JP2000124744A - 定電圧発生回路 - Google Patents

定電圧発生回路

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JP2000124744A JP10289832A JP28983298A JP2000124744A JP 2000124744 A JP2000124744 A JP 2000124744A JP 10289832 A JP10289832 A JP 10289832A JP 28983298 A JP28983298 A JP 28983298A JP 2000124744 A JP2000124744 A JP 2000124744A
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Hiroshi Watanabe
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    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負の温度係数を有し、電源電圧の変動にも安
定した電圧を発生する定電圧発生回路を提供する。 【解決手段】 定電圧発生回路は、基準電流源回路10
Bと、ダイオードDXと、ダイオードDXの両端の電圧
を増幅して電圧VCSを出力する増幅回路AMPと、ノー
ドN1に流れる電流を制御する電流制御回路20とを有
する。電流制御回路20は、カレントミラー型定電流源
回路を構成するトランジスタQB1、QB2と、ダイオ
ードDXと同じ特性を持つダイオードQB3とを有し、
ノードN1からトランジスタQB1に電流を引き込み、
電圧VCSを負の温度係数に維持する。基準電流源回路1
0Bは電源電圧VCCの変動を受けず、一定の電流をノー
ドN1に流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定電圧発生回路(基
準電圧電源回路)に関するものであり、とくに、低電圧
で動作可能で温度依存性の少ない電子回路用定電圧発生
回路(基準電圧電源回路)に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明の定電圧発生回路が適用さ
れる電子回路の1例としてのECL(Emitter Coupled
Logic)インバータ/バッファ回路の回路図である。この
ECLインバータ/バッファ回路は、エミッタが共通接
続され差動対増幅回路として機能する第2および第3の
NPN型バイポーラトランジスタQ2,Q3を有する。
さらにECLインバータ/バッファ回路は、トランジス
タQ2,Q3のそれぞれのコレクタと第1の電源電圧V
CCの供給部(供給ライン)との間に設けられた同じ抵抗
値の負荷抵抗素子RL,RLを有する。ECLインバー
タ/バッファ回路はさらに、トランジスタQ2,Q3の
エミッタの共通接続点と第2の電源電圧VEEの供給ライ
ンとの間に設けられ、定電流源として機能する第1のN
PN型バイポーラトランジスタQ1および第1の抵抗素
子RE1を有する。
【0003】ECLインバータ/バッファ回路はさら
に、第2のトランジスタQ2のコレクタにおける第1の
出力信号がベースに印加され、コレクタが第1の電源電
圧VCCの供給ラインに接続され、出力バッファとして機
能する第4のNPN型バイポーラトランジスタQ4を有
する。出力バッファとしてのトランジスタQ4のエミッ
タと第2の電源電圧VEEの供給ラインとの間には、トラ
ンジスタQ4の定電流源として機能する第6のNPN型
バイポーラトランジスタQ6および第2の抵抗素子RE
2が設けられている。
【0004】ECLインバータ/バッファ回路はさら
に、第3のトランジスタQ3のコレクタにおける第2の
出力信号がベースに印加され、コレクタが第1の電源電
圧VCCの供給ラインに接続され、出力バッファとして機
能する第5のNPN型バイポーラトランジスタQ5を有
する。出力バッファとしてのトランジスタQ5のエミッ
タと第2の電源電圧VEEの供給ラインとの間には、トラ
ンジスタQ5の定電流源として機能する第7のNPN型
バイポーラトランジスタQ7および第3の抵抗素子RE
3が設けられている。
【0005】図1に図解したECLインバータ/バッフ
ァ回路においては、第2のトランジスタQ2のベースに
印加された第1の入力信号AYと第3のトランジスタQ
3のベースに印加された第2の入力信号AXとの差に応
じた信号が第2のトランジスタQ2のコレクタおよび第
3のトランジスタQ3のコレクタに出力され、それらの
出力信号が出力バッファとしての第4および第5のトラ
ンジスタQ4,Q5のベースに印加されて、これらのト
ランジスタQ4,Q5のエミッタから最終の出力信号
X,Yを出力する。
【0006】図1に図解したECLインバータ/バッフ
ァ回路において、定電流源を構成するトランジスタQ
1,Q6,Q7のベースにはこれらのトランジスタQ
1,Q6,Q7から抵抗素子RE1〜RE3に一定の値
の制御電流ICSを流すように制御電圧(または基準電
圧)VCSが印加されている。図1に図解したECLイン
バータ/バッファ回路において、第1〜第3の抵抗素子
RE1〜RE3の抵抗値は同じ値Re である。
【0007】トランジスタQ1,Q6,Q7を流れる電
流ICSの値は比較的大きい。図1に図解したECLイン
バータ/バッファ回路においては、3個の定電流源があ
るから、その消費電力はVCC×ICS×3となる(VCC
電源電圧VCCの電圧を示し、ICSは制御電流ICSの電流
値を示す)。トランジスタQ1,Q6,Q7を流れる制
御電流ICSは下記式1で規定される。
【0008】 ICS=(VCS−VBE)/ Re ・・(1) ただし、VCSはトランジスタQ1,Q6,Q7のベース
に印加される基準電圧(制御電圧)であり、VBEはトラ
ンジスタQ1,Q6,Q7のベース・エミッタ間の電圧
(PN接合電圧)であり、Re は第1〜第3の抵抗素子
RE1〜RE3の抵抗値である。
【0009】上述した消費電力をもとに図解したECL
インバータ/バッファ回路を含む多数の論理回路が集積
された論理集積回路(ロジックIC)全体の消費電力を
試算すると、ICチップ全体で1〜数Wもの消費電力と
なり、消費電力による発熱によってICチップの表面温
度は高温になる。加熱防止対策としては効果的な放熱対
策を講じるほか、消費電力で加熱しその加熱がさらに消
費電力を高めるという循環を繰り返してICチップが破
損する「熱暴走」を有効に回避する手段を講じる必要が
ある。
【0010】熱暴走を防止する後者の観点からは、制御
電流ICSの温度係数が負であることが望ましい。式1に
おいて、バイポーラトランジスタのPN接合電圧VBE
温度係数は負であり、通常、−2mV/°Cである。し
たがって、制御電圧VCSの温度係数は−2mV/°Cよ
りも大きいものでなくてはならない。加えて、抵抗素子
RE1〜RE3の温度係数を考慮して制御電圧VCSの温
度係数を制御する必要がある。もし、抵抗素子の温度係
数が負であれば、その温度係数を加えて、更に大きな負
の温度係数を制御電圧VCSに持たせなければならない。
さらには、第1の電源電圧VCCおよび第2の電源電圧V
EEの変動に依存せず、一定であることが望ましい。
【0011】上述して観点から、図1のECLインバー
タ/バッファ回路のトランジスタQ1,Q6,Q7のベ
ースに印加する制御電圧(基準電圧)VCS、または、そ
の他の電子回路に印加する電圧を発生する従来の定電圧
発生回路(基準電圧発生回路)を図2および図3を参照
して考察する。
【0012】図2に図解した定電圧発生回路(基準電圧
発生回路)は、よく知られているバンドギャップリファ
レンス回路と呼ばれる定電圧発生回路である。このバン
ドギャップリファレンス型定電圧発生回路は、基準電流
源回路Irefと、NPN型バイポーラトランジスタQ1
1と、ベースとコレクタとが接続されてPN接合型ダイ
オードとして機能するNPN型バイポーラトランジスタ
Q12と、抵抗素子RC1、RC2、REとを有する。
この定電圧発生回路はさらに、NPN型バイポーラトラ
ンジスタQ13(図示せず)を内蔵し増幅率1の増幅回
路であるバッファ回路BUFとを有する。図から明らか
なように、トランジスタQ11とトランジスタQ12と
はカレントミラー型定電流源回路を構成している。図2
に図解した定電圧発生回路において、抵抗素子RC1,
RC2およびREの値を適切に設定することにより、バ
ッファ回路BUFから所望の値の電圧VCSが出力され
る。
【0013】図2に図解した定電圧発生回路は、カレン
トミラー型定電流源回路を構成しているトランジスタQ
11とトランジスタQ12との特性が同じと考えること
ができるから、抵抗素子REの両端に印加される電圧V
REは下記式で表される。
【0014】 VRE = VBE(Q12)−VBE(Q11) = (kT/q)×ln(IC2/IC1) ・・(2) ただし、VBE(Q11)はトランジスタQ11のベース・エ
ミッタ間電圧であり、VBE(Q12)はトランジスタQ12
のベース・エミッタ間電圧であり、IC1は抵抗素子RC
1を流れる電流であり、IC2は抵抗素子RC2を流れる
電流であり、Tは絶対温度であり、kはボルツマン定数
であり、qは電荷である。
【0015】バッファ回路BUFからの出力電圧VCS
下記式で表される。
【0016】 VCS =VBE(Q13)+VRC1 =VBE(Q13)+( Rc1/ Re )×VRE =VBE(Q13)+( Rc1/ Re )・Vth・ln(IC2/IC1) =VBE(Q13)+( Rc1/ Re )・(kT/q )・ln(IC2/IC1) ・・(3) ただし、VBE(Q13)はバッファ回路BUFに内蔵されて
いるトランジスタQ13のベース・エミッタ間電圧であ
り、VRC1 は抵抗素子RC1の両端に印加される電圧で
あり、Rc1は抵抗素子RC1の抵抗値であり、Re は抵抗
素子REの抵抗値である。
【0017】バッファ回路BUFに内蔵されているトラ
ンジスタQ13のベース・エミッタ間電圧(PN接合電
圧)VBE(Q13)は約−2mV/°Cの温度係数を持つ。
制御電圧VCSの温度係数が0となる条件は、ボルツマン
係数k=1.38×10-23(J/K)、電荷q=1.
6×10-19 (C)を代入すると、(RC1 /RE)・(k
T/q)・ln(IC2/IC1)=23.2となる。25°
Cにおいて、VBE(Q13) =0.8Vと仮定し抵抗素子の
値を適切に選択すると、出力電圧VCSは、1.25Vと
なり、シリコンのバンドギャップ値(1.2V)に近似
した値となる。図2に図解したバンドギャップリファレ
ンス型定電圧発生回路は、第1の電源電圧VCCの変動に
対する影響を受けず(電圧依存性がほとんどなく)、し
かも、上述したように温度係数を制御できるという利点
を有する。
【0018】図3に図解した定電圧発生回路は、基準電
流源回路Iref と、バイポーラトランジスタQXのベー
スとコレクタとを接続したトランジスタのPN接合を用
いたダイオードDXと、増幅回路AMPとを有する。増
幅回路AMPは、入力抵抗素子R1、負帰還抵抗素子R
2と、バイポーラトランジスタでなる増幅部QAMPと
を有する。この定電圧発生回路は、トランジスタQXの
PN接合電圧VBEを増幅回路AMPを用いて(R1+R
2)/R1に増幅して出力電圧VCSとして出力する。ト
ランジスタQXのPN接合部の順方向電圧降下、すなわ
ち、トランジスタのベース・エミッタ間の電圧VBEと、
抵抗素子R1、R2の抵抗値を適切に設定して、出力電
圧VCSを、バンドギャップリファレンス回路と同様、た
とえば、約1.25〜1.30Vに設定することができ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図1に図解したECL
インバータ/バッファ回路おいて、バイポーラトランジ
スタのベース・エミッタ間の電圧VBE、すなわち、トラ
ンジスタのPN接合部の順方向電圧降下分VBEの温度係
数は負の約−2mV/°Cである。ECLインバータ/
バッファ回路をIC回路として製造する場合、抵抗素子
RE1〜RE3は、拡散抵抗素子又はポリシリコン抵抗
素子として形成される。ポリシリコン抵抗素子の温度係
数は負である。抵抗素子RE1〜RE3をポリシリコン
で形成し、制御電圧VCSを発生する定電圧発生回路が正
の温度係数を示すと、制御電流ICSは正の温度係数とな
り、ICチップは熱暴走して破損する可能性がある。
【0020】図2に図解した定電圧発生回路において、
出力電圧VCSは式3、すなわち、V CS=VBE(Q13) +α
・(kT/q)と規定される。kT/qは正の温度係数
を示すから、出力電圧VCSの温度係数はトランジスタの
PN接合電圧である電圧VBEの温度係数より大きな負の
温度係数にはならない。よって、図2に図解した定電圧
発生回路は、VBEよりも大きな負の温度係数が望ましい
という上述した目的に則さない。
【0021】図3に図解した定電圧発生回路において、
基準電流源回路Iref が温度特性に依存しないと仮定し
た場合でも、出力電圧VCSの温度係数は、トランジスタ
のPN接合電圧VBEの温度係数を増幅回路AMPの増幅
率(R1+R2)/R1で増幅した値として規定されるため、出
力電圧VCSの値によって出力電圧VCSの温度係数が一義
的に温度係数が決まってしまうという不具合がある。た
とえば、出力電圧VCSを1.3Vとした場合、この電圧
値とは独立に出力電圧VCSの温度係数を、たとえば、−
2.4mV/°Cとは規定できず、出力電圧VCS=1.
3Vとした場合には、そのときの電圧値で規定される温
度係数になってしまうという不都合がある。
【0022】図2および図3を参照して図1に図解した
ECLインバータ/バッファ回路用の制御(出力)電圧
CSを発生する回路の課題を述べたが、図1に図解した
回路に限らず、種々の電子回路への給電を行う定電圧発
生回路は、上述した熱暴走に関係する上記同様の問題に
遭遇している。
【0023】本発明の目的は、熱暴走を起こさないよう
に温度依存性を制御可能であり、電源電圧の変動に対し
ても一定の電圧が発生可能な定電圧発生回路を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、上述した目的に加え
て、所望の電圧値の電圧を発生可能な定電圧発生回路を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は、電子
回路、好適には、半導体集積回路と一体構成可能な上述
した性能を有する定電圧発生回路を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
ダイオードを構成する第1のバイポーラトランジスタと
上記第1のダイオードの両端の電圧を増幅して所定の電
圧を出力する増幅回路とを含む電圧発生回路と、上記第
1のダイオードに電流を供給する基準電流源回路と、上
記第1のダイオードに流れる電流をバイパスする電流制
御回路とを有する定電圧発生回路が提供される。
【0025】この定電圧発生回路においては、電流制御
回路が第1のダイオードに流れる電流を引き込むので、
定電圧発生回路の温度係数が常に負になる。したがっ
て、温度が上昇しても、熱暴走は起こらない。
【0026】そのような電流制御回路は、第1の電源端
子と第2の電源端子と間に直列に接続されている第1の
抵抗素子、第2のバイポーラトランジスタ及び第3のバ
イポーラトランジスタと、上記第1のダイオードに並列
に接続されている第4のバイポーラトランジスタとを含
み、上記第2のバイポーラトランジスタのベースがその
コレクタに接続されて第2のダイオードが構成され、上
記第3のバイポーラトランジスタのベースと上記第4の
バイポーラトランジスタのベースとが上記第3のバイポ
ーラトランジスタのコレクタに接続されて第1のカレン
トミラー回路が構成されている。
【0027】更に、基準電流源回路は、上記第1の電源
端子と上記第1のダイオードのアノードとの間に接続さ
れている第1のMOSトランジスタと、ゲート及びドレ
インが上記第1のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れている第2のMOSトランジスタとを含み、上記第1
のMOSトランジスタと上記第2のMOSトランジスタ
とで第2のカレントミラー回路が構成されている。
【0028】更には、基準電流回路は、上記第1の電源
端子と上記第2の電源端子との間に直列に接続されてい
る第2の抵抗素子及び第5のバイポーラトランジスタ
と、上記第2のMOSトランジスタのドレインと上記第
2の電源端子との間に接続されている第6のバイポーラ
トランジスタと、上記第1の電源端子と上記第2の電源
端子との間に直列に接続されている第3の抵抗素子、第
7のバイポーラトランジスタ及び第8のバイポーラトラ
ンジスタと、上記第5のバイポーラトランジスタに並列
に接続されている第9のバイポーラトランジスタと、上
記第1の電源端子と上記第2の電源端子との間に直列に
接続されている第10のバイポーラトランジスタ及び第
4の抵抗素子とを含み、上記第5のバイポーラトランジ
スタのベースと上記第6のバイポーラトランジスタのベ
ースとが上記第5のバイポーラトランジスタのコレクタ
に接続されて第3のカレントミラー回路が構成され、上
記第7のバイポーラトランジスタのベースと上記第10
のバイポーラトランジスタのベースとが上記第7のバイ
ポーラトランジスタのコレクタに接続されて第4のカレ
ントミラー回路が構成され、上記第8のバイポーラトラ
ンジスタのベースと上記第9のバイポーラトランジスタ
のベースとが上記第10のバイポーラトランジスタと上
記第4の抵抗素子との接続中点に接続されている。
【0029】特定的には、第1形態の基準電流源回路に
おいて、前記カレントミラー型定電流源回路は2つのM
ISトランジスタを有し、該2つのトランジスタのゲー
トが共通接続され、一方のトランジスタがドレインまた
はソースとゲートとが接続されており、他方のトランジ
スタの出力端子が前記第1のダイオードに接続されてい
る。
【0030】好適には、前記一方のMISトランジスタ
の出力端子に入力端子が接続された第1のバイポーラト
ランジスタと、該第1のトランジスタの出力端子にゲー
トが接続され入力端子が前記第1のトランジスタのゲー
トに接続された第2のバイポーラトランジスタと、該第
2のトランジスタの入力端子と第1の電圧供給部との間
に接続された抵抗素子とをさらに有する。
【0031】また第2形態の前記基準電流源回路は、第
1のカレントミラー型定電流源回路と、第2のカレント
ミラー型定電流源回路と、第3のカレントミラー型定電
流源回路と、該第3のカレントミラー型定電流源回路の
出力端子と第1の電源電圧供給部との間に設けられ当該
基準電流源回路の出力電流を規定する抵抗素子とを有
し、前記第1のカレントミラー型定電流源回路の一方の
出力端子が前記第1のダイオードに接続され、前記第2
のカレントミラー型定電流源回路の一方の出力端子と前
記第1のカレントミラー型定電流源回路の他方の出力端
子とが接続され、前記第3のカレントミラー型定電流源
回路の一方の出力端子と前記第2のカレントミラー型定
電流源回路の他方の出力端子とが接続され、前記抵抗素
子が前記第3のカレントミラー型定電流源回路の他方の
出力端子と第1の電圧供給部との間に設けられて、前記
第3のカレントミラー型定電流源回路に流れる電流値を
規定する。第2形態の基準電流源回路を有する定電圧発
生回路は、第1形態の基準電流源回路を用いた定電圧発
生回路に比較して、電源電圧が低電圧でも動作可能とな
る。
【0032】さらに第3の形態の基準電流源回路は、上
記第2の形態の基準電流源回路に、出力端子が前記第3
のカレントミラー型定電流源回路を構成している2つの
トランジスタのゲートが共通接続されている接続点に接
続されている付加的なトランジスタをさらに有する。第
3形態の基準電流源回路を有する定電圧発生回路は、第
2形態の基準電流源回路を用いた定電圧発生回路に比較
して、電源電圧の変動が大きい場合でも、一定の出力電
圧を発生可能となる。
【0033】第2および第3の形態の基準電流源回路に
おいて、特定的には、前記第1のカレントミラー型定電
流源回路は2つのMISトランジスタを有し、該2つの
トランジスタのゲートが共通接続され、前記第2のカレ
ントミラー型定電流源回路の一方の出力端子と接続され
ている一方のMISトランジスタのドレインまたはソー
スとゲートとが接続されており、他方のMISトランジ
スタの出力端子が前記第1のダイオードに接続されてお
り、前記第2のカレントミラー型定電流源回路は2つの
バイポーラトランジスタを有し、前記第3のカレントミ
ラー型定電流源回路の一方の出力端子と接続されている
一方のバイポーラトランジスタのコレクタとベースとが
接続されており、他方のバイポーラトランジスタの出力
端子が前記第1のカレントミラー型定電流源回路の他方
のMISトランジスタに接続されており、前記第3のカ
レントミラー型定電流源回路は2つのバイポーラトラン
ジスタを有し、前記抵抗素子と接続されている一方のバ
イポーラトランジスタのコレクタとベースとが接続され
ており、他方のバイポーラトランジスタの出力端子が前
記第2のカレントミラー型定電流源回路の他方のバイポ
ーラトランジスタに接続されている。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の定電圧発生回路につい
て、図面を参照して実施の形態を述べる。本発明の定電
圧発生回路の適用電子回路例として、図1に図解したE
CLインバータ/バッファ回路を例示し、ECLインバ
ータ/バッファ回路における定電流源のトランジスタQ
1,Q6,Q7の制御電圧VCSを発生する回路について
述べる。
【0035】上述したECLインバータ/バッファ回路
において、抵抗素子RE1〜RE3として、正の温度係
数を持つ拡散抵抗素子を用いた場合について述べたが、
本発明の好ましい実施の形態として、図1に図解した抵
抗素子RE1〜RE3として、負の温度係数を持つポリ
シリコン抵抗素子を用いた場合について述べる。ポリシ
リコン抵抗素子の温度係数は、拡散抵抗素子の温度係数
とは逆の負の温度係数であるため、後述する定電圧発生
回路で発生する電圧VCSにより大きな負の温度係数を持
たせる必要がある。
【0036】一方、抵抗素子RE1〜RE3としてを拡
散抵抗素子、あるいは、外付け抵抗素子を用いた場合
は、抵抗素子RE1〜RE3は正の温度係数を持つの
で、トランジスタQ1,Q6,Q7を流れる電流ICS
温度係数を負に保つためには、後述する定電圧発生回路
で発生する電圧VCSの温度係数をトランジスタQXのP
N接合電圧VBEの温度係数より大きな負の係数にする必
要がある。
【0037】第1の実施の形態 図4は本発明の定電圧発生回路の第1実施の形態とし
て、図1に図解したECLインバータ/バッファ回路の
定電流源のトランジスタQ1,Q6,Q7のベースに印
加する制御電圧VCSを発生する定電圧発生回路の構成図
である。第1実施の形態において、図1に図解した抵抗
素子RE1〜RE3を負の温度係数を持つポリシリコン
で形成した場合について述べる。
【0038】図4に図解した定電圧発生回路は、電流源
回路10と、電流制御回路20と、電圧発生回路30と
を有する。電圧発生回路30は、図3に図解したトラン
ジスタのPN接合電圧を用いた定電圧発生回路と実質的
に同じである。しかしながら、図3においては、電圧発
生回路30の一部として基準電流源回路Iref を示した
が、本実施の形態においては、図3に図解した基準電流
源回路Iref を独立した回路、即ち電流源回路10とし
て図解している。したがって、図4においては、電圧発
生回路30は、電流源回路10から基準電流が供給され
る。
【0039】電圧発生回路30は、バイポーラトランジ
スタQXのPN接合を用いたダイオードDXと、増幅回
路AMPを有する。増幅回路AMPは、入力抵抗素子R
1と、負帰還抵抗素子R2と、バイポーラトランジスタ
でなる増幅部QAMPとを有する。
【0040】電圧発生回路30の基準電流源回路として
の電流源回路10は、カレントミラー型定電流源回路を
構成するPチャネルMOSトランジスタMP1と、Pチ
ャネルMOSトランジスタMP2を有する。また電流源
回路10は、NPN型バイポーラトランジスタQA1
と、NPN型バイポーラトランジスタQA2と、トラン
ジスタQA1のコレクタと第1の電源電圧VCCとの間に
接続された抵抗素子RA1を有する。この抵抗素子RA
1が電流源回路10の出力電流を規定する。抵抗素子R
A1の値は、たとえば、5KΩである。さらに電流源回
路10は、トランジスタQA2のエミッタと第2の電源
EE(GND)との間に接続された抵抗素子RA2を有
する。抵抗素子RA2の値は、たとえば、600Ωであ
る。抵抗素子RA1およびRA2は、好ましくは、負の
温度係数を有するポリシリコンで形成する。
【0041】電流源回路10の概略動作を述べる。トラ
ンジスタQA2のベースにはトランジスタQA1のコレ
クタ電圧が印加され、トランジスタQA1のベースには
抵抗素子RA2の端子電圧が印加されている。トランジ
スタQA2に流れる電流i(QA2) は抵抗素子RA1の抵
抗値RA1 によって規定され、i(QA2) =VBE(QA1) /RA
1 である。ここで、トランジスタQA1のベース・エミ
ッタ間電圧VBE(QA1) と抵抗素子RA1の抵抗値RA1 と
は共に温度係数が負であり、温度上昇に伴って値が小さ
くなるから、VBE/RA1 は打ち消しあい大きな温度係数
にはならない。すなわち、トランジスタQA1に流れる
電流i(QA1) の温度係数は大きな値とはならず、温度依
存性がないと考えることができる。トランジスタMP1
とトランジスタMP2とはカレントミラー型定電流源回
路を構成しているから、トランジスタMP2にはトラン
ジスタMP1に流れる電流と同じ電流が流れる。すなわ
ち、トランジスタMP2からi(MP2) =VBE(QA1)/R
A1の電流が電圧発生回路30のノードN1に流れる。
このように、電流源回路10は一定の電流i(MP2) を電
圧発生回路30に提供する基準電流源回路として機能す
る。
【0042】電流源回路10の電源電圧VCCに対する動
作条件は、下記式で規定される。
【0043】 VBE(QA1)+VCE(QA2)+VT (MP1) <VCC ・・(3) ここで、VBE(QA1)はトランジスタQA1のベース・エ
ミッタ間電圧であり、VCE(QA2)はトランジスタQA2
のコレクタ・エミッタ間電圧であり、VT (MP1) はトラ
ンジスタMP1のしきい値電圧であり、VCCは電源電圧
CCである。
【0044】トランジスタQA1のベース・エミッタ間
電圧VBE(QA1)は最大でも1.1V程度であり、トラン
ジスタQA2のコレクタ・エミッタ間の電圧VCE(QA2)
は0.2V程度である。トランジスタMP1のしきい値
電圧VT は相当のバラツキがあり、最大で1.3V程度
と仮定すると、電源電圧VCCは2.5Vとなるが、実際
的に2.5Vの電源電圧VCCでは電流源回路10の動作
は困難なので、現実的な面からは、電源電圧VCC=3V
程度となる。このように、図4に図解した電流源回路1
0を用いた場合、電源電圧VCCが3V以上となる。
【0045】電流制御回路20は、抵抗素子RB1と、
ベースとコレクタとを接続したトランジスタQB3で構
成されるPN接合ダイオードとを有する。電流制御回路
20はさらに、ベースとコレクタとが接続されたNPN
型バイポーラトランジスタQB2と、NPN型バイポー
ラトランジスタQB1とを有する。トランジスタQB1
とトランジスタQB2とはカレントミラー型定電流源回
路を構成している。抵抗素子RB1は好ましくは、負の
温度係数を有するポリシリコン抵抗として形成されてい
る。抵抗素子RB1の値は、たとえば、2KΩである。
【0046】電圧発生回路30の基準電流源回路として
の電流源回路10と、電圧発生回路30との動作は、図
3を参照して上述したように、増幅回路AMPにおいて
トランジスタQXのPN接合電圧VBE(QX)を(R1+R2
/R1に増幅することにより、PN接合電圧VBE(QX)の負
の温度係数(約−2mV/°C)を増幅させる。バイポ
ーラトランジスタQXのPN接合の順方向電圧降下は、
たとえば、約0.8Vである。しかしながら、電流源回
路10および電圧発生回路30のみでは、上述した問
題、すなわち、温度係数が出力電圧(または制御電圧)
CSの値によって規定され、出力電圧VCSの値と温度係
数とを独立して設定できないとう問題があった。この問
題を克服するため、電流制御回路20が設けられてい
る。
【0047】電流制御回路20において、トランジスタ
QB1,QB2はカレントミラー型定電流源回路を構成
しているから、トランジスタQB1とトランジスタQB
2には等しい電流が流れる。すなわち、トランジスタQ
B1のエミッタ電流ie (QB1)はトランジスタQB2の
エミッタ電流ie (QB2)に等しい。トランジスタQB2
に流れるエミッタ電流ie (QB2) は、抵抗素子RB1と
PN接合ダイオードQB3に流れる電流によって規定さ
れる。抵抗素子RB1はポリシリコンで形成されていて
その抵抗値は負の温度係数を持ち、PN接合ダイオード
QB3、トランジスタQB1,QB2もそれぞれ、約−
2mV/°Cの負の温度係数を持つ。温度が上昇すると
負の温度係数を持つ抵抗素子RB1の抵抗値 Rb1は小さ
くなり、トランジスタQB2のエミッタ電流ie (QB2)
は抵抗素子RB1の抵抗値 R b1が低下した分だけ大きく
なる。
【0048】トランジスタQB2のエミッタ電流ie (Q
B2)は下記式で規定される。
【0049】 ie (QB2) =(VCC−(VBE(QB2) +VBE(QB3) )/ Rb1 ・・(4) ただし、VBE(QB2) はトランジスタQB2のPN接合電
圧であり、VBE(QB3) はトランジスタQB3のPN接合
電圧であり、Rb1は抵抗素子RB1の抵抗値である。
【0050】抵抗素子RB1にかかる電圧の温度係数は
PN接合電圧VBEの温度係数の2倍の値になるが、温度
が上昇するとトランジスタQB2のエミッタ電流ie (Q
B2)は、トランジスタQXのPN接合電圧VBEの温度変
化と抵抗素子RB1の温度変化との双方の温度変化によ
る低下によって、増加する。
【0051】トランジスタQB1とQB2とはカレント
ミラー型定電流源回路を構成しているから、トランジス
タQB1のエミッタ電流ie (QB1) はトランジスタQB
2のエミッタ電流ie (QB2) と等しく、トランジスタQ
B1のエミッタ電流ie (QB1) が増加した分トランジス
タQB2のエミッタ電流ie (QB2) も増加し、トランジ
スタQB1のコレクタを介してノードN1から増加した
分だけ多く電流を引き抜く。したがって、トランジスタ
QXを流れる電流i(QX)は下記式で規定される。
【0052】 i(QX)= i(MP2) −iC (QB1) ・・(5)
【0053】トランジスタQXを流れる電流i(QX)は負
の温度係数を示すPN接合電圧VBEに依存するから、電
流i(QX)は温度が上昇すると減少する。すなわち、電流
i(QX)は負の温度係数を持つ。加えて、ノードN1から
減じられるiC (QB1) による減少分によるPN接合電圧
BEの減少が加わり、電圧VBE(QX)は温度上昇に対し
て、通常のPN接合電圧VBEよりも大きな負の温度係数
となる。
【0054】このように、温度上昇があってもノードN
1からダイオードDXを流れる電流は電流制御回路20
のトランジスタQB1のコレクタに流れる電流iC (QB
1) によって制御され、トランジスタQXを流れる電流
i(QX)は温度上昇に伴って増加しない。その結果、ダイ
オードDXには一定のPN接合電圧VBEが発生し、増幅
回路AMPからは、PN接合電圧VBEを(R1 +R2
/R1 倍に増幅し、所望の温度係数を持つ出力電圧VCS
が出力される。
【0055】図4に図解した定電圧発生回路から、温度
依存性を制御した出力電圧(制御電圧)VCSが図1に図
解したECLインバータ/バッファ回路のトランジスタ
Q1,Q6,Q7のベースに印加されれば、差動増幅回
路の定電流源も温度依存性の小さい安定した電流源とし
て機能する。その結果、ECLインバータ/バッファ回
路は熱暴走しない。
【0056】上述した実施の形態において、好適例とし
て、電圧発生回路30における抵抗素子R1,R2、お
よび、電流制御回路20における抵抗素子RB1、およ
び、電流源回路10における抵抗素子RA1,RA2を
負の温度係数を持つポリシリコンで形成し、他の半導体
回路と一体的にICチップとして組み込む場合の例につ
いて述べたが、これらの抵抗素子を正の温度係数を持
つ、たとえば、拡散抵抗素子にすること、あるいは、I
Cチップの外付け抵抗素子を用いることもできる。電流
源回路10において、抵抗素子RA1、RA2の抵抗値
の温度係数は、トランジスタQA1,QA2のPN接合
電圧VBEの温度定数の絶対値より小さい値であることが
望ましい。同様に、電流制御回路20において、抵抗素
子RB1の温度係数は、トランジスタQB1,QB2,
QB3のPN接合電圧VBEの温度定数の絶対値より小さ
い値であることが望ましい。
【0057】第2の実施の形態 図5は本発明の定電圧発生回路の第2実施の形態を示し
ており、図1に図解したECLインバータ/バッファ回
路の定電流源としてのトランジスタQ1,Q6,Q7の
ベースに印加する制御電圧VCSを発生する定電圧発生回
路の構成図である。
【0058】図5に図解した定電圧発生回路は、電流源
回路10Aと、電流制御回路20と、電圧発生回路30
とを有する。図5に図解した定電圧発生回路は、図4に
図解した定電圧発生回路を改良した回路である。図4に
図解した電流源回路10は電源電圧VCCが3V以上で動
作可能な回路であったが、電流源回路10Aは電源電圧
CCさらに低下させて、2.5Vでも動作可能とした回
路である。電流源回路10Aが図4に図解した電流源回
路10と異なる他は、電流制御回路20および電圧発生
回路30は図4に図解したものと同じである。その他の
事項は、図4を参照して述べた第1実施の形態と同様で
あり、それらの詳細な事項の説明は割愛する。
【0059】電圧発生回路30の基準電流源回路として
の電流源回路10Aは、第1のカレントミラー型定電流
源回路を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1
と、PチャネルMOSトランジスタMP2を有する。さ
らに電流源回路10Aは、第2のカレントミラー型定電
流源回路を構成している、NPN型バイポーラトランジ
スタQA11と、ベースとコレクタとが接続されたNP
N型バイポーラトランジスタQA12を有する。電流源
回路10Aはさらに、第3のカレントミラー型定電流源
回路を構成している、NPN型バイポーラトランジスタ
QA13と、ベースとコレクタとが接続されたNPN型
バイポーラトランジスタQA14を有する。電流源回路
10Aはさらに、第1の抵抗素子RA11と第2の抵抗
素子RA12を有する。抵抗素子RA11およびRA1
2は、好ましくは、負の温度係数を有するポリシリコン
で形成する。抵抗素子RA11およびRA12の値はそ
れぞれ、たとえば、600Ωである。電流源回路10A
は、抵抗素子RA12と第3のカレントミラー型定電流
源回路を構成しているトランジスタQA14のコレクタ
との間に接続された、ベースとコレクタとが接続され、
ダイオードとして機能するトランジスタQA15を有す
る。第3のカレントミラー型定電流源回路を構成してい
るトランジスタQA13のコレクタが、第1の抵抗素子
RA11と第2のカレントミラー型定電流源回路を構成
しているトランジスタQA12との接続点(ノードN
2)に接続されている。
【0060】電流源回路10Aの概略動作を述べる。第
3のカレントミラー型定電流源回路を構成するトランジ
スタQA14に流れる電流は抵抗素子RA12とトラン
ジスタQA15の順方向抵抗によって規定される。トラ
ンジスタQA15の順方向抵抗が抵抗素子RA12より
相当小さくて無視できるとすれば、トランジスタQA1
4に流れる電流は抵抗素子RA12のみにて規定され、
i(QA14)=(Vcc−VBE(QA15)−VBE(QA14))/RA12
=(V cc−2VBE)/RA12となる。トランジスタQA
14のベース・エミッタ電圧V BE(QA14)と抵抗素子RA
12の抵抗値RA12とは、共に温度係数が負であり、温
度上昇に対して値が小さくなるから、VBE/RA12は打
ち消しあい、大きな温度係数にはならない。すなわち、
トランジスタQA14に流れる電流の温度係数は大きな
値とはならない。
【0061】トランジスタQA14と同じ電流がトラン
ジスタQA13に流れる。よって、トランジスタQA1
3は、そこに流れる電流分だけノードN2から電流を引
き抜く。また、抵抗素子RA11に流れる電流は、i
(RA11)=(Vcc−2VBE)/RA11と表わすこと
ができる。第2のカレントミラー型定電流源回路を構成
しているトランジスタQA11に流れる電流は抵抗素子
RA11に流れる電流からトランジスタQA13に流れ
る電流を引いた電流であるから、抵抗素子RA11とR
A12とを等しい抵抗値に設定することにより、下記式
で規定される。
【0062】 i(QA11)= i(RA11)−i(QA13) =(Vcc−VBE)/RA11−(Vcc−2VBE)/RA12 = VBE/RA12(RA11 =RA12) ・・(6)
【0063】電圧VBEと抵抗素子RA12の抵抗値RA12
は共に温度係数が負である。よって、トランジスタQA
11に流れる電流の温度係数は大きな値とはならない。
トランジスタQA11に流れる電流がトランジスタMP
1に流れ、トランジスタMP1に流れる電流と同じ大き
さの電流がトランジスタMP2からノードN1を介して
トランジスタ(ダイオード)QXに流れる。ダイオード
QXに流れる電流は、電流源回路20の働きを無視する
と、温度係数の小さい定電流となる。
【0064】基準電流源回路としての電流源回路10A
の基本動作は上述したとおりであるが、電流源回路10
Aの電源電圧VCCに対する動作条件を考察する。電流源
回路10Aの動作条件は、下記式で規定される。
【0065】 VBE(QA11) −VCE(QA13) +VCE(QA11) +VT (MP1) <VCC ・・(7)
【0066】トランジスタQA11のベース・エミッタ
間電圧VBE(QA11) を最大で1.1Vとし、トランジス
タQA13、QA11のコレクタ・エミッタ間電圧VCE
(QA13) 、VCE(QA11) をそれぞれ0.2Vとする。ト
ランジスタMP1のしきい値電圧VT には相当バラツキ
があり、最大で1.3V程度と仮定すると、電源電圧V
CCは2.4Vとなる。このように、図5に図解した回路
は、図4に図解した回路よりも、低電圧で動作可能であ
る。
【0067】図5に図解した定電圧発生回路において
も、温度上昇があっても、ノードN1からダイオードD
Xを流れる電流は電流制御回路20のトランジスタQB
1のコレクタに流れる電流iC (QB1) によって制御され
る。その結果、ダイオードDXには一定のPN接合電圧
BEが発生し、増幅回路AMPからは、PN接合電圧V
BEを(R1 +R2 )/R1 倍に増幅し、所望の温度係数
を持った出力電圧(制御電圧)VCSが出力される。
【0068】図5に図解した定電圧発生回路から、温度
依存性を負に制御した制御電圧VCSが図1に図解したE
CLインバータ/バッファ回路のトランジスタQ1,Q
6,Q7のベースに印加されれば、トランジスタQ2、
Q3で構成される差動増幅回路の定電流源も温度依存性
の小さい安定した電流源として機能する。その結果、E
CLインバータ/バッファ回路は熱暴走せず、温度変化
に対しても安定した動作をする。また、図5に図解した
定電圧発生回路、および、この定電圧発生回路から制御
電圧VCSが供給されるECLインバータ/バッファ回路
は、2.5V程度の低電圧が動作可能である。加えて、
この回路は上述した3.5Vはもとより、慣用的な5V
程度の電源電圧VCCでも動作可能であるから、電源電圧
CCの変化に広い動作範囲を有している。
【0069】第3の実施の形態 図6は本発明の定電圧発生回路の第3実施の形態を示し
ており、図1に図解したECLインバータ/バッファ回
路の定電流源としてのトランジスタQ1,Q6,Q7の
ベースに印加する制御電圧VCSを発生する定電圧発生回
路の構成図である。この実施の例において、図1に図解
した抵抗素子RE1〜RE3を上述したように、負の温
度係数を持つポリシリコンで形成した場合について述べ
る。
【0070】図6に図解した定電圧発生回路は、電流源
回路10Bと、電流制御回路20と、電圧発生回路30
とを有する。電流制御回路20および電圧発生回路30
は、図4および図5を参照して述べたものと同様であ
る。図6に図解した定電圧発生回路は、図5に図解した
定電圧発生回路を改善した回路であり、電流源回路10
Bによって、温度依存性なく、電源電圧VCCが2.5V
〜3.6Vの範囲で変動しても安定した制御電圧VCS
発生可能な回路として構成している。
【0071】図6に図解した電流源回路10Bと、図5
に図解した電流源回路10Aと比較すると、電流源回路
10Bには、第6のNPN型バイポーラトランジスタQ
A16と、第3の抵抗素子RA13とが追加されてい
る。電流源回路10Bにおいて、第1のカレントミラー
型定電流源回路を構成するPチャネルMOSトランジス
タMP1と、PチャネルMOSトランジスタMP2;第
2のカレントミラー型定電流源回路を構成しているNP
N型バイポーラトランジスタQA11と、ベースとコレ
クタとが接続されたNPN型バイポーラトランジスタQ
A12;第3のカレントミラー型定電流源回路を構成し
ているベースとコレクタとか接続されたNPN型バイポ
ーラトランジスタQA15と、NPN型バイポーラトラ
ンジスタQA16;第1の抵抗素子RA11;第2の抵
抗素子RA12は、図5に図解した電流源回路10Aと
同じである。
【0072】好ましくは、抵抗素子RA11、RA1
2、RA13は負の温度係数を有するポリシリコンで形
成されている。抵抗素子RA11、RA12、RA13
の値はそれぞれ、たとえば、600Ω、600Ω、5K
Ωである。
【0073】電流源回路10Bにおいても、トランジス
タQA11,QA12によって構成される第1のカレン
トミラー型定電流源回路の動作にしたがってトランジス
タMP2に流れる電流i(MP2) は、トランジスタQA1
1に流れる電流と等しく、その電流値は、VBE/RA12
規定される。ここで、トランジスタQA11のベース・
エミッタ間電圧VBEと抵抗素子RA12の抵抗値RA12
は、共に温度係数が負であり温度上昇に対して値が小さ
くなるから、VBE/RA12は打ち消しあい大きな温度係数
にはならない。したがって、MOSトランジスタMP1
に流れる電流の温度係数は大きな値とはならない。以上
のように、図6に図解した定電圧発生回路の基本動作は
第1〜第2の実施の形態と同様である。
【0074】図6における電流源回路10Bにおいて、
トランジスタQA16と、抵抗素子RA13を付加した
効果について考察する。そのため、まず、図5に図解し
た電流源回路10Aの誤差を評価する。
【0075】図5に図解した電流源回路10Aにおい
て、抵抗素子RA11、トランジスタQA12、トラン
ジスタQA13に流れる電流i(RA11)、i(QA12)、i(Q
A13)には下記の関係が成立する。
【0076】 i(QA12)=i(RA11) −iC (QA13) ・・(8) i(RA11)=(VCC− VBE(QA12))/RA11 ・・(9) i(QA13)=(VCC−(VBE(QA14)+VBE(QA15))/RA12 ・・(10)
【0077】上記式から下記式が得られる。
【0078】 i(QA12)=VBE/RA ・・(11) ただし、RA≡RA11=RA12
【0079】電源電圧VCCが大きく変動すると、抵抗素
子RA12を流れる電流が大きく変動する。その結果、
電圧VBE(QA14)とVBE(QA15)が僅かに大きくなり、トラ
ンジスタQA12に流れる電流が変化する。このトラン
ジスタQA12に流れる電流の変化は、結局、トランジ
スタMP2を流れる電流の変化となり、電圧発生回路3
0のノードN1に流れ込む電流の値が変化するので、定
電流源としては誤差のある定電流源となる。
【0080】その誤差は、たとえば、電源電圧VCC
2.5Vのときの抵抗素子RA12を流れる電流をi(R
A12)2.5 とし、電源電圧VCC=3.6Vのときの抵抗素
子RA12を流れる電流をi(RA12)3.6 とした場合、下
記の式で表すことができる。
【0081】 Δi=(VT ×ln(i(RA12)2.5 /i(RA12)3.6 )×2)/RA ・・(12)
【0082】次いで電流源回路10Bについて考察す
る。電流源回路10Bにおいて付加したトランジスタQ
A16は、電源電圧VCCの変動に伴う抵抗素子RA12
に流れる電流i(RA12)の変動には影響を受けない。抵抗
素子RA12に流れる電流i(RA12)は下記式で表すこと
ができる。
【0083】 i(RA12)=(VCC−(VBE(QA14)+VBE(QA16))/RA12 ・・(13)
【0084】抵抗素子RA12を流れる電流はトランジ
スタQA14を流れる電流に等しく、トランジスタQA
13を流れる電流に等しい。トランジスタQA13を流
れる電流を示す式13と、上記式10とを比較すると、
式13は電源電圧VCCの変動に影響を受けないトランジ
スタQA16の電圧VBE(QA16)が式12の電圧VBE(QA1
5)に代わっているから、式13に示した電流は式10に
示した電流の変化より半分程度少ない。したがって、式
12と同様の誤差の評価をすると、図6の回路における
電源電圧VCCの変動に起因する誤差は、図5の回路の誤
差のほぼ半分になる。すなわち、図6に図解した定電圧
発生回路における電流源回路10Bは、トランジスタQ
A16と抵抗素子RA13を付加したことにより、図5
に図解した電流源回路10Aに比較して電源電圧VCC
変動に起因する、トランジスタMP2から出力される電
流の変化は半分になる。
【0085】表1は、図6に図解した定電圧発生回路に
おける電源電圧VCCの変動と、定電圧発生回路から出力
される制御電圧VCSの値と温度との関係をシミュレーシ
ョンした結果を示す。このシミュレーションにおいて
は、電源電圧VCC=2.5Vと、3.6Vの両者につい
て行った。
【0086】
【表1】 表1 cC -40 °C 0 °C 40 °C 80 °C 120 °C 温度係数 2.5V 1.36V 1.28V 1.19V 1.09V 0.99V -2mV/°C 3.6V 1.34V 1.26V 1.17V 1.08V 0.98V -2mV/°C
【0087】このように、図6に図解した定電圧発生回
路によれば、電源電圧VCCの変化によっても制御電圧V
CSはあまり変化しない。
【0088】表1から明らかなように、25°C程度の
温度で動作させると、図6に図解した定電圧発生回路
は、図2に図解したバンドギャップリファレンス回路と
同様の低い電圧を発生させることができる。
【0089】図4〜図6を参照して、ECLインバータ
/バッファ回路の定電流源のトランジスタQ1,Q6,
Q7のベースに印加する制御電流VCSの発生について述
べたが、図4〜図6に図解した定電圧発生回路は、図1
に図解したECLインバータ/バッファ回路への適用に
限定される訳ではなく、その他の電子回路の基準電圧と
しても適用できる。
【0090】本発明の実施の形態は上述した例示に限定
されず、種々の変形態様をとることができる。まず、上
述した種々の抵抗素子の抵抗値は例示である。目的に応
じて、抵抗素子の値は任意に設定できる。次いで、図1
および図4〜図6に図解したトランジスタの導電性を逆
にした回路構成をとることもできる。また、上述した回
路構成例は、基本的な回路を図解したが、実施に際して
は、付加的回路素子、たとえば、雑音除去回路などを付
加することができるが、そのような回路の変形は当業者
にとって自明のことである。
【0091】
【発明の効果】本発明の定電圧発生回路によれば、低電
圧で動作可能であり、温度依存性がなく、電源電圧の変
動の影響が少ない、安定な電圧を提供できる。ダイオー
ド本発明の定電圧発生回路は電子回路または半導体集積
回路と一体化可能な回路構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の定電圧発生回路によって動作す
る電子回路の1例としての、ECLインバータ/バッフ
ァ回路を図解する図である。
【図2】図2は従来の定電圧発生回路の回路構成図であ
る。
【図3】図3は従来の他の定電圧発生回路の回路構成図
である。
【図4】図4は本発明の定電圧発生回路の第1の実施の
形態の回路図である。
【図5】図5は本発明の定電圧発生回路の第2の実施の
形態の回路図である。
【図6】図6は本発明の定電圧発生回路の第3の実施の
形態の回路図である。
【符号の説明】
10,10A,10B・・電流源回路 20・・電流制御回路 30・・電圧発生回路
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月13日(1998.11.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】一方、抵抗素子RE1〜RE3として
散抵抗素子、あるいは、カーボン抵抗などの外付け抵抗
素子を用いた場合は、抵抗素子RE1〜RE3は正の温
度係数を持つので、トランジスタQ1,Q6,Q7を流
れる電流ICSの温度係数を負に保つためには、後述する
定電圧発生回路で発生する電圧VCSの温度係数をトラン
ジスタQXのPN接合電圧VBEの温度係数より大きな負
の係数にする必要がある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】トランジスタQA1のベース・エミッタ間
電圧VBE(QA1)は最大でも1.1V程度であり、トラン
ジスタQA2のコレクタ・エミッタ間の電圧VCE(QA2)
は0.2V程度である。トランジスタMP1のしきい値
電圧V T は相当のバラツキがあり、最大で1.3V程
度と仮定すると、電源電圧VCCは2.5Vとなるが、実
際的に2.5Vの電源電圧VCCでは電流源回路10の動
作は困難なので、現実的な面からは、電源電圧VCC=3
V程度となる。このように、図4に図解した電流源回路
10を用いた場合、電源電圧VCCが3V以上となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】電流源回路10Aの概略動作を述べる。第
3のカレントミラー型定電流源回路を構成するトランジ
スタQA14に流れる電流は抵抗素子RA12とトラン
ジスタQA15の順方向抵抗によって規定される。トラ
ンジスタQA15の順方向抵抗が抵抗素子RA12より
相当小さくて無視できるとすれば、トランジスタQA1
4に流れる電流は抵抗素子RA12のみにて規定され、
i(QA14)=(Vcc−VBE(QA15)−VBE(QA14))/RA12
=(V cc−2VBE)/RA12となる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA03 AA58 CA02 CA04 CA11 CA56 CN02 CN03 FA05 FA08 FN01 FN06 FN07 HA02 HA08 HA10 HA18 HA25 HA43 HN08 HN20 KA02 KA03 KA04 KA09 KA10 KA11 KA12 KA47 KA55 MA19 MA21 TA01 5J091 AA03 AA58 CA02 CA04 CA11 CA56 FA05 FA08 GP02 GP05 HA02 HA08 HA10 HA18 HA25 HA43 KA02 KA03 KA04 KA09 KA10 KA11 KA12 KA47 KA55 MA19 MA21 TA01 UW03 UW10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のダイオードを構成する第1のバイポ
    ーラトランジスタと上記第1のダイオードの両端の電圧
    を増幅して所定の電圧を出力する増幅回路とを含む電圧
    発生回路と、 上記第1のダイオードに電流を供給する基準電流源回路
    と、 上記第1のダイオードに流れる電流をバイパスする電流
    制御回路と、 を有する定電圧発生回路。
  2. 【請求項2】上記電流制御回路は、第1の電源端子と第
    2の電源端子と間に直列に接続されている第1の抵抗素
    子、第2のバイポーラトランジスタ及び第3のバイポー
    ラトランジスタと、上記第1のダイオードに並列に接続
    されている第4のバイポーラトランジスタとを含み、上
    記第2のバイポーラトランジスタのベースがそのコレク
    タに接続されて第2のダイオードが構成され、上記第3
    のバイポーラトランジスタのベースと上記第4のバイポ
    ーラトランジスタのベースとが上記第3のバイポーラト
    ランジスタのコレクタに接続されて第1のカレントミラ
    ー回路が構成されている請求項1に記載の定電圧発生回
    路。
  3. 【請求項3】上記基準電流源回路は、上記第1の電源端
    子と上記第1のダイオードのアノードとの間に接続され
    ている第1のMOSトランジスタと、ゲート及びドレイ
    ンが上記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され
    ている第2のMOSトランジスタとを含み、上記第1の
    MOSトランジスタと上記第2のMOSトランジスタと
    で第2のカレントミラー回路が構成されている請求項1
    又は2記載の定電圧発生回路。
  4. 【請求項4】上記基準電流回路は、上記第1の電源端子
    と上記第2の電源端子との間に直列に接続されている第
    2の抵抗素子及び第5のバイポーラトランジスタと、上
    記第2のMOSトランジスタのドレインと上記第2の電
    源端子との間に接続されている第6のバイポーラトラン
    ジスタと、上記第1の電源端子と上記第2の電源端子と
    の間に直列に接続されている第3の抵抗素子、第7のバ
    イポーラトランジスタ及び第8のバイポーラトランジス
    タと、上記第5のバイポーラトランジスタに並列に接続
    されている第9のバイポーラトランジスタと、上記第1
    の電源端子と上記第2の電源端子との間に直列に接続さ
    れている第10のバイポーラトランジスタ及び第4の抵
    抗素子とを含み、上記第5のバイポーラトランジスタの
    ベースと上記第6のバイポーラトランジスタのベースと
    が上記第5のバイポーラトランジスタのコレクタに接続
    されて第3のカレントミラー回路が構成され、上記第7
    のバイポーラトランジスタのベースと上記第10のバイ
    ポーラトランジスタのベースとが上記第7のバイポーラ
    トランジスタのコレクタに接続されて第4のカレントミ
    ラー回路が構成され、上記第8のバイポーラトランジス
    タのベースと上記第9のバイポーラトランジスタのベー
    スとが上記第10のバイポーラトランジスタと上記第4
    の抵抗素子との接続中点に接続されている請求項3記載
    の定電圧発生回路。
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