより自己バイアス方式の第1の定電流回路を構成する。また、第2のトランジスタとカレントミラー回路を構成する第1の出力トランジスタ、第4のトランジスタとカレントミラー回路を構成する第2の出力トランジスタをそれぞれ設ける。
【0017】
この第1の定電流回路内に、第1のトランジスタと抵抗の直列回路と直列になるようにスイッチ回路としての第5のトランジスタを追加して設置する。さらに第2の定電流回路を別途構成し、第1のトランジスタと抵抗と第5のトランジスタの直列回路に対して並列接続する。
ここでスイッチ回路は、第5のトランジスタが制御端子に外部からの制御信号でオン、オフされるよう構成されている。また第2の定電流回路は、具体的にはドレイン、ゲート間が短絡されたデプレッション型MOSFETにより構成されるものとする。
【0018】
このようにして構成された定電流源回路では、外部からの制御信号により第5のトランジスタがオン状態になると、第1の定電流回路は通常の動作を行う。この時に第1と第2の出力トランジスタから得られる出力電流は、第1の定電流回路と第2の定電流回路の各安定化電流の加算値に応じた大きさになる。
一方、外部からの制御信号により第5のトランジスタがオフ状態になると、第1の定電流回路は安定化電流を発生する機能を失う。この時に第1と第2の出力トランジスタから得られる出力電流は、実質的に第2の定電流回路の安定化電流に応じた大きさとなる。
なお、第2の定電流回路は、定電流源回路の動作開始時において、第1の定電流回路の起動回路としても機能する。
【0019】
【実施例】
出力電流を段階的に変化させることを可能とした、本発明の実施例による可変出力型の定電流源回路を図1に示した。
図1において、それぞれNチャネル型MOSFETによるトランジスタM1とM2の各ゲートを共通接続し、トランジスタM2のドレイン、ゲート間を短絡する。トランジスタM1のソースは直列接続された抵抗RSとトランジスタM5の主電流路を介してグランドに接続し、トランジスタM2のソースはグランドに直接接続する。トランジスタM5のゲートは信号入力端子3に接続する。Pチャネル型MOSFETによるトランジスタM3とM4の各ゲートを共通接続し、トランジスタM3のドレイン、ゲート間を短絡する。トランジスタM3とM4の各ソースは電源供給ポイントVCCに直接接続する。
【0020】
トランジスタM3とトランジスタM1のドレインを共通接続し、トランジスタM4とトランジスタM2のドレインを共通接続する。Nチャネル型MOSFETによる出力トランジスタM6のゲートはトランジスタM2のゲートに共通接続し、そのソースはグランドに接続し、そのドレインは第1の出力端子1に接続する。また、Pチャネル型MOSFETによる出力トランジスタM7のゲートはトランジスタM4のゲートと共通接続し、そのソースは電源供給ポイントVCCに接続し、そのドレインは第2の出力端子2に接続する。そして、ゲート、ソース間を短絡したデプレッション・Nチャネル型MOSFETによるトランジスタMDのドレインをトランジスタM1のドレインに接続し、そのソースをグランドに接続する。
【0021】
ここで、トランジスタM5はスイッチ回路5を構成し、トランジスタM1、M2、M3、M4、M5および抵抗RSは第1の定電流回路3aを構成し、トランジスタMDは第2の定電流回路4を構成している。なお、図1の回路のトランジスタM1、M2、M3、M4、M6、M7の各チャネルサイズの関係は、図2の従来回路と同じものとする。
以上に述べた図1の回路の構成は、抵抗RSとグランドの間にトランジスタM5を直列接続したことと、トランジスタMDの主電流路をトランジスタM1と抵抗RSとトランジスタM5の直列回路に対して並列接続したことを除けば、実質的に図2の回路と同じである。しかし、このような回路構成とすると、以下のように出力電流を変化させることが可能になる。
【0022】
信号入力端子3を介して供給される制御信号がハイレベルであるとスイッチ回路5のトランジスタM5はオン状態になる。この時、第1の定電流回路3aは図2の定電流回路3bと実質的に同じ構成となり、トランジスタM1とM2は電流密度の異なる状態で連携動作し、抵抗RSの両端に所定の電圧を発生させる。その結果、トランジスタM1と抵抗RSとトランジスタM5の直列回路には抵抗RSの抵抗値と所定の電圧値で決まる第1の安定化電流IR1が流れるようになる。
【0023】
ここで、第2の定電流回路4のトランジスタMDはゲート、ソース間電圧VGSが常にゼロの状態で動作するため、デプレッション型のトランジスタMDの特性で決まる第2の安定化電流IR2が第2の定電流回路4に流入するようになる。
すると、トランジスタM3には、トランジスタM1に流入する第1の安定化電流IR1とトランジスタMDに流入する第2の安定化電流IR2を合わせた合成電流が流れ、この合成電流に等しい電流が各トランジスタM2、M4を流れるようになる。当然のことながら、この時の出力トランジスタM6、M7から取り出される出力電流は、合成電流(=IR1+IR2)に応じた大きさになる。
【0024】
一方、外部からの制御信号によりトランジスタM5がオフ状態になると、トランジスタM1と抵抗RSには電流が流れ得ず、第1の定電流回路3aから第1の安定化電流IR1を発生する機能が失われる。この時、トランジスタM3にはトランジスタMDに流入する第2の安定化電流IR2のみが流れ、この安定化電流IR2に等しい電流が各トランジスタM2、M4を流れる。当然、この時に出力トランジスタM6、M7から取り出される出力電流は第2の安定化電流IR2のみに応じた大きさになる。
【0025】
このように図1の回路は、スイッチ回路5のトランジスタM5をオン、オフすることにより、出力電流の大きさを二段階に変化させることできる。
ここで、デプレッション型のトランジスタMDの特性で決まる第2の安定化電流IR2を非常に小さい値、例えば数百nA程度、となるようにすれば、抵抗RSを高抵抗にする必要が無く、半導体基板を大型化せずとも微小な出力電流を得ることが可能となる。当然、回路が複雑化することもない。
【0026】
また、図1の回路において、第2の定電流回路4を構成するトランジスタMDは、負のしきい値を有するデプレッション型MOSFETのため、そのゲート、ソース間が短絡されたことにより常に動作状態にある。このため、図1の回路に電源供給ポイントVCCから電源が供給された時、トランジスタMDはトランジスタM3を介して電流を引き込み、第1の定電流回路3aを動作状態に移行させる。つまり、第2の定電流回路4は第1の定電流回路3aの起動回路としても機能し、別途、起動回路を設ける必要が無なる。しかも、図1の実施例の回路は、出力電流を可変にするための機構として第2の定電流回路4(トランジスタMD)とスイッチ回路5(トランジスタM5)を追加しただけであり、定電流源回路の回路構成が複雑化することも無い。
【0027】
なお、以上までに説明した図1の本発明の実施例による定電流源回路は、実質的には図2の定電流源回路にスイッチ回路5と第2の定電流回路を追加した構成となっている。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば図3の定電流源回路にスイッチ回路と第2の定電流回路を追加した構成としても良い。ただしこの場合にも、スイッチ回路を構成するトランジスタはトランジスタM8と抵抗RSの直列回路に対して直列接続され、第2の定電流回路4はトランジスタM8と抵抗RSとスイッチ回路の直列回路に対して並列に接続されなければならない。
【0028】
また、図1の本発明の実施例による定電流源回路は、第2の定電流回路4を、回路構成の簡素化と半導体基板の小型化の観点で最も有利なデプレッション型のトランジスタMDで構成している。しかし、本発明はこれに限定されず、他の構成による定電流回路であっても良い。ただし、第1の定電流回路の起動回路を省略するためには、電源供給ポイントVCCに電源が供給されたときに直ちに動作状態となる定電流回路が望ましいことは言うまでも無い。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明による定電流源回路は、第1と第2のトランジスタの連携動作によって第1のトランジスタに直列接続された抵抗の両端に所定の電圧を供給し、安定化電流を発生させる形態の自己バイアス方式の第1の定電流回路を構成する。そして、出力電流を可変にするための機構として、当該第1のトランジスタと抵抗の直列回路に対して直列にスイッチ回路を設けると共に、第1のトランジスタ、抵抗、スイッチ回路の直列回路に対して並列に第2の定電流回路を設けることを特徴としている。
【0030】
このような本発明によれば、スイッチ回路の状態により、容易に出力電流の大きさを二段階に変化させることできる。ここで、例えば第2の定電流回路をデプレッション型のトランジスタで構成し、そこを流れる電流を微小な値となるように設定すれば、回路の複雑化や半導体基板の大型化を防止できる。また、第2の定電流回路に第1の定電流回路の起動回路としての機能を持たせることにより、さらに回路の複雑化や半導体基板の大型化を防止できる。
従って本発明によれば、回路の複雑化とそれを搭載する半導体基板の大型化を生じない可変出力型の定電流源回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による可変出力型の定電流源回路の回路図。
【図2】従来の基本的な定電流源回路の一例の回路図。
【図3】従来の基本的な定電流源回路の別の例の回路図。
【符号の説明】
1、2:出力端子 3a:第1の定電流回路 3b、3c:(従来における基本的な)定電流回路 4:第2の定電流回路 5:スイッチ回路
M1:第1のトランジスタ M2:第2のトランジスタ M3:第3のトランジスタ M4:第4のトランジスタ M5:第5のトランジスタ M6:第1の出力トランジスタ M7:第2の出力トランジスタ MD:デプレッション型の第6のトランジスタ RS:抵抗

Claims (4)

  1. 直列接続された抵抗と第1のトランジスタと、該第1のトランジスタと連携して該抵抗の両端に所定の電圧を供給し、基準となる電流を発生させるための第2のトランジスタと、該第1のトランジスタに直列接続された第3のトランジスタと、該第2のトランジスタに直列接続され、該第3のトランジスタとカレントミラー回路を構成する第4のトランジスタと、を備えた自己バイアス式の第1の定電流回路と、
    該抵抗に直列に接続された第5のトランジスタを備えるスイッチ回路と、
    第1のトランジスタと該抵抗と該第5のトランジスタの直列回路に対して並列接続された第2の定電流回路と、
    を具備し、該第5のトランジスタの状態によって該第2のトランジスタと該第4のトランジスタを通過する電流を変化させ、出力電流を変化させることを特徴とする出力可変型定電流源回路。
  2. 前記第2のトランジスタとカレントミラー動作をするように接続された第1の出力トランジスタと、前記第4のトランジスタとカレントミラー動作をするように接続された第2の出力トランジスタと、
    を具備することを特徴とする、請求項1に記載した出力可変型定電流源回路。
  3. 前記第2の定電流回路が、ゲート、ソース間を短絡したデプレッション型MOSFETによる第6のトランジスタからなることを特徴とする、請求項1あるいは請求項2に記載した出力可変型定電流源回路。
  4. 前記自己バイアス式定電流回路が、前記第1と第2のトランジスタにゲート面積がそれぞれ異なる素子を使用し、該第2のトランジスタのドレイン、ゲート間を短絡し、該第1と第2のトランジスタの各ゲートを共通接続し、該第2のトランジスタのソースをグランドに接続し、該第1のトランジスタのソースを前記抵抗と前記第5のトランジスタを介してグランドに接続したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載した出力可変型定電流回路。
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