JP2002116831A - 定電流発生回路 - Google Patents

定電流発生回路

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JP2002116831A
JP2002116831A JP2000306735A JP2000306735A JP2002116831A JP 2002116831 A JP2002116831 A JP 2002116831A JP 2000306735 A JP2000306735 A JP 2000306735A JP 2000306735 A JP2000306735 A JP 2000306735A JP 2002116831 A JP2002116831 A JP 2002116831A
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resistor
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Masaya Onishi
雅也 大西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定電流発生回路において、出力電流の温度依
存性を効果的に減少させる。 【解決手段】 出力用トランジスタTr1と電圧基準用
トランジスタTr2のベースが接続され、かつ互いのエ
ミッタがGNDに接続され、上記出力用トランジスタT
r1と電圧基準用トランジスタTr2のベースとエミッ
タ間に抵抗Rsが接続されている。出力用トランジスタ
Tr1のエミッタとGND間に第1の温度補償用素子と
しての温度補償用抵抗R1を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD、CD−R
OM、CD−R、CD−RW用ピックアップシステムな
どの受光増幅素子等に用いられる定電流発生回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】DVD、CD−ROM、CD−R、CD
−RW用ピックアップシステムなどには受光増幅素子が
用いられている。この中でも現在のDVD−ROM市場
は、10倍速DVD−ROMピックアップシステムが主
流であり、数社のピックアップメーカーは、16倍速D
VD−ROMの開発を進めている。今後、特にDVD市
場は、さらに高速化の方向に進むと予想される。このた
め、ピックアップ用受光増幅回路の一層の高速化が必要
となる。
【0003】図3にピックアップ用受光増幅回路のブロ
ック図を示す。ここに示すピックアップ用受光増幅回路
は、信号光を受光するフォトダイオード101とフォト
ダイオード101に接続された電流電圧変換回路10
2、リファレンス回路103、電流電圧変換回路102
により変換された電圧信号をさらに増幅する差動回路1
04および前記回路を全てバイアスする定電流発生回路
105から構成されている。
【0004】図3のピックアップ用受光増幅回路の動作
原理を説明すると以下のようになる。
【0005】CDまたはDVDディスクの反射信号光が
フォトダイオード101に入力し発生した信号電流Ip
dは、電流電圧変換回路102のフィードバック抵抗R
fにより電圧変換され、図3の矢印で示す方向に信号電
流Ipdが流れる場合、電流電圧変換回路102の出力
電位点Aは上昇し、さらに後段の差動回路104により
非反転増幅され出力電圧Voが生じる。ここでVsは、
外部から供給される固定電圧であり、信号電流Ipdが
生じた時の電圧変換式は以下のように表される。 Vo=Rf・Rb/Ra・Ipd (1) また、図3のブロック図に示すように、定電流発生回路
105は、全ての増幅回路のバイアス電流を供給してお
り、周囲温度の変化により定電流発生回路105の出力
電流が変化した場合、図6に示すように、ピックアップ
用受光増幅回路の特性変動が生じる。図中、曲線a、
b、cはそれぞれ、定電流発生回路の出力電流が正常の
場合、正常時より大きい場合、正常時より小さい場合で
ある。このため、定電流発生回路の出力電流は、周囲温
度に限りなく依存しないように設計する必要がある。
【0006】前述したようにピックアップ用受光増幅回
路は高速化が進んでおり、そのための高集積高速プロセ
スの開発が行われている。高速プロセスにおいて重要な
要素は、トランジスタ、抵抗などの素子に付随する寄生
容量の低減である。
【0007】次に、抵抗素子に付随する寄生容量を低減
したプロセスにおける定電流発生回路の出力電流の温度
に対する安定化について述べる。
【0008】従来プロセスでの従来型の定電流発生回路
の一例を図4に示す。この構成では、トランジスタTr
51、Tr52、Tr53が設けられている。従来プロ
セスの場合、主要な抵抗は、P型単結晶半導体で形成さ
れており、P型単結晶半導体抵抗の温度係数およびシー
ト抵抗値(Ω/□)(□は導体の幾何学的な四角形(単
位面積)を表す)は不純物であるボロンの注入量よって
決定されている。また、この半導体抵抗は、プラスの温
度係数を有し、ボロンの注入量を多くした場合、つまり
シート抵抗値を小さくした場合の抵抗の温度係数は低下
し、逆にボロンの注入量を少なくした場合、シート抵抗
値は大きくなり、温度係数も大きくなる。このプラスの
温度係数は、温度上昇により半導体内の分子運動が活性
化し、キャリアつまり注入されたボロンの移動が抑制さ
れることによる。実際の回路設計上では、シート抵抗値
を下げ温度係数の低い抵抗を使用することも可能である
が、低いシート抵抗で抵抗値の大きい抵抗を得るために
は、チップ内の抵抗素子の形状を極端に長くする必要が
生じる。また、このような半導体抵抗の場合、抵抗のP
型半導体とN型エピタキシャル層の間にPN接合により
形成される空乏層による寄生容量が付随し、抵抗素子の
形状を大きくすることは回路高速化の上でマイナス要素
である。
【0009】上記内容を考慮し、従来プロセスでは、+
3000ppm/℃前後の温度係数を有する抵抗を使用
している。ここで、抵抗の温度係数を+3000ppm
/℃とし、以下に従来型の定電流発生回路の出力電流の
温度に対する安定性を得る方法を説明する。図4に示
す、従来プロセスでの従来技術の定電流発生回路では、
領域112において熱電圧(Vt)温度係数+3300
ppm/℃により温度補償を行っており、この場合の出
力電流Ioと出力電流の温度係数は VBE2=VBE1+Rs・I1 (2) Vt・ln(Iref/Is)=Vt・ln{I1/(I0・Is)}+Rs・ I1 (3) Iref=I1=Ioなので Io=Vt・ln10/Rs (4) ここで、Vt=(k×T)/q k:ボルツマン定数 q:電子の電荷量 T:絶対温度 Is:PN接合の飽和電流 である。なお、「Δ」は微分を表す。
【0010】出力電流Ioの温度係数1/Io・ΔIo
/ΔTは式(4)より ΔIo/ΔT=Δ(Vt・ln10/Rs)/ΔT (5) =Vt・ln10/Rs・{1/Vt・(ΔVt/ΔT) −1/Rs・(ΔRs/ΔT)} (6) =Io・{1/Vt・(ΔVt/ΔT) −1/Rs・(ΔRs/ΔT)} (7) よって 1/Io・ΔIo/ΔT=1/Vt・(ΔVt/ΔT) −1/Rs・(ΔRs/ΔT) (8) となる。
【0011】熱電圧(Vt)温度係数+3300ppm
/℃と抵抗の温度係数+3000ppm/℃が相殺さ
れ、 出力電流Ioの温度係数=+3300ppm/℃−(+3000ppm/℃) =+300ppm/℃ (9) となる。ここで、図4の能動負荷111は、I1=Io
を得るための回路であり、これ以降に示す定電流発生回
路における能動負荷も同様の役割を果たす。
【0012】前述したように、増幅回路の高速化のため
には、半導体抵抗に付随する寄生容量の低減が重要であ
り、寄生容量低減を目的とした高速プロセス開発におい
て、半導体抵抗の温度係数がマイナスになる場合が生じ
ている。これは、P型半導体抵抗を多結晶シリコンで形
成しているためである。
【0013】多結晶シリコンは、P型単結晶シリコンと
比べて結晶粒が小さいため、N型エピタキシャル層との
間に極端なPN接合が形成されず、寄生容量が付随しな
い。また、P型多結晶シリコン半導体抵抗においても、
P型単結晶シリコンの場合と同様にシート抵抗値および
温度係数をボロンの注入量により変えることが可能であ
るが、P型多結晶半導体シリコン抵抗の温度係数は、結
晶粒内つまり単結晶部よりも結晶粒界の挙動が支配的と
なり、マイナスの温度係数を有する。
【0014】ここでは、温度変化に対する出力電流の変
化を抑制した定電流発生回路では、高速プロセスでのP
型多結晶シリコン半導体抵抗の温度係数を−1000p
pm/℃として考察する。ここで抵抗の温度係数がマイ
ナスの場合の従来型定電流発生回路の例を図5に示す。
この構成では、トランジスタTr61、Tr62、Tr
63が設けられている。
【0015】この回路は、ベース−エミッタ間電圧VB
Eを基準電圧に用いた定電流発生回路であり、この回路
の出力電流IoはトランジスタTr62のVBE2と抵
抗Rsにより以下のように決定される。なお、logは
常用対数である。 Io=VBE2/Rs (10) ここで、VBE2は、 VBE2=Vt・ln(Iref/Is) (11) であり、 Iref=100μA Rs=7.78kΩ log(Is)=−17 シリコンのエネルギーギャップ Eg=1.2V 定数 (4−a)=2 T=300K Vt=kT/q=26mV とした場合(以下特記無い場合の数値計算は上記数値で
行う)、 VBE2=Vt・ln(Iref/Is)=778mV となる。
【0016】まず、ΔIref/ΔT=0と仮定し、飽
和電流Isの温度特性(ΔIs/ΔT)のみ考慮すると ΔVBE2/ΔT=1/T{−Eg+VBE2−(4−a)・kT/q} =−1.58mV/℃ (12) よって (ΔVBE2/ΔT)/VBE2=−1.58(mV/℃)/778(mV) =−2031ppm/℃ (13) になり、点Aの電位は−2031ppm/℃の温度係数
で低下する。
【0017】Ioの温度係数は式(10)より ΔIo/ΔT=1/Rs・ΔVBE2/ΔT −VBE2/(Rs・Rs)・ΔRs/ΔT (14) であり、抵抗値Rsの温度係数(ΔRs/ΔT)/Rs
が上記のように (ΔRs/ΔT)/Rs=−1000ppm/℃ である。したがって (ΔIo/ΔT)/Io=(ΔVBE2/ΔT)/VBE2−(ΔRs/ΔT) /Rs =−2031−(−1000)=−1031ppm/℃ (15) となる。
【0018】さらに、式(13)では、便宜的に電流I
refの温度係数ΔIref/ΔT=0として計算して
いるが、実際の電流Irefは−1031ppm/℃の
温度係数を有しており、VBE2の温度係数は−1.5
8mV/℃より大きい。すなわち、温度T=固定、Is
=固定(ΔIs/ΔT=0)の時の電流Irefの変動
によるVBE2の温度変化率は ΔVBE2/ΔT=−0.026mV/℃ (16) (ΔIref/ΔT=−1031ppm/℃、ΔIs/
ΔT=0のとき)である。
【0019】これにより、電流Irefの温度係数と飽
和電流Isの温度係数とを考慮した時(’を付す)のV
BE2の温度変化率は ΔVBE2’/ΔT=−1.58+(−0.026) =−1.606mV/℃ (17) となり、したがってこのときのVBE2の温度係数は (ΔVBE2’/ΔT)/VBE2’=−1.606/
778=−2064ppm/℃ となる。したがってこのときのIoの温度係数は (ΔIo’/ΔT)/Io’=−2064−(−100
0)=−1064ppm/℃ となる。
【0020】よって、図5に示す従来型の定電流発生回
路において抵抗Rsの温度係数が−1000ppm/℃
の場合、出力電流Ioの温度係数は、その絶対値におい
て、図4に示す従来プロセスでの従来回路の温度係数+
300ppm/℃と比較しても大きく、この定電流発生
回路方式では、温度変化に対する出力電流Ioの変化を
抑制することは困難である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】定電流発生回路出力電
流の温度に対する変化が大きい場合、温度変化に対する
ピックアップ用受光増幅回路の特性の安定性が得られ難
くなる。例えば、前述した図5に示す従来型の定電流発
生回路において、ピックアップ用受光増幅回路の動作温
度範囲−10℃〜+85℃のなかで、25℃から85℃
への周囲温度変動を考えた場合、出力電流、つまりピッ
クアップ用受光増幅回路のバイアス電流Iccの変化
は、 −1064ppm/℃×(85−25)℃/1000000 =−0.064 (18) であり、上記温度変化により増幅回路のバイアス電流は
6.4%減少することになる。
【0022】この変動により、ピックアップ用受光増幅
回路の主要特性であるゲイン−応答周波数特性や外部電
源Vsと出力電圧Voの差であるオフセット電圧などが
悪化する。ピックアップ用受光増幅回路の応答周波数特
性波形は前述の図6に示した通りである。バイアス電流
が増加した場合、増幅回路のオープンループゲイン増加
により位相余裕が減少し、ゲインピーキングが生じる。
これとは逆にバイアス電流が低下した場合は、応答周波
数の帯域が狭くなり、信号伝達可能周波数が低下する問
題がある。このため、定電流発生回路の出力電流の温度
依存は極力抑制する必要がある。定電流発生回路の出力
電流の温度係数は、0ppm/℃が理想的である。
【0023】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、出力電流の温度依存性を効果的に
減少させることができる定電流発生回路を提供すること
にある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の定電流発生回路は、出力用トランジスタと
電圧基準用トランジスタのベースが互いに接続され、上
記両トランジスタの各エミッタがGNDに接続され、上
記出力用トランジスタと電圧基準用トランジスタのベー
スとエミッタとの間に抵抗Rsが接続された定電流発生
回路において、上記出力用トランジスタのエミッタとG
NDとの間に第1の温度補償用素子が設けられたことを
特徴としている。
【0025】上記の構成により、出力用トランジスタの
エミッタとGNDとの間に第1の温度補償用素子が設け
られている。
【0026】したがって、出力用トランジスタのバイア
ス電流すなわち出力電流と、電圧基準用トランジスタの
バイアス電流とが互いに異なる値になる。その結果、出
力用トランジスタのベース−エミッタ間電圧(VBE
1)と電圧基準用トランジスタのベース−エミッタ間電
圧(VBE2)とが互いに異なる温度係数(温度依存
性)を有するようになる。そして、各トランジスタのベ
ース−エミッタ間電圧の温度依存性と第1の温度補償用
素子の温度依存性とで互いに相殺され、全体として出力
電流の温度依存性を小さくすることができる。
【0027】それゆえ、出力電流の温度依存性を効果的
に減少させることができる。なお、上記抵抗Rsが負の
温度係数を有する場合に、従来と比べて、より著しく、
出力電流の温度依存性を減少させることができる。すな
わち、本発明により、上記ピックアップ用受光増幅回路
における定電流発生回路出力電流の周囲温度変化に対す
る安定化を行うことができる。
【0028】また、本発明の定電流発生回路は、上記の
構成に加えて、上記第1の温度補償用素子が、上記抵抗
Rsと同一形状の複数の抵抗を並列接続してなり、かつ
上記抵抗Rsと隣接して配置されていることを特徴とし
ている。
【0029】上記の構成により、上記第1の温度補償用
素子が、上記抵抗Rsと同一形状の複数の抵抗を並列接
続してなり、かつ、上記抵抗Rsと隣接して配置されて
いる。
【0030】したがって、上記第1の温度補償用素子の
抵抗値として小さい値が望まれる場合に、単体でそのよ
うな小さい抵抗値を持つ必要がない。そのため、汎用な
抵抗素子等を上記第1の温度補償用素子として用いるこ
とができる。また、上記第1の温度補償用素子が、上記
抵抗Rsと同一形状の素子であるため、抵抗Rsと同じ
製造プロセスで上記第1の温度補償用素子の形成が可能
である。
【0031】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、簡単な構成で、かつ、精度よく、出力電流Ioの温
度依存性を低減させることができる。
【0032】また、本発明の定電流発生回路は、上記の
構成に加えて、上記電圧基準用トランジスタのエミッタ
とGNDとの間に第2の温度補償用素子が設けられたこ
とを特徴としている。
【0033】上記の構成により、上記電圧基準用トラン
ジスタのエミッタとGND間に第2の温度補償用素子が
設けられている。したがって、第2の温度補償用素子を
備えることにより、上記第1の温度補償用素子に、十分
大きな値の電圧を加えることができる。
【0034】それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、上記第1の温度補償用素子として、抵抗値の大きな
素子を採用しても差し支えなくなり、材料の自由度や設
計(素子の配置等)の自由度を広げることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1および図2に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0036】図1は、本実施の形態に係る第1の温度補
償用素子としての温度補償用抵抗R1を有する定電流発
生回路の一例である。
【0037】出力用トランジスタTr1と電圧基準用ト
ランジスタTr2のベース同士が接続され、かつ互いの
エミッタがGNDに接続されている。また、出力用トラ
ンジスタTr1と電圧基準用トランジスタTr2のベー
スとエミッタ間に、負の温度係数を有する抵抗Rsが接
続されている。そして、出力用トランジスタTr1のエ
ミッタとGND間に、第1の温度補償用素子として温度
補償用抵抗R1が設けられている。A点は、出力用トラ
ンジスタTr1のエミッタと温度補償用抵抗R1との接
続点である。B点は、出力用トランジスタTr1のベー
ス、電圧基準用トランジスタTr2のベース、および抵
抗Rsの接続点である。出力用トランジスタTr1と電
圧基準用トランジスタTr2とにおいては、そのエミッ
タ面積比は1である。また、トランジスタTr3が設け
られている。
【0038】能動負荷11は、前述したように、図4同
様、I1=Ioを得るための回路である。これの2つの
端子がトランジスタTr3のコレクタとベースに接続さ
れ、このトランジスタTr3のベースは、上記電圧基準
用トランジスタTr2のコレクタに接続されている。ト
ランジスタTr3のエミッタは、出力用トランジスタT
r1と電圧基準用トランジスタTr2のベースに接続さ
れている(B点とする)。
【0039】ここでは、図5の構成同様、温度補償用抵
抗R1はP型多結晶シリコン半導体抵抗を用いて作製さ
れており、温度係数(ΔR1/ΔT)/R1が (ΔR1/ΔT)/R1=−1000ppm/℃ となっている。
【0040】前述した図5に示す従来型の定電流発生回
路の数値例の場合には、温度補償用抵抗R1を有してい
ないVBEを基準とした定電流発生回路の出力電流Io
は−1064ppm/℃の温度係数を持つ。
【0041】一方、本実施の形態では、上記のように、
出力用トランジスタTr1のエミッタとGND間に第1
の温度補償用素子としての温度補償用抵抗R1を有して
いる。そして、このように第1の温度補償用素子を温度
補償用抵抗(R1)とする場合、この温度補償用抵抗R
1の抵抗値を変えることにより、出力用トランジスタT
r1と電圧基準用トランジスタTr2のバイアス電流値
IoとIrefとを異なる値に設定し、それぞれ出力用
トランジスタTr1と電圧基準用トランジスタTr2の
VBE1、VBE2の温度係数を変えることで出力電流
Ioの温度変化を抑制することが可能である。
【0042】図1の定電流発生回路の電流Iref、I
oは、それぞれ Iref=VBE2/Rs (19) Io=(VBE2−VBE1)/R1 (20) であり、また、 VBE1=Vt・ln(Io/Is) (21) である。
【0043】前述したように、本実施の形態では、温度
補償用抵抗R1によりIref≠Ioにすることが可能
になる。IrefとIoとがIref≠Ioの関係を有
する時、VBE2、VBE1の温度係数は、式(1
1)、(12)、(21)より ΔVBE2/ΔT/VBE2≠ΔVBE1/ΔT/VBE1 (22) となる。なお、記号「Δ」は微分を表す。つまり、Ir
efとIoの電流値に差を付けることで、温度変化が生
じた場合のトランジスタベース−エミッタ間電圧VBE
1、VBE2の温度係数に差を付けることが可能とな
る。図1の定電流発生回路では、この調整可能なVBE
1、VBE2の温度係数差を利用して、出力電流Ioの
温度係数変化の抑制を行う。
【0044】まず、基本的な動作説明のため、 ΔVBE2/ΔT/VBE2=ΔVBE1/ΔT/VBE1 (23) ΔIref/ΔVBE2=ΔIo/ΔVBE1=0 (24) と仮定した場合、図1の定電流発生回路の点AとGND
との間の電圧VR1は次の式 VR1=VBE2−VBE1 (25) で表され、この式(25)と式(23)より、VR1は
温度によらず一定となる。この場合Ioの温度係数は、
抵抗R1の温度係数と正負が逆になり、 ΔIo/ΔT/Io=+1000ppm/℃ (26) となる。これは式(23)、(24)の仮定をした時の
出力電流の温度係数であるが、実際は、この仮定は成り
立たない。
【0045】実際の数値は以下のようになる。すなわ
ち、出力電流Ioは温度依存が無い、すなわち ΔIo/ΔT=0 (27) である。このため、式(21)より、VBE1の温度変
化率は飽和電流Isの温度特性(温度係数)だけに依存
することになる。この式(27)と式(20)とより、
式(17)のように飽和電流Isの温度係数と電流Ir
efの温度係数とを考慮した場合のVBE2の温度変化
率をΔVBE2" /ΔTとすると、 (ΔVBE2" /ΔT−ΔVBE1/ΔT)/(VBE2−VBE1) =(ΔR1/ΔT)/R1 (28) が得られ、この関係式を成り立たせることにより、出力
電流Ioの温度係数を低減することが可能となる。
【0046】式(28)より、例として、T=300
K、Iref=100μAでの、出力電流ΔIo/ΔT
=0の条件を満たすVBE1、IoおよびR1の値を求
める。すなわち、式(21)によりVBE1にも式(1
2)と同様の式が成り立って ΔVBE1/ΔT=1/T{−Eg+VBE1−(4−
a)・kT/q} と表される。これを式(28)に代入する。なお、すで
に述べた値により Eg+(4−a)・kT/q=1252mV となる。また、ここでも式(17)が成り立つので ΔVBE2" /ΔT=−1.58+(−0.026) =−1.606mV/℃ である。また、上述のように (ΔR1/ΔT)/R1=−1000ppm/℃ である。また、ここでも式(11)が成り立つので、I
ref=100μAにより VBE2=Vt・ln(Iref/Is)=778mV である。この結果、式(28)より、 VBE1=772mV となり、式(21)で Vt=kT/q=26mV、log(Is)=−17 より Io=79.2μA となる。そのため、このときの温度補償用抵抗R1は、 R1=(778−772)mV/79.2μA=75.
8Ω となる。
【0047】そこで、使用時にとりうる温度の少なくと
も一部、好ましくはそのすべての温度において、上記式
(21)を満たすVBE1とIo、上記式(20)を満
たすVBE1、VBE2、Io、R1において、上記式
(28)が満たされるような温度係数(温度依存性)を
有するような材料を上記R1に選べばよい。このように
することで、その温度において、出力電流Ioの温度依
存性を著しく減少させることができる。
【0048】ここで、上記数値から分かるようにVBE
1と温度補償用抵抗R1に加わる電圧は、指数関数的な
関係にあり、上記の場合、温度補償用抵抗R1はRsに
比べ極めて小さい値とすることが好ましい。プロセスバ
ラツキ上、最小抵抗値は、1kΩ程度であることから、
温度補償用抵抗R1は、数本の抵抗の並列接続からなる
構成とすることが好ましい。また、上記本実施の形態に
係る定電流発生回路は、IrefとIoの差により温度
補償を行っているため、RsとR1の整合性が重要であ
る。このため、Rs、R1抵抗のプロセスバラツキ抑制
を考慮した場合、RsとR1は、隣接配置し、同一形状
の抵抗からなることが好ましい。したがって、Rs=
7.78kΩの場合、R1はRsと同一形状抵抗の並列
接続100個となる。
【0049】一方、図2に示す定電流発生回路において
は、図1の構成において、出力用トランジスタTr1の
エミッタとGNDとの間に第1の温度補償用素子として
の温度補償用抵抗R1を有するとともに、電圧基準用ト
ランジスタTr2のエミッタとGNDとの間に第2の温
度補償用素子としての温度補償用抵抗R2を有してい
る。この定電流発生回路の温度補償用抵抗R2の両端間
の電圧をVR2とした時、電流Irefと、点BとGN
Dとの間の電圧VBは、 Iref=VBE2/(Rs−R2) (29) VR2=Iref・R2 (30) より、 VB=VBE2+VR2 =VBE2・{1+R2/(Rs−R2)} (31) となり、VBの温度変化率は ΔVB/ΔT=ΔVBE2/ΔT (32) となる。したがって、図2の定電流発生回路の場合も、
図1の定電流発生回路と同様に、電圧VBの温度係数は
VBE2の温度係数のみに依存し、温度補償用抵抗R2
を付加した場合も、図1の定電流発生回路の時と同様
に、出力電流Ioの温度係数が計算される。したがっ
て、温度補償用抵抗R2を付加することで、図1の定電
流発生回路の場合と比較して、温度補償用抵抗R1に加
わる電圧を大きくすることが可能となり、このためR1
の抵抗値を大きく設定することができるようになる。し
たがって、図2の定電流発生回路の構成を有すること
で、温度補償用抵抗R1をRsと近い値に設定し、出力
電流Ioの温度依存を抑制することが可能になる。すな
わち、RsとR1とを極力近い値にすることができるた
め、レイアウト面積縮小の観点から特に有効である。
【0050】なお、本発明に係る定電流発生回路は、出
力用トランジスタTr1と電圧基準用トランジスタTr
2のベースが接続されかつ互いのエミッタがGNDに接
続され、前記トランジスタTr1、Tr2のベースとエ
ミッタ間に負の温度係数を有する抵抗Rsが接続された
定電流発生回路において、前記トランジスタのエミッタ
とGNDの間に温度補償用素子を有するように構成して
もよい。
【0051】また、本発明に係る定電流発生回路は、上
記構成において、出力用トランジスタTr1のエミッタ
とGND間に温度補償用素子を設けるように構成しても
よい。
【0052】上記の構成によれば、出力用トランジスタ
Tr1のエミッタとGND間に温度補償用素子を追加、
具備することで、定電流発生回路の出力電流温度に対す
る変化を抑制することができる。このような、VBE電
圧を基準とする電流発生回路は、受光増幅回路の高速化
のため、抵抗がマイナスの温度係数を有する高速プロセ
スおいて、出力用トランジスタTr1のエミッタとGN
D間に温度補償用素子を有することで、その出力電流の
温度に対する変化を抑制可能になる。
【0053】また、本発明に係る定電流発生回路は、上
記構成において、前記出力用トランジスタTr1のエミ
ッタとGND間に第1の温度補償用素子を設け、かつ、
電圧基準用トランジスタTr2のエミッタとGND間に
第2の温度補償用素子を設けるように構成してもよい。
上記の構成によれば、より高い温度補償効果を得ること
ができる。このような、電圧基準用トランジスタTr2
のエミッタとGND間に温度補償用素子を併せ持つこと
で、R1を抵抗Rsと近傍の抵抗値にすることが可能と
なり、より安定した定電流発生回路の出力電流の温度に
対する抑制を得ることができる。
【0054】また、本発明に係る定電流発生回路は、上
記構成において、前記温度補償用素子が抵抗から成るよ
うに構成してもよい。
【0055】また、本発明に係る定電流発生回路は、上
記構成において、前記温度補償用素子である抵抗は、抵
抗Rsと同一形状の複数の抵抗を並列接続してなりかつ
抵抗Rsと隣接して配置されているように構成してもよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の定電流発生回路
は、出力用トランジスタのエミッタとGNDとの間に第
1の温度補償用素子が設けられた構成である。
【0057】これにより、各トランジスタのベース−エ
ミッタ間電圧の温度依存性と第1の温度補償用素子の温
度依存性とで互いに相殺され、全体として出力電流の温
度依存性を小さくすることができる。それゆえ、出力電
流の温度依存性を効果的に減少させることができるとい
う効果を奏する。
【0058】また、本発明の定電流発生回路は、上記の
構成に加えて、上記第1の温度補償用素子が、上記抵抗
Rsと同一形状の複数の抵抗を並列接続してなり、かつ
上記抵抗Rsと隣接して配置されている構成である。
【0059】これにより、抵抗Rsと同じ製造プロセス
で上記第1の温度補償用素子の形成が可能である。それ
ゆえ、上記の構成による効果に加えて、簡単な構成で、
かつ、精度よく、出力電流Ioの温度依存性を低減させ
ることができるという効果を奏する。
【0060】また、本発明の定電流発生回路は、上記の
構成に加えて、上記電圧基準用トランジスタのエミッタ
とGNDとの間に第2の温度補償用素子が設けられた構
成である。
【0061】これにより、第2の温度補償用素子を備え
ることにより、上記第1の温度補償用素子に、十分大き
な値の電圧をを加えることができる。それゆえ、上記の
構成による効果に加えて、上記第1の温度補償用素子と
して、抵抗値の大きな素子を採用しても差し支えなくな
り、材料の自由度や設計(素子の配置等)の自由度を広
げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定電流発生回路の一構成例を示す
回路図である。
【図2】本発明に係る定電流発生回路の他の構成例を示
す回路図である。
【図3】ピックアップ用受光増幅回路の構成例を示す回
路図である。
【図4】従来の定電流発生回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図5】従来の定電流発生回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図6】ピックアップ用受光増幅回路のゲイン−応答周
波数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
11 能動負荷 R1 温度補償用抵抗(第1の温度補償用素子) R2 温度補償用抵抗(第2の温度補償用素子) Tr1 出力用トランジスタ Tr2 電圧基準用トランジスタ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H420 NA31 NB03 NB22 NB24 NE23 5J090 AA03 AA43 AA56 AA59 CA02 CA81 CN01 FA08 FA10 FA20 FN01 FN06 FN09 HA08 HA25 HA43 HA44 HN20 KA09 KA12 KA47 MA19 MA21 TA03 5J091 AA03 AA43 AA56 AA59 CA02 CA81 FA08 FA10 FA20 HA08 HA25 HA43 HA44 KA09 KA12 KA47 MA19 MA21 TA03 5J092 AA04 AA43 AA56 CA02 CA81 FA08 FA10 FA20 HA08 HA25 HA43 HA44 KA09 KA12 KA47 MA19 MA21 TA03 UL02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力用トランジスタと電圧基準用トランジ
    スタのベースが互いに接続され、上記両トランジスタの
    各エミッタがGNDに接続され、上記出力用トランジス
    タと電圧基準用トランジスタのベースとエミッタとの間
    に抵抗Rsが接続された定電流発生回路において、 上記出力用トランジスタのエミッタとGNDとの間に第
    1の温度補償用素子が設けられたことを特徴とする定電
    流発生回路。
  2. 【請求項2】上記第1の温度補償用素子が、上記抵抗R
    sと同一形状の複数の抵抗を並列接続してなり、かつ上
    記抵抗Rsと隣接して配置されていることを特徴とする
    請求項1記載の定電流発生回路。
  3. 【請求項3】上記電圧基準用トランジスタのエミッタと
    GNDとの間に第2の温度補償用素子が設けられたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の定電流発生回路。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109349A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 定電流回路及びその定電流回路を使用したシステム電源装置
US7057448B2 (en) 2003-06-06 2006-06-06 Toko, Inc. Variable output-type constant current source circuit
US7579914B2 (en) 2006-09-29 2009-08-25 Sharp Kabushiki Kaisha Bias circuit and power amplifier
JP2009540409A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 1v〜10vインタフェース用の温度補償電流発生器
CN101383522B (zh) * 2007-09-03 2010-12-15 晶豪科技股份有限公司 电池充电器的恒电流恒电压及恒温的电流供应器
KR101008487B1 (ko) 2009-04-22 2011-01-14 주식회사 실리콘웍스 온도 보상 레퍼런스 전류 공급 회로
KR101072611B1 (ko) 2003-05-23 2011-10-11 페어차일드코리아반도체 주식회사 온도에 독립적인 전류전원 회로

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