JPH08185236A - 基準電圧生成回路 - Google Patents

基準電圧生成回路

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JPH08185236A
JPH08185236A JP33854294A JP33854294A JPH08185236A JP H08185236 A JPH08185236 A JP H08185236A JP 33854294 A JP33854294 A JP 33854294A JP 33854294 A JP33854294 A JP 33854294A JP H08185236 A JPH08185236 A JP H08185236A
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JP
Japan
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transistor
npn
resistor
current
power supply
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JP33854294A
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English (en)
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Chikara Tsuchiya
主税 土屋
Katsuya Ishikawa
勝哉 石川
Yasuhide Katagase
康英 片ヶ瀬
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源電圧を1V以下にする。 【構成】NPNトランジスタQN2のベース・エミッタ
間の電圧の温度ドリフト係数は負の定数となり、NPN
トランジスタQN1及びQN2のコレクタ間電圧V1−
V2の温度ドリフト係数は正の定数となる。V1−V2
に比例した電流ΔIを差動増幅回路30で生成してNP
N型トランジスタQN5のベースに供給する。電流ΔI
は絶対温度Tに比例し、Tが上昇すると、NPNトラン
ジスタQN5のコレクタ電流の増分はTの増分に比例
し、その分、抵抗R7に流れる電流I4が減少し、これ
により、基準電圧VREFの温度ドリフト係数を殆ど0
にすることができる。NPN型トランジスタQN2の飽
和電圧は、0.1V程度にすることができ、抵抗R12
の端子間電圧は0.1V程度にすることができ、負荷ト
ランジスタQP1の端子間電圧は0.5V程度にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準電圧生成回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話のような電子機器は、小型化、
軽量化が要求され、これに応じて電池1本で低電圧動作
する半導体集積回路が多用されてきている。このような
半導体集積回路内の低電圧レギュレータ等に用いられる
基準電圧生成回路は、1V以下の安定した基準電圧を生
成する必要がある。
【0003】図4は、従来の基準電圧生成回路を示す。
図中、1は温度ドリフト検出・補正回路、2はカレント
ミラー回路、3は増幅回路、QP1〜QP3はPNP型
トランジスタ、QN1〜QN3はNPN型トランジス
タ、R1〜R5は抵抗である。カレントミラー回路2に
より、NPN型トランジスタQN1及びQN2に流れる
コレクタ電流が互いに等しい値I1にされ、抵抗R3に
電流2I1が流れる。
【0004】NPN型トランジスタQN1は、その飽和
電流がNPN型トランジスタQN2のそれよりも大きく
なっており、この倍率をnとする。このようにするに
は、例えばNPN型トランジスタQN1のエミッタ面積
を、NPN型トランジスタQN2のそれのn倍にすれば
よい。抵抗R2の端子間電圧ΔVBEは、NPN型トラ
ンジスタQN2のベース・エミッタ間電圧とNPN型ト
ランジスタQN1のベース・エミッタ間の電圧の差であ
り、 ΔVBE=(kT/q){ln(n)} ・・・(1) となる。ここに、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、
qは電子の電荷量である。
【0005】電流I1は、抵抗R2の値により、 I1=ΔVBE/R2 ・・・(2) として定まり、また、抵抗R3の端子間電圧の温度ドリ
フト係数(温度に対する電圧の変化率)は正の定数にな
る。一方、NPN型トランジスタQN2のベース・エミ
ッタ間電圧VBEは、T=T0でのVBE及びエネルギ
ーギャップをそれぞれVBE0及びVEG0とすると、
近似的に、 VBE=VBE0(T/T0)+VGE0(1−T/T0)・・・(3) と表され、温度ドリフト係数は負の定数である。
【0006】したがって、抵抗R2と抵抗R3の抵抗値
を適当に選定することにより、抵抗R3の端子間電圧と
NPN型トランジスタQN2のベース・エミッタ間電圧
VBEとの和である電圧V5の温度ドリフト係数を殆ど
0にすることができる。抵抗R4及びR5は、NPN型
トランジスタQN1及びQN2にベース電圧を印加する
ための分圧抵抗である。基準電圧VREFはV5(R4
+R5)/R5となる。
【0007】NPN型トランジスタQN3は、駆動能力
を増幅し、かつ、出力インピーダンスを小さくするため
のものである。また、PNP型トランジスタQP1、抵
抗R1及び増幅回路3は、基準電圧生成回路の出力電流
の変動に対する基準電圧VREFの変動を低減するため
のものである。基準電圧生成回路の出力電流が増加して
基準電圧VREFが低下すると、増幅回路3の出力電位
が低下してPNP型トランジスタQP1に流れるコレク
タ電流が増加し、NPN型トランジスタQN3のベース
電流が増加してそのコレクタ電流が増加する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電圧V5は、NPN型
トランジスタQN2の絶対零度におけるエネルギーギャ
ップ電圧(シリコンの場合1.23V)程度であり、ま
た、抵抗R4と抵抗R5の抵抗値は互いにほぼ等しくさ
れるので、基準電圧VREFは2.7V程度になり、電
源電圧VCCを1V以下の低電圧にすることができな
い。このため、安定度の低い基準電圧生成回路を用いる
か、又は、昇圧回路を付加する必要があり、後者の場
合、回路が複雑になると共に、消費電力が増大する原因
となる。
【0009】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、電源電圧を1V以下にすることが可能な安定度のよ
い基準電圧生成回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明で
は、第1NPNトランジスタのエミッタが第1抵抗を介
して第1電源供給線に接続され、飽和電流が該第1NP
Nトランジスタのそれより小さい第2NPNトランジス
タのエミッタが該第1電源供給線に接続され、該第1及
び第2のNPNトランジスタのベースが互いに短絡さ
れ、該第1及び第2のNPNトランジスタのコレクタが
それぞれ第2及び第3の抵抗を介して負荷トランジスタ
の一端に接続され、該負荷トランジスタの他端が該第1
電源供給線より高い電位の第2電源供給線に接続された
温度ドリフト検出回路と、第3トランジスタの一端が該
第1電源供給線に接続され、該第3トランジスタの他端
が、定電流源を介して該第2電源供給線に接続され且つ
第4抵抗の一端に接続された温度ドリフト補正回路と、
該第1及び第2のNPN型トランジスタのコレクタ間の
電圧に比例した電流を該第3トランジスタの制御入力端
に供給する差動増幅回路と、を有し、該第1及び第2の
抵抗の値は、該第1及び第2のNPN型トランジスタに
流れる電流が互いに略等しくなるように定められ、該第
1及び第2のNPNトランジスタのベースが該第3トラ
ンジスタの該他端に接続され、該第4抵抗の他端が基準
電圧出力端とされる。
【0011】上記構成において、第1及び第2のNPN
型トランジスタに流れる電流I1は、上式(1)で表さ
れ、温度ドリフト係数は正の定数である。また、第2N
PN型トランジスタQN2のベース電圧VBEは、上式
(3)で表され、温度ドリフト係数は負の定数である。
電流I1は絶対温度Tに比例するので、差動増幅回路の
出力電流ΔIも絶対温度Tに比例する。絶対温度Tが上
昇すると、第3トランジスタに流れる電流の増分はTの
増分に比例し、その分、第4抵抗に流れる電流I4が減
少する。故に、温度ドリフト検出回路、温度ドリフト補
正回路及び差動増幅回路の設計パラメータを適当に定め
ることにより、基準電圧VREFの温度ドリフト係数を
殆ど0にすることができる。
【0012】第2電源供給線と第1電源供給線との間の
必要な最低電源電圧は、温度ドリフト検出回路により定
まる。第2NPN型トランジスタの飽和電圧は、0.1
V程度にすることができ、第2抵抗の端子間電圧は0.
1V程度にすることができる。負荷トランジスタの端子
間電圧は、例えば、PNPトランジスタの場合には0.
5V程度にすることができ、pMOSトランジスタの場
合には0.2V程度にすることができる。したがって、
この最低電源電圧は1V以下にすることができる。
【0013】本発明の第1態様では、上記負荷トランジ
スタとでカレントミラー回路を構成する第4トランジス
タの一端が第5抵抗の一端に接続され、該第5抵抗の他
端が上記第1電源供給線に接続された出力バッファ回路
を有し、該第5抵抗の一端が上記第4抵抗の上記他端に
接続されている。この第1態様によれば、基準電圧生成
回路の出力電流が増加して基準電圧VREFが低下する
と、第4トランジスタに流れる電流kI1が増加し、こ
れに伴って負荷トランジスタに流れる電流2I1が増加
し、差動増幅回路の入力電圧及び出力電流ΔIが増加し
て、第3トランジスタに流れる電流I3が増加する。こ
れにより、第4抵抗に流れる電流I4が減少するので、
基準電圧VREFが上昇してその変動が抑えられる。
【0014】本発明の第2態様では、上記出力バッファ
回路は、上記第4トランジスタが2つの並列接続された
トランジスタで構成され、該並列接続されたトランジス
タの他端が第6抵抗を介して上記第2電源供給線に接続
されており、該並列接続されたトランジスタの一方及び
他方のトランジスタの制御入力端がそれぞれ上記第1及
び第2のNPN型トランジスタのコレクタに接続されて
いる。
【0015】この第2態様によれば、第4トランジスタ
と第6抵抗からなる回路と、負荷トランジスタと第2及
び第3抵抗とからなる回路とが、カレントミラー回路を
構成し、負荷トランジスタと第2電源供給線との間に抵
抗を接続せずにこの抵抗の役割を第2及び第3の抵抗で
兼用でき、したがって、電源電圧を上昇させることな
く、主に第6抵抗の抵抗値を選定することにより、第4
トランジスタに流れる電流kI1を適当な値にすること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図中、同一又は類似の構成要素には、同一又は類
似の符号を付している。 [第1実施例]図1は、第1実施例の基準電圧生成回路
を示す。
【0017】この回路は、温度ドリフト検出回路10
と、温度ドリフト補正回路20と、温度ドリフト補正回
路20を制御するためのバッファとしての差動増幅回路
30と、出力バッファ回路40とからなる。温度ドリフ
ト検出回路10は、図4の場合と同一の回路11を備え
ており、これは、NPN型トランジスタQN1のベース
が抵抗R2を介してグランド線VSSに接続され、NP
N型トランジスタQN2のベースがグランド線VSSに
接続され、NPN型トランジスタQN1とQN2のベー
スが短絡されている。NPN型トランジスタQN1の飽
和電流は、NPN型トランジスタQN2のそれのn倍
(n>1)となっている。NPN型トランジスタQN1
及びQN2のコレクタはそれぞれ、抵抗R11及びR1
2を介し、負荷トランジスタであるPNP型トランジス
タQP1のコレクタに接続されている。PNP型トラン
ジスタQP1は、ベースとコレクタ間が短絡され、ベー
スが電源供給線VCCに接続されている。抵抗R11及
びR12の抵抗値は、NPN型トランジスタQN1及び
QN2に互いに等しいコレクタ電流I1が流れるように
選定される。
【0018】これにより、電流I1は上式(1)で表さ
れ、温度ドリフト係数は正の定数である。また、NPN
型トランジスタQN2のベース電圧VBEは、上式
(3)で表され、温度ドリフト係数は負の定数である。
温度ドリフト補正回路20は、NPN型トランジスタQ
N5のエミッタがグランド線VSSに接続され、NPN
型トランジスタQN5のコレクタが、抵抗R7の一端に
接続され、定電流源21を介し電源供給線VCCに接続
され、かつ、NPN型トランジスタQN2のベースに接
続されている。定電流源21に流れる一定の電流I2
は、NPN型トランジスタQN5のコレクタ電流I3と
抵抗R7に流れる電流I4との和になる。電流I3は、
応答の高速化のため電流I4よりも充分大きくされ、電
流I4は、NPN型トランジスタQN2のベース電流に
依存しないようにこれよりも充分大きくされる。
【0019】温度が上昇すると、ベース・エミッタ間電
圧VBEが温度の増分に比例して低下するので、抵抗R
7の他端の基準電圧VREFを一定にするには、電流I
4を温度の増分に比例して減少させればよい。そこで、
差動増幅回路30の非反転入力端及び反転入力端がそれ
ぞれNPN型トランジスタQN1及びQN2のコレクタ
に接続され、差動増幅回路30の出力端がNPN型トラ
ンジスタQN5のベースに接続されている。
【0020】NPN型トランジスタQN1及びQN2の
コレクタ電圧をそれぞれV1及びV2とすると、差動増
幅回路30は、V1−V2に比例した電流ΔIを出力す
る。V1−V2=I1(R12−R11)であり、電流
I1は上式(1)に示すように絶対温度Tに比例するの
で、電流ΔIもTに比例する。したがって、Tが上昇す
ると、電流I3の増分はTの増分に比例し、その分、電
流I4が減少する。故に、温度ドリフト検出回路10、
温度ドリフト補正回路20及び差動増幅回路30の設計
パラメータを適当に定めることにより、基準電圧VRE
Fの温度ドリフト係数を殆ど0にすることができる。
【0021】出力バッファ回路40は、PNP型トラン
ジスタQP5のエミッタ及びベースがそれぞれ電源供給
線VCC及びPNP型トランジスタQP1のベースに接
続され、PNP型トランジスタQP5のコレクタが、抵
抗R7の他端に接続され、かつ、抵抗R5を介してグラ
ンド線VSSに接続されている。PNP型トランジスタ
QP5は、PNP型トランジスタQP1とカレントミラ
ー回路を構成しているので、PNP型トランジスタQP
5のコレクタ電流は、PNP型トランジスタQP1のコ
レクタ電流2I1に比例した値kI1となる。
【0022】基準電圧生成回路の出力電流が増加して基
準電圧VREFが低下すると、電流kI1が増加し、こ
れに伴って電流2I1が増加し、V1−V2及び電流Δ
Iが増加して電流I3が増加し、電流I4が減少するの
で、基準電圧VREFが上昇してその変動が抑えられ
る。電源電圧VCCに必要な最低電圧は、温度ドリフト
検出回路10により定まる。NPN型トランジスタQN
2の飽和電圧は、0.1V程度にすることができ、抵抗
R12の端子間電圧は0.1V程度にすることができ、
PNP型トランジスタQP1のエミッタ・ベース間の電
圧は0.5V程度にすることができるので、この場合、 VCC=0.1+0.1+0.5=0.7V となり、電源電圧VCCを1V以下にすることができ
る。
【0023】[第2実施例]図2は、第2実施例の基準
電圧生成回路を示す。この回路の差動増幅回路30は、
PNP型トランジスタQP41及びQP42のエミッタ
が抵抗R6を介して電源供給線VCCに接続され、PN
P型トランジスタQP41及びQP42のコレクタがそ
れぞれNPN型トランジスタQN41及びQN42のコ
レクタに接続されている。NPN型トランジスタQN4
1とNPN型トランジスタQN42とは、ベース及びエ
ミッタがそれぞれ互いに短絡され、ベースがNPN型ト
ランジスタQN41のコレクタと短絡され、かつ、エミ
ッタがグランド線VSSに接続されており、カレントミ
ラー回路31を構成している。NPN型トランジスタQ
N41及びQN42のコレクタ電流は互いに等しく、こ
れをI5とすると、PNP型トランジスタQP42のコ
レクタ電流はI5+ΔIと表され、電流ΔIが分流して
NPN型トランジスタQN5のベースに流れる。この電
流ΔIは、V1−V2に比例する。
【0024】ここで、図1において、PNP型トランジ
スタQP5のトランジスタサイズを変えずにそのコレク
タ電流kIを変えるには、PNP型トランジスタQP5
のエミッタと電源供給線VCCとの間に抵抗を接続し、
これに対応して、PNP型トランジスタQP1のエミッ
タと電源供給線VCCとの間に抵抗を接続すればよい。
しかし、これにより、必要な電源電圧VCCが上昇す
る。
【0025】そこで、これを避けるため、図2では、P
NP型トランジスタQP1のエミッタと電源供給線VC
Cとの間に抵抗を接続せずに、この抵抗を抵抗R11及
びR12で兼用している。一般にV1≠V2であるの
で、図1のPNP型トランジスタQP5の替わりにPN
P型トランジスタQP51とPNP型トランジスタQP
52とが並列接続され、それぞれのエミッタが抵抗R1
1と抵抗R12の回路11側の一端に接続されている。
【0026】これにより、PNP型トランジスタQP5
1及びQP52を等価な1つのPNP型トランジスタで
置き換えたと仮定したときにそのベース電圧がV1とV
2の平均電圧になる。したがって、本第2実施例によれ
ば、電源電圧VCCを上昇させることなく、主に抵抗R
8の抵抗値を選定することにより、回路41に流れる電
流kI1を適当な値にすることができる。
【0027】また、NPN型トランジスタQN5のベー
スとNPN型トランジスタQN2のベースとの間には、
位相補償用のコンデンサCが接続されている。コンデン
サCは、PNP型トランジスタQP41のベース・コレ
クタ間と、NPN型トランジスタQN41のコレクタ・
ベース間と、NPN型トランジスタQN42のベース・
コレクタ間と、NPN型トランジスタQN5のベース・
コレクタ間と、NPN型トランジスタQN2のベース・
コレクタ間とを結んだループでの発信を防止するための
ものである。
【0028】[第3実施例]図3は、第3実施例の基準
電圧生成回路を示す。この回路は、上式(1)の関係を
確保するためのNPN型トランジスタQN1及びQN2
を除き、図2のPNP型トランジスタ及びNPN型トラ
ンジスタをそれぞれpMOSトランジスタ及びnMOS
トランジスタで置き換えた構成となっている。
【0029】pMOSトランジスタTP1の、ゲート・
ドレイン間を短絡した端子間電圧(しきい電圧)は、
0.2V程度にできるので、本第3実施例によれば、上
記第1及び第2実施例よりもさらに電源電圧VCCを低
くすることが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る基準電
圧生成回路によれば、1V以下の低電源電圧を用いて温
度ドリフトが殆ど無い基準電圧を生成できるという優れ
た効果を奏し、携帯電話等の軽量化及び電池の長寿命化
に寄与するところが大きい。本発明の第1態様によれ
ば、基準電圧生成回路の出力電流の変動に対しても基準
電圧を安定化することができるという効果を奏する。
【0031】本発明の第2態様によれば、第4トランジ
スタと第6抵抗からなる回路と、負荷トランジスタと第
2及び第3抵抗とからなる回路とが、カレントミラー回
路を構成し、負荷トランジスタと第2電源供給線との間
に抵抗を接続せずにこの抵抗の役割を第2及び第3の抵
抗で兼用でき、したがって、電源電圧を上昇させること
なく、主に第6抵抗の抵抗値を選定することにより、第
4トランジスタに流れる電流を適当な値にすることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の基準電圧生成回路を示す
図である。
【図2】本発明の第2実施例の基準電圧生成回路を示す
図である。
【図3】本発明の第3実施例の基準電圧生成回路を示す
図である。
【図4】従来の基準電圧生成回路を示す図である。
【符号の説明】
10 温度ドリフト検出回路 20 温度ドリフト補正回路 21 定電流源 30 差動増幅回路 31 カレントミラー回路 40、40A 出力バッファ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1NPNトランジスタのエミッタが第
    1抵抗を介して第1電源供給線に接続され、飽和電流が
    該第1NPNトランジスタのそれより小さい第2NPN
    トランジスタのエミッタが該第1電源供給線に接続さ
    れ、該第1及び第2のNPNトランジスタのベースが互
    いに短絡され、該第1及び第2のNPNトランジスタの
    コレクタがそれぞれ第2及び第3の抵抗を介して負荷ト
    ランジスタの一端に接続され、該負荷トランジスタの他
    端が該第1電源供給線より高い電位の第2電源供給線に
    接続された温度ドリフト検出回路と、 第3トランジスタの一端が該第1電源供給線に接続さ
    れ、該第3トランジスタの他端が、定電流源を介して該
    第2電源供給線に接続され且つ第4抵抗の一端に接続さ
    れた温度ドリフト補正回路と、 該第1及び第2のNPN型トランジスタのコレクタ間の
    電圧に比例した電流を該第3トランジスタの制御入力端
    に供給する差動増幅回路と、 を有し、該第1及び第2の抵抗の値は、該第1及び第2
    のNPN型トランジスタに流れる電流が互いに略等しく
    なるように定められ、該第1及び第2のNPNトランジ
    スタのベースが該第3トランジスタの該他端に接続さ
    れ、該第4抵抗の他端が基準電圧出力端とされることを
    特徴とする基準電圧生成回路。
  2. 【請求項2】 前記負荷トランジスタとでカレントミラ
    ー回路を構成する第4トランジスタの一端が第5抵抗の
    一端に接続され、該第5抵抗の他端が前記第1電源供給
    線に接続された出力バッファ回路を有し、 該第5抵抗の一端が前記第4抵抗の前記他端に接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載の基準電圧生成回
    路。
  3. 【請求項3】 前記出力バッファ回路は、前記第4トラ
    ンジスタが2つの並列接続されたトランジスタで構成さ
    れ、該並列接続されたトランジスタの他端が第6抵抗を
    介して前記第2電源供給線に接続されており、 該並列接続されたトランジスタの一方及び他方のトラン
    ジスタの制御入力端がそれぞれ前記第1及び第2のNP
    N型トランジスタのコレクタに接続されていることを特
    徴とする請求項2記載の基準電圧生成回路。
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